海外で働くための心構え
国際協力キャリアコーチ田中大一の、世界を舞台に働こう。 この番組は、イッポラボ合同会社の提供でお送りします。
アジアやアフリカの10ヶ億以上で、学校建設や教育支援に関わってきた 国際協力キャリアコーチの田中です。この番組では国際協力に関するお話の他、
海外で働くことの楽しさ、英語学習のお悩みなどにお答えしています。 将来は海外で働いてみたい、開発途上の発展に貢献したい、
そう願う高校生、大学生、社会人の方々に向けて発信していきます。 はい、みなさんこんにちは。国際協力キャリアコーチの田中です。
今回は高校生からもらった質問。 海外で活躍するために、英語力以外に必要なスキルは何ですか?
英語以外に、スキルは何が必要なのか?
これはですね、なんかちょっと気の利いたことというか、自分ならではっていうことが言えたらかっこいいなと思ったんですけど、ちょっと当たり前のことになりそうなんで、先にお断りをしておきます。
まず僕がですね、あの心がけたいこと、英語力以外ですよね。 これはまず本当人として心がけていることなんですけど、
相手が外国人であろうが、ちゃんと話を聞くということですね。 つまり相手の目を見て、あいづちを打って、うなずいて、相手が喋りやすい雰囲気を作ってあげる。
で、まず話を聞きますと。で、その後には自分の意見をちゃんと言いますね。 賛成なら賛成、反対なら反対。反対の時は他の意見も添えるのがベターと思うんですけど、
そういったことをやると。だからまあきちんとコミュニケーションをとるということですよね。 かつ海外はNOならNOと言っていいので、
嫌なら嫌とも言っていいので、そこをちゃんと言うっていう。 こういったコミュニケーションは日本人でも同じだと思うんですけど、外国人に対しても同じだと思っています。
異なるのは言語だけですね。で、その他に必要なスキルは何だろうかって考えたんですけど、
高校生から質問ではあるんですけど、ちょっと仕事の点から考えましたが、 仕事をする時に意識していることは、まずですね、自分が何ができる人かを伝える、理解してもらう。
これは大事だと思います。 これちょっと言い換えると、一体自分が何者なんだっていう。どこの組織で働いていて、
どんなサービスが提供できて、どんなものを販売していてみたいな、 自分とは何なのかっていうことをきちんと理解してもらうっていうことですね。
そうするためには自分ができることをちゃんと伝えないといけないんですけど、 こんなことができます、こんなことが得意ですっていうことをちゃんと主張することが大事だと思います。
これに加えて、もし自分と関わると、あなたはこうなりますよって、こうなるメリットがありますよっていうのを理解してもらいますね。
例えばお金が稼げるのか、物がもらえるのか、そういったどんなメリットがあるのかっていうことを伝えます。
最後はもう一個あるんですけど、確実に物事を終わらせる、物事を進めること、これも意識しています。
ちょっとこの仕事関係は具体的にイメージをしていただくために、 ちょっと僕が作り上げたインドのスタディープログラムですね。
このポッドキャストでも何回言うんだって言うくらい喋ってるんですけど、 インドスタディープログラムの話をちょっと例として説明させてください。
このプログラム自体は、僕の会社として2019年からずっと支援活動を続けていた 学校訪問することとか、その学校がインドのブッダガイというところにあるんですけども、
ここ仏教聖地なので、仏教関連の世界遺産とか観光地を訪問する、 あとはカーストが低い村を訪問したりするんですけど、こういったコンテンツを確定させるまでには、インドに実際渡航して、インド側でガイドしてくれる方とミーティングを2、3回しました。
でも私としては、こういったプログラムをしたくて、かつ日本人を連れてきたくて、このインドの今の現状を見てもらいたいんだっていう、そういった目的で行いたいと思ってるんだけれども、
もちろん参加者からは参加費をね、頂戴しますので、その一部をガイド代として受け取ってほしい。
そういった連携することで、このインドをより多くの日本人に知ってもらうプログラムを一緒に作りたいっていうプレゼンをしたんですよね。
結果的にですね、心よく引き受けてくれまして、それもあって2024年度は合計3回行けましたし、
2025年も今年ですね、3月に実施したんですけど、合計4回現時点で実施ができています。
このプログラムを実施するにあたっても、企画書を準備して英語でプレゼンして、参加者の一部を受け取って頂くっていう内容にして、
相手にもどんなメリットがあるのかっていうことを理解してもらって、実際に日本人を連れていく。
そこまでやりきる。そこまでを実際に実現させたので、今は前以上にそのパートナーの方との信頼感はもうガッチリ強硬になっているっていう実感がありますし、
何ならですね、最近は先方からも提案が来るようになりました。
大地って言って、今ワークスタディープログラムの大体日数的には3泊を物体外で過ごしてるんだけど、それを4泊、5泊に増やして他の町も行かないかとかですね、そういう新しい提案とかもらってるんですよね。
そういうお互いをちゃんと尊敬しつつ、提案もできるような関係性になって、共にプログラムを作っていこうみたいな、そういった状態に持っていけてるのも、まずは自分がやりたいことをしっかり伝えて、相手の希望も聞いて、
相方がウィンウィン関係になる状態に持っていったからこそっていう風に理解してます。
なので、もし海外で活動するときに英語力以外でってなったら、そういう相手を思いやったりとかコミュニケーションとれる下地を自分の中にちゃんと作っておいて、かつ相手にどんなメリットがあるのかみたいな、そこまで考えれる余裕があると海外でも活躍できるんじゃないかなと思いますね。
具体的なスキルの必要性
まあちょっと自分がね、まだ活躍できてる、もっと活躍したいと思っているので、もっと頑張ろうと思ってるんですけど、現時点ではこういったアドバイスをさせてもらえたらなと思います。
はたむらD、英語力があれば海外で活躍できるだろうとはじめは思いますが、英語力以外のスキルが物を言うのは確かに本当だなと思います。
そうですよね。
英語力以外に田中さんが身につけたスキルを獲得するためには何が一番大事ですか?
例えば同僚や上司から盗む、何度も挑戦して失敗すると。
そうですね。
これは多分両方ありますよね。同僚とか上司から盗む、これもね、あります。
特に上司から盗むっていうのはもうありですね。
上司先輩から盗むのもあり。
なぜかというと、そういった方々が同じ道を通ってたりとか、自分よりも先を歩まれていて失敗談とかですね、こうしたらうまくいくみたいなことって絶対あると思うので、それはすべて情報としても得ると。
それがあるとね、自分の打率は上がりますし、だから自分よりもちょっと先を歩んでいる先輩上司の経験とか話は聞く、これは大事かなと思います。
あとはとはいえ、自分が道を切り切りたいこともあるじゃないですか。
自分がやりたいことをやるっていうことなんですけど、その場合は多分失敗しますよね。
もちろんうまくいかせたいと思っていろいろやるんですけど、必ず改善点とか出てきますし、改善点、修正点絶対見えてくるんで、そうなったらそこを改善して修正してまたやってみるっていう。
それを続けていくと、より良いアウトプットができるようになりますし、自分が強くなっていきますね。
経験値が溜まっていって、レベルが上がっていくっていうんですかね。
だから特に若い段階からチャレンジを始めていくと、経験値を詰める時間も長くなりますし、経験できる幅とか範囲も広がりますんで、
もう20代から、10代後半かな。10代後半から20代にかけては、やっぱりいろんなことを自分の意思でやってみるのがいいんじゃないかなと思いますね。
僕も自分の人生、10年ごとにテーマ決めてるんですけど、20代の10年間のテーマは、ガムシラに頑張るっていう風にしてました。
若者へのアドバイス
ガムシラにやりきるか、なんでも挑戦してガムシラになるっていう風にしてました。
30代はちなみに、アウトプットにこだわるっていう10年間のテーマがありまして、20代でガムシラに頑張ったことをベースに、30代はアウトプットするっていう、世の中に出すっていうことをしているので、
まあなんかね、あの若い方は頑張っていろいろ経験してもらいたいなって思いますね。
はい、ということで、今回は海外で活躍するためには、英語力以外に必要なスキルは何ですか?
Apart from English, what skills are important for success in a global environment? という話をしました。
それでは。
