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社長に聞くin WizBiz
WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。
ディ・アイ・システムさんは、当初から今やっているシステム開発が、そういう系でスタートしたという感じでいらっしゃいますか?
最初はシステム開発を中心にやっていました。
システム開発をしていますと、ネットワーク関係のお話をいただく。
ネットワーク関係のお話をいただくと、セキュリティ関係。
セキュリティ関係のお話をしていくと、教育事業というふうに横に広がっていったということです。
なるほど、なるほど。
ディ・アイ・システムさんで設立した当初は、もう上場良し、狙っていろいろみたいなことは考えられたんでしょうか?
会社を設立して1年経ち2年経つと、やっぱり会社の規模が、4人でスタートしたんですが、50人になり60人、100人近くなってくるわけですね。
当然、私自身も小さい人間ですから、こんな言葉でお話をさせていただくと申し訳ないんですが、
多少なりとも豊かになっていくわけです。
豊かになっていくと、ついつい措置が方面で贅沢をし始める。
これはまずいなと。
こんな状態でずっといくと、どこかでやがて自分身を破滅じゃないけど、おかしくしてしまうなと。
であればもうここはガラス張りにして1つの目標を作ろうと。
であれば何かと言ったら、もう全社員にディ・アイ・システム上場するぞということで、
経営の中にも全部社員に分かるような形でガラス張りにしてということで、
自分自身を立地するという部分と成長していくプロセスを1つの目標に乗っけて楽しみたいというのもあって、
上場宣言をしてやってまいりました。
なるほど。上場宣言したのは、設立した当初ということですか。
設立してから1年半後です。
なるほど。約20年ぐらいで上場という感じなんですが、その間もずっと上場って旗は下ろさずにやってきました。
下ろさずにやってきました。ただリーマンショックの時が正直申し上げて一番きつい時で、
ヘラクレスにもう上場準備全部終わって証券会社の審査も終わったんです。
でもう証券会社も上場申請しますというところだったんですが、それでリーマンショックが起きました。
でも翌年は減収減益になるのは分かっていたものですから、ここで上場してもということで一旦上場を諦めました。
その時にはもう上場の看板を下ろそうか、一旦時期をずらすだけにしようかというのの迷いはありましたけれど、
結果的には上場の看板を下ろさずにいこうということでやりました。
社員の皆さん方は、上場は旗を下ろさないことに対してみんなついていこうみたいな感じでいらっしゃったんですか。
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というよりですね、熱くなっていたのは私だけで、社員の人たちは上場それ何みたいな雰囲気ですよね。
そうですか。
ですからやっぱりなかなか一生懸命語ってはいましたから、幹部クラスは分かってもらっていたかも分からないですけど、
一般の社員の人たちは上場できるのであればどうぞみたいなそんな感じでした。
そうですね。
上場の苦労なんていうのは何かございましたでしょうか。
これは正直言っていっぱいありますね。
やっぱりただ単に言葉で上場と言っても、初めてそういう経験をしてみていろんな壁にぶち当たって分かったことなんですけど、
いろんなルールがあり、そのルールをクリアするために専門の人間がいないことには始まりませんので、
社内の人間でそういう専門の知識を勉強してもらって作ろうとすると時間がかかる。
外部からそういう専門の人を入ってもらおうと。
いろんなことをやりながら周りを固めてきましたので、やっぱりそれなりに時間はかかりましたし、
それぞれの担当に割り振られた人たちは相当な苦労はしてくれました。
もしよろしければ、ぜひ宣伝がてらかもしれませんけど、
授業内容をまず教えていただきたい。
DIシステムさんの授業はどんな授業をやっていらっしゃいますか。
私どもの会社は設立以来、いわゆるシステムの開発を、お客様の要望を頂戴して作らさせていただく。
ですから、我々が財務会計のパッケージを持っているとか、人事給与のパッケージシステムを持っているというようなことではなくて、
お客様のそういう要望に応じてカスタマイズしたシステムをご提供するというようなところからスタートしてまいりました。
今でもそういう形でソフトウェアの開発をしておりまして、非常に評価をしていただいております。
ECサイトをご提供したりとか、いろんなシステムを提供させていただいているんですが、
今の世の中、システムの開発だけではなくて、システム開発をしますと、当然ネットワーク。
ネットワークというのは、ソフトウェアの開発とネットワークがうまく噛み合ってこそトータルな意味でのシステムが完成するということになりますので、
やはりネットワークが必要になってくるということで、ネットワークもいわゆるインフラのランケーブルから始まった設置から始まって、
セキュリティに至るまでというようなネットワークでも非常に幅広い技術を求められる、そういうネットワーク関連の技術を我々も蓄えてまいりました。
当然そうやってシステムを納めさせていただいております。
ご承知のように、今から数年前に個人情報の漏洩というようなこともいっぱいあって、
個人情報1件につき賠償が500円だ、1000円だという時代がありましたけれど、
それが数万件、数百万件という漏洩になると膨大な金額になる。
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各企業さんもセキュリティに対してきちっとガードをかけていかなければいけない。
そういうことをする上において、各企業さんはそういう専門の知識を持った人が社内にはいない。
当然そういったことをきちっと管理していくには、それぞれの企業でそれぞれの専門職を置いていかなければいけない。
でもどうやって育てたらいいかわからない。
そういうふうな時に、じゃあそういう人たちを育てる研修カリキュラムを提供してもらえないかというようなお話を頂戴して、
じゃあということで私どもはそういうところから教育サービスに入っていく。
今、教育関連ということで、システム開発、ネットワーク技術者、セキュリティに関するそれぞれの講座を用意して、
そういう一般の企業さんのエンジニアを育てるということ、
それと我々と同業他社のそれぞれの新入社員を入れたときに、
自社内でそういうエンジニアを育てるだけの余力のない企業さんが、じゃあお宅の会社でやってよというような形で、
同業他社のそういう人たちを受け入れたということも含めて、教育サービス事業というようなことをやらせていただいておりまして、
私どもの会社は約550人ぐらいの会社なんですけれど、
550人ぐらいの規模の会社でお客様の要望をお聞きして、
システム開発からネットワークの設計、構築、さらには運用、
それとそういう教育サービスをセットにしたという、
いわゆる一気通貫でやるような会社はそんなにないのかな、
これは私どもの会社の売りなのかなというふうに思っています。
なるほど。ありがとうございます。
DIシステムさんの未来像とか将来像もしよろしければお話いただければと思うんですけれども、いかがでしょうか。
一つ一つ挙げていけばいっぱい話したいことはあるんですが、
分かりやすい感じでお話をさせていただきますと、
もう皆さんご承知のようにIoTだとか、やれロボットだ、やれなんとかというふうな話をしておられます。
私どもとしては仮に車の自動運転があったとしたら、
車を自動運転化するために車にはソフトウェアを組み込まなければいけません。
そのソフトウェアを組み込んだ車をGPSを通じて常にどこにいるかというのは、
これはネットワークを通じて管理をしなければいけません。
そういった部分をひっくるめて、車が何らかの形で悪さをするやつに乗っ取られたりとかするとやっぱりまずいですから、
セキュリティ関係をきちっとしておかなければいけない、暗号化をひっくるめてですね。
そういったことをひっくるめて、もう近い将来そういったことがソフトウェア、ネットワーク、
セキュリティが融合して、目に見えぬ形でいろんな技術が出てくる、
そういうものに対して我々がすべて対応していけるようなエンジニアを育てた技術者集団として、
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世の中に我々のサービスを提供していきたいとこのように思っていますというところですかね。
はい、ありがとうございます。
そうしましたら全く違う質問もさせていただければと思うんですが、
事前に好きなものを好きなことで、これは本当に私は感動したんですが、
会社が成長し規模、売上利益、組織が拡大することに喜びを感じる。
音楽、映画鑑賞、そしてホームシアター、オーディオなどが好きで、
ゴルフなんかもされるということをお答えいただいているんですが、
会社が成長し規模が拡大するのに喜ぶ感じにちょっと感動してしまいまして、
それぐらいやっぱり趣味も会社ぐらいな感じでいらっしゃいますでしょうか。
何て言うんですかね、私自身いろんな経験をしてまいりました。
もう先ほどの冒頭の話ではないですけれど、
それこそ人様に迷惑をかけるようなことをしてまいりました。
会社を作って、あるいはそういう形で一緒に会社を立ち上げてということで、
喧嘩もし、場合によっては人を恨むというようなこともしてまいりました。
人というのがようやくこの年になってどういう生き物なのか、
ですから変な話なんですけれども、
同じものでもどこをどうつついたらどう反応するかというのが全部は分かりませんけれど、
少しは分かるようになってきました。
そうすると、人を恨んだりとか、下げすんだりした時期もあったんですが、
全て自分の接し方、対応の仕方で反応が変わってくるし、
すごく人というのは助けられるし、人がいなければというようなことをものすごく痛切に感じるようになったんですね。
そうなってくると一緒に仕事をして仲間が増えて、その仲間の人たちそれぞれ成長していく。
その成長していくためにいろんな押し方をしてその人の成長を促したりとか、
そういうことをしながら人が育っていくということにものすごく喜びを感じてまして、
そういう人たちが一人でも多くDIシステムという会社を通じて広がりが持っていけるのであれば、
いいなというふうに思っているというのが私自身の素直なところでして、
仕事人間でとかと言われではないです。
ありがとうございました。でももっと感動してしまうのでちょっとすみません。
座右のメモを聞きたいんですが、これも素晴らしくですね。
サイトの言葉に一隅を照らすというのがありますが、私の動画で一隅を作るというのを見せればいいんですが、
これどういう意味でらっしゃるんですか?
一隅を照らすと言いますかね、自分の存在をちゃんと明確にして理解をしていただくために立場、ポジションをきちっと持っておくというのが
一隅を照らすという意味だと私なりに理解をしたとしたら、
私自身は自分の存在価値を明確にして、自分のスタンスで一つのもの、自分の子というものを作り上げて、
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それが商品であったっていいしサービスであったってもいいんですけど、
世の中につながりが持てるものとして、結果がアウトプットとして出せるようなものができればいいなというふうに思って一隅を作ると。
大きなものの中の小さな端っこでいいですから、自分の存在意義を明確にできるような形で作れればいいなということで、
一隅を作るという、勝手に自分で造語で作ったんです。
いや、素晴らしいですね。本当に私が一番勉強になっていると思うんですけど、本当にありがとうございます。
最後なんですが、この番組、経営者向け、全国の社長様向け、もしくはこれから起業する方向けの番組でございまして、
もしよろしければ、起業者庁の成功の秘訣を教えていただけたらなと思っております。
先ほども申し上げましたけど、成功するために会社を作ったわけでもないんですが、
ただひたすら目の前にあることをきちっとやりながら日々を駆け抜けてまいりました。
やっぱりそのプロセスの中で、人ってどういうものかというのが一生懸命理解をしようとしたし、理解をしてきました。
そういう中で、やっぱり人とのつながりというのが、人って切ろうと思えば簡単に切れるんですね、つながりをね。
ただ、つなげていこうと思うのはものすごくしんどいんですね。
だけど、そういうつながりを持ってやっていくと、これは年齢に関係なく、本当に自分にとって、
それぞれ若い人たちをしっかり見ていい存在になってくれるし、自分も相手にとっていい存在でいればなというふうに思ってますので、
そういうようなつながりを大事にしていくというのが、とっても大事なんじゃないのかなと。
少なくとも、私自身はそういう形で今までやってきましたし、これから先もやっていきたいなというふうに思ってますということぐらいしか言えないですけど。
いやいや、本当に素晴らしいお話で、多分リーチさんの皆様も私も大変勉強になりましたし、私が一番勉強させていただきました。
本当にありがとうございます。リーチさんの皆様も本日青井さん氏の中をお聞きいただきまして誠にありがとうございました。
ぜひ皆様の参考にしていただければと存じます。
永田社長様、本日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の社長に来る永田社長様、TICセム様、ジョジョ企業の社長様でいらっしゃいました。いかがでしたでしょうか。
いやもうちょっと私は久々に感動しましたし、私が一番勇気をもらったんじゃないかな。
20年かかっても諦めず、でもその情熱がという話も終わり際におっしゃっていらっしゃいましたが、
そういうことだと思って素晴らしいなと思いました。
特に最後の人と人とのつながりを大切にという話も、もう私もういどん申し上げませんし、
悪柿だった社長様おっしゃっていらっしゃいましたが、実際はすごく自分をリセラレていらっしゃって、
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自分のことにすごく謙虚で、ではまだ私なんかがとこういうのが一つ目を作るという言葉にもなっていらっしゃるんだなと思いまして、
これも含めて私としては非常に感動した次第でございます。
リスナームさん方もいかがでございましたでしょうか。
ぜひリスナームさん、勉強を参考にしていただけたら嬉しいなと思っております。
本日の社長ニック・ウィズはここまで。また来週。
経営者を応援する。社長の孤独力、番外編。
本日の社長の孤独力、番外編は2章7項の社員たちに舐められているという話でございます。
もっと人間力を高めろと、自分の人間力を高めろと答えていただきました。
舐められる、私は舐められること少ないんですが、いますよね。
そういうことをされちゃう社長さんもいるし、する社員もいる。
私が昔聞いた社長さんは、部下のナンバー2が裏で、表でも言ってたって言ってましたかね。
私がいないと誰々社長はダメだから。
私たちにその相談をされていくと、私はこう答えました。
その人間が右腕だったとしても切れ。
人を尊敬できないやっていうのはですね、必要ないですね。
というか人間として価値がないですね。
他人を他人として認めてあげられない。
もちろんその人が正しくないことは批判をすることはあるでしょう。
でも人間として認めた上で批判をするのが正しい姿勢だと思います。
ですのでそういうことをする、私がいないとあの社長はダメなんだみたいなことを言う社員、右腕、役員がいたら、私だったら即刻切ります。
その社長さんはなかなか切れなかったので、あるときいろいろあって、そうしたら結果的に不正をしてたわけですが、
結果的にその社員、右腕の方が辞められることになって、私が言った一言は、よかったね、辞めてくれて邪魔じゃん、と言いました。
そんなもんです。
ですから、なめられる社長さんが悪いんですけども、なめられたら即刻切りなさい。
これが答えですね。
もちろん社長がなめられてるのは、社長自身が立派でなかったり、わけわかんなかったりするときがあるので、そういうことがあるのかもしれませんけども、
そういう部分では社長さんを自らまず人格者として磨かなきゃいけないし、人間力を上げていかなきゃいけないと思うべきだと思いますし、努力を惜しまないことをすべきだと思います。
一方で一生懸命努力しててなめられてるんだったら、その社員が悪いんです。
だから切るべきなんです。
その辺が皆さん方がちょっとバランスが悪いというか、わかってらっしゃらないときがある。
ですので、まずなめられたら、切ってもいいんだ、その分社長は誰よりも努力をしなきゃいけません。
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これは誰よりもですね。
ある意味、周りの社長と誰よりも努力してると言えるぐらいにならないと、社員になめられるんじゃないかなと思います。
そういう意味で、良きリーダー、良き社長になるためには、人間力をつけ、人格を高め、論語で言うと徳を積むみたいなことをしなきゃいけない。
こういうふうに思っていただけると思います。
それができててまだなめてくる人間は、一秒でも早く切る。
こういうふうに覚えていただくのがいいんじゃないかなと思っております。
そういう意味では、論語とか切る人とか、切る人教とか勉強することも多少は必要かもしれませんね。
そんなことも本の中には書いております。
本日の社長のご努力番外編はここまで。また来週。
本日も社長に聞くインウィズビズをお聞き下さり誠にありがとうございました。
この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの生光社長、生光経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
その内容はすべてテキスト化いたしまして、私どもウィズビズが運営するウェブサイト、経営ノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく、文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、
皆様の会社経営に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、サイトの方にもさせていただいています。
ぜひネット検索で経営ノートスペース社長インタビューと入力いただき、経営ノートのサイトをご覧になっていただければというふうに思っております。
本日の社長に聞くインウィズビズはここまで。また来週。