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2024-07-17 12:56

クロマグロの漁獲枠1.5倍に

日経エネルギーNEXT編集長 山根小雪
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毎週水曜日のこの時間は、山根小雪のブラッシュアップです。
さあ、山根さん、今日のテーマは何でしょうか?
今日はですね、クロマグロでございます。
漁獲枠はクロマグロってやつですね。
です、です。
クロマグロは日本だと本マグロですよね。高級品です。
お寿司ネタですよね。
私ね、海大好きなんですけど、なんせね、刺身が好きでですね。
クロマグロは永遠に暮らしてたら、スーパーで新鮮なお刺身がたくさんね。
東京なんかよりはるかに美しくて、お値段お手頃で手に入るので、本当に幸せだなと思ってまして。
海のクロマグロが大好きな私にとって、このニュースは絶対に見逃せないということで。
今日は、昨日ですね、クロマグロの漁獲枠を拡大するよっていうニュースが、夕方ですね、飛び込んできたんですね。
これについて解説をしたいと思います。
7月10日からですね、北海道の串路市で中西部太平洋マグロ類委員会、WCPFCっていう国際会議が開かれていまして、
昨日最終日だったんですね。ここで、クロマグロの漁獲枠を今までの1.5倍に増やすということですね。
クロマグロをもっと獲ってもいいよっていう国際合意が決まったよというニュースなんですね。
これはどういうことなのかっていうと、ちょっとことの経緯から説明しようと思うんですけれども、
クロマグロって1961年頃は15万トンぐらいいたんですよ。15万トン、後でこの数字また言いますね。
その後、どんどんどんどん減少します。もう絶滅ギリギリぐらいまで減少するんですよ。
この激減を受けて国際的に保護しなきゃいけないということで、2015年に漁獲規制が始まったんですね。
漁獲規制は、マグロとかに関しては海遊業なんですよ。
普通の魚の規制っていうのは各国が、例えば領海であったりとか、
EAZですね、排他的経済水域の中で捕るの手の漁業については沿岸国がルールを決めるんですけれども、
マグロとかカツオっていうのは広い海を海遊する魚なので、どこかの国だけで規制をしたら
捕る量を抑えることができるとかそういうものじゃないので、こういう国際会議で決めることになってるんですね。
黒マグロ、日本が参加しているのは太平洋に関してのマグロの委員会ですね。
他にもね、大西洋だったりとかインド洋とかそれぞれ分かれて会議があります。
昨日の会議は大西洋のですね、しかも北の地域に関してのルールだったので、
今回決まったものについては年末に全体のマグロ委員会の全体の太平洋の人たちがみんな集まってやるやつで正式に決まって導入されるっていうことなんですけれども、
なんでこんなに減ったのかってことなんですけどもね。
よく魚が減るとね、地球温暖化の原因だって言うんですよ。
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サンマとかでもよくそういうのを耳にしますよね。
言いますよね。海水温が上がってるからね、沿岸部に魚が来なくなったとかね、量がめちゃくちゃ減ってるとか言うんですよ。
うなぎとかもね、めちゃめちゃ取れなくなっちゃったじゃないですか。
全部ね、取りすぎなんですよ。
取りすぎ。
特に私はね、今回この黒マグロのニュースを調べて、かつて黒マグロについては取材をしたことがあったんですけれども、
久しぶりに情報をアップデートしていく中で、深く認識して胸に刻んでちょっと傷ついてがっかりしてちょっと怒ってるのは、
やっぱり日本の乱革が非常に大きな原因だっていうことですね。
温暖化だったりとか、中国の漁船が入ってきてるとかいろんなこと言うけど、
日本がそもそもルールなしに取り尽くしてきたっていうのがものすごく大きい。
黒マグロっていうのは産卵の場所が日本の近海で、生きてる間実はかなり日本の沿岸で過ごすんですよ。
なので、日本がめちゃめちゃ取ったことっていうのは、この黒マグロを猛烈に量を減らしてしまった大きな原因だったっていうことは認めざるを得ない。
ここはですね、やっぱり直視しなくちゃいけないなと思います。
今日ちょっと日本の漁業の課題をこの後もう少しお話しするので、
日本実は魚取りすぎなんだよっていうことをインプットした状態で、もう1回マグロに戻りますね。
マグロは2015年に規制が入ってから、実はそれから確実に資源を回復しています。
さっき、ピークに1961年に15万6千トンって言ったんですけども、国際海域がやっている水系ですね。
直近の数字は水系なので、12万トンクラスぐらいまで戻ってきてるって言うんですよ。
めちゃめちゃ戻ってるじゃないですか。
やっぱり魚っていうのは取りすぎないで節度を持って取っていけば減らないってことですよ。
それがマグロで本当に示されたなって思います。
だから減ってしまった魚も大体のものについてはちゃんとルールを決めて取りすぎないようにしていけば、
これからもずっと美味しく食べ続けることができるっていうことなんですよね。
ここは非常に大きなポイントなんです。
今日この後にお話ししたいこと。
日本の漁業、かなり課題があるなと。
言いまくったら相当やばいぞって私は再認識しています。
なんでそう思うかっていうと、漁獲量のグラフを見てみると、
日本の漁獲量ってもう何十年もずっと右肩下がりで減りまくってるんですよ。
1980年代ピークだとするともう今3分の1ぐらいでグラフはビューンって下がってきてるんで、
このまま下がったらゼロになっちゃうじゃないかっていうぐらいの勢いで下がってるわけですよ。
じゃあ世界はどうかっていうと下がってないんですよ。横ばいなんですよ。
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なんで違うんだろう。
例えば韓国とかの養殖とか見ると増えてるんですよ。
ここで日本のやり方がなんかまずいんじゃないのかっていうことに気づかされるわけですよね。
しかもですね、世界では漁業とか水産業って成長産業って言われてるらしいんですよ。
どんなイメージあります?漁業に。
ないですね。
なんかね、二島とかで、昔はこの町は漁業で栄えたんだよとか言うけど、
もう今やってる人はほとんどおじいが何人かしかいなくて過疎でとかって。
後継ぎ問題とかもね。
それってやっぱり漁業が大変で儲からないから後継ぎ問題になるわけですよね。
ところが世界では漁業は成長産業なんですよ。
なんでそんなに違うんですね。
ここにね、やっぱり漁獲規制っていうのが非常に大きく関わってるんですよね。
世界のいろんな事例を見てみるとルールをかなり細かく決めています。
300とか200とかの魚、国によって違うんですけども、
種類の魚に対してそれぞれ単位もですね、漁業者ごとにとかって割り当てがある。
どこまで取っていいかの割り当てを細かくするんですね。
その量っていうのはみんなの分足し合わせても魚の資源の中では十分余裕がある量です。
取りすぎないように決まってるから。
だから慌てて取らなくても1年の間にその量をみんなが取るわけですよね。
そうすると量をたくさん取ることはできなくなるから漁業者の人は何をするかって言ったら一番高く売れる時期に取ろうって考えるんですよ。
あと例えば燃料費が高い時期はやめようとか。
あと死けがの時は事故のリスクがあるからやめようとか。
あと例えば値段が高い時期に取ろうとなったら油が乗ってて一番おいしい時期に取ろうってなるわけですよね。
そしたら単価が上がるんですよ。高く売ることができる。
コストは下げることができる。高く売ることができる。資源量が増える。
結局資源は減らないで横ばい。
常にいいお魚がいい状態で取れる。
そして経済的には回っていくって。
これがやっぱり世界で行われている漁業の規制なんですよね。
日本はどうかって言ったら取り放題なんですよ基本的には。
一応ルールはあるけど取り放題。
取り放題だとどういうことが起きるかっていうと
一番早くにたくさん取った人がお得なんですよ。
だからここには魚がいない。どこにいるんだ。どこにいるんだ。
あれを取れこれを取れってぐわーっと取っちゃうんですよね。
それはさすがにまずいでしょって日本の資源がどんどん減っちゃってるのはどうなのよっていうことで
実は漁業法っていうのは2018年に70年ぶりに改正されてるんでしょ。
海外で取り入れられている細かく漁獲枠を割り当てるルールなんかも盛り込まれてるんですよね。
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ただまだ適用している魚の種類がすごく少ないとか
今まで取り放題だったところから実態に即した枠を皆さんの漁業者の方々に割り当てていくっていう作業は
こなれるまでに非常に時間がかかるので今現場はかなり混乱しているみたいですね。
だから取りすぎだとか取れないとかこれじゃうまくいかないとか
沿岸の小さい漁業者が損だとかいろんな話が報道では出てくるんですけれども
でもやっぱりこの流れはちゃんと世界ではもう成功している流れだから
資源という意味でいっても経済という意味でいってもうまくいってる方法なので
日本もここは歯を食いしばってこの新しいルールをしっかりなじませていって
魚が減らないようにそして漁業がちゃんと成長していけるように切り替えていかなきゃいけないだなっていうのを
今回の黒マグロのルールを見直しから改めて思ったんですよね。
今はねサステナブルシーフードなんていう言葉も聞いたことありますか?
いや私もないですね。
SDGsなんかの話の中でサステナブルシーフードっていう言葉もあって
そのきちんとした捕り方で捕っている認証されたお魚を食べましょう。
要はですね乱格したものじゃないちゃんとこのルールに則って捕って
これをちゃんと選択して適正な対価を払って食べたら魚はずっと食べ続けられるんだよっていう意味ですねサステナブルシーフード
そういう考えも結構海外では広がっています。
日本でも徐々に入ってきてはいると思うんですけれども
日本はやっぱりみんなお魚大好きなのでね私も大好きです。
一人でご飯って言ったら海底寿司行っちゃうぐらいお魚大好きだから
この先もずっと美味しい魚が食べ続けられるように
それはやっぱり漁業をやる方々もそうだし
ルールを作る行政もそうだし
そして私たち消費者がどういうものを選んで食べるのかということも含めて
これは考えさせられるニュースだなぁと思っています。
資源というものをしっかり守りながら少しいただくっていうね
そしてそれを次世代にもしっかりつなげていくというのが大事だなと改めて感じましたね。
山梨さんありがとうございました。
この時間は山梨紗友希のブラッシュアップでした。
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