2025-06-20 11:40

第182回『Season4-ep.3 Is It Okay If I Don’t Speak English? Let’s Talk Honestly”(「“英語ができなくても国際協力はできるのか?”」)』

第182回『Season4-ep.3 Is It Okay If I Don’t Speak English? Let’s Talk Honestly”(「“英語ができなくても国際協力はできるのか?”」)』というテーマで語っていきます。


【ハイライト】

・「英語が話せないと海外は無理?」

・最初のインド出張で英語に苦戦した事

・コミュニケーションで大事な事は「想いと誠実さ」だ!

・英語を勉強する上で大事な事は「信頼を築く表現」だ!

・口から出てくる表現を増やすことが英語習得の一歩だ!

・田中が継続して勉強している英語学習について

・1300日も継続して英語学習していて飽きないのか?

・英語学習していて辛かったことを語る

・英語をうまく話す為に重要な事とは?

・お互いのレベルに合わせて優しさをもって英語を話すことの重要性

・田中のドイツ訪問での英語苦労話を語る


英語が話せないと国際協力は無理?よくある“思い込み”への答え


「英語ができなければ国際協力は無理ですよね?」という質問は、田中大一が何度も受けてきた相談のひとつ。実際、田中がインドで活動を始めた際も、完璧な英語力があったわけではなく、現地の英語訛りに苦戦した経験もありました。それでも伝えたい気持ちと誠実な態度があれば、片言の英語でも意思は伝わると実感したそうです。大切なのは「正確な文法」よりも「信頼関係を築けるかどうか」。英語はあくまで“手段”であり、思いを届けるためのツールであるという考え方が語られます。


ネイティブじゃなくてもいい――世界の英語スピーカーの80%は非ネイティブ


現在、世界には約18億人の英語スピーカーがいますが、そのうちネイティブはわずか約3.7億人。つまり英語話者の8割は第二言語として英語を話している人たちです。日本人が英語を間違えたり、聞き返したりするのは自然なこと。むしろ「通じる英語」とは、完璧な発音や文法ではなく、「相手に伝えたいという姿勢」によって成立するものです。田中自身も、語学アプリ「Duolingo」で現在1300日以上連続学習を継続中。小さな積み重ねが、確かな自信につながるといいます。


言葉が通じないと落ち込むけど、それも成長のプロセス


田村Dは、大学時代にALT(外国語指導助手)と英会話の練習を重ねていたものの、実際にはうまく通じず落ち込んだ経験があったと語ります。しかし「相手の語彙レベルに合わせて話す」という工夫をすることで、徐々に意思疎通がうまくいくようになったとのこと。田中も「ネイティブレベルの英語を話すパートナーも、実は中学生レベルの単語で会話している」と語り、難しい単語よりも“優しさと配慮”のこもった言葉選びが大切だと強調します。英語の壁にぶつかることもあるけれど、それも含めて学びの一環なのです。


“Water”が通じなかった――ドイツでの苦い経験から見えたリアル


田中が語ったエピソードの中でも印象的だったのが、ドイツ旅行中に「ウォーター」が全く通じなかったという経験。何度言っても店員に理解されず、最後には「I can't hear you」と突き放されてしまったそうです。単語自体は簡単なはずなのに伝わらなかったショックは大きく、その日の水はスーパーで買うことに…。この体験から、「どんなに簡単な単語でも、通じないときは通じない」「それでも使い続けることが大事」という教訓が語られました。


語学は“伝えようとする力”がすべて――めげずに続けよう


語学力とは「言語そのものの技術」だけではなく、「伝えようとする姿勢」そのもの。田中は、「言葉は投げかけるものであり、相手がそれに応えてくれるかは、あなたの態度次第」だと話します。田村Dの「使いながら上達することの重要性」、田中の「続けることの大切さ」が交差しながら、語学学習がただの知識習得ではなく、人とつながるための“生きたスキル”であることが伝わってきます。


英語ができないから国際協力は無理、なんてことはありません。むしろ必要なのは「伝えたいという思い」と「相手に歩み寄る姿勢」です。完璧な文法よりも、笑顔と誠意のこもった言葉こそが、異なる文化の人々とつながる鍵。英語が苦手で不安を抱えている方も、まずは一歩、使ってみてください。間違えても、つまずいても、そこから生まれる気づきがあなたを育ててくれます。


~お知らせ~

私たちイッポラボ合同会社は、子供たちの第一歩や一歩一歩の成長を後押し出来る商品やサービスを提供しています。


『国際協力キャリアコーチ 田中大一の世界を舞台に働こう』は、アジアやアフリカの10カ国以上で、学校建設や教育支援に関わってきた「国際協力キャリアコーチ」の田中が、国際協力に関するお話のほか、海外で働くことの楽しさ、英語学習のお悩みなどにお答えする番組です。


将来は海外で働いてみたい、開発途上国の発展に貢献したい、そう願う高校生、大学生、社会人の方々に向けて発信するポッドキャストです。


田村ディレクターと時より掛け合いながら番組を配信していきます!


メインパーソナリティー:

田中大一 (イッポラボ合同会社代表)

鳥取県生まれ。大阪教育大学教育学部卒業後、東京外国語大学大学院に進学し、国際協力専攻を修了。

日本の政府開発援助(ODA)プロジェクトのマネジメント業務に就き、東南アジア、中央アメリカ、アフリカの国々に小学校などの教育施設を建設する案件を担当した後、インテリア家具の商品開発、大手広告代理店の営業を経て、2018年にイッポラボ合同会社を創業。鳥取県を拠点に、木製玩具を中心とした子どもの成長に役立つ商品作りや運動スクール運営等の「教育関連事業」や、発展途上国の子どもたちの学習能力が向上するよう、子どもたちに学習道具を提供する「国際協力活動」の二つの軸で事業に取り組む。


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サマリー

国際協力キャリアコーチの田中大一が、英語が話せなくても国際協力が可能であることについて話しています。特に、英語を話す人の多くがネイティブスピーカーではないことや、意思疎通の重要性を強調し、学校や日常生活の中で英語学習に取り組むことを勧めています。

英語が話せなくても大丈夫
国際協力キャリアコーチ田中大一の 世界を舞台に働こう。この番組はイッポラボ合同会社の提供でお送りします。
アジアやアフリカの10カウク以上で学校建設や教育支援に関わってきた 国際協力キャリアコーチの田中です。この番組では国際協力に関するお話の他、
海外で働くことの楽しさ、英語学習のお悩みなどにお答えしています。 将来は海外で働いてみたい、開発途上国の発展に貢献したい、
そう願う高校生、大学生、社会人の方々に向けて発信していきます。 皆さんこんにちは。国際協力キャリアコーチの田中です。
今回は英語ができなくても国際協力ができるのか?
Is it okay if I don't speak English? Let's talk honestly. というテーマでお話ししたいと思います。
海外で働く国際協力に関わる、そう聞くと英語が話せないと無理ではと思う方も多いと思います。
実はこの質問、私も何度もいただいてきました。 私がインドに渡った時、もちろん英語は完璧だったわけではありません。
現地の人の英語は鉛もありますし、聞き取れないこともしょっちゅうでした。 ですがそれでも通じたんです。
伝えようとする気持ちと誠実な態度があれば、相手も答えてくれます。
肩ごとの英語でもジェスチャーと笑顔で乗り切った場面は実はたくさんあります。
つまり通じる英語とは正しい文法よりも信頼関係を築ける表現です。
現地の人たちは完璧な英語よりもあなたの気持ちに反応します。
2024年の推定ですが、今世界には約18億人の英語スピーカーがいます。 そのうち英語のネイティブは何人だか知っていますか?
実はアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなど、 英語を第一言語として使うネイティブスピーカーは世界の約3.7億人しかいないのです。
つまり約8割はネイティブスピーカーではないのです。 そう考えると日本人の我々もためらう必要はありません。
学習のタイミングと努力
どんどん使って間違えていけばいいのです。 とはいえ国際協力の分野で仕事をしようと思うと
高い語学力を求められることも事実です。 すぐに短期間にそのレベルに行こうとはせずに少しずつ使って慣れて口から出てくる表現を増やしていく。
そんな意識で英語を使ってみてください。 また外国語は早ければ早い方がいいです。
勉強するタイミングが早い方がたくさんの時間を使って勉強することができます。
英語の勉強した方がいいかなぁと思った時から勉強を始めましょう。 ちなみに私は今もフランス語を勉強しています。
リオリンゴというアプリを使っていますが、なんと今の時点で1300日連続で勉強をしています。
コツコツコツコツ勉強できる方法をぜひ見つけてみてください。
ではここでいつものように田村Dを呼んでみたいと思います。 田村D、こんにちは。
こんにちは。よろしくお願いします。 田村Dも多言語話者でございますが、
英語って最初はハードルありましたよね? いやありましたし、その前に田中さんリオリンゴ1300日ですか?すごいですね。
それですよ一番。 これはね自慢していいのかな?
でも1300日って冷静考えたらすごいですよね? すごいですよ。だってもう4年ぐらいやってるってことですね。
4年ぐらいですね。4年弱か。 飽きないんですか?
飽きますよ。飽きるし、それこそ海外行ったりとか、家族で行事がある時とか、普段とは違う過ごし方をする人ってやっぱあるじゃないですか。
そうなるとリオリンゴのことをすっかり忘れちゃうんですよ。
本当日付が変わる5分前から取り組んで、ノーミスで一気に終わらせたことが何回あったことか。
滑り込みでみたいな。 滑り込みでギリギリでやったみたいなこと結構あったんで、僕は必死にリオリンゴし続けたって感じですね。
でも継続ってやっぱ大事ですね。 大事と思います。
ハードルはやっぱありますよね。継続もやっぱ大事ですし、継続してても実際使ってみて、伝わってねえなと思ったら心悩たりするじゃないですか。
僕も大学2回の時に英語が上手くなりたいと思って、学内のALTの先生がいる英語勉強できるところに行ってたんですよ。会話の。
めっちゃ頑張ってそこで練習して、そして旅行で使いましたってなっても伝わらなくて、継続して勉強しててもやっぱ実際伝わらなかったらめっちゃ落ち込んで、どうやったら伝わるのかなっていうのはすごい落ち込んだ時ありますね。
どうすれば伝わったんですかね?発音とかですか?
多分発音もやっぱ大事なんですけど、知っている単語、相手が喋っている単語を繰り返し使うみたいな。
相手の理解度に合わせて同じ単語を使うみたいなことをすると通じ合えるっていうのは思ったんですよね。
自分がめちゃくちゃ単語を知ってても相手が分からなかったら分からないし、その逆もしっかりなんですけど、相手が使っている単語のレベルに合わせて
僕も必死についていくみたいな感じにすると通じ合えるっていう感じはあったなっていう。
それは確かにそうかもしれないです。インド人のパートナー、ニケスさんっていう方なんですけど、ニケスさん英語すごいペラペラなんですよね。
ペラペラなんですけど、使っている単語とかって多分簡単なんですよ。学校レベルの単語を組み合わせてるって感じなんですよね。
時々、僕ら日本人って大学受験受けてるから難しい単語とか知ってるじゃないですか。
動詞とかも。それで使うと、え?何?って感じで聞き換えされるんですよね。
だからなんか、相手に合わせて喋るって大事だし、逆に僕らも合わせられてることあるんだなと思って。
そういう優しさ?優しさを伴って話すって大事ですよね、きっとね。
そうですね。熟語集の中、anything bad, nothing badみたいなことを覚えてたとしても、それを使うことってほぼないし、オーラルだと。
あとタムラDの話を聞いて一個思い出したことがあるんですけど、
世界人2年目、24歳の夏。その時は組織務めだったんですけど、夏休みがもらえたんで、ドイツのデュッセルドルフっていう町で幼稚園先生をしていた友達を訪ねに行ったんですよ、旅行で。
彼は先生だったんで、日中はやっぱ仕事があっていなかったんで、基本僕一人でデュッセルドルフの町を観光してたんですけど、
ちょうど時期は夏だったんですよね。あそこってライン川が流れてるんですけど、ライン川沿いにドイツビールとか飲めるスタンドが結構バーって並んでて、行かないといけないと。
田中さん飲めるんですか?
あんま飲めないんですけど、ドイツ来たからにはビールとソーセージかなと思って行こうと思ったんですよ。
すごい賑やかだったんですけど、どこのお店も。
僕一人じゃないですか、ちょっと恐縮しながらも一人ですって言って入らせてもらって、そこのスタッフさんが注文を取りに来たんですよね。
僕はソーセージとビールと水が飲みたかったんで、ソーセージとビールとウォーターくださいって言ったんです。
そしたらウォーターの発音が全然通じなくて、いまだに難しいんですか?ウォーラーみたいな。
単語めっちゃ簡単じゃないですか?
何回言っても通じなくて、最後言われたのが、I can't hear youって言われて、お前の言ってることわかんねえって、もう投げ捨てる感じのように言われて。
結構それがショックで、自分のウォーターが通じないっていうショックさと、お前の言ってることわかんないって目を見てはっきり言われたことがショックで、それはすごい苦い経験として残ってますね。
ショックですね。しかもドイツって英語上手いイメージがあったんで、どんな言葉でもある程度はなんか推測して聞き取れるのかなと思ったんですけど。
完全なんか否定ってめっちゃ落ち込みますね。
全否定されました。言葉投げつけられてどっか行かれました。
結局何頼んだんですか?ビールとソーセージだけ頼んだんですか?
それしか来なかったですね。
飲めず水は?
スーパーとか行って買いました。
それが一番経済的かもしれないですね。
その苦い経験あるんですけど、とはいえね、やっぱり外国語は使ってなんぼ口に出してなんぼだと思ってるんで、いろんな経験が多分起きますね。
言語のこと、それにめげずくじけず頑張ってもらえたらなと思います。
そうですね。
じゃあ田村リーありがとうございました。
ありがとうございました。
意思疎通の重要性
国際協力において英語力は必要条件ではなく補助的なツールです。
大事なのは相手とつながろうとする意思、自分の気持ちを伝える努力こそが最も大切なのです。
皆さんの中で英語は不安で一歩を踏み出さないという方がいれば、ぜひその悩みを教えてください。
あなたの声が他の誰かの背中を押すヒントになるかもしれません。
それでは
11:40

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