今回は、クックビズ株式会社の藪ノ賢次氏にお越し頂きました。
「食に関わる、あらゆる制約を解き放つ。」をミッションとして掲げ、 "人"を起点に食に関わる新たな領域にも積極的に事業を展開。
飲食業界の変革を支援し、上場を果たされたエピソードから経営のヒントが得られます。ぜひ、インタビューをお聞きください。
なお、過去にこの番組で配信した内容は、経営者インタビューメディア「経営ノート」にも掲載しています。ぜひこちらもご覧ください。
■経営者インタビューメディア「経営ノート」
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サマリー
クックビズ株式会社の代表取締役社長、藪ノ賢次氏が事業の立ち上げから上場までの道のりについて話します。特に、飲食業界における転職支援というビジネスチャンスに焦点を当て、5年間の苦労を経て上場を果たした経験を共有します。また、藪ノ氏が経営における成功の秘訣や素直さの重要性について述べます。企業家としての楽しむ姿勢が、社員を引き付ける要因であることが強調されます。
00:05
社長に聞くin WizBiz
WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。
クックビズの設立と上場の目標
上場は当初より狙おう、みたいなことはございましたでしょうか。
ありましたね。やはり携帯電話の大転業をするために、前身の有限会社はあったんですけど、
そこにはいろんな、私の友達とかも株主で入っていたので、
そこでクックビズを自分で思いついてやり始めたときに、最初はその前の会社の箱を使ってたんですけど、
すごい面白いなって思ったときに、これがもしうまくいったときに、なんか株とかで揉めるのは嫌だと思ってですね、
自分でもう一度別の会社を作って、クックビズの事業サービスには私しか関わってなかったので、
自分とだけで企業をもう一度してですね。そのときは2007年になったんですけど、当時やっぱりサイバーエジェット藤田さんとかライブドアの堀江さんとかですね、
そういったところが完全にブームで、東京ですけど雨風呂とか見ながらですね、こういう世界があるのか、みたいな感じで上場って言うんだな、みたいな感じで出て、
ちょっと憧れもあったので、彼らの書籍を見ながら、じゃあ僕ももう一度企業するんだったら、別会社を作るんだったら、10年で企業しようみたいな、上場しようみたいな感じで、
一応2017年を目標に、2007年に設立したので、2017年までに上場するんだ、みたいな感じで、そのときはベンチャーキャピタルとかって言葉も知らなかったんですけど、
なんとなく自分の中で10年やれば、どんだけ下手くそでも、なんか一つ大きな仕事ができるかもしれないっていうふうに思ったので、10年という時間軸を作った、まさかその2017年に上場できたんですけども、
ほんとドンピシャで10年経つギリギリぐらいですね、上場できて、よく目標は手帳に書けとか言いますけども、
ほんと僕もそれを完全に自分としては自分の体験として経験したので、すごくそれは自分の中で自信にもなりましたし、
やっぱり高校大学ぐらいって結構、なかなかやりたいことが見出せなかったので、またこの小学生時代、ソフトボールと勉強に燃えてきた、燃えていたあの時間を取り戻した、みたいな感じでですね、
夢中になって経営してましたね。
なるほど、ありがとうございます。
苦労と逆境の克服
あの宣言通り10年後の上場ということなんですが、その10年間のご苦労なんてございましたでしょうか。
苦労はやっぱりお金ですよね、最初は。仲間もそうですけど、
まあ最初は本当に私と、妻も手伝ってくれた妻と、あと飲食店で働いたことある友達が1人いたので彼に手伝ってもらって3人でスタートしたんですけど、
その飲食店の仲間は、飲食店出身の仲間はやっぱり飲食の現場が好きだということで、人材ビジネスはやっぱり自分印象に合ってないということで1年ぐらいで辞めてしまって、
妻も長男が生まれるときに3級というか、まあ普通に退職をして行くとき、自分1人になったので、孤独との戦いというかですね。
あとお金も2007年に設立して、最初のVCからの調達が2012年で、まあ今でいうとそんなことなかなかないと思うけど、5年間は自己資金でやってきたので、
まあ本当に自己資金って言っても、本当の自己資金ですよね。20代の自分ですので、どのぐらい自己資金かって言うと、本当にオフィスの家賃払うためにヒアトイバイトに行くみたいな、なんかそういうよくわかんないですね、レベル間のキャッシュフローだったので、
なんかその5年間はずっと、本当にやりたいのかっていうふうにずっと聞かれてるような感じで、何度も本当に辞めようと思いましたし、最初ジャフコっていう会社に出資をしていただいたんですけども、ジャフコも本当にすごい有名な会社ですけど、当時私は全く知らなかったので、
なので、そういう著名なVC認めてもらったっていうことで、まあその5年間の孤独とか苦労みたいなものは本当に吹き飛びましたね、その時。で、もちろん名人と見にグジットっていうかIPを目指すことになったんで、まあそこでVCの人にこれが一緒に上場を目指そうっていうことを言っていただいて、本当にピュアにそれを目指して実際に成し遂げたっていう感じですかね。
なるほど、ありがとうございます。ちょっとリーさんの皆さん方、わからない方もいらっしゃるので念のために解説を言っておきますと、ジャフコというのは野村証券系のベンチャーキャプタルで、新生の中の新生ですし、日本トップのベンチャーキャプタル。その日本トップのベンチャーキャプタルがクックビーズさんをお認めになって上場を目指した、こういうお話でございます。そういうふうにご理解を皆さん方はしていただけるとありがたいです。
もう一回元々ありますけど、5年間ぐらいのジャフコが入ってくるまでで、何とか踏みとどまれた理由なんていうのは何かでございますでしょうか。
やっぱり辞めたとしてもまた普通の生活に戻るだけなので、やっぱり企業ってすごく面白いのが、どっかでそのティッピングポイントというか、返還点があって転換点があって、それまでは完全に無名で誰からも期待されてないんですけど、
私でいうとその2012年にジャフコが出資した瞬間に、周りの銀行とかステークホルダーとかの見方が一瞬でバンと変わったんですね。
その時をずっと待ってたので、それを見ずに辞めてしまうのが本当に心残りというか、辞めように辞めきれなかったというか、辞めても普段の普通のフリーターのような生活に戻るだけだったので、やっぱり踏みとどまって日の目を見たいというか、世の中にサービスを広めたいということでやっていたので、
最終的には諦めきれずに、なんだかんだ5年続いたという感じですけどね。何度ももちろん辞める理由の方が多分多かったと思うんですけど、僕は粘りがちって言ってますけど、そういうことで諦めきれなかったという感じですかね。
なるほど、ありがとうございます。上場への苦労はございましたでしょうか。
上場への苦労は、当時のCOOとCFOと、COOはちなみに1人目の社員として採用した人で、CFOも2人目の管理部門の人材として採用した人で、本当に彼らに見越しを担いでもらったおかげで、僕は本当にあっという間にこの5年間で上場できたと思っているので、
本当このCO、CFO、COOのこの3人がピタッとハマって、しかも全員が上場なんて経験が全くなくて、もっと言うと多分前職までも部長とか課長、ギリギリ課長かマネージャーぐらいの経験があるかなぐらいの感じで、部長すら経験がないような本当の素人集団で始めて、
でもなんか首座いけるっていう感じでですね、みんなで思ってやったので、本当青春みたいな感じで、草サッカーチームが本当にユーロで優勝目指すみたいな感じの、そういう途方もない感じでですね、やってたのがすごく面白くて。
苦労はいろいろもちろんあったんですけど、その2人が優秀すぎて、特にCOOは1人目の社員としてはすごく優秀で、志も高かったですし、彼に任せていけば数字は作ってくれるっていう信頼感もあったので、私は戦略とか、CFOと一緒にお金を集めしてくるとか、サービスを磨いていくとかっていうのは営業以外のことにすごく集中できたので、結果的には良かったと思います。
飲食業界の転職支援
なるほど。ありがとうございます。そうしましたら、クックビズさんの事業内容をぜひ宣伝がてらご説明いただきたいんですが、どんな事業をなさっていらっしゃいますでしょうか。
飲食店の転職支援とか採用支援なんですけど、飲食業界っていうのはだいたい400万人ぐらい働いている方がいらっしゃって、ほとんどがアルバイトなんですね、皆さんご存じのように。ただ、400万人の中でだいたい100万人ぐらいですね、正社員とかフルタイムで働いている方がいらっしゃって、私も参入するまで気づかなかったんですけど、こういった方って普通にアルバイト情報士とかを見ながら、
転職活動をしているわけですよね。でもやっぱり転職とアルバイトのアルバイト探しって根本的に違いますし、キャリアパスとか福利構成とかですね、転勤があるとかないとか、そういう情報が一切この外食業界で流通してなかったんですよね。
それに気づいて、それがビジネスチャンスだというふうに私は思ったんですけども、じゃあこの飲食業界の本当に25兆円ぐらいある産業の中で、転職に関する情報を集めきった人が勝つんじゃないかなっていうふうに、それを必要としてくれるユーザーとかクライアントがいるんじゃないかなということで、徹底的にそこにコミットして人材紹介を中心に、QGメディアとかスカウトサービスとか、
今は通常ホワイトカラーで当たり前になっているようなサービスを、本当この業界の正社員向けにコミットしてサービスを作ってきて、今があるという感じで、転職者向けの情報サービス、情報提供をしているという会社になります。
なるほど。ありがとうございます。そうしましたら、全く違うご質問もさせていただければと存じます。事前に好きなもの、好きなことをお聞きしまして、サッカー、久保武さんということで、この久保武さん、私も大好きなんですけども、
どんなところが久保武さんの、ちょっと先にこの久保武さんを知らない人がリーさんにいるかもしれないので、何のお便りでしょう。サッカーの日本代表でして、バルセロナに中学ぐらいから入った、バルセロナっていうのはスペインというか世界トップのチームですね。
それに中学ぐらいから入った日本人ということで、今はレアルソシエダーでプレーをしている久保選手ということで、日本代表でもレギュラーということなんですが、久保武さんというふうに挙げる人、かなりレアなんですけども、どんなところがお好きでいらっしゃるんでしょうか。
まあなんか、自分と全く違うタイプなんで、まあ背も高くないですし、私はもう本当に一から自分で試行錯誤しながら学んできたっていう感じですけど、さっきおっしゃっていただいたように久保はね、バルセロナっていう本当に英才教育の中で、アジア人ではなかなか難しいっていう壁を一つ一つ本当に突破してきて、今があるので、
プロ中のプロというかですね、僕はのぶしタイプっていう感じで、自分には本当にないこのエリート教育を受けて本当にエリートになっていってるわけで、まだちょっと最終的なキャリアわかんないぐらいポテンシャルを占めまくってるわけじゃないですか。
そういう期待されて、最初から期待された星で、期待された以上の成果を出していく人っていうのは本当に眩しいなっていうかですね、僕らはあんまり本当に最初何もプレッシャーもない中で、自分たちが好きなこととか可能性があることを世に訴えてきて、徐々に時代が味方してくれたみたいな感じなんですけども、最初からプレッシャーがある中で、そのプレッシャーを張れなわけではなくて、
そのプレッシャーを張れなわけて成果を出すっていうところにもうすごく痺れていてですね、今年もだから初めてスペインに行きまして、レアルマドリード戦を見てきたんですよね、ソシェーダとのあの枝のホーム戦だったんですけど、当時予約したときはレアルに移籍するかもなんていうことも噂されてたので、
移籍されてもいいように、両方の試合というか、その対戦の試合をとってですね、行くまでにレアルソシェーダに在籍するのか、移籍するのか、それも分かんない状態でとって、実際には移籍せずにレアルソシェーダで、しかもあのとき確かオフサイドかなんかになったんですけど、幻のゴールも決まってですね、スタジアム自体がもうドーンと土豪が飛び交うような感じになって、
それを現地で経験して、めちゃくちゃ楽しかったです。
なるほど、ありがとうございます。是非ね、久保選手にバロンドール取るまで行ってほしいなと思います。
そうですよね。可能性がないわけではないと思うので。
まだ22歳ですからね。
そうですね。やっぱりサッカーって本当に移籍とか、ああいうエージェントとかも、結構人材サービスとか転職とかともある意味通じるところがあってですね、
同じプレイヤーでもチームが変わったり、フォーメーションが変わったりすると、一気に活躍したりトップに踊り出たりするじゃないですか。
成功の秘訣
あれは結構転職とかとも似てて、転職は僕も何度も、自社の社員もそうですし、転職コンサルティングしたユーザーもそうですけど、
くすぶってた人が本当に役割とか場所、機会を与えられて、それを本人の努力も持ってですね、突破していって成果が出たときに、
人生が本当にパーンと変わっていく瞬間っていうのを見ると、とてもワクワクするっていうかですね。
だから移籍市場が動き出すときって本当にもう、毎日のようにこのニュースファイトを見てですね、誰が移籍するのかなみたいな感じでね。
見ていてめちゃくちゃ面白いですけどね。
今気づいたんですが、サッカーも転職で考えるのがやっぱりクックビジネスの社長さんですか。そういう感じがいたしますね。
同じに見えますね。
ありがとうございます。で、座右のメモを聞きました。これも本当に素晴らしいんですが、素直さというのを選ばれていらっしゃいまして、こちらを選ばれた理由を教えていただけたなと思います。
そうですね。座右の目で書くと結構困るんですけど、僕は結構大事にしているのは、素直さというか素直という言葉で。
本当に素晴らしいですね。
本当に素晴らしいですね。
本人が望んでるか望んでないかに関わらず、大量の情報とか教育を施して、何とか平均点の人間を作るみたいなことを、戦後からずっとやってきたわけですけど。
やっぱり情報とか教育を施すときに、本人が望んでるかとか、乾いてるかとか、欲してるかってものすごい大事だと思うんですよね。
欲していても素直じゃなければ、それを一回やってみようかっていうふうになかなかならないと思うので、やっぱり素直さっていうのは、これは社員にもよく言ってますけども、一番伸びしろがあるというかですね。
大事な言葉ですし、大事なスタンスなのかなと思いますね。
なるほど。ありがとうございます。ぜひ私も素直にいきたいなと思いますが、最後のご質問なんですが、経営者向け、全国全世界の社長さん向け、もしくはこれから起業する方向けの番組でございまして、この番組ですが、社長の成功の秘訣を教えていただけたらなと存じます。
そうですね。やっぱり、いかに自分が楽しむかというのは大事かなと思いますね。
やっぱり企業化って本当に変な職業で、会社って成功すると代表者とか企業化とかが注目されるわけですけども、うちでいうと150名とか200名ぐらいグループでいうと従業員がいて、私が今社長やってますけども、残りの199人は従業員とか役員なわけですよね。
彼らは別に優秀な人もたくさんいるし、自分で起業してもいいと思うんですけど、何かくくびずに惹かれて、矢部のと仕事してやるかと思って、ついてきてくれてるわけなので、起業家とか代表は大事なんだけど、一人では何もできないっていう、何か不思議な存在で、何でもそうだと思うんですけど。
彼を引き継げ続ける必要があって、そこに自分が楽しそうかどうかとか、自分が真相、心、サービスに可能性を感じてるかっていうところが一番の誘引力になるかなと思っていて、やっぱり練習とか待遇とかだけでは常に競合とか他社との取り合いにさらされますけども、
クックビズは本当に飲食にコミットしていくっていうところで、すごくエッジの効いたサービスをやっているので、クックビズでやりたいっていう人がすごく多くて社員でもですね。
だからそれがサービスを作ってるかなと思うんですけど、それは何よりも私がクックビズの事業に可能性を感じてるから、みんなも付き合ってやるかということで、ついてきてくれてるかなというように解釈してるので、自分が自分たちのサービスとか会社に対して可能性とか楽しみを感じてるかっていうのが一番重要かなと思ってますね。
なるほど。ありがとうございます。ぜひリスナーの皆さまも楽しんで、可能性を感じて経営をしていただけると、やぶの社長様みたいになれるかもしれないということだと思いますので、私もちょっと楽しんで、可能性を感じて経営をしていきたいなと思います。
素直さの重要性
リスナーの皆さま、本日はお話の中をお聞きいただきまして、誠にありがとうございました。ぜひ皆さまの参考にしていただければと存じます。やぶの社長様、本日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の社長に行くインウィグビズはクビツのやぶの社長様でいらっしゃいました。大変学生からそのまま就職なさらずに起業されていらっしゃいますが、やっぱり理系でいらっしゃいますね。
頭が良くて聡明でいらっしゃって、かつ非常に論理的で説明も上手で、お話もトークも素晴らしく分かりやすく、そしてインタビューの中でもおっしゃっていらっしゃいますが、ある意味諦めないというか、ここで諦めてどうするんだ、的な感じで、ちゃんと上場まで持っていっているということですから、やっぱり素晴らしい社長ですし、素直さなんてまさに、
そうだな、経営者って素直じゃなくてダメだな、なんて私なんか思いながら聞いていました。
先月市場さえも転職市場として見ていらっしゃるので、なるほどな、ということが本当に勉強になりました。
ぜひですね、リスナーの皆さん方も素直さとか、最後の方には可能性とか、もしくは諦めないとか、いう感じのお話がいっぱいございましたので、ぜひ真似していただければなと思います。
楽しむというのもございました。
私自身、経営をぜひ楽しんで、Wizzビュー株式会社もっともっと発展させたいなと思った次第です。
ぜひ皆様、リスナーの皆様も真似していただけたら嬉しいなと思います。
本日の社長に聞くinWizzはここまで。また来週。
本日も社長に聞くinWizzビズをお聞きくださり誠にありがとうございました。
この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの成功社長、成功経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
この内容はすべてテキスト化いたしまして、私どもWizzビズが運営するウェブサイト、
経営ノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、
皆様の会社系に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、
サイトの方にもさせていただいています。
ぜひネット検索で経営ノートスペース社長インタビューと入力いただき、
経営ノートのサイトをご覧になっていただければというふうに思っております。
本日の社長に聞くinWizzではここまで。また来週。
23:09
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