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2025-03-07 15:46

ライティング案件発生までの流れ|案件発生から受注までの商流 #219

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フリーライターとして仕事を受注する際に思うこと。そもそもこの仕事は、誰が・どのように発生させた案件なのでしょうか。このへんの「案件発生までの流れ」を改めて整理してみました。

▼ゲスト:
・土屋菜々(フリーライター)
玉川大学教育学部卒業。大学で幼稚園教諭免許と保育士資格を取得。卒業後、子育て世帯をターゲットとしたマーケティング会社に就職し、幼稚園や保育所と企業をつないでビジネスに生かす仕事に従事。長男の出産を機に退職後、2012年夏にライターデビューし、幼児教育・保育・教職員向け講習・採用・ワーケーションなどの分野を中心に執筆中。 現在は、13歳・11歳・7歳・4歳の3男児+1女児を育てながら、編集者・ディレクター・YOSCAのお客様相談窓口などを担当。ライターと並行して市の図書館協議委員・NPO法人理事・幼稚園の広報サポーターとしても活動中。

▼おたより投稿フォーム:
https://docs.google.com/forms/d/15G-iK5UNjYqAaJgcRP6JXT79VUyvMSLwzCJ7ro0ES98/edit
番組への感想、MCへのメッセージはこちらまでお寄せください。

▼MC:
・伊藤謙三(株式会社YOSCA)
青山学院大学経済学部経済学科卒業。Webメディアの編集ディレクション、テキスト関連の講座や研修の開発・運営を担当。2020年に「あなたのライターキャリア講座」、2024年に「ビジネスメール・チャット添削研修」を立ち上げる。著書に『部下のメール・チャットが読みづらい!と感じたときに読む本』がある。

・西東美智子(フリーライター)
一橋大学社会学部卒業後、国立大学事務局、文芸雑誌編集部を経て、2015年にフリーライターとして独立。2020年以降は「あなたのライターキャリア講座」講師も務める。執筆における得意分野はEdtech、バックオフィス改善(働き方、業務効率化)。趣味はミュージカル鑑賞、ゲーム、文学創作、犬・猫と過ごすこと。

▼Podcastリンクまとめ:
https://listen.style/p/writernohonne
Youtube、Spotify、各種Podcastアプリでご視聴いただけます。

▼関連企業・サービス:
・株式会社YOSCA
https://yosca.jp/
・あなたのライターキャリア講座
https://yosca.jp/school/career/

サマリー

ライティング案件が発生するまでの流れを解説するポッドキャストエピソードです。依頼主からライターへの案件の伝達方法や、編集者とのやり取りについて詳しく説明しています。ライティング案件の確定と受注プロセスにおいて、ライターと依頼者との信頼関係が重要であることが強調されています。また、案件のタイミングやフラットなコミュニケーションの重要性にも触れています。

ライティング案件の流れ
はいどうも、ライターのホンネです。題名のライターの疑問や不安を解消すべく、現役の編集者、ライターが本音で語り合うポッドキャストです。
株式会社YOSCA編集者の伊藤謙三です。そしてお相手、この方、フリーライターの土屋奈々さんです。
フリーライターの土屋奈々です。よろしくお願いします。
はい、お願いします。今回からね、前回までゲストという形で来ていただいたんですが、今回からもうメインパーソナリティというところでね、是非ね、これからもよろしくお願いします。
頑張りまーす。
はい、本日のテーマはこちら。
ライティング案件が発生するまでの流れ。
はい、ライティング案件が発生するまでの流れといって、皆さんフリーライターの方って依頼をご相談されて、その相談の中で、じゃあそれをやりますって手を挙げて依頼を受けるという形だと思うんですけれども、
実際そこにライターさんに依頼を展開するまでってどんなことが起こっているのかってなかなか知る機会ってないと思うんですよね。
私がお客様相談窓口っていうのをやっているので、実はそこでライターさんに案件を展開するまでのところのお仕事をしています。
お客様相談窓口ってそもそも何なのっていうところも皆さんなんか分かりづらいかなと思うので、そこの部分をお話しすることでちょっと私がやっている内容もご紹介しちゃおうかなという回です。
はい、ありがとうございます。いいですね。これはそのどういう形で皆さんの仕事が発生しているのかっていうのはね、結構気になるところですよね。
例えば依頼をもらったからといって、依頼してきた人が実際に原稿を欲しているかというと、実はそうじゃないパターンもあるんですよね。
もっと奥の奥にエンドクライアントさんがいるみたいな、そういうパターンもあるんですけど、これ知ってると知らないと結構いろいろ違いがあるんじゃないかなと思うので、今日はこの辺のことを話していけたらいいかなと思っております。
はい、この番組はプロライターの思考力が身につくオンラインスクールあなたのライターキャリアコーナーのサポートでお送りしています。
ライターの骨第219回です。よろしくお願いします。
依頼の詳細確認
よろしくお願いします。
はい、さて今回はライティング案件が発生するまでの流れというところなんですけれども、これはもうね、それこそ土屋さんの得意分野というかね、一番知り尽くしているところなんですけど、
やっぱりこれいろんなパターンありますよね。これどんなパターンありますか?パターンというか、どんな流れなんですか?これそもそもね、案件発生って。
そうですね、まずヨスカがどういうふうに仕事を受けているかっていうところなんですけど、ヨスカってライター、ライティング、記事を制作するっていうことをしている会社です。
いるので、いろんな会社さんからこんな記事書いてほしいですとか、こんなふうにしてみたいんだけどどうしたらいいですかっていうご相談をまず問い合わせという形で受ける。
ここがスタートになります。
そうですね、お客様がまたいるわけですもんね、そのねベースでね。
そうなんですそうなんです。そのお客様から問い合わせが来た後に、じゃあ実際どんな記事を本当に作りたいと思っているのかだったり、それこそ細かい話で言えば文字数ってどのぐらいがいいと思ってます?
ダディアル帳で書きたいですか?デスマス帳で書きたいですか?とかそういうところを確認していきながら、じゃあこの金額で作れますよっていうのを提示して依頼したいですって言われたら、じゃあそこからライターさんのアサインをしたり編集アサインをしたりっていうような流れでざっくり言うと進む。
はいはい、これがじゃあ私たち株式会社ヨスカでいるところのお客様窓口の役割ってところですよね。
そうですね。
これを土屋さんが普段いろいろやってくださってて、多分この辺に関しては僕よりも解像度何倍も高い気がするので、いろいろ聞けたら面白そうなと思うんですけど。
なんかそもそもの話なんですけど、この土屋さんもこの業界に入られても結構何年かわかんないですけど、結構長いと思うんですけど、エンドクライアントがいるみたいなそういうのを知ったのっていつぐらいでした?最初から知ってました?
私最初ライターやってる時、私に依頼をくれる会社さん、いろんな会社さんと付き合いましたけど、この会社さんが書きたいと思っていることを依頼してくれてるんだってずっと思ってたんです。
なので、ここどうしたらいいですか?とかいう質問だったり、文字数2000文字って指定されたけど、なんかすごい2500とかになっちゃいそう、すごく多く書いちゃいそうっていう時に、これでもいいですか?っていうのは当然依頼をしてくださっているところに投げかけますよね。
そういう時に、判断がそこの場でできないからちょっとお待ちくださいって言われたりすることがあって、すっごい疑問だったんですよ。
今考えればいいじゃんって感じですよね。
いやいやいや、指示してよって思っていたんです。だけど、実際に私が本当にはっきり明確にそれを理解したのは、編集者としてヨスカに入った時でしたね。
別からの指示がまたあるわけですもんね。
そうなんです。特にヨスカなんかは、依頼を受けたっていうところからこの案件が発生するっていうのがあるので、ほぼほぼ9割9分くらいヨスカからの依頼って、その先にクライアント様がいるっていう。
で、それを見た時に、なるほどと。だから報酬について相談をした時にも、なかなかヨスカだけの判断で、この人に報酬もっとあげたいけど、でももともとのお見詰まりというか、予算があるという状況でやっているから、
スーッと、じゃあアップしますねってできないとかっていうところを気がついた時に、これもっと前に知ってたら、もうちょっと私違ったかもしれないって感じたんですよね。
たしかに。例えば、現行のデザインについてこうした方がいいんじゃないかみたいなことを提案するとしても、もしかしたら依頼した側はデザインはノータッチの可能性があるんですよね。デザインはまた別のデザイン会社さんがやってるパターンがあったりね。
意外と一筋縄ではいかないんですよね、案件ってね。
あと、エンドクライアント様を意識するみたいなところって、やっぱり記事にも実は反映されてくるところがあるので、過去の記事どうだったかなとか、クライアント様がどういう風に文章をいつも発信してるのかとか、そういうところもチェックすると、自分の現行も多分より求めていただいてるものに近いものが納品できる。
で、ライターとしてのスキルも上がっていくところを考えると、やっぱり省流みたいな、ここから自分のところに依頼が来てるみたいなのは、分かっておくのってすごく大事だなって、今は。
業界の変化
今、振り返ると、これって大事なんだなって。
そうね、省流ね。商売の流れというかね。
僕の印象なんですけど、例えば10年前とかと比べたときに、10年前ってなんとなく外部のフリーのライターさんに何かを発注する企業がね、ときに、それ隠してる人があった気がするんですよ、なんとなくね。
外注してることを隠してこっそり、実はね、社内でやってる風に見せて、実は外注してますみたいなパターンがあって。
このパターンだと、なんとなく誰から誰が依頼してきたのか、伏せるような雰囲気があった気がするんですよね、なんとなく。
ちょっとゴーストライティングみたいな言葉があったり。今はあんまり言わないですよね、ゴーストライティングとかね。
今も、依頼を下さっている会社さんの中とか、そこから発信するときにどういう風に形にしてるか。
例えば、メディア編集部っていう形で発表されたりとかってところもたくさんあるんですけど、実際の依頼のところでも隠しがちな文化ってやっぱりありましたよね、昔。
昔の方が強かったような印象がありまして、どんどんそれはないとは言わないですけど、別にそこまでコソコソしてるわけではないなと。
というところで、全体像、小流ですね。昔に比べてすごい分かりやすくなったような気がしますね。
この中でもあれですよね、例えば私たちに、ヨスカに依頼をしてくださる方も実は間に入っている製作会社さんとかだと。先の先がいるっていうパターンも結構あるんですよね。
そうすると関わっているところが多いから、よりこちらだけの判断で決められないことが多いっていうのも結構あるなって。
そうですね、ありますよね。たぶん土屋さんとか僕とかですね、その間に入ってもディレクションをする感じですよね。
双方の意見を聞きながら仕切るというかね、みたいな動きが求められますね、我々はね。
その中でもお客様相談窓口は、一番最初に依頼をする前に、なるべくすれ違いが起こらないように、いろいろいろいろ確認をして、
これで大丈夫ですか、この認識で作りますよってことを調整してお渡しするので、かっこよくお客様相談窓口っていう名前がついてますけど、平たく言えばディレクターみたいな位置づけかなって。
なるほどですね。ってことは今聞いた感じ、たぶんいろんなパターンがあると思うんですね、そのお客様からこういう要望。
例えばもう、こういう記事作りたいっていう具体的な要望もあるかもしれないし、何となくこういうことしたいみたいなね、ぼんやりしたい。
だったり、もうこれ作りたいっていうパターンもあれば、作りたいかもしれないし、そうでもない、ちょっとまだそんな決まってないみたいな、いろんなパターンがあると思うんですけど、
ライティング案件のプロセス
例えばライターという視点において、依頼を受けるときに知っておいたほうがいいことってあります?お客様窓口目線で。
一番これは知っておいたほうがいいかなと思うのが、その依頼をライターさんにご相談するそのタイミングって二パターンあるんですよ。大きく分けてね。
一つはもうすでに受注していて、依頼できるってことは確定してるよ、確実に1週間とか3日後かもしれないですけどから案件スタートするよっていうものと、
全然まだご相談段階なんだけど、こんなライターさんいないですかって聞かれている相談だけが来ている。この二つのタイミングでライターさんにはお声掛けをしているので、
声掛けが来たときにどっちのタイミングなのかなっていうのは把握をしておいたほうが、たぶん私がライターだったらそこを把握して心積もりっていう温度差みたいなのを持っておきたいなって。
ここは言われなかったら確認だと思います。
確定してるかどうかとかね。確かにフワッとさせて、お互いフワッとしてるのが一番ちょっとヤバいというかね。後でね、え、これ確定じゃなかったの?みたいな。
これ難しいですよね、ディレクションって意味でね。ちゃんと言わなきゃいけないけど、どう伝えようかみたいなね。フワッとしてる分もね。
案件が来るなら来るならって言い方がね、これ多分ヨスカっぽいかもしれないんですけど、受注がもしあるなら予定を確保しておいてもらいたいし、でも来るかわからないから先に予定を確保してもらっちゃうのも良くないしっていう攻め合いの中、
例えば1週間ぐらいで回答が来ますって言ってみたりとか、なんかいろんなパターンを試してるんです。
自分がライター側だったとしたら、自分の中でその案件受けるならこのぐらいの日程欲しいからって思った時に逆算逆算していって、来週中に一度確認してくださいみたいなことで、
自分が案件を受けられなくて、仕事がなくて、ひっかり暇になって、恐怖を少しでも減らせるのかなとか、結果いっぱい依頼が全部来ちゃって、もうアップアップになるって状態で、いかにコントロールするか、どんどんこの日までに教えて欲しい。
伝えていくっていうのも凄い。
仮押さえというかね。
仮押さえ。
そうなんだよね。仮押さえってライターさんからすると怖いですよね。受ける側とかするとね。
怖いんですよ。でも依頼する側も怖いんですよ。
たまに依頼する側が怖くないと思ってるパターンが一番嫌ですよね。とりあえず開けといてみたいな。あれ良くないですよね。
それはヨスカはそういうのをしたくないと思って一生懸命頑張ってるんですけど、中にはね、結構こう、平気でって言ったらあれですけど。
仮押しといたのに、それはなくなりましたとかって言われちゃうと、すっごいあの時のショック。自分がライターもしているからこそ分かるので、
やったことがないよって思いながらやってますけどね。
たまに聞くんですよね。急遽ね、明日開けといてくださいって。明日って言って頑張って開けたら、やっぱなくなりましたみたいな。結構やばいことですよね。
しんどいしんどい。それはもう本当に無い無いってなっちゃうから。
信頼関係が結べなくなっちゃいますね。そういうところで、こういう案件が発生するみたいなタイミングに関しても、なんとか信頼を保ちつつやらないといけないですね。
新たな試みとディレクションの重要性
信頼が一番大事です。
超難しいなとは思うんですけどね。なので、編集というか依頼する側の視点みたいな話も今後我々できたら面白そうですよね。
最近僕ね、編集者って名乗ってる割にはね、編集とかディレクション業務、あんま最近やってないなっていう気がしてるんですよ。
そうかもね。伊藤さん結構会社のほうを回していくほうに。
別の研修事業とかもやってまして、そっちやったりしてると、確かにライターさんのアサインとかね、案件のディレクションってやってないわけじゃないんですけど、
昔と比べると減ってるなってところで、新鮮というか久しぶりの気分になりましたね。
なんだかそれがメインの会社ですからね、どっちかというとね。
今後もこの話題は掘り下げていけたらいいかなと思っております。
ちなみに、今日初回でしたけどどうでした、篤谷さん。
前回もゲストで来ていただいてましたけど、今メインパーソナリティになりましたから。
なかなかね、ゲストだったんだなあたしって、いけるかもって思ってたんですけど、やっぱ緊張しますね。
緊張したって全然分かんなかったけど、その辺は。
今後もこのくらいの元気の良さでやっていただければいいかなと思っております。
次週以降もメインパーソナリティとしてご協力いただければと思います。よろしくお願いします。
今日はこの辺にしますかね。
今回もご視聴ありがとうございます。少しでも面白いなと思った方は、
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さよなら。
15:46

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