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社長に聞くinWizBiz
本日の社長に聞くinWizBizは、株式会社gamba代表取締役社長 森田正博様でいらっしゃいます。
まずは、プロフィール経歴の方をご紹介させていただきます。
北陸先端科学技術大学院大学を卒業後、NTT研究所にご入社。
暗号技術の研究を開発をご担当されていらっしゃいます。
その後、NTTコミュニケーションズで経営企画部新規事業担当にご就任されていらっしゃいます。
その後、クラブにご入社し、社長直轄となる新規事業開発本部でプロジェクト部長を務めになり、
その後、楽天トラベル社長室に勤務し、データ分析と事業戦略をご担当されていらっしゃいます。
そちらでは三木谷さんと一緒に業務改善を行っておられました。
そして株式会社がんばを創業され、今、日本最大級の日報アプリの会社をやっていらっしゃいます。
森田社長様でいらっしゃいます。本日はよろしくお願い申し上げます。
どうも森田です。よろしくお願いします。
まず最初のご質問ですが、ご出身は愛知県ということで、小学校・中学校時代はどんなお子さんでいらっしゃいましたでしょうか。
そうですね。小学校・中学校はあまり目立たない地味な子だったような気がします。
ただ、今もそうなんですけど、物を作ったりするのが好きで、当時NECのPC8000というパソコンが出て、そこにはまって今のエンジニアの道にして走ってきたという感じですかね。
当時は66シリーズ、60シリーズ、80シリーズ、98シリーズとそんな感じの時代ですね。
そうですね。まさにそんな感じの時代です。
まさにパソコンの早々期というか、冷滅期というか早々期というか、そんな感じでございますね。
高校も愛知県内でいらっしゃいますか。
そうですね。
高校時代の思い出なんてございますでしょうか。
高校に入って、親父がPC9800って当時16ビットのすごい高いパソコンだったんですけど、あれを買ってくれて、それが本当に今のエンジニアの道に入るきっかけでしたね。
親父は相当奮発して買ってくれたんだと思うんですけど、だから高校の時はずっとそれをいじってました。
じゃあ、NEC-98を本当にずっと触っていたから、プログラミングとかもされるんですか。
そうです。自分でしました。
どんなのをされたんですか。
当時まだ大変だったんですけど、C言語のコンパイラーを何とか手に入れて、雑誌とかについているものを片っ端から打ち込んで、みたいなことをやっていました。
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独自のゲームとかは使わなかったんですか。
ゲームというよりは使い勝手を上げるようなツールみたいなものをいっぱい作っていましたね。
今のNIPアプリに通じる部分があるんじゃないですか。
そんな気がします。あまりゲームは得意ではなかったです。
なるほど。その後、国立先端科学技術大学院大学にお勧めになっているわけですが、なぜこちらの大学を選ばれたんですか。
大学を卒業、僕はその前に名古屋工業大学にまず進学して、そこから1年飛び級で大学院の方に入りました。
名古屋の方はあまりコンピューターに関して専門の学部ではなかったので、ちょっと自分には合わないなと思っていたところに、
国立先端大学、飛び級でもいい、しかも情報系の専門の大学院があるということだったので、なんとかそこにチャレンジして進学しました。
なるほど。じゃあやっぱりコンピューター系のその道にとにかく突き進みたいということを感じられたんですよね。
大学院時代の思い出なんてございますか。
大学院もひたすらいろんなプログラムを組んでいましたね。
大学のネットワークの管理者になって、いろんな設備の管理をボランティアであったりとか、
いろんなツールも作りましたし、ひたすらプログラムを組んで、それだけで1日が終わっていた感じですね。
本当にお好きでいらっしゃるというか。
そうですね。それ以外は好きをするぐらいな感じ。
その後、NTTの研究所、ここはなかなかお入りになれる方はほとんどいらっしゃらないんですが、
そこにお入りになられていらっしゃるということで、NTT研究所を選ばれた理由は何かございましたか。
思っていたのが、やっぱり自分の作った、何か考えたことを形にして世の中に出したい。
大学の研究室で論文を書いて終わるのではなくて、
何か実際に自分が書いたものを世の中のサービスとして、
あるいはお客さんに実際に使ってもらって、これいいねって言ってもらいたいなって思って、
だったら企業の研究所が近いんじゃないかなと思ってそこに行きました。
NTT研究所の思い出なんてございますか。
ところが、なかなか思ったようにNTTの研究所で仕事ができなくて、
自分でプログラムを書くっていうことがあまり研究所の中ではなくて、
外中の事業者にどんどん仕事をしてもらって、
どっちかというとプロジェクトマネジメントする側に立つことが多くて、
僕としてはすごく不満というか、はがゆい仕事だったんですね。
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それでもっとお客さんに近いところに仕事がしたいっていう要望を出して、
次のNTTコミュニケーションゾーンに移動になった形ですかね。
研究所で何年いたのかな。
5、6年いたのかな。その後コミュニケーションゾーンに行きました。
NTTコミュニケーションゾーンでは新規事業とかをやられてたということなんですか。
当時、ちょうど当時ブロードバンド回線が、それこそYahoo BBとかがですね、
ようやっと出始めた時期で、NTTとしてもOCNをブロードバンドにして、
アッカーネットワークスとか今もなくなっちゃいましたけど、
そういったADSLの回線をどうやって広めていくかみたいなことと、
セットでそれを何に使うのか、コンテンツどうするのかとか、
どうやってお客さんに認知してもらうかみたいなことを一生懸命考えてる時期で、
ちょうどその時に計画の方に移していただいて、
本当にそういう、今考えれば当たり前のことを、
でも当時は新しすぎてみんな全然理解してくれないみたいな、
そんなことをやってました。
その後クラブさんに移っているんですが、
これは何か応通になっている理由があったのでしょうか。
そんなことをしながらですね、
でももうちょっと横でいろんなベンチャーが起きてきていて、
携帯のiモード、本当に古い話で恐縮なんですけど、
iモードとかそういったコンテンツがどんどん出てきていて、
サイバードだ、DNAだみたいな会社がどんどんできていて、
もうちょっとそっち行ったら面白い仕事ができるかなと思って、
いろいろ転職活動していたら、
たまたまクラブの真田さんがですね、
だったらうちにおいでよっていう風に言ってくださったので、
じゃあもうNTTそろそろ切り落ちていってみようかなって、
結構大胆な感じで転職しましたね。
なるほど。
クラブさんでもやっぱり新事業の立ち上げをご担当されたんですか。
そうですね。あそこは結構いろんなことをやらせてくれて、
法人向けのいろんなブロードバンドだったりとか、
携帯を絡めたソリューションの事業を立ち上げやってました。
それこそサーバーの製品までやってましたね。
メール配信のサーバーからですね、
iモードのサイトを簡単に立ち上げるためのいろんなツールだったりとか、
そういうものの企画と開発、販売、マーケティングみたいなことをいろいろやりました。
何か思い出とかございますか。
ここの仕事は一番、サワリンマン時代の中で一番楽しかった覚えがありますね。
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とにかく当時のあそこの会社のエンジニアって結構いろんなものを作ってくれるので、
それをどういう風な形にしてお客さんに届けるかみたいなことを、
本当にいろんな議論をしてやってきました。
なるほど。その後、楽天トラブルに移られているんですか。
これは移られる理由は何かありましたか。
当時楽クラブに行った時の僕の上司が楽天の方に転職して、
ちょっとお前もおいでよって言われて、
じゃあそっちだったらもうちょっと違うことができるかなと思っていきました。
なるほど。データ分析と事業戦略の立案を担当ということなんですが、
どんなことを楽天トラブルでやっていらっしゃったんですか。
楽天トラブルでやったのはですね、データ分析がいろいろあったんですけど、
今につながるいわゆる日報的な日々どういう数字が、
例えば国内の予約がどれぐらい取れていて、海外の予約がどうなっていてみたいな。
例えば1ヶ月先とか半年先の予測がどうなるのか、
みたいなことを組み立てて計算したりとか、
ホテルってあまり一切気づかないかもしれないですけど、
部屋ごとに料金って全部日ごとに違うじゃないですか。
あれってどういうデータで計算するかみたいな、
そんなものを社長室の方で作って、
こういう風な価格設定でいったら売上が伸びますよみたいな話を作り込んでいったりとか、
いろんなデータを駆使してどうやって全体の売上を上げるかみたいなことを一生懸命やってましたね。
じゃあ今のホテルが非常に変動するやつは、ある意味森田社長が。
いや僕だけじゃないですけど、それを計算しやすく、
楽天トラブルだけでオンラインの旅行需要って
大体国内の10%くらいの試合があるので、
ほぼ全部予測ができちゃうんですね、楽天トラブルのデータだけで。
それをお客さんにホテル側に販売したりとか、
そんなこともやったりとかしてましたね。
なるほど。
三木谷さんともご接触というか、一緒にやっててというか、
三木谷さんというのはどういう方でいらっしゃいましたか?
いやー、なかなかおっかない人でしたね。
朝7時くらいに出勤するんですよ。
例えば重要な資料をどうしても教授に見てもらわなきゃいけないってなると、
例えば朝7時に三木谷さんが出勤するときの車寄せに行って、
そこから車長室に上がるエレベーターの何分間の間に
バーって横に設計して、で、わかったOKみたいな、
そういうこともあったりとか、
なかなかいろんな、僕がいた当時で40個くらい授業を見ていらっしゃったので、
一つ一つの案件に関わる時間って本当にわずかなんですよね。
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その中でどうコミュニケーションするのかって本当に大変でした。
本当の大企業みたいな感じで。
そうですね。
経営者を応援する。社長の孤独力、番外編。
本日の社長の孤独力、番外編は、
9章5項取り込み詐欺に遭ってしまったということで、
お金諦め、二度と騙されないように用心しろということで、
まあこれよくありますね。
私も最高額1000万ぐらいは詐欺られたことがございます。
まあ細かいの合わせるともっとありますね。
でもですね、詐欺られる人間が悪いですね。
ですから私に隙があったと思っております。
その1000万とかでやられたときも、
こうやったら儲かるって話についつい乗ってしまったわけですよね。
もちろん役員たちに相談して乗ってるわけですから、
役員全員に騙されたということで、
まあダサいですね。
まあ私ダサい人間なんですけども、
それはでは何でそうなったかというと、
やっぱり蹴ようと思った心が悪いんだろうなというふうに思います。
正しいことをやろうとすべきだと思います。
で、そういうようなことはよくあるんじゃないでしょうか、皆さん方。
しかしそこをきちっと見分けたりとか、
そういうことも大切だし、
儲けよう儲けようと思いすぎるからそんなことになると。
まあ最近ですと、この数年ですと、
住宅メーカーが何十億という詐欺に遭ったなんて話がありますが、
まさにそのパターンですね。
まあそれはもう本当にある意味、
私の心が汚れてるから詐欺に遭うと、
こういうことなんだと思います。
まあそういう意味でですね、
その詐欺に遭ったらもうしょうがないから諦めて、
それをどうやって取り返すかというのを考えた方が正しいんじゃないでしょうか。
で、取り返して絶対儲けてやるという感じで、
ビジネスをやられることが大切だし、
その後はやっぱりもうちょっと儲け話なんか気をつけようということで、
きちっと審査をしていくみたいなことが必要になるんじゃないかなと思います。
最近私はまた詐欺に近いことに会いまして、
しかしながらリスクエッジを全部かけてたことによって、
結果的に逆に儲かったというところまで持ってくることができました。
これはもう最初からリスクエッジを考えたんですね。
こうかもな、なんて思いながらですね、
これ昔あったな、このパターンあったよな、
ということはこうかもしれないからリスクエッジをこういうふうにかけよう、
みたいなことまでですね、思い描いてたらその取り組みになるんですね。
結果的にうまくいきましてですね、うまく回収もできるし、
もっと大きなものが手に入るということになりました。
そういう意味ではですね、詐欺られたことも経験の一つだし、
それを取り返すために用心をすることが大切ということで、
勉強代だという、一戦目は勉強代だったなというふうに思えるようになってまいりました。
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そういう意味で皆さん方、だからといって勉強になるから
詐欺に会えるということを言うつもりは全くないんですけども、
ご慎重になられることが重要だし、会ってしまったら
それを取り返そうと必死になって、
次回のときはリスクエッジをきちっとかけるということを
やっていただけたらいいんじゃないかなと思います。
本日の社長の孤独録、番外編はここまで。それではまた。
本日も社長に聞くインウィズビズをお聞きくださり、
誠にありがとうございました。
この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの成功社長、成功経営者の
インタビューをお届けしてまいりました。
この内容はすべて適当化いたしまして、
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本日の社長に聞くインウィズビズはここまで。また来週。