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2022-01-26 21:15

第264回 中村勇人氏(株式会社ヴィス代表取締役社長)【前編】

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今回は、株式会社ヴィスの中村勇人社長にお越し頂きました。

デザイナーズオフィス事業のリーディングカンパニーであり「はたらく」をデザインする、東証二部上場企業の社長様です。

新型コロナウイルスによるテレワークの拡大を機に、 "働く場所"への関心が高まりました。人生において多くの時間を過ごすオフィスの環境は、企業経営に多くの影響をもたらします。
経営課題の解決に向け100社100通りの思いをかたちにし、企業ブランディング構築や企業価値向上を支援されてきた中村氏のエピソードから経営のヒントが得られます。ぜひインタビューをお聞きください。

なお、過去にこの番組で配信した内容は、経営者インタビューメディア「経営ノート」にも掲載しています。ぜひこちらもご覧ください。

■経営者インタビューメディア「経営ノート」
https://keiei-note.com/




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社長に聞く＀in WizBiz
本日の社長に聞く＀in WizBizは、株式会社ヴィス代表取締役社長 中村駿様でいらっしゃいます。まずは、経歴の方をご紹介させていただきます。
1960年、大阪府生まれ、大手ディスプレイ商業空間デザイン会社を経て、1998年にヴィスを創業されていらっしゃいます。
2004年から、デザイナー増進事業をスタート、保守デザインからウェブサイト、パンフレット、ロゴ等の制作が一貫したデザインをクライアントにご提供されていらっしゃいます。
2020年には、当省マザーズ上場、そして2021年には、当省二部に指定外をされている、当省二部上場の社長様でいらっしゃいます。中村社長様、よろしくお願い申し上げます。
よろしくお願いします。
まず最初のご質問ですが、ご出身は大阪とということで、小学校の時代はどんなご少年でいらっしゃいましたでしょうか。
そうですね、大阪は大阪と言ってもですね、川地というエリアで生まれまして、小学校の後半に奈良県の方に親の関係で引っ越しをしたりするんですけど、また川地という。
エリア、非常に濃い濃いエリアで育ちました。特に仲間意識というかですね、苗字で名前を呼ばれることなんて全くなくて。
僕はハヤトって言いますけど、ハヤト、ハヤトと連呼されながら、小学校もそうですし、中学校もそんな状態で地元に非常に密着した状態で。
好きなことをしてましたね。特に時代が家にこもって遊ぶような時代ではなかったですから、常に外に出て行って、日が暮れるまで家に帰ってこない。
そんなような子供の時代を過ごしました。
ガキ大将とかそういう感じでいらっしゃったんですか。
言いにくいですけど、少しはあったと思いますね。
やっぱり社長様やってらっしゃる中で、その時からリーダーシップがあられたという感じで。
リーダーシップというよりも、父親はもう30年ほど前に亡くなっていないんですけど、
父に言われたことで一番覚えていることは、断る勇気を持てですね。断る勇気。誘われると全部ついて行っちゃう。
それは非常に今でも頭の中に入れながら過ごしております。
中学校時代はどんな少年でしたか。
先取りというかですね、非常に自分のことはこういう機会とかいろいろあってですね、振り返ることがあるんですけど、
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一番適切だなっていう言葉を見つけたんですけど、背伸びしてましたね。
常に背伸び。ですから同級生とも遊んでましたけども、先輩や近所のお兄ちゃんとかですね、
そういうものを非常に、そういう人たちにすごく影響を受けて育っていきました。
ですからそれは、社会に出るまでがですね、僕の中では一つの節目という状況で育っていきました。
ですからもう、いろんなことが同級生より早く経験するようなことを積み重ねていったというのが、
これは社会に出るまでやっておりました。
やっぱり、上場記録の社長はそのままですけど、先取り先取りで何でも繰り返される感じでした。
いや、全然そんなことないんですけど、全然そんなことないんですけど、
ですから当時はやはり付き合っている人たちですよね。
自分の周りの人たちが置かれた環境でどんどん実は変わっていくんですね。
フェードアウトしていってるんではなくてですね、立場立場また社会に出たりだとかする状態で、
またどんどんどんどん自分の周りが変わっていくということはありましたけど、
そんなにあの、自ら先取りを何かしていくということはそんなになかったです。
ありがとうございます。高校は大阪の方の方から?
そうです、そうです。
高校時代はどんな風に過ごされましたか?
あのですね、大阪には、大阪なのにアメリカ村というのが今はありますけども、
僕が高校生の時はですね、アメリカ村にはお店が3軒しかなかったですね。
アメリカ村というような状態ではなくてですね、
こっそり遊べる場所があったり、中古の古着屋さんがポツンとあったりとかですね、
サーフショップみたいなのがあったりだとか、
そういうところで実は、こそこそ歩いて遊んでましたね。
高校時代は遊び中心の?
いやもう本当に、自分が一番好きな勉強は社会勉強だと思ってます。
マナーだというよりも、社会での勉強が非常に、
これは、今でも自分には役立ってるなと思ってますけど。
大学は?
行ってないですね。
高校では卒業してすぐご就職でらっしゃいましたか?
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そうです。
一番最初は大手のディスプレイ会社さんでらっしゃいましたか?
最初というか、そこしか働いたことがなくてですね、
どういうわけか、いいかなって思ってですね、
採用されちゃったって感じなんですね。
実は髪の毛も長くてですね、今では考えられないんですけど、
15歳から波乗りとかしてたんですね、近所のお兄ちゃんに連れられて。
当時サーファーは髪の毛長いんだっていう、
周りも見てたらそうですし、自分も長くして。
で、就職決まったんで、バサッと髪切って出社したらですね、
あれ、君中村くんかって言われたような社会人の1日目なんです。
ロン毛だったと。
そうですね、そうですね。
ロン毛でも泣いてもらえたんですか?
いい会社だったと思うんですね。
ディスプレイ系のデザインとか扱ってる会社なんで、
会社入った時もひげ生えしてる人とかいっぱいいてましたから、
全然そういうところでは見られてなかったんだなと思いました。
高校時代にディスプレイ会社とかデザイン会社に
行こうみたいなこと思ったことはあった?
全くないです。
カレンダーで会社選んだんです。
え?
カレンダーで。
カレンダーで選ぶってどんな感じですか?
当時はですね、大手の製造業であれば、
週休2日はあったんですけど、銀行も土曜日空いてた時代ですから、
土曜日かと思った時に、学校から紹介された会社のカレンダーがあってですね、
これ見たら、各週土曜日休みなんですね。
この会社に行けば、月に6回休めると思ったんです。
ここに行きたいですね。
で、うまく入るんです。
当時はそんなに仕事を一生懸命やろうっていう雰囲気ではなかった?
休みを選んだ理由は、遊びたいですね。
ですから、波乗り連れて行ってもらうのにはですね、
休みは絶対にいるので、仕事ということは申し訳ありませんという感じだったですね。
入るときはですよ。でも入ったらですね、実は全く違いまして、
実は半年間休みなかったですね。
じゃあ、サーフィンも行けずというような感じですか?
やめました。
入社します。
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OJTみたいなのがあってですね、
研修なんてなかったですね。
OJTに近いようなやつがあって、
直続の上司が空手4段か5段で、
いつ鉄拳が飛んでくるかもわからない人の下について、
仕事をスタートしていくんですけど、
まあ怖いもんですから、その人に言われることは全て言えそうです。
ディスプレイメーカーなので、クライアントがデパートとかですね、
あとはアパレルメーカーとか、
デパートは夜作業があったりだとか、
土日は店外でイベントがあったりとか、
アパレルメーカーとかですと、展示会があって、
土日に準備だとかですね、そういうことがあるんですね。
だから会社自体は、カレンダーでは各週なんですけども、
休みなんですけど、365日動いているんです。
何か大手ディスプレイ会社さんの思い出に残っていることは何かございますか?
いや、思い出というよりも、全てがいい経験やったなと思ってます。
会社はまず辞めなかった理由がいくつかあってですね、
夜、電車がなくなってからも仕事をしているんですけど、
その後ほとんどといってくらい先輩と酒飲みに行くんですね。
やっぱりそれがすごく楽しかったんですね。
一生懸命した後にみんなで酒飲んで、
会社でもよく寝てましたから、
時代も良かったと思うんですけども、そんな繰り返しがあったりですね、
やっぱり最高なところは、ちょうど25、6歳からバブルが始まっていくんですね。
その時代を5年間ぐらい最高にエンジョイさせていただいたのが、
会社の経済的な経験だったんですね。
その経済的な経験で、
その時代を5年間ぐらい最高にエンジョイさせていただいたのが、
会社に勤めていた最高の思いです。
ありがとうございます。
その後、Visamaを創業されていらっしゃるんですが、
きっかけとか起業しようと思った何かがあられたんですか?
人事効果のタイミングで、たまたまポジション的に社長と人事効果していただく、
という立場になってたので、社長と話しててですね、
持ち時間1時間なんですけども、なんだかんだ喋ってたら、
2時間ぐらい喋ってたんですね。
でも、ちょっとわからなくなってきまして、途中で。
12:02
具体的に会社がどこを目指そうとしているのか、
全く話してて、見えなくなってしまってですね。
辞めようって、その時に、突然。
その時は突然やってきました。
辞めて起業しようと思っているところが、ちょっと普通ではない?
そうです。全然違いますよね。
ですから、その人事効果を受けて、1日、2日後に
カナイの方に会社辞めるって言ったら、カナイも
会わそうというので、辞書を持っていきまして、
事実はそれまでも何度か、3、4回は多分辞めます、
みたいなことを言ったことがあったんですけど、その度に
条件が良くなっていてですね、あの頃から。
でも、最後の時はもう条件じゃなかったですね。
正直な話、転職しようということが全く頭になかったですね。
そうかと言って、起業の準備してたかって言ったら何もなくてですね。
唯一は、ある程度大阪っていう狭いエリアで仕事を
しているものですから、ちょっとだけ顔が売れてたんですね。
ですから、大阪の中で転職するということは、
やっぱり自分の持っているスキルで転職するということは、
もともと言ってた会社と同じことをするので、
意味を見出せなかったので、もう辞めるって決めた時から、
あ、有給がいつまであるから、それまでに会社の設立準備をして
会社を作ろうって勝手に思って、事業計画のないスタートを
切りました。
はい。
大臣は旦那さんが起業するであろうと予測されてた感じでしょうか。
いや、全くです。全くです。全くです。
ですから、自表を出して会社を設立するまで2ヶ月ぐらい
あったんですけど、そこでも実は知り合いのところに
出勤してたんですね。
会社休んでるんですけど、いらん心配かけたくないので。
ですから知り合いの会社に行って設立準備をしまして、
そんなことをずっとしてました。
かなり何か気がついたというか、今もそうですけど、
一切会社と関わらせないので、それは結構僕の中で
知られたら良くないだろうなと思いながらですね、
スタートしたというような経緯です。
15:04
3分コンサルティング。
本日の3分コンサルティングはBさまでいらっしゃいます。
初めまして。東京で工場へ資材を卸している企業です。
本日は売りかけ金の回収について相談があります。
まだ確定ではないのですが、取引アイテムの中に
倒産の兆候が見える企業があります。困ったことに
売りかけ金を回収できずにこの企業が倒産してしまうと
強く出られません。そこで倒産する前に売りかけ金を
回収する良い方法がないか、ご教授いただけないでしょうか。
よろしくお願いします。まずルールを作っていただきたい。
弊社では毎月、未入金先が出て、その未入金先は各部の
部長が回収にかかると。それも1週間以内に回収するように
連絡はすぐにして、1週間か2週間で回収するようにする。
というルールがあります。さらに特速管理というルールがあって
その回収ができなかった場合に、3ヶ月経つと内容証明が送られます。
さらに内容証明を送ってもダメな場合には、4ヶ月目には
裁判が送られます。こういう風にルールが決まっています。
それも安い金額だと裁判費用の方が全然高くなっちゃうので
特速と内容証明も送らない。ファクスだけとかメールだけとか
高い値段になると裁判に起こすとか、そういうのが決まっているんですね。
その3ヶ月ルールというのがありまして、その特速管理に入って
3ヶ月払ってない特速管理に入った会社は、毎週毎週チェックが
入ると、内容証明はどうなったか、裁判はどうなったかと
こんな感じなんですね。こういうルールができますとおそらく
強く出られるんじゃないでしょうか。Bさんは社長様だと思いますが
B社長様が、社長である私がルールが社内でできていて
その通りやらないとまずいので、私自らがきちんとお伝えに
参りましたというような感じで、長年の取引先さんにお金を
早く払ってくださってないと、うちは裁判を起こさざるを得ません
みたいな感じに言えるのではないでしょうか。だから強く言えるように
するためにはルールを作っていくことですね。社内ルールを作って
その通りやるんだ、こういうことが重要なんだと思います。
それでもダメな場合は、売りかけ金の回収がなかなかうまくいかない場合は
半金でもいいから、3分の1でもいいから、4分の3でもいいから
どっかのラインがあると思うんです。ですので少しでも払ってもらう
ということをした方がいいです。それでも倒産の可能性がある場合は
私だったらですが、やっぱり倒産をそれでもしてしまったら
18:05
そこにいち早く行き、ある意味そこにある資産を持ってきて
外で売って、売りかけ金の代金に充てるみたいなことまで
私だったらやろうとすると思います。何でそんなことをやるかと言いますと
Bさんの会社にも社員さんいらっしゃると思うんです。社員さんの先に
家族がいらっしゃると思うんです。そこが困ると思うんだったら
取引先よりも従業員、社員の方が重要じゃないでしょうか。
社員の家族の方が重要じゃないでしょうか。だから何としても
回収しないといけないですね。回収できなかったとしても
8割が回収できた、2割が回収できたみたいな状態にならないといけない。
そして御社が倒産しないようにしなきゃいけない。それが
私たち社長の責務ですね。ですからそういう意味では
この売りかけ金回収はB様、社長様の一番の仕事だし
何としてもしなきゃいけないし、できなかったとしても
8割ない、2割ない、何割かは回収してくる場合に
他で補填をさせる。何ならその取引先様に
お金が払えないなら資産を売ってください。私が売ってきましょうか
まで言わなきゃいけない。それが責務ですね。社長というのは
最先の責務が重いです。社員たちが幸せで、自分が不幸でも
社員たちが幸せになることの方が優先される商売が
社長業です。それぐらいの重い持って強い気持ちで
売りかけ金回収してください。じゃないと
倒産を避けることはなかなか難しいのかもしれませんので
ぜひそういうことも考えて社長業をやっていっていただきたいな
と思います。本日の3分コンサルティングはここまで
また来週
本日も社長に聞くインウィズビズをお聞きくださり
誠にありがとうございました。この番組は2017年1月から
毎週配信を続けております。これまでにたくさんの
成功社長、成功経営者のインタビューを
お届けしてまいりました。この内容は全てテキスト化
いたしまして、私どもウィズビズが運営するウェブサイト
KAノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や
気づきがあり、皆様の会社経に役立つヒントがきっと
見つかるのではないかと思いまして、サイトの方で
させていただいております。ぜひネット検索で
KAノートスペース社長インタビューと入力いただき
KAノートのサイトをご覧になっていただければ
というふうに思っております。本日の社長に聞く
インウィズビズはここまで。また来週
21:15

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