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社長に聞くin WizBiz
WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。
上場を目指したのは、いつぐらいから目指されたんですか?
そうですね。本格的にプロジェクトとしてスタートしたのは、2013年からになります。
なるほど。それまでは上場しようなんてことは、あまり考えていらっしゃらなかったんですか?
そうですね。2013年以前は、ほとんどそういうことを考えることはなかったですね。
世代的に言うと、たぶん私の後輩でインタビューもこの社長に聞くin WizBizで撮ってますけども、
ガイアックスの上田君とか、楽天の三木谷さんも堀山も、サイバーエージェントの藤田さんも、
同インターネット事業者ぐらいの感じなんで、皆さん周りどんどん上場してらっしゃるんで、
そういう雰囲気があったのかなという気がするんですけど、そんなこともないんですか?
そうですね。雰囲気というか、上場した方が当然ビジネススケールするので、
いいということはもちろん認識あったんですけども、実は転機が2つほどありまして、
1つが2009年だったと思うんですけども、私の仲良かった友人が突然亡くなったんですよ。
亡くなった時に、それまで自分が死ぬなんてイメージはあまりなかったんですけども、
その友人の突然死を目の当たりにしてですね、自分もいつか死ぬんだと。
当たり前なんですけど、気づかされてですね。
自分が死んだ時に、このままの状態で本当に自分の人生良かったって言えるんだけど、
という風にですね、ちょっと思うようになってですね。
それまでってですね、どっちかというとスモール&エクセレント。
小さくてもいい会社でいようというような思いが強かったんですけども、
やっぱりそれじゃダメだなと。やっぱりちゃんとですね、事業を起こして頑張ってやってる以上ですね。
それは社員にもそうだし、周りの人にもそうだし、
やっぱりちゃんと社会にインパクトを与えられるような、
そういう存在にならないとダメだという風に思うようになったのが一つと。
あともう一つがですね、実はきっかけは震災なんですけども、
震災の時にですね、日本石塁社さんのサイトがダウンしちゃったんですけども、
それちょっと縁があってですね、私たちが駆けつけてAWSでレスキューして、
それをやったらですね、その後、義援金のシステムもうちょっと用意が間に合わないから、
急遽やってくれって言われてですね、そこからもう本当に48時間ですね、義援金のシステム立ち上げて、
それで3200億円の義援金をですね、私たちがAWSで作ったシステムで集め切ったということがあったんですね。
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で、それがあった後にですね、急に自分たちのやってることがですね、
本当にお客様のITインフラ、心臓部ですよね。
心臓部を預かって、それでビジネスにしてるんだということがですね、
改めて再確認できて、お客さんがですね、心臓を我々みたいなベンチャーに預ける以上、
我々がですね、ちゃんとした会社だということをですね、
お客さんがこの心臓部を預けるに値する会社だっていうふうに確信できるんですね。
自分たち自身もこう、会社のレベルとか経営レベルとかですね、
アップグレードしていかなきゃいけないというふうに思うに至りまして、
じゃあ2013年ぐらいからですね、本格的に上場を目指して活動していったという、こういう流れになります。
なるほど、ありがとうございます。
上場に向けての苦労なんていうのはあられましたでしょうか。
そうですね、実は1回ですね、2018年に上場するという計画で進めたんですね。
でもこれがですね、ちょっとうまくいかなくて、
証券会社さんともですね、よく議論して、1年伸ばそうという話になったんですね。
やっぱりこの時は一番のこう、なんていうんですかね、
みんなそこに向けてですね、頑張ってきたのが、突然ゴールポストがずらされるみたいな、
そういうショックがあってですね、
それは1年伸ばして決断した後は、
みんながこう、もぬげの殻みたいになってしまったっていうのはですね、すごく厳しい経験でしたね。
原因は業績の方ですか、内部統制の方ですか、それとも他にありましたか。
その両方なんですね。
結局、ちゃんと利益が出るような体制になっているっていうことと、
その利益を計画的に出せる。
しかもその利益に結びついているですね、
いろんなこの会社のパラメータをちゃんとコントロールして予測もして、
それで狙った利益をちゃんと出せるようになっているかどうかというところがですね、
やっぱり上場の論点になりますので、
両方がうまく噛み合ってないと、
証券会社としても当省としてもOKとは言えないんですよね。
なので、その両方が問題だったのかなというふうに理解はしています。
なるほど、ありがとうございます。
そうしましたらですね、サーバーワークス様の事業内容を、
宣伝関係からちょっとご説明をお願いしたいなと思っております。
はい。私たちの事業は非常にシンプルでして、
このAWSを使いたいというお客さんにですね、
AWSの導入のご支援から、それからAWSを入れた後の運用のお手伝い。
あとですね、AWSってAmazonから直接買うことももちろんできるんですけども、
私たちを通じて買っていただくとですね、
例えば直接Amazonから買う場合ってですね、
クレジットカードでかつドルだてで払わないといけないんですけども、
我々を経由していただくと日本円でかつ請求書でも調達できる。
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さらにですね、私たちがクラウドオートメーターという名前でですね、
AWSの運用を自動化するSaaSを作っているんですけども、
これもですね、バンドルされてくるんですね。
これを使うとクラウドってですね、
使ったら使った分だけ払うという料金モデルなので、
逆に言うとですね、AWSって使わない時に電源オフにすると料金かかんないんですね。
コスト削減できるんですよ。
こういう必要のない時落とす、必要な時自動的に立ち上げる、
こういう作業ですね、私たちのクラウドオートメーターというSaaSを使うと
自動化できるんですね。
なので我々から調達していただいた方がコストをコントロールできるということなんですね。
この運用と、実際のAWSの導入と運用と今言ったような調達、
こういったご支援をさせていただいているという会社です。
ありがとうございます。
リーチナーの皆さんもぜひですね、AWS使おうかなと思った時は
大井社長のところにご相談いただいたらいいんじゃないかなと思います。
全く違う質問をさせていただければと存じます。
スキマのものを好きなことを事前にお聞きしまして、
さすがですね、仕事から入ってこられてですね、仕事好きなんだなと。
今日お話聞いててもそうなんですが、それ以外に楽しい飲み会、
最新のガジェット、家族で一緒に過ごすこと、好きな音楽を聴くことということで、
前半で音楽いろいろ出てきたんですが、
私一番注目なのがガジェット好きということで、
割と最近の社長さんは多いのかな、ガジェット好きって答えるって
このインタビュー答えた方何人かいらっしゃって、何人か目なんですけども、
何か最近のおすすめのガジェットというか、IT機器って何かありますか。
最近のおすすめですか。
えっとですね、あんまり共感は得られないと思うんですけども、
最近ですね、DAPっていうのがあるんですけども、デジタルオーディオプレイヤーですね。
音楽もよく聴くんですけども、やっぱりいい音で聴きたいっていう欲が出てくるんですよね。
ところがスピーカーとかって、私もマンションに住んでますし、
東京都内に住まれてる方がすごく多いと思うので、
なかなかスピーカーでいい音で聴くってできないんですよ。
そうするとどうしてもヘッドフォンとかイヤホンで聴かなきゃいけないんですけども、
ヘッドフォンとかイヤホンでですね、いい音楽って、
実はパソコンとかにつないでも、いい音って聞こえないんですよ。
例えばパソコンのノイズが乗っちゃったりとかですね。
パソコンとかって、ヘッドフォンとかイヤホンを鳴らしきるに十分な圧力がなかったりするので、
いい音楽を鳴らすための専用の機械とかが売ってるんですよ。
これDAPっていうものなんですけども、
これも本当ピンキリで、安いものは5千円、1万円で売ってますし、
高いのだとですね、100万円超えとかそういうのもあるんですよ。
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私はそんなですね、めちゃめちゃな金額のやつじゃないんですけども、
10万円台のやつなんですけど、
でもやっぱりそれを買うとですね、
ハイレズオ音源っていってですね、すごくいい音楽がいい音で聴けるんですね。
それはですね、非常にコスパのいい投資というか、
なかなか普通にですね、オーディオマニアとかって本当に1000万とかかけて部屋改造したりとかですね、
する人たちもいるんですけど、
そんなことしなくてもですね、手軽にいい音楽聴けるというのはですね、
最近買ったガジェットの中では私一番コスパ良かったなというふうに思いますね。
ありがとうございます。
たぶんリスナーの方の中でも大興奮して今聴いている方と、
へーっていう方と2極化かもしれませんけど、
大変今のお話は本当に面白く、
大石社長様らしく音楽好きでガジェット好きがそういうお話なのかなと思いますね。
大変素晴らしいお話でありがとうございます。
もう一つ在留の名もお聞きしてるんですが、
巻いた種の通りに花は咲くのである中村添布ということで、
中村添布を選ばれる方は非常に多いんですが、
こちら選ばれた理由と意味をもしよろしければ教えていただけたらなと思うんですけども。
はい。やっぱり経営ってですね、
私も会社始めて20年になるんですけども、
本当に面白いぐらいですね、
今起きていることって全部自分が過去やったことが跳ね返ってきてるんですよね。
例えばあの時こういう判断したらこうなってたのにとか、
経営者の方であれば後悔することとかですね、
場合によっては社員の方とか周りの方にイライラしたりすることもあると思うんですけども、
それって間違いなく過去の自分の判断だったり、
自分のコミュニケーションだったりが跳ね返ってきてるんですよね。
やっぱりそれに気づくとイライラするんじゃなくて、
これは自分が過去こういうことやったから今こう言われてるんだとか、
過去に自分がこういうことやったから、
だから例えば社員がこういうことをこういう行動を起こしたんだっていうですね、
繋がりが見えてくると思うんですよね。
そういう物事の繋がりは特に会社の社長であればですね、
自分に全ての責任があるので、
その意味ですね、今会社に起きていること、
自分たちの会社が本当はもっとここまでいけるのにとかですね、
いろんなトラブルが起きたりとか面白くないことって、
社長であれば絶対たくさんあると思うんですけども、
それは全て自分が原因なんだということがですね、
やっぱり見えてくると逆に言うとですね、
じゃあ将来、今こういう行動をすれば将来はこうなるだろうっていう
明るい展望も開けると思うんですよね。
そういう意味で今の自分にイライラしないっていうことと、
将来は自分の手にかかってるという意味でですね、
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この蒔いた種の鳥に花を咲くのであるという中村添仏先生の言葉は、
すごくいいなということで財務の銘にさせていただいています。
ありがとうございます。大変素晴らしいお話だったんですけども、
最後のご質問なんですけども、経営者向けの番組でございますので、
もしよろしければ社長の成功の秘訣を教えていただけたらなと思っております。
はい。この質問ですね、たまにされることあるんですけど、
私、もしかしたら皆さんの期待と違うかもしれないんですけど、
成功したとはたぶん1ミリも思ってないんですね。
なんていうんですかね、自分がもし成功したと思ったら、
私はたぶん辞めた方がいいんだろうなと思っていて、
やっぱり社長とか経営とかってですね、もっともっとできるっていうですね、
そういう普段の取り組みなんじゃないかなというふうに思うんですね。
ついこの前もソフトバンクの孫さんも、
あと7,8年は全然やれるっておっしゃってましたけども、
やっぱりあれが経営者の姿だと思うんですよ。
あそこまでいってもまだまだやれることがあると、
まだ2倍3倍にできるという、そういう打ち鳴る思いがですね、
経営の本界じゃないかなというふうに思うんですね。
なので私としてはですね、上場をしましたけども、
本当にあくまで通過点であって成功したなんていうですね、
上場で成功したなんていうですね、思うことなくこれから先もですね、
私たち会社としてはクラウドで世界はもっと働きやすくという
ビジョンを掲げているんですけども、このビジョンに向かってですね、
経営者、社員、力合わせて頑張っていくというのがですね、
成功の秘訣ではないんですけれども、
これからも私たちもそういうふうにあり続けたいなというふうに
思っているところです。
はい、ありがとうございます。
おさらくリニアスナーの皆さま方、すごく今日は勉強になったんじゃないかと思います。
リーチナーの皆さま、本日はお忙しい中お聞きいただきまして、
誠にありがとうございました。
ぜひ皆さまのご参考にしていただければと存じます。
本日は大石社長様、ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の社長ニックインウィズビューザー、大石社長様、
サーバーワーク様でいらっしゃいました。
AWSの授業をやっていらっしゃって、土壌企業の社長様でいらっしゃいます。
大変素晴らしいお話で、まずは聡明でいらっしゃいますね。
大変頭もよく論理的で、ディールを整然とされていらっしゃいまして、
かつやっぱりITの企業様らしく、
小さい頃からパソコンにおさわっていらっしゃって、
プログラミングといいますか、そういうのをやっていらっしゃったんですね。
かつお話の内容は本当に素晴らしくて、
生えた種の方に花は咲くのであると、中村先輩を選ばれたのは、
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孫さんの話をお出ししましたが、やないかも同じことを言っていますね。
常に理想が先に行くからまだ成功していない。
大石社長様も同じことをおっしゃっていらっしゃって、
それが正しい社長の姿勢ということなんでしょうね。
この社長ニックインウィズビューザーで、
数多くの社長様がインタビューを取らせていただいていて、
成功の秘訣、成功していないという方ばかり。
つまり、もっと先、もっと先が成功があるということですね。
その辺がやっぱり社長様であるということなんだと思います。
ですので、そういう意味でいくと、
社長様みたいに私もならなきゃなということで反省した次第ですし、
もっと頑張ろうと思いました。
皆様いかがでしたでしょうか。
本日の社長ニックインウィズビューザーはここまで。また来週。
経営者を応援する。社長の孤独力、番外編。
本日の社長の孤独力、番外編は8章5項。
ブラック企業だと噂をされた。
ブラック企業と言われない会社に帰ろうということでございます。
非常に多いですね、こういう話ね。
バイトテロなんていうのが一時流行った時もございました。
これは皆さん方の悩みなんじゃないかなと思います。
これはですね、皆さん方もともとブラック企業なんだという可能性が高いということを認識していただきたいなと思います。
というのも、私どもの会社も不正をする社員が出た時ありました。
その時に一番最初に手を打ったのはやっぱり私の姿勢を変えることです。
私自身が姿勢を変えることで、そういう社員が出ないようにすることをしようと。
その次にやったことは経営理念の徹底です。
このことによって組織風土が変わりました。
よって今は不正が起こりにくい体制になっています。
さらに言いますとですね、前の私の司法はこんなことを言っています。
不正をするのは上司たちや会社が不正をさせるような仕組みにしている可能性がある。
つまり社内規制、規則とか社内規定とかそういったものがきちっとできているかどうか、
ルール作りはできているのかどうか、そんなことも重要なんですね。
もちろんそういうこともありますし、組織風土というのは重要だし、企業文化というのは重要になりますし、
じゃあ組織風土、企業文化は企業理念から作られたりしますので、
そういう意味ではマネージェントの仕組みがきちっとできているかどうかというのは、
ブラック企業にはならないかどうかということの差を作れるんじゃないかなと思います。
もちろん単にネット上で風評被害でブラック企業と書かれた場合には、
逆SEOで下げる手法なんていうのもございます。
もちろんうちの会社も提携しているところ何かありますが、お使いいただいても構わないんじゃないかなと思います。
でもそれは一家制のものでございまして、本来的に根治、根本的な治療をするためには、
やっぱり組織風土から変えていかなきゃいけない。
組織風土を変え、そして不正が起こりにくくするマネージメントシステム、
ルール、社内規定みたいなのを作っていくということが重要になっていくと。
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こういうことをきちっと考えることが重要なんじゃないかなと思います。
ぜひそういうことを考えて、ブラック企業というような形にならないように、
根本治療を目指していただきたいなと思っております。
本日の社長の孤独録番外編はここまで。また来週。
本日も社長に聞くインウィズビズをお聞きくださり誠にありがとうございました。
この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの生光社長、生光経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
この内容はすべて適当化いたしまして、私どもウィズビズが運営するウェブサイト、
経営ノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、
皆様の歯医者経に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、
サイトの方にもさせていただいています。
ぜひネット検索で経営ノートスペース社長インタビューと入力いただき、
経営ノートのサイトをご覧になっていただければというふうに思っております。
本日の社長に聞くインウィズビズはここまで。
また来週。