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階段話という話です。
5回に1回、シミポタとは離れた話をさせていただいているのですが、
私はこの5回に1回、シミポタとは離れた話をするときにですね、和芸の話をよくしていると思うんです。
和芸というのは、話す芸です。おしゃべりする芸のことですが、
漫才とか楽譜とか講談とか、ろう曲とかもそうなのかもしれないし、
例えば紙芝居なんかも話すということだし、
司会者とかファシリテーターとかね、そういうのも全部話すということで、
芸ではないですけど、おしゃべりするということで成り立っているものなのかなということで言うと、
和芸のですね、話をして笑わせるとかいうのはね、よくあるんですけど、
話をしてですね、笑わせるだけではなくて怖がらせるというね、講談で怪談というのがありますよね。
怖い話です、要はね。
昔から怖い話上手な人いますよね。
ただ、それでな、こういうことでな、
お前やー!とか言ってね、急に大きい声出して怖がらせるというのはね、これは下手くそです。
何様やって感じですけどね、どこ目線やって感じですが、
それは怖がらせるのではなくて驚かせるだけでありましてね。
ドーンと出てきて、わー!とかキャー!とかいうのはね、
それは驚かせているのでありまして、
怖がらせるというのは、何にも言わなくても怖いっていう。
もっと言えば喋っていて、
喋っている言葉が途絶えた時の間、空間、時間の隙間が、
何とも言えない不気味さを漂わせるというのはね、
これはほんまに怖いということじゃないかなと思ってたりするわけでございます。
講談でもね、そういう言いましがあるようですけれども、
当然物語として引き込んでいって怖い話をするわけなので、
そうやってどんどん雰囲気づくりをやっていくわけなんですが、
最後のところは、セリフがなくても、
そのシーンとした前だけで、あー怖ーみたいな、
そういう雰囲気を漂わせるような和芸ってすごいなーって思ってるんですね。
6月入りましたけど、どこからが夏なんですかね。
もう最近暑いから6月で十分夏なんですけど、
暑くなったら怖い話ということで、
これからどんどん怖い話を聞いてですね、和芸を磨きたい。
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磨いてどうすんねん話ですけど、好きなので楽しみたいなというふうに思います。
和芸っていうのは怖かったりもするし、嬉しかったりもするし、
というふうなものなのかなと思っている市内です。
今日も見ていただいてありがとうございました。