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さて、この時間は日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ。
水曜日は日経BP、日経エネルギーNext編集長の山根小雪さんです。
山根さん、おはようございます。
おはようございます。
今日はどんなニュース話題でしょうか。
今日はやっぱりこの時期になったら、私たちが絶対食べたくなってしまうウナギの話をしたいなと思います。
そうですね。後日も近づいてきてますしね。
そうですね。
カバ焼き定食かな、セイロムシかな、どっち食べようかな、ボーナス握りしめていきたいな、みたいな時期ですよね。
そうですよね。
今になったら、元気をつけるためにはウナギを食べるみたいな話ですけど、
土曜の推しの日の期限を調べてみると、ちょっとそうじゃなかったっぽくて、
江戸の中頃から後期にアイデアマンとして知られる平賀元奈が、
夏にウナギが売れないから、売るためのアイデアとして考えたのが土曜の推しの日らしいですよ。
本来の旬って冬って言うからね。
冬ですからね。
ウナギは実は。
というか、いつ食べても美味しいウナギですけどね。
大好物なんですよ。
いろんなニュースが最近あって、
ひとっくんは今年、白巣ウナギっていうウナギの稚魚が放漁だから、
安く食べれるようになるんじゃないの?みたいなニュースが喜びを持って伝えられたりしているわけですけれども、
ちょっとこれはあんまりぬか喜びしたらダメかなというのを思っていて、
今ちょっと取れても、例えば養殖するための電気代とかいろんなもの、何でも高くなっているし、
そんなに安くならないでしょうということで、この話はちょっと脇に置いておきたいと思います。
今日紹介したいニュースは、6月27日に欧州の執行機関である欧州委員会が、
日本ウナギを含むウナギの仲間18種全部を国際取引を規制するワシントン条約の対象にするように提案したというニュースがあったんですよ。
ワシントン条約って言ったら、絶滅しそうな動物の取引を禁止するようなものですよね。
例えば造芸とか別行とかそういうイメージがあるかもしれないですけれども、
すでに実はヨーロッパウナギはワシントン条約の対象になっていて、
今回欧州委員会が提案しているのは、ヨーロッパウナギを除く残りの18種、
これを対象にして全部をワシントン条約の対象にしようという提案なんですね。
これは国際取引を規制しないと絶滅の恐れがあるよっていう対象にウナギを入れるという提案なんですよ。
もしこれ認められると輸出入する場合には、輸出元の国の当局が発行する許可書、
科学的根拠があってこれは大丈夫ですよっていうようなもののようなんですけれども、
なので自由な貿易はできなくなるので手間がかかるようになります。
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コストが上がってくるだろうということも予想されるということなんですね。
これはもう提案はされちゃいました。
事前の調整期間とかっていうのはもう過ぎていて、
この後どういう形になるかっていうと、国連食糧農業機関FAOって言われるところですね。
そこの科学者がこの提案についてこれから審査をします。
その審査の後11月にウズベキスタンでワシントン条約定約国会議という条約に参加している国々が参加する国際会議があるんですけれども、
この会議で加盟国の180カ国中3分の2が賛成すると採択されて、ウナギは全面的な規制がかかることになります。
大泉大臣はこの話が出てきて、日本のウナギは日本と中国と韓国と台湾の4カ国で徹底的に管理をしていて十分な資源量が確保されているから、
国際的な取引で絶滅する恐れはないEUの今回の提案は遺憾だっていうことを言ってるんですよね。
一方でEUは日本が一番メインに食べている日本ウナギの資源量も著しく減少しているってことを主張していて、
ここの両者には隔たりがあります。
ちなみになんですけども、今日本のウナギ国内供給量6万3千トンって言われてるんですけども、
そのうち7割が生きたままのウナギを輸入したり、かば焼きにして加工したものを主に中国から輸入してます。
7割ですよ、7割。
残りが国内で養殖してるんですよね。
ウナギの話ってよく専門店でウナギ食べる話だと、
地形のシラスウナギが細くて糸みたいなのがピューってなってるやつあるじゃないですか。
あれを養殖の池に入れて育ててから食べるっていう。
この3割の国内養殖のうち、だいたいシラスウナギの半分が中国からの輸入っていうことなんですよね。
なので全体で言うと、純国産は15%に限られているので、
この取引ができなくなると大打撃になるよと。
話を戻すと郭泉大臣は、
いや大丈夫だと、こういう国際規制をやらなくたって、
要は東アジアはめちゃめちゃたくさんウナギ食べるんですけども、
東アジア4カ国でちゃんとやってるから大丈夫なんだから、
こういうことやらないでくれというふうに言ってるんですよね。
これは一体4カ国でやってることって何なのかっていうと、
4カ国で非公式競技って呼ばれる会合があってですね。
非公式競技なんだけどねっていう。
池入れ量という数値の上限を決めているんですよ。
池入れ量っていうのは何かっていうと、
ウナギはほとんどがシラスウナギを取ってきて養殖して食べるんですよね。
ほぼこれは海外についても全部そうなんですよ。
だから養殖場の池に入れる量を規制すれば、
間接的に漁獲量を管理できるっていうやり方のことを言うんですよ。
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なるほどって感じですよね。
ほとんど養殖で食べてるんだからさっていう。
ただこの4カ国で作っている池入れ量の上限値っていうのが、
実は全然機能してないっていう専門家の指摘は兼ねてあるんですよ。
これ10年くらい前からこの規制をやってるんですけど、
ずっと上限値全く超えなかったんですよ。
超えなかった。
普通上限値っていうのができたら、
上限近くなりそうになったらセーブしてみたいな感じで、
上限値に張り付いてきそうなもんじゃないですか。
そうですよね。
でも上限値ダブダブだっていうことは、
この上限値はちょっと許すぎるんじゃないかっていう指摘があった。
で、突然去年ですね、上限値の倍になったんですよ、池入れ量。
上限値の倍になっちゃうってことは、
上限値が近づいても全然止まらないで、
たくさん取れたらたくさん入れちゃうってことですね。
もうとにかくどんどん入れちゃえってことになるんですね。
入れちゃいですね。
だからこのやり方、今の上限値の決め方なのかもしれないですけども、
このやり方はうなぎの資源管理には役に立ってないんじゃないのっていう指摘があるわけなんですよね。
これは小泉大臣の発言に対しての反論ですね。
で、実際うなぎの資源量減ってないって言ってるんだけどどうなのっていうと、
近年だけ見ると横ばいなんですけども、
1950年代ぐらいから見ると、もう9割ぐらい減ってるんですよ、取れてる量って。
90年代から80年代ぐらいにかけて30年ぐらいで9割ぐらいドーンって減って。
9割ぐらいそんなに減ってるんだ。
そうなんだ。結構グラフ見ると衝撃的な減少ぶりで。
理由は欄角だけじゃなくて海洋環境の変化とかもあるんだと思います。
その海のマリアナ海溝とかでシラスうなぎ取れて、それからぴょろぴょろ泳いで生きて、
河川とか河口とか湾内とか、川と海行ったり来たりとかしながらうなぎって大きくなるんですよ、
12年ぐらいかけてね。だから海だけじゃなくて河川の環境なんかが変わることによっても量は減ってしまう。
いずれにしてもめちゃくちゃ減ってるのは間違いないですね、長期で見たら。
小泉大臣減ってないとか言ってるんですけど、環境省2017年にレッドリストで絶滅危惧種に指定してるんですよ、日本うなぎ。
すでに?
そう、実は。国際的な絶滅危惧種のリストであるIUCNってのがあるんですけど、
これはヨーロッパのうなぎですね、もうワシントン条約の対象になってるやつは近絶滅種っていって絶滅に近い危険な状態で指定されていて、
日本うなぎとアメリカうなぎは絶滅危惧種に分類されてるんですよ。
これね、やっぱり絶滅危惧種に入ってるってことは、今のやり方だと持続的には食べ続けられないって意味ですよね。
ですね。
そう、きちんと管理をして取る量を調節して取り尽くさないようにやっていけば絶滅はしないわけだから、絶滅危惧種の指定には本来ならないはずなんですよ。
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だから今のやり方でこの先もずっとやっていって大丈夫なのかっていうことに対してはすごく懸念があるっていうことですね。
国内はいろんなルールはあります。
例えば池に入れる量を報告しなさいねとかっていうルールもあるんだけど、全然その報告されてない量っていうのも出荷量と比較すると10%から50%ぐらい年によってばらつきあるけど報告されてないものもある。
ちょっと抜け道があるのかな。
ある。しかもなんか輸入されているシラスウナギは、香港からの輸入が大半なんですけども、香港はシラスウナギ量は行われていないんですよね。
どっか他のところから香港を経由してきている。なので要は密漁だったりとか闇ルートみたいな話っていうのがずっとあるんですよ、ウナギって。
なので国もですね、2023年からウナギの密漁の罰金10万円から3000万円に、300倍に増やしました。
あと今年の12月からは国内で獲ったシラスウナギについてはちゃんと番号とかをですね、管理してきちんとトレーサビリティ確保しなさいねってルールもできます。
だけど日本で輸入しているシラスウナギは大障害なんですよ。
で、ワシントン条約の規制に乗せるのが良いか悪いかはちょっと私は今その答えを持ち合わせていないです。
でも言えることは、やっぱウナギずっと食べたいじゃないですか。ずっと食べ続けたい。私たちにとってとても大事な食文化でずっと美味しいウナギ食べ続けたい。
だとしたらウナギがずっと食べ続けられるように取りすぎないようにする必要がある。
この水産資源の管理っていうのは全く取っちゃダメっていう話じゃないんですよ。ずっと食べ続けられるように取りすぎないようにしようっていうのが資源管理で。
ざっくり言ったら放寮の時に取りすぎないことが大事ですよね。
いつもと同じ量だったら放寮した時はすごくたくさん子供が増えるわけじゃないですか。
やっぱり海の動物たち、魚っていうのは繁殖力とか素晴らしくてちょっと取りすぎなければ資源量っていうのはすごく戻るって言われてるんですよ。
これはマグロとかでもそうで国際的なルールに基づいて量をやりすぎないように取っちゃダメじゃないんですよ。
ちゃんと取るんだけど取りすぎないようにするだけでかなりの量が戻ってるっていう話はたくさんあるグローバルで見たら。
だからこういう話出てきたらワシントン条約だとすぐ欧州の陰謀だとかあるじゃないですか。
漁獲量が減ったら乱獲してるのは日本じゃなくて中国なんだとかっていうような論調にすぐ落ち込んでしまいがちなんだけれども、
やっぱり日本はまだ国際的な漁獲量が戻るような資源管理を行政としてちゃんと導入してるわけではないのでですね。
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多くの魚について。これはやっぱりこれだけ魚が大好きな魚で食べまくり文化の私たちはずっと食べ続けるためにどうしなきゃいけないのかということをちゃんと考えていかなきゃいけない。
それからこういう時に取りすぎたらうんうんって言うと漁業者の方が取りすぎなんじゃないのってモラルがみたいな話になるかもしれないけどそれは多分絶対違って。
このルールがないとそれを止めることを現場でやれっていうのは無理な話。
例えばそのシラスウナギの質地がよくわからないものを養殖業者が買わないで養殖しなければいいじゃないかみたいに思うかもしれないけどそれもやっぱりそんなことを全部チェックして現場でやるというのは無理な話。
これはやっぱりそうやっぱり国がやっぱりこうルールを作ってその中で現場の人たちも一緒になってやっていくで私たちはちゃんと美味しくいただく土曜の牛の日だからといって爆買いしないでいつも美味しくちょこちょこ食べ続けられたらもっといいのかもしれないなと思ったりします。
まあいろんな商戦がありますけどそれも全部ねフードロストも含めてもやっぱりね節度って大事だと思うんだね。
そういう商戦の時でね大量消費促しちゃいますからね。
山田さんありがとうございました。
ありがとうございました。
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