1. 社長に聞く!in WizBiz
  2. 第372回 高橋博之氏(株式会社..
2024-03-06 18:31

第372回 高橋博之氏(株式会社雨風太陽代表取締役)【後編】

spotify apple_podcasts youtube

今回は、株式会社雨風太陽の高橋博之氏にお越し頂きました。

大学院卒業後、岩手県議会議員を経験。
政界引退後、NPO法人を立ち上げ、地方の生産者と都市の消費者をつなぐ活動を開始。2015年に雨風太陽社を設立し、経営者として活動するお姿から経営のヒントが得られます。ぜひ、インタビューをお聞きください。

なお、過去にこの番組で配信した内容は、経営者インタビューメディア「経営ノート」にも掲載しています。ぜひこちらもご覧ください。

■経営者インタビューメディア「経営ノート」
https://keiei-note.com/

■WizBiz社長塾
https://www.youtube.com/channel/UC16VkcI4PaUISDD4UL7pFvQ




00:05
社長に聞く!in WizBiz
WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。
一番最初は、NPO法人の東北開墾の立ち上げをやりました。
そちらのきっかけは何かございましたか?
事業を最初始めるという時に、都市と地方の分断という社会課題に被災地で気づき、
これを解決していかないといけないんだなと。
被災地に駆けつけてきてくれたボランティアさんとかビジネスパーソンって、普段消費社会のど真ん中にいる消費者で、被災者の多くが漁師だったんです。
港町だから。みんな生まれて初めて漁師に会ったみたいな話をしてて。
それまで消費社会で得られる情報は、値段、見た目、食味、カロリーとか全て消費領域の情報で。
消費者としての法律的な行動は、費用対効果の最大化なので、できるだけ安いコストでたくさんのものを得ようと、みんなやってきてたんですね。
ある種、そういう消費行動が、結局、超間延びしてしまったバリューチェーンの一番奥にいる生産者が全く見えないので、価値が伝わってない。
ところが被災地で未知との遭遇をして、バリューチェーンの両端にいた人たちが出会って、
そしたら消費者の中に新たなものたちが芽生えて、漁師に共感して、
いいものを作ってる人をスーパーより高くしても買おうという人たちが増えてた。
バリューサイクルになってたんですよ。
その人をまた次の年も春の時期が来たら買おう。ある会社の同僚に口コミで広げてあげようみたいな。
これだと思って、都市と地方の分断を解消する方法は、食べ物を通じてね。
食べる人が都会にいて、作る人が田舎にいるんだから、これを日常からやればいいじゃんと思って、それで事業にしたかったんです。
だけど、僕は政治しかやったことないし、お金もないし、信用もないので、最初はNPOという形が一番いいんじゃないだろうかと。
政治も結局、この意味止まれで境界線を訴えてるだけでよかったので、
その延長線上みたいなところがあったんですね。
この意味止まれで共感していただく方に寄付してもらったり、
あるいは当時いろいろ様々な公的な女性の制度もあったので、
一番政治から行くには違和感のない自分としても見違ったのでNPOでした。
この東北会魂さんはどんな事業をなさってらっしゃったんですか。
世界初の食べ物付きの情報誌、東北食べる通信という情報誌を作ってまして、
普通野菜の宅配便って、ダンボールに野菜ギシギシ詰まって、
03:02
そこに生産者の情報を紙切れ1枚に入ってるじゃないですか。
それをひっくり返したんですよ。
この紙切れ1枚の生産者の情報はメインですと。
その人が作った食べ物はあくまでフロークですっていうふうにひっくり返したんですね。
つまり食べ物の裏側に隠れてる生産者のやっぱりライフストーリーというか生き様、
生産プロセスそのものがやっぱり起用とされてたのが間延びしたバリューチェーンの問題なので、
そこを全面に出して、僕が編集長で8000字で特集原稿を書くんですよ。
原稿用紙400字目で20枚ライフストーリーを書いて、
そこにその生産者が育てた野菜なり魚をセットで都会のマンションに届けると。
まさに被災地で起きた科学変化を物理的距離の壁を越えて、
紙と、あとはSNSですね。生産者と読者をSNSでつなげたので、
そしたらもうみんなごちそうさまですってこんな風に料理して食べましたって、
生産者にいろいろ感謝のメッセージを伝え始めて。
生産者も今までどれだけテンションにかけて育てても、
どこに突入だかわからない、突入先がわからなかった人たちが、
突入先からたくさんいろんなフィードバックが来るとやっぱり張り合いも生まれるし、
決していいことだけじゃなくて厳しいことも言われるので、
それはまさにダイレクトマーケティングで、今まで作って終わりだった人たちが、
やっぱりそこに勝ちつけている上で、自分たち何に足りないんだっていうふうに、
ちゃんと厳しい声に耳傾けてる生産者はどんどんエンパワーされていったので、
そういう食べ物付きの情報室をトークターベル通信という形で始めて、
それは日本に広がっていったんですね。
なるほど。ありがとうございます。
その後、アメカゼ太陽さんを創業されてらっしゃるんですが、
これは東海コンさんをそのままアメカゼ太陽さんにされたんですか。
最初は四国にも同じものである、北海道にも同じものであるって言われて、
手を挙げた若い人たちがいたので、このターベル通信のモデルを横展開してたんです。
それをやる上で一般社団法人を作って、日本のターベル通信リーグっていうのを作って、
全国に広げていったんですけど、
海を渡って、台湾でも今は5地域でターベル通信をやってて、
あとは香港でもやってるんですけど、
問題は、結局全国に仲間が広がっても雑誌モデルなのでコストもかかるし、
編集部がいないとやれないし、
しかも月間のサブスクモデルなんで、
1ヶ月に紹介できる生産者1人ってことは年間通じて12人しか紹介できない。
消費再度からすると30日のうち1日しか食卓買えられない。
これでは都市と地方の分断っていう解消を目指すには、
こんなちんたらしてたらできないと。
06:02
どうやればスケールするかなって考えてたときに、
考えてみたら今、北海道から沖縄まで全ての生産者の手のひらの上にパーソナルコンピューターあるじゃないかと。
しかも日本は世界に勘たる物流網も持ってるので、
タビル通信やってきたことは、今度は編集部いないけど、
生産者自らがちゃんと自分で根付けして、
なぜその値段かってことをちゃんと消費者に説明してね、
っていうことをやれればスケールするんじゃないかと思って、
ポケットマルセっていうスマホアプリを開発しようと思ったんですけど、
NPOじゃ開発資金どうにもならないんですよ。
なのでこのタイ株式会社かし、NPOとは別に、
ポケットマルセって株式会社を作って、
またこの指とマルセで面白いじゃないかっていう人たちに出資してもらって、
開発資金も集めて、エンジニアもやっとって、
それでアプリ作ったというのがポケマルですね。
なるほど。ありがとうございます。
アメリカ大統領様は最初から上場を目指していらっしゃったんでしょうか。
そうですね。
震災のとき、散々2011年言われてたのって、
創造的復興って言葉なんですよ。
どういうことかというと、
岩手県の全人口の4割がかつて沿岸部に暮らしてたんですね。
それが実は震災前に2割に半減してたので、
津波が来ようが来まいが行き詰まってたんです。
最も岩手県の中で弱ってた地域。
そこに津波が来てある種留めさせた形なので、
従って、火が元に戻す復旧・復興だと、
ただの夢も希望もない過疎地に戻すだけなので、
じゃあね、ごはん挟んでお願いましてとなったんだから、
この際、震災前から抱えていた構造的な課題を解決するような創造的復興と言われたんですよね。
しかも北一は、先ほど申し上げたように、
世界、そして日本の課題が先進地であるならば、
その創造的復興の答えは、やがて日本の答えにならなきゃいけないと強烈に思ってたので、
ということは、その事業がちゃんとパブリックカンパニーとして、
社会に認められるというのは、ある種一つの日本の未来の答えになるということだと思っていたので、
そうですね、ゆくゆくはそういうところに上がっていきたいなという気持ちでいました。
なるほど。ありがとうございます。
上場に向けてのご苦労はございましたでしょうか。
僕の周りが一番苦労してましたよね。
僕は割と大ぼろ式広げて、この日止まれで人を集めてきて仲間を集めてきて、
ただ上場するってことは、ちゃんとした会社になるってことなので、
それにふさわしい会社かどうか細かく見られますので、
それに耐える体制を作るために汗かいて手を動かしたのは周りの人間なので、
彼女らが一番大変だったと思います。
なるほど。ありがとうございます。
09:00
そうしましたら、雨風太陽様の事業内容、宣伝があったらちょっとご説明いただきたいんですが、
どんな事業をなさっていらっしゃいますか。
主に3つの事業をやっていまして、
一つはポケットマルシェっていう、先ほど申し上げたようにオンラインマルシェですね。
その時々の旬の食材を生産者が自分で根付けして都会の消費者に売るというのが一つの事業です。
その他、先ほど申し上げたような食べる通信や、
フルーツのサブスクラとか定期便だとか、チーズの定期便だとかのサブスクの事業、
あとはふるさと納税もポケマルでできるようになっているので、
それが一つ目の柱の食材系のサービスですね。
二つ目は去年から始めたんですけど、旅行系サービスで、
ポケマル親子地方留学っていう事業を始めまして、
それは今帰るふるさとがないっていう人たちが非常に増えているので、
だったらね、ふるさと作ればいいじゃんってことで、
1週間ぐらい都会から親子で来てもらって、小学生対象ですけども、
親は昼間ワーケースを教えてくださいと。
その間、子どもがポケマルの農家漁師のところに行って、
いろんな農業業体験やったり、それこそ鹿狩りに行ったりっていう体験を1週間して、
帰っていくと。
これが旅行系サービス。
これが去年岩手県から始まって、
去年全国5カ所に広がったので、
これは全国に横に展開していくっていうのが、
あとはインバウンドも結局そのコンテンツがそのまま外国人に受けるだろうっていうので、
ここの旅行系サービスを育てている最中です。
3本目の話題が自治体支援サービスで、
自治体っていうのは今課題のデパートで、課題だらけなので、
一方でもう自治体だけでは解決できる時代ではないので、
まさに自治体としてね、
いかに自分たちの足で立つかっていうのは、
自分たちでいかに儲けるか、
あるいは関係人口移住者含めて人を引っ張ってくるのかっていう、
自治体からすると本来守備範囲外のね、
本来であれば民間がやらなきゃいけないようなことを、
自治体がやらなきゃいけない時代になっているので、
そこは我々のアセットをソリューションにして、
提案していろいろな一択授業を受けているっていうのが、
3本目の柱の授業で、
この3本の柱が相互に相助効果を生みながら、
改善全体としての成長を目指していくっていうのが、
基本的な我々の授業です。
なるほど。ありがとうございます。
そうしましたら、
全く違う質問させていただければと思います。
好きなもの、好きなことを事前にお聞きしまして、
湯豆腐と歩くことということでお答えいただきました。
湯豆腐好きということで、
湯豆腐好きの理由なんてないかもしれませんが、
何かございますでしょうか。
湯豆腐があれば幸せですね。
なるほど。ありがとう。
夏も湯豆腐なんです。
夏も湯豆腐をお食べになるんですか。
はい。とりあえず湯豆腐さえあれば文句はない。
豆腐の種類とかのこだわりもそんなにございませんか。
12:02
豆腐の種類は木ぬ豆腐じゃダメなんです。
木ぬ豆腐の湯豆腐じゃなきゃダメで、木ぬだと機嫌悪くなります。
そうですか。
ちっちゃい頃からお好きなんですか、湯豆腐。
結局納豆も好きだし、手玉も好きなんで、大豆が好きだと思うんですよね。
あとは大人になると、僕は基本的に晩酌する男なので、
湯豆腐と酒つびつびっていうのが一番いいですね。
あとは醤油とか唐辛子とか、そこにはいろいろこだわりがあって。
ポン酢とかも使ったりするんですか。
基本は醤油なんですけど、東野にある青唐辛子と一緒に食うのが最高においしくて。
なるほど、ありがとうございます。
その次は座右のメモをお聞きしまして、
資生店長・動画さんというのが選ばれた。
こちらは意味と選ばれた理由を教えていただけたらなと思います。
意味は、誠の心が人を動かし、最後は天王も月を動かすっていう意味で。
これは高校の校歌の一節なんですよ。
高校時代は全然愛好心のかけらもない男だったんですけど、
大人になってからこのフレーズがすごい好きで。
銀やってるときも名刺に書いてましたし、
今でも大切にしている言葉は資生店長・動画さんという心意気でやってます。
なるほど、素晴らしいですね。ありがとうございます。
そうしましたら最後のご質問なのですが、
この番組は経営者向け、全国全世界の社長様向け、
もしくはこれから起動する方向けの番組でございまして、
もしよろしければ社長の成功の一つを教えていただけたらなと思います。
そうですね。まだ成功してない身なので、言うのもはばかられるんですけど。
この指と真似で事業をやりたいことだって始めたので、
旗を立てて、その旗が正しければ、
世の中に人を脅されてれば人もお金も集まってくるって信じてて、
もし集まってこなかったら、立てた旗を勘違いしてたんだっていう覚悟は決めてやってるので、
そうである以上、もう喪失完結でとにかく続ける。
壁にぶつかって、なんとか壁クリアしてもまたすぐ次の壁に来るってことが繰り返しですよね。
やっぱりそのうちに自分向いてないんじゃないかとか、
嫌になって辞めてしまったらおしまいで。
とにかく石にかじりついてでも、
結局今みんなすげえって言ったら、社会が追いつかれてることなので、
15:03
やっぱり健在化してるニーズじゃなくて、
つくしん坊のように、今まさに土を突き破ろうとしてるつくしん坊がたくさんあるっていうのは、
潜在的なニーズだけど、まさに健在化する寸前のニーズがあるっていうふうに、
いわば時代と握って旗を立てたわけだから、
その成果が出るのはやっぱり時間がかかると思うので、
その時代に追いつかれるまで粘り強くやれるかどうか、
それに尽きるんじゃないのかなと思います。
ありがとうございます。大変素晴らしいお話でございました。
いえいえ、すいません。
リスナーの皆さまも本日はお忙しい中お聞きいただきまして、
誠にありがとうございます。
ぜひ皆さまのご参考にしていただければと存じます。
高橋社長様、本日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。どうも。
本日の社長に行くインウィルビザ・雨風対応の高橋社長様、
当初グローブ市場の上場中央の社長様でいらっしゃいました。
いやいや、大変素晴らしい社長様で、
大変政治家でいらっしゃったこともあるのかもしれませんが、
すごくシェアはしっかりしていらっしゃいました。
面白おかしくお話もエピソードもお話いただいていて、
頭のいい社長様でいらっしゃるなとつくづく思いました。
やっていらっしゃる内容も本当に姿勢がしっかりしてやっていらっしゃるので、
ある意味今の地方創生なんでしょうね。
その授業で上場まで行っているということなので、
本当に素晴らしいなというふうに思っております。
皆さんぜひポケットマルシェですか、
使ってみていただけたらいいんじゃないかと思います。
本日の社長に聞くインウィズビズはここまで。また来週。
本日も社長に聞くインウィズビズをお聞きくださり誠にありがとうございました。
この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの成功社長、成功経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
この内容はすべてテキスト化いたしまして、
私どもインウィズビズが運営するウェブサイト、
経営ノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、
皆様の会社経営に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、
サイトの方にもさせていただいています。
ぜひネット検索で経営ノート、スペース、社長インタビューと入力いただき、
18:03
経営ノートのサイトをご覧になっていただければというふうに思っております。
本日の社長に聞くインウィズビズはここまで。また来週。
18:31

コメント

スクロール