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2025-04-30 23:25

第432回 石井智宏 氏(モビルス株式会社代表取締役社長)【後編】

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今回は、モビルス株式会社の石井智宏氏にお越し頂きました。

 

会社に所属しながら、アメリカでMBAを取得。

その後、多数の日本企業の海外進出を実行支援。2014年にモビルス株式会社に参画し、同社を成長させたエピソードから経営のヒントが得られます。ぜひ、インタビューをお聞きください。

 

なお、過去にこの番組で配信した内容は、経営者インタビューメディア「経営ノート」にも掲載しています。ぜひこちらもご覧ください。

 

■経営者インタビューメディア「経営ノート」

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■WizBiz社長塾

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サマリー

モビルス株式会社の代表取締役社長、石井智宏氏が、さわかみからクォンタムリープへの転職を経て、事業を育てる過程を語っています。彼はアジア地域の企業に対する日本企業の海外進出を推進するために活動し、最終的にモビルス社に参画した経緯を明かしています。また、石井社長はカスタマーエクスペリエンス(CX)に特化したテクノロジーの重要性や、自身の経験に基づくマネジメント哲学についても触れています。特に、あきらめずに事業を継続することや、良い仲間と共に成功を目指す姿勢が強調されています。

クォンタムリープでの経験
社長に聞く＀in WizBiz
WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。
さわかみ等身がクォンタムリープにその後移られる感じでよろしかったでしょうか。
そちらに移られた理由というのは何かございましたか。
そうですね。さわかみさんが次の世代の社長に譲るというところが実現して、
それがちょうど2年ぐらいだったんですかね。
自分の中でも一旦やり切ったかなというところがありまして、
やはり海外というテーマは、自分がずっと仕事もソニーで好きだった部分で、
海外に関わるところをもう一回しっかりやりたいなというのがありまして、
たまたまそのクォンタムリープはソニーの井出さんが作られた会社で、
私のソニー時代の海外営業部門のトップやってた方がそこの社長だったんですね。
たまたまお会いして、最初は外資系の会社に転職しようかなというのがあったんですけど、
外資系はやめときなさいという話があってですね、
それでクォンタムリープにお世話になるという。
なるほど、ありがとうございます。
クォンタムリープでの思い出とか、こんなことしたなんてございます?
クォンタムリープは当時もほぼ今も、プロパーでやっている人って数名なんですよ。
応援団みたいな人はいっぱいいるんですけども、
なのでソニーという10万人クラスの会社から70人のファンドに行って、
次は数名の会社でっていうこのダウンサイズ感は半端なくてですね。
井出さんという、私からすると憧れの人と一緒に仕事をするっていう高揚感もありながら、
数名の会社はいつ潰れるかわからないっていうこのハラハラ感っていうんですかね。
これは結構痺れるものがありましたね。
レイさんからも入ってほんとすぐ半年ぐらいで会社作れよって言われまして、
やりたいことあんだろうっていう。
私はクォンタムリープで何をやりたかったかというと、
日本企業、中小企業の海外進出をハンズオンで座っていくと。
それをあそこに例えばファンド的にお金を入れるとかっていうのをやりたかったというのがあったので、
それやるんだったら会社作れって言われまして、
クォンタムリープアジアという子会社、一緒にやるパートナーをみんなと一緒に作ったんですけど、
井出さんが100万円しか賞金を入れないという、そんなもんなのっていうところでですね、
本当に小さい自利品の会社を意図せず流れの中で作ったっていうのが、
私がスタートアップとか会社経営に関わる契機となったというか、原点がそこなんですよね。
なので、もともと今日のテーマでもあるんですけど、
経営者になるということを最初から夢見て目標にして積み上げてきたというよりは、
結構ひょんなきっかけで、その因果の道に入ったっていうのが正直なところなんですけども、
やっぱり自分でやる会社というものに守られないで、自分の腕一つで売り上げを作って、
そこから自分に給料を払うことの難しさっていうのをそこで本当に痛感しましたね。
クォンタムリープアジアでは、やっぱりアジア地域の会社に進出を、
ナーシャンもお手伝いして。
そうですね。私はそれぞれ得意な国を持っているメンバーでやっていたので、
私は中心はベトナムとインドネシアを中心に事業展開をして、
例えばもう一人のパートナーは韓国をずっと取材していたような人だったので、韓国やらとか、
そんな感じでちょっと得意分野の国を作りながら、
最初は日本の企業さんに声をかけて、海外に進出しませんかって。
みなさん、中小企業の社長さんは海外に興味あるので、やるやるやるってなるんですけど、
基本的にうまくいかないんですね。
なんで海外に行きたいかとか、どういう事業をしたいのかってない中で、
気持ちだけでやるので、途中でトンザすることが多いっていうのが途中で気づきまして、
なので事業のスタイルを変えて、井上さんがやはり各国の、
アジアの場合って製材界が結構一体になってたりとかして、
非常に狭いエリートのコミュニティがあるところがあるので、
そういったところにアクセスがあったので、
要は、例えば私の場合はベトナムの企業で、
こういう日本企業と組みたいんだっていうニーズをまず先に取ってきて、
これに合致する企業さんを日本で見つけて、興味ありますかっていう形でやっていったら、
徐々に重要がちゃんと回るようになっていったと。
最初はもう無我夢中でやって、
しかもコンサル的な仕事って私もパートナーもやったことなかったので、
最初は結構ポンポンポンと案件が解いたんですよ。
こんな楽なことはないと。
しかも井出さんの名前を使うと結構高くフィーも取れたりするので、
楽勝だなと思ってたら、ある日突然営業活動をしていなかったんですね。
今目の前にある案件を一生懸命やっていたら、
1年ぐらい経つとだんだん成就するというか、
目処が立ってきたときに誰も次の仕込みをしていなかったっていうのに気づいて、
パタッと収益が止まりまして、
それぞれメンバーは私も10ヶ月とか給料を止めざるを得なくなるんですよね。
なぜなら払うお金がないから。
っていう結構痺れる状況になって、
家族からは口座に給料が入ってないんだけどっていう、
あれおかしいなって言ってごまかしながら、
でも毎月入らないので、
でも今思い返せばありがたいんですけど、
3ヶ月ぐらい経ったときに聞かなくなりまして、
諦めたんだなこれっていう。
でも結構10ヶ月ぐらい給料出ないとか、
お金を得られないっていうのはなかなかな経験でしたね。
もうそれ、創業に近いと思うんですけども、
なんかこう子会社というよりは、
それ完全な創業ですよね。
完全な創業ですね。
だからそう、子会社作れよっていう井出さんの言葉は前足しだった。
モビルス社との出会い
素晴らしい経験だよ。
その後モビルス社様に参画されたりしたら、
これきっかけは何かございましたか?
これはですね、私がベトナムの事業をやっているときに、
ベトナム側の投資銀行の方と話をしている中で、
お兄弟が日本で事業をやっているから、
ぜひ紹介したいっていう形でお会いしたのが、
モビルスの創業者だったラファンさんと出会って、
最初は単にコミュニケーションを取っているだけだったんですけども、
何か一緒にやりたいねっていう話になりまして、
一つ事業をやろうと。
それが外国人の開発エンジニアの方の派遣事業をやろうという話になりました。
これを会社を作ってやろうかというときに、
モビルスという会社があるので、
そこにはベトナム人のエンジニアがいるので、
それを箱として使えばいいんじゃないかというのが、
ちょっと今からすると全く全然違う発端なんですけども、
私がモビルスに関わる最初のきっかけになっています。
その外国人エンジニアの派遣事業というのは、
そこの中で、私はコンタメニックに所属しながら、
稼働を使ってその事業開発をしていくというところをスタートした形になります。
それを半年くらいやって、ある程度軌道に乗ってきて、
という中で、実はモビルスという本体の事業の方も見てくれないかという話になりまして、
そこにいた役員の方とかも、
少しどの方向に行けばいいのかわからない状態になっていたんですよね。
なので、引き受けましょうかということで、参画したという流れになりますね。
なるほど。
じゃあ、当初から代表というのは社長ではなかったという感じですか?
違います。最初は本当にタイトルは覚えていないですけど、
営業部長とか、何かゴモットマなタイトルをつけて新規事業をやっていて、
ただ、モビルス本体を受けるというときに、一旦役員の形ですかね、
取締役だから執行役員の形は忘れましたけども、役員の形で入って、
元々あったサーバー技術のところとか、これを活用した事業展開にしようと。
ただ、かなり製品の開発をしていかないと、
当時のモビルスは、住宅開発を中心にしている会社で、
10名ぐらいでキャリアさんからもらうモバイルアプリの開発を
粛々と受けているという事業体だったので、
住宅開発という事業の拡張をしていくというのは、
人工の事業でなかなかスケールしないので、
やはりプロダクトを持つ会社にしていこうというところで、
持っていたチャットのサーバー技術を使おうと。
ただ、かなり開発投資がかかるので、
そこで投資を募ろうというときに、
社長が不在状態になっていたので、
私がそこで社長にならないと、出資を受けられないというのもあって、
社長就任したと。それが2014年末ぐらいです。
IPOへの準備と苦労
そのぐらいからファンドが入ってくることになられるので、
上場を目指す感じでいらっしゃいます。
そうですね。オノズとVCさんのエキジットとしての、
MAなのかIPOなのかといったところは、
エキジットがベースの資本構成になっていくので、
何らかのエキジットは求められると。そうなりました。
なるほど。ありがとうございます。
ご経歴からして考えるように、
社長を引き受けるのに怖さは全くない感じでいらっしゃいますよね。
怖さはなかったですね。もっと怖い思いをしたので。
なるほど。ありがとうございます。
何か上場に向けてのご苦労とか、そういうのはございましたでしょうか。
そうですね。もともとVCさんが入っていただいたときも、
唯一の選択肢はIPを上場には置かないようにしようと
思っていたところがあって。
なので、スピード感を持ってエキジットさせる意味では、
MAも結構強いオプションとして考えてやっていましたね。
ただ、事業を作り込んでいく上で、
やはり一番の成功要因として仲間だと思っているんですけれども、
どういう人と一緒に仕事をするのか、
どういう人と成功を積み上げるのかというところで、
やはり採用するにしても、なかなか年割も何もない会社なので、
採用費もない、かつ応募者も少ないというところで、
やはり自分のネットワークから来ないと。
どんどん私が、例えば相模東新時代の元同僚部下だったり、
人とかソニー時代の同僚だったりというものが入ってきてくれると、
どんどんコミットメントが上がってくるんですね、自然と。
かつ、入ってきてくれた人たちに、
どうアプサイドのインセンティブをつけてあげるのかと考えていくと、
やはりIPOというものを目指すのがベストだろうということで、
私の意識もどんどんMA的なエキジットからIPOというものを
目標にするように、途中変わっていったという感じだと思いますね。
なるほど。ありがとうございました。ご苦労なんてございましたか?
正直あんまり、もちろん業績がちゃんと基準に行くところがないと話にもならないので、
売上をちゃんと作るとか、利益をちゃんと出すとかというところは苦労というか、
やってきて、頑張ってきているところなんですけれども、
IPOをするということに関しての準備とかは、
これも今、CFOをやっている加藤が、私の元々のMBAの同僚なんですね。
彼が来てくれたことで、私はほとんどプロセスの部分はやらなくて済んでいる。
加藤から言われたのは、あなたは徹底的に売上と利益を作れと。
IPOをするための部分は全部引き受けるからという形で、
分離して担当したのもあって、IPOのプロセス自体はあまり苦労しないですね。
なるほど。ありがとうございます。
そうしましたら、モビルスーシャー様の事業内容をぜひ宣伝会からご説明いただきたいんですが、
どんな事業をなさっていらっしゃいますでしょうか?
CXへの取り組み
ありがとうございます。我々企業さん、大企業さんがほとんどなんですけれども、
企業さんとその企業さんの顧客、この間に必ず顧客設定というものがあります。
これは広い言葉で言うと、CX、カスタマーエクスペリエンスというものですけれども、
このCXの領域に特化したテクノロジーを提供するというものを事業モデルにしています。
わかりやすいところでいくと、この顧客設定の一番大きいところがコンタクトセンターがありまして、
例えば電話でお問い合わせを受けるコールセンターだったりとか、
それをメールとかチャットで受けるといったようなコンタクトセンターと呼ばれるのがあるんですけれども、
そこで使われるSaaSのソリューションを提供しています。
ここがずっと人海戦術で人で何とかやっていくという業界だったんですけれども、
3年で大きく変化してまして、やはり生成AIが入ってきて、
この生成AIが変える一丁目一番地と言われているのはこのCXの領域でして、
これまで人が何とか応えて対応してきたとか、手続きを行ってきたところが、
AIがこれを代替していけるというのが、このテクノロジーが一気に普及していると、
この辺りを我々としてもソリューションとして提供している事業ですね。
マネジメント哲学
ありがとうございます。
そうしましたら全く違うご質問もさせていただければと存じます。
事前に好きなもの、好きなことをお聞きしまして、釣り、登山というふうにお答えいただいているんですが、
今まで出てきていないのでお聞きしたいんですが、
釣りは毎週ぐらい行かれるんですか?
釣りは結構行っていますね。
毎週はちょっと疲れちゃうんですけど、行っていないですけど、
でも月に3回行っているぐらいですね。
何釣りに行かれていますか?
海釣りで、いろいろ。
今最近はなんとかサワラという魚を釣りたくて通っているんですけど、
これが難易度が高くてですね。
今まで4回行きましたけれどもゼロで。
地域はどちらの方に行かれるんですか?
東京湾、相模湾が多いですけど、
ただ場合によっては沖縄に行ったり、北海道まで行ったりというのもありますね。
なるほど。用意しておいていらっしゃいます。ありがとうございます。
さらに座右のメモをお聞きしまして、
これ本当に素晴らしいなと思ったんですが、
マネジメントは海洋であれというお言葉を選ばれていましたが、
こちらを選ばれた理由を教えてあげたなと思っています。
私はやはりソニーで一番若い頃に得られた経験というかが、
ソニーもちろん大企業なんですけども、
中南米の販売会社に行くと中小企業なんですよ。
大きい会社でも300人とか500人とかの規模感の会社なので、
非常に中小規模感のある中で、
しかも日本から行くとマネジメントポジションで最初から入るというところで、
ここで結構揉まれていい経験をさせてもらったなと思っているんですけども、
やはり上司にいる方、日本人がほとんどでしたけども、
このマネジメントによって会社の雰囲気とか業績って
本当にコロッと変わるんだなというのを目の当たりに見てきまして、
その中で一番すごく尊敬している方が言っていた言葉がこれなんですよね。
やっぱりマネジメントは明るくなきゃダメよと。
みんなついてこないよという明るさという意味での対応があると思うんですけども、
それ以外にやっぱりみんなの前に出て一緒になって物を作っていくみたいな、
そういったところをこっちが要はメンバーを温めるじゃないんですけど、
そういう対応って出ているだけであったかくなるし、
みんなそっちを向かうじゃないですか。
そういう存在にならなきゃいけないんだなというところを
その方がまさに体現されていて、
私が対応に慣れているかというのはまだまだわからないですけども、
彼みたいになりたいなという意味で、
その方たちの言葉はこれですね。
大変素晴らしい言葉ですね。
私がまず対応になれるように頑張っていきたいなと思いますが、
最後のご質問なんですが、
この番組は経営者向け、全国全世界の社長さん向け、
もしくはこれから起業する方向けの番組でございまして、
もしよろしければ社長の成功の秘訣を教えていただけたらなと存じます。
ありがとうございます。
自分の経験も含め、
私の周りも起業している社長が結構多いんですけども、
その方々の経験も含めて、やはり諦めない。
やり続ける。
どんなに小さな事業でも、ニッチな事業でも、
やり続けることで、
必ず成功への芽というか三つ筋が生まれるんだというところは、
これはつくづく感じているところですね。
成功の秘訣
それを続ける上で、
自分のやり続ける原動力というかモチベーションのところで、
私が一番大事なのはやはり誰と一緒にやるか。
仲間が誰なのかというところがすごく大事だと思います。
やり続ける。
これを最高の仲間とやるということが、
成功の秘訣なんじゃないかなと思っております。
なるほど。大変勉強になるお話でございました。
私もぜひ諦めずに頑張って社長をやりたいなと思っております。
リーダーの皆さまも本日はお忙しい中お聞きいただきまして、
誠にありがとうございました。
ぜひ皆さまのお話を聞かせていただきたいなと思っております。
リーダーの皆さまも本日はお忙しい中お聞きいただきまして、
誠にありがとうございました。
ぜひ皆さまの参考にしていただければと存じます。
石井社長様、本日はどうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
本日の社長に聞くインウィルビブはモビルス株式会社、
社長石井智博様、上場企業、グロース上場企業の社長様でいらっしゃいました。
大変頭のいい方でし、明るい方でいらっしゃいますし、
前向きな方でいらっしゃって、
社長様、成功している社長様の典型的な方でいらっしゃるなというふうに大変思いました。
かつ諦めないとか、マネジメントは太陽であれとか、
大変素晴らしいお言葉をいくつもお残しいただき、
かつ最後に最高の仲間ととこういうので、
大変仲間、社員さん達、部下の皆さま方を大切になさっていらっしゃる社長様だなというふうに感じております。
そういう方なんで成功なさっていらっしゃるんだなと思いますので、
私もうちの社員を含めた仲間たちを大切にして、
太陽になって、ウィズウィズ株式会社も成功させていきたいなと思った次第でございます。
本日の社長に聞くインウィズウィズはここまで。また来週。
本日も社長に聞くインウィズウィズをお聞きくださり誠にありがとうございました。
この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの成功社長、成功経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
この内容はすべてテキスト化いたしまして、
私どもウィズウィズが運営するウェブサイト、KAノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、
皆様の会社系に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、
サイトの方にもさせていただいています。
ぜひネット検索でKAノートスペース社長インタビューと入力いただき、
KAノートのサイトをご覧になっていただければというふうに思っております。
本日の社長に聞くインウィズではここまで。また来週。
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