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2026/08/12 山ドクターの北杜らいふ
2026-08-15 11:39

2026/08/12 山ドクターの北杜らいふ

 富士山の救護所で感じたこと

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サマリー

国際山岳医のペコマが、富士山の救護所での経験を基に、登山者が注意すべき点について解説します。特に、高山病になりやすい富士山では、ゆっくり登ることと、寝る場所を低くすることが重要だと強調します。また、標高の高さによる急激な冷え込みへの対策や、滑りやすい火山性の地質による転倒への注意喚起も行います。富士山は気軽に登れる山ではなく、十分な準備とリスク管理が必要だと締めくくっています。

ラーメンと登山
山ドクターの北杜らいふ、国際山岳医のペコマです。 北杜市明之町に住む北杜診療所医師のペコマが、登山の魅力、応急処置のヒント、健康の秘訣など、楽しく真面目にお伝えします。
この番組は、社会福祉法人緑樹会北杜診療所の提供でお送りします。 こんにちは、ペコマです。
この冒頭の喋りって何喋っていいかあまりわかってないんですけれども、最近結構料理の話をしていることが多いんですよね。
結構ね、ラーメンも美味しいんですよね。で、特にね、カップラーメンって結構美味しいなっていつも思ってて、
あの、昼飯カップラーメン買って食べたりとかね、夜も作るのめんどくさかったというか、いつも作るのめんどくさいんで、カップラーメン結構よく利用するんですけれども、
これ山でもね、カップラーメンって結構合理的な食べ物な気はしています。
っていうのも、お湯を沸かすだけでできるっていうのはやっぱり非常にいいんですよね。
その山の山頂でちょっと気軽に食べようとか思った時に、で、温かいものを食べたいって思ったら、非常に手軽に食べられるし、
そのお湯じゃない部分っていうのは軽いですからね。あの山で食べるのに結構最適。
で、まあ塩分をちゃんと摂れるし、カロリーもしっかり摂れるということでね、いいと思うんですけど、
やっぱ難点はあのスープですよね。で、私はね、結構スープ飲み干しちゃうの好きなんで全然問題ないんですけれども、
このカップラーメンのスープ飲むなんて信じられませんっていう人も結構いらっしゃいますよね。
そういう方はね、やっぱ山にあれ捨てちゃうわけにもいかないんで、
まあそういう方はね、ちょっとやっぱりカップラーメンって山では使いにくいのかもしれないですけれども、
はい、私は好きですという話ですね。
富士山でのカップラーメンの注意点
で、あの最近富士山での救護所で仕事する機会とかもあるので、ちょっと富士山と関連づけると、
富士山って気圧が低いんですよ。標高が高いから。そうすると沸点が低いんですよね。
だから富士山で、例えば富士山の頂上でカップラーメン食べようと思うとね、あんまり美味しくできないんですよね。
だから山でのカップラーメンって美味しいって言いながら、標高のすごい高い山ではあんまりお勧めできないかなみたいなところもあったりします。
で、その富士山の救護所で働いている中で、ちょっと気になる点がいくつかありますので、
今日はちょっと富士山に登る上で気をつけて欲しいことみたいなことをお話ししていきたいかなと思います。
富士山の救護所と高山病
で、私が富士山の救護所で勤めているのは主に5号目なんですよね。
5号目って言うと真ん中じゃんって感じするんですけれども、富士山においては5号目までは車で登れるので、
まあなんかふもと、スタートラインっていう感じですよね。
で、私が主にいるのは5号目なんですけれども、救護所自体は7号目とか8号目にもあるんです。
で、そのやっぱりね、5号目、7号目、8号目で、
傷病者の来て救護所に来る方の様子って結構違うんですよ。
で、どう違うかっていうと、やっぱりね、8号目に来る方は鉱山病がほとんどですね、
ほとんどというか半分以上は鉱山病かなっていう感じで、
なので、それで明らかになるのは、やっぱり富士山っていうのは鉱山病になりやすいですよっていうところがわかりますよね。
鉱山病に関しては、これまでもこのラジオでも何回かお話ししてますし、
私のYouTubeでも結構ね何回もお伝えしていることなんですけれども、
鉱山病を防ぐ方法はたった2つしかないです。
1つはゆっくり登りましょうねということ。
もう1つは寝る場所をなるべく低くしましょうねっていう、
この2つしかないので、それを守ってゆっくり登山していただければいいんじゃないかなと思います。
富士山の寒さ対策
それが標高の高い8号目とかの特徴なんですけれども、
もう1つやっぱり富士山で結構あるのは寒くなっちゃう人ですね。
やっぱり真夏に登る山なので、寒さ対策っていうのはあんまり考えていない方っていうのも結構いらっしゃるわけです。
富士山って標高3776メートルあって、気温っていうのは100メートル上がると0.6度下がるんです。
だから3000メートル上がるとマイナス18度下がっちゃうんですよね。
富士山の頂上ってなっちゃうともう20何度下がるわけです。
地上が30度あったとしても、もう富士山の頂上って一桁なんですよね。
夜とかだと下手したら氷点下行っちゃう可能性もあって、
そこで風も非常に強いです。
富士山っていうのは非常に風の強い山なので、体感温度はマイナス何度っていう世界なわけですよ。
それが夏の東京にいると想像できない。
いくら装備をちゃんと整えてくださいねって言っても、こんなもんでいいでしょっていう感じの装備で登っちゃうわけですよ。
それで想像以上に寒くて、寒くて大変ですってなっちゃう人が結構いらっしゃるんですよね。
なので真冬の東京ぐらいを想像してくださいね。
冬の世界の中で外で過ごしているみたいな気持ちでぜひ登るようにしていただきたいなと思います。
高山病への対処法
後半はまたちょっと別の話題というかね、こういう人もいますよみたいな紹介をしていきたいと思うんですけれども、
その前に一曲お聴きください。
ミセス・グリーン・アップルで青と夏。
今日は富士山での救護所で働いてて、こんな人が来るよみたいな話をしてるんですけれども、
やっぱり8号目で多いのは鉱山病だよねって話をしましたし、
結構寒くなっちゃって困る人っていうのも結構いらっしゃいますって話をしてきました。
その鉱山病になっちゃって救護所に来るんですけれども、
その鉱山病になっちゃったらどうしたらいいかって話もちょっとお伝えしようかなと思うんですけれども、
基本的にはやれることはあんまりないです。
何をやるかっていうと降りるしかないんです。
鉱山病を治すのは降りるしかない。
それかもしくはその高度に留まる。
少なくとも標高をそれ以上上げないっていうことですね。
だから標高を上げれば上げるほど悪化するに決まっているので、
まずは行動をやめて様子を見ても良くならないのであれば降りる。
それしかありません。
頭が痛かったり吐き気がしたりするわけですよ。
それに対して救護所では痛み止めのお薬とか吐き気止めのお薬を出すことはできます。
そういうのを飲めば楽にはなるんじゃないかなと思うんですけど、
それは鉱山病が治ったわけではないです。
ただ症状を取っただけ。
なのでそういうお薬で良くなったって言ってまた標高を上げていくと、
お薬の効果が切れた時に単純に悪化しているだけになりますので、
お薬を使うのであれば降りてくださいっていう風に指導していますね。
その降りるために快適に降りていただくためにお薬を出すっていうイメージですね。
だから鉱山病に対してできることは降りることですね。
ちょっと間違った認識かもしれないんですけれども、
例えば水を飲むと良いとかあるかもしれないですけど、あんまり関係ないですね。
あと富士山においては酸素缶っていうのが結構売ってて、酸素をプシューって吸えるスプレーみたいなのがあるんですけど、
酸素を吸うことそのものはもちろん良いことなんですけど、
鉱山病って酸素が少ないことによって起きているので、
ただ酸素缶で吸える酸素ってもう数分しか持たないんで、
数分間酸素吸ったから何か良いかって言われると別にほとんど意味ないかなって気もしますので、
降りましょうという話ですね。
富士山での転倒と装備
あと富士山でよくいる患者さんは、
やっぱり転んですりむいたっていう方もいっぱいいらっしゃいますね。
非常に転びやすい山なんです。
特に下山。
普通の山と違って火山の山なので、
なんていうのかな、砂っぽいというか砂利っぽいというか、
単純に言うと滑りやすいんですよ。
滑りやすいっていうのが快適に下れるっていう側面でもあるんですよね。
結構走って下れちゃうみたいな感じで気持ちよく降りられるんですけれども、
その時にバランス崩して転ぶと結構大変なすり傷になっちゃいますね。
別にそれ自体はそんなに命にかかるような問題に発展することは多くはないんですけれども、
やっぱり痛いですしね、傷だらけになっちゃうんで、
ぜひ降りるのもゆっくり慎重に降りてくださいっていうことはお伝えしたいかなと思います。
あと結構半袖、短パンっていう方いっぱいいらっしゃるんですけど、
最近はトレイルランニングっていう山走るのとかも流行ってて、
そういう方っていうのは基本的にはもう短パン、半袖が当たり前なんですけれども、
やっぱり転んだ時結構悲惨なんで、
やっぱり基本的には長袖の方がいいんじゃないかなと思いますね。
富士山のリスク管理
富士山って本当にいろんな方が登る山なので、
それが面白さ、救護署で働いてても面白さでもあるんですけれども、
やっぱり観光地というよりは本当の山としてちゃんと捉えて、
リスク管理をしながら登るべき場所です。
それも日本で一番高い山ですからね、
ダントツで高い山なんで、
気軽に登れるところではないっていうふうにやっぱり思っていただくべきじゃないかなと思います。
富士山は非常に魅力的な場所ではあるんですけれども、
非常に厳しい環境っていうところをちゃんと認識していただいて、
装備を整えて、体力を整えて、しっかり体調を整えて挑んでいただきたいなと思います。
番組へのメッセージ募集
さて、山ドクターの北斗ライフでは皆様からのご感想やご質問を募集しています。
FM八ヶ岳公式ホームページのお問い合わせフォーム、
もしくは私個人のインスタグラムにもお問い合わせフォームを準備しておりますので、
お気軽にコメントしてください。
それではまた次回の山ドクターの北斗ライフでお会いしましょう。
山ドクターの北斗ライフ。
この番組は社会福祉法人緑寺会、北斗診療所の提供でお送りしました。
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