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2020-01-22 15:04

第159回 秋好陽介氏(ランサーズ株式会社代表取締役社長CEO)【前編】

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ランサーズ株式会社の秋好陽介社長にお越しいただきました。

大学時代にインターネットでビジネスを始め、年間で3000万円以上の利益を出すも、ビジネスを学ぶために事業を捨ててニフティ株式会社に入社。ニフティ時代に個人に仕事を発注するサービスがないことに気付き、2008年に株式会社リート(現ランサーズ)を創業。業績を伸ばし続け、2019年12月にマザーズ上場を果たしたエピソードから経営のヒントが得られます。ぜひ、秋好陽介氏の経営者インタビューをお聞きください。





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社長に聞く＀in WizBiz
本日の社長に聞く＀in WizBizは、2019年12月まずある上場のランサーズ株式会社秋吉社長様でいらっしゃいます。
まずは、経歴をご紹介させていただきます。
ニフティ株式会社入社後、2008年に株式会社リート、現在のランサーズさんを設立されていらっしゃいます。
その社長として創業されて、その後、2018年2月にはパラフト株式会社、これが現ランサーズエージェンシー、
株式会社の取締役にご就任され、そして2019年12月にはマザーズに上場されたという秋吉陽介代表取締役社長CEO様でいらっしゃいます。
本日はよろしくお願い申し上げます。
よろしくお願いします。
まずは、最初のご質問なんですが、ご出身はどちらでいらっしゃるんですか?
大阪府です。
小学校、中学校時代はどんな幼少期を過ごされたか覚えていらっしゃいますでしょうか?
そうですね。サッカーずっとやってましたね。
サッカーをやっていたんですけれども、両親、特に父親も実は授業をやっていまして、
それを母親が2、3月になると確定申告するというふうな商売というんですかね、
大阪なので飽きないというか、日常の風景であったので、自分自身も結構小中高とビジネスをしていて、
例えば私が小学校の時というと、ロッテさんが発売しているビックリマンというチョコレートのお菓子がすごい流行っていて、
特にシールが売買されていたんですけれども、友達から仕入れて友達に売るというような小学校でビジネスをしていたり、
そういった小学生でしたね。ただ基本はずっとサッカーをしていました。
お聞きすると、小学校生の時から社長業をやっているという、そんな感じがしますね。
そうですね。ビックリマン流通プラットフォームをアナログでやっていたということになるかもしれません。
高校も大阪の方の高校ですね。高校時代の思い出は何でございましたでしょうか。
高校生の時はずっとサッカーをやっていたんですけれども、実はサッカー部を辞めて帰宅部をしていました。
帰宅部なので部活を入らず。その時もお金を稼ぐというか、そういうことに非常に興味がありまして、
アルバイトをしていましたし、洋服がすごい好きだったので、
大阪にアメリカ村という服の街があるんですけれども、そこで中古品を300円とかで買って、
リメイクをして人に売るというようなことをやっていましたね。
根っからの商売人でいらっしゃるんですね。
そうですね。なんかこう、仕入れて売るみたいなことはすごい好きでしたね。昔から。
ただお金が欲しいというよりも、ゲームみたいな感覚がすごく近かったかなと思いますね。
なるほど。大学は大阪でいらっしゃる。
大学時代の思い出は何でございましたでしょうか。
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実は私はストレートの大学に行っていなくて、服とかが好きだったので、
ファッションデザイナーになるみたいなことを言って、
新学校だったのに、多分クラスで唯一大学行かなかったの、自分だけ。
結果、綺麗事は言ったものの2年間いろいろフラフラフラフラして、ニートを2年くらいやって、
ただこのままではさすがによろしくないなと思って、
当時、朝の5時か6時に目覚ましテレビという番組があるんですけれども、
それを見て寝るっていう生活自体なんですね。
昼からぐらいに起きるっていう。
ただその目覚ましテレビをつけると、当時の総理大臣森総理が、
今後の日本の成長戦略は介護とバイオとITだと。
ITってITのことですね、って言っていらっしゃって、
介護とバイオは面白くなさそうだけど、
ITは高校の情報の授業でもすごい楽しかったんですね、パソコンが。
なので、ITいいじゃんということであれば、大学でそういうことを学びつつやろうと。
ただ2年間ブランクがありますので、
勉強頑張っているだけじゃ同級生に追いつけないなと思って、
その足で近所の大阪府高槻市というところに住んでいたんですけれども、
山田電機高槻店というところに、いつもだったら5時か6時に寝るのに、
朝の10時まで起きてですね、バイオ、ソニーさんのバイオを買ってインターネットを申し込む。
それがもうまさにランサーと創業にもつながる一番最初のインターネット業界とのつながりで、
ちょっと質問の答えとしては、大学生の時何してたかというと、
1日18時間インターネットにどっぷり浸ってました。
いろんなサービス作ったり、掲示板作ったり、ウェブサービスを作って、
そこでまた商売をしました。
森総理大臣の話なんか、今日聞いているリスナーの方は、
ITをいっとったという有名な話をおっしゃっていただいたんですが、
知らない方もいらっしゃるかもしれないですね。
特に若い経営者の方なんかは知らないかもしれないですね。
いわゆるインターネットが流行るといいますか、当たり前になる、
最初の頃からパソコンに向かってどんどん事業を作っていたみたいな、
そんな感じでいらっしゃいますかね。
そうですね。時代でいうと2001年、2002年ぐらい、
Windows98が出てパソコンブームがあって、
ADSLをソフトバンクさんが始めたような時期ですね。
インターネットが急激に普及してきた時期でした。
やっていたことは、いろんなことをやっていたんですけど、
一番事業として大きかったのは、
インターネット上に落ちているホテルとか航空券の情報を、
クローラーという自動で収集するプログラムを、
自分でプログラム勉強して作って、その情報を編集をして、
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日本で一番安くホテルが泊まれるサイトみたいなものを提供していて、
そこに旅行代理店さんとか、大手のインターネットで旅行を予約、
サービスを運営している会社さんから、成功報酬でお金をいただいていました。
ピークは、月に二、三百万円ぐらいは利益ベースであったんですよね。
年間三千万円ぐらい、大学の三年生ぐらいだったと思います。
大学三年生だったんですけど、初めて税務調査も受けました。
自分の家に税務署員が来るっていう。
税務署の方々が家に来られたら、お父様方とか驚かれるんじゃないですか。
驚いた一方で、父親も授業をやっていたので、
税務調査って悪いことをしているから来るわけではなくて、
一定黒字が出ていると、三年から四年に一回は来るものなので、
利益が出ているんだなという感覚だったと思います。
適切に確定申告していたので、特に何もなく。
その頃は株式会社化はしてなかったんですか。
株式会社化はしてなかった。
その時は個人事業主で、青色申告でという事業主登録をしているという形でした。
なるほど。根っからの社長様という感じがしました。
先ほどの話からすると、今の取り箱とかああいう系のものを
一番最初にホテルの安くとかそういうのをやられたという事業だったということですか。
そうですね。当時は旅行の価格コムだと自分では思っていました。
今続けられているのは、まだ儲かるような気がするんですか。
そうですね。当時旅行で検索したら1位は私のサイトでした。
航空券で検索しても1位だったんですよね。
そういったサービスをやられている上場会社さんって
今時価総額で言うと数百億円とかなっていらっしゃるので、
もし続けていたらその可能性は十分あったんじゃないかなと思います。
今だとスカイチケットさんとかタブココさんとかエクスペリアさんとか
ありますよね。
それ以外にこんな面白い事業を当時大学時代に
こんなサイトを作ったみたいな思いではございますか。
そうですね。大学生の時にやっていたのは旅行が好きだったんですよね。
なので旅行とか航空券のサービスをメインでやっていて、
それ以外のところは最初はウェブ製作の事業とかそういうのをやっていたんですけれども、
全然そこはビジネスとしてはあまり大きくならなかったですね。
なるほど。大学卒業後そのままニフティに入られたんですか。
はい。
旅行のサイトを辞めてニフティに入った感じなんですか。
そうですね。3000万円くらい報酬があったので、
そのまま続けるというのも選択肢としてはあったと思うんですけれども、
やっぱりお金を稼ぐ事をやりたいというよりも一番楽しかったのって、
何者でもないただの大阪の大学生が作ったサービスでも
いろんな多くの人に使って頂けるこの感覚が本当にワクワクしたんですよね。
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もっと多くの人に使って欲しいって思った時に、
当時有名な企業でいうとライブドアさんとか、
iモード前世の時期なのでNTTドコモさんとか、
ああいった会社さんに個人で勝てるかというと全く勝てなくて、
しかも大阪の大阪大好きで生地ですけど、
大阪でそういう中小企業の社長じゃないですけれども、
そういった形で残るのは個人の志向としては違うなと思って、
東京の最前線に行ってインターネットの業界で
企業としてネットビジネスをするということをやりたいと思いまして、
面接でもたくさん聞かれました。
なぜ3000万を持って収入があるの?
これ捨てて家に来たら年収4分の1か5分の1かもっと少なくなるよと言われたんですけれども、
奉仕よりも体験をやりたいということで、
インターネット関連の新卒やっている会社を根こそぎ受けまくるということをやりましたね。
その中でニフティがやられたのは、パソコン通信ではニフティ当時だったかもしれませんけど、
何か理由はあられたんですか?
他社さんでも新卒で内定いただいた会社さんが複数あったんですけれども、
他社さんはプログラマーとか電話営業だとか、
そういった限定されたところだったんですけれども、
ニフティ唯一新卒でやっている中で企画とか授業を作るというところを新卒からできるというところで、
今振り返ると生意気だったなとは思うんですけれども、
自分で授業をやってきて、電話営業だけとかプログラマーだけやるのはちょっともったいないなと思ったので、
企画職ができるニフティに入ったんですけれども、
実はその後会社の方針が変わって、新卒は全員エンジニアだということで、
結果エンジニアとしてのギャリアをスタートしましたね。
経営者を応援する。社長の孤独力、番外編。
本日の社長の孤独力番外編は、3章5行の最新マーケティング手法を知りたいということで、
セミナーに最低3つは参加しろということでございます。
マーケティングは本当にいろんな手段が次々と出てきますので、
最新手法を常に情報収集をすることが一番いいことなんじゃないかなと思います。
私ども200サイトを持ってサイトを運営している会社なんですけれども、
SEO対策などですと、やっぱり次々とグーグルさんがいろんな方法を変えていって、
我々もついていかなきゃいけないということがよく起こりますので、
その最新手法を知るときには、私は最低セミナー3つぐらい出てみるとか、
もし営業マンから電話がかかるから、そのSEO対策の営業マンたち、
会社の営業マンたちの話は3社以上聞くとか、
そんなことを必ずやるようにしております。
本の中でも書いてありますが、インディードが流行りだしたとか、
当たりだしたときに、インディードを研究しようということで、
実用とインディードの代理店の方々を3社呼びまして話を聞きました。
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そうするとやっぱり3社ぐらいから聞いていくと、
それぞれが同じことも言うし、違うことも必ず言うわけですね。
そうすると総合的に理解もできるし、
ある意味インディードの代理店たちの話を3社聞いたことによって、
結果的に私の方がインディードに詳しくなる、
みたいなことができるときがございます。
そうすると理解も済んだ上で、
マーケティング手法なり何なりを使うことができると、
こういうことになっていますので、
インディードの場合は無料で私どもなんかは
一人大の採用ができるところまで来ましたので、
おそらくインディードの代理店よりももしかすると、
私の方が詳しくなっているんじゃないかなと思うぐらいになっています。
そういう意味ではSAO対策でも同じでございまして、
いろんな会社さんのセミナーを聞いたり、
営業マンの話を聞くことによって、
SAOの知識も結構な形でついておりますので、
そういう意味では皆さん方も最低3つぐらいは、
最低3代理店なり3営業マンなりから、
その情報について聞くということが大変大切なんじゃないかなと思います。
そういう意味で最新のマーケティングを知りたいという場合には、
3つ以上のセミナーに参加するのはいいんじゃないかな、
3つ以上の代理店から話を聞くのはいいんじゃないかな、
3人以上の営業マンから話を聞くのはいいんじゃないかな、
というふうに思っている次第でございます。
ぜひ最新のマーケティング技術をお見つけいただければと思います。
本日の社長の孤独録番外編はここまで。
また来週。
本日も社長に聞くインウィズビズをお聞きください。
誠にありがとうございました。
この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの成功社長、成功経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
その内容はすべてテキスト化いたしまして、
私どもウィズビズが運営するウェブサイト、経営ノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく、文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、
皆さんの会社系に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、
サイトの方にもさせていただいています。
ぜひネット検索で、経営ノートスペース社長インタビューと入力いただき、
経営ノートのサイトをご覧になっていただければと思っております。
本日の社長に聞くインウィズビズはここまで。
また来週。
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