2025-12-15 14:41

#441 家づくりの工事中に予想外の事が起こったらどうする?②

#家づくり #フルリノベ #中古マンション 
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サマリー

家づくりの工事中に予想外の事態が起きた場合、優先順位を明確にし、予算に余裕を持つことが重要です。特に、予想外のコストが発生する可能性が高いため、十分な予算計画が必要です。工事中に予想外の事態が発生することはよくあるため、その際に冷静に対処するための準備が大切です。予算に余裕を持つことで、増額に対処しやすくなり、精神的にも安心して工事を進められます。

予想外の事態への対応
今日も一日、ありがとうございました。この放送は、一級建築士のフミが、AIと情報処理を使って理想の家づくりをするためのヒントをお届けする放送です。よろしくお願いします。
今日は、家づくりの工事中に予想外の事が起こったらどうする?②をお話ししたいと思います。
この話は、前回と、もっと言うと前々回の続きとなるような放送になります。
家づくりというのは、中高マンションのリノベーションとか、あとは新築の小建てを作ったりとか、そういうのの工事が始まった後に、いろんなことが起こって、当初の設計通りにいかないということが多々あります。
じゃあ、そういう予想外のことが起こった時にどうすればいいのかというのをお話ししたいと思います。
前回、パート1を言ったんですけども、どうすればいいのかというのが2つあるというふうに言いました。
その1つが前回言ったんですけども、その1つは優先順位を明確にして、それを貫き通すというのがめちゃめちゃ重要ですよということを言いました。
この1つだけでも抑えていれば価値なんですけども、ちょっと2つ目ということで、今日お話ししようと思います。
2つ目は予算に余裕を持っておくということですね。予算に余裕を持っておく。
これがめちゃめちゃ重要かなというふうに思っています。
1つ目も2つ目も共通して、じゃあ予想外が起こった時にどうするかなんですけども、
1つ目も2つ目もこれ準備をしておくってことなんですよ、準備をしておく。
何かっていうと予想外のことっていうのは予想できないので、いろんなことが起こるわけなんですよね。
それに対して、そのいろんなことに対して、じゃあ起こった後に何をするか有効な手を打とうみたいな、
そういったマインドでいると、絶対にそれでも予想外なんで、
それでも予想外のことが起こって、こんなことを本当に予想してませんでしたみたいな感じになるので、
それに対して手を打とうとすると、本当に何通り、何十通り、何百通りのことを予想しておかないと、
そんな手っていうのは打てないんですよね。
そんなことは不可能だと。
そんな予想外、ただでさえ予想外なのに、予想外のことに対してそれに手を打つっていうのは不可能に近いことなので、
そういった考え方ではなくて、準備をしておく。
準備をしておいて、どんなことが起こってもいいように準備をしておくみたいな、
そういったマインドでやっていくのが重要だと思っています。
その対策の二つとして、一つ目が前回の放送で言った優先順位、優先度を自分の中で明確にしておいて、
それを貫き通すと忘れないということです。
これによって予想外のことが起きたときに、当初立てた優先順位に立ち戻って、
ここが優先だからこうするみたいな、そういった対策が打ちやすくなって、
その打った結果、その優先順位に従った行動対策ですので、
予算の重要性
そこで起こった結果というのも優先通りに従った納得感のある結果になるだろうと、
そういったことになります。
今回お話しする二つ目の対策は、お金に、予算に余裕を持っておくということになります。
これについて詳しく説明したいと思います。
この予算を余裕を持って確保しておくということをちょっと説明しておくと、
端的に言うと予想外のことが起こるというのも、予想外というのは
十中八九、コストが大きくなる方に行くことが多いからです。
なので当初予定していたような予算、こういう設計図を書いて、
こんぐらいの予算ですと、何千万円ですみたいな決まったときよりも、
この工事が始まった後、予想外のことが起きました。
本来はAだったものがBじゃなきゃいけなくなりましたってなったときに、
このAのコストと当初考えていたAのコストよりも、
このBの選択肢というのは十中八九、コストが大きくなる側に行きます。
なので予算については余裕目に見ておきましょうねというのがポイントになります。
具体的にちょっと私の事例で説明すると、私は床ですね、床。
床は当然今、古い家の、中古で買った古い家の床を剥がして、
その剥がすと理想的にはツルツルのコンクリートの面が見えて、
コンクリートの床が見えてきて、そのコンクリートの床に対して新しいフローリングをペタッと貼る。
これが私の当初描いていた理想形でした。
なのでフローリングをペタッと貼る、このコストが見込まれていたわけですね。
ただ実際に工事が始まって床をひっべがしてみると、
設計図にはない床の段差が、コンクリートの段差がガクッとなっていたり、
コンクリートがボコボコしていたり、あとは剥がそうと思っていた床の材料ですね。
これが本当にコンクリートにビシーッとくっついていて、全く剥がれないと。
なのでこの仕上げ、この床、古い床ですね。
この古い床は剥がせません、剥がせませんって。
そんなことあるのかと思ったんですけど、それになっちゃったんですよね。
なので、理想としていたツルツルのコンクリートの面に床にペタッとフローリングを貼るということができなくなっちゃいました。
じゃあその対策として何をするのかというと、
10センチぐらい床を上げて傘上げ材をつけて、その10センチ上げたところにペタッとフローリングを貼る。
そういったやり方がありますというふうに言われました。
こうすれば、いかに下がボコボコでもコンクリートの段差があったり、
なんか変な仕上げが残ったままであったり、コンクリート自体がボコボコであっても、
その傘上げの傘を調整することで、フローリングの仕上げ面というのがピタッと水平になりますよということでした。
当然この傘上げの分というのがコストにめちゃめちゃ響いてきて、
僕の事例だと60万円ぐらい、これによってコストアップになりました。
住宅ローンの計画
当然この60万というのは設計段階ですね、工事が始まる前には見込んでいなかったお金になります。
そういったことが起こるというのを頭の中に置いておいて、
じゃあこのとき予算に余裕を見込んでいなかったらどうなるのかと。
この予算に余裕を見込んでいない状態ってどういうことなのかというのを
最初にちょっと脱線気味になりますけどお伝えしておくと、
簡単に言うと住宅ローンに見込んでいなかったというのが、
住宅ローンにいくら見込むかというのがあるかなと思います。
例えば、そうですね、僕の場合だと中古マンションを購入しますという購入代金と
リノベーションしますというリノベーション代金、2つあるんですけども、
この2つを合算して、例えばですけど3000万だとしますね、3000万とします。
3000万のうち、家の代金が1500万円です、半分です。
リノベーション代金が1500万円ですね。
合わせて3000万円の住宅ローンを組みます。
こういったケースが結構多いんですよね。
なのでリノベーションに使えるお金っていうのが1500万ってこの時点でフィックスするわけなんですよね。
この状態で工事を進めますってなった時に、設計段階でこの1500万円カツカツで工事を迎えるのと、
1400万円で100万円ちょっと余裕を見ておきます。
この状態で工事を迎えるのどっちがいいかっていうと、
私がお勧めしているのは1400万円の方なんです。
この1400万円でまず設計段階、予算を組んでおいて、そこに収める努力をして、
そうしておいて100万円余裕がある、この状態で工事に迎えるというのがいいかなと思っています。
これが予算に余裕を持つという状態になります。
じゃあ先ほど言った例のように60万円何か追加でかかりますとなった時に、
予想外の事態とその対処
どういう対応が取れるのかっていうと、先ほど言った1500万円カツカツですと言った場合、
当然1560万円になっちゃうわけなので、住宅ローンを借りれる金額オーバーしてしまうんですよね。
この時どうするかっていうと、当然銀行に頼み込んで1560万円、60万円オーバーしちゃいました。
なのでローンの増額申請をしてくださいっていうパターンも当然あるわけです。
ただこれは審査が通るか通らないかっていうのが本当に分からない、最後まで分からないので結構リスクを抱えることになります。
なので普通の場合ではこういうリスクは取らずに、じゃあ60万円オーバーしちゃいましたってなった時に、
じゃあ他のところで60万円削りましょうねっていう風になるんですよね。
じゃあこの時どうするか。60万円削る。じゃあどこで削るんですか。
どこですかね。照明のグレードを下げるとか、あとはどうですかね。
壁紙のグレードを下げるとか、フローリング自体のグレードを下げるとか、
まっというとキッチンのグレードを下げるとか、トイレ、お風呂のグレードを下げるとか、
いろんなところを切り詰めて下げて下げて、60万円かき集めて下げるということを強いられるわけですよね。
っていうのがカツカツで予算を組んだ場合です。
一方で1400万円で予算を組んでいて、100万円余裕があります。
こうなった場合どうなるかっていうと、じゃあ60万円ちょっと増額になりましたって言ったら、
まだ100万円余裕を見ていたので60万円ぐらいだったら大丈夫ですと。
60万円そのまま進みましょうって言って、どこも削ることなく、どこにも負担をかけることなく予定通り進められるわけです。
このほうが精神的にも健全ですし、削って削って予想じゃない、
本当に守りたかった部分も削ってみたいなことにならなくて済むわけです。
これが当初の設計段階で予算に余裕を持っておくことの重要性になります。
なのでちょっと話が長くなりましたけども、この工事中に予想外のことが起こったときに当社とどう対処するのかっていうと、
対処するのが難しいんですけども、準備としてこの予算に余裕を持っておくっていうことをしておくと、
予想外のことが起きてコストが増額になった場合でもその増額を吸収できますし、
あとは冷静に増額したから切り詰めて切り詰めて、本来守りたかったところを落とすみたいなことを防いで、
余裕を持って精神的にも工事を進められるっていうのが予算に余裕を持っておくことの意義なんじゃないかなというふうに思います。
効果的な準備と優先順位
ちょっと私の説明が下手くそだったかもしれないんですけども、
2つ目の対策としてこの予算に余裕を持つということを重要視して皆さんにお伝えしたかった次第です。
ということで、今日は2つお伝えできたかなと思います。
この工事が始まった後に予想外なことが起こるというのは常に日ごろ起こる。
私の場合でも何個も今まで起こっているんですけども、
当然私だけじゃなくてどんな家作りにおいてもこの工事が始まった後に何か起こるというのが当然あると思うので、
それはもう防げないというマインドに立って、じゃあどうすればいいのかということで準備が大切だと。
起こってから何かするのは限界があるので準備が大切であると。
その準備で2つあって、1つ目が優先順位というのを自分の中で明確にしておいて、
それを断固として守るという意識を持ち続ける、優先順位を忘れないということが1つの準備。
2つ目の準備としては予算に余裕を持っておくということがあります。
これは予想外なことが起きたときに十中八九増額の方に行くので、
その増額を吸収できるための予算というのをあらかじめ持っておくというのがいいのかなと思います。
当然この予算を余裕で持っておいて余っちゃうんじゃないかという心配をする方もいると思うんですけども、
余ったら最後の最後でどっかをグレードアップすればいいですし、
本当に余ったら、その余った部分は繰上げ返済ができて月々のローンの支払いをちょっと減らす役割もありますので、
全然余ったら余ったで全然もったいないみたいな無駄だみたいなことは起こらないので、
そこら辺はいいかなというふうに思います。
ということで今日は工事中に予想外のことが起きたらどうするというお話をさせていただきました。
ということで皆さんの家作りの参考になれば嬉しく思います。
ということでまたねバイバイ。
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