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どうも、宿木建築設計者の吉田秀栄です。
大阪を中心に、つながりが濃くなる場所づくりをコンセプトに建築設計をしたり、
学生とのまちづくり集団、ひろまちの代表として活動しています。
設計やまちづくりでの過程、思いを届けていきます。どうぞよろしくお願いします。
今、進行形で設計をしているものがあって、
それはマンションの修繕に近い部分の設計なんですけど、
設計はちょっと前に終わっていて、相見積もりだったので、
数社、見積もりを取って、そこで調整してというところだったんですね。
調整していって、きょうの打ち合わせで、
そのうちの一社に決まりそうなんですね。金額がうまいことあって。
いつも見積もりのところが、とにかくドキドキするんですよ。
まず工事の予算を一番最初に立てるんですね。
もちろん、それが二つあって、一つは一番最初に設計する前に、
お客さんのほうから予算これぐらいでお願いします、工事費はね、
という場合と、こんなことがしたいという要望を聞いて、
これぐらいの予算だと思います、という経験値でざっくり言っていくと。
それで、それだったら予算内でやってくださいってなるか、
もうちょっと低めにしたいですってなったら、もうちょっと小さくしますかとか、
最初の段階なので、そんな細かい数字は出ないんですけどね。
こんな大きさとかは出ないんですけど、
まず予算ありきで建物の設計っていうのは進めるんですね。
それはこちらで提示する、要望を聞いて設定するか、
お客さんからはいくらまでっていう話で聞くかね、それはあるんですけど。
それで進めるんですけど、結局この建設会社さんの見積もりするときの、
見積もり商の連絡が来て蓋を開けるときが本当にずれてたらどうしようっていうね。
もちろんね、思ってたよりも安かったらそれはもう万々歳なんですけど、
超えてた場合ね、ちょっと超えてるぐらいなら、もちろん誤差が絶対あるんで、
ぴったりはいかないんですけど、超えすぎたらどうしようっていうね。
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一番はやっぱりお客さんがね、これでできるんだ、
例えばこれ3000万でこれができるんだって期待しておいて、
実は出てきたら大幅に超えることはないんです。
経験上はないんですけどね、やっぱり超えちゃって、
どれかやめないといけないとかね、どれかの材料スペックダウンしないといけない
みたいなことになるとお客さん残念になるんじゃないですか。
そんなすごい、せっかくうちに依頼してもらったのに、
そんな残念なことにならないように、もちろん注意してるんですけどね。
最近の物価高で余計、想定しづらくなって悩ましいところなんですけどね。
でも今回はそれがだいたい微調整ぐらいで何とか終わりそうなんで、
ちょっと一安心。
今回は飲食店の店舗設計の一番最初の設計事務所とお客さんとのやりとりの話をしたいなと思います。
うちの方でも以前に飲食店の居酒屋なんですけど、
店舗設計も最近したこともあって、
その時にどんなことがヒアリングしていくか参考に聞いてもらえたらなと思います。
お客さんは何席取れるかっていうのをまず気にしはるんですよね。
何人ぐらい座れるように。
その時は場所は決まってたんですね。
大抵場所は決まってるんですけど、
ここのテナントでやりますと。
何席ぐらいで終わったのかな。
まあまあにぎやかな感じでみたいな。
その程度で、あとはよろしくみたいな。
勢いでちょっと待ってくださいみたいな。
情報それだけですかみたいな。
っていう感じになるんですよね。
大小はあっても内容のね。
結構お客さんの方は席数気にされるんですよね。
もちろんそれ大事なことなんで。
売上にも直結するんで大事なんですけど。
設計するっていうのは前の段階で色々聞きたいことがあって。
まずは何の料理をするかが知りたいんですよね。
だから居酒屋でもいろんなタイプあるじゃないですか。
焼き鳥屋さんもあれば和食もあるかもしれないし。
イタリアンな居酒屋もあるかもしれないし。
それでちょっと厨房の規模が変わるんですよね。
だから焼き鳥屋さんだったらもちろん焼き台があってとか。
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それとももっとリーズナブルな居酒屋さんだったら
あんまり揚げ物が多くなるのかなとかで。
フライヤーの位置が大事だったりとか。
でも厨房の大きさにめちゃくちゃ左右されるんですね。
だから機器が変わるんで何を出すかによって。
っていうのはまず最初に知りたいこと。
もう一つはお客さんの層というか
どんな人に来てもらいたいかみたいなのはもう一つあって。
それは席数じゃなくて形によるんですね。
だから居酒屋なんで、その時はだったんですけど
例えばグループでよく来るとかね。
ただ一人で飲みに来る人が多いことを想定してるとか
それによって形変わるじゃないですか。
一人だとカウンターが多くなるかもしれないし
4人テーブルがいいのか
それとも2人掛けが多い方がいいのかとかね。
そんな全体を把握するためには
そういうお客さんの層というのは
先に設計する前に知っておきたいなというところですね。
他には価格帯というのも先に知りたいんですよね。
これもまた家具のサイズになってくるんですけど
居酒屋って言ってもちょっと高めの居酒屋さんもあるじゃないですか。
とかリーズナブルな居酒屋さんもあると。
そうすると席感覚も違うし
例えば椅子一つにとっても大きさが変わるんですよね。
高級寄りな居酒屋さんだったら
椅子はゆったりとしてないといけないしね。
せんべろみたいな激安なところにするんだったら
背もたれいらないですよね。
丸い樽でいいかというくらいじゃないですか。
それによって席感覚も違うし
スペースどう取るかも変わってくるので
こういったところを聞いたりするんですよね。
大体価格帯とお客さんの層からして
内装とかがイメージつきやすいんですよね。
ちょっと落ち着いた感じにするのか
ワイワイして賑やかなデザインにするとかね。
そういったどんなお店を作りたいかということを先に聞いて
その後に何席って教えてもらったら
組み立てやすいんですけど
10席欲しいならどういう形でも10席取れるなみたいな
それだけだったらね。
他でもそうですけど
そこら辺は皆さんちょっとアバウトじゃないか
それを言うとこっちが設計しやすいだろうと思って
言ってくれてるんだろうと思うんですけどね。
でももっと深掘りしていかないと
させてもらった方が
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お客さんもイメージ通りっていうのもあるし
将来のお客さんが
料理と雰囲気が合ってるなみたいな
そんな風な
一致するお店の人の雰囲気とかね
キャラクターとお店が合ってるとか
料理の価格帯とやっぱりテーブルの品質とかと
広さとゆとりのある空間を作ってるので合ってるとか
そんなにフィットして最終的には来てくれる
そこに食べに来てくれるお客さんに
喜んでもらえるんじゃないかなと
そういうことをいつも気にしながらやってるので
最初のヒアリングっていうのは
いつもご読みいただいてから
初めましてみたいな話聞くと
そういったところはなくていいかと思われがちなんですけど
ぜひとも
いろんなお店に対する思いを聞かせてもらったら
それをどんどん反映できるし
後から言われるとなかなか反映するのが難しいんでね
建築の基盤となるようなところのデザインっていうのは
一番最初に組み立てていくところなんで
後から付けたりするっていうのがめちゃくちゃ難しいんでね
だから最初のヒアリングは
とにかく思いをよく聞くようにしています
今日はそんな感じで
お店、これ飲食店限らないですけどね
一番最初設計するときに
設計の方からお客さんに聞きたいこと
意識してることっていうことを
今日はちょっとお話しさせてもらいました
今回も最後まで聞いてくださってありがとうございます
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