Mika Ueno
XCrossing、英語でスクランブル交差点を意味します。 趣味も世代も、住んできた町も違う3人が、スクランブル交差点で出会うように、様々な話題を聞かせる、おしゃべりの交差点です。
今日のXCrossingであなたが出会うのは、どんな話題でしょう。
Takuya Oikawa
おはようございます。及川卓也です。 生成AIの進化の流れに追いつくのが大変です。
Nobuhiro Seki
おはようございます。関信浩です。ニューヨークで普段はスタートアップ投資や、最近はイベントなどを手がけております。
Mika Ueno
こんにちは、上野美香です。マーケティングとプロダクトマネジメントのご支援をしているフリーランスです。やりたいゲームをググッと抑えて、今は風邪の療養に集中しております。
Nobuhiro Seki
風邪の療養。風邪をひくと、こういう声のものってむちゃくちゃ影響出ますよね。
Mika Ueno
出ますね。これ何とは言いませんけど、すぐわかりますけど、一回収録した映像があって、その時はちょっとだけ声が鼻声だったんですけど、
それを映像で使う何日か後のライブ配信になったら、今度は声が出なくなって、声が全く変わるっていうことがあってですね、やべえこれどうしようとかって思ったことがありますね。
それを映像をスッて途中で使うっていう感じだったんで、いやーこれはまずいと思ったんですけど、それを見た時に役者さんとか声優さんとかアナウンサーとか、声の仕事をされてる人ってすごい健康管理とかものすごいだろうなと思いました。
ちょっとだけ声変わると、鼻声でも人ってわかるじゃないですか。声が出なくなるとか、例えば動きとかね、ああいうのでも、皆さんどうやって管理してるんだろうなと思いますよね。
Takuya Oikawa
なんか私は最近は比較的マシになったんですけど、もともと喉が弱くて、でその癖なんかやっぱり仕事柄、開発者会議みたいなところとか、いろんなイベントで喋ることも多くて、それこそ本当に途中で声が出なくなっちゃったこととかあるんですよね。
最近はだいぶマシになったんだけど、それでもやっぱり声がガラガラになったりすることが多いですね。
Mika Ueno
喋ってる途中で?
Takuya Oikawa
喋ってる途中、喋ってるうちにどんどん喉が枯れてっちゃうことがあるんですよ。
Nobuhiro Seki
じゃあ1時間ぐらい喋ってると最初と最後で結構声が違うみたいな感じになっちゃうってこと?
Takuya Oikawa
そうそう、でも最近は少ないです。でも今でもたまにあるんですよね。だからミカさんみたいにアナウンサーの人とかの喉の管理とかすごい気になるし、あと僕あれなんですよね。
そもそもがやっぱり喉から絞り出すように声出しちゃってる感じがして、腹式呼吸があんまりちゃんとできてないからそういったところもあるのかもしれないなと思うんですけどね。
Mika Ueno
ありますね。腹から声出すっていうやつで、出来てる試しが。私もすごい喉っていうかここだけで喋ってる気がしますね、すごくね。
Nobuhiro Seki
胸より上で喋ってるみたいな感じですね。
Mika Ueno
そうそう、完全にそう。
Takuya Oikawa
僕あれですよ、腹式呼吸ができないから演劇部辞めた人ですから。
Nobuhiro Seki
そんなことがあったんですね。
Takuya Oikawa
高校の時にわずか1ヶ月ぐらいだけいたんですけどね。
Nobuhiro Seki
役者志望だったんですか?
Takuya Oikawa
違います。単に普通の体育会系ののを辞めてだいぶ経ってて、友人が入っててお前も入ればって言われたんで入ったっていうだけですね。
Nobuhiro Seki
でも逆にそのぐらいだと腹式呼吸の仕方のトレーニングとかやりそうですけど、そういうところはやらなかった?
Takuya Oikawa
やってうまくできないからこれはダメだと思って辞めちゃった。
Nobuhiro Seki
なるほど、一応やっては見たもののってやつですね。
Mika Ueno
演技の前だったんですね。
Nobuhiro Seki
演劇とか本当に声優さんとかね、本当に声とか特徴的で、舞台とかテレビとか見ると普通に聞こえますけど、
ああいう人本当に生でいると他の人と声が違うからビビりますよ。
Mika Ueno
違いますね。
この間見たYouTubeの動画で声優の大塚明夫さんが言ってたんですけど、
自分が昔やってたゲームを自分でプレイするっていうのをやってたんですね。
メタルギアソリッドっていうゲームをやってて、それが多分30代後半のときに撮った音らしいんですよ、声らしいんですよ。
それをやりながら自分、今の明夫さんが喋るんですけど、当時の声はもちろん明夫さんの声なんですけど、ちょっと鼻にかかった声なんですよね。
風邪をひいてるってわけじゃないんですけど、ちょっと鼻にかかってるぐらいのかすかに感じなんですけど、
それを途中で本人が、このときまだ鼻に声かかってるんだよねとか言ってて、
まだプロだけど、鼻の抜き方とか声の出し方がまだまだ身についてなくて、
昔の声を感じるんだよねみたいなこと言ってて、だから今は全然鼻にかかってる声とかじゃなくて、発声の仕方とか普段の喋り方とか、
そういうのから違うって話をしてたときに、あ、なに?その鼻に、プロでもそういうことあるの?って。
で、もともと蓄膿症みたいな声の人じゃないので、もともと。
それでもこんなに30代のときと今の声と普通の喋り方も全然違うっていう、鼻の息の抜き方って言ってたんですけど、すごいなと思ったのを思い出しました。
ちょっと話をガラッと変えたいんですけど。
最近、友人とか前お仕事で一緒にしてた方とお話をしてて、ちょっと意見聞きたいですみたいなことを言っていただいたことがあって、
Mika Ueno
その人、広報会社の方なんですけど、PRっていう表記についてちょっといろいろ悩ましいということを言っててね。
カギカッコPRって書くじゃないですか。記事に載っていたり、ソーシャルの投稿に載っていたりとか、あとPR案件とかってよく言ったりするんですけど、
そのPRっていう表記が、広報系の人と一般の人との間の認識の違い、さらにはメディアの人でも認識が全然違う。
なぜこんな状況になったのかっていうのをちょっと憂慮しているところがあって、
どう思います?って。私はマーケとか広報のお仕事をしてたから、そこは同じような悩みはいつもあって、PRっていうのがプロモーションとか広告って意味に使われている、認識されているっていうのはすごい多いなと思ったんですよね。
PRってパブリックリレーションの略だから、広く伝えていくっていうところで広報なんですよね。
お金をかけてやる広告では本当は本来はないはずで、何かに働きかけて記事にしてもらうとか、
どっかに働きかけてそこに認識をしてもらうっていう活動なので、全然お金払っての広告宣伝ではないんですよね。
でも一般の人たちとか、YouTuber含めての人たちとか、必ず広告、あとは売り込みっていうふうに認識されてきちゃって、それが定着しちゃってるんですよね、日本の場合って。
それが2023年の5月だったかな、ステルスマーケ自体が景表法で違法ですよ、ちゃんと広告の場合は広告って表示してくださいねっていう法律でも決まったんですけど、それでも認識っていうところでは変わっていなくて、
その辺ってどういうふうに思います?っていうような話をしたんですよね。前回か前々回かな、
関さんと及川さんが話されたときにプレゼンテーションの話をしてたじゃないですか、講演とか。その話の中で登壇してプレゼンをするときにも、他の協賛企業がいる場合はあまり宣伝をしないでください。
採用してますとか何々ですとかPRにつながることはあんまり控えてくださいね、みたいな広告宣伝みたいなことが言われてたので、ちょっとそれが関係するかなと思って、意見を聞きたいなと思ったんですけど。
Nobuhiro Seki
たぶんそのとき僕が言ってたのは、協賛なんだけど協賛と言わずに講演をする人がいるみたいな話をしたと思うんですよ。
Mika Ueno
協賛なんだけど、協賛として?
Nobuhiro Seki
要するに枠で言うと、基調講演とかなんとか講演とかあるじゃないですか。講演の中に協賛企業の講演みたいなのが書いてあると、これってPRだな、PRってまさに宣伝だってわかるじゃないですか、お金払って枠を買ってるってわかるんだけど、
その枠を買ってるってわかんないようにしてください、みたいなこと言われるんですよ。
要するに他とバーターで、これは他のところでお金払うから、あくまでもこの内容がいいと思って喋ってもらってるっていうふうにしてください、まさにステルスマーケティングなんですね。
そこって法律がないじゃないですか、さっきのPRつけなきゃいけないとかそういうのと違うんで、だからそういう意味で言うとステルスマーケティングに近いんだけど、
メディアの記事とかって、要はお金をもらってそこに掲載してあげたり代わりにやってあげたりする、代わりに書いたりするじゃないですか。
でも、講演をするとかっていうと、講演者を選ぶっていう過程がより広告枠とかに比べると、よりどういうプロセスがそこの枠に入ったんですかって言いづらいから、
より広告なのか編集枠なのかわからないみたいな感じになるみたいなところがあって、そういうのをちょっとやり始めてるのがあって、
多分それって日本のステルスマーケティングの影響なのかしらみたいなことはちょっと思ったりしたんですよね。
あまり赤裸々にこの話をしていいのかわからないんですけど。
Takuya Oikawa
もうしちゃいました。
Nobuhiro Seki
でも、そういう様子に対してどこかでそういうのを求めてたりとか、あと映画とかでもプレスメント広告とかってあるじゃないですか。
服着てるとか何か置いてあるとか、あれとかも広告?
じゃあそこに書いてある着てるもの全てが広告なのかって言うと、そうでもないわけじゃないですか。
着てる服とかって、その人に合ってるから選んでるときに、それっていうのは必ずしも広告宣伝ではないですよね。
でもどうやってそれを選んでもらうかとかですね。
だからPRもそうじゃないですか。
編集枠のテレビの企画に選ばれるか選ばれないかってときに、その枠はお金では買えないんだけど、その枠に取り上げられてもらうためにすごいリソースをかけて記者を接待するとかね。
みたいなときに、それってPRなんですか?宣伝なんですか?みたいな。
PRって言葉の問題かどうかわかんないけど、僕の中でPRって先にパブリックリレーションみたいなところがあって、
広告宣伝って言うとお金で対価として枠を買ってるようなところがあるときに、やっぱりその境界が曖昧になるようになっていて、
ルールを作ってもすぐそれをかいくぐるような方法をみんな考えてるよね。
だんだんそれは巧妙でわかりづらくなってるような気がします。
Takuya Oikawa
まず、広報の話で言うと、僕もたまに混同しちゃうときがあるんだけど、一般人はマーケティングと広報の違いをあんまり理解してないかもしれない。
一般人って言い方しちゃいけないな。
普通の人はあんまり意識してないことがあるんじゃないかなと思うんですよね。
さっきミカさんが言ったみたいに、やっぱりマーケティングの活動っていうのと広報の活動、
ガッチャンコしてるところもあるし、境界も曖昧なところあるけど、別で、企業においても部署は別なことが多いじゃないですか。
そういうのを知ってると、あーってなんとなくわかるんだけど、あんまり意識していないとわからなかったりするかなと思いますね。
Mika Ueno
そうですね。それはあるかもしれない。
自分がやっていない、担当していない職種だと、全くわからないところがたくさんありますよね。
もちろん開発をやっていない方は、エンジニアとかが何をしているかわからないとなったりするし、
例えば財務と経理がどう違うかっていうのもわからないところもあるじゃないですか。
Takuya Oikawa
PRって言葉、自分も今気づいて誤用しちゃってて間違って使ってたなと思うんだけれども、
ツイッターでハッシュタグでPRってつけるじゃないですか。
今、ちょっと軽く調べただけなんですけど、
X ツイッターは、ハッシュタグとしては、アド、ペイドパートナーシップ、スポンサードなどをつけるようにと言ってたらしく
PRってしちゃってるのも、もしかしたら日本がそこを混同してるからPRってつけちゃってるのもあるのかなとかって思いました。
Mika Ueno
まさにそうみたいですね。今ちょっと送ったんですけど、各メディアとかSNSで
表記の扱いが一覧にしてくれて、友達が教えてくれたんですけど、
Facebookは広告、Instagramは広告、
Xはプロモーション、YouTubeは広告、Googleはスポンサー、
Yahooはスポンサー、Twitterはスポンサー、
Facebookは広告、Instagramは広告、
Twitterはプロモーション、YouTubeは広告、Googleはスポンサー、
Yahooは広告、毎日新聞は広告っていうふうに表記が決まってるんですって。
ここから下のエキサイトは広告、アド、PRが両方乱立してて、
産経新聞は広告・スポンサード・PR、楽天、インフォシークはPR、
@ニフティーはPR、朝日新聞デジタル・読売オンライン・日経新聞は全部PRっていうふうに表記が決まってて、
これ見るとわかる通り日系のメディア系はPRになっていて、
外資系のプラットフォームとかメディアとかはアド、いわゆるアドを広告っていうふうに日本語訳したりとか、
あとスポンサードっていうふうになったりしてるみたいなんですよね。
これ一覧初めて知ったんですけど。スポンサードとかアドっていうふうに言われると、
なるほど、これはお金払われて広告主がいるんだなっていうのはよくわかりますけどね。
ここにちょっと違いがあるかもしれませんね。
Takuya Oikawa
つまり朝日と読売と日経が悪いと。
Nobuhiro Seki
やっぱりごまかそうとしてるってことなんじゃないかと思いますけどね。
PRっていう言葉って広告とか宣伝と比べると、
広告主とかお金を払ってるのかっていう感覚が少ないと思うんですよ。
特に広告を嫌ってる人からすると、
そういう広告とか宣伝とかついてるととても嫌がるじゃないですか。
で、歧視されるから、そうではないけど、
ちゃんと表示してますっていう表記をせめて結果として、
PRって書くと一応通常の編集記事ではないと主張してるけど、
アドとか宣伝よりも弱い印象。
お金があんまり動いてない印象がするからPRにしとけばいいんじゃないっていうような
考え方をしていたんじゃないかと邪推しますけどね。
Mika Ueno
確かにダイレクトな感じは減りますよね。
日本語の広告とかにすると、広告なんだってきっと思うと思うんですけど、
PRすることってそれを薄めるっていう。薄まってはいないんだけどあんまり。意味が違っちゃってるから。
そういう捉え方というかね、意図はありそうですよね。
Nobuhiro Seki
外資系の場合は本国がそういうのをやると、本国で刺されるから、
ちゃんとしろって言ってるんじゃないかって気もちょっとします。
例えばGoogleとかPRで書いて、これ本当にPRの話になるときに、
日本だけそういう例外的なやつを認めることによって、
Google、グローバルにそれを責められたりすると、
良くないからちゃんとしときましょうみたいなことを、
例えばアメリカの企業だと考えるんじゃないかなとちょっと思ったりはします。
今ちょっとGoogleはいいのかどうかね。
でもだいたい外資系の方がよりアドっていう部分を正確に出そうとしてますよね。
Mika Ueno
これを見て、英語ネイティブのマーケティングとか広報やってる友達に聞いてみたんですよ。
PRっていう表記を見たときに、ネイティブとしてどう感じるのっていうのを聞いたことがあって、
そのときはまず英語でPRっていうと、一般消費者はどういうふうなものとして捉えるかって言ったら、
一般消費者は広告とは思わないと。
PRイコールパブリックリレーションズとか、あとパブリシティって思うから、
プレス系のものとか出来事とかイベントっていうふうにまず想起するって言ってたんですよね。
じゃあ他に広告の投稿とか記事とかにPRみたいな表記がついていたとしたら、
英語話者としてはどういうふうに思うっていうふうに聞いたら、
そのときはうーんとか考えつつ、意味合い的には多分プロモーショナルアドとかスポンサードアドっていうふうに
頭の中ではたどり着くんだと思うんだけど、
パッとPRっていうのを見たときは、プレスとかメディア向けに発信されたものなのかなと思ってしまう。
それが記事だとしたら。
っていうようなことを言ってたんですよね。
そもそもそのパブリックリレーションズっていう言葉自体が広報っていうか、
まずは役職とか肩書きとかキャリアっていうものが先に来るんですって。
意味合いとして。
それもほーっと思ったんですけど、役職とかこの人何やってるっていうタイトルとして役割として認識されるもんだから、
あんまりそういうふうに使わないんだよねーなんてことを
やっていたことがあって、だから英語の方はアドとかね、スポンサードとかそういうことなんだろうな。
だからPR、パブリックリレーションズをPRと訳してPRを宣伝的に使うというのは本当に日本独自で発展しちゃったものなんじゃないかなっていうのを聞いて思いました。
Nobuhiro Seki
なんかよく多分以前、以前というか今はわかんないけど昔よくスポンサーの人にPRしてもらいましょうみたいな。
とか自己PRしてくださいとか。
Mika Ueno
そうですね、自己PRって言いますね。
Nobuhiro Seki
そういうような表現が昔からあるじゃないですか。
でも自分のアドとかプロモーションとか言わないですよねって思って。
だから既に昔からPRっていう言葉自身に日本独自の意味合いがあるよねっていうのは多分。
Mika Ueno
何かアピールするとか売り込む、自分を売り込む、自己PRもそうだけど、そういうふうに使われてますよね。
そうするとかなり古いっていうか、自己PRって私たちが学生のときから使ってた気がするから、かなり昔からなのかな。
Nobuhiro Seki
だって履歴書の下の方に自己PRって書かされた。
Mika Ueno
そうですよね、やりました。
Nobuhiro Seki
つまり、古いから使われてる言葉ってことですよね、きっとね。
Mika Ueno
なるほどね、根が深いですね、これはね。
Nobuhiro Seki
だから逆に言うと、本来の意味からすごい逸脱してPRっていう言葉を言うことによって、業界の人にはお金を払って対価としてやってる広告とは聞こえなくて。
でも一般の人から見ると、自己PR的な何かそういうことをしてるっていうのはわかるみたいな、そういう言葉なんじゃないかなっていう気がしますけどね。
Mika Ueno
PRっていうのを見るたんびに私はいつもモヤモヤするんですけど、パブリックリレーションズの中にはメディアだけじゃなくて、例えばガバメントリレーションとかカスタマリレーションとか、
いろいろあるんですよね。
IRもそうですね。
いろんな方との接点で情報を提供してほしい。
それで向こうとのいい関係を築いていくっていうところだから、お金を出して広告をプレイスしていってっていうのは、セールスとかマーケティングのほうがその役割を担っていて、広い広報っていうところではないっていうのは。
自分も仕事をしてみて、こういうことなんだっていうのはわかったんですけど、パブリックリレーションズ自体がメディアだけじゃなくて、いろんな全方向のパブリックとの関係性の構築っていうのはやってみてわかったところなんですけど。
めちゃめちゃ広いけど、特にインターネットとかソーシャルメディアとかこういう情報がバーっと便利にアクセスできるプラットフォームが増えてきたのに伴ってPRっていう言葉の意味がより日本で定着しちゃったみたいなところがあるかもしれないですよね。
Takuya Oikawa
パープレキシティに聞いてみました。
合ってるかどうかわかんないんですけど、いくつか書いてあるんですが、日本電報通信社が広告表現の新技法としてPR広告を推奨したこともPRイコール広告宣伝という理解の広まりに影響しました。
もう一つがGHQの政策。日本占領下のGHQが日本民主化政策の一環として、中央地方官庁にPRオフィスの設置を目指したことがPRという言葉が普及になった。
Mika Ueno
さっきの歴史を紐解くとこれはなんか相当根付いていそうな感じもしますけどね。
Nobuhiro Seki
さっきの知り合いの方のPRについてのやつって、やっぱりPRという言葉を使うのが違和感があるってことなんですかね。
Mika Ueno
PRという言葉が誤用されているっていうのと誤解されているっていうところを何とか正していきたいっていう動きを、
いろんな方と一緒に取り組んでいるそうなんですけどね。
パブリックリレーションズ自体のPRって言葉を撲滅したいとかじゃなくて、
用法とかをきちんと正しくしていきたいと、
特にかっこPRっていうところがアドで使われているところを何とか正しくできないかなっていうことを言ってましたけどね。
でもそのメディアの中でも浸透してしまっているのを考えると、だいぶこう時間がかかるというか。
Nobuhiro Seki
ちなみにさっきステマの話をしたじゃないですか。
最初ステマはステマってみんなが言い出したのも結構前じゃないですか。10年以上前。日本にいたことだと思うんですけど。
最初ステマって聞いたときに、なんかステカンの一種みたいなことを思ったんですよ。
ステカンってわかります?ステカン?捨てカンバン。
Mika Ueno
捨てカンバン?
Nobuhiro Seki
捨てカンバンのことをカタカナでステカンステカンって書くんですよ。
ステマって何か間を捨てるの?間は何だろう?何を捨てるんだろう?ってずっと考えて、しばらくはステルスマーケにたどり着かなかったっていう記憶があるんですね。
日本語って英語だとすごい短くしちゃうし、捨てカンバンって別に日本語じゃないですか。捨てる看板。使い捨ての看板みたいな。
でもカタカンにしたらステカンって書いてる、ステマって書いてると、なんか同じルーツの言葉なのかしらと思って、ステマって意味が全然わからなかったみたいな感じがあって。
みんなわかりました?ステマって言われて最初ステルスマーケティングだって。っていうのはすごい疑問なんですけど。
Takuya Oikawa
いや、でも最初ステルスマーケティングって言葉からステマに略されてっていう過程を少なくとも私は見ているんで、いきなり捨て間が出てきたわけじゃなくて、ステルスマーケティング、どっかの段階で略してステマって言われるようになったから、私はわかりましたよね。
Mika Ueno
そうですね、私もそうかもしれない。
Nobuhiro Seki
ステマっていうのがパッと出てきたときに、ステルスマーケティングと全くつながらなくて、しばらくずっと、僕が見たやつはステルスマーケティング括弧ステマとか書いてなかったんですよ、ずっと。
だからステマステマって書いてあって、なんじゃこりゃ。でもわかんないからとりあえずはいはいって聞いてたって感じなんですけど、どうでもいいことを思い出しました。
Mika Ueno
及川さんがシェアしてくれた電通報の中の記事も誤解されがちPR問題みたいなね。興味深い。
Takuya Oikawa
パープレキシティーのせいにしますが、電通っていわゆる広告制作会社みたいなもんじゃないですか。PRっていうようなものの重要性をどっかの段階で日本に対して、日本の企業に対してメッセージを出したらしいんですね。認知を高めたと。
そういった広告会社がPRって言い出したからPRが広告だっていう、そんな誤解も生まれたんじゃないかっていうふうにパープレキシティー君は言ってました。
僕はちょっと電通敵に回したくないんで、パープレキシティーのせいにしましたが。
Nobuhiro Seki
でも電通を言い出す前から、電通PRとかもあったし、さっきの自己PRとかもそうですけど、昔からPRという言葉はあって、別に電通さんがPRという言葉を。
Takuya Oikawa
いやいやいや、でも自己PRって言い出したのは、たぶん1970年代とか80年代とかじゃないかと思うんですよね。
電通がそういうのをやったのはもっと前みたいですよ。
1950年代とか60年代とか確か。
Nobuhiro Seki
そういう言葉をすでに導入してたってことですね。
Takuya Oikawa
パブリックリレーションズの重要性みたいなことを言って、それ自身は全然悪いことじゃないですよね、電通が。
ただやっぱりそういった広告会社が、制作会社みたいなところがそれをやったからっていうので誤解が生じたかもしれないと。
Nobuhiro Seki
僕、今の質問があるんですけど、今PRとマーケティングが並列だっていう話じゃないですか。
僕の中ではマーケティングが上にあってPRと広告が下にあるんですよ。
手法として。
だからマーケティングってマーケットするって言うじゃないですか。
だからマーケティングってマーケットするって言うじゃないですか。だからマーケットするためにリレーション使うケースもあれば、
お金を使ってやるケースもある、イベントやるケースもあるっていうふうに考えると、マーケティングがスーパーセットで、その下にプロダクトマーケティングみたいなやつも
あれば広告もあったり広報もあったりっていう印象なんだけど、確かにその及川さんの言ってるのはよく分かって、マーケティングイコールお金を払って、ペイドマーケティングのことだったりとか、ペイド広報のことだったりとか
Takuya Oikawa
まあそうとは限らないですけどね。ペイドとアド、普通にアーンドな感じで、
だからここは多分いわゆる広報と結構重なる領域なんだと思うんですよ。でもちょっと今、ミカさんに質問しながら思い出したのが、以前の広報の知人から聞いたのが、やっぱりIRとかと同じで、問い合わせ対応が結構あるんですよね。PRって広報部って。
だから関さんが言ったマーケティングがあって、その下にプロダクトマーケティングがあって広報があってっていう体制じゃなく、やっぱり広報っていうのはプロダクトにしても企業全体にしても、問い合わせ対応みたいなのがあるし、かつもう一個は、
これはちょっとどの企業の人かは言えないんですけれど、要は広報の役割って、何か取り上げて欲しいことがあった時に取り上げてもらうっていうのはもちろんなんだけれども、逆に取り上げて欲しくないことがあった時に取り上げてもらわないようにするために、日頃から
記者さんとの関係性を良くすると。だから、不正があったっていう時もできるだけそれを穏便な記事に済ませてもらうようにしたりだとか、あとは不確かな情報があった時にきちっと正しい情報を出して一方的なニュースにならないようしてもらうとかっていうような
ことも非常に重要だって話をしていたんですよね。そう考えるとマーケティングとはかなり別かなと思いますね。
Mika Ueno
そうですねこうさっき関さんが言っていたマーケとかの下に広告とかプロダクトマーケティングってその通りだと思うんですけど、広報で関係で言うと
メディアのみならず一般の例えば自治体とかいろんな人たちの関係性を築くっていう役割から すると、マーケティングの下というよりは広報は横というか別な感じは私は持っているのが
あって 今及川さんが言ったネガティブなものを最小化していくとか ちゃんとネガティブなものはこうですよって真実を伝えていくっていうのはあって
それはめちゃくちゃやっぱり大事で。 私は前エバーノートっていう会社やった時も一回セキュリティインシデントがあったんですよね
その時にも当時8000万ぐらいのユーザーがいた時に ハッキングされて盗まれた情報は一部でしかなかったので
被害はそんなに大きくなかったんですけど 全ユーザーのパスワード全リセットしたみたいなすごいことをやった時があって
その時にNHKの8時45分のニュースにも出ちゃったことがあったんですけど大河ドラマ終わった後なんですごい反響があって
その時にも出す前にいろんなNHKの方とかからも問い合わせがあったりとかしたんですけど これはこういうことのインパクトで、言われているインパクトは
そう言われてますけどこうなんです本当は、っていうところを散々電話とかでやり取りをして そうですかって言ってそれは最小にできたなと思うんですけど
それを含めてメディアで取り上げられたんですけど ユーザーの方とかがこれはこういうことでっていうのを今度援護射撃してくれるような
投稿してくれたりとかっていうのがあったりするので そのメディアとユーザーの方とかとの関係性っていうのをそういう時に一番強く感じましたね
そういう役割は確かに広報にあると思いますね。広報のみならずマーケとかねそういろんな関係性なんですけど
Nobuhiro Seki
逆の立場であの記者だった時代があるんで
もうもろにその体験してます まさにあんまりここでも言えないような
ありとあらゆる手法が使われるっていうのは分かりますし 僕その後に経営者になったじゃないですか 経営者になった時にやっぱりPR会社も
いわゆるPRのトレーニングみたいなやつも一回受けたんですよ 逆の立場ですね
Nobuhiro Seki
会社が不祥事を起こした時の記者への対応みたいなこともやらされて 記者が急に激行したりとかいろいろするんですね シミュレーションの中で
やっぱりその中でどういうふうに その要するに結局人間対人間なんで
どういうふうに言ったら火に油を注ぐのかとか そういうこともやっぱりそれなりに体系化されてるんですよね
だからそれを受けた人と受けてない人で全然一回でも受けると リアクションも違うし
やっぱり自分も逆の立場の時にやっぱり来た 捕まえたと思うとやっぱり強く攻め そこをこじ開けにいくわけじゃないですか 当然そこに真実があると思うから
でもやっぱりその中で 例えば最初にもうこれ出るって分かってる時に
あらかじめ全部開き直ってね そういうこっちが調べなくても ちゃんと聞きそうなことを開示してくれるとか
いうことをしてくれたら そういう感情的なプロセスに入らないじゃないですか 例えばね
感情的なプロセスに入らないと感情的な質問もなくなって 感情的な返答もなくなったりとか
なんかね やっぱりそういうところはどういうふうにやれば 穏便に会話が進むかとか
それも一対一の時と一対多の時もどうするかみたいなやつも 結構やってる
多分そういうのにすごい卓越するっていうのが さっきのPRっていう意味で
PRっていうかパブリックリレーションズとか メディアリレーションズっていう意味では すごい重要だったと思いますし
多分 先ほどのPR会社さんの仕事の中に 結構多くの部分ってやっぱりそういうことに
費やされてるとは思いますけどね
Mika Ueno
そうですね リスク対応とかね メディアトレーニングのやつでしょ
Nobuhiro Seki
そうそう リスクですね はい
やっぱり同じ すごい似たような製品とかが やっぱり大量に出てくる中にどれを取り上げるのかとかって
もちろん明確に製品の性能差があったりとか すれば別ですけど
そうじゃない時にどっちを取り上げるのかって 人の主観じゃないですか
いくら代替が客観的とかいっても ピックアップの過程は記者とか編集者とか
ディレクターとかが主観的に結構行ってるんで その主観に影響を与えるような動きっていっぱいありましたね
まさにきれいごとじゃないっていうのはありますよね
Mika Ueno
なんか積み重ねとかね いろんなものがノウハウとして 重なって対応できたりするところだったりしますからね やっぱりね
Nobuhiro Seki
裏エックスクロッシングとかあったらいっぱい喋れますけどね
裏エックスクロッシングがあったらみたいな話を
Mika Ueno
裏座談会かやる
裏も何もないじゃないか
Nobuhiro Seki
1996年なんとかしたことがこういうことをしました みたいなことを割と覚えてますけどね
Mika Ueno
こんな感じでしょうかね PRについて掘り込んでみました