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2025-04-04 16:50

AI時代でもライターには専門性が求められるのか? #223

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ライターは独自の専門性を持つべき!!みたいな意見をよく耳にする昨今。AI全盛期となった今でも同じことが言えるのでしょうか?というか現代における「専門性」ってなに…!?

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▼MC:
・伊藤謙三(株式会社YOSCA)
青山学院大学経済学部経済学科卒業。Webメディアの編集ディレクション、テキスト関連の講座や研修の開発・運営を担当。2020年に「あなたのライターキャリア講座」、2024年に「ビジネスメール・チャット添削研修」を立ち上げる。著書に『部下のメール・チャットが読みづらい!と感じたときに読む本』がある。

・土屋菜々(フリーライター)
玉川大学教育学部卒業。大学で幼稚園教諭免許と保育士資格を取得。卒業後、子育て世帯をターゲットとしたマーケティング会社に就職し、幼稚園や保育所と企業をつないでビジネスに生かす仕事に従事。長男の出産を機に退職後、2012年夏にライターデビューし、幼児教育・保育・教職員向け講習・採用・ワーケーションなどの分野を中心に執筆中。 現在は、13歳・11歳・7歳・4歳の3男児+1女児を育てながら、編集者・ディレクター・YOSCAのお客様相談窓口などを担当。ライターと並行して市の図書館協議委員・NPO法人理事・幼稚園の広報サポーターとしても活動中。

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サマリー

AI時代において、ライターに求められる専門性について議論が展開され、経験や独自の分析力がAIに代替できない重要な要素として強調されています。また、情報の信憑性を確保するために専門家の校正が重要であるとされ、今後のライターの役割についても考察されています。AI時代においてもライターには専門性が求められ、特にインタビューやフィードバックの面では人間ならではの価値が重要視されていることが強調されています。

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皆さんこんにちは、ライターのホンネです。 悩めるライターの疑問や不安を解消すべく、元気の編集者、ライターがホンネで語り合うポッドキャストです。
株式会社YOSCA編集者の伊藤謙三です。 フリーライターの土屋菜奈です。 本日のテーマはこちら。
AI時代とライターの専門性
AI時代でもライターに専門性は必要なのか。
はい、今回ね、AI時代って言ってね、今AIがいろいろ進歩してきてて、AIが文章を書いたりとかもできるようになってきたっていう、この今のこの時代にライターとしてやっていくには専門性が必要なのかどうかっていうの。
これ私もね、すごいね、考えるんですけどね、専門性っていうものがどこまで必要なのかとか、専門性じゃなくてなんか別のことが必要なのかとかっていうのはすごい考えるんですよね。
なのでちょっと今回、AI時代でもライターに専門性は必要なのかっていうところで伊藤さんと話をしていきたいなと思っています。
はい、ありがとうございます。これはね、非常に気になるトピックだなと。
つまりはあれですよね、数年前、本当だから2,3年ぐらい前とか、なんか専門性だよみたいなノリがありましたよね。
もちろん今もあると思うんですけど、ライターとして個性をね、アピールするには専門性だと。
専門性の定義は去っておきね、とにかく専門性だと。
そんな中でAIが出てきて、全部ひっくり返されたような気でもあって。
知識量でかなわないところありますからね、AIに。
だからそんな中でそもそもね、専門性ってライターに必要なのかとか、というかこの時代における専門性って何よ、そもそもみたいな話をね。
ちょっとこのAIと専門性みたいなテーマでね、今日話していけたらいいかなと思っております。
この番組は、プロライターの思考力が身につくオンラインスクール、あなたのライターキャリア講座のサポートでお送りしています。
ライターの骨、第223回です。よろしくお願いします。
はい、お願いします。
経験の重要性
さて、今回はAI時代におけるライターの専門性みたいな話をしようかなと思ってるんですけども。
専門性、どう思います?千谷さん、この時代、この時代というかそもそも今ですね、ライターにとっての専門性、必要だと思います?
専門性ね、なんか専門性っていうとすごい難しいけど、でもなんか生半可な知識とかで立ち打ちはできなくなってきてるのかなっていうのは感じますよね。
そうですね。
AIにできないこととかっていう風に考えると、経験、人は経験いろいろすることができるじゃない?
経験に裏打ちされた知識とかっていうのは、やっぱりAIにはできないところだから、そこを記事にしていけるっていうところはライターに必要なんじゃないかなって思ってますけどね。
そうですね。まず専門性って話になりますけど、昔から多分言われてきてるわけですよ、専門性、専門性。
みんなどんどん専門性、情報量濃くなっていくわけじゃないですか、みんなね、もっと専門性。
だからその専門性のレベル感がどんどん上がっていってる最中だと思うんですね。
そこにこのAIみたいな時代が来て、バーンて求められる専門性のレベルがすごい上がっていったと、相対的にね、思うんですけれども。
徐々に求められる専門性が上がっていくのは、AIがあるなしに関わらずね、どんどん上がってきてたところだと思うので、今の時代の専門性は何なのかって話ですね、じゃあきっとね。
専門性っていうのと、AIにできないことっていう二軸で考えなきゃいけなくなったのが今の時代なのかなって。
前はさ、他の人より自分が詳しいことって何だろうみたいなところの専門性だったりさ、資格持ってるとかで専門性っていうのでやっていけたけど、今さらにそこにAIくんがいて、そのAIがいろんな知識を持ってるわけじゃない?
そこでじゃあ何が次、AIにとって変わる人間らしいこと?人間のライターだからできることって何だろうみたいなのも考えなきゃいけなくなったから大変だよね。
そうそうだから専門性って僕らもポロって軽々しく言ってますけど、そもそも何って話になっちゃうんですよね。
先ほど土屋さんがおっしゃったように経験みたいな話は確かにあるなと思ってて、結局今AIが出せるものっていうのは広く情報として出てるものをまとめてくれる。
出てる情報を分析するみたいなところだと思うんですけど、個人的な主観による分析みたいな部分ってやっぱりその人の経験とかによるものが強いと思うので、
信憑性というか説得力みたいな部分はやはりその人だからこそ言える部分みたいなのがあったりするので、それがいわゆる専門性になっていくのかなみたいな気がしますね。
っていうのも一つあるじゃない?観修とかっていうのはよく観修依頼とかもいただいたりするけど、観修も一つ価値があるじゃない?
視覚を持ってるからこそ、この情報は正しいですよって言えるのって観修者だから。なんかそういうものが一つあるし、だからってみんながみんな視覚が持ってるわけじゃないし、視覚がなきゃら一体なれないのかって言ったらそうじゃないじゃない?と私は思ってるんだけど。
観修ね。観修の話で思うのはやはりその、やっぱりこの安心、なんか信憑性、ないし安心感みたいなところってまだAIでカバーできない部分かなと思ってて、やっぱどことなくAIが全部ありましたよって言うとなんかちょっと不安の部分あると思うんですね。
信憑性と校正の役割
っていう意味でもやっぱりその観修、事実確認とかする上での観修ですね、とかはやっぱり専門的な方がやってくれるとやっぱり読者としてもすごい安心につながるかなと。あとなんかちょっと前のね、もう少し時代を先、何年前、情報の信憑性が話題になる出来事がありまして、ちょっとなんて言ったらいいんだあれ。
あれね、業界的にはその単語を使うと、あああれねってなる。
なんて言ったらいいんだろう。
炎上しちゃったやつで、医療情報を嘘をついたというか妄想が入っているような情報をソースというかそういうものだみたいに書いちゃって、すごく大きな問題になったやつですよね。
医療とか美容系とかのテーマですごいあることないことをいっぱい書いて、記事を量産した結果、ウェブ上の記事というもの、そもそも信憑性が下がっていっちゃったみたいな出来事があって、その辺からやっぱ観修みたいなものの文化が結構強まったんですよね。記事に専門家がチェックを入れてるよみたいなことをアピールする時代が来まして。
そうね、一時ね、とりあえず観修みたいな流れありましたよね。観修さえ入れとけば。
それではその情報の信憑性みたいなものがみんなあれ、よくもあるかもちゃんと見るようになったんですよね。ウェブに記事が出てるから真実とはみんな思わなくなってきたみたいな。それ多分AIの今も割とそういう傾向があるのかなと。
AIが書きましたって言うと、ほんとか?ってなっちゃうんで。そこで専門家、専門知識がある人が観修するって言うとやっぱ安心感強まりますよね。そういう意味で専門性、力発揮できて出すねというところで、あっていいことはありますね、専門性っていうのはね。
今のPodcastのテーマはAI時代でもライターに専門性が必要なのかと。絶対必要って言っちゃったら厳しい世界になっちゃうんであれですけど、あっていいことはいっぱいありますよね。AIが全部知ってるからそんなあっても無駄だよとは全く思わないですね。
あとはね、ただ知識を持ってますだけだとそのうちあれなのかな、AIに食われちゃうようになるのかな。
そうですね。調べたらわかる情報いっぱい持ってるとかだとちょっとね。
なんか今まではさ、いろんな情報知ってますとか、その用語理解できますよとかっていうくらいでも、なんかこう、ああよかったって、専門性とまでは言わなくても、なんかその分野得意なんだなとかって言えてきてるけど、だんだんなんかこれAIがどんどんなんか知識をどんどんどんどん身につけていったら、それプラスアルファ何かが必要になってくるのかなって思うと、
この専門性みたいになってくるのかな。
なんかライター目線で言うとすごいなんか怖い時代ですよね。今何が起こるかわかんないし、何が自分に求められてんのみたいな。そんな中で専門性大事だとか言われちゃうと、何専門性ってなりますよね。
そう、何だろう専門性。
でも自分のね、本当に本当に資格がなきゃやってけないんですかってなるけど、そんなこともないはずなんだよなっていう、なんかあるじゃない、自分でも。
で、我々なんかその依頼する側としても、なんかそのAIが今どれだけできて、今後どれだけ何をしてくれるかみたいなのが本当に日々変わっていくからわかんないんですよね。
そんな中で我々がいう専門性って何なんだろうなっていうのは、ちょっと自分でもこう自問自答しちゃうとかありますね。
だから本当に経験とか、あと時間ってお金で買えないっていうのは、別にライター業とか関わらずいろんなところで言ってるんだけど、時間をかけてたからこそできるのって多分イコール経験になると思うよ。
例えば別にサッカーずっとやってきましたとかわかんないけどね、っていうよりはコーチをしてきましたとかサッカーの記事をいっぱい書いてきましたっていう経験の方がライターとしてはさ、よりいいわけじゃない。
そういう経験かけるライティングみたいなところがどれぐらいあるのかっていうのも専門性の裏付け。資格じゃないんだけど、この分野でずっと書いてきましたとかっていうところも専門性にはプラスになっていくんじゃないかなと思う。
いや確かになるな。もうそれはだってその人がAIを使えばいい話ですね、もはやね。だからその勘どころを知ってるっていう意味での専門性は強いですね、確かに。
そう確かに。だって僕が全く知らないジャンルの記事を書くってなった時に、さすがにやっぱり勘どころがわからないので、なんか手がかりもなくAIを使ったとしてもなんか遠回りしてそうな気がしますね。
ライターの専門性の重要性
どういう意味でもその経験と意味での勘どころみたいなのはすごい大事だと思いますね。 大事ですよね。なんか業界だったらそういうふうには書かないみたいなね。知識としてはあってるんだけど、なんかこうその業界にいる人が読んだ時に、え、なんかこれ絶対知らない人が書いたよみたいな文章になることってあるじゃないですか。
よくあるのほら納品した後で、なんかその分野の専門の方が見た時に、なんかこれはちょっと違うみたいな。なんかこう言葉にうまく表せないんだけど、こういうふうには言わないと思うとかっていうところの勘どころがあるかないかはすごい大事になってくるんだろうなって、AI時代?そういうことだよね。
あと多分インタビューとかそっち方面は結構まだまだ、インタビュアーとしての専門性とか経験みたいなのってまだ強いんじゃないかなと思いますね。
まだ強くあってほしいですよね。まだまだそこまでAIわからないけど、突然出てくるかもしれないよね。取材ができますっていうAIが。
なんかね、どう出てくるんだろうなっていう気がします。たとえば質問表、質問事項を考案するとかは確かにできそうだなと思うんですけど、なんかそのヒアリングとかってのはね、AIにどうやるのかなっていうのが気になりますね。
そうね、だからまだまだインタビューは私たち人間の方が強いのかもしれない。
そうそう。なんかこのよくね、僕もそのAIについていろいろ考えながらね、たとえば僕が今こう研修サービスを展開する中で、その例えば添削とかね。
今その文章のね、ライティング研修みたいなの提供してるんですけど、受講者の皆さんを添削するってこともやってるんですけど、
じゃあ仮にこの添削をAIがやったらどうなるかっていうのをよく考えるんですけど、なんか例えば添削みたいなことを何もこう、そもそも受ける機会がない人にとってはその添削AIがあるってすごい便利だと思うんですけど、
なんか例えば今僕らは人間がやってるわけですよ、添削、添削指導。この人間がやってる添削指導をAIにしましたって言ったら喜ぶかなっていうのがね、すごい疑問なんですよね。
あんまり嬉しくはないよね、自分がやる側だったとしたら。
そう、添削何もないところに、じゃあこの添削AI作りました使ってくださいって言ったらちょっと喜ばれると思うんですけど、人間に代わってAIになりましたーって言ったら、それ本当嬉しいかな、嬉しい人もいるかもしれないですけど、例えば無限に使いまくりたいみたいな人にとっては便利かなと思うんですけど、
個別の、パーソナルな個別のフィードバックとかをする上では、結構まだまだベテランの人の方がいろんなメリットあるんじゃないかなと思っちゃいますね。
そうだよねー、なんかでも自分がどうだろう、フィードバックもらうって言った時に、感情抜きにして本当なんか文章と向き合って、その文章に対してだけ言ってきてくれるって思えるのは、これまたちょっとさ、フィードバックに特化した話になっちゃうけど、なんかAIが言ってくれる方がいいって人もいるかもしれない。
なんかこれ、このフィードバック、この人に嫌われちゃったのかなとかさ、思うタイプの人いるじゃない。それだとAIの方が気は楽っていうのは、なんとなく私はそれすごいわかる気はするけど。
緊張はしないですよね、確かにね。
まだコーチング的なところもあると思うんですよね、そのね、転作指導って言ったら。そういう部分をAIにはさすがにまだ取り替えられないかなと。なんかその、誤字雑字のチェックとかそのレベルであればね、むしろそのAIとかの方がむしろお互い、お互いというか全員がやりやすいと思うんで。
なんかその、人間である必要みたいなところはやっぱり所々あるなと僕は思ってまして。そう、それはなんか大事だなと僕は。その、そこ探すことが大事だなとは僕は思っちゃいますね。
そう、まだまだAI時代突入してるけど、AIをうまく使いこなせるライターでありたいね。
AIと人間の共存
そうですね、なんかその変に悲観せず、諦めずと。
そう、諦めず、頑張っていきたいな。
そう、たぶんなんかね、僕もね、体感としてはそのAIってもう僕もゴリゴリ使ってますし、すごい便利だなと思うんですけど、なんかAI、AI言ってる人つまんねえなってよく思うんですよ。個人的には思っちゃうんですよね。
いや、むちろんめちゃめちゃ便利だし、使い勝手めっちゃあるんですけど、なんか時代はAIだ、AIが全てだみたいになってると、なんか冷めますね。個人的には。
そうね、AIはうまく使っていこうよみたいな方がまだいいかな。
そうそうそう、なんか人間の生活を豊かにするものだと僕は思ってるので。
そうね、変に怖がりすぎる必要もないと思う。
そうそうそう、なんでなんかやっぱいいバランスで付き合っていきたいですね。僕もAI大好きですし、人間の方が僕は好きですからね、もう。そのバランスはたぶん今後変わんなそうだなと。
そうね、そのバランス忘れずにいきたいね。
なので今回のテーマとしては、AI時代でもライターに専門性必要なのかという問いであったんですけど、必要ダメと。
必要ダメ。
いろんな意味の専門性があるから、ライターってすごいね、今後も、むしろAIとの親和性の高い職業だと思うので、なんかどんどんやれることが広がっていくんじゃないかと思ってますね。
私もそう思います。
ってな感じでございますね、今日はね。はい、じゃあ競争を締めますかね、今日はね。
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はい、ありがとうございます。それでは来週の金曜日にまたお会いしましょう。さよなら。
さよなら。
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