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ドッチボールチームの人材育成、という話です。
5回に1回、シミポタとも離れた話をさせていただいているんですが、
今日は、私が活動している地域にですね、小学生を中心としたドッチボールチームがあるんですね。
そこの監督のお話を聞いてきました。
以前からですね、監督と監督の奥様がですね、そのドッチボールチームを面倒を見ておられるんですが、
奥様の方はですね、地域の方なのでよく存じ上げたんですが、旦那さんの方ね、初めて今日お会いしてお話を聞くことができたんですが、
そのドッチボールチームね、強いんです。
事実上、日本一を争える実力がある。
なぜかというとですね、毎回日本一を取るチームが、別の地域、平方にね、1個あるらしいんですけど、
そこを争うチームと毎回戦うんです。大阪の大会とか関西の大会で。
勝ったり負けたり負けたり勝ったり。
その地元のチームがですね、勝つともう大体そのまま日本一になる。
その平方のチームに負けると、平方のチームが日本一になるという。
ですから事実上日本一のチームがね、もう日本一決定戦がそこで行われているという、そういう状況らしいんですが、
地元の行くの国ですね、そういうドッチボールチームがあるのでございます。
そこはですね、一つの小学校を中心に、約75名の選手、子供たちがいて、
うわさーっと来て、うわさーっと練習しているということなんですが、
その監督曰くですね、まず面白いのはね、監督が監督と呼ばれてないと。
選手たち、子供たちに何と呼ばれるかというとね、おっちゃんと呼ばれると。
で、奥様、ご一緒に面倒を見ておられる奥様はですね、おばちゃんと呼ばれると。
おっちゃん、おばちゃん、と呼ばれるという。
誰も監督とかコーチとかね、先生とか言わないというのがまず特徴ですね。
で、そのおっちゃん、おばちゃんに面倒を見てもらいながら練習をするんですが、
75名に集まりましたから、芋の甲を洗うような状態が、そうでございまして、
そこで練習をするんですが、その監督、おっちゃん曰くですね、
大阪市ゆるい練習ですというふうにおっしゃいます。
何かというと、たくさんいますから、なかなか系統だって練習できないと、
わさーって言って、わちゃわちゃ、ガチャガチャ、わー言うて、おりゃー言うて、言うてる間に練習終わるという。
強くなるの?勝てるの?という話なんですが、実際強いわけなんですよ。
そこの秘密をですね、聞いていく、探っていくわけですが、
いろいろ話を伺いましたが、一番印象に残ったのが、とにかく褒める。
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絶対にけなさない、怒らない、バカにしない、ということを徹底されているんだなということがすごくよく分かりました。
スポーツですので、言葉悪いですが、ほぼ経過する、帰れ、やめてまえ、みたいなことがね、よく言われたりするっていうのはね、
イメージあったりしますけど、一切言わない。一切言わない。その言葉だけは絶対言わない。
親御さんにもですね、子育てにおいてそのほぼ経過する、やめてまえというのは絶対必要ない言葉ですよということを口酸っぱくなるように言っている。
で、おっちゃんおばちゃん監督、監督夫人もそれを実施している、実践していると。
ですから子供を怒ったりけなしたり、怒るというかね、注意することはもちろんありますけれども、
バカにするような言葉をかけることは絶対ない。とにかく褒める。褒めることをできたことを探して褒める。
で、褒め続ける。褒めることを探し、とにかく褒め倒すということをやっているそうでございます。
そうするとですね、一番悪い学校で一番やんちゃな子がスリッパ並べ出すんですって話を聞きましてですね、
スリッパ並べ出して、そのスリッパ並べたことを褒めたらですね、褒められたいと思って他の子もスリッパ並べ始めますっていうね。
それどっちものとどう関係あるんやろうなと思いながらも、そのお話にコツがあるなと、肝があるなというのがすごく分かりました。
子供たちを信頼し、子供たちに信頼され、おっちゃんと呼ばれ、おばちゃんと呼ばれ、
お互いの信頼関係の中で自分たちを見てくれている自己承認ね、褒めてくれる。
自分たちのやったことをそのまま認めてくれるその大人たち、それは自分の親ではない別の大人たちなんですね。
ですから、おっちゃん、おばちゃんって子供が呼べるってことはすごく豊かなことやと、そのおっちゃんを言っておりました。
そういう関係性を築いて、日本一強いと言われるドチボールチームを築かれているという面白い話を聞かせていただきました。
市民活動や組織活動や自分の仕事や活動に役に立つなというふうに思って聞いた次第でございます。
はい、新ボタンまでよろしくお願いします。
今日も聞いていただいてありがとうございます。おっちゃんでした。