2025-06-27 11:36

第183回『Season4-ep.4 What Does JICA Actually Do? Real Insights from a Current Staff Member” (「“JICAってどんな仕事?”現役職員と話して見えてきたリアルな現場」)』

第183回『Season4-ep.4 What Does JICA Actually Do? Real Insights from a Current Staff Member” (「“JICAってどんな仕事?”現役職員と話して見えてきたリアルな現場」)』というテーマで語っていきます。


【ハイライト】

・JICAって実際何をしているの?

・現役職員の方に話を聞いて見えた事

・国際協力で大事な事は「共に考え、歩む」姿勢だ!

・本当に意味ある協力とは「何かを問い続ける事」だ!

・JICA=青年海外協力隊?というイメージを語る

・鳥取にもJICA事務所はあります!

・国際協力機関は色々な強みを持っている人の集合体だ!

・自分で仕事を取っていく事の重要性

・国際協力にも色々な支援の形がある話

・自分の強みを生かせる場所はどこかに必ずあるんだ!

・難しく考えず、まずは話を聞いてみよう!


JICAの役割は「支援する」ではなく「共に考え、伴走する」こと


「JICA(国際協力機構)」という言葉は耳にしたことがあっても、その具体的な仕事内容については知られていないことが多いのではないでしょうか。田中大一は、東南アジアで農業支援に携わる現役JICA職員との対話から、「支援する」のではなく、「現地と共に考え、伴走する」姿勢に深い感銘を受けたと語ります。JICAの職員は、現地のニーズを丁寧にヒアリングし、その声をもとに支援の形を模索。場合によっては“引く姿勢”も選択し、押しつけにならない支援を実践しています。国際協力に関わる上で、「現地の主体性を尊重する」ことの大切さが、改めて浮き彫りになった瞬間でした。


JICAの規模と多様な人材――あなたの専門性も活かせるかもしれない


JICAは常勤職員だけで約2000名を擁し、世界約150の地域で活動する独立行政法人です。しかし、その実態はもっと広く、契約職員、専門家、ボランティア、現地スタッフなどを含めると関係者は数万人規模にのぼります。田村陽太が語るように、「JICA=文系や語学に強い人」というイメージを持たれがちですが、実際には理系や技術系、経営、行政など、多様なバックグラウンドの人々が集まって成り立っている組織です。自分には関係ないと思っている人こそ、「実は合う分野があるかもしれない」という視点でJICAを見直すことが、新しい可能性を開く第一歩になるのです。


“敷居が高そう”と感じても、まずは一歩を踏み出してみること


JICAには全国各地に事務所があり、実は非常に身近な存在です。しかし、情報を詳しく知らなければ「難しそう」「自分には無理かも」と感じてしまうこともあります。現職員の方も「関心を持ったらまず扉を叩いてほしい」と話しているように、JICAの公募は職種が細分化されているため、何かしらの形で関われる可能性があるのです。田村も、「まずは話を聞いてみる」「相談しながら応募書類を作ってみる」くらいの気軽さでチャレンジしていい、と感じたといいます。完璧でなくても、自分の強みを活かせる形がきっとある――そんな思いが伝わってきます。


民間×国際協力のかたち――“経営”の専門性で支援する現地連携の仕事


国際協力というと教育支援や保健分野を想像しがちですが、実はビジネスの視点で関わる人もいます。田中が紹介したのは、JICAの専門家としてミャンマーやパキスタンで、日本企業の進出を現地政府と調整する仕事をしていた方の話。彼はMBAを持つビジネスの専門家であり、「経済活動の支援も国際協力の一部」だと語ります。現地経済が成長することで雇用が生まれ、教育や医療への投資ができる環境が整っていく。このように、専門性を活かして間接的に地域社会を支える働き方も、国際協力の立派なかたちなのです。


国際協力は“特別な人の世界”じゃない――あなたの関わり方を探そう


「国際協力は一部のすごい人の世界」という思い込みが、自分には無理だと感じさせてしまうかもしれません。しかし今回の話から見えてきたのは、「支援の現場には、さまざまな形がある」という事実です。海外で直接活動する人だけでなく、日本国内で支える人、調整役として動く人、専門性を活かす人――どの関わり方も等しく価値があるのです。田中と田村は、JICAの公募情報を見て「難しそう」と感じた人にも、「まずは話を聞いてみて」とエールを送ります。関心が芽生えたら、ぜひその芽を育てていきましょう。


JICAで働くことは、誰か“特別な人”のためのキャリアではなく、「あなた自身の強みを活かす場」でもあります。国際協力には多くの形があり、必要なのは特別な資格や完璧な語学力ではなく、「現地と共に考え、支える意思」です。あなたが国際協力の現場で関心のあること、やってみたいことは何ですか?


~お知らせ~

私たちイッポラボ合同会社は、子供たちの第一歩や一歩一歩の成長を後押し出来る商品やサービスを提供しています。


『国際協力キャリアコーチ 田中大一の世界を舞台に働こう』は、アジアやアフリカの10カ国以上で、学校建設や教育支援に関わってきた「国際協力キャリアコーチ」の田中が、国際協力に関するお話のほか、海外で働くことの楽しさ、英語学習のお悩みなどにお答えする番組です。


将来は海外で働いてみたい、開発途上国の発展に貢献したい、そう願う高校生、大学生、社会人の方々に向けて発信するポッドキャストです。


田村ディレクターと時より掛け合いながら番組を配信していきます!


メインパーソナリティー:

田中大一 (イッポラボ合同会社代表)

鳥取県生まれ。大阪教育大学教育学部卒業後、東京外国語大学大学院に進学し、国際協力専攻を修了。

日本の政府開発援助(ODA)プロジェクトのマネジメント業務に就き、東南アジア、中央アメリカ、アフリカの国々に小学校などの教育施設を建設する案件を担当した後、インテリア家具の商品開発、大手広告代理店の営業を経て、2018年にイッポラボ合同会社を創業。鳥取県を拠点に、木製玩具を中心とした子どもの成長に役立つ商品作りや運動スクール運営等の「教育関連事業」や、発展途上国の子どもたちの学習能力が向上するよう、子どもたちに学習道具を提供する「国際協力活動」の二つの軸で事業に取り組む。


番組プロデュース:サンキャリア


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サマリー

このエピソードでは、JICA(日本国際協力機構)の活動内容や現役職員の体験について掘り下げています。田中大一さんと田村Dさんが、国際協力における多様な専門分野や職種、さらに学生や社会人への応募のチャンスについて話しています。

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国際協力キャリアコーチ田中大一の 世界を舞台に働こう。この番組は、イッポラボ合同会社の提供でお送りします。
アジアやアフリカの10ヶ億以上で、学校建設や教育支援に関わってきた 国際協力キャリアコーチの田中です。この番組では国際協力に関するお話の他、
海外で働くことの楽しさ、英語学習のお悩みなどにお答えしています。 将来は海外で働いてみたい、開発途上の発展に貢献したい、
そう願う高校生、大学生、社会人の方々に向けて発信していきます。 はい、みなさんこんにちは。国際協力キャリアコーチの田中です。
JICAの基本情報
今回は、JICAってどんな仕事? 現役職員と話して見えてきたリアルな現場。
What does JICA actually do? Real insights from a current staff member. という話で進めたいと思います。
国際協力に関心がある方の多くが、一度はJICAという言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
日本インターナショナルコーポレーションエージェンシー、 日本語では国際協力機構という機関で、日本の政府開発援助、
ODAを実施する中心的な組織です。 ただ、どんな仕事をしているのか、どんな人が働いているのかについては、具体的に知らない人も多いと思います。
先日、実際にJICAの現役職員の方と話をする機会がありました。 その方は、東南アジアの農業支援プロジェクトに関わっており、
現地政府と連携しながら、日本の技術を活用した支援を進めているとのことでした。 話を聞いていて印象的だったのは、
支援をするというよりも、一緒に考えて共に歩む姿勢でした。
JICAの職員の方々は、単に資金や技術を提供するだけではなく、 現地のニーズを聞き取り、それを形にする過程に非常に時間をかけています。
どうすれば現地にとって本当に意味のある支援になるのか、 これを真剣に考え、時には一歩引く姿勢、
これも必要だということを話しされていました。 これは私たちが国際協力に関わる上でも大きなヒントになります。
JICAはとても大きな組織で、常勤職員は約2000人、 海外約150の地域で活動しています。
JICAは独立行政法人ですが、常勤職員数という点では、 一般企業の中堅規模のクラスと同じ程度になります。
ただし、プロジェクトベースで関わる契約職員、 専門家、ボランティア、海外現地スタッフなどを含めると、 関係者の数は数万人規模になるとも言われています。
JICAでは多様な専門分野、専門知識が必要とされており、 国際協力イコール分系開発学系だけというイメージに囚われない方が良いです。
実際に技系、技術系、教育、行政系など幅広いバックグラウンドの人が活躍しています。
ということで、今回の話題についても田村Dとお話をしてみたいと思います。 田村D、こんにちは。
こんにちは。 よろしくお願いします。
田村D、JICAのイメージ、率直にどんなイメージを持っていますか?
僕のイメージは青年海外協力隊のイメージで、 僕がバックパック館の時にバングラデシュ行ったら、
ちょうど2年間ぐらいの契約期間で、 日本でお医者さんをやっていた人がバングラデシュの医者で支援するみたいな形で行っていたのを出会って、
ちょっとだけ話を聞いていたんですけど、 組織というよりかは個人ベースで支援して、それに対してお金を出すみたいなイメージしかなかったので、
今、田中さんの話を聞いて、もっと違うことをやっている部署もあるんだなぁって思いました。
確かに一番有名なのは海外協力隊ですよね。 日本に実際に行って、そこで現地の人々と課題解決のために活動するみたいな。
こういった方とは、私も以前国際協力権組織に勤めていた時には、それこそJICAさんと一緒に仕事をしていたこともありましたし、
海外首長に行くと、だいたいその先に協力隊の方っておられたんですよね。
で、あと鳥取に戻ってきてからも、鳥取県にもJICAの事務所ってあるんです。この地域にあります。
日本全国にあるんですけど。
なんで、日本のどこに住んでても実はJICAって接点を持つことができて、
意外と身近っていうのは知られてはないかもしれないですね。
興味ある人はその詳しく知っているけど、幅広くいろんな人が知っているかというと、まだそこまで認知度が少ないのかなとこはあるかもしれないですね。
そうですね。
さっきの田中さんがお話ししてた国際協力って言うと、英語使ったりとか文系なイメージありますけど、実際中身見てみると、理系の方も働いてたりとか、
ボランティアスタッフ、現地スタッフといろんな方がいらっしゃって、いろんな強みを持っている方の集合体で国際協力が成り立っているんだなっていうのはあるんで。
自分ってその国際協力に活躍できるのかっていうのは、結構その広く活躍できる部隊って分野ってあるのかなっていうのを聞いてて思いました。
国際協力への参加
まさにそうですね。それこそ海外協力隊に関心がある方は見てみてもらいたいんですけど、本当にいろんなテーマに関して人材募集されてるんですよね。
この間在下の職員の方と話をして、その方は鳥取県の担当の方なんですけど、話をした時に、もういろんな職種がありすぎて、なかなか逆に人が集まらない。それぐらいもう細分化されてるんですって。
そうなんですね。
だから、まず関心持ったらとりあえず門を叩いてほしいっておっしゃってて。
イタガッとするものは、タイミングの合うはまだもちろんあるんですけど、条件として、職種として合わないっていうことはほとんど最近ないから、まずは話し聞かせてほしいって言ってました。
とりあえず応募するってことですよね。
そうですね。
海外とかもそうですもんね。自分の会社のジョブディスクリプションに自分が合ってるかわかんないけど、とりあえずオファーしてというか、自分で仕事探して、それが自分のキャリアになっていくみたいな。
職に対して自分が取っていくことによって自分のキャリアを作っていくみたいな。
自分主導なところがあったりするんで、JICAの仕事の探し方っていうのも、自分で取っていくみたいな姿勢が大事なのかなってめちゃくちゃ思いました。
そうですね。きっとそれもあるんでしょうね。取れるポストがあるはずなんで。
お一人ちょっとまた話してみたい方がいらっしゃるんですけど、以前までJICAの専門家という立場で、ミャンマーにおそらく4年くらいからいらっしゃった方なんですけど、
その方が何していたかというと、もともとMBAを持たれてるんですよね。つまり経営に得意。
その方はミャンマーにいながら、日本の地方の中小企業がミャンマーに進出したいと思った場合に、現地の関係省庁とかと調整するみたいなポジションだったんですよね。
これってイメージしやすい海外支援、途上国の支援活動とはちょっとイメージに違うような気がするんですよね。
つまりビジネス活動のサポートになってくるんで、違うと思うんですけど、そういう関わり方もある。
そういうときに現地で経済が発展していけば、それこそ雇用が増えていったりして、収入増えると子どもの教育にお金を使えるようになるとか、
その方々の生活水準が上がっていくようになるとか、いろんなメリットがあるので、日本から民間企業を誘致するっていう仕事にもすごく意味があると思ってるんですけど、
その方はJICAのポスト、その仕事にすごい誇りを持っていて、
一旦ミャンマーの仕事は終わってしまったんですけど、今度はそれこそパキスタンに行くって。
そうなんですか。
同じような職種でパキスタンに行くって言ってたんで、本当に自分の強みを活かして国際協力の分野で働くって可能だと思うので、
まずは扉を閉じてもらいたいですね、関心がある方は。
確かにそうですね。国際協力っていうと、自分が海外に行って活躍するってこともありますけど、他の方の支援で支えるっていう意味でも、そういうのってできるんだなって思いました。
そういうケースはたくさんあると思うので、ぜひお近くにJICAに詳しい人がいれば、JICAの事務所かな、ありますので、ぜひ訪問してみてください。
私も陽光とか見たことあるんですけど、難しそうな感じで書いてあるじゃないですか。
そういうのでも一回それで応募するのやめようとかじゃなくて、一回ちょっと話を聞いてみて、いけるなと思ったらちょっと話聞きながら作ってみるとか、それぐらいの気持ちでいた方が大事なのかなってすごい思いました。
そうですね。まずは行く、話を聞く、見てもらえたらなと思います。
そうですね。
じゃあ田村D、ありがとうございました。
ありがとうございました。
JICAで働くという選択肢は一部の特別な人だけのものではありません。
私たち一人一人がどのように関わるか、どういう形で力を生かせるかを考えるきっかけになるのではないでしょうか。
ここでリスナーさんの皆さんに質問です。
あなたが国際協力の現場でやってみたいこと、関心のある分野は何ですか?
小さな気づきでも構いません。ぜひメッセージで教えてください。
それでは。
11:36

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