本屋の重要性
この番組は、つながりの場をつくる建築設計事務所の代表が、日々の設計やまちづくり活動についてお話をしています。
何回か前か、前回かちょっと忘れちゃったんですけど、今コミュニティ、地域のコミュニティ、自転車で行けるぐらいの範囲の人たちが、つながりを持てるような場所をつくる場所を考えている。
その中で、本屋さんがつながりをつくるときに、重要な機能や役割を果たしてくれるんじゃないかということを考えている。
ただ、それが感覚的なもので、具体的に言語化しているかというと、なかなかできていない状態なんですよね。
なので、そこらへんを深掘りしたり、解像度を上げたりしたいということを考えている。
まずは、今の本屋さんを見ておこうということで、お盆の最終あたりに大阪にある本屋さんをぶらぶら見学に行ってきたんです。
どんな本屋さんを行ってきたかというと、基本的には小さな本屋です。私がやる本屋は、メインが本屋ではないので、
そういったたくさん本を揃えてくれるのは、通販でも大型書店でも大きいところに任せておいて、
どちらかというと、こじんまりした本屋さんで、かつ、個性的というかユニークというかコンセプチュアルというとがったところの本屋さんをいろいろ回ってきたんですね。
私はあんまり本を読まないんですよね。読んだ方がいいというふうには思っているんですけど、ついつい読まないんですね。
一時は読んだり、週間づくと読むんですけど、週間から外れてしまうと読まないくらいの本の読書量なんですね。
その人が見た本屋さんの感想なんですね。
それを言ったのは、結果的にそうだなと思ったんですけど、
まず本を読まないと私でも思うところは、小さいところだと3メーター角ぐらいとか4メーター×4メーターとかそれぐらいの売り場面積がめちゃくちゃ小さいところなんですけど、
本が所狭しとギュギュ詰めになっているかというと、そうじゃないんですよね。
一般的な本屋さん、大型書店でもいいんですけど、想像すると大きい本棚に背拍子がずっとずらっと並んでいるような状態で、
平積みっていうのは入り口とかにはあったりとか、いろいろ本棚がずらっと並ぶ列の一番前とかにはあるんですけど、
多くは背拍子だけじゃないですか。
小さな本屋さんの中でいろいろ調べてみたところは、結構平積みが多いんですね。
立てている場合もあるんですけど、表紙がよく見えるのがいっぱいあるんですよね。
だからその分小さいのに余計に本の陳列できる量が少ないんですね。
ただ、めちゃめちゃわかりやすいんですよね。手に取りやすいし、見たときに読みたくなるんですよね。
これがいくつか見た中でも多いんですね。私がちょっと感心したのが。
きっと本をよく読む人は別の感想かもしれないんですけど、情報が多すぎると普段読まない人からしたら疲れちゃうんですよね。
その中にきっと興味あるものもあるんだけど、それを見つけるのは難しい状態になるんじゃないかなと思ったんですよね。
もちろん建築的なインテリア、内装のかっこよさだったり可愛さだったりユニークさだったり、
そんなものはもちろん皆さんそれぞれ個性的なものであるんです。
並べ方って全然違うなと思うし、色々手に取って見たくなってパラパラと見ていくと、
そうすると次第に店主さんの本の好みがだんだんわかってくるんですね。
合ってるかどうかわかんないですけど、こういうのが好きなのかなとか、
ここの本面白い、横また手に取ってみたらこんなのがあるっていうと、
色々想像するんですね、人を。
それが面白かったなと思うんですね。
素敵な本が見つけられたっていうプラス、店主さんの人を考えるっていうのも醍醐味だなっていうので、
色々あってわかったんです。
なので、反対に本が多すぎるのも、もちろん悪いことじゃないんですけど、
棚主制度とカフェ
慣れない人からすると、コミュニティとして本屋さんを考えた時は、
それが多すぎるってわけじゃないか。
だから展示の仕方っていうのが、よくよく考えないとダメだなと思うんですね。
本を読むとか、本をある種の宝探しのように、たくさんある中から探すっていう楽しみもきっとあると思うんですね。
その場合はだったらいいと思うんですけど、そうじゃない場合は、
何冊並べるかっていうよりも、何をセレクトするかっていうのがめちゃくちゃ重要だなと思いましたね。
あとその棚主っていうシステムってご存知ですかね?
私もよく知ってなかったんですけど、本棚のある区画を棚主っていう、
店主さん以外の人がそこのある一部の棚の部分だけの店主になって、
そこで好きなものを売るっていうシステムなんですけどね。
今回はそういうお店には行けなかったんですけど、
それと世界観っていうのも色々考えさせられましたね。
結局コミュニティとして本屋さんを作ろうとすると、
もちろんこの大前提はたまに寄りたくなる本屋さんにしないとダメなんですよね。
その魅力というか行きたくなるっていう。
棚主さん制度というかそういうシステムを使うと、
ちょっと全部が調べきれてないんですよね。
基本的には売り主さん、売りたい人、棚主さんが好きなものを並べていくので、
それぞれ世界観がバラバラですよね。
クオリティもバラバラになっちゃうので、
クオリティが低いものばかりになっちゃうと、
その場所自体が魅力なくなってしまうと、
色々考えたものだなと思ったりとか。
そんなことを1.5日ぐらい。
1日はまるまるはずっと行って、
次の日も半日ぐらいは見て回って思いましたね。
あとカフェと併設しているところも結構少なくなくて、
それもちょっと面白かったなと思いました。
時間結構なるので、
そのカフェのやつは次の回でお話しさせてもらいたいなと思います。
今日はコミュニティで本屋さんを作るときに、
どんなものがいいかというので、
実際にあるユニークな小さな本屋さん、
街の本屋さんみたいなものを見学した感想を
今日お話しさせていただきました。
最後に2つお知らせをさせてください。
1つ目は建築や街づくりのことで、
この放送でお伝えしているんですけども、
もしこんなテーマで話してみてほしいというものがあれば、
ぜひともテーマが欲しいなと思っています。
概要欄のところにフォームのリンクを貼っています。
そこからメッセージを送っていただくこともできますし、
DMでもコメントでも送りやすい方法で全然構いません。
一番楽な方法で送ってもらえると嬉しいです。
もう1つは大阪の梅田のカフェで、
設計の個別相談をやっています。
設計事務所は敷居が高いと思われている方も
いらっしゃると思うんですけど、
一番最初は設計というかリノベーションしたいとか、
建物を建てたいとか、お店を持ちたいという時に、
一番最初にちょっとした疑問が湧いてきた時に、
なかなか気軽に相談できるところがなかった時は、
ぜひとも使ってもらえたらなと思っています。
カフェでやるので、賢かった感じじゃなくて、
気軽にザクバランに疑問を解決させてもらえたらなと思っています。
相談料というのはかからなくて、
カフェでやるので、相談者さんのドリンク代だけのご負担になります。
こちらも事前の予約になるので、
概要欄のところにリンク貼っています。
そこからお申し込みください。
今回も最後まで聞いてくださりありがとうございました。
宿り建築設計者はこの放送の他に、
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ではまた次回もよろしくお願いします。