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2024-01-24 23:25

第366回 富永順三氏(ナレッジパートナー株式会社代表取締役)【後編】

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今回は、ナレッジパートナー株式会社の富永順三氏にお越し頂きました。

阪神大震災の復興支援で、兵庫県に提案した復興支援事業が採択され、所長に就任。
その後も様々な活動をし、2004年に経済産業大臣賞を受賞。2008年にはナレッジパートナー株式会社を設立し、事業を続けるお姿から経営のヒントが得られます。ぜひ、インタビューをお聞きください。

なお、過去にこの番組で配信した内容は、経営者インタビューメディア「経営ノート」にも掲載しています。ぜひこちらもご覧ください。
■経営者インタビューメディア「経営ノート」
https://keiei-note.com/
■WizBiz社長塾
https://www.youtube.com/channel/UC16VkcI4PaUISDD4UL7pFvQ




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社長に聞く＀in WizBiz
WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。
その後、デジタルクリエイト工房が兵庫県の復興支援事業と採択され、所長に就任ということなんですが、これはもう完全に、いわゆるITというふうによろしいですか?
今でいうとITですね。そのDTV協会をやっているときに、1995年に阪神大震災が1月にありまして、朝5時過ぎに、私は大阪の豊中というところに住んでいたんですけども、兵庫県の隣で、朝、ベッドから落ちたんですよ。
で、まだ真っ暗、周り真っ暗ですから、1月ですから真っ暗で、ベッドから落ちて、爆弾が落ちたと思っています。
で、テレビをつけると、当時は今みたいに速報というのはなかなか流れないので、地震があったようですということで、ヘリコプターの映像がしばらくしてから流れてきて、
阪神高速が横倒しになって転けている映像、もうあれを見たときに衝撃を受けて、ゴジラの映画の世界、もうそのものですよね。
あの、え、身近な阪神高速がこうなっていると。
で、慌てて、当時は小さいバイクを乗っていたんですけど、バイクを乗って、すぐに、まずは自分の会社、会社の中も全部書類が散乱していて、その後は神戸の方の友人がどうなっているか、連絡がつかないので心配になったので、
バイクでずっとですね。でも、主要な道路は全部封鎖されていたんですけど、裏道を通っていたんですね。
そうしたらもう、阪神高速が本当に横倒しになっている。
痛みの駅はぺしゃんこになっている。本当にもう惨状で、で、これは何かしないと思って、
知人、友人に声を掛けて、ボランティアの何かを活動していこうという話をしている中で、ただ竹田市とかね、
三つ組とかそういうことは、自治体さんとか自衛隊さんがやるので、じゃあ僕たちができることは何かなということで、
そのDTP協会をやっていましたので、印刷会社さんとか、印刷会社さんというのは大きなシステム、
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印刷機であるとか、社職会社さんも色々な設備が必要なんですけど、DTPの場合はパソコン一つでできるので、
これでお仕事をね、例えば職場がなくなった人であるとか、職場で機械が壊れた人は、
DTPで仕事を復帰してもらったらどうかなということで、そういうセンターができたらいいよねと。
そこにはパソコンが自由に使えるパソコンがあって、当時ようやくインターネットの専用線、
それまではインターネットの専用線というのはなかったんですけど、PIGAというようやくインターネットの専用線、
でも当時のインターネットの専用線というのはめちゃめちゃ高くて、月々多分数十万円ぐらいしてたと思うんですけど、
でもそこのセンターに行くとインターネットの専用線があって、じゃあパソコンで例えば印刷物を作るとか、
ようやくホームページを作るとか、そういうことで起業していただくことができるセンターを作る、
今でいうコーワーキングスペースですね。
そこにいればインターネットも使えたりパソコンも使えたりコピー機も使えたりというセンターがあれば、
仕事がなくなった人とか会社がつぶれた人たちも起業しやすくなるんじゃないかということで、
そういう企画書を書いたんです。
それを色々な企業さんに協力していただきたいと思って持ち回る。
アップルさんはマック、アップルの機材を出しますよと。
キャノンさんはコピー機を出しますよと。
アドビスさんとかソフトウェアの会社さんはソフトを提供しますよと。
ただ機材は提供していただけるんですけど、お金は出せないと。
名もない団体ですから、会社としてはお金を出すことは難しいと。
場所を借りるために予算としては2000万円くらいを何とか企業から集めて、
場所を借りて1年か2年くらい運営費として集めたいなという形で企業の協力に回ったんですけど、
お金が全然集まらなくて、これはちょっと難しいなと。
そのメンバーの中に、兵庫県庁に出配している、いわゆる総研の方がいらっしゃって、
この企画書を兵庫県に持って行きましょうと言われて、
でも当時僕は行政とは付き合いが全然なかったので、警察と行政は何もしてくれないというふうに思っていたので、
これ持って行っても無理でしょうと思ったんですけど、
一応ご紹介があったので、兵庫県庁に商工労働部というところに企画書を持って行ったんですね。
担当の小山さんという係長の方に、まだ震災の後2月ぐらいでしたかね、2月の中旬ぐらいに、
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こういうセンターができると非常に皆さんにお役に立つと思うんですけどと言って持って行って、
立ち話でとりあえず見ときますということで、その資料を渡しして、
でも1週間経っても2週間経っても1か月経っても全然連絡が来なくて、
当初から宛てにしていなかったので、難しいなと思って忘れていたんです。
2か月ぐらい経って、ちょうどゴールデンウィークですね。
ゴールデンウィークの連休の最終の日曜日に、兵庫県庁から電話がかかってきて、
富永さんが前に出していただいた企画書が何とか予算が通りそうですと言われたんです。
他のことをやっていたので忘れていて、どういう企画書でしたっけと言わなくてやっていたから、
共同オフィスのやつですと。
あれ、予算つくんですかって、いくらぐらいつくんですかって電話で聞いたら1.6って言うんですよ。
2000万で出しましたから、1600万もつくんですかって言ったら1億6千万って言うんですよ。
最初よくわからなくて、そんな話あるわけないなと。
だいたい予算で提案したものを削られるのが常ですけど、2000万で出したものが8倍になる。
そんな話じゃないなと思って、とりあえず次の木曜日に兵庫県に来てくださいって説明しますからと。
最初は立ち話だったんですけど、次に兵庫県に木曜日に行かせてもらったときには、
お待ちしてましたこちらにという証拠労働部長、企業で言うと役員室ですよね。
証拠労働部長というのは、兵庫県の部長さんで言うと役員のそこの部屋に通されて、
非常によくできた企画書だったので、兵庫県の復興支援事業の一つとして採択させていただきたいと思ってますという説明があって、
でもこっちはまだ信用していなくて、ああそうですかということで。
ただこれはと言われて、多分半分ぐらいお金出せようと何か言われるのかなと。
ただこれは兵庫県のお金じゃないんですと言われて、またよくわからない話になってきたので。
これは経済産業者がつけましたと。
6月1日に霞ヶ関に説明に行ってくださいと言って、経済産業者に6月1日に行って、そこで説明を送って、
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非常にいい企画だったので、震災復興の補正予算一つとして採択させていただこうと思ってますと。
ただ予算が2000万円では足りないと思いましたので、少し上げておきましたということで。
それでこれ本当になるんだなと思って、それで復興支援事業の一つとして、今でいうITです。
デジタルクリエイト工房というそういうクリエイターのITのクリエイターが集まるセンターを運営。
運営をさせていただくことになりまして、そこの運営を3年間させていただきました。
なるほど。大変面白いお話なんですが、その後も大阪市でITセンターのプロデューサーであったり、
ソフト産業クラザ、イメジオで省庁であったり、大阪産業創造館でチーフプロデューサー、
そして経済産業大臣賞受賞ということで、我々はIT股でずっといらっしゃったと思うんですが、
ナレッジパートナーの創業をしたのはITでですか、それとも任意売却の方でいらっしゃるんですか。
僕はどちらかというと、ITをやりたいとか、システム会社をやりたいというよりも、
企業の支援とかサポートとか、新しいことを何か作り出したいという思いが強かったので、
たまたま震災復興の後、需要とかニーズがあったので、ITのセンターを作らせていただいたり、
企業の支援センターを作らせていただいたり、行政の方でやっていたんですけど、
その後、企業を起こしていくというのは、いろんなサポートがあるわけですよ。
例えば銀行さんであったり、コンサルであったり、会社を作って大きくしていくには、
いろんなサポートがいろんな世間にはあるんですけど、一旦大きくなって、ある程度成長していって、
少しコロナでダメになるとか、というふうになっていくと、
僕は30代は企業支援ということをテーマにやってきたんですけど、ITも含めて企業支援というのをテーマにやってきたんですけど、
ある程度成長していく中で、やっぱりダメになっていく会社さんも非常に多いんですよね。
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でもそこに対して何のサポートもできないということがすごくはがゆくて、
じゃあ次は僕は困っている企業のサポートができないかと思って、
それでやりだしたのが、自分が独立してからやりだしたことなんですけど、
その中で企業再生、事業再生のお手伝いをさせていただく中で出会ったのが任意売却ということで、
それは当時の僕は少年期に戻るんですけど、
うちの父も事業が失敗して非常に困って、私自身の家も敬拜にかけられて追い出されてしまった。
そのことを思い出したときに、こういう成果があれば、もっとうちの父も助かったかもしれないなと思って、
今言われている任意売却である事業再生の仕事を独立してから中心にさせていただいています。
なるほど。じゃあ元々のパートナー社は、いわゆる事業再生の会社さんで、
そこで途中で出会ったのが任意売却と。
こういう流れでいらっしゃるんですね。
なるほど。
任意売却の会社さんはぐぐっと伸びていらっしゃると思うんですけど、
今後その会社さんはどうしていきたいとか、そういう思いもあられるんでしょうか。
私がやりだした17、18年前というのは、任意売却という言葉は、今もそうですけど、そんなに認知度が高くないんですけど、
今はある程度ホームページでも検索するとたくさんの会社さんが出ているので、
あとはその任意売却とリースバックという言葉が一般化しつつあるんですけど、
ただやはりまだまだ不動産業界の中ではニッチの分野で言葉を知っているんです。
特に不動産会社の人たちで任意売却という言葉を知っているんですけど、
だいたい実際に任意売却をされたことのある不動産会社さんというのは全体の数パーセント、2、3パーセントぐらいしかないと思うんです。
いまだにやはりコロナ禍もあってですね、困っている方々、住宅ローンとか事業ローンとか困っている方々は非常に多い。
今後ますますこの住宅ローンで困る方々はますます増えていくんじゃないかなというふうに思っているので、
僕としては次はどの地域でもできるようにそういう教育、不動産会社さんに対して私が学んできたことをできるだけたくさんの方々に伝えていきたいなと。
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私だけではできませんので、全国そういう希望のある方々には任意売却のことであるとかリースバックのことの教育なんかもさせていただければなというふうに思っています。
ありがとうございます。
そうしましたら、もうだいぶ喋っていただいているんですが、授業内容をぜひ宣伝があったらご説明いただきたいと思いますが、
ナレッジパートナーと任意売却支援機構、この2つの授業内容をご説明いただけたらなと思っています。
主にやっておりますのは、任意売却というまたリースバックということで、任意売却というのは住宅ローンであるとか事業ローンで困っている方々。
具体的に言うと、住宅ローンを様々なご事情で返せない、また返せない方々。
普通は不動産を売却すれば返済に当てられるんですけど、住宅とか事業の不動産を売却しても返済額に満たない。
これオーバーローンと言うんですけど、そういう場合は普通は売買はできないんです。
普通は不動産の売買はできないんですが、金融機関と交渉することによって、本当は売却できない不動産とかを売却することができる。
それを任意で売却するということで任意売却。そういうふうな形で金融機関との交渉をすることで、普通は売れない、売却できない不動産を売却することができる。
そういうことのサポートを主にさせていただいています。
またはリースパックというのは、例えば高齢で現余金はないけど不動産という資産がある。
ただ、不動産を生活していくにあたって年金だけでは生活できない。
そういう場合にその不動産を住みながら一旦買取して、それを賃貸に変える。
そういうことで現金を出して、なおかつその家に住み続けられるという制度、リースパックというんですけど、そういうことのサポートをさせていただいているのが中心的なお仕事です。
ありがとうございます。
そうしましたら全く違う質問をさせていただければと存じます。
好きなもの、好きなことを事前にお聞きしまして、旅行、温泉、猫、映画、ミュージカル、何か新しい企画、企めを考えている時間がお好きということで、ちょっと驚きがいっぱいなんですが、猫好きでいらっしゃいますか?
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猫大好きです。
お買いになっていらっしゃいますか?
昔飼ってましたけど、今は飼ってませんけど。
じゃあ今は写真とか?
今は僕のLINEのスタートで猫ばっかり飼ってます。
なるほど、ごちゃめちゃめちゃ初めて聞く感じなんですけど、ミュージカルや映画もよく見られるんですか?
そうですね。何か人を感動させたり、そういうクリエイタブルなものは大好きなので、最近も大陸は追いつかないので、テーマパークはあまり言い換わらないですけど、昔はUSJの年間パスを持ってましたよね。
ちょっとみなさん、ラスカラなところを見てびっくりしているくらいですが、座右のメモを聞きまして、これ本当に素晴らしいですよ。
何事でも自分にしてもらいたいことは他の人にもそのようにしなさい。
これは選ばれた理由は何かございますか?
私は小学校の頃から日曜学徒でクリスチャーなので、私の背景というか根本的なものは聖書の影響が非常に大きいので、そこは仕事にも通じているところがあるんですけど、
基本的には誰かにしてもらいたいように。
いろんなことを考えるときに客観的に、これって自分だったらどうするかな、どうしてもらいたいかなというのが基本的にあるので、この言葉を挙げさせていただきました。
ありがとうございます。最後のご質問なんですが、この番組は経営者向け、もしくは全国全世界の社長さん向け、もしくはこれから起業する方向けの番組でございまして、もしよろしければ社長の生徒の人を教えていただけたらなと存じます。
ポジティブに考えるということ、何事もチャンス、いろんなことあると思いますけど常にチャンスで捉えるというふうになることを思っているかなと思いますね。
人生でいろんなことがありますけど、これは形を変えてみればチャンスじゃないかというふうな思いを常に前向きに持つようにしています。
なるほど。宮城社長様におっしゃっていただくと大変重い言葉に聞こえますね。本当にありがとうございます。
リースの皆様も本日はお人差しの中をお聞きいただきまして誠にありがとうございました。ぜひ皆様も参考にしていただければと存じます。
富永社長様、本日はどうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
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本日の社長に行くインウィズビブは、ナレッジパートナー株式会社の富永社長様でいらっしゃいました。
いや素晴らしいですね。私結構長くお付き合いしているのに、まさかまさかそんな人生でいらっしゃったなんて思ってもいませんでしたし、
そのことがあっても全然明るく元気な感じでポジティブで、そして事業をちゃんと大きくなさっていらっしゃるということで大変尊敬できました。
特にポジティブという言葉は重い言葉ですね。大変重い言葉で、我々がポジティブと言っても軽いですね。
富永社長様が言うと重いなと、そういうふうな思い次第でございます。
ぜひ皆さん方もポジティブにチャレンジして成功していただけたらなと思っております。
本日の社長に行くインウィズビブはここまで。また来週。
本日も社長に行くインウィズビブをお聞きくださり誠にありがとうございました。
この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの成功社長、成功経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
この内容はすべてテキスト化いたしまして、私どもウィズビブが運営するウェブサイト、経営ノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、
皆様の会社経営に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、サイトの方にもさせていただいています。
ぜひネット検索で経営ノートスペース社長インタビューと入力いただき、経営ノートのサイトをご覧になっていただければと思っております。
本日の社長に行くインウィズビブはここまで。また来週。
23:25

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