00:06
どうも、宿木建築設計者、まちづくり広町の吉田嘉春です。
大阪を中心に、人や環境のつながりを濃くしていくことをコンセプトに、建築設計やまちづくりの活動をしています。
毎日の気づきや考えを届けていきたいと思います。
広町の活動って、元をたどれば、専門学校の非常勤講師から始まったんですね。
非常勤講師をやっていて、教えているだけじゃ面白くないかなと思って、
それまでずっと設計事務所だったし、面白いことができないかなと思って、広町がちょっとずつ大きくなってきたんです。
今も非常勤講師の先生というのは続けているんですけど、
今はパソコンの、CADじゃないんですけど、プレゼンテーションとか、他のソフトの操作とか教えているんですね。
大体パソコンの授業なんで、提出はインターネットを通じてデータでやり取りするんですけど、
私の方から課題を伝えて、出てきたものに対して点数を付けて、コメントを残す。
どこが良かったとか、どこが良くなったというのを伝えておくというのを使うんですね。
学生の方からも、あるシステムを使っているんですけど、両方できるんですね。
課題を出すということと、コメントを送っているんですけど、大体みんな用がないので、コメントなんてつけずに送ってくるんですよね。
この前ちょうど1月末だからもうちょっと経ったか、後期の授業が終わって、最後の課題も終わったんですよね。
最後の課題を出したときに、ある学生がコメントにお礼のメッセージが入っていたんですよ。
授業を受けていろいろ成長できました、みたいなね。
単純にちょっと嬉しかったんですけど、普段こうやって言われていないところで言われると、なお学生っていっぱいいるじゃないですか。
その中で一人に言われると、結構嬉しさが上がりますね。
で、ちょっと思ったんですけど、学生そんなのいちいち俺言わないじゃないですか。
大抵はね。学んでるかって言ったら、学費払ってるからだと思うんですね。
学費払ってるから、もちろん授業してもらって当たり前だし、教えてもらって当たり前だし、成績受けてもらって当たり前だし。
私もそう思ってるしね。
なので、そこに感謝の言葉っていうのはないんですよね。
03:02
なくていいんですけど。
それを考えるときに、自分もそうなってないかなっていう注意をしないといけない。
やってもらって当たり前みたいなところで、何も言ってないところもあるんじゃないかな。
振り返るようにそのメッセージを見てから思いましたね。
学校でもね、学校もちょっと働いてて、家でもそうですけど、家族との関係もそうですけど、
それやってもらって当たり前みたいなことでも、それは実は当たり前じゃなかったっていうのをちゃんとちょっと考え直さないといけない。
もしくはやってもらったことを感謝してても、やっぱり心に留めておくっていうのはダメだなって。
必ずちゃんと言葉にして、態度にして、やっぱり相手に伝えないといけないなって思いました。
ちょっといろいろ振り返ってみたいなと思います。
今日はですね、設計が終わってから工事が始まるまでのこの期間、どれくらいかかるか。
設計が終わったんで、あとは建てるだけっていうところですよね。
その間どれくらいかかるかっていうお話をちょっとしたいと思います。
なんでこんな話しようと思ったかっていうと、
大体この設計事務所、うちとかで思っている期間、
設計図面が描き終わったってなって、じゃあ工事いつから始まるなみたいな想像するときと、
お客さんが設計終わったからいつぐらいから工事始まるなみたいな、この差が結構大きいんですよね。
比較的お客さんのほうがもうちょっと早く始まると思ってたけど、
実はそんな短くなかったっていうところですね。
何をしていくかっていうと、
まず設計が終わったら、まずはその図面でいくらかかるかって、
ちゃんと見積もりをかけないといけないんですよね。
建設業者さんとか、公務店さんとか、いろいろ呼び方ありますけど、
公務店さんに見積もり依頼します。
見積もりは3社とか、相見積もりってよく言いますけど、
3社見積もり、5社見積もりとか、もしくは1社見積もりの場合ももちろんあります。
それでちょっとメリット・デメリットがあるんですよね。
全てがこれがベストっていうのはなくて、
1社見積もりのほうがいい場合もあるんですけど、
それちょっと話すと長くなっちゃうんで、
今日はとりあえず見積もりするっていうところでお話しすると、
相見積もりの期間は同じなんで、
大体1ヶ月から1.5ヶ月ぐらいかかるんですね。
規模によってはもっと2ヶ月ぐらいかかる場合もあるし、
小さかったらもっと短い場合もあるんですけど、
大体1.5ヶ月ぐらいか1ヶ月ぐらいかなって思っておいてくれたらいいと思います。
06:02
で、公務店さん見積もりしました。
見積もりが上がってきます。
そしたら額が出てきますよね。
そしたらそれで例えば3000万予算がね、3000万の予算があったとして、
予想も3000万だろうと思ったら、
出てきたのが3500万かもしれないし、
2700万かもしれないし、
そこのあたりを内容を含めて精査していかないとダメなんですね。
安かったから安かったでOKでもないし、
高かったから高かったで、
じゃあやめますというわけにもいかなくて、
まずは図面通りに見積もりが取れているかというところですね。
これどうしても人が見積もりをするので、
やっぱり見積もり漏れがあったりとか、
見積もり逆に多く取ってしまっている。
面積をたくさん、材料をたくさん取ってしまっている場合もあるし、
単価の金額を間違えてしまっている。材料そんなに高くないので、
打ち間違えているという単純なこともありますし、
あとは図面から読み解くので、
ハイスペックなものをちょっと勘違いしてしまう場合もあるとかね、
そういったところでまずは高くても安くても精査していきます。
高かったらもちろん予算内に収まるように調整、
つまり材料のスペックを調整するとか、
規模を小さくするって大変なので、
6畳の部屋が5畳半にしますとかね、
計算上では安くなるんですけど、
図面変えるのも大変だし、
そうなると間に合わないんでね。
だいたいスペックを下げるというのが一般的なんです。
それでちょっと予算内に収まりました。
で、契約します。
この見積り調整期間というのがあります。
それが大体2週間、3週間から1ヶ月ぐらいですね。
ここでそんなにかかるのかってなるんですけどね。
予算内だともっと早いんですけどね。
それで行きましょうってなりますよね。
見積りの内容もちゃんとしていても、
漏れもないし過剰でもなければ行きましょうってなるんですけど、
そうじゃないことが多いので、そこで調整すると。
やっぱり下げるってお客さんからしたらちょっと嫌なところもあるので、
ここはやっぱり下げたくない、ここはいいよってなったりして、
そんな調整とかしていくと、
大体それぐらいかかるようになるんですね。
それで金額これでいきましょうということになったら、
工事業者さん、あ、公務店さんだ。
09:00
公務店さんと工事を受け負う契約って言って、
お客さんと公務店さんとで工事の契約するんですね。
それが大体一週間ぐらいですね。
書類を準備して、また改めて会う日を設定してってなると、
大体一週間、お互いスケジュールがあるので一週間ぐらいかかると。
さて、じゃあこれで契約済んだんで工事しましょうってなるんですけど、
これまたまた時間がここでかかるんですね。
というのも契約頼みますという時から、
公務店さんは職人さんとか、職人さんを抑えるっていうんですかね。
いつから来てくれよっていうのと、材料を調達すると。
買っていくっていう準備がありますよね。
特に今は万博もあるし、
職人さんがもともと今少ないっていう現状があるので、
すぐに来れないんですよね。
前からですけどね、すぐに来れないのは。
すぐに来れる職人さんがいるとしたら、
ちょっとよっぽど腕が良くないか、人間性に問題があるか、
どっちかかなってなるんですけど、
普通は職人さんもある程度先までは予定を組んでいるので、
いくつか現場を抱えながらやってるんでね。
大体それが1ヶ月先ぐらいで抑えていくんですね。
材料もすぐ来ないですからね。
Amazonみたいなところで買うわけじゃないんで、
翌日配送っていうのはないので、
かかるっていうことになってくると、
あとは工事は始めるのに、
多分行政の申請かな、届出があったので、
確か、そんなのもありますけどね、
すぐにできないっていうのは、周りに周知するとかね、
工事始めますみたいなのがあるので。
計算して1ヶ月ぐらいかかる、準備期間。
これでトータルすると、
大体見積もり1ヶ月としても、
1ヶ月で2ヶ月、3ヶ月ぐらい。
長くて3.5ヶ月ぐらい。
3から3.5ヶ月ぐらいが図面書き終わってからね、
工事始まるまでの期間なんですね。
目安として。
これがそんなもんだろうって思われるのか、
これがそうな、思ったよりかかるな、
みたいなのも思われる方もいるかもしれないですね。
これはその時になってこれぐらいかかりますよじゃなくて、
設計事務所さんと一番最初に設計契約したときに、
工程表で全体にこれぐらいかかりますよっていうのを
打ち合わせしているので、
気にしていれば大丈夫です。
なぜ表でかかるなってなるかというと、
余裕を持って見てると思われてるんですね。
12:02
設計終わってから工事始まるまで。
何かあるかとか、設計にもうちょっと時間かかるかもしれないから、
ちょっとバッファーを持たせてるみたいな。
って思われがちなんですけど、
そんなにバッファーがないというか、あまり余裕を持ってない。
そんなに余裕があるわけじゃないっていうような感じですね。
だからそういう設計とか頼む人がこれからいていれば、
ちょっとこのあたりは、
ところどころで時間結構タイトな人は、
予定がある人はいつまでに立ててほしいとか、
おまめに確認しておくのがベストですね。
あとちょっと事情が違うのは、
もっと小さな規模でお店をやると、
お店のテナントの中、
だからビルの1階の部分の飲食店借りて、
飲食のテナントを借りて内装する場合っていうのは、
こんなんじゃ全然間に合わないっていうか、
設計する段階から部屋借りてるので、
そこから設計して見積もりして、
今みたいな設計する期間もあるので、
そんなのしてたら全然間に合わないですよね。
しかも見積もり期間なんかね、
お客さんからしてあんま関係ないっていうか、
設計期間はデザインのこれがいいかな、
あれがいいかなって考えるけど、
関係ないっちゃ関係ないですね。
ちょっと待つだけっていうね。
その間も空家賃が発生しちゃうんで、
急がないといけない。
こういった場合は規模が小さいのもあるし、
そういうのは心得てるんで、
大体ラップさせるんですよね。
設計が終わってきたら、
ある程度のものを向こうの店さんに出して、
大体のものは見積もりしておいてもらうと。
見積もり精査とかもね、
見積もり上がってくると精査は一緒にできないんですけど、
見積もりを大体決めていったら、
この辺でこれは決まってるから業者さん手配してとか、
契約前提ですけどね、
前提で進めていくとか、
今の説明した工程っていうのは省けないんで、
というかラップさせるしかないんですよね。
そうして短くキュッキュッってしていくっていうのが一つですね。
一つというかそれが手ですね。
ただそうするとやっぱり急ぐっていうのもあるし、
ラップさせるので、
こちら都合でいうとテーマが増えたりとか、
あと問題なのはやっぱりミスが起きやすくなるんですね。
ミスのリスクが上がるので、
やっぱり図面を途中途中で出していくので、
やっぱり変更をちょっとずつ先に見積もりしてもらって、
やっぱりここ変わりましたみたいになってくると、
どっかでやっぱりズレが漏れが出てくるので、
それが途中で気づけばいいんですけどね。
ないようにはしますし、最終は何とかするんですけど、
15:02
やっぱりそういうリスクがかかってくるので、
だからどの条件でもラップさせたらいいというわけではないというところです。
というわけで、
今日は設計が終わってから工事が始まるまで、
どれくらいかかるかという話をさせてもらいました。
これから何か建てようかなとか、
リフォームでもリノベーションでも、
今言ってた期間というのはそれなりにはかかってくるので、
また皆さんの参考になればいいかなと思います。
今日もありがとうございました。