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2025-03-29 33:51

#25 (後編) モルトバーでの「組み立て」を語ろう:組み立ての順列は「将棋の終盤のように発散的」

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首都圏と地方都市、それぞれのテイスティング視点を持つ、ちょっとマニアックな飲み手がお届けするポッドキャスト「ウイスキーコネクト」。
今回は、シングルモルトがたくさんあるモルトバーのバーテンダーで時折見られる、ウイスキーの「組み立て」にフォーカスして議論しました。独特の概念を説明するのは難しい、とくに組み立てについては言語化がとても難しかったですが、無謀にも2人で深掘りにチャレンジしました。果たしてこの議論は着地するのか?お互いに組み立て方を考えて議論しました。


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サマリー

今回のエピソードでは、ウイスキーに関するバーディスカッションを通じて、組み立ての重要性と多様性が探求されます。特に家庭での組み立て方や比較飲みについての思考プロセスが紹介され、ウイスキー体験の深さが強調されます。このエピソードでは、ウイスキーのフルーティーさを引き出す組み立て方について語られ、バーテンダーの技術や経験がどのように影響するかが考察されます。また、ラフロイグやボーモアといった具体的なウイスキーの例を通じて、飲み手の知識や期待が組み立てにどのように結びつくかが探求されます。モルトバーでの組み立てプロセスは、将棋の終盤のような無限の可能性を秘めていることが探求され、バーテンダーの選択やボトルの状態を考慮することで深いコミュニケーションと体験が生まれることが強調されます。

ウイスキーの組み立ての重要性
A whisky lovers diary
ウイスキーコネクト。この番組は、ウイスキーの繋がりを増やしたいと思っている、ちょっとマニアックな飲み手2人が、普段ウイスキーを飲みながら感じていることや、昨今のウイスキーについて、自由気ままに語る番組です。
ということで、よろしくお願いします。ウイスキーラバーズ・ダイアリーです。
Drinkers Lounge
はい、よろしくお願いします。Drinkers Loungeです。
今回は、ウイスキーのバーの組み立てについてというところで、後半戦になりますけども、前半も、なかなかこう話しながらいろんな組み立ての仕方があるみたいな話をしていると思うんですが、後半の話について、どんどん、やっぱりこれはバーテンダーさん交えて話したいなと思いましたね、やっぱり。
A whisky lovers diary
ここが、モルトバーの腕の見せ所の一つみたいなところは、やっぱり改めて思った。
Drinkers Lounge
実際、本当にそうですよね。結構、もしかしたら同じボトルを違う人に出した場合、そこには違う人が組まれていたりとかっていうこともあり得る話なので。
A whisky lovers diary
そうですよね。その辺りも含めて、本当はもっと深掘りできる内容ではあるんですが。
そうですね。
一旦2回、前2回ということで、楽しんでいただければと思います。
Drinkers Lounge
またなんかちょっと広がりそうだなと思ったら、またちょっとやってみてもいいわけですね、この話題は。
A whisky lovers diary
そうですね。何回かやりそうな、僕ら2人とも好きなネタだなっていうのを再認識しました。
そうなんですよね。
Drinkers Lounge
はい。
A whisky lovers diary
ということで、ぜひ最後までお聞きください。
家庭でのウイスキーの飲み方
Drinkers Lounge
よろしくお願いします。
じゃあちょっと家で組む話もちょっとします。
A whisky lovers diary
僕はですね、家で組むときはですね、ダラダラ飲むっていう場合もあると思うので、その場合ちょっと除きます。
Drinkers Lounge
はい、そのまま除きましょう。僕も除きます。
A whisky lovers diary
それはまず最初にテーマを決めるんですよ。今あるウイスキーとかで。
大体僕の中では、家でテーマを決めるときはですね、大体サンプルとか新しいボトルがないかとか、ボトル開けようかとか、そういう何かが起こらないとそういうことを自分で決め立てないんですよね。
そうなった時に、例えばサンプルをもらいました。
それが2013年のどっかのボトラーのカリダとラフロイグの加速ストレングスだったりしましょうか。
っていうPTなものが、バーボン系のやつが2つあったとした時に、組み立てとしてはまずいきなりピートではなくてちょっと何か入れますよね。
加水もしくはある程度緩く飲めるようなノンピートのボトルを少し飲んでですね。
僕は実はしっかり飲むときは精算にビール飲むことがあるんですけども、ビールを飲むか飲まないかは別として、飲まなかったとしていくならば、
そこから加速ストレングスのある程度パッと思い浮かなるグレームオレンジのアスターとかだって空いてるので、一旦そこを挟んだりとかするじゃないですか。
サン飲むぞってなって例えばカリダ飲んでみて、ほうほうほうってテイスティングコメントとか書くと。
そうなったときに、そういえばこのカリダのピート缶ってゼロ年代どうだったかなと思ったら2005年上流とか2004年上流とかのボトルが家に8年とかだって空いてるのかな今。
そんなところのボトルのカリダも引っ張ってきてちょっと飲み比べをすると。
ピート缶の違いを見る。
2011年のカリダとかも空いてたと思うのでそれも飲んでみて飲み比べをするとか。
それでカリダを見ましたというところですかね。
あとは次ラフロイグが入ってるのでラフロイグとカリダの感覚の共通点とかちょっと違いを見て、
例えばそこの間にキルホーマン挟むとかちょっとピートばっかりでピートきつくなってきたなって言ったら、
僕こういうときバルベリーのピートビークとか入れたりするんですけども。
Drinkers Lounge
なるほど。
A whisky lovers diary
で、内力系でかつちょっと程よくリフレッシュするみたいなのをして見ていく。
そんな感じの飲み方になりますかね多分。
Drinkers Lounge
僕も本当に家でちゃんと飲む。
僕も結構似てると言えば似てるかななんですけど、
僕は家でちゃんと飲むときまずどんなときにちゃんと組み立てようと思うかっていうと、
どんなときに組み立てが必要になってくるかっていうと、
やっぱりそのボトルの共通点だったり違いだったりとかっていうのをちょっと比較しないといけないなっていう風になったタイミングなんですよね。
例えば新しいボトルを家で開けたとするじゃないですか。
こんなある程度味わいが分かっていたにせよいないにせよですよ。
で、そのボトルで完結してしまう場合ももちろんあるんですけど、
完結するっていうのはそのボトルを飲んで、
このボトルはだいたいこういう感じの味わいなんだなっていうような。
そういう風に完結をした場合は、
完結する場合もあるんですけど、
ちょっとこれは他のものと共通点があるんじゃないかなとかってなってくると、
同じ蒸留所のちょっと熟成が違うものだったり、
ヴィンテージが違うものだったりをちょっと開けてみたりとか、
開けてみたりというか探して飲んでみたりとかするわけですよ。
で、ちょっといい例えがあるかどうかわかんないんですけど、
ある時ジュラの10年が結構おいしくなったって話を聞いて、
ジュラの10年を買いまして、
それ飲んだんですけど、
クルーティーというかクリーミーというか、
結構メロンっぽいかベリーっぽいか、
ベリーっぽいは嘘ですかね、感じがすると。
で、ただ古いジュラと一緒に飲み比べてみるか、
古いジュラが本当に古いやつしかなかったんですけど、
オフィシャルの焙煎のジュラしかなかったんですけど、
飲み込んでみたらどんな風に味わいが変わってるのかとか、
味わいの変遷を見たりとか、
あとはそれこそカリラですよねとかのピートの質感とかの違いとか、
熟成年数の違いだったりとか、
あと爆画系が出てるモルトっていう風になった時に、
この爆画感とかってあれと同じような感じじゃなかったかなとかって言って、
飲んでみたりとかするんですよね。
で、まずそこで一つ先進みたいな感じで、
ちょっとした飛躍というか、
融合と飛躍があるみたいな感じの、
近しいけれども少し違う香味みたいなものを体験した後に、
もう少し近しいけど少し違う香味の、
今度は違うという部分にフォーカスをして、
その違いの中で、
じゃあこの今違った部分と同じようなものはあるだろうかみたいな、
これはそういえば今度はあっちと似てるなみたいな感じのことをしていくんですよね。
連想ゲームのように。
で、そんなことをしていると目論みから外れるボトルってのが出てくるんですよ。
というのは要は自分がこうなんじゃないかなと思っていたのに、
A whisky lovers diary
実際飲んでみたらいや全然違ったわみたいな。
Drinkers Lounge
それはそれで逆に起承転結の点に当たるみたいな感じになって、
もうすごく面白くてですね。
僕は個人的に楽しめちゃうんですけど、
そうか僕はこういうふうに認識してたけど、
思ったより結構違いがあるんだなみたいな。
そこでなんか新しい展開が訪れるわけですよね。
というような感じで結構ドリフトしていくというか、
フラフラしていくというかですね。
そんな感じでいうような感じの組み立てにはなりますね。
ボトルの比較と探求
Drinkers Lounge
あとはもう完全に平のみなり垂直のみで、
その熟成感の違いだったりとか、
あとは同じボトル、
同じビンテージ、同じ熟成年数の完全ボトル違いみたいなのを飲んで、
このボトルはそれぞれこんなふうに違うのかとか、
っていうようなゆるっとした組み立てみたいなときもありますね。
A whisky lovers diary
今なんか話を聞いていて、それを追いながらもちょっと思ったことがありまして、
そういうふうに共通する組みとちょっと違うけども同じみたいな距離感を見ていったときにですね、
僕もそうなんですけども、その引き出しっていうところが、
要はグルーピングってことですよね。
それのなんかこう僕が持ってるそれとか、
ドリラシさんの持ってそういうグルーピングっていうところの引き出しの数ですよね。
っていう問題はやっぱあると思うんですよね。
Drinkers Lounge
それは確かに。ボトルの本数もやっぱり違いますでしょうしね。
A whisky lovers diary
家で空いてるとかお店で空いてるもそうなんですけども、
自分で組み立てるときにこれの組み立て方っていうのは大体なんか似てると思うんですよ。
でもそういうときに比較対象のボトルの組み立て方はどっちが優れてるとかではなくてですね。
Drinkers Lounge
いやそうですね。
A whisky lovers diary
この人はこれとこれに対して共通なものがあるよとか、
とりあえずこれ飲んでみたらこういうところどう思うとかですね。
例えば店飲みだと今の共通項って実は飲まないこともあると思うんですよ。
Drinkers Lounge
いやそうですね。
A whisky lovers diary
ただその中で思い出すボトルってあると思うんですよね。
例えばアートダフォー5年って飲みました?
Drinkers Lounge
いや多分飲んでるはずセカンドリーです。
いや飲んでるはずですね。
アートダフォーは多分ファーストもセカンドも飲んでる。
A whisky lovers diary
ソサイティー向け5年。
Drinkers Lounge
アート飲んでないです。
A whisky lovers diary
なんかお互い飲んでる最近のボトルが一生何かあります?
じゃあラフロイドのカスクストリングスバッジ10何にしましょうか。
これラフロイド10年。
これ一番お互い飲んでるとイメージしやすい。
分かりやすいですから。
そうですね。
ってなった時にこれいいですよっていう風に例えば組み立ての中で出されたとするじゃないですか。
初見であれを飲んだ時にどう思うかって時に多分家でいろんなボトル何でも空いてて
飲んだことあるボトルが全て空いてたとしたら
ノリレイさん次何飲みます?
Drinkers Lounge
僕はですね同じくカスクストリングスバッジ違い飲みますね。
バッジ違いを飲むんですか。
A whisky lovers diary
僕は93のカスクストリングスバッジ20年とかを飲むのと
っていう風になったところからいきますね。
Drinkers Lounge
いや確かに。
93のラフ25年。
はい。
それは分かります。
確かに。
そこ行くのは確かにそうですね。
面白いですねそれ。
A whisky lovers diary
なんかこういうことなんじゃないかなと思って。
これをうまくどうやって言語化すればいいんだろうなと思うんですけども。
でみんなそこ思うわけじゃないですか。
これだから面白いよねっていうところで。
そうですね。
多分ドリタジさんが違うカスクストリングスを飲むっていう時は
あれこれってバッジ17はこんなフルーティーだけどもバッジ16ってこんなんだったっけみたいな。
そうですね。
あれ今まで僕は見逃してたんじゃないかっていうところから
多分過去のカスクストリングスのバッジ10例えば3とか飲んでみて
やっぱこんなフルーティーじゃないよねみたいな感じなのを確認すると思うんですよね。
Drinkers Lounge
そう確認したりとか
あといつぐらいからそのフルーティーになってきたのかとか
もし法則性があるんだったらちょっと確認してみたいなとかですね。
なんか結構そういった感じの飲み方になりますね。
確かに今言ったカスクストリングスバッジの飲み比べっていうのは。
A whisky lovers diary
僕は多分そこで飲むとラフの25年と21年とか飲むんですよ。
焙煎の21年とか。
共通の込み。
そこと比較してこのバッジ17を置いておけば
要はこれで18年とかになるときにどんな感じになるかなとかっていうのをイメージしながら
Drinkers Lounge
飲むっていうような飲み方を意識するかもしれないです。
確かに。
A whisky lovers diary
っていうので多分一つのボトル取っても組み立て方は違うんですけども
次に飲むボトルっていうのを家で飲んだ時ですね。
確認っていう意味でのボトルは違うと思うんですけども
そこに必ず同じテーマがあるんですよねきっと。
ウイスキーのフルーティーさの探求
A whisky lovers diary
このフルーティーなラフって珍しいよねって最近こんなのなかったけど
こんな10年で出てきたのすごくない?みたいなのが多分背景のテーマとしてあって
それをどう確認するかの違いですよね。
Drinkers Lounge
どう広げていくかなんですよね。
どう展開させていくのかっていうのはやっぱり飲み手っていうか
もうこの段階でもすでにもう組み立てる人間によって
全然やっぱりその展開の広がりは違いますよね。
A whisky lovers diary
違いますよね。
次これでですよ。
例えばジェイズバーでも僕は金澤のバーでもいいんですけども
隣に知り合いでウイスキー飲み始め結構飲んでるけども
こんなフルーティーなラフ初めて飲んだと。
ピートとかも慣れてるという人がいたとしてですよ。
Drinkers Lounge
次何進めます?
こんなフルーティーなラフ初めて飲んだと。
A whisky lovers diary
ラフロイグってこんなフルーティーなんだみたいなある程度味分かってるけど
ラフっていうのはもうちょっとフルーティーじゃないもんだと思ってたと。
3年4年しか飲んでないから3年ぐらいで
フルーティーなラフっていうのはあんま飲んでなかったと。
Drinkers Lounge
めっちゃ難しいな。
唐突に言われてめっちゃ難しい。
次何進めるか。
A whisky lovers diary
超高価なボトルじゃなかったら
大体いろんな在庫が無限にあるとしたら
Drinkers Lounge
無限にはどうしようかな。
いやー
何だろう。
僕はアートベックの鳥の絵の描いた
A whisky lovers diary
アートベック
Drinkers Lounge
ダッチェスですか?
そうダッシーズじゃなくてなんだっけ
A whisky lovers diary
ダッチェスのアートベックこういうのも
9号ですか?
Drinkers Lounge
オランダ向けのパフィーナベル
そうだパフィーナベルこういうのもあるよっていうような
アイラのフルーティーさの幅を広げるっていう方向に行くかも
A whisky lovers diary
行きますかね
確かに僕もアイラのフルーティーさを広げるって方向に行くんですよ
バーテンダーの技術
A whisky lovers diary
でそしたら
ボーモアとかですね
Drinkers Lounge
確かにそれはボーモアはいい
確かにいいチョイスですねボーモア
A whisky lovers diary
近年系のボーモア
Drinkers Lounge
なんならデインウィスキンのイチさんとかでもいいんですけど
A whisky lovers diary
別に他のでも全然いいんですけども
アイラのフルーティーなPTっていうのはこういうタイプがあるよっていうのを
多分ドリルさんもそういうこと言いたいんですよね
Drinkers Lounge
そういうことが言いたいです
A whisky lovers diary
そういうところで何かボトルを持ってきて
でもラフはラフの良さがあるよね
ボーモアもボーモアの良さがあるよね
だから僕らはラフのフルーティーが出ると
ボーモアにはないフルーティーの出方だからテンションが上がるし
ボーモアはボーモアでいいよねっていう風に言うんだよねっていうことを言えると思うんですよ
そうですね
そういう組み立ての違いは
何のボトルを選ぶかはそこの在庫によって違うと思うんですけども
多分そういうことをすることによって
初めてこんなフルーティーのラフを飲んだっていう人は
次何を飲むかっていう時に
ボーモアも結構フルーティーなんだってことを知るわけですよね
スタンダードしか飲んでないかったとしたら
スタンダードもフルーティーですけども
例えば中国向けのボーモア12年でもいいですよ
全然フルーティーだなんだと
でもラフのフルーティーとは違うよねっていうのが分かって
フルーティーなピート感っていうものに行っていくと
でもあざといピート感だったら
例えばアイリッシュのクーリーのピーテッドとか
なんか適当にやったとしたらそういうのを出してみて
これはアイラとは違うけどフルーティー
トロピカル系のアイリッシュのフルーツ感だよねみたいな
ケミカル系のやつだよねとかっていう話をして広げていくっていうのが
Drinkers Lounge
そうですね
A whisky lovers diary
あると思うんですよね
Drinkers Lounge
僕は多分一旦アードベックなりボーモアなりを挟んだ後は
僕次キルフォーマン出すんじゃないかと思うんですよね
A whisky lovers diary
キルフォーマンだと
Drinkers Lounge
キルフォーマンだと多分100%アイラ出しますね
少しカブリッター的な感じで
そのピートは一応つなげておきながら
甘さを少し薄めていくというか
薄めていく
薄めるけどちょっとまだやはり甘みは残っているねみたいな
バーボン系の200%アイラがあればいいんですけど
A whisky lovers diary
なるほど100%アイラの中でもそういうフルーツ感が出てくるタイプのもので
20ppmタイプのものってことですね
Drinkers Lounge
そうですね
爆画感に少しゆっくりゆっくりシフトさせていってみたりとかっていうような
感じのちょっと振り方をするかもですねそこは
A whisky lovers diary
なるほどそれもありですね
Drinkers Lounge
キルフォーマンに振った場合だと
ちょっとこれもいいってなったら爆画の方にも振れるし
ちょっとやっぱりもうちょっとフルーティな方がいいって言ったら別にボウマンに戻せばいいしみたいな
こともできるし
A whisky lovers diary
そうなってくるとドリルさんのキルフォーマンっていうところの意図は
コミュニケーションの重要性
A whisky lovers diary
あなたにとって最適なこのピート感とフルーツ感のバランスとなるウイスキーを探していきましょうっていうような話につなげていくってことですね
そうですね
これは今さっき言った野暮な話ですよね言語化をするってね
Drinkers Lounge
そう野暮な話
でもあわよくば僕なんて本当にあわよくば
フルーティーな甘さだけじゃないんだぜみたいな爆画の甘さもあるんだよみたいな
A whisky lovers diary
爆画の甘さは難しいですね
Drinkers Lounge
ところまでいけたらいけたらいいなとかちょっと思いながら出しちゃったりするかも出しちゃったりしますね
A whisky lovers diary
そこはあれですね自分の好きな甘みってこういうなんだよねってところも言いたいっていうところにつながるんですよね
それも言いたいですけどここ分かってほしいなっていう
でもそれがやっぱりコミュニケーションがありますよね
Drinkers Lounge
そうですね
A whisky lovers diary
僕だったら例えばあればですけど2015年の焙煎のカーディスとか出すかもしれないですねあるなら
なるほど
あれまたフルアモルティング系のフルーツ感で多分10年の加速ストリングバッチ中の後はまた違うと思うんですよね
Drinkers Lounge
違いますねあれは本当にフルアモルティングのフルーティーさですね
A whisky lovers diary
だからそうやってフルーティーの分解能を上げるっていう解像度を上げるというようなことにシフトするかもしれません
Drinkers Lounge
なるほどな
A whisky lovers diary
テーマはいろいろありますねこうやって見ていくと
Drinkers Lounge
カーディスだといい音になるわけじゃないんですけどカーディスはちょっと熟成年数的にちょっと若くなるじゃないですか焙煎のカーディス
A whisky lovers diary
なるほど
Drinkers Lounge
ちょっとドライに触れるかもなとか思うかもですね僕は
A whisky lovers diary
あれはいつの中で多分感想が変わるだと僕は思っていてですね
ラフロイドグカーディスは開けたてというかリリースしたてと4年後5年後で全然違うんですよね
Drinkers Lounge
あらまそれは飲まなきゃいけないですね
A whisky lovers diary
僕はやっぱりすげえなと思ったのがキャンベルタウンロッコ行った時にですね
中村さんがコソコソとボトルを出してきてですねそろそろフルーティーだと思うんだよねつってそこの場で開けて
Drinkers Lounge
かっこよすぎる
A whisky lovers diary
5年ぐらい経って多分コロナの直前ですよ
でじゃあこれでそうやって出してくれたんですよ組み立ての中にそろそろフルーティーだと思うんだよねつって開けて
Drinkers Lounge
でバッチリフルーティーでえそれはかっこいいな
もう飲もうこれ終わったら開けよう
A whisky lovers diary
持ってるんですかいやいいな
Drinkers Lounge
持ってますよカーディスすごい買いましたからね
マジですか
A whisky lovers diary
いやあれねどんどんアオクション値上がりしていくんですよね
あそうか
いいですねいやあれは
Drinkers Lounge
あれが一番でも本数がたくさん出て価格もお買い得でお寝頃でっていう感じのボトルだったじゃないですか
A whisky lovers diary
正直ですね僕一番好きな焙煎は21年だったんですけども
Drinkers Lounge
超わかりますよそれ
A whisky lovers diary
ただカーディスかなっていう風に変わるぐらい美味しいです
Drinkers Lounge
そうなんですね
A whisky lovers diary
もう言ってもいいと思うんですけどこういうの言って市場が荒れるとかそういうもんでもないと思って
さすがにもうないですよでもやっぱりそういうところも含めて組み立てってそういうとこですよね
Drinkers Lounge
そうですね確かにそのボトルのスペックだったりとかっていうのを知ってればより深く面白く組み立てられそうなんですよ
A whisky lovers diary
で例えばさっきの中村さんの話にちょっと戻りますけども
多分そことなる前提の知識としては僕はラフロイグのカーディスは一旦飲んだことがあるよねっていう前提で多分出してると思うんですよね
Drinkers Lounge
はいはいはいまあそうですね絶対そうでしょうね
で今こんなんだよっていうのを教えてくれるっていうような流れだと思うんですよ
A whisky lovers diary
ああいうあれは超高度な組み立てですけども
Drinkers Lounge
確かに高度な組み立てですねそれは
でもそれが対話なんでしょうねきっと
そういうのがやっぱりその自在にできるバーテンダーはやっぱり本当にやっぱり腕の良いバーテンダーなんだなってやっぱ思いますよね
恐ろしいですよね
A whisky lovers diary
そのあたりを知ってしまうと通常
はいはい
そうですねちょっともうだけどホームバーはいいんですよ
だいたい知ってるボトルあるからっていうところで組み立てにくいのは分かるんですけども
Drinkers Lounge
ちょっと組み立て不足だと若干もらえないみたいに
組み立てを期待しちゃう自分がどっかにいるんですよね
それは分かりますね
A whisky lovers diary
全てのバーがキャンベルほどいろんなボトルがあって組み立てできるかってそんなことはないので
それはそういうのを期待してるわけではないんですが
やっぱりなんかボトルによるコミュニケーションを期待しちゃう自分はやっぱりいますよね
Drinkers Lounge
そうですね
A whisky lovers diary
っていうのはなんか思うところですね
Drinkers Lounge
いや確かにいいなそれはいい話だなその組み立て
A whisky lovers diary
いい話なんですかね
Drinkers Lounge
いい組み立てだな
A whisky lovers diary
まるでびっくりしたっていう印象的ですね
とあるバーテナーさんが言ってたのがですね
ちょっとぼかして言いますけども
ウィスキーが好きだっていう興味をある有名バーで学んだと
でボトルの売り方はキャンベルで学んだって言ってましたね
なるほどと思いました
Drinkers Lounge
売り方かなるほどな
A whisky lovers diary
それは多分組み立て方ってことなのかなっていう風に
Drinkers Lounge
ちょっと僕はその場で解釈をしたわけなんですけども
絶対キャンベルの中村さんとかは仕入れの段階で
多分組み立て考えてますでしょうし
A whisky lovers diary
いやーでもどうなんですかね考えてるでしょうけども
飲んでからやってるシェアがいいんじゃないですか
さすがにそうか
Drinkers Lounge
まあでもなんかそう
あのーなんか本当にこの収録の前にもなんか
同じような感じの話ずっと
A whisky lovers diary
そうですね
Drinkers Lounge
温める感じしてて
そのやっぱ仕入れも大切なんじゃないかみたいなことにもなってたじゃないですか
A whisky lovers diary
あの人たちって
どこまでこういうとこで言っていいのかわかりませんけども
えぐいぐらい同じボトル買うじゃないですか
バンバン出るので
Drinkers Lounge
確かにそうだな
A whisky lovers diary
高額持ってるとか
ただ当時の例えば
マスターピースとか
エクスチェンジ向けのマスターピースとかって
6本買ったりとか平気でしたじゃないですか
いやしてましたね
それでバンクかなんかがパフューってて困ったみたいな話も
なんかあったと思うんですけど
Drinkers Lounge
あの本当にバンクはちょっといろんな意味で伝説ですよね
A whisky lovers diary
本当になんですけども
だから組み立てを意識して買ってる人たぶんあるとは思うんですけども
モルトバーの組み立て
A whisky lovers diary
手元に置いてから組み立ててるとこは結構大きいと思いますね
でストックがたくさんあるので
でだいたい味祝いの系とかもわかってるので
じゃあ今回はこれを置いとこっかみたいな感じにしてるとこあるんじゃないですかね
Drinkers Lounge
数百本単位で空いてれば
在庫とかも新しいのが入ってもどこの位置に収まるかっていうような感じで
新しい組み立ての材料には多分なるでしょうからね
A whisky lovers diary
組み立て難しいですけどね
Drinkers Lounge
難しいですけど面白いな
A whisky lovers diary
でもなんか話をしてて原稿が少しずつできてきたような気がします
どうまとめていいかまだわかんないんですけど
僕もわからないんですけど
わからないというのは多分
どう組み立てていいかっていうとこまでちゃんとまだ深掘りできてないというか
網羅性がない話をしてるからなんでしょうけども
Drinkers Lounge
非常に発散的ですよね
チェスではなく将棋的というか
つめの一手に至るまでの展開が非常に無限にあるというか
A whisky lovers diary
なるほど終盤が面白いってことですね
Drinkers Lounge
終盤が面白いってことですね
終盤が面白いというか確かにチェスより将棋は終盤が面白い
そうですね
終局に向かうまでの展開が無限にあるというか
はありますよね
実際ちょっとなんかさっき我々が家で組み立てるとしたらとか
各の友人にボトルを組み立ててあげるならみたいな感じで話しただけでも
全くボトルの選定は違いましたし
糸が似通った場合でも選んだボトルが違ったりとか
ボトルの状態の話ぐらいまで行きましたからね
A whisky lovers diary
そこは面白いと言いますか
そこまでなんというか変数と言いますか
気を使わないとこういう話って組み立てできないんだよなと思いますよね
Drinkers Lounge
確かにそうですね
実際にそのきっかけがあった後はそこに意図と表現になってきますよね
A whisky lovers diary
そういうふうに端的にまとめちゃっていいのかどうかは別の話としてですよ
そうですね
それを手持ちのボトルでやらなきゃいけないという難しさがあるんですよね
ましてやバーなんていうのはどのボトルが売ればなくなってきますから
Drinkers Lounge
そこの脅かしさと同じような組み立てを別のボトルでとかっていうことになってくるわけですよね
A whisky lovers diary
そうなんですよね
コミュニケーションの重要性
A whisky lovers diary
あれやったのにが起こりうる
Drinkers Lounge
そりゃ複数本買うか
A whisky lovers diary
そういった短期的な意味でも複数本買えますね
そうなんですよね
Drinkers Lounge
短期的な意味でも確かに
A whisky lovers diary
ちょっとこのあたりは今後また深掘りというか他の人もちょっと呼んで議論していきたいところでありますよね
Drinkers Lounge
これは本来プロフェッショナルに話してもらわなきゃいけないやつですね
A whisky lovers diary
僕らはこう考えてるよからスタートでやらざるを得ないんですけど
Drinkers Lounge
そうですね
面白そうですね
A whisky lovers diary
本当にプロに聞かなきゃいけないんだけどもプロに聞いちゃいけないところだともちょっと思っていて
ろうそくしかない
Drinkers Lounge
確かにな
いやでも逆にですよ
いや全部話しますよって真似ができるなら真似してみてくださいっていうような世界かもしれない
A whisky lovers diary
それはあるかもしれませんしそこは僕もちょっと思っていてですね
スポットを当ててもいい時代なんじゃないかなっていうのはちょっと思います
Drinkers Lounge
いやそうですね
A whisky lovers diary
そういうところ見えないところの生きっていうのが生きのままでいうと
Drinkers Lounge
その文化がどんどん廃れていくんじゃないかっていう怖さがあるって言ったらいいんですかね
A whisky lovers diary
なるほど
僕らがそういうことを言うのがいいのかわからないんだけども
スポットライトを当てるっていうのは僕は悪い話じゃないんじゃないかなというふうに
Drinkers Lounge
僕も確かそりゃ本当そうですね
結構こうまでこういったことをここまでバーには組み立てがあってみたいな
モールドバーには組み立てがあってみたいなことを明確に喋ってる人っていない気がしますし
A whisky lovers diary
いたらごめんなさいですけどあんまり知らないんですよね
Drinkers Lounge
いたらごめんなさいですよね本当に本当ごめんなさいって教えてくださいって感じなんですけど
バーを楽しもうみたいな初学者向けの本みたいなのを読んでも
多分こんなこと書いてないんですよね
A whisky lovers diary
そうなんですよね
結構楽しみの本質というか
Drinkers Lounge
なんか非常にダイナミズムそのものな気がするんですか
A whisky lovers diary
確かにそうだと思います
そこをなんかこう味わってほしいなっていうのは思いますし
いや本当そうですね
Drinkers Lounge
せっかくなんだから味わってもらいたいですよね
A whisky lovers diary
であとなんか
これを一つ言わなきゃいけないなと思うのは
いい一杯を飲みに行くだけじゃないんだぞっていうこと
Drinkers Lounge
そう
そうなんだよ
A whisky lovers diary
これはありますよね
Drinkers Lounge
ありますね
A whisky lovers diary
いい一杯飲むのはいいんですよそれはとても大事なことだし
それを飲みに来ましたらもちろんいいんです
Drinkers Lounge
これはそれは全然いいそれは本当にもちろんOKだし
なんか本当によくわかんないボトル飲んで
いやこれマジで変な味がするみたいなことをゲラゲラ笑うみたいな変態の話でもしてない
A whisky lovers diary
なんだろうなそれだけを
例えばあそこにはうまいボトルがあるぞ
あそこにはうまいボトルがあるぞってどんどん行くんじゃなくて
きっかけとしていいボトルがあるのは僕はいいと思うんですけども
そっからなんかこうまた来ますっていう
でそこでちょっとコミュニケーションしますってとこまで
いけるといいなっていうのはちょっと思っていて
Drinkers Lounge
そうですね
A whisky lovers diary
なんかいいボトル飲む前に一本なんか違うボトルを飲むと
またちょっとこうこういうボトル出してくれるんだなみたいなのを知れたりとか
別にそれはあの店を評価してるわけじゃないですコミュニケーションだと思ってるんで
なんかそういうコミュニケーションして
そうですね
いい空間をいい体験をちょっとしたいというところですかね
うん
そうですね
これはまたどっかで話をしていきたいですね
Drinkers Lounge
そうですね
これ広げられたら広げたいですね
A whisky lovers diary
またちょっと相談をしていきましょう
Drinkers Lounge
そうですね
A whisky lovers diary
じゃあ一旦ここでこの話題を締めさせていただきますが
よろしいでしょうか
Drinkers Lounge
はい大丈夫です
A whisky lovers diary
ではまたこの組み立てについてのところは今後も一つのテーマとして話していけばと思います
Drinkers Lounge
そうですね
A whisky lovers diary
今まで長い時間これ何回かに分けるかもしれませんけども
お聞きいただきありがとうございました
Drinkers Lounge
ありがとうございました
A whisky lovers diary
お相手はウィスキーラバーズダイアリーと
Drinkers Lounge
はいドリンカーズラウンジでした
A whisky lovers diary
それではまた
Drinkers Lounge
はいまた
33:51

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