キャリアの5年目の壁
本日のテーマはこちら、キャリア5年目の壁。
はい、まあね、あの、主に今回フリーライターとかの話、フリーダンスに限らないかもしれないですけどね。
まあやっぱね、キャリア5年目ってね、こうちょっと駆け出しからもう中堅にね、こうちょっと差し掛かる頃だと思うんですけど、
なんかね、私自身の感覚とか、あと周りの人にとってはね、結構ね、5年目から5、6、7年目ぐらいでなんか結構ね、
ちょっと立ち止まっちゃうというか、悩んじゃうね、ライターさんってね。結構いるような気がするんですよね。
なんかこのタイミングがあるあるなのかなと思って。で、まあさっき私の体験からもって言ったんですけど、私もちょうど本当に5年目ぐらいで、
なんかこのままでいいんだろうかとかって言って、すごくもがいて失敗したりしたし、もしかするとね、
奈々さんとかさ、あんま悩みなくさ、ズンズンズン言ってそうだけどさ、なんか、もしかするとそういう壁にぶち当たったことがあるのか、どういうふうに乗り越えたのかとかね、聞いてみたいので、
今回はそういうテーマでね、話していこうと思います。
はい、そうですね。いや私もね、キャリア5年目ぐらいかなにね、ちょうどね、どうしようかなって悩んだというか、戦略的にどうしていくかを考えたっていう時期があったのでね、
それがもうキャリアの壁ではあったのかなというふうに思っているので、今日はね、そんなね、お互いの体験談を話しながらね、進めていけたらなと思っています。
はい、この番組は、プロライターの思考力が身につくオンラインスクール、あなたのライターキャリア講座のサポートでお送りしています。
ライターの本音、第257回です。よろしくお願いします。
はい、お願いします。
改めまして、こんにちは。株式会社よすかの土屋奈々です。
フリーライターの斎藤美知子です。
編集者、ライターの私たちが本音で語り合っていきます。
さて今回は、キャリア5年目の壁ということなんですけれども、先ほどね、斎藤さんもだいたい5年目ぐらいで、キャリアの壁にぶつかってたよってことがあったって言ってたんですけど、
具体的にどんなふうに壁を感じたっていうのかな、なんかぶつかったなって思ってたんですかね。
いやだから、まず5年目ぐらいまでは、本当にひたむきに何でもやるっていう感じだったんです。
例えば、まずテーマとかね。テーマとかもまずは最初、自分のとっかかりがいい、好きなものから始めていったけど、
依頼がよく来るものって、よく受けてるものを得意分野にしていった時期がちょっと前、4年目、3、4年目ぐらいなんですね。
具体的に言うと、私がね、結構人事とかね、ロームとかの分野で描いてて、今も描いてますけど、それが結構得意分野になり始めたのが3、4年目。
取材とかを始めたのも3、4年目だと、3年目とか2、3年目ぐらいだと思うんですよ。
その時はさ、まだスキルを獲得するだけで精一杯、単価を伸ばすだけで精一杯、仕事いっぱい取れるようになるだけで精一杯みたいな感じだったから、
どんどんやっていったんだけど、5年目になった時に、ちょっとある程度慣れてきて。
いやなんか私、全然人事の専門家とかでもないなみたいな。確かに面白いけど、なんかもっと私が長くね、ライターとしてキャリアを長く続けるようになったって、
もっと私が打ち込めるジャンルで描いていけるように、なんかもっと営業をしたりとか。
なんか今までは依頼が来たものをどんどん受けていったけど、もっと私営業した方がいいのでは?とか思い始めたのが。
あるあるだね、あるあるだよね。自分を営業していくみたいな、こういうのをかけまして、ちゃんとアピールした方がいいんじゃないかとか、
考え出すのがなんとなく5年目ぐらいな気がする。もっと早い人もいるかもしれないけどね。
そっか。いやそれでですよ。まだそこまで壁じゃないと思うんですよ。まだチャレンジしようとか考えてる段階だから。
いや、リアル壁だったのが、結論、ダメだ失敗したっていうかきつかったんですよ。
で、例えばですけど、私このBotCastもよく言ってるけど、ゲームが好きなのね。アプリゲームでもコンシューマーゲームでも好きだから、
例えばゲームのメディアにちょっとすごく好きなメディアがあるから、それのライター募集に応募してみたりとかね。
あとはもう一個は、教育。私が大学職員だったしとかいうのもあって関心のある分野だから、ちょっとお固めのでも打ち込めそうな分野で、
教育だけじゃないけど、もっと何て言うんですかね、いい感じの世の中にいい感じの新しい取り組みをいっぱい事例取材してるメディアで、
じゃあ私は教育ができますって言って売り込みに行ったんですよ。で、まずその教育の方は、まあ面白いかもしれませんね。
で、一回面接までしたんですけど、まあ普通にいい感じに面接したけど、まあその他何もないみたいな感じですね。
で、その次がゲームのやつで、それはね本当にオンラインとかじゃなくて現地行ったんだけど、なんかね世界の違う感じだった。
なんて言うんですかね、まあ本当にねケチョンケチョンに言われたんだよ、本当に。
あ〜やだ〜。
そう、泣きながら帰った。泣きながら帰ったんだけど。
いやあの、それがね、でもね私分かってなかったんです。その業界のことを分かってなかったがゆえの、だから壁をじゃあどう乗り越えたかってもう次の話になっちゃうかもしれないけど、
だから業界の違いを分かってなかったことによる壁だったというか、どうか言うかね。
まあ私ってだからこれまでクライアントワークしかやったことなかったわけですよ。
まあこういうオウンドメディアがあるのでとか導入事例作りたいのでとかって言うんで、依頼受けて取材行ってっていう感じなんですけど、
私がその営業行ったメディア、両方とも独立のメディアで、しかも誰かの広告とか書いてるわけでもないから、とにかく企画の方が欲しいんだね。
面白い企画、そうそう企画が欲しいしアイディアが欲しいし、なんならゲームのメディアの方は文章なんてうまくなくていいですよ。文章がうまいって何か必要なんですかみたいな。
怖い怖い、やだやだ。
すごい言われちゃって、なんでなんだろうって思っててもなんかそこでふと気づいたっていうのがね、キャリアの5年目の壁でした。
コミュニケーションの重視
なるほどね。クライアントワークやってるとどうしても綺麗な文章っていうのが美徳っていうか、やっぱそれが欠けてどうかっていうところじゃない。
プロってことになりますよね、それがね。
だからそこに尖ったとかさ、もっと自分語出してとか言われるとさ、途端にわかんない。これも前回、前々回ノートの時にも同じような話した気がするんだけど、
もうお題ちょうだいってなっちゃうやつ。
そうなんですよ。
なるほどなるほど。
そうそうそうっていうのがありましたね。結論じゃどう乗り越えたかっていう話ですけど、私結構苦手なんだなということを確認したんだよね。
自分で企画出しするとかっていうのがそういうタイプじゃないのかなって思ったから、クライアントワークで何かこう自分が続けられそうなジャンルとか仕事の仕方を見つけようって思ったのがエメだった。
ちょうどね、どっちに行くかってところだよね。自分でこう自分を売って自分で企画してどんどんガンガン売っていくっていうのか、クライアントワーク中心でその中で自分がどのジャンルに身を置いていくかみたいなところ。
でもすごい5年目ぐらいであるあるの話な気もする。私も。
ちなみにじゃあ次よ、奈々さん。奈々さんは戦略的にとか言ってたじゃないですか、冒頭。どういうあれだったんですか?5年目のキャリアの。
5年目の前に1回3年目で一度立ち止まったことがあったの。時代の流れもあって、2012年ぐらいからライター業を始めてるから、その頃って本当にいっぱい書いても500円しかもらえないとかそんなのがいっぱいある中で、とにかく数打って稼ぐみたいな形のところからやってたから、
当時は恋愛記事書けますとか恥ずかしいこと言ってたわけ。でもさ、そういうので、私なんでもないじゃんみたいな。専門家とかカウンセラーとか、なんでもない人がこんな偉そうに書いてていいのかなとか。
当時はまだ美容記事とかも全然誰でもとにかくいっぱい書けばいいみたいな時代だったから、そういうのも書いてたけど、書けますとか言っちゃって、1回書いたものだから、私それ書けますみたいな感じでやってたんだけど、これでもいいのか。
いいのか。私何の専門家でもないし、これにすごく知識があるわけでもないし、なんなら美容を全然わかんないみたいな、メイク道具全然持ってないし、化粧水もとりあえずその辺の使ってる私がいいんでしょうかっていうのはすごい感じてて、そこの真面目だったっていうのもあるかもね。
いいの?って思ったところで、1回立ち止まって考えたわけ。そうした時に、もっと自分が専門だってはっきり言えるようなこととかを書いていった方がいいんじゃないかって思って、ジャンルを絞ろうかなって思った時期が3年目ぐらいに1回あったわけ。じゃあどうしたらいいのかわかんなくて、じゃあどうしようこうしよう。でも日々の稼ぎは必要だから書けるものを書いていったり、でもジャンルが徐々に減らしていったりとか。
だからその頃は金融だろうがなんだろうが全ジャンル書いてたわけ。そういう時代があったから、私これ向いてないなとか、好きじゃないのかもとか、すごい書くの苦しい分野とかは自分の中でなんとなく整理がついていった5年目ってちょうど3年に妊娠したぐらいが多分5年目ぐらいで。
そういうのもあって、どうしようって思った時に、なんかもう私なんでもいいやって思った。5年目。書く仕事したいのかっていう壁にぶつかったの。なるほどね。書かなくたっていいんじゃないって。
もしかしたら私、書くことよりも人とコミュニケーションを取る方に軸を置く仕事の方が好きかもしれない。好きっていうか楽かもしれないって気持ちがね、っていうところが5年目の私は壁で。でも人に喜んでもらえるっていうのはすごく嬉しいから。
今までやってきたっていうのもあるから、このライティングというジャンルの中で、じゃあもう比重を人とのコミュニケーションに置くとしたら、編集だったり、ディレクターだったり、今もやってるお客様相談窓口だったりして、なんかそういうところのライティング業界にはいるんだけど、ちょっと書くだけじゃない仕事にシフトしようって思ったのがちょうど5年目ぐらい。
うわー、なるほど。そういうのがあったのか。今の話、いくつかポイントがあって、まずその前半で言ってた3年目、なんか自分専門でもないのにみたいな。それも私がさ、5年目にぶつかった壁って言ったんだけど、そうなんですよ。ライターって一回、自分何者かになった方がいいんじゃないかって思う瞬間ってあるんだよね。何者みたいなさ、そういうアサイリョーの小説とかもあったんですよ。なんかそういうのがあるなっていう。
ぶつかるよね。なんかね、何でも書いていった時にさ、なんでこんな何でもない私が書いたものを読んで、あ、そうなんだって思う人がいるわけじゃない。いいの?いいの?っていう気持ちに一度ぶつからない?なんかぶつかる気がして、みんな。
ライターキャリアの壁
そうそう。とか、結局ライターで売れてる人って名前を売ってる人が売れてるように見えるじゃん。見える見える見える見える。何とかさんが書いてる。そうそうそうそう。だから見えちゃうけど、まあそうでもないんだよねみたいな気づくのが気づいたりとか。逆に本当にね、名前売っていくのにシフトするみたいなタイミングが1個あるんだろうなっていうのがまず1個でしょ。もう1個は、だからそのライターやりたいのかっていうのを結構あるあるだと思ってて。
うん。5年くらいやってきてね、ふとね、あれ?私やりたいのこれだったっけ?みたいなね。
そう、だから多分その前者は専門性とかの壁で、もう1個はね多分幅の壁だと思うんですよね。なんかライターとしての幅。だから私も今講師とかやってますけど、え、それ講師始めたのも5年目くらいじゃないですか、多分私が。だからそれもなんか壁というか1個あって、なんかそのね、えーと、そうですね。
なんか私その、それがライターになりたくてだったわけじゃないじゃないですけど、もともと小説が書きたくて、その勉強のためにライターの仕事をしてみたいな感じで、そしたらなんかいつの間にかそっちが仕事ばっかりになっちゃってみたいな話もあるんですけど、だから目指すライター像とかがないから、私どうすんねんみたいな。
だからどこに向かっていくんだろうみたいな時期、確かにこれもそうだね。これもあったんだろうね、きっとその背景に、ゲーム会社のゲームの背景に多分きっとあって。
べこべこにべこばされて帰る道。 そう、その背景に。あって、でもそれは確か私の先輩ライターに話を聞きに行ったんだよ、確か、相談に行ったら、幅を広げるというのもありですよ、みたいな。
専門性を突き詰めるとか、ステップアップしてくれるだけじゃなくて、幅を広げるというのはありますよ。例えば、クライアントワークしながら自分でメディアを立ち上げちゃうとか、もしくは講師をやるとか、コーワーキングスペースみたいな、場所を持つみたいな、いろんな活動すればいいんですよ、別に、みたいなことを言われた時に、講師の話の相談を受けたの。
今、奈々さんがいらっしゃる会社がやってる、あなたのライター経営講座っていうやつですよ、あれの声がかかって、やったーと思って始めて、それが、なんていうんですかね、さっきちょっと冒頭にもあった、クライアントワークだけでいいのかにもつながるけど、だから講師の仕事を始めたことによって、私が、例えば、ヨスカのやつは一緒にテキストとか作ったから、私のコンテンツじゃないけど、
私のコンテンツ作れるようになったんだよ、この講師として。
素晴らしい。
奈々さん 自分発信の、そうそうテキスト作ったりとか、なんかユーデミの講座とかも、それもヨスカとして作ったけど、そうそうそう、主に私が全部作ったりしたので、で、ヨスカ外の講座でも全部私のテキストでやったりしてるから、
だから、いろいろこう、それこそ5年目で試行錯誤して、思わぬところから壁が乗り越えられた、みたいなのはあったの、思い出しました、今の話って思い出したわ。
頭の中が整理ついた。
そう、まあね、だからライターとしてどうしていこうとか、もっと稼ぎたいとか、なんかこう、じゃあ5年先、10年先も今と同じ仕事、いやもうさ、それはでもさ、今も迷うよね。
5年先、10年先、この仕事で食っていけるのかなっていう不安はさ、これはもうね、フリーライターあるあるでね、5年目とか関係なくね、きっとね、皆さん持ちでね。
キャリアの転換期
今日のテーマとはちょっとそれちゃうけどね、私はもう今、パラレルワーカーとしてライター以外のいろんな仕事をして、リアルな仕事、人とリアルに触れ合う仕事が、やっぱりAIとかにはとってかれない、なんか残るんじゃないかっていう、なんかうっすら思いがあって、
そういうのもしなきゃなっていうふうに最近は考えてるから、なんかまたここでちょっとした壁じゃないけど、なんかこうキャリアの転換期じゃないけどさ、なんかそういうタイミングにもしかしたら、ここ1,2年あるのかもしれないなって思って、いろんなことをもともとやってるんだけど、それをあえてパラレルのように働いてますみたいに、あえて言うようにし始めた、去年ぐらいから。
わー、なるほど。でもそれはさ、ちょっと時間もあれだから、また別の回にさ、やりたい。私もちょうどそうなんですよ。だからこれから子供をさ、子供が生まれたばっかりだから、これから自分の仕事どうするのかみたいなのをすごい考えるので、また別の回にしようと思うんですけど。
ちょっと最後、これ最後だけど、これ聞いてらっしゃるリスナーの方でさ、実際5年目前後の方とかでさ、本当にキャリアの壁ぶつかってる方いると思うんですよ。あくまで我々の体験からだけど、どうやったら乗り越えられるのかね。
いやでももうさ、考えるのと、あとなんかもうとにかく手を動かすのと、なんかこう両軸回していくと、そのうちなんとなくこれだっていうのに、なにこれ答えなってる?なってない?なんかそうやって乗り越えてった気がする。だってほら、とりあえずさ、目の前の仕事はこなさないとお金が発生しないから、今まで培ってきたことはやりながら、ちょっと頭の中で違う、これはどうだろう、これはどうだろうって思ったら行動する?
うん、してみる。だって大丈夫だよ、失敗なんて別にないんだからさ、とりあえずやってみて、このジャンル違ったな、これじゃなかったなって、繰り返していくとなんとなく見えてくるんじゃないかな。
確かに、だからその会社員の方と違って、転職とかって大変じゃん、取り返しがある程度つかないと言わないですけど、大変だけど、だいたいやってみよう、あ、だめだったらさ、すごいしやすいから、特にフリーランスとかの場合だったら、だからそれは一個やればいいですね、確かにね、私もそうやってきたし。
あともう一個だから思ったのが、だから考えるっていうのも今おっしゃったけど、自分だけで考えられなかったら、やっぱり人に聞いた方がいいと思う。ちょっと愚痴を言うでもいいから。
そう、聞いてもらうといいよね。そのために我々のラジオもね、掛け口としていただけるようなものを応用してますもんね。
すごいすごい、上手につなげていただいて。
こちらのポッドキャストはですね、リスナーの方からの投稿もね、募集しておりますので、なんかね、こういうちょっと今キャリアのことで今後どうしようか悩んでるとかありましたらね、私たちでよければですね、ちょっと相談に乗れればっていうのがありますので、
YouTube の概要欄とポッドキャストの詳細の欄に投稿フォームのURL記載しておりますので、ぜひぜひ応用していただけると嬉しいです。
ありがとうございます。それでは来週の金曜日にまたお会いしましょう。さようなら。