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2024-09-04 18:50

第398回 鈴木美奈子氏(鈴茂器工株式会社代表取締役社長)【後編】

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今回は、鈴茂器工株式会社の鈴木美奈子氏にお越し頂きました。

大学を卒業後、様々な業種を経験。
その後、創業者である父の要請に応え、鈴茂器工株式会社に入社。入社の翌年には取締役に就任。2017年に社長に就任後、業績を伸ばしたエピソードから、経営のヒントが得られます。ぜひ、インタビューをお聞きください。

なお、過去にこの番組で配信した内容は、経営者インタビューメディア「経営ノート」にも掲載しています。ぜひこちらもご覧ください。

■経営者インタビューメディア「経営ノート」
https://keiei-note.com/

■WizBiz社長塾
https://www.youtube.com/channel/UC16VkcI4PaUISDD4UL7pFvQ




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社長に聞く＀in WizBiz
WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。
社長になられる経緯というのは、どんな形でいらっしゃったんでしょうか。
最初は社長室付きで、その後にシステムを見ることになりました。
システムの長を経て、役員に登用していただいて、
管理本部長ですかね。うちの管理本部というのは、総務、人事、経理というのが全部入っているところで、
それを全体を見る管理本部長に就任しまして、その後に役付きの常務の役付きをいただいています。
管理本部が長かったですね。
社長になったのは何か経緯というかきっかけとかございますか。ご就任なさった理由というか。
認めていただいた、私3代目の社長なんですけれども、初代は父親です。
2代目は別の方で、番頭さん的な感じの営業の長の方が2代目に就任していただいて、
もちろん、創業者が亡くなった後、業務は引き続き行っていましたけれども、
そこで2代目の社長といろいろなコミュニケーションを取らせていただいた上で、認めていただいたというふうには思っております。
なるほど。じゃあ、すずも機構さんに入られるときには、いつか継ぐんだという思いでお入りになった感じでしょうか。
ちょっと違いますかね。私が社長の席に座るんだなんていう頭は最初のうちは持ってなかったです。
ただ、父が存命の頃、自宅で少し話をしていたときに、もう会社に入ると決まった頃ですね。
何の話をしていたか全然覚えていないんですけれども、父が会社の社員を守るのは自分しかいないんだからと。
そういう言葉はすごく単純でシンプルな言葉なんですけれども、その言葉をすごい今でも覚えていまして、
こういう人がやっぱり社長にならなくちゃいけないんだな、逆に社長はそういう思いじゃないとたくさんの人を守ることもできない。
その社員だけではなく家族かける何倍ですよね。
そういう方の意識っていうのはこういうものなんだっていうのは今でも覚えてますね。
これ大切な言葉だと私は思ってます。
社長になろうと思ったきっかけみたいなのがございましたでしょうか。
どの会社さんでもそうですけれども、そのときそのときいろいろな問題があったり、
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トラベルがあったり、それをするのに尽力をかける。
そういうところで、もっとパワーを持って経営っていうところを一役いいんですから、より以上やっていかなくちゃいけない。
じゃあ新しいことをやってみたい、こんなこともできたらと思うときには、今のポジションじゃできないんだなっていう感覚は芽生えましたかね。
社長になるときの覚悟とかそういう思いとか何かございましたでしょうか。
いきなり肩が重くなるっていうことはなかったんですけれども、やはり先ほど申し上げた父の言葉を改めて思い出して、
当時は父は会社の箱を船に例えて話をしていたんですね。
やっぱり船には乗船する人員は定められている。
でも私はじゃあ船を大きくすれば、もっと違う機能が船の中にもできて、そして人員数も増えてっていうこともあるんじゃないのかな。
2代目の社長さんは創業者の言葉をとてもよく守っていらっしゃいました。
私がちょっと反発をしたわけじゃないですけれども、やっぱり会社を大きくするためにはいろいろな機能が必要で、いろいろな部署も必要で、それにいろいろなキャラクターも必要で、
そうなっていくとやっぱり船は大きくしていかなくちゃいけない。
でも大きくしたからそれが看板になってしまう、ウォッチすることが看板になってくるのではいけない。
だったら道具にしなくちゃいけないんだろうっていうのはすごく考えましたね。
社長になる前となってみてと、その差が何かございますか。
あまり素晴らしい答えじゃないかもしれないんですけれども、見られてるなっていう感はすごくありません。
これは外じゃないんです、中です。
だからやっぱりちゃんとやらなきゃっていうのはちょっと子供みたいですけどね。
やはり私には私がやらなくちゃいけない責務が思っている以上に大きいんだっていうことは改めて自覚はしました。
なるほど。大変重い言葉ありがとうございます。
そうしましたら、鈴木孝様の授業内容をぜひ宣伝がてらご説明いただきたいんですけれども、どんな授業を鈴木孝様ではやっていらっしゃいますでしょうか。
当初ですね、創業時にはやはり今の授業を行っておりませんで、成果機械、お菓子の機械、
お菓子のあんを詰めたり、放送をしたり、まんじゅうの充填をしたり、いろいろなことをやっていて、これは20年間やっていました。
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1981年に世界で初めて寿司ロボットの開発が5年をかけて行いまして、そこから事業転換をしたと。
現在は米販食品機械の製造業、機械屋でございます。
主なアイテムといいますか、機械としましては今申し上げました寿司ロボット。
こちらにつきましては現在、開店寿司さま、あとはデパ地下で中食の関係ですね、あとスーパーマーケット。
ほとんどが機械で作られているという状況でして、国内でのシェアは80%以上いただいております。
米販の加工機械ですので、寿司ロボットのみならず、ご飯を、牛丼とか召し上がりますか。
こちらの三大牛丼チェーン店さま、どこのお店も人がご飯をよそっておりません。
これは全て当社の機械でご飯を盛り付けさせていただいております。
今までキッチンでご飯を盛り付ける、これが少し社内公募しまして、かわいい名前を付けまして、ふわりかという名前なんですけれども、
このふわりかにつきましては、キッチンで今まで従事していたものをもっと皆さんに知っていただきたいというところで、
コロナになってすごく衛生の意識が高くなりましたので、今ではホテルの朝食ビュッフェで召し上がりたいだけをご自分でグラム数をセレクトしていただいてよそっていただくというところでも機能を発揮させていただいています。
これはですね、やっぱりぶどまり、ご飯を余ることなく、お客さまも召し上がりたいだけをセレクトされますので、ご飯を乗っ越すということもすごく軽減されています。
これは社食とかでも使われているみたいなんですけれども、これでSDGs的なところでサポートができる機械としても今認められてきており、こちらについても90%以上のシェアを国内ではいただいております。
なるほど。リストの皆さま、牛丼店とか寿司店とかホテルとかいろんなところに行ったら、もしかするとスモーキーコさんの機械からのご飯をいただいているかもしれないですね。
そうですね。コンビニのおにぎりとか、コンビニのご飯の盛り付けも行っておりますので、当社の名前をご存知の方はたくさんいらっしゃると思うんですけれども、BtoBの仕事ですので、コンシューマーさまにはうちの名前の知名度はあまりないと思います。
ただ、最終的に外食等をされている方、たくさんいらっしゃると思うんですけれども、国民の8割は当社の機械が手がけたものを召し上がっていただいているんじゃないのかなと、そういう機械を、8割の方はその機械があった方々じゃないのかなとそう思っています。
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はい。ぜひスモーキーコさんのことを思いながら、牛丼なりお寿司なりおにぎりなりを食べていただければと思います。
ここからは全く違う質問をさせていただければと存じます。
好きなことを事前にお聞きしまして、短くまとめますと、食べることとゴルフということでお答えいただきました。
食べることはちょっと長く書いていただきましたが、情報収集をこねて、いろいろなお客さんを含む外食店舗もあったり、コンビニエンスストアに行ったり、おにぎりやお弁当の季節商材を含む商品を見て購入してみるという感じで、完全に仕事だなということで、お仕事好きという感じでよろしいでしょうか。
いや、もちろんお仕事は好きでないとできませんので、好きなことと言われたらいいですが、やはり食べることが好きなので、やはり簡易的にコンビニとかお食事ができますから、そういうところをつい見てしまいますね。
つい裏側をひっくり返してしまっている。どことかさんのところで作られたやつだねというようなところが多いですし、やはりお客様のトップとお話をさせていただくにも、何も知らないじゃ話にならない。
当社の機械を使っていただいている大切なお客様ですので、やはりお付き合いが増えればそれだけのテンポですかね。夜号に足を向けてお食事させていただくというところで、うちの方でもより一層、やはりうちのビジョンというのはおいしさを伝えたいというビジョンを持っていますので、食のおいしい温かいを世界の人々へというのが当社のビジョンです。
ですので、機械屋としてはちょっと違うかなと思われる方もいらっしゃるんですけれども、当社の機械を通じておいしさを伝えたいと思っていますので、お客様のところに行って、今日はちょっと味が違うなと思って、別に店員さんにお話しするわけじゃないんですけれども、そうするとうちの私は担当に、どことこさんのどことこの店舗で少しちょっと違うようだけど何かあったのっていう話はよくしますね。
お仕事好きということで社長らしい社長様でございますが、財務のメモをお聞きしまして、経営者として大切にしていることということをお答えいただいておりますが、4つ、一人一人が輝ける企業でありたいという思い、当社の社員は自分でしか守れないという創業者の言葉、これは先ほど出てきましたね。
4、良しの精神、自前主義の脱却、この4つを財務の目ということでお答えいただいているんですが、こちらの4つを選ばれた理由というのをもしよろしければ教えていただけたらなと思っております。
2番目の当社の社員は自分でしか守れないというのは先ほどお話しした創業者の言葉であり、そして司法良しというんですかね。参法良しという言葉がありますけれども、司法良しという言葉もあるようで。
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4つ目は何なのかなとネットで探してみてみたんですね。そうするとやっぱり未来良しとか将来良しとか、今の社会課題を解決していく方向性、未来を見ていこうよというSDGs的な感覚も含めた上の答えがいくつもあるんです。
4つ目というのは決められた言葉がないと言ったら少し語弊があるんですけれども、いろいろなバージョンとして捉えられる。自分はどうなんだろうなと考えたときに、私はこの4つ目はサプライヤーさん良しだなと思っています。
なぜならばやはり今コロナで部品供給大変な思いをしました。そのときにも本当に協力をしていただいたサプライヤーさんに感謝していますし、この方々を大切にしなければいけないなと。お客様ももちろん大切ですけれども、お届けする前にやはりサプライヤーさんから良い部品を提供していただく。
そして私のものづくりが完成するという形ですので、やはり売り手良し、買い手良し、世間良し、そしてサプライヤー良しというところが私の志望良しです。
なるほど。大変勉強になるお話でございます。ありがとうございます。最後のご質問ですが、この番組は経営者向け、全国全世界の社長さん向け、もしくはこれから起動する方向けの番組でございまして、もしよろしければ社長の成功の秘訣を教えていただけたらなと存じます。
成功しているのかどうかというところは疑問なんですけど、まだまだ勉強が足らないと思っています。ただ大切にしたいことは、やはり上場している身ですけれども、やはり社員ファーストでありたい。一人一人の顔がきちんと見れる経営者でありたいというのが一番強く思っています。
ですので、先ほども在米のときにご紹介いただきました、一人一人が輝ける企業でありたいというのは、そこが大きなポイントなんですね。輝くというのは、その人がハッピーであるから、楽しいから、嬉しいから、人それぞれ違います。給与がいいというのも楽しい人ですし、やりがいのある仕事も楽しいでしょうし、
その楽しい人たちが集まって組織になり、そしてそれが企業となる。そうすると企業も輝く。最後にはやっぱり社会にお届けできるというラインをつなげたいという気持ちがあります。
ですので、私は本当に社員一人一人が可愛くてしょうがない。管理本部長もやってましたので、約500人いる社員のほぼほぼ450人は地方にいっぱいいますけれども、顔、名前、性格がわかります。それがいいわけではないかもしれないですね。コロナのときにちょっとわからない人も出てきたので、今からちょっと習得しなくちゃいけないんですけれども、
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やはり彼ら一人一人の人生も背負っているんだという感覚もすごく持っていきたいと思っていますので、やはりそのためには一人一人で話をする対話、コミュニケーションというのは一番大切にしなくちゃいけないことだろうなとそれは思っています。これがベースです。
ありがとうございます。大変勉強になることで、私も社員ファーストで社長業をやっていきたいなと思いました。リスナーの皆様も本日お忙しい中お聞きいただきまして誠にありがとうございました。ぜひ皆様の参考にしていただければと存じます。鈴木社長様、本日はありがとうございました。
どうもありがとうございました。
本日の社長二級インウィズビザ、鈴木校株式会社代表取締役社長、鈴木美奈子社長様、女性社長様、三代目の女性社長様、上場企業の社長様でいらっしゃいました。大変勉強になりますね。やっぱりお次になるっていうのはやっぱり大変ですね。
でも、ちゃんとした創業者の思いが娘さんにちゃんと伝わり、その思いを継いで一生懸命企業を大きくしていく、そんなことをなさっている社長様でいらっしゃいますし、お考えもしっかりされていらっしゃいますので、ちょっと失礼な言い方になるかもしれません。
大変勉強もできるというか、聡明でいらっしゃるというか、利発でいらっしゃいますので、よくよくいろんなことが見えていらっしゃる上場企業の社長様、女性社長様ということで、大変勉強になる話が多くございまして、私自身も本当に勉強になりました。
司法良しですか、本当にいい言葉ですね。こういうのを真似して、私も上場企業の社長として頑張っていきたいなと思った次第でございます。ぜひリスナーの皆さまも参考にしていただき、鈴木社長様みたいに大きな企業をつくっていっていただけたらなと思います。
本日の社長に聞くインウィズビズはここまで。また来週。
本日も社長に聞くインウィズビズをお聞きくださり誠にありがとうございました。この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。これまでにたくさんの生光社長、生光経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
この内容はすべてテキスト化いたしまして、私どもウィズビズが運営するウェブサイト、経営ノートでも閲覧いただけるようにしております。音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、皆さまの会社経営に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、サイトの方にもさせていただいています。
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ぜひネット検索で経営ノートスペース社長インタビューと入力いただき、経営ノートのサイトをご覧になっていただければというふうに思っております。本日の社長に聞くインウィズビズはここまで。また来週。
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