健康テーマの難しさ
はいみなさん、こんにちは。ライターのホンネです。 悩めるライターの疑問や不安を解消すべく、元気の編集者ライターが本音で語り合うポッドキャストです。
株式会社YOSCA編集者の伊藤謙三です。 フリーライターの土屋菜奈です。 本日のテーマはこちら。
健康がテーマの案件難しくない? はい、今日のテーマは健康がテーマの案件難しくないというものなんですけど、これ健康って言葉がちょっとキーになっていて、
医療って聞くと、まあ難しいよねっていうのはわかるんだけど、健康って聞くと自分の健康管理とかもあるから、なんかいける、やれる気がしちゃうんだけど、でも実は健康って体のこととかいろんなことが関わってくるから、
結構難易度が高い案件で、私なんかも健康って聞いただけで構えちゃうぐらいなんですけど、なんかもうちょっとね、健康って軽そうに聞こえて実は難しいよね、なんていう話を今日はしていきたいなと思ってます。
はい、ありがとうございます。すごくよくわかります。なんかね、みんなの健康って言葉の捉え方がもうバラバラすぎて、ふわっとね、健康について書いてみたいなのを受けてとしては、いやそんな軽々しく書けないぞ、実はこれみたいな。
そうそう、なんかどこまで書いたらえっみたいな、怖い怖い。
ブルーベリーが目に良いみたいなのって、意外とそれ言えないぞみたいな、意外とデリケートなんですよね。なんで今日この健康がテーマの案件、結構難しいよねみたいな話をね、今日はしていこうかなと思います。
この番組は、プロライターの思考力を身につくオンラインスクール、あなたのライターキャリア講座のサポートでお送りしています。ライターの骨第246回です。よろしくお願いします。
お願いします。
さて、今回は健康がテーマの案件、難しいよねというテーマなんですけれども、これはもう難しいんですよね、体に関わることというところでね。
難しいよね、なんかさ、昔はさ、結構安易に手を出していた領域なのかなって。
そうです、10年前とかも結構ガンガンありましたよね。
そう、もう10年ちょっと前なのかなと思うんだけどさ、全然健康に良いこととか、それこそあの頃だと水素水とかが流行ってて、それが一回どのくらい体に良いのかとか、そういうのとかもガンガン書いて記事としてさ、
依頼も来てたし、自分もなんか書いて出してたし、もちろんさ、書く時にはいろんなの調べて、なんかこう嘘じゃないっていうか、なんかその辺のさ文献とか拾ってきて書いてはいたけど、なんか特に別に医療知識があるわけでもない市市民の自分が書いて農品をして、それが世に出されてた。そんな時代があったじゃない。
ね、だって水素水飲んで腰痛が治りましたって。極端ですけどそれはね、とかも全然あったわけですよきっとね。
そうそう、なんか目覚めが良くなったとかさ、なんかそのぐらいのこと書いてたじゃない。でもなんか医療とかって言われると、いやいや医学療護わからないんだよとかさ、いやお医者さんじゃないんでわかりませんとか言えたけど、なんか健康っていう言葉になんかごまかされて書いてたのがいっぱいあったけど、今はさ。
なんか自分がね、知識をつけたのもあるけど、書けないよね。
触れたくないですよちょっとね。
怖い怖い怖い。健康って言われただけで、怖い。
どのテンションの健康みたいなね。
そうなの、なんか私は健康に暮らして、それもなんか言っていいのか、健康って一体どういう意味でしょうみたいなのがあって。
多分この考え方って、数年前いつだっけな、ちょっと何年か前にあった結構大きなメディアがね、健康みたいなテーマの記事をいっぱい作ってみたいな、ちょっと問題になったんですよね。
そう、あったじゃない。何とか問題っていうのが。
別に名前出してもいいと思うんですけど、出さなくていいか。
そう、あったから、それでさ、なんかね、お化けがいるせいで肩が痛いみたいなね、そういう話があったじゃない。
なんかもうそれもさ、言い過ぎでやりすぎなんだけど、そこまではまあ書かないまでも、肩こりの原因とかっていうところの簡単な話は書いてきたかもしれない。
でも今はもうそれもダメなんだよね。
要はその頃はウェブマーケティングのために、本当に信憑性の乏しい、真偽のあやふやなものを大量に作るのが正義、正解みたいな時代があったんですよね。
ライターさんもそれに依頼されて、とにかくエビデンスとか関係なく、もういっぱい作ろう。
それが別に悪いことだみたいな覚悟もなく、ばーって作られちゃってた時代がありまして。
でもそれが取り出されて、これは良くないんじゃないかと。こんな情報が世に出回ることって誰の得にもなってないでしょうと。
ってところで問題になったという。その辺からですね、健康ってテーマに回る。警戒するというか。
業界全体が厳しくなったんですけど、感じました?篤谷さんもそれは。
いやもうバリバリ感じましたよ。自分ももう書いちゃう。あの問題の少し前から、私もこれ、私が書いちゃまずいなっていうのは、
うすうす感じ始めてて、書けませんとかって断ったりとか、私は何の知識もないんで、監修じゃないけど、
専門家の重要性
ちゃんとチェックできる人つけてくださいとか言うようにはなってたんだけど、あれの問題が起こってからはもう完全に、堂々と言えるようになったよね。できません。
私は医者じゃない。
そうそうそうそう。なんか、うちの会社も結構もともとそういうの断ってて。
うんうん。
あんまちょっとうさんくさいものとかね。
うんうんうん。
そしたら、やっぱそれは問題になるよねみたいなことで、ちょっとある種、危ねって感じではありましたね。
うんうんうん。そうなんかでもギリギリのところは結構やってたじゃない。だからなんか結構、自分とかも思い返しても、
やっぱあそこを起点に、いや書けませんってちゃんと言おうみたいなのは、何とか出てきたよね、業界としてもね。
確かにみんな、いやそれはそうだよねってなった気がするんですよね。
うんうんうん。
それは、ああいう系の記事なんか書いてて、ライターとしてもなんか嫌だよねみたいなね。嫌だったよねみたいなね。
うん。クライアントにも言いやすくなったしね。なんかやっぱりこれあの問題以降、もうやっぱりそういうのはダメっていうふうに会社の方針としてもなりましたのでとか、
なんかこうライターとしてもやっぱね、ちょっと関われなくなったのでとかっていうふうに言いやすくはなったから、まああれはあれで、なんか必要悪な事件だったのかなっていうのは。
まあまあまあそうですね。時代がね、時流が変わったなとは。やっぱその頃から監修っていう言葉がね。
うんうん。
当たり前に。みんな監修って言ってましたね、その頃なんか。
そうすごい監修って言って。
なんかもう多分既存のそういうちょっとあやふえな記事があって、やばいってなって、とりあえず監修をつけなければって言って。
そう。なんか監修がブームじゃないけど、やたら監修監修どんな案件でもね、言うようになってたね。
そう、なんか専門家が監修した記事ですってのもなんか、名前だけ書いてるだけじゃないみたいなのもありましたけどね。
そう、あるけどね。でもそういうね、監修っていうのが当たり前になってきていて、でまあ今さ、例えば新人で駆け出しの方とかで、なんか健康とか、なんかちょっとこう体にいいんだよとかって言うぐらいだったらいいんじゃないか。
なんかその一般的になってる話だったらいいんじゃないみたいな。例えばこうさ、睡眠、寝る時間は8時間以上の方がいいとかっていうのってさ、
あたかも一般常識、みんなわかってる当たり前の知識でしょみたいな感じだけど、でも実はその睡眠時間8時間って本当にそれで合ってるの?みたいなところって、
裏付けを取っていくとさ、いろんな説があったりとかして、やっぱり専門家じゃなきゃそこって断定でできなかったりするわけなのよ。
だからなんかそう、え、いけるんじゃないって思うようなことも、実は健康にいいみたいな案件は、もう医療案件と同じって思った方がいいよね。
いやー、そうですね。僕もね、そのNGラインとかね、厳密にわかんないんで正直。
うんうん、わかんないわかんない。私もわかんないもん。
何だろう、薬器法とか刑法とかそっち系ですかね。
そう、あとなんか医学用語、医療用語広告ガイドラインっていうのもあって、なんかそれは広告PRするような案件に関わるものなんだけど、本当にすごいだから、
これはいい、これはダメ、ここまで言っていい、これはダメ。なんかこう、皮膚も何層までは言っていいけど、どっからはダメみたいな。なんかすごい細かくさ、決まりがあるのね。
で、私も全然その決まりを、なんかうっすらとした知識でしか知らないけど、やっぱ専門でやってるそういうのをチェックする人たちからすると、危ない文言はたくさんあるっていうのが世の中にまだね、いっぱいあるから。
なんかやっぱりこれは専門の人に任せていくのが一番安全だなって思ってます。
ほうほうほうほうほう。なるほどね。いやー、むずいよ。なんか、僕がすごいね、昔ね、すごいなと思ったのがあって、あのブルーベリーのサプリメントの広告が電車の中に貼ってありまして、そこに速攻クリアって書いてあったんですよ。
健康案件のデリケートさ
で、こんなこと言って大丈夫なの?と思ったんですよ。そのブルーベリー。で、よく見ると、そのクリエイティブ、その写真がゲームのテレビゲームが映ってて、速攻クリアって、あのなんだろう、早く聞くの速攻じゃなくて、急ぐ方の速攻。速攻攻めるの。
で、クリアって、そのゲームの面をクリアするっていう意味なんですよ、たぶん。これを飲んで、なんかどうにか集中力を高めて、速攻でクリアできますよと。っていう意味で、速攻クリアって書いてあったんですよ。パッと見、目がね、すっきりするっていう。
そう。そんなギリギリのことしてるんだって思って。
それでもだいぶギリギリだよね、たぶん。
そう、でもまあ速攻って字もなんかね、速聞くじゃなくてね。
違う字でね。
早く攻めるの、速攻だったんで。
いやいやいや、もう言葉遊びじゃないんだからって。
これすげえなって思いましたけど、そこもきっとこういうね、むしろちゃんとこう健康ってものに向き合った上で、そのちょっと裏の道を取ったってだけなんでね、ちゃんと意識はしてるわけですよね、きっとね。
そうなの。まあでもだから、健康とか、あと健康つながりで言うとさ、ヨガとかさ、そういう健康に良さそうなスポーツ系のこととかも、なんかちょっと間違えるっていうか、ちょっと話を深掘ると、すぐに自律神経が整うとかさ、言葉がになってくるじゃない。
整うんだよ、多分整うんだけど、でもそれを記事に書くときには、やっぱり裏付けが必要で、その裏付けを言えるのって、医療従事者だけだったりとかすることもあるから、なんか自律神経とかって書かなきゃいけないってなった時点で、もうなんか、ああごめんなさい、怖いですって。
そう、なんかね、サウナとかってよく、僕が昔、ちょっととあるね、案件の編集という立場でやってた時に、サウナ入ると皮膚が赤くなると、それは甘みと言われて、血流がこうこうこうで、こうなって、こういう状態で、体ニートされてますみたいな。
これ、ソースあります?ってライターに聞いたら、なんかどっかのブログだったんですよ。
これどっちだこれ、どう取れんだこれみたいな。その別にブログもそんなふざけたブログではないんですけど、医学的根拠とかではなく、その人の主張なんですよ。
それをもとに、こうなんか、サウナの体に、甘みがとか、それも否定する気はないんですけど、これ、いいのか?掲載してって、すごい葛藤した思いがあるんですよね。
そう、記事にはできないよね。難しいよね。なので、だからね、私たちが関わってるヨスカっていう会社なんかは、ヘルスケア部門みたいな形でね、専門の部署が用意されていて、もうわからないんで、ギリギリの、これっていいのかダメなのか、もう私も判断できないから、全部ちょっと判断をしてもらって、これは言っても平気な範囲ですよっていう、なんか安心感をもらって、よしこれは言ってもいい範囲、私たちができる範囲みたいなのを。
ちなみに、サウナ案件が来たら、どう捉えます?私は無理になる。
ほら、全国のおすすめサウナみたいな、サウナの情報を、場所としての情報を伝えるような内容だったら、全然誰でも書けるような内容だと思うけど、サウナの効果とか、サウナに入ることで体がどうなるとかっていうのが入ってきたら、もうアウトです。
そうだな、そりゃそうだ。 だから、サウナとかヨガっていうのが全部無理っていうわけじゃなくて、内容にもよるんだけど、いっぱい記事作ってこうとかすると必ず健康っていうのが関わってきちゃうから、やっぱり気をつけながら、例えば継続でそういうテーマで依頼を受けるとしても、これはちょっと怖いなとか、これは無理だなとかっていう判断をある程度つけられるようになったり、
返したりね、これ素人の私が書いて大丈夫ですかとか、お医者さんの監視ってつきますかとかっていうふうに、なんかしていくことで身を守っていくのがいいのかなっていうふうに思ってる。
記事作成時の注意点
なるほど。もうね、健康テーマの時はちょっと警戒した方がいいよってことですね、これはね。 そうそう、もうちょっとね、ちょっとでもなんかあれって思ったら、もう周りの人に聞いてみるとか、もう本当にクライアントにそのままちょっとこれ書いていいのか心配なんですけど、本当にちゃんとしてるクライアントさんだったら丁寧に説明をしてくれるはずだから。
確かにちゃんとしてないパターンがあるんですよね。悪気があるじゃないけど、すごい軽いノリでね。 そう、大丈夫ですよ、みんな書いてるしとかって言われる可能性があるけど。 ちょっとこのサプリメントのこと書いてよみたいなね。 いやーサプリ怖い、サプリ怖い。
医薬部外勤のサプリメントね。 サプリ怖いよー。 とかがあるんでね、そこはちゃんとね、確認した方がいいですね。 うんうん、と思います。
じゃあな感じですかね今日はね。ありがとうございます。じゃあそろそろ締めますかね。
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はい、ありがとうございます。それでは来週の金曜日にまたお会いしましょう。さよなら。 さよならー。