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2024-09-13 30:54

業務委託契約書はココを重点的にチェックすべし! #195

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・伊藤謙三

横浜出身。青山学院大学経済学部卒業後、フリーランス活動を経て株式会社YOSCAに入社。2020年にライティング講座「あなたのライターキャリア講座」を立ち上げ、現在は主に講座の開発運営およびライターの育成マネジメントを行っている。趣味はカラオケ、スケートボード、DTM。2020年に第一子が誕生。

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広島県出身。一橋大学社会学部卒業後、国立大学事務局、文芸雑誌編集部を経て、2015年にフリーライターとして独立。2020年以降は「あなたのライターキャリア講座」講師も務める。執筆における得意分野はEdtech、バックオフィス改善(働き方、業務効率化)。趣味はミュージカル鑑賞、ゲーム、文学創作、犬・猫と過ごすこと。

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サマリー

業務委託契約書について、特に確認すべきポイントが解説されています。報酬や納品スケジュール、請求と支払い、著作権の重要性に焦点を当て、フリーランスとして自身を守るために必要な知識が共有されています。業務委託契約書の重要性やフリーランス信法の影響についても議論されています。本エピソードでは、契約書の各条項や交渉の重要性が取り上げられ、特に支払い手数料や個別契約の明確化の必要性が強調されています。また、業務委託契約書に関する重要なチェックポイントやトラブルを回避するためのアドバイスが紹介されており、契約書の各項目をしっかり確認し、リスク管理を行うことが重要であるとされています。

業務委託契約書の重要性
皆さん、こんにちは。ライターのホンネです。 悩めるライターの疑問や不安を解消すべく、現役の編集者ライターがホンネで語り合うポッドキャストです。
株式会社YOSCA編集者の伊藤謙三です。 フリーライターの西東美智子です。 本日のテーマはこちら。
業務委託契約書、どこ見てる?
フリーライターの方、副業の方も含めてですけど、結構お客さんと業務委託契約書を紙だったり、最近だと電子契約とかで交わしたり、
すること多いと思うんですけど、まあ契約書なんでね、結構書き方も難しいし、割と4、5ページぐらいあったりして大変なんですけど、
それでも上からちゃんと見なきゃいけないんだけど、特にきっとチェックしてるポイントって、なんかそれぞれライターさんごとにあるのかなとか、
私自身もあったりするんで、なんか自分を守るためにどこチェックしてますか?みたいな、体験談ベースになるんですけど、
ちょっと今日からそういう話をしていきたいなという回でございます。
はい、ありがとうございます。
そうですね、今ね、特にフリーランスの方ね、ちゃんと自分を守るためにもね、いろいろ知識を増やしていかなきゃいけないわけですけど、
この契約書周り、ちょっとね、慣れてくるとね、チェック雑になりがちですもんね。長いからね。
なんですけど、見落としとかあったらまずいわけですから。その中でね、斉藤さんなりにどの部分を特に注目したらいいかみたいなね、そんな話ができたらいいかなと思っております。
はい。
はい、この番組はプロライターの思考力が身につくオンラインスクールあなたのライターキャリアコーナーのサポートでお送りしています。
ライターの骨第195回です。よろしくお願いします。
はい、お願いします。
さて、今回は業務委託契約書の話ですね。
これはもう割と斉藤さんあれですよね。ライターとしての知識もそうですし、知識として豊富ですよね。そもそもこういう契約周りの。
そうかな。はい、そうですかね。
この働き方に関する部分ということですね。
確かにそうかも、そういう意味では。
割と専門分野かなと思って。
専門分野とか言われるとめっちゃハードルが上がるんですけど。
確かに。
でもまずあれですね、そもそも業務委託契約結んでるお客さんと結んでないお客さんがいるんだが大丈夫かと思われるリスナーさんがまずいるかもしれないですね。
これは知ってらっしゃるライターさん多いと思うんですけど、なんかね、業務委託契約書ってね、確か監修的なものなんだよね、そもそもね。
なんか絶対にこう、業務委託契約書を結びましょうとかっていうのがどこどこの法律とか、そのなんだろうな、省令とかに書いてあったりするわけじゃなくて、
まあなんかあの、なんていうかね、こう一応そのお金が発生したりする契約なので、一応なんかはっきり明記した方がいいよねってことで監修的にやられてるみたいな感じじゃないかなっていうところですね。
なんかその、そうそうそう、あとはその、今度フリーランス新報が始まるんだよね、今年の秋、そろそろ始まるんだけど、だからね、それにもね、業務委託契約書って言葉はね、なんか出てこないと思うんだよな。
そうなんですね。
トラブル回避の策
だからね、書面でみたいな形の言い方だから、別に業務委託契約書っていう名前で作らないといけないとかないんだよね。
はいはい、じゃあなんかこうね、ルールで必ず作りましょうみたいなのが明記されてないんですか、じゃあね。
そうそうそうそうそう、まあだけどごくごく一般的にね、使われているものではありますよね。
はいはい、ってことは業務委託契約書、そんなもの結んだことないよっていう人も、まあ別に大丈夫というかね。
うん、別になんかそのメールとかで、そのはっきり明示されていれば大丈夫ですよっていうところはまあじゃないですかね。
それは安心ですね。
うんうん、私もありますからね、全然結んでないお客さんね。
はいはいはい、でまあその上ですね、今回この業務委託契約書、まあどんなとこにね着目すると、読む側の、読むというかね契約前の話ですよね。
そうですね。
どんなとこをチェックしてます、斎藤さんは。
そうですね、まあ基本はねやっぱり上から全部見るけど、なんかあのちょっとマイナーチェンジとかあったら嫌だから、上から見るんですけど、
まあまずな、そうな、あの私がメモしてるのは4つぐらい見るっていうふうにメモしてましたね、4つポイント見るのかな、で1つはね、まあやっぱ報酬ですかね、報酬の設定が、
まあもしかするとそもそもの原稿、なんかなんだろうな、えっとライター、そのこうとか落ちとかあって、ライターさんにはこういう原稿を依頼しますっていうのをね、
メニューがねはっきり業務委託契約書に書いてある場合がある。なんかそのニュース記事とか取材記事とか、でそれの場合は何円っていうのは、はっきり書いてある場合もあるので、
あ、これ結構業務委託契約書に書いてあるってことは、なかなかこれ値上げ難しいぞっていう判断はできますね。
あーなるほどなるほど、まあまあしっかりしてると言えばそうなんですけどね、価格の設定がね、報酬が、確かにそこをいじるのはね、交渉しづらくなっちゃいますよね、なんかね。
そうそうそうそうそう、多いのはむしろその個別契約で決めるっていうケースがかなり多いんですよ。まあ一人あるお客さんでもまあそのいろんな案件を依頼したい。SEOのね、全然取材のないリサーチの案件を依頼したいこともあれば、
ちょっとイベント取材を依頼したいこともあれば、インタビューを依頼したいこともあれば、いろんなのを依頼したい場合は、その個別にやっぱり拘束時間とかその撮影対応の有無とか時数とか変わってくるから、それは別途メール、電子的方法でみたいな感じでやります。
個別契約で決めますっていうことが割と多いですけどね。 なるほど、ってことはこのなんだろう、もうメニューとか金額とか全部書いてある場合はある種迂闊にサインしない方がいいってことですよね。
気をつけた方がいいかもね。これいつまで続くのかなとか考えた方がいいかなって思います。 そういう意味でもね、金額をちゃんと見ようって話ですね。
そうですね。関連してなんですけど、例えば交通費などの経費はちゃんと別に請求できるのかとか、修正対応はどこまで含まれるのかとか、あとは場合によっては特急対応の場合は別途とかっていうのも、はっきりメニューが業務委託契約に書いてある場合は明記してあったりすることもあったりする。
大元の報酬だけじゃなくて、経費とか報酬が増えた場合のところもチェックしたいなって感じですね。 お金回りですね、本当にね。
確かに。それ本当に業務委託契約書にバッチリ全部書いてあって、それを読まずにサインしちゃったらもう同意ですもんね、同意したと。 そう、結局ね。その結局業務委託契約書って一つのお客さんからいろんなライターさんに同じ雛形でやってるんで、いや斎藤だけこれ値上げするのかみたいな話もなるからね、やっぱり。
そういう意味でもちょっと要チェックというか。 要チェックですね、確かに。 そういうことかなと思いますね。1個目かな。
あと3つぐらいあるってことですね、じゃあね。 あと3つね、そうですね。2つ目がね、やっぱり納品のスケジュールですかね。これも所項、取材後とか、資料の受領後、何日までに所項納品するっていうのがはっきりこれも業務委託契約書に書いてある場合があります。
それこそ個別契約で書いてあることもあれば、その業務委託契約書に書いてあることもあるのよ。だから、例えばメールでじゃあいついつに取材お願いしますって言われて、じゃあ納期言われなかった場合は業務委託契約に書いてあるかもしれないから。
当たり前だよねってお客さん思ってる可能性あるからね。 そうかそうか。なんかね、僕個人としては案件によってスケジュールが変わるものですから、必ずスケジュールみたいなのをこちらから伝えるんですけど、そうじゃないパターンもあるんですよね。
そうそうそうそうそう、あるんですよ。 それちょっと焦りますね、なんかね。 そうそうそうですね。あとはその納品だけじゃなくて研修って言うんですかね。検査の件に、収納の収で研修ですけど、ちゃんとお客さんが何日間、1週間以内に研修するとかっていうのが業務委託契約書に書いてある場合、これは結構あります。
これは結構大事というかね、ライターとして嬉しいというか安心できる材料ですね、これはね。 そうそう。修正依頼が来るならいつなのかなとか。場合によっては1週間以内に研修することとする。それ以降、1週間を経っても修正依頼とかの連絡がなかったら、もう研修完了したものと見なすみたいな。
だからお客さんの方から言ってくれないんだよね。確かに終わりましたって言ってくれないことがあるけど、業務委託契約書にはもうそれで研修完了とするって書いてあるから、じゃあもういいんだねって思っていいですよっていう場合もある。
そんなパターンだ。言ってほしいですけどね、ライターからするとね。でも、ずるずる先延ばしにされることがないのである意味安心ですね、これはね。 そうそう。そのあたりも結構私はチェックしたりしますかね。
いいですね。これはスケジュールですね、じゃあね。 そうですね。スケジュール面。じゃあ3つ目いこうかな。これも結構大事ですね。これもちょっとスケジュール面なんだけど、請求と支払いのスケジュールですかね。
著作権の扱い
そう、大事そうこれも。 そう、これはね、請求書、よくあるじゃん、いつ締めいつ払いとかってあると思うんですけど、納品した月の月末締め、翌月末払いなのかとか、場合によっては請求書をいつまでに出せとかっていうすごい細かい、だから翌月の5日までとか細かいことまで業務委託契約書に書いてあることがあるので、結構注意しないといけないなと思いますね。
場合によっては、ライターと直接やり取りしてる人と、経理担当とか請求書を受け付ける担当が全く別の部署だったりするわけじゃないですか。だから、ちゃんとしないと、経理の方で勝手に来てないからみたいな感じで、機械的に請求はまだだねって処理されちゃったりするかもしれないから、ここも注意。
確かに。これあれですよね、研修のタイミングとかにも関わりそうですよね。
そうそう。
例えば納品して、研修しましたって連絡が1年後に来るパターンとかもしかしたらあるわけですもんね、きっとね。そうすると請求、支払いのタイミングが1年後になるみたいなパターンも、もしかしたらあるかもしれないですもんね。
そうそうそう。結構極端なケースだからあるかもしれない。あとさらに、これつい最近私が交渉したことがあるのが、支払手数料。報酬の支払手数料どっち持ちかっていうのも、やっぱチェックしとかないとなって感じ。
なんかあれですよね、結構古い企業さんだとなんかこっち持ちみたいなパターンありますよね。こっちって受け取る側。
そうそうそう。民法上は基本は支払う側持ちらしいんですけど、契約で個別に受け取る側にしたい時には、ちゃんと応用やらないといけないみたいなのが民法上あるとかないとか。
はいはい。じゃあこの契約書の中にもしかしたら書かれてるかもしれないですね。
っていうのが3つ目ね。じゃあ最後なんですけど、著作権周りかな。これは基本的に商業ライティングといいますか、報告とかマーケティングとかそういうクリエイティブ、報告のクリエイティブ周りをやるライターってね、著作権を譲渡することになると思うんですよ。
著作権を譲渡するし、著作者人格権も行使しないみたいなのは基本になっちゃうんですね。で、それを私は飲むんですけど、今のところ飲んでるんですけど、その後かな。その後、例えば成果物を実績として提示したりする場合は、許可が必要ですとかできませんとかそのあたりが書いてあるんだよね。
はいはいはいはいはい。
なのでちょっとよく見ます、これも。
契約書の重要性
いやなんかそうですよね、例えばライターとしては、著作権はないにせよ、自分では主張しないにせよ、自分が携わりましたよってことはね、どこかで言いたいことがあるかもしれないですけど、もしかしたらそれもダメって言ってるパターンがあるわけですよね、きっとね。
そうそうそう。で、それが難しいパターンっていうのが、特にその、例えば事例取材とか、そのお客さん、ライターにとってのお客さんの、さらにお客さんですよね、のこうユーザーのケースみたいなのを取材するときって、だから何個も何個も確認問わなきゃいけなくなっちゃうじゃん。
向こう、お客さんのその向こうまで確認問わなきゃいけなくなったりすることがあるから、ちょっとなんかちゃんと確認しましょうみたいな、一言書いてあるケースが結構ある気がしますね。
で結構入り組んだ案件だとね、やっぱりそもそも全部ダメよってなってるパターンは確かにありますね。
そうそうそうそう。この辺ですかね、この今4つ挙げましたけど、この辺はやっぱりよくよく見て、ちょっとこれじゃあわかんないなとか、それこそ支払い手数料は向こう持ちにしてほしいなとかいうときは、結構突っ込んで質問したりするかもしれないですね。
じゃあこれ今4つ挙げたものももちろん読んだ上で交渉するわけですね、こっからじゃあね。もし同意できないというかね、予知があるものか。
そうそうこうしたほうがいいというか。するかなとか、あとはやっぱここが不明瞭だと絶対揉めると思うんで。だからはっきりさせとくっていうのはあるかもしれない。
なんか例えば直近だとどんな交渉しました?この業務委託系で。
そうさっき言った支払い手数料の件もそうですし、その個別契約を結ぶってなった場合に、契約書の文面がわかりづらくって、どこまで個別契約なのかがわかりにくいんですけど、これってこの理解で、例えばこういうケースがあったらこれを個別契約で提示してもらうっていう理解で大丈夫ですか?とか。
って聞くかな。結局個別契約については別途説明します、みたいな感じにしか書いてないんですよ、業務委託契約書って。だからその個別契約の細かいところを確認したりするかも。
なるほど、そっかそっか。あれですよね、直してくれじゃなく単純な質問ってパターンもあるわけですよね。 そうそうそう、その確認。質問確認っていうのは結構しますね、この辺りについては。逆にどの辺はあんまり見てないかなっていうと、反射の排除とか。
反射チェックね、はいはいはい。 とか、あとはそうですね、当たり前のところだから私はさらっとしか見ないですけど、こういう時にもう契約が解除になりますとか、強制的に、あまりにもひどいことをしたら強制的に解除されますとか、災害があった時どうですとかっていうのは目通すけど、そこまでもザーッと同じ、だいたいどこの会社も同じだから。
うーん。 ザーッとって感じですか。 うーん、いやそうですね、まあでもいずれにしようやっぱ目通す必要ありそうですね。
うん、通さないと。 うん、そのサッと読み通すところもね、あるとはいえね、なんか例えば、すごいレアケースだと思うんですけど、例えば納金に遅れた場合は罰金100万円を請求しますみたいな。
ねえ。 ちょっと悪どいところがね、なんかね、あるらしいんですよね、どうやらね。 ほんと? そう、でももちろんなんかそのね、弁護士さんとか通して解決したとは聞いたことあるんですけど、なんかそういうことやってくるところもあるらしいんですよ。やっぱちゃんと読まなきゃダメですね、これはね。
フリーランス信法の影響
うーん、そうですね。で、さっきからちらちゃ言ってますけど、やっぱフリーランス信法が始まってから、まあやっぱりね、なんていうかこう、理由ができるじゃないですか、ちゃんとこれを提示してくださいみたいな、フリーランス側から言える理由がもうできるっていうのがあるので、やっぱよりしっかりチェックして、なんか自分を守るのが必要かなっていう感じはありますからね。
いやそうですね、依頼する側としてもやっぱりこうね、フリーランス信法というものがあって、より身が引き締まりますよね。 うんうんうんうん、ね、そうですよね。 なんかいい時代ですね、これはじゃあね。 なんかフリーランス信法がってこと? そうそうそう。
そう確かにね、そうですね、これなんかちょっと余談ですけど、ほんとね、なんかその会社さん向け、フリーランスに依頼する会社さん向けのパンフレットめちゃくちゃわかりやすいのがまとまってて、あ、これフリーランス側も読んどこうって思いましたよなんか。 そう、いいですね。いやそうね、わかりづらいんだよね今まで正直。 難しかったんだよねあれね。 そうそうそう。僕もだからちょっといろいろフリーランス信法とかね、勉強しようかなと思いました、これ見て。
これを機会にという回でございました。ということでですね、リスナーの皆様からの質問・感想も当番組では募集しておりますので、なんか業務委託契約書ここチェックしとかなかったら危なかったとかね、そういう体験談ありましたらお寄せいただけると嬉しいです。YouTubeの概要欄またポッドキャストの詳細の欄に記載している投稿フォームからぜひお寄せください。
はい、ありがとうございます。はい、それでは後半です。フリートークの時間でございます。 はい、今回はリスナーの方から投稿をいただきましたのでそちらに。 ありがとうございます。
お答えしていきたいと思います。はい、じゃあ早速読んでいきたいと思います。お名前、ペンネームはセイヤライターさんですね。それで質問の本文が、けんぞうさん、斎藤さんこんにちは。いつも楽しく拝聴させていただいております。個人的に好きな回はフリーランス百投番の回です。今回はご質問したいことがあり投稿させていただきました。
質問したい内容は愛と愛情の違いについてです。先日インタビューをしていた際に愛というキーワードが出てくるエピソードがありました。具体的には友人から愛を感じたありがとうと言われたというものです。
僕は愛の言葉のままでは話が大きすぎるのと友人という言葉が引っかかり愛を愛情に置き換えて執筆しました。しかしインタビューした人から愛と愛情の認識が違うので愛にしてほしいと言われてしまいました。
愛に置き換えて考慮できたのですがどうも腑に落ちません。そこでインタビューさせていただいた方に直接聞いてみたのですがメッセージの返信がありません。けんぞうさんと斎藤さんは愛と愛情の違いについてどう思われますか。また受け取り手によって捉え方が変化しそうな表現についてどのようにされているでしょうか。長くなりましたがもしよろしければお答えいただけると幸いです。これからも配信楽しみにしております。
まずはね、ご投稿ありがとうございます。嬉しいね。
そんなにメッセージをいただいて、むしろありがとうございますという感じですね。
使ったけど、ライターとしては愛情の方が適していると思って愛情を使ったけど、愛に戻してほしいと言われちゃったと。こういう時ってどういう対応しているみたいな、どういう考えでやっているという2つですかね。
まず1つ目ですね。愛と愛情ってどう思います?違うと思います?
深いよね。ライティングとか日本語的に違いは感じますよね。
そうですね。たぶんこの方で言うと愛の言葉のままで大きすぎるからこそ、より具体的な愛情という言葉に置き換えたかもしれないですけど、スケールというかあれ違いますよね。大きさというかね、規模感が。
確かにな。でも個人的には愛情よりも愛の方が意外とカジュアルに使える気もするんですよね、私。
オタクとかさ、愛のあるけなし方とかさ、すごい言うじゃないですか。愛があるからこそけなすみたいな。それって結構カジュアルだと思うんですよ。愛情があるからけなすって言わないんですよ。
なんかわかんないですけど、愛情の方がより限定されてるのかな、用途が。親子の愛情とか、ペットの愛情とか、恋人の愛情とかみたいな感じで、もうちょっと広いんだよね、やっぱりそれこそ大きい話じゃないですか。
そうですね。もしかしたら、例えば愛を感じてありがとうというフレーズを原稿に起こす際に、インタビューした対象の方は、いろんな意味を込めて愛という言葉を愛で使ってたとした場合は、もしかしたらその人からすると愛の方が適してるように感じたんですかね、もしかしたらね。
そうかもね。
余談ですけど、僕は中、高、大とキリスト教系の学校通ってまして。
だからね、10年間か、聖書とかね、愛の話ばっかりしてるわけですよ。
その中で、愛ってすごいいろんな意味というか、もっと本当にでかい意味で使われてるなと。
本当にキリスト教とかで言ってよく、隣人愛とかね。
無償の施すとか、見返りを求めないとか、それ結構ガッツのある言葉としてね、なんだろうね、優しいとかじゃなくてもっとどでかい、ぶっとい言葉として使われるんですよ、割と。
ということで、いろんな意味を込めたぶっとさ、たくましさとかを表現する上では、もしかしたら愛情よりも愛のほうが適してるパターンはあるかもしれないですね。
なるほどね。だからそれがいろんなニュアンスを含んでるっていうのと、大きすぎるっていうのが両方あるから難しいってところなのかな。
そうそうそう。どっちが正解かはもちろんわからないんだよ、これに関しては。もしね、でっけえ器みたいなね、タフな感じを表現した場合は愛なのかな、もしかしたら。
うん、なんかそんな感じしますね。 そこをさりげない優しさみたいなもしかしたら愛情とかね。今ちょっと思い出したんですけど、聖書を読む人だったらみんな大好き、孤輪と脳神経の高みって知ってますよね、みなさん。
ちょっと聞いたことしかねえわ。 だからそこにね、僕もちょっと忘れてるんですけど正直、有名な愛に関する一節がありまして、聖書っていろんな章があるんですよね。お弟子さんイエスキリストのお弟子さんと書いた手紙とかが章ごとに分かれてるんですけど。
書館みたいなね。 そうそう、その中で有名な一節があってね、えっとね、孤輪と脳神経の高みでね、愛は忍耐強い、愛は情け深い、妬まない、愛は自慢せず、高ぶらない、礼を失せず、自分の利益を求めず、苛立たず、恨みを抱かない、不義を喜ばず、真実を喜ぶ、全てを忍び、全てを信じ、全てを望み、全てに耐える、みたいな一節があって。
これよくね、礼拝でね、もう何万回聞いたかわかんないぐらいね、聞いたことなんですよ。ただ、もしこのね、インタビューの際にその愛のね、ニュアンスをね、こういう感じの結構、なんだろう、ぶってい感じだったじゃないですか。
ぶっといなと思いました、今聞いてて。 そう、忍耐強い、ちょっとタフな感じだったじゃないですか。を込めたい場合はなんかね、まあそういうのも、いろいろ込めたい場合はあえてこう広く愛という言葉を使った方がいいパターンもあるなと思ったじゃないですかね。
ああ、確かにね、面白いですね、ちょっと勉強になったわ。で、あと二つ目の点についても研究しないとね。 そう、その上ですよね。もしこう例えば、インタビューした方が愛の方がいい、愛という言葉を使う。でもライターとしては愛情の方がいいんじゃないかと。で、ちょっと意見がぶつかった的なとこですよね。こんな時どうするよと。
そうね、まあ、ちょっとあの、なんかこの直接ご質問に答える感じじゃないかもしれないですけど、私がインタビュー、記事書く時にはやっぱ基本的には、やっぱ喋ってくれてるインタビュー対象の方の表現をやっぱ大事にするかなと思いますね。これが基本で。
まあ、よっぽどわかりにくいとか、ちょっとなんていうんですかね、その場にいるから、その場で話してるからこそわかる比喩とかあるじゃないか。そうですね。
そう、それはちょっと記事にしたら伝わらないから、これはちょっと変えましたとか言うし、あとは一番大きなやっぱ炎上しそうな、そのまま使うと炎上しそうな表現。なんか政治とかジェンダーとかそういうのに関わる表現はコメント入れて、ちょっとすごく印象的な言葉だったんですが、ちょっとこのようなリスクがあるためちょっと変えていますみたいなコメントを入れて、変えるかなって。
ちょっとわかります。てか僕もほとんど同意だなと思いまして、要はインタビューした方の意思をまずは尊重しましょうと。で、尊重した結果炎上リスクだってね、つきまとうわけですから、何かよっぽどのことが理由がある場合はちゃんと理由を説明するってことですよね。
これやめたほうがいいですよみたいなね。
場合によっては例えば、もう一個あったら語用、間違って日本語を使っちゃってる場合があるんですよ、インタビュー対象者が。その時は本当に辞書的な意味をポンってやって、これだとこういう意味になっちゃって、多分おっしゃってる意図と違うと思うので、変えますっていう風に言えるし、炎上の件も言えるんですよ。これだとちょっとジェンダー感がどうのこうのって言うんだけど。
こういう愛と愛情みたいなふわっとしか説得できない場合は、インタビュー対象者の発言を優先するかなって思いますよね。
そうですね、きっとこの、僕も質問の中で愛を感じたという一説をどう扱うかっていうのは、その前後の文脈もちょっとわからないので、どっちなんだろうな。どっちが正解ってことは僕もないと思ってまして。
だから、愛の方がぶっとさが出るのかなみたいなね。
そうね、あと、どうも腑に落ちませんってね、投稿くださったセイライターさんが書いていただいてて。そういう時は、私も多分なくはないと思うんですよ、そういうケース。
すごくこだわって使ってるけど不思議な言い回しだなみたいな。そういう時には、なんて言うんですかね、いわゆるの時に使うちょんちょん?
何て言うんですかね、ダブルクオーテーション。
そうそうそう、この人の用法だよっていうのを見せるっていうか、そしたら読者も、この人は愛をすごく特別な言葉として、一般で使われてる愛とは別のニュアンスで使ってるなっていうのが伝わるじゃないですか、読者も。
だからそれに、ちょっと逃げるって言ったんですけど、それやるので。
フワッと意味ありげなダブルクオーテーション、もしかしたらタフネスって意味かもしれないですよね、その人からするとね。ガッツを感じたみたいな意味かもしれないですね。それは読手にもいろんな解釈が生まれるという点でね、ある意味親切ですよね。
特殊というかね、この人特有の表現ですよ、というのは伝わりますもんね。 ちょっと説中案と言いますか、自分自身も負に落ちるやり方にはなるのかなって。 そうですよね、結局インタビュー対象者の方の尊重はしちゃうかもしれないですね、僕も。
そんな感じですよね。 そう、もし愛情っていう言い回しに、とんでもないこちらとしてのライターとしてのこだわりがめちゃめちゃあった場合は、もうプレゼンですよね。 そうね、ロンリーで詰めていく。 絶対こっちの方がいいですと。って戦うんかな、どっちだろうな、わかんないな。
そうなりますね。というところですかね、お答えになってますでしょうかね。 なんかね、面白い話題でしたね、これね。 え、なんかいいですね、なんか広い話題になりましたね。 いやこれね、こういうお便りいっぱい募集してますんでね、これからお待ちしてます。 そうそう、もう愛とは何ですか、みたいなのも、なんかそんなんでもいいよね、もう本当。
もう一回聞いていいってほしいですよ。改めて答えたいよね、愛ってね、みたいなね。 ということですかね、改めてありがとうございました。 はい、じゃあ早速締めますかね。 はい、今回もご視聴ありがとうございます。好きでも面白いなと思った方は、YouTubeの高評価ボタン、チャンネル登録、Podcastのサブスクリプション登録よろしくお願いします。質問・感想の投稿やコメントもお待ちしています。
はい、ありがとうございます。それでは来週の金曜日にまたお会いしましょう。さよなら。 さよなら。
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