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社長に聞くin WizBiz
WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。
一番最初、株式会社シマズさんを設立して代表取締役になられているわけですが、
シマズさんを独立するにあたって恐怖心とか、そっち側もあまりなかった。
独立することに対しての恐怖心はなかったんですけど、独立してからの恐怖心はありました。
シマズさんの経歴からすると、いわゆるコンサルティング業、組織開発業、人材教育業みたいな位置づけでいらっしゃるんですが、
もともとそれを狙って設立をされていらっしゃる感じですか?
独立するときに、どちらかというと、思いが強くて辞めるのが先行。
たぶん辞めさせてもらえないだろうなという立場的にもあったので、思い切って辞めてしまったところがあるんですね。
そこから自分の経歴というか、キャリアの棚卸しをして、一体自分には何が得意なんだろう、できるんだろうということで、
やっぱり人事の仕事が好きだったと。
それとあとは会社二つ、事業会社を経営して、一つは企業再生をしたので、キーワードで言うと人事と経営ということですね。
なので、自分にできることといったら人事、人の育成と会社をより良くしていくというんですかね、経営というところのコンサルとしてやりましたので、そこはあまり迷いがなかったというか。
もう一つご質問、同じような質問なんですが、経営してからの恐怖症が多かったとご発言がありましたが、どんな苦労を島津さんはやり始めていたかがあられますか?
実は独立してからの恐怖心というのもあるんですけど、もちろん25年の在籍中もたくさんそういう失敗とかってありました。
ずっと順調に25年いたわけじゃなくて、ちょうどやっぱり専務だったときですね、ホールディングスの。
このときは少しやはり高慢な自分のマネジメントということと、会社から与えられたポジションがちょっと正直やっぱり重かったというのがあって、
自分の肩書きを傘に着たマネジメントみたいなの。変なんですよ、専務の言うことが聞けないのか的な。
今思うと最低なんですけど、それで周りから不信感というか信頼が得られなくてということでずいぶん悩んだということもありましたけども、
ただ独立してからというご質問に関しては、ある程度独立するときって自分なりの絵を描くわけですよね。
こういう何が何件売れてコンサルタントで、もともとコンサルタント業ってやったことがないので、そもそもいくらで提示したらいいのかとか、研修がいくらかということもわからないまま、
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でもきっとああいう過去の人脈のあの方は私のサービスを使っていただけるだろうなって絵に描くんですね。
ことごとくそれが辞めるとですね、うまくいかなかったりすると、計画していたものが崩れていくイメージがどんどん頭の中でするんですね。
営業して受注したとしても、そこから入金まで変な話、そういうことを考えると、あれ、このままなんかこのペースでやっていくと、
自分で準備していた資本金とかっていうのがなくなる費っていうのは計算できちゃうんですね、これ使い切ると。
上場会社の社長をしていましたので、それなりに高給料もいただいていた。そこからまた一気にですね、一から構築していくということを考えると、これはまずいぞと。
口座からお金がなくなっていく音が夜中寝ているときに聞こえるみたいなですね、お金に対する恐怖っていうのが一番大きかったですかね。
そうするとまた焦る、無理なセールスをするっていう、こういう状態にやっぱり陥って、1年2年ぐらいはそういう恐怖ってやっぱりついてまいりました。
辞めたときっていうのはむしろのびのび、もうなんか今から行くぞーみたいなことで、結構腫れ腫れしてたんですけど、いざ経営というか始めると思うようにいかないっていうことに対しての恐怖心っていうのはやっぱりすごいありましたね。
私のイメージだと島津さんは座禅、禅のコンサルタントってイメージなんですけど、島津さんは最初からこの座禅を狙いに行こうみたいな感じでいらっしゃったんですか。
よく聞かれるんですけど、禅との出会いは独立起業してからですね、私なりの経営のコンサルタント、経営の哲学って言うんですかね、経営のスタイルをいろんな方にお話したら、島津さんの人を軸とした経営スタイルっていうのは、
いろんな方から言われたんですね。それで禅寺に通うようになって座禅して、スティーブ・ジョブズだとかいろんな著名な方がですね、禅に傾倒しているっていうことを聞いたときに、いろいろ調べて座禅組んだときに、これだって思ったわけですね。
なんでこの禅の教えを多くの経営者が取り入れないんだろうっていう、またその学校時代に教えてくれなかったんだろうっていうことをすごく感じたんですね。
これはもうとにかく自分が自らそっちへ飛び込んで伝えていくべきだし、世の中もそれを求めるだろうなって、両方ですね、自分が欲してたものと社会はきっとそういったメンタリティを求めていくだろうなっていう、そういうことを両方思って。
そこから青森のお寺で仕入りしてですね、徳土と言いまして葬石を得たという、そこから禅を勉強というか修行して今日に至ると。
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この2年ぐらいでそういう依頼というんでしょうかね、講演だとか研修とかっていうのが随分お仕事がいただけるようになってきたので、今では禅といえばみたいな感じで言われたりしてますけど、そういう流れなんですね。
今回禅テックという会社を設立、操業されていらっしゃるのですが、禅テックさんはどんなことを狙っていらっしゃって設立されているんですか。
そうですね、実はもともとシマーズという会社で禅的なコンサルティングとかですね、リーダーシップ研修とかチームビルディングということで、これは実はクライアントさん大手企業がほとんどで、それこそホームページにも出てますけども、資生堂さんだとか花王さんとか金融庁とか、結構そういったところでお仕事をさせていただいてるんですね。
ホームページからのほとんど、座禅研修でググっていただくと常にシマーズが1位に検索で出てくるというような感じになったときに、ちょっと待てと、これ自分の生身の体一つで、ましてやすごく誰でもできるものでもないかとするじゃないですか。
だから自分の弟子を育てていくというのと合わせて、やっぱりある程度そういったテクノロジーだとか、そういったものを使って、自分だけ生身の自分じゃない形を作りたいということで、例えばVRだとか今後AIだとかですね、そういったものを活用できないかというのはぼんやり思って、いろいろ勉強し始めてたんですね。
そのときにたまたまそういう若い優秀な人たちとの出会いがありまして、それで会社をつくろうと。
ZENTECという会社をつくりまして、今何をしているかというと、実は私のバーチャルのVTuberということで、YouTubeを通じて全能教えなんていうのを発信もしているんですが、これ自体はどちらかというと広報的なキャラクターの存在になってまして、
事業そのものはですね、今までやってきた企業向けのサービスが私結構クライアントが多かったので、組織開発ですね、その企業の働きやすい風土、イノベーションが起こりやすい風土、これをZEN的なアプローチでできないかということで、ZENとその行動科学を用いて、
たまたまGoogleが高いパフォーマンスのあるチームは心理的安全性が非常に高いという結論に出たという話もあって、それってGoogleだからできたんでしょうみたいなところもあるわけですよね。
ただじゃあ日本企業にとっての心理的安全性って何っていうのを、今は全部独自にマーケティングというかリサーチをしてですね、今500名くらいの方のデータが取れて、それを今解析してましてですね、それを今度行動科学でどう組織に実装してもらうかという、そういう今サービスを立ち上げて、認定講座とあとはこれから研修や組織開発、コンサルティングという、そういうのをこれから提供していこうと。
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現状の組織診断というものも今サーベイを開発していますので、まずは今BtoBのサービスとしてこれから今展開し始めたところですね。
なるほど。島津さんは本もお出しになっていらっしゃいました。仕事に生きる前の言葉を3枠出版から、翌日の仕事に差がつくお休み前の5分前というのも2冊出していらっしゃいますので、ぜひリスナーの皆さん方、その本も読みながら、サイトも見ながら、全テクさんの動きも見ていっていただければなと思っております。
ちょっと違う質問をさせていただければと思うんですが、好きなもの好きなことで、自然家族仲間座禅読書、自然に至る人に話すこと説法ということで、もう完全に座禅というかそんな感じなんですか。
ちょっと私はここで逆に興味を持った、自然好きということで、自然結構お好きでいらっしゃるんですか。
自然好きですね。
どんなとこ行かれたりするんですか。
具体的に青森県戸和田市の追い出せ渓流、これはちょうど私が出家したお寺があるところなんですね。そこの追い出せ渓流とかってすごい最高なんですね。
あとは沖縄のですね、どちらかというとあまりにぎやかじゃない南城市って南の方の祈りの場所がある聖地だとか、あと久高島って神の島って言われているところですとか、あと山中湖畔とか、あとは伊豆大島、火山、三原山があって浦沙漠とかって本当に大自然があるんですね。
この夏もまた伊豆大島に行くんですけど、だいたい5縁が今あって定期的に行っているのは青森、沖縄、伊豆大島っていうのが非常に多くてですね、どこも非常に自然の素晴らしいところに定期的に行ってますね。
それはスターツ時代から自然好きで。
いや、スターツ時代はですね、どちらかというとゴルフとか、接待とか、夜のお酒で接待。
あとマラソンはフルマラソンも走ったことがあるので、スターツ時代はやっぱり体をハードに動かしてみんなと楽しくゴルフやお酒っていうそういう生活をしてましたので、自然にっていうのはそう言われてみるとあんまり意識して行ってなかったです。
あともう一つ伊勢神宮はもう8年間毎年お参りに行ってますけれども。
じゃあやっぱり座禅を出会われてから自然って感じですかね。
そうですね、はい。
じゃあずいぶん人生が座禅で変わった感じは。
変わりましたね。
禅的は修行していくとですね、やっぱり自然っていうものにつながるんですね。
やっぱり自然体とかありのままとかあるがままとか、そこをやっぱり自然の中に身を置くことでそういう自分の中に持っている感覚を研ぎ澄ましていくっていう、そういうところがやっぱり通じるものがありまして。
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定期的にやっぱり自然に身を置かないとやっぱり消耗しますよね。
だから自然からエネルギーをもらうっていうのが、今は言ってますね。
座右の銘もお聞きしまして、一日一生ということで、これはどういった意味でどうして選ばれたのかを教えていただきたいなと思います。
これはですね、実は禅と出会う前から、スタート時代からの座右の銘にしていたんですね。
意味は一日を一生と思って生きる、いわゆる朝生まれて夜死ぬじゃないですけども、後悔のない人生っていうんですかね。
そういう意味で一日を一生と思っていきましょうということ。
そういうので、つまり後悔しないような人生をってことだと思うんですね。
結果的に禅とか仏教を学ぶようになったらやっぱりそういう考え方っていうのが同じようにありまして、
そういう本もあじゃりが書かれた本で一日一生とかってあったりするので、そこは変わってないのかなっていう。
それはやっぱり今を生きるっていう感じですかね。
そうです。結局そういうことになりますね。
一日を一生と思ってっていうのは、今を生きるっていうことにもっとフォーカスすると。
今この瞬間を生きるっていう禅の教えにも通じます。
ある意味毎日毎日輪廻転生してるって感じですね。
そうですね。毎日毎日輪廻転生してるっていう感じですね。
結局悩みっていうのはほとんどもう未来と過去の頭の中の妄想だけなので、今に完全にフォーカスすれば悩みって消えるわけですよね。
そこはもうそんな考え方ですね。
なるほど。多分リサの皆さんがなるほどって今声出してるんじゃないかと思いますが、
最後のご質問なんですが、この番組経営者向け、全国の社長様向け、もしくはこれから起業する方向けの番組でございまして、
起業社長の成功の秘訣を教えてあげたらなと思っております。
そうですね。成功の秘訣っていうのは何ですかね。
何ですかね。やっぱり結局振り返ってみると、やっぱりコツコツやり続けることしかないっていうですね。
そこですよね。
前の教えで諦めが漢字みたいなのもあるんですけど、明らかにするという意味の諦めっていう使い方をするんですけど、
やっぱりこれを絶対に成し遂げるっていう風に強く思ったら、とにかく本当に一生懸命やり続けるっていうんですかね。
変な意固地になって執着するということではなくて、自分が実現したい。
起業家の方だったらやっぱり世界観ってあると思うんですよ。何のために起業するのか。
自分が何のために起業するのかっていうようなミッションとかビジョンみたいなものさえ定まったならば、
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あとはそれに向かってやり続ける。
もうとにかくコツコツと動き続ける。
太鼓を鳴らし続ける。
ひたすらずっとそれを言い続ける。
結局それしかないんじゃないかなっていうふうに今は思っていますね。
一日一生ともつながるお言葉だと思います。大変勉強になりました。本当にありがとうございます。
リスナーの皆さまも本日はお忙しい中お聞きいただきまして本当にありがとうございました。
ぜひ島崎社長のように皆さん方もなっていただき、皆さまコツコツ頑張っていただければと思っております。
本日はありがとうございました。
清水社長、本日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の社長に行くビームウィーズでは、島崎社長とも出らっしゃいました。
いかがでございましたでしょうか。
本日になっていて、さすが座禅の先生だなということで、私も座禅島崎先生のところで何回か行かせていただいているんですが、
スティーブ・トーグンもやっていましたし、松下光之介もやっていましたので、
そういう意味ではこの座禅・瞑想という分野は、みんな選んだ方がいいかもしれない、
経営者が選んだ方がいいかもしれないものかもしれないなというふうに私自身は思っていまして、
そういう意味では島崎社長のお話というのは大変勉強にもならないし、
私ももっと島崎さんから勉強しなきゃいけないんじゃないかなというふうに思います。
特にコツコツ、これは私もテーマでございますので、
基本会社でもよくコツコツということをやり続けるというのはよく言っていますので、
そういう意味では島崎社長のご指導というのは、なるほどというふうな部分がございました。
ぜひ皆さん方もコツコツ一日一生と思って今を生きるような感じで頑張っていただければなというふうに思っております。
本日の社長に聞くインウィーズビザー島崎社長様でした。また来週。
経営者を応援する。社長の孤独力番外編。
本日の社長の孤独力番外編は、未就勤がたくさんある会社のためのルールづくりを粛々と実行せよということが書いてあります。
未就勤、よくあると思うんですけれども、私どもの会社なんかは確実にルールをまず作ってまして、
いくら以上の金額のものが2ヶ月退納すると、そこで基本的には特速状を出します。
さらに2ヶ月、4ヶ月ですね。2ヶ月支払いがなくて、4ヶ月経つと内容を証明を送ると。
最後、その先2ヶ月それでも反応ないと裁判まで起こしたり、口座差し抑えをしたりなどをすると。
金額も奨学の場合は奨学裁判ですし、ちゃんとした金額はちゃんとした裁判ですし、
そういうふうに社内ルールというのは決まってまして、粛々とやっていっております。
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それもどこの企業がどうなっているかを役員で毎月毎月必ず見て、これはこうする、ああするということもちゃんと決断をしていっています。
さらに未入金がある先は毎月毎月、週に3回ずつぐらいですかね、全社員の白日ともにこの企業は入金が多く増えてますよということが見えるようにしています。
そして見える化というのをしていることによって、社員たちも担当の役員たちも部長たちも、
みんなこれを回収しないとという意識にさせるということをやっております。
もちろんちょっとぐらい伸ばしてくれないということでお願いされる場合には待つこともあるんですが、
基本はそのルールをきちんと守らせているということになります。
そのことによっておそらくルール通りいかんと動いていくので、あの会社はしゃらっとかなきゃまずいという意識もお客様側にもできますし、
社員たちもちゃんと未収入金を回収しようという意識にもなってくるんじゃないかなというふうに思います。
つまりルール化と見える化というのは大変重要だというふうに思っていただけると思う。
最後にですね、このルールと見える化というのをやっていると、ちゃんと社員に個室意識ができ、お客様にもちゃんと話し合わないといけないという意識もできるものをされることながら、
この会社はきちんとしているということを社員にも見せることになるんじゃないかな、そしてお客様も見せることになるんじゃないかな、
それが実を言うとブランド力と言いますか、会社の品格みたいなものがつながってくるとこういうことでございますので、
必ずそういうことを考えて、すべてにおいてルール化をしていっていただければなというふうに思っています。
そして見える化が大変重要なんだということもご理解いただければなというふうに思っております。
本日の社長の孤独力番外編はここまで。また来週。
本日も社長に聞くインウィズビズをお聞きくださり誠にありがとうございました。
この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの生光社長、生光経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
この内容はすべてテキスト化いたしまして、私どもウィズビズが運営するウェブサイト、経営ノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、
皆様の会社経営に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、サイトの方にもさせていただいています。
ぜひネット検索で経営ノートスペース社長インタビューと入力いただき、経営ノートのサイトをご覧になっていただければというふうに思っております。
本日の社長に聞くインウィズビズはここまで。また来週。