地域の拠点形成の背景
どうも、リアデルギー建築設計者の吉田嘉春です。
大阪を中心に、つながりが濃くなる場所づくりをコンセプトに、建築設計をしたり、
学生とのまちづくり集団、ひろまちの代表として活動しています。
設計やまちづくりでの過程、思いを届けていきます。どうぞよろしくお願いします。
もう3月も末で、年度末のイベントもちょいちょい終わり始めて、準備いろいろやっていかないとダメなんですけど、
いろんなことが並行してやるのが大変だなぁというので、書き出さないとダメですね。
頭の中でまとめていくとまとまらなくて、いっぱいいっぱいになっちゃってて、
最低でもまちづくりのことと、プロダクトのことと、何より主力の設計のことをですね、
これを今、絶妙なタイミングで、どれもが始まり部分みたいな感じなので、
ちょっと気合い入れないとダメだなというところです。
そのために時間を有効にするためにも、書き出して優先順位をしっかり見ていかないと、
偉いことになりそうだなというところです。
今度のまちづくりで、全然建築と関係ない子がSNSを通じて、
一緒にやりたいですというので、興味だけで参加してくれる子が増えたんですけど、
この前、こんなのどうですか?ってDMもらって、アイデアをこういうのをやってみませんか?みたいなのもらって、
3つくらい出してもらって、どれもいいアイデアなんです。
1つは結構有力だなというのもあるし、
うちがやるものと、親和性が高い。
だから周りから見たときに、うまくフィットするような感じなので、
その話も進めていきたいなと思うんですけど、
別にその子に対してフィーが発生するわけでもないし、
面白そうだからって参加してくれるっていうのは本当にありがたい話で、
その気持ちに応えるように自分も頑張らなきゃいけないなというところで、
プラス、自分しかできないことと、他の人でもできるって言ったら、
ちょっと語弊があるかもしれないんですけど、
結果は変わるかもしれないけど、他の人がやってもできること、
他の人しかできないこともあるかもしれないけど、
そういったところをしっかり切り分けて、
特にこういういろんなことが重なってバタバタしているときは、
何でもかんでも自分で、自分しかできないとか、
自分がやった方が早いみたいなことになっちゃうと、
周りも面白くないし、私自身はしんどくなるし、悪いことばっかりなので、
そのあたりも別の力量が問われそうですけどね、
そういった能力というか、寛容さというか、
そういったところを今回今の1、2、3ヶ月くらいの課題にして、
チームプレーとそれをどう割り振ってみんなで進めるかみたいなところを、
プロジェクトの進行と課題
ちょっと気合を入れて頑張っていきたいと思います。
今年の大きいプロジェクトの一つに、
既にある建物のテナントというか、1階部分の場所をリノベーションして、
この地域の拠点にする、コミュニティの拠点にするというプロジェクトが、
大きい2つが2つぐらい進みそうなんですね。
そのあたり、これは広町の活動でやっていくので、
4月から新1年生の学生を巻き込んでいって進めていきたいところなんですけど、
そのあたりの今こんなことを考えているみたいなお話です。
どちらもね、一つは元々がテナントだったんですよ。
物販かな、だったんですけども、
それが退去されるに伴って、じゃあどうするかという話で、
元々がそのテナント自体持ってないか関係しているのが、
地域のコミュニティ作るNPOさんだったので、
次は物販とか飲食店とかではなくて、
コミュニティとして何かできないかみたいな。
まだそこは使い方が全然決まってないんですよね。
そこはちょっと置いておいて、ただコミュニティサロンみたいなのを作ろうというところが出てるんですね。
もう1個もそうで、今は高齢者サロン。
昼間にみんなが、今はお年寄りが集まって、
ちょっとコーヒー飲んでワイワイ喋って楽しかったわとか、
ちょっとしたみんなでワークショップというか、
お話をみんなで聞くとか、そんなイベントをやりつつ、
地域の人たちが、高齢者が集まってくる場所。
これはもう場所として成立してるんですけど、
こちらの方は最初の部屋の状態のままなので、
ちょっとシンプルすぎというか、ちょっと殺風景なので、
もうちょっと人が滞在して、居心地のあるような温かい空間にしたいというので、
ちょっとうちの方に相談いただいて、
じゃあ一緒にやりますか、みたいなノリでやるんですけどね。
っていうところなんですけども、
これをちょっと今からやる中で、一番最初、
気をつけないといけないなと、私の方で思っているのが、
とにかく運営する人と、うちだけで話すんじゃなくて、
必ず、なるべく多くの地域の人たちに、
とにかくね、意見を出してもらう。
思いを出してもらうというのが、めちゃくちゃ大事だなと思っていて、
結構それめんどくさいんですよね。
めんどくさいって言ったら怒られるんですけど、
時間と手間がめちゃくちゃかかるし、
全部の皆の思いとか意見をまとめる、
踏襲することはできないんですよ。
これは絶対って言っちゃダメですけど、絶対。
意見が多すぎる割には、
予算とそこの場所のスペースの物理的な限界があるので、
あれも欲しい、これも欲しい、みたいな。
でもスペースはこんだけしかない、
お金はこんだけしかないっていう状態になるんで、
叶えられないんですよね。
そこをいかにより、それこそベストではなくて、
ベターな方向に持っていくかというのが、
我々の仕事になってくるんですけど、
ただそれをするのが大事なんですよね。
特によくあるのが、
運営されている方はもちろん地域をよく見ていて、
よく知見もあるし、どうしたらいいかというのが分かるので、
その人たちの思いを聞きながら、
場所をデザインして作るっていうのでも、
もちろん十分だと思うんですけど、
そこに拠点を構えるということは、
地域の人たちがそこにいかに思いを持ってもらうかって、
大事だと思うんですよね。
そうなるときに、叶う叶わないとは別に、
作っていく過程で、
自分たちが携わったということが、
その場所の魅力というか、
力が全然変わってくると思うんですよね。
だから建築で結果同じ、
地域の人と話しても、
運営している人たち、
地域をよく分かっている運営している人たちの話を聞けば、
結果同じ空間になると。
それだけ聞いても、地域の人の話を聞いた上で作っても、
結果は一緒だと同じ空間になる。
だったとしても、地域の思いは全然違ってくるし、
そうなるとどれだけ人がこれから集まるかっていうのにも、
めちゃくちゃ左右されると思うんですよね。
悪い例で言うと、
物理的なスペースでみんなが集まれる場所を作りました。
こういう場所があるから使ったらみんな仲良くなれますよね、
コミュニティできますよね、
みたいな場所の作り方っていうのがめちゃめちゃダメで、
だいたいそういうところは誰も集まらないんですよね。
誰も知らないみたいな。
そんなところあったんやっていうところも結構あるんですよね。
特にそういう行政の気軽なやり方があるあるかもしれないんですよね。
場所さえ作ればなんとかなるみたいな。
だからとにかく、もちろん地元で活動されている方も大事なんですけど、
それだけじゃないっていうところは、
地域の意見と設計プロセス
本当に今回の2つの大きいプロジェクトでも間違えないようにしないといけないなと。
その設計のプロセスというか、場所を作っていくプロセスは本当に大事だなと思っています。
1年単位でやろうというプロジェクトなんですけど、
ここで録音したのは自分の注意点として聞き直しながら進めていて、
もちろんその経過もここで伝えていくという風にしていくと、
この設計と製作していくプロセスは間違えていかないかなと思っているので、
皆さんこのあたりは聞いてもらえたら嬉しいと思います。
というわけで、今回は地域の拠点を作るにあたっての、
今年の2つの大きいプロジェクトで、
こんな感じで進めようと思っているところの構想をお伝えさせていただきました。
今回も最後まで聞いてくださりありがとうございました。
宿木建築設計者はこの放送のほかに、
ノート、インスタグラム、スレッドでも発信しています。
プロフィール欄にリンクを載せていますので、ぜひアクセスしてみてください。
ではまた次回もよろしくお願いします。