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5回に1回ぐらいは、全然関係ない話というか、外回りの話をしたいなと思って、こういうお話をしてみようと思います。
チャップリンが好きなんですよ。
チャールズ・チャップリン、皆さんよくご存知だと思いますけど、4月16日誕生日、もうすぐ誕生日なんですけど、数々の名作の映画、作品をこのように残しているわけなんですけども、
いろんな言葉を残してまして、その中のチャップリンの言葉にこういう言葉があります。
人生はクローズアップで見ると悲劇、しかしロングショットで見ると喜劇だ、という言葉ですね。
要するに、一つの物事をずっと寄って、カメラで近くに寄ってアップにして見てみると、すごく悲しい出来事なんだけども、それを引きで離れて見てみると、喜劇になると。
いやー、深いなー、すごいなー。
これを受けて、この言葉を受けて、大河ドラマの脚本なんかでも有名な三谷幸喜さんがこういうことを言っているんですよ。
視聴者は笑いが入ると、舞台を見ている気分になる。つまり、笑いが入ることによって、物語に対して客観的になるんですって。
ですからコメディにとって笑いというのはすごく大事と、チャプリンの言葉に通ずる形なんですけど。
要するに、一定の距離を置いて離れて客観的に関わっていくということによって、一つの舞台というか作品が成り立っていくというね。
しかもそれは喜劇であると。その客観的にさせる要素というのは何かというと、笑いであるということを言っているんですよね。
さらに、ビートたけしさんの師匠で、深見さんという方がいてね。
浅草キッドという映画がありますけど、その中でビートたけしに師匠である深見さんが言う言葉があります。
それが、笑われるんじゃねえと。笑わせるんだと。芸人だったら芸で笑わせてみろということを言うんですよね。
これはたけしさんの考え方そのものでもあります。芸人は芸でもって笑わせるということを考える。これはたけしですよね。
逆にですね、コロナで亡くなられたドリフの下村健さんは逆なんですよね。
笑わせるんじゃなくて、自分からは笑われると。そういう芸を目指し張ったんですね。そこがすごいというふうにたけしさんも言ってあるんですけども。
面白いですよね。笑われるのと笑わせるのと、どちら側からの立場なのかということを明快に言ってるんじゃないかなと思うんですけど。
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何でもそうなんですけど、どう人と関わってもらうかというときにね、がっつり関わり方もあれば、ある程度の距離感を持って関わっていくという関わり方もありますよね。
でもその客観性を持って関わっていく中に、例えばお笑いという、今日はお笑いというテーマですけど、何か循環中があればですね、非常にいい形でその作品に、そのプロジェクトに関わっていくことができるというのも、何となくこれらの話から感じるところです。
深いな。どうやっていろんな人と一緒にやっていくのか、自分たちがやりたいことをどうやって実現していくのかというときに、一人ではもちろんできないわけですから、どうやってやっていくのかということを考えたときに、この話というのはすごく深いなという、そんなお話を第5回させていただきました。
清見本運営事務局でした。ではまたお会いしましょう。