1. Wheel of Films
  2. #014 ザ・セル (The Cell)
2022-07-07 2:41:24

#014 ザ・セル (The Cell)

⚠️このエピソードは「ザ・セル(The Cell)」のネタバレが含まれています

【ザ・セル(The Cell)考察&感想トーク回】
映像の魔術師が施した唯一無二の美しい作品。
しかし"美"とは複雑なものなんですね。
自分の好きが分かると人生が更に楽しくなる!
この番組が好きを紐解く鍵になりますように...🗝️

◆◆◆ 作品紹介 | 今度こそ2人も好きだったでしょ!? |
Mariko&Charlieの答え | 傷ついたKano | 映画見る前に想定しちゃう件 | 監督の美的ポリシー | 美しさと気持ち悪さ | "美しい"の定義 | 衣装担当は日本人石岡さん | 「白雪姫と鏡の女王」との比較 | ファンタジー映画ではない理由 | Kanoシュルレアリズムを解説 | 皆むずい話過ぎて混乱 | 夢と潜在意識 | ちょっと魅力感じはじめたMariko | シュルレアリズム作品 | 自分の好きを知るって楽しい | ファンタスティックプラネット | 現代アートからの引用パラダイス | ムキムキマッチョ女の正体 | 運命のムキムキマッチョ女 | Marikoツボにはまる | 微笑みデブ最終形態 | 意識世界の曖昧なルール | ラストシーン考察 | かわいそうな微笑みデブ | 心理学って信じる? | 信じるか否かは... | おすすめの映画紹介 ◆◆◆
00:08
こんばんは。
こんばんは。
Wheel of Filmsは、同じ外語大出身の3人、
マリコ、カノ、サーリーが少し大人になって、
全く違う教具から映画の紹介・感想・考察をしていく番組です。
番組を聞いて、次に見る映画や、あの映画の考察の参考にしてみてください。
今日の映画は、ザ・セルです。
今回のエピソードは、作品のネタバレを含んでいます。
まだ見ていない方は、作品を鑑賞してから番組をご配置ください。
はい。
ということで、今日は私の持ち込み、大大大好き映画、ザ・セルです。
大大大好き映画なんだ。
マジ?もうこの時点でちょっと怪しい空気が流れてるんだけど。
まあ、とりあえずじゃあ作品紹介しますね。
はい。
はい。タイトルはザ・セルで、現代もザ・セル。
で、制作年2000年で、ジャンルが、難しいんだけど、
サスペンスSFという風に書かれてたので、そう紹介させていただきますね。
で、作品時間107分。まあサクッと見れる短さかな、長さかなっていう感じですね。
で、監督がターセムシンっていう監督で、インドの監督なんですよね、インド人の。
で、代表作が、ザ・フォール、落下の王国っていうのと、
あと日本で有名なのは、たぶん白雪姫と鏡の女王かなと思います。
で、脚本は、マーク・プロトセビッチさん。
I am レジェンドとか、あとリメイクバージョンのオールドボーイ。
前に私が韓国映画紹介したやつの、ハリウッドのリメイクされたやつのオールドボーイとか、
あとマイティ・ソーの原案がこの人が書いてるそうです。
で、キャストがジェニファー・ロペスですね、まず。
キャサリン・ディーン役。
こんな昔から、Jローが俳優業をやってたのを私知らなくて。
Jロー?
Jローって言うんだ。
ジェニファー・ロペス、Jロー。
あんまりなじめないんだよね、ジェニファー・ロペス。
本当?
私は全然なじめない。
私、歌手としてもすごい好きなんだけど、ジェニファー・ロペス。
歌手として好きなんだけど、というか。
03:02
歌も歌う歌う人っていう感じ。
わかる、女優のほうが強かったわ。
マジで?そういう人もいるの?
いや、俺は名前はよく聞くから知ってたけど、映画あれ出てたって一個も覚えてない。
なんか出てるの?出てるんでしょうけど。
今から一個、たぶんこれはさすがに知ってるでしょう、一個言うね。
アナコンダ。
アナコンダってジェニファー・ロペスだったんだ。
だったらしい。私も気づいてなかったんだけど。
アナコンダ結構出てんだよな。
今はなの知れてる俳優たち。
なるほどね、確かに。
ちなみに、余談だけど、アナコンダは俺が生まれて初めて見た実写の映画。
そうなの?なんでわかるのそんなの。
いや、なんか覚えてんだよね。
でも確かにさ、小学生とかだよね。
わかんない、たぶんもうもっと幼稚園ぐらいだったと思うよ。
ほんと、なんか流行ったよね。こういうなんかさ、巨大ヘビーとかさ、巨大なんちゃらが出てくるなんかホラー映画みたいなやつ流行ったよね。
わかんない。
もしかしたらね。
よく見てた気がする、こういう系を。
軽くトラウマになってたね、しばらく。
怖かったよね、めちゃめちゃ。
そうだよ、小学生には刺激強かったよ、これめちゃめちゃ。
でもこれが、この映画がもう俺のこの映画キャリアのすべての始まりだからね。
なるほど。それにジェニファー・ロペス出てますよ。
出てたんだね。
じゃあ今最初に見た映画と最後に見た映画がジェニファー・ロペス。
おお、そういうことになりますね。
なるほど。分岐点かもしれないな。
ジェニファー・ロペスは、あとは恋愛だけじゃダメかしらとか、あとハスラーズと一番最近のマリーミーってやつですね。
なんかCMやってるよね、マリーミー見てないけど。
そうなんだ。
で、あとピーター・ノバック役のヴィンス・ボーンがジュラシックパークのロストワールドとか、
ズーランダー、ミスター&ミセス・スミス、あとイントゥー・ザ・ワイルドとかその辺ですね。
あれでしょ?
フルメタルジャケットでしょ?
いや、そっちじゃないです。
ピーター・ノバックはあれだよ、FBI調査官のほうです。
あ、そっちのほうか。
で、フルメタルジャケットはビンセント・ドノフリオっていうカールスターが役をやった方ですね。
そう、フルメタルジャケットのほほえみデブ、見た方わかると思いますけど、
がまたちょっと違うテイストの役をやりましたね、このセルの中では。
06:05
役名がほほえみデブなんだよね、公式の。
いや、役のあだ名がほほえみデブだけど、役名は多分レナードなんちゃらみたいな。
あれそうだっけ?
レナードなんちゃらのあだ名がほほえみデブ。
それ役名じゃないけど。
公式に、あの中ではデブデブって呼ばれてたよね。
英語なんやったっけ?
わからない、覚えてない。
覚えてないね。
で、あとはメイン・インブラック、ジュラシック・ワールド、マグニフィセント・セブンとかその辺が有名かなって感じでした。
で、ちなみにね、ジェニファー・ロペスはこの映画が初主演だったらしい。
そうなんだ。
それにしては、すごい役やったんだなって感じがするけれど。
うん、確かに。
慣れてそうなふうに見えちゃった。
ほんと、演技は正直ちょっと微妙だったよね。
そうなんだ。
私でもわかるぐらい、確かに初主演なるほどっていう感じだったけど。
あ、そう。
へー。
で、フィルマークスの評価3.6。
まずまず。
で、ほんとに腹立たしいんだけど、
露天トマトの評価がですね、トマトメーターが45%。
えー、そうなの?
オーディエンススコアも57%ってもうなんか、
まじか。
ふーって感じ。
めっちゃ低だね。
めっちゃ低じゃない?ひどくない?
私びっくりしちゃった、この評価見たときに。
それこそ一人一人と会って話し合いたいよ、これは。
前回のチャーリーじゃないけど。
低いね、でも。
うん、ちょっとショックですね、これは。
あらすじをとりあえず話しますね。
シカゴ郊外にあるキャンベル研究所。
若き心理学者キャサリンは、最先端技術により、
人の潜在意識に入り、精神病を治す治療、
精神病を治療する実験を続けていた。
そんな彼女のもとにガラス張りのセル、
学校独房に女性を閉じ込め、
出来死する姿を見て性的快楽を得る殺人鬼の心の中を覗いて、
覗いてほしいという依頼が舞い込む。
サイコシリアルキラーの心の中に入り込んで、
実験を解決しようとする心理学者の異様な体験を描いたスリラーです。
っていう感じですね。
まずズバリ、皆さんに聞きたいんですけれども、
好きでしたか?
09:01
どうぞチャーリー。
俺は結構良かったと思うよ。
おお、良かった良かった、チャーリーには期待してた。
なんか光るものがあるなって感じがしたね。
おお、パチパチパチ。
とりあえずちょっと細かく聞くのは後ということで、
マリコに好きだったか聞きたい。
すごい普通だった。
なるほど。
なるほど、予想してなかった答えが来た。
すごい普通だったじゃん。
一番グサッと来てるかもしれない。
だから、まずこの一言でまとめさせていただくと、
1回目見て何も感じなかった。
で、2回目見直した。
傷ついた。
傷ついた今。
だからちゃんと見直したの。
2回見たんだ。
そう。
今日さ、マリコと収録前にLINEしてる時に、
今ザーセル2回目見終わったよみたいな報告してくれて、
え、2回も見てくれたのありがとうみたいなことを言って、
そしたらマリコが、え、なんかそんな、何て言ったんだっけ?
え、なんかありがとう言われちゃったって。
なんかすいませんみたいな感じで言ってきたから、
なんかなんで2回も私の大好きな映画2回も見てくれたの?と思って、
すごいなんか嬉しい気持ちでいたのに、
まさかのその理由が何も感じなかったから2回見ましたって。
ぬか喜び。
すごい。
ひどーい。
いやでもいいね。みんな正直でいいよね。毎回。
そう思います。
いつ会ってもしょうがないのでね。
いや私はね、この映画、
今度こそ2人とも理解してくれるんじゃないかと思ってワクワクしてたの。
確かに今までの聖なるシカゴーレスとか好きじゃないって言われても納得すんのよ。
でもこれは、なんかいろんなジャンルの人に受け入れてもらえる映画なんじゃないかと思って、
すごい期待しちゃったの。
まあまあ、なんか入り口、受け口は広いと思うけどね。
だよね。
そうだし、ちょっとこうさファンタジー要素っていうかさ、
まりこが好きになってくれるかなみたいな要素が結構いっぱい入ってたと私は思って。
なんか俺の予想だけど、なんかちょっとファンタジーを履き違えてないかって感じがするな。
彼女が?私が?彼女が?
彼女、彼女が。
いや、そのねファンタジーの話もこれからちょっとしたいんだけど、
12:04
最終的にこの、今日私が話すのはこれはファンタジーじゃないっていう話をするんだけど、
おお、そうなの?
っていう話をするんだけど、
なんていうの、この前にさ、どの回かな、イングロリアスバスターズの回で、
アクション談義をこう、つらつらしたじゃないですか。
ましたね。
あの時にさ、まりこが、そのCGとかのさ、魅力を語った時に、
自分の頭の中でこんなシーンをなんか想像して、それをCGで再現するっていうのがすごいみたいな話してたのを見てる。
それに通ずるかなって思ったの。
うんうん。
分かる?
うん、分かる。
私はこの映画見た時に、こんな世界観をなんか想像できる、考えうるっていうことがすごいなって思って、
だから、まりこが言ってたそのCGを作る時の、こんなのを作ろうと思うんだっていう感動する気持ちが分かったような気がしてたんだけど、
勝手に共感できた気持ち。
そう、勝手に共感できてるんじゃないかと思ったんだけど、違ったっていうことでいいですか?
そうですね、違いました。
まあまあ。
なるほど。
まあちょっとそれも詳しく聞いていきたいところですね。
そうですね。
先にちょっといい気分になりたいから、チャーリーに、
いいよ。
感想聞きたい。
俺はもう、
落ち込むわ。
普通に、結構好きって感じ。
良かった。
なんかさっき言った通り、夢とかさ、想像の世界を映像化するのってね、
いろんな映画でいろんな人たちが今までやってきてるんだけど、やってきてて、俺も結構見てるよ。
結構見てるんだけど、その中でもこれは、何だろうな、異彩を放つというか、いろんな意味で、
だから唯一無二感があるというか、そういった意味で光るものはあると思った。
なるほど。
で、俺は今回これは本当に知らなかったし、全く無知の状態で、何も知らない状態で初めて見たんだけど、
最初の方はぶっちゃけなんかどうせ彼女がオススメしてきて、映画だから、
あとなんか変なさ、わけわかんない映像を2時間見せると終わんのかなって思ってたんだけど、
意外とストーリー自体はね、スッキリしてるというか、分かりやすくできてて、
15:08
その分かりやすいストーリーの中に、効果的にこの全映的な、この映画のいいところであるこの映像美というか、
あの映像をね、織り込んでるなって思いました。
なるほど。
で、そこがいいと思ったところだね。
何?言い方的に悪いと思ったところがあるってこと?
いやなんかまあ悪いと思ったところっていうか、
まあさっきカノンも言ってたけど、ジェニファーロペスの大根英語はちょっと気になっちゃった。
ちょっと気になっちゃったっていうのはあったけど、
まあ可愛いからいいかみたいな感じで、
そこ一緒一緒。
ちょっと見てて、
で、あと設定がちょっと甘いかなみたいな感じのところはあった。
例えば?
なんかルールが曖昧な感じがしたんだよね。
夢の世界でさ、
うん。
なんかあれは何?そもそも。
うん。
夢っていうか何?あれは精神世界っていうかさ。
ギリ多分夢じゃないんだよね。
なんかその辺もちょっとあれだし、
それを俺が言ってんのは、やっぱどうしてもインセプションと似てるじゃん。
だからインセプションの方が設定をゴリゴリに詰めて作り込んでる映画でしょ。
だから比べるのは良くないけど、
似てる映画としてどうしても比較対称に出ちゃうインセプションと比べると、
設定の作り込み度合いっていうところにちょっと差を感じたっていうのはあった。
なるほど。
でもその分、インセプションとはもちろん全然違う映画だし、
映像のね、光るものがあるっていうか、
インセプションにないものがある映画だと思うっていう反応もある。
うんうんうん。
だからそういった意味で結構好き。
結構いいって思ったっていう感じ。
チャーリーからしてもトマトメーターひどいと思うでしょ、これ。
低すぎるかなって思うよ。
そうだよね。
うん。
良かった。
でも確かにそのインセプションとかさ、あとパプリカとか有名なところだと。
うーん、知らないけど。
あ、マジで?
うん。
そう、とかと、なんていうの、こう、世界観はかなり似てるっていうか、ほぼ一緒だと思うんだけど、
インセプションと違うところで、この映画のポイントになっているのは、
インセプションは夢だけど、ザ・テルは夢ではないっていうところなんだよね。
18:01
潜在意識、心の中に入り込むっていうところがあるから、またちょっとインセプションとは違うんだけど、
インセプションを基準に考えちゃうと、確かにその設定が甘いみたいのは、
まあ理解できるかなっていう感じかな。
インセプションは本当に、なんていうの、科学的な面からも、脚本の面からも、ものすごい練られてる映画じゃんね。
そう言われると、そこまで設定っていう部分で評価をするとしたら、確かに劣るけど、
でもその意識の中に入って、その人のこの潜在意識で目に見えないところに入り込むっていう設定としては、
私としては結構いい設定だと思ったんだけどね、個人的には。
設定自体は面白いと思う。
確かにもっとこまごまいっぱいルールがあったら、入り込めやすい、入り込みやすいのかもしれないね。
いやまあ、どうだろうね。
わかんないわ、俺それは。どっちがいいかは。
あとこれさ、その意識に入り込むっていうだけじゃなくて、そのシリアルキラー的なさ、
なんかいろいろストーリーが混在してるところもあるから、
うん。
なんだろう、その意識に入り込むっていうところだけに、たぶん力を注ぎ込んでないのかなっていうのはあるけどね。
そうそう、それがあるし、それのおかげで、ストーリーの流れがね、ちゃんとしてるというか、わかりやすくなってるというか。
そうだね。
夢の映像をずっと見させられるだけの映画じゃないよね。
そうそう、その部分も私はすごい好きだったの。
ただのサスペンスとか、ただのSFだけじゃなくて、いろんなジャンルの設定が混在してるのに、ごちゃごちゃしすぎてないっていうか、すっきり見れる。
クライム映画としても見れるし、SF映画としても見れるし、っていうところですごい私的には評価が上がった部分の一つなんだよね。
確かに。
確かに、潜在意識っていうトピックの割には見やすくてシンプルな構成だったね。
そうだよね。
しかもパラレルでストーリー進んでるのに、わかりやすいっていうのもある。
そうそうそうそう。
ちょうどいいパラレルでそれこそ進んでる感じと、
時間が迫ってるっていうこのスリル感が、ちょうどいいドキドキが味わえたなっていう感想だね、私は。
21:06
なんですけど、まりこはどの辺が普通だったの?っていうか。
月まで行かなかった理由?っていうのかな。
まず、作品情報を先に調べちゃったの。
作品ってゆっくり言ったね。
今、噛んだのかな?
ゆっくり噛んだね。
彼女がザーセルやりたいって言った時にさ、
まだどの映画にするって悩んでた時、みんなで。
先にこの映画調べちゃったじゃん、私。
そうだったの?
そう、なんかちょっとあらすじとか調べちゃったのね。
うわ、面白そうって言ったの覚えてる?
面白そうって言ってた。
だから、これもまた見方が悪かったのかもしれないんだけど、
やっつり私が普段見てるSFだと思って、まず入り込もうとしちゃったのね。
なるほど。
だから、多分フレームがそもそも違くて、っていうのが一つと、
そもそもその時に出て、インセプションよりパプリカよりとか出てきたから、
かなり頭を用意して、頭を描く、よし理解するぞ、みたいな感じで見始めたのね。
インセプションってさ、2,3回見て結構納得する映画じゃん。
そういう覚悟で見始めたら、案外シンプルで。
そうだよ。
だからオススメしたんじゃん。
別にそんなに頭ひねらせるとこもなかったし、
ない、ない。
普通にシンプルに終わったけど、別にSF感なかったなっていうのと、
全然ファンタジーでもないなっていうのと、
なんかこの映画はなんだ?ってなった。
思ってたのと違ったのが満点感だよな。
なるほど。
なんか調べないほうが良かったかも。
そうだね。
毎回毎回なんだけどさ、これほんと良くないよね。
なんかその見る前からさ、なんか勝手にこう、
こういうのだろうなって予想しちゃうのっていうか、想定しちゃうの。
これ俺もやっちゃうけど、良くないわ。
俺はマジで。
私もさ、ここ何週か収録しててさ、そういう現象がさ、各々さ、現れたじゃん。
うん。
そう、なんかシェフの時も。
彼女もチャリも私もあったよね。
あったあった。
それぞれさ、ああそういう、こういうのだろうなって思って見たから、
なんか楽しめなかったみたいなのがさ、ずっと続いたからさ。
うん。
でもさ、あらすじ言わないとさ、見たいって思わないじゃん。
そうなんだよ。
それは全部なんだよ。
そう。
いかにこの映画が素晴らしいか見てほしいって伝えたいからさ、ここでねって言うじゃんね。
24:05
うん。
だから難しいよね。
そうなんだよね。
そこがね、一番難しいところだね。
映画、初めて見るやつはさ、
俺はね、知らなければ知らないほどいいと思ってるんだけど、
そうなのね。
でもちょっと知らないと見たいって思わないじゃん。
そうなの。
そう。
それは言えてる。なんか見たいキャストがいたりとか、
それからジャンル、撮影地、いろいろさ、エッセンスがあるじゃん。
惹かれる要素って。
だから、まあ私がリセットして見ればよかったんだけどね、頭を。
でもなんか変に覚悟しちゃったんだよね。
でもさ、1回目見てさ、あれ?なんか思ってたの違うってなって、2回目見てくれたわけじゃん。
確かに。
期待と違ったっていうのが分かった上で、2回目見たけど、それでもなんとも思わなかった。
2回目のほうが、だからちゃんと入ってきた。
それだ。
し、1回目の映画の注目ポイントが違うように見ちゃってたって気がついたから、
きっとこれ映像日だなとか、
なんか1回見るだけで、これこっちの方面だったんだなって分かるじゃん。
2回目見たほうが確実によかった。
なるほど。
でも、だから好きかって言われたら好きじゃないかな。
なるほど。
そうか、まあまあでも、マリコが好きじゃないっていう理由は、
なんとなく、要素的にこういう要素があるから、
あんまりマリコの好みではないかなって思うとこはたくさんあったから、
あ、そうなんだ。
うん、まあまあ全然納得できないって感じでもないかな。
へえ。
で、チャーリーにこれ好きじゃないって言われたらどうしようって思ってるだけ。
マジで。
チャーリーにはハマるんじゃないかなって思う点が逆にいっぱいあったから、
チャーリーはハマるほど好きだった?
いやまあ、結構好きって感じ。何回も言ってるけど。
彼女みたいに、うわーもうマジでこれ手放しで大好きってほどでは正直。
うんうんうん。
でもまあ好きは好きだよ。
よかったよ、いやそれで十分です。
なんか、めっちゃ大好きって言われないだろうなって思ってたので、
どちらにしても。
そういうのあるよね。
そうそう。
私が好きになる要素がめちゃめちゃたくさんあるっていうだけで、
でもなんか、よくない映画ではないっていうのは確信していたので、
まあまあよかったです。
彼女からでも魅力を引き出してもらいたいわ、そしたら。
そうだね。
そうだね、でもまりこに伝わる魅力かどうかはちょっと怪しい。
27:03
まあ聞かせてみてよ。
まずね、この監督の話をまずしようかなと思うんだけど、
このターセムシンっていうインドの監督。
で、もともとCMとかミュージックビデオとかそういうので活躍してたらしいんだよね。
で、なんかね、レディガガの911っていう曲とかのPVを見てみたんだけど、
その人が手がけたやつをね。
まあ、もうターセムシンワールド爆発って感じだったもんね。
それはまあちょっと思ったわ。
映画を見てるときに、うわ、なんかPVっぽいなって思った。
そうそうそうそう。
だから、なんだろうその映像自体がもうなんか特徴的じゃんね。
映像の使い方っていうかいろんな美術の使い方が。
だから私ももともとCMとかそういうミュージックビデオで活躍してる人だっていうのを聞いて、
私もすごい納得したんだよね。
確かに。なんかもうあの夢の中でジェニファー・ロペスがずっと歌ってても多分不自然じゃない感じしたよね。
そうそう。確かに。
あいつ演技じゃなくて歌ってたほうが良かったんじゃないかな。
いや、そうか。
あのダイコン演技よりは確かに歌って踊ってて欲しかったな。
あれは言えてる。
そうそう。で、まあ映像の魔術師と呼ばれてるんだよね。この人は。
で、なんかこうコンセプトとしては、なんかこう恐ろしさの中に美しさを見出すっていうのが彼のコンセプトであるんだよね。
はいはい。
で、その部分が私はすごいなんかこう魅了される部分の一つなんだけど、
なんかなんていうの恐ろしさ、恐怖となんか美しさって表裏一体みたいなところがすごい魅力感じるから、
だからこの監督私多分すごい好きなんだけど、
なんかインド出身で、なんかこの監督のなんかすごい印象に残ってる記憶があるらしくて、
インドで、インドの川でちっちゃい裸の少年が牛を洗ってたんだって。
で、その川にはもうなんかさ、インドといえばって感じで死体が流れてたりとかすごい匂いとかもひどいんだって。
おそらくガンジス川のことかなと思うんだけど、
で、その少年がすごい愛情込めてね、その牛を洗うんだって。
だけど、牛多分10頭ぐらいいて、全部こう彼が洗わなきゃいけないらしいんだけど、
それが多分彼の日課なんだと思うんだけど、仕事なのか。
10頭の牛をね、こう大切に愛情込めて洗ってる光景があったんだけど、
でもその1頭洗い終わった後にね、なんかその牛をこう終わったよって言ってこう移動させるっていうかさ、
次の牛に行くためにこう移動させる方法、うまい方法がわかんないんだって、その小さい少年は。
30:04
だから、なんかあっち行ってほしいから、とりあえず次の牛を洗うためにね。
その愛情込めて洗ってた牛を棒ですっごいバンバン叩いてたんだって。
で、その叩くと牛はわーってびっくりして、その川から自分の家にこうのしのしと帰っていって、
その次にまたもう1頭目の牛を運んできて、その牛をまた愛情たっぷり大切に大切に洗うんだって。
っていうのを繰り返しだったらしくて、その情景がなんかすごい彼には印象的だったらしくて、
今でもずっとそれを覚えてて、それが何を表すかっていうと、
なんかそれを見た時に彼はなんか世界はすごい残酷なこととか厳しいことだらけだけど、
その道の先には何にもないけど美しい道は脇にあるんだって思ったんだって。
だからそういうなんか問題とか、そういう厳しさとか残酷さっていうところから美しさを見つけないと、
この世界はなんかもう残酷なことだけで埋まってしまうって思ったらしくて、
そういうなんか日常にあふれるなんか混沌としたものの中から、
そういうものだからこそ美しいみたいなのを引き出すっていうのがコンセプトになって、
そこがルーツになって、なんかこの監督の映像作りに影響してるらしいよね。
まあ、なんか聞いてる感じだと、あれだね、ちょっと何言ってるんだかわかんないですけどって感じだね。
わかんない人には全然わかんないと思う。
私はなんとなくニュアンスでね、すごい、ああなるほどって思うんだよね。
それこそ、だからわかりやすく言うと、そういうなんかさ、恐怖、怖いからこそ美しいみたいなさ。
なんとなく。
美しさと恐怖は表裏一体みたいなさ、うわーこれ気持ち悪ーみたいなところが、
いやでもこう、ちょっと見方を変えるとこれがものすごい綺麗みたいなさ、感覚?
まあぼんやり、ぼんやり。
ぼんやり、ぼんやりでいい、ぼんやりでいい。
それともう一つ、その彼の原点、映像美の原点があって、
なんかお父さんが、監督のお父さんが航空会社に勤めてて、
で、子供時代は、なんかそのヒマラヤの寄宿学校で過ごすんだけど、
なんか飛行機で、そのいろんなところにね、お父さんが航空会社だから、いろんなところに訪れたらしくて、
で、イランを拠点として、いろんな場所をこう点々としたらしいんだけど、
主にイランのテレビを見て育って、
で、彼はインド人だから、そのイランの言葉、ペルシャ語かな、が理解できないわけよ、テレビ見てても。
33:01
でも、なんか言語じゃなくて、ただその映像だけをずっと、だから理解できない言語だから、映像だけをずっと見てて、
で、そういう環境で育って、彼はなんか言葉じゃなくて、映像を見ることに重点を置くように、どんどんなっていったんだって、そういう状況からね。
そう、だから、いろんな場所、世界中いろんな場所を訪れて、いろんな景色を見たっていうのとか、理解できない言語をずっと映像として見てて、
言葉で伝えるっていう方じゃなくて、映像で何かを伝えるっていうのに重点を置くようになって、こういう映画の作り方になったらしい。
なるほど、ビジュアル派だね。
って言われると確かに、とにかくなんか話はわからなくても、映像を見ててただただ美しいなって思える映画だったじゃん。
そこはマリコにも共感してもらえると思うんだけど。
え?なんか俺むしろ逆なんだけど。さっき言ったように、映像が綺麗で独特なのはもちろんだけど、そういうやつの割には話がしっかりしてるなっていう感想だったけどね、俺的には。
もちろんもちろん、そうなんだけど、もし話がないとしても、映像だけでも美しく見れる映画じゃん。
あの夢の部分ね。
PVみたいな感じでね。
もちろんこの映画に関しては、あんなに美しいものを作るのに脚本も意外といいから評価が上がる映画だと思うんだけど、
映像で伝えるっていうのが重視されてるかっていうのは、十分この映画で伝わるかなって思ったっていうのが私の感想なんだけど、なんかマリコがうーんって言ってたけど。
映像綺麗って思わなかったの?そもそも。
あんまり思わなかった。
マジで?これを見て?
綺麗だよ。
彼の作った白雪姫と鏡の女王は、ちなみに映像大好き。
そうなんだ。
もうすごい好き。
俺見たことないな。
だけど、これの映画はあっちほど綺麗って思わなかったんだよな。
比べるとってこと?
いや、初めは比べないで見てて、監督は調べてなかったから。
ジャンルとあらすじだけ見て、チェックしてから見たから。
そこは頭になかったんだけど、いや綺麗だと思わなかったな。
マジで?そんな人この世に存在するの?
36:01
気持ち悪かった。
そっちに焦点がいっちゃったってこと?
間違いなく気持ち悪かったね。
気持ち悪いは、もちろん気持ち悪いんだけど。
綺麗っていうワードが頭には一度も浮かばなかったんだよね、私。
砂漠のシーンとかでさえも、桜みたいなのがフワーってなったりとかさ。
最初と最後ってこと?
そうそう、最初と最後とかは別にグロいものないじゃん。
渾水状態の少年の中だよね。
エドワードの意識の中。最後は逆だけど。
綺麗だけど、別にインプレッストって感じではないというか。
そこは意外だったな。
まさによくあるPVのシーズンぐらいよ。
アバターとかのほうが全然綺麗だったな、そしたら。
綺麗をどういう意味と取るかだよね。
そうだね。
彼女の綺麗と私の綺麗が違うんだと思う。
全然違うね。
アバター見てないかわかんないけど、あれはCGじゃんね。
映像の技術的な、テクノロジーとしての美しさなんだよね、きっとアバターって見てないけど。
いや、見てなさすぎでしょ、それはちょっと。
それは見てなさすぎだよ。
俺もさすがにアバターとこれどっちが綺麗かって言ったら、アバターに軍配あげざるを得ないよ、正直。
あ、そうなの?
他に彼女が見てる綺麗な映画って何?
いきなり言われると難しいよね。
そうだよね。
じゃあ、身近なやつで、前回シェイプ・オブ・ウォーターもさすがに映像美っていうところが注目ポイントだったわけじゃん?
うん。
それと比べたら、まりこ的にはどうなの?
いや、絶対あっちでしょ。
マジで?
そうだよね、チャーリー。
いや、俺は好きだからさ、シェイプ・オブ・ウォーター。
そうだよね。
いや、なんか比べるのは違うと思うけどね、俺はね。
この2つを。
そうそうそう。
いやでも、だから。
他にもね。
俺その2つで比べるとしたら、シェイプ・オブ・ウォーターって言わざるを得ないよね。
得ないんだけど。
好きだもんね。
好きだし、前でも散々話したけど、クオリティの高さとか、映画自体のシンクロ具合とか、そういうのを全部合わせての評価だから。
そうだね。
シェイプ・オブ・ウォーターに軍隊が上がるんだけども、ザ・セルはさっきも言ったけど、光るものがあるんだよね。
光るものがあって、さらにちょっと唯一無二感があるのと同時に、ちょっと矛盾してるんだけど、古いファンタジー作品へのノスタルジークソも感じるよね。
39:08
そうそうそうそう。
それこそまだCGとかなかった時代のやつね。
そうそうそうそう。だからそこがさ、私はたぶんチャーリー共感してくれるかなって思ったところでもあるんだよね。
そう、だからそういった意味で、唯一無二の、なんか光るものがある映画だなっていう感じがする。
技術の面だけにおいてもね、同じこと言えると思う。
まあでも確かに、何を美しいとするかっていうのは人によって確かに違うから、
まあ、まりこがこれを美しいと思わなかったっていうのは、今予想してなかったけど、まあまあ納得せざるを得ないかな。
まあ、俺もなんか美しいか綺麗かって言われたらちょっとなんか、本当にそうだなって、いろんな感情がちょっと今渦巻いてきて。
あ、そうなんだ。
なんかすごいなっていうか、面白いやり方だなって思うんだけど。
なるほど。
そっちそっち、面白いやり方だなはすごいフィットする、私のフィーリングにも。
なるほどね。
いや、今それを聞いて思ったけど、私がこれをこんなに美しいと思ったのには、やっぱまあ私的な美というものへの何基準っていうかさ、
価値観がだいぶ入ってたのだっていうのを今すごく瞬時に理解したわ。
さっきも言ったけど、
なんかそういう恐怖の中にある美みたいなさ、そういうちょっと矛盾してるような大局にあるものの美しさみたいなところが私が評価してる部分だから、
そこが美しさの基準にならない人からしたら確かにただのすごい映像になるんだなって今すごい納得した。
まあなんかね、カノンはね、もっと概念的な美しさの方、その映像から感じられるその概念的な美しさみたいなところを見てる感じがして、
周り子が見てるのは普通にこの目で見てわかるこの美しさ、映像の美しさだと思うんでね。
私最初見た時には普通に映像の美しさだと、てか今の今まで思ってたの。
だけど今それを言われて、そのもちろん映像も綺麗だけど、その概念的なところが加わってるからこんなに綺麗に見えてるんだろうね、私の目には。
なるほどね。
なるほど。
いやでもまあ、その概念的な美しさだけに留まるかって言ったらそうでもない気がするけどね。
2点3点してる気がするけど自分で言ってて。
普通にさ、衣装とか小道具とかかなり気合い入ってると思うんだよね。
そうそうそうそう。
42:00
ちなみにこのね、衣装担当したの日本人なの。
あ、そうなんだ。
石岡英子さんってもう亡くなってる方なんだけど、このターセムシーンさんと一緒にずっとタッグを組んでやってた衣装デザイナー、
技術担当の人なんだけど、それこそ白雪姫と鏡の女王もこの石岡さんがやってて、
他の作品も全部この石岡さんがやってるんだけど、
ターセムシーン監督が表現したいものを全部この人がもう可視化して、
もう言った通りの世界観を実現、再現してくれてたんだって。
なるほどね。
この独特な世界観を。
いい仕事してたと思うよ、かなり。
でしょ?
衣装ってところが、衣装とかどこまでなんとか掛かってるか知らないけど、
衣装、セット、メイクとかもそうだよね。
そこがたぶん一番この作品を独創的にしてるというかさ、
そこに特に唯一無二感を感じた。
ただの古き良きファンタジーのノスタルジーだけじゃなくて、
それを含みつつ自分の味を出してるというか、独創的にしてるというか、
そう。
っていうのを感じたね。
だから私はもうシンプルに映像としても本当に綺麗だと思ってるし、
だからそこが共感、マリコにしてもらえなかったのがまずびっくりしてるんだけど、
でもまあその概念的なところも加わって、さらにもっとたぶん私の目には美しく見えてるから、
まあまあまあまあまあ、なるほどって感じ。
そんな感じしたんだよね。
まあ、マリコの気持ちもすごいわかるね。
そうか。
だからさ、俺は苦手態勢とかそもそもないし、気持ち悪いやつとかにね。
だからまあ普通に冷静にこれ全部見て、
ああこの衣装が綺麗だったな、背景がさっきの方が綺麗だったなって思えるんだけど、
例えばね、もともとそういうのが苦手だったりだとか、
なんかあんまり今まで見慣れてない人とかが見たら、
まあ1回見たとか2回見たぐらいだったら、
絶対この映画も強烈な気持ち悪い描写が目につくし、頭に残ると思うね。
なるほど、そっちが勝っちゃう。
だと思うけどね、なんじゃないの、マリコ。
なるほど。
てより、私別にこれグロいとかは思わなかったのね。
気持ち悪くて見られないっていう感情は一切生まれなくて、
この石岡さんの衣装、白雪姫見た後に見たって思い出すと確かにすごいぽいなって思うし、
ああそうなんだ。
彼女はいつもちょっと独特、独特しいデザインをするのね、綺麗なのに。
45:01
それは確かに白雪姫の映画とも被るなって思うから、
わかるんだけど、また比較して申し訳ないけど、白雪姫と同じ監督同じデザイナーっていうところで比較させていただくと、
白雪姫はすごく綺麗なものがたくさん並んでる中にちょっとした独特しさがアクセントになってたから良かったのね、私は。
この映画もそうじゃないの?
この映画は独特しいものだらけの中にたまに綺麗なものがあるっていう、逆比率に見えて、
だってカールの潜在意識の中では綺麗なものじゃなくて、気持ち悪い中に美を乱す世界観でしょ、あれ。
こればっかりはマリコの言ってることの方が正しいと思うよ。
だからその、比べちゃえば、こっちは毒持ちの害虫とか虫がウジャウジャウジャウジャいる中に何か色が綺麗、何かデザインが綺麗っていうのが今回の映画じゃん。
白雪姫は、まあ白雪姫で言うとリンゴだとか、フルーツ、お花、ドレスっていう、本当にエッセンスと要素としても綺麗可愛いって思うものの中に毒がちょっと入ってるだけなわけよ。
そういう全体像で比べると別に綺麗ってよりは、まあちょっと毒ありすぎかなぐらいな感覚かな。
なるほど。
分かる。だから綺麗って言う方がいいかなかった。
今の話を聞いて瞬時に思ったのは、マジで美しい中にちょっとグロって私完全に思って見てたね、これは。
多分普段見てる映画がいかにグロなのかってちょっと思ったよ。
どう見た方がいいよ。
なんか悔しいな。
一緒に見てもらった方がいいわ。
ごめんなさい。
私ファンタジー見過ぎなんだけどね。
さっきもちょっと言ったけど、ファンタジーではないんですよ、この映画。
そこが気になるよね。
この話長くなるけど、させてもらうわ。
してよ。
俺はむしろファンタジーだろうって思うけどね、これこそ。
私は一番最初見た時は、ファンタジーを見慣れてない私として、私の感想として、
うわ、これはすごいファンタジーだと思ったの、最初。
だけど、いろいろ調べていたら、すごい難しいけど、結局ファンタジーではないっていう結論にたどり着いて、
そのファンタジーではないそこの理由が、私が好きな理由になってたっていうことがわかったのね。
48:08
その理由っていうのが、のポイントになるワードが、シュルレアリズムっていう言葉なんだけど、
日本語に訳すと、超現実主義っていう言葉があって、
美術、絵画とかの世界でシュルレアリズムっていう、キュビズムとかピカソのさ、
キュビズムとかさ、いろいろ手法があるじゃない?絵を描くときの。
印象派とかさ、そういうのの中の一つでシュルレアリズムっていうものがあるんだけど、
これがものすごいこの映画の軸になるテーマになってるのね。
で、それがさっき言った潜在意識っていうところとか、
このちょっとグロい感じとかに全部つながってくるんだけど、
そもそもシュルレアリズムっていうものが、シュールって言葉があるじゃん。
これシュールだねみたいな、そのシュールの語源になるもの、シュルってそっから来てるらしいんだけど、
もともとはフロイトの精神分析理論って呼ばれる、
フロイトが考案した治療法があるのね。
それが無意識化に抑圧された感情や記憶を意識化することで、
抑圧から起こっていた精神疾患の症状の改善を目指すっていうのが精神分析理論っていうものらしいのね。
フロイトが提唱した。
この精神分析理論っていうのがシュルレアリズムの元になってるものらしいんだけど、
自分の健在意識の中では自分でも理解してないような、
なんか潜在意識の奥の奥の奥の方にある自分の欲求とか、
無意識の中にある欲求とかを描くっていうのがシュルレアリズムの美術の手法らしいのね。
他の言葉で言い換えると、
現実の物質世界よりも夢や潜在意識、無意識の中にこそ現実があるという考え方とか、
無意識の表面化とか、夢と現実の矛盾した状態の肯定とか、
はっきりした意識の下ではコントロールできない領域の者たちを表現したものっていう風に説明できるらしいんだけど、
なんとなくは理解してもらえたかな。概念自体。
あのね、思ってたよりめちゃめちゃ難しい話始まりすぎて戸惑いを隠せないわ。
そう、難しいんだよね。私もめちゃめちゃこれを勉強したんだけどさ、
これは難しいわって感じなんだけど、私はこういう世界が好きだからすごいすんなり入ってきたので。
51:01
全然すっと入ってきませんね。言ってることは聞いてるけど。
なんか、超現実主義、そのシュルリアリズムの日本語が、
超現実っていうのが、非現実とはまた別なのね。
またわけわかんないことを始まる。
例えばさ、この映画でも出てくるけど、トラウマってあるじゃない。
この映画の中だと、カール・スターガーはバプタイズしたとき、洗礼式をしたときのさ、
水の中にチャポンってされたことが、トラウマ、生涯のトラウマとなって、
いろいろこうさ、精神的に水に執着したりとか、水に恐怖を感じたりとかするようになってるんだよね。
あったね、そんなんね。
ちっちゃい頃にお父さんに虐待されてたこととかが、トラウマになって、
ああいう人格が形成されてたわけだよね、カールっていうのは。
でもそれが例えば、毎回毎回それを意識、健在意識、自分でわかってる範囲で、
それがずっと自分で理解してて、こうだからこういうふうに僕は行動するんだって思ってるんじゃなくて、
無意識の中でさ、いつの間にかそのトラウマとかがさ、
ずっと自分の無意識、健在意識の中にこびりついてるからこそ、
実際の行動に現れてしまうものってあるじゃん。
で、夢の中ってさ、そういう健在意識が映像化されたものが夢の中じゃん。
うーん、そうなんだ。
そうなんだ。
そうなんだって感じか。どうやったらうまく説明できるかな。
それを知らなくなった。夢の中っては健在意識を映像化したものだったんだ。
そう、俺もそんな感じ。
なるほど。
なんだ、例えばさ、夢ってまあいろいろさ、チグハグでさ、意味不明なことが起きるじゃん。
そうね。
夢の中に出てくるものとか、人とか景色とかって、
自分が実際の起きてる時に見たことがないものって一個も出てこないんだって。
えー?
えーって思うけど、
例えば、じゃあ、さはら砂漠に行ったことないけど、その砂漠が夢の中に出てきたとするじゃん。
だから、えー、砂漠見たことないよって思うかもしれないけど、
例えばテレビの中とかで一回見てるとかね。
そういうのも全部影響してくるらしくって、
必ず、なんか自分では気づいてないかもしれないけど、
映像とか画像とか、何かしら現実の世界で絶対に一回目にしたことがあるものしか出てこないんだって、夢の中って。
54:01
なるほどね。自分では気づいてないだけなのね。
そうそうそうそう。
そういう自分で気づいてないこととかが潜在意識にさ、いろいろ隠れてるわけじゃん。
自分でも気づいてないけど、俺ってこういうところあったんだとかさ、たまに分かったりとかすることもあるじゃん。いろいろ経験していくうちに。
で、こういう行動しちゃうのは、なんか実はちっちゃい頃にこういう経験したから、
あれがきっかけとなって、今こういうふうになってるんだみたいなこととかもあるじゃん。
まあ、うん。
そういうのをさ、なんかカウンセリングとか行くとさ、深掘りしてもらって、自分では気づいてなかったけど、
私は実はこれがすごくきっかけになって、このとき、ちっちゃい頃お母さんとこういうことがあったせいで、
これが怖くなってるんだ、だから今こういう行動になってるんだ、みたいなさ、ことをカウンセリングだと深掘りして、
自分をこう、何、自分でも気づいてなかったことに気づかせてもらうのが、そういう、何、精神的な治療だと思うんだけど、
はいはい。
で、それを、なんかこの映画の中では、まずやってるっていうかさ、こういうSFチックなことで実践をしているんだよね、まず。
うーん、まあまあ、なんとなくわかったわ。
なんとなくわかった。
うん。
まあ、とにかくだから、その潜在意識、自分の現実の世界では現れてないものっていうところが、すごくこの映画のポイントになってるものの一つなんだよね。
うんうん。
で、その、だからカールの、何、マインドの中に入ったときの中のものってさ、
なんかこう、いろいろチグハグだし、すごい、なんかありえないものとか、すごい怖いものとか、美しいものとかいっぱい混在してるじゃん。
うん。
なんか実際にああいう感じなのかわからないけど、一人一人潜在意識っていうのを除いたら、自分もああなってるかもしれないっていうのを再現したのがこの映画なんだけれども、
うん。
で、そのシュルレアリズムっていう技法の代表的な画家がいるんだけど、それがサルバドール・ダリナン。
うん。
ダリっているじゃんね。
うん。
ぐにゃぐにゃの時計とかさ、描いてる人。
うん。
あの世界観がシュルレアリズムっていうらしいんだけど、あと有名なとこだとルネ・マグリットとかわかるかな。
彼女が昔言ってたマグリット10のマグリット。
そう、ストローハットかぶったスーツ着たおじさんの顔のところに青りんごがパコってはめられている絵とかが有名なマグリット。
うん。
あの人たちは、シュルレアリズムの代表的な画家さんなんだけど、
57:00
シュルレアリズムっていうのは、現実で起こってる、現実の世界の中に潜む非現実的なものを受け入れた状態がシュルレアリズムなのね。
例えばどういうことかというと、
お願いしますわ。
例えばさ、道路があるじゃん。普通にそっと見て。
で、道路にここにあったら、絶対変なもの、違和感があるものがそこにポンって置いてあって、
例えばじゃあそこに、道路のど真ん中にでっかいソファーがポンって置いてあったとします。
でもそれを誰も突っ込まない状態。
なんでこんなところにソファーあるんだよじゃなくて、そこにソファーがあることを、なんでかわかんないけど、みんなが受け入れてて誰も突っ込まない状態って、うわ、シュルーって思わない?
思う。
それがシュルレアリズムなんだって。
なるほど。
そう。
なんか例えば、ファンタジーとなんで違うかっていうと、
ファンタジーって、例えばじゃあハリーポッターってファンタジーだよね。
うん。
で、ハリーポッターの世界ってさ、魔法が使えることとかさ、なんか守護神がふわーって出てくる世界観がさ、
あれが当たり前っていうかさ、非現実じゃない世界を描いてるじゃない、ハリーポッターは。
まあそうだね。
そうそうそう。
もし、例えばあのホグワーズの世界に私たちがいたら、その魔法が使えることが非現実的なことではないじゃん。
ハリーポッターとかロンとかからしたら。
うん。
普通の現実じゃん。
うん。
だけど、シュルレアリズムの場合は、今例えば私たちがこの生きてる世界で、急に誰かが魔法を使ったとします。
うん。
で、そこでじゃあ守護神とかふんよんって出して、隣にその守護神がじゃあ私の隣に座って、
どう考えても、もしそれが今ここで起きたら、ありえない、え、なにそれ、なにそのおばけみたいのってなるような状況を誰も突っ込まずに、
みんなが受け入れた状態で、ずっとなんかこの守護神が私の隣にいる、
はいはいはい。
みたいな状態がシュルレアリズムなんですよ。
うん。
で、それがその潜在意識とか夢の中ではずっと起きてる。
うん。
で、だからその世界観を表現してるのがこの映画でもあるのよ。
うん。
ありえないところにありえないものがあったりとか、で、それを別に誰も突っ込まない世界観。
うん。
それが私的には美しさポイントなのよ。
シュルレアリズム。
そう。で、だから私そのこのシュルレアリズムっていう言葉を知らなかったんだけど、私が好きな画家さんってみんなシュルレアリズムだったの。
1:00:02
うん。
ダリも好きだし、マグレットも好きなのね。
はいはい。
で、そういう視点で見たら、他の絵とかもシュルレアリズムの手法で描いてる人の絵はみんな私すごい好きだったのね。
うん。
で、他の映画とかもこのシュルレアリズムの技法を使ってる映画私すごい好きだったの。
なるほどね。
そう。例えばアメリとかって見たことあるかな。
あるよ。
アメリもさ、いろいろさ、ツッコミどころが多い映画じゃん。
正直覚えてないなあんまり。
覚えてないか。
うん。
他の映画とかでもたくさんそういう、もし現実で起こったらおいおいってなるようなところを、
その映画の世界の中では突っ込まないで進んでるから、すごいこの映像シュールだなってなって楽しむ映画多分たくさんあると思うんだけど。
うん。
その無意識を何か可視化、現実化した世界っていうのが私はすごく好きで、
なるほどね。
だからこの映画がものすごい楽しかったの見てて。
なるほど。
そう、ダリとかは絵を描くときに、いろいろこのシュルレアリズムの中でも技法があるらしいんだけど、
お皿を手に持って、その反対側には絵を描く筆を持ったまんままず寝るんだって。
で、寝ると、ふーってそのまま寝ちゃうとさ、ふーってお皿落として、パリーンって割れるじゃん、もちろん。
で、そのパリーンって割れた瞬間に、はーって起きて、そのなんか夢か現実かわかんない朦朧としてるまま、そのままふーって絵を描いたら、
その無意識、自分の夢か現実かわからない、その無意識の中で描いてる絵が、自分の本当のなんかうちの中にある、表現したいものが描けるみたいなことをやってたんだって。
なるほど。
それでああいう絵ができてるんだって。
夢の中とか、無意識の中にこそ本当の現実、本当の自分があるんじゃないかっていう考え方なんだけど、なんとなくわかってもらえたかしら?
まあ、わかったわ、だいたい。
そこが、私的には、このカール・スターガーの無意識の世界ってこんななんだっていうのを、そういう無意識の世界ってこんなだろうなっていうのを、
ああやって映像化して、ちょっと気持ち悪い、ちょっと美しいみたいな感じで描いた、このターセムシーンすげえって思ってるの、私的には。
なるほどね。
まあ、ドストライクだったんだな。
そうなの。
それ聞いてみたら、見方変わるかも。
1:03:02
本当?
私、すっごい意外なんだけど、ダリー好きなのね。
あ、そうなんだ。
私、絶対これ言ったら、まりこはちょっと理解してくれるんじゃないかと思ったの、この無意識とかのところで。
あと、ルネマグリットも今調べてたら、めちゃくちゃ好き。
ほらー。
なんかゾクゾクする。
でしょ?ゾクゾク分かってくれる?
初めて分かった。
これは分かってそうだね。
今、リアルに初めて分かった。
本当?嬉しい。
もう、このスーツの男の人の上に月みたいので顔があるやつとか、もう気持ち悪くて綺麗。
でしょ?
嬉しい。それを理解してくれてもすごい嬉しい。
これは、すごい分かっちゃった。
ルネマグリットって言ってね。
うん。とか、このマンションの上からいっぱい人が落ちてきてるみたいなやつとか。
ビビビビビビってちっちゃいおっさん、おっさんっていうか、スーツの人。
これとか、
雨みたいに降ってきてるやつとか。
多分30分ぐらい見られる。
でしょ?嬉しい。
よかったね。
けど、
あの、映像をそういうふうに見てなかったから、
あと、何だろう、絵だから好きだったんだけど、今まで。
映像をそういうふうに見て、ゾクゾクしたことがなくて、
なるほど。
たまたま。
でも、確かに絵画と映画は違うから。
ただ、言ってることは今すごく分かった。
分かった?
だから、ファンタジーとはちょっと違うんだよね。
もう、そもそものあれが。
ファンタジーは、もうそういう世界、
なんか、こんな世界が、もし、例えば、何だろう、
そういうハリーポッターみたいな世界が普通になったらいいのになぁ、みたいな感情で見るものじゃんね、ファンタジーって。
こんな世界あったらいいのになぁ、みたいなさ。
そうじゃなくて、こういう映画は、
なんか、そのありえないことが、それがもう普通、ファンタジーの世界みたいに、それが普通、スタンダードになってなくて、
この私たちが生きてる世界の中で、変なことが起きる、非現実的なことが起きる。
っていうところで、ファンタジーとは一応、区別されるらしいんだよね。
いやー、なんか難しいな。
めっちゃ難しいと思う、これは。
私も、なんか分かるようで分からないみたいな、調べながらずっと思ってた。
いやー、俺まさにそんな感じだ。分かるようで分からないわ、そんなの。
で、それを調べてるとさ、じゃあフィクションは何なの?とか、いっぱい出てきてさ、調べれば調べるほど、これ沼だったから私やめたの、途中で。
いやー、沼すぎ、マジで。
でもさ、私ファンタジー大好きだから言わせてもらうけどさ、
ファンタジーが好きな人のファンタジーを見る目的って、
うわー、こんな世界行きたいって思うからファンタジー見るわけよ。
1:06:03
でもさ、このシュルレアリズムのさ、この世界別に行きたいって思わないから、そもそもファンタジーだと思わなかったんだよね、一瞬たりとも。
あー、なるほど、じゃああってるんだよ。
ファンタジーってさ、憧れの世界じゃないの?
そうそうそう、そういうことでしょ?
でしょ?
そうそう、だから私たちからしたら完全に非現実なものじゃん、ファンタジーって。
って考えたら、この映画全然ファンタジーじゃないよね。
そう、だから私は普段ファンタジー見ないし、からこそ、
しかもこのシュルレアリズムとファンタジーの区別なんてもちろん知らなかったからこそ、最初見たときはファンタジーだと思っちゃったのよ。
で、ファンタジー好きじゃないのに、私なんでこんなにこの映画好きなんだろうって思って調べたら、
こういう違いがあって、シュルレアリズムというものがあって、
さらにダリーもマグリットもシュルレアリズムだったって知って、
なるほどーってなったのよ。
で、この映画もシュルレアリズムを意識して作られてるんだ。
そう、この映画の中で砂漠とか馬とか流木がさ、
特に最初のエドワードの世界とか出てくるじゃん。
あれってダリーが多用したイメージなのって。
映画の中で。
そう、なんかそういうのとか、
なんかそのシュルレアリズムがすごくいろんな部分で盛り込まれてるらしいんだよね。
たぶん私が気づいてないところもたくさんあるんだと思うんだけど、
他の代表的なシュルレアリズムの映画監督ってデビッド・リンチなのね。
チャーリー見たことないかな。
デビッド・リンチ絶対ある。
イレーザーヘッドとかツインピークとか。
デビッド・リンチ見てるよ。
あとそれこそドラえもんとかも一応シュルレアリズム。
確かに。
あとトイストーリーとかもそうなんだって。
確かにね。
とか時計仕掛けのオレンジもそうらしいし、
俺その話聞いてて思ったのはなんかミュージカルが頭に浮かんだね。
あーそうかもね。
確かに。
あれもね、いきなりみんな歌いだしちゃってさ、一緒に踊って。
誰も聞こえないもんね。
みたいな。
確かに。
あとパンズ・ラビリンスとかも一応そうらしい。
ちょっと私パンズ・ラビリンスどんな感じだったかあんま覚えてないから断言できないけど、
あとマルコビッチの穴とかね。
そういう世界観があるから、
これを基準にもしこの映画が好きだなって思った人がいたら、
それを基準に映画を探すっていうのも楽しいかなって思った。
新しい。
新しいね。
そうそうそう。
頭いい。
1:09:00
賢い人の映画の見方だね。
確かにね、調べなきゃわかんないもんね。
俺が思ったのは、シュル・レアズ・リズムがなんだとかさ、
そんなとこまで考え始めるのは本当に好きな人のレベルだと思ってて。
俺も別にシュル・レアズ・リズムがなんだとか気にしたこともなければ知らなかったし、
多分マルコもそうだと思うんだけど。
でもそういう人にとっても、
例えばこの今ルネ・マグリットの絵を見て、
この絵なんか面白いなとか好きだなとか思えるっていうのは結構あるじゃん。
だからそれぐらい、シュル・レアズ・リズムがなんだってこんだけ話しててなんだけど、
一回置いといて、シュル・レアズ・リズムの作品みたいなのをダリアとかルネ・マグリットとか見てみて、
そこから見れるこのアートスタイルにおける共通点みたいなのね、
なんとなく感じて、それをこういう映画とかでも見つけられるようになってきたら、
楽しみ始められるんじゃないかな、もともと苦手だった人でも。
レベル高いね。
この映画をってこと?
そうそう、こういう映画をね。
なるほどね。
概念とかっていうとこまでいくのは、たぶんいきなりそこまで考え始めると早いから。
それは無理無理無理、私は別に全然理解してるとは言わないもん、そこに関しては。
傾向として。
シュル・レアズ・リズムっていうのはこういうのなんだなっていうのを目で見て理解して、
マグリットとかでね。
その類似した絵みたいなのをこの映画に見つけられると、それってたぶん楽しいじゃん。
だからそういうのが入り口にいいかなって思った。
そうだね。
たまたま私の好みは、たまたま今シュル・レアズ・リズムだったって、この映画を調べててわかったんだけどさ、
こういう自分の好きなものの傾向を知るって楽しくない?
うん。
楽しい。
わかる?
うん。
なんかわかんないけど、私これ好きだなみたいなのがさ、それが点と点が全部つながってさ、
じゃあこのジャンルを、音楽とかでもそうだけどさ、
このジャンルを聞けば、知らないアーティストにもたぶんこの人私好きだなとかさ、
そうね。
そういうのすごい楽しいじゃん。
楽しい楽しい。
そう、で、私その全然違う、絵画と映画っていうところでつながったのがすごい嬉しかったの、この映画を調べてて。
自分の好きの傾向のジャンルがまた新しく一つわかったっていうのが嬉しくて。
まあ誰でもあるよね、たぶんそういった経験って。
あるよね。
で、カノにとってはそれがたまたまシュル・レアズ・リズムでしたっていう話ね。
そうそうそうそうそう。
なるほど。
そうなのよ、だから、だからちょっといっぱい話したくなっちゃったんだよね、これを。
1:12:01
なるほどね。
だからどうにかうまいこと、シュル・レアズ・リズムをもうちょっとわかりやすく説明、そもそもできればよかったんだけど短く、ちょっと難しかった。
他にも、私はちょっとわかんなかったけど、別の、何だっけ、名前忘れちゃったんだけど、シュル・レアズ・リズムの有名な画家さんの描いた絵からインスパイアされたマインドの中の映像とかもいっぱいあるんだって、この映画の中で。
あのさ、キャサリンが寝る前、うとうとしてたシーンでさ、ベッドの中で、見てたさ、テレビのさ、アニメ。
私好きなプラネットですね。
魚のやつでね、赤い目の。
モロ、シュル・レアズ・リズムっぽかったよね。
あれ映画だよ、ちなみに。
そうなんだ。
そう、チャーリー見たことあると思ってたけど。
いや、ないない。
ないんだ。
プラネットっていう映画。
でもあの魚よく見るよね、なんかいろんなとこで。
有名だよ、とっても。
私はまだ見てないんだけど、見たいと思ってるものの一つで、それがまたこの中に出てきたからちょっと嬉しかったのもあるんだけど、あれも一応意味があるらしい。
あれこそシェイプ・オブ・ウォーターじゃん。
ぽかったね、ちょっとね。
ぽかったね、見た目から言うとね。
そういう感じでね、シュル・レアズ・リズムのダリとかもしかり、ファンタスティック・プラネットもしかり、他にも意識の中に入った時の美術的な部分がいろんなものの引用だらけなのね、この映画、調べてたら。
なるほどね。
例えばなんだけど、カール・スターガーの意識の中に入った時に、今までカールが殺した女の人たちの展示みたいなのがされるじゃん。
あったね。
あのちょっとグロキもエロいシーン。
あれは写真家で映画監督でもあるフロリア・ジジス・モンディっていう人の映像からインスパイアされてるらしいんだけど、マリリン・マンソンとかのミュージックビデオを作った人なんだって、その人が。
チャーリー見たことない?
あるよ。
それのなんていう曲だったかな、のなんか1個の曲のPVから完全に引用してるんだけど、
ありそうだね、ありそうありそう。
見たの私だからミュージックビデオ。
なるほどって思ったんだよね。
マリリン・マンソンもさ、ものすごい独特な世界観を持ってる人じゃんね。
マリコは見たことないか。
さすがに。
でもそのマリリン・マンソンのPVから引用されていてですね、そういうのも元ネタを見ると、うわなるほどこれ表現、再現してんのかってすごい感心するし、
1:15:11
それ以外もあのさ、輪切りの馬あったじゃん。
あったね。
上からシャーンってなんか変なの落ちてきてさ、馬が輪切りにされて分割されるやつ。
あれも引用で、
はいはい。
あのシーン私すっごい好きなんだけど。
ああ、いいや。
イギリスの現代アーティストのダミアン・ハーストっていう人の作品から引用されてて、
その人がホルマリン付けの動物を展示するナチュラルヒストリーっていうシリーズがあるらしくて、その引用なのね。
で、まさにあれと同じようなアートを実際に作った人で、
え、じゃあリアル輪切りした人なの?
リアル輪切りしてんの。
で、タイムツリーにさ、その映像、画像をいくつか送ったから、ちょっと見てもらいたいんだけどさ。
なるほどね。
そう、ちょっと見てみて。
じゃあ見ます。
で、さらに私はそれ見てないからちょっとわかんないんだけど、
ジョジョの奇妙な冒険。
で、でもこの輪切りの馬の引用があるらしくて、その元ネタはこの人ですよっていうあれなんだけど、
私ちょっとジョジョ見てないからわかんないんだけど。
この画像送ってきたやつね。
そう、見てくれた?
見たよ。
こういう感じのアートをやってる人がいて、まさにこの輪切りされたやつとかそのまま引用されてて、
どんだけこの人なんか世界中のアートを網羅してるんだよって思ったんだよね、私的には。
確かに。
それ以外も最後もう一個さ、一番最後に送ってる画像があると思うんだけど、
これ気になってたの、このシーン。
最後なんだっけ?
なんだっけ、あのピーターか、そうFBI捜査官がさ、
最終的にさ、キャサリンを助けに行くためにさ、医師の中に入るじゃん。
で、入った時に一番最初にたどり着く映像でさ、
あのなんか黒い変な女の人がさ、3人並んでてさ、
あれね。
急にカールのことについて話し出す気持ち悪いシーンあるじゃん。
あったね。
あれはオットネルドルムっていう画家さんのDawnっていう作品から引用してて、
画像送ったと思うんだけど、まんまだよね。
ぜひ検索してみてみてほしいんだけど、
こういう感じでもう他にもいっぱいあったの、調べたら。
こういう引用がね。
なるほどね。
1:18:00
なんかすごい、わかんない、私が知らないだけかもしれないけど、
なんかものすごい有名なところだけじゃなくって、
なんかこういう世界中にいるちょっと変なアーティストっていうかさ、
ちょっと一癖二癖あるようなアーティストからたくさん引用がされてて、
なんかこの、なんだっけ、ターセムシンさんの美術っていうアートへのパッションと知識がすごいなって思ったの。
まあすごいね。
こんだけいろいろ知ってるからこそ、
ああいういろんななんだろう、非現実的だったり、
ちょっと一癖二癖ある映像を作り出せるんだなって思って、
ものすごい感心したんです、私的には。
なるほどね。
そこが私の好きポイントでもあるんだけど。
ちょっとさ、質問があるんだけどさ、
この後どっかのタイミングで行くのかなって思うんだけどさ、
じゃああのムキムキマッチョ女は何なの?
私もさ、あれだけよくわかんなかったからみんなに聞こうと思ってたの。
あの人さ、私調べたんだけど。
出てこなかったから聞こうって思ってたら、
なんか収録前にまりこがなんか変な画像送ってきたと思ったら多分それだよね。
ムキムキ女調べちゃった。
え、何この人から来てんの?
違う、この人が本当に演じてるしやってる。
本物なんだ。
そうなの?
本当にボディービルダーのこの人を使ってて、
名前何て言うんですか、この人。
えっと待って、なんか難しかったんだよな、ちょっと待って。
何人?
あそこが一番気になっちゃってさ。
まあそうだよね。
気になるよね。
しかもなんか、怖いじゃん普通に。
怖い、怖かった。
怖かった、この人に関しては本当に。
キム・チゼフスキー・ニコルス。
ロシア人みたいな名前だね。
そう、でもアメリカのプロのボディービルダーで、
もう本当にずっとこういう生活を本当に送ってる人、こういう体でこの生活を送ってる人。
この人からインスパイアされたとかじゃなくて、この人なんだ。
そう、この人。
もうサイズ感にもびっくりしたし。
でかかったよな。
これ女性の体なのか、
トランスジェンダーなのか?
どういう方なのかなって思って気になって調べたら、
普通に本当に女性のボディービルダーだった。
心も体も女性なんだ、一応。
生まれてこの方。
すごいね。
彼女もじゃあカールに殺された人ってことなのかな?
いやいや、違うでしょ、さすがに。
1:21:00
無理でしょ。
どうやって殺したんだよ、こんな奴。
でもさ、だからなんでこの女がカールの潜在意識の中に現れたのか、私すごい疑問だったの。
いや、そんなこと言ったらさ、馬だってなんでって話になっちゃうじゃん。
何かあんの、あれ理由。
でもさっきから言ったけど、馬はさ、あ、そうか、馬出てくるか。
輪切りの馬ね。馬みたいな感じだから。
そこはだからさ、カールとは関係ないんじゃない?ぶっちゃけ。
でも馬に関しては一応理由があって。
あるんだ。
ダミアン・ハーストっていうホルマリンズ系アーティストの人が、そもそもこの輪切りのやつを作った理由っていうかテーマが、
生者の心における死の物理的不可能性っていう意味わかんないテーマがまずあって、
頭の中で永遠に美しくっていうタイトルをこの作品とかにつけてるんだって、このダミアンさんが。
なるほどね。
そこから見えてくるのは、死んだ後の動物さえも支配しようとする人間の傲慢さみたいなのを伝えたいらしいのね。
ホルマリンズ系の作品から。
死んだ後の動物を支配しようとする人間の傲慢さっていうところを、たぶんこのカールのキャラクターとすり合わせてるんだと思う。
そうだね。
何の関係もないわけじゃないでしょうね。
一応他のやつも全部意味があるらしいんだよね。
読んでると。
元々のこの作品も、さっきのドーンっていう3人女の人が並んで気持ち悪いシーンのやつとかも、
元々のこのドーンを描いた人、ちなみにアイルランド人らしいんだけど、
アイルランドの人が、見るものに違和感を植え付けさせる作品っていうのをテーマにして絵を描いてる人らしくて、
映画の中では、ピーターが意識の中に来た瞬間に、違和感を瞬時に感じさせるっていう意味で、
絵を引用してるらしいんだよね。
そういうのが全部あるのね。
だから、このムキムキマシンのボディービルダーにも意味があるのかなって思ったの。
なんかあるんだろうけどね。
あれは、超ぐるぐるマシンは?
超ぐるぐるマシンは、最後に出てきた本物の絵が、
カールが現実の世界でもあれを見てたから、カールの潜在意識の中でもあれが反映されたってことじゃないの?
1:24:00
そういうことね。
わかんない。もしかしたら、もっとあの絵の言われがあるのかもしれない。私が調べられなかっただけで。
あとさ、カールなんだっけ?
カールスターガー?
カールスターガーの最終形態。
乳首の悪魔。
乳首の悪魔って。
キャサリンが殺したやつ?
そう。あれもなんかあるのかな?乳首。
え?乳首なんかさ、調べられてたっけ?
乳首になんかめちゃくちゃでかい金具つけててさ、そんなんつけてたそれでそれごと乳首引きちぎられてたじゃん。
え?そうだったっけ?
他のところに意識がいるかもしれない。
あってたしか、そんなとこ。
意味あるんじゃない?
あんのかな?
他ももう数えきれないぐらいなんかいろいろ。
ここも引用、ここも意味あるの?みたいな感じだったもん、全部。
まあそういうの面白そうだね、確かに。
1個1個見ていくのも。
なんか調べれば調べるほど、元ネタも置いたくなるんだよね、これを調べてると。
それを見ても、なんかこの映画が好きってことはさ、この監督の世界観が好きじゃないと多分好きにならないからさ、
元ネタを見てもさ、わ、いいなこれって思うんだよね。
なるほどね。
好きな人からすると。
いや、俺は好きだよ、そういうの。
あ、ほんと?
ちなみにマリリン・マンソーの曲はトーニケットって曲だった。
わかんない。
わかんないか。
もしかしたら聞いたことあるかもしれない。
TVでは見たことないかな。
見てもらったら、なんか、あーなるほど、ここから引用したのかってなる。
あれも気持ち悪い映像だけど、とっても。
ちなみになんだけど、好きなシーンとか印象的だったシーンとかありました?
こんだけツラツラ喋った後に聞くのもなんですけど。
だいたい喋っちゃったからね。
最初に聞けばよかったんだけどさ。
私はもうなんか、好きなシーンだらけすぎてって感じなんだけど。
そうだ、いっぱいあるよね。
そう。
なんだかんだ。
そうそうそう。
第一印象としては、やっぱ馬の輪切りが私は好きだったの。
え?
え?
何?
いや、いいよ、いいよ。
知るレアリズム、アートだからね。
待って。
アートだから。
この2対1の構造を早くクリアしたくて知らない。
それ以外、私は虫苦手だけど、虫とかさ、効果的に使ってたじゃん。
それを持ったバッターの飛ぶシーンとかさ。
1:27:01
そうそう、変なゲジゲジ、でかいゲジゲジみたいなのとかさ。
あれこそ、うわ、気持ち悪いけど美しいみたいなさ。
すっごい綺麗な映像としてはさ、虫とかもさ、ものすごい綺麗な映像だったけど、
虫嫌いな私からしたら、うわーって見たくないって思うけど、でも綺麗みたいな感じで。
虫以外もさ、動物も出てきたしさ。
動物ね、なんかあったっけ?
なんかね、鳥とかいろいろ出てきてたんだけどさ。
なんかさ、サブリミナル効果みたいな、挟み込みみたいな描写とかも結構あったからね。
そうそうそう、ほんと一瞬しか映らない。
それこそ、タロットカードの中に映ってた、でっかい鳥が、実際にキャサリンの意識を持ってたりとかさ。
いたね。
なんかちょいちょい虫やら、動物やらを効果的に使うっていうところがさ、私はすごい好きだったなっていう。
なるほどね。
2人はどうでしょう?
俺もいろいろ考えたんだけど、やっぱ結局どれもムキムキマッチョ女には敵わないかなって。
鼻水出ちゃった。
正直なところだよね。
ムキムキマッチョだね。
見た目もそうだしさ、登場の仕方、去るときも全部。
すごかったよ。
合計多分さ、10秒ぐらいしか出てないと思うけど。
10秒ですごい印象を与えてきたよね。
なんかさ、ジェニファー・ロペスめっちゃちっちゃく見えたよね。
どっちかって話だよね。
そう。
Jローが小さいのか、あいつがでかすぎるのか、どうなのか。
気になりすぎてちょっと調べたんだけど。
めっちゃこの人について調べてくれてる。
マジで気になってこの10秒。
キムさんね、このボディビルダーキムさんって言うんだけど。
監督がこの人をなぜか絶対に使いたかったんだって。
どこでさ、この監督はこの人を見つけてきたんだろうね。
タイプなんじゃない?
でもボディビルダーのチャンピオンだから有名な人なんだよね、アメリカでは。
なるほど。
どうしてもこのザ・セルに使いたいって言って、探してたんだよね彼女を。
まだオーディションの時点で。
キャスティングの時点でね。
で、なんか自分の関係者に連絡してもらったら、
たまたまお互い住んでるとこ違うのに、
そのタイミングで2人ともカリフォルニアにいたんだって。
運命だ。
1:30:00
運命だね。
で、そのオーディションに参加できて、形状かもしれないけどね。
監督の心は決まってたにせよ、
オーディションでそのパートをする機会に恵まれて、
直接お会いすることもできて、
やっぱりこの人だってなって、決まったらしいっす。
なるほどね。
監督のセンス、本当もう想像を超えるよね。
私でもそこはちょっと理解苦しみ。
でも良かったと思うけどね。
インパクト半端ない。
一個ぐらいやっぱりそういうさ、馬もそうだけど、
インパクト重視のシーンとかもあってもいいと思うんだよね。
夢のやつだからさ。
CGだと思ってたもん、私あの体。
本当なんだね。
わかるわかる。
なんかデカさ的にもさ、フォルム的にもさ、
マジでCGだと思ってたもん。
でも監督の意図としては、全体的な意図ね、
これ同じ記事に書いてあるんだけど、
この映画の一個のポイントとして、
Impossible to look awayっていう映画にしたかったんだって。
なるほどね、大成功だな。
Look awayって何?
目が離せないみたいな。
なんかいちいち見ちゃう、目が離せない。
それにはピッタリじゃんね、彼女ら。
まさに目離せなかったです。
いや俺も10秒間釘付けだったよ。
私もこのシーンが一番釘付けだった。
なんか成功したんじゃない?
カールの目の前にさ、JLOをさ、ビャーンってさ、捨て去るシーンとか
私もなんか、パーって感じで見ちゃったもん。
あれ絶対マジで痛かったよ、絶対。
本当に投げ捨ててんのかな?
かわいそう。
スタントかね、本物かね。
スタントかな、怖い。
スタントでもあの人に投げ捨てられたら怖いよね。
痛いだろ。
目が離せないってLook awayって言うんだ。
てかまぁ、
Impossibleだからか。
そうそう。
勉強になりました。
って書いてあったよ。
なるほどね。
大成功ですね。
ワリコはどこが好きじゃなくても印象に残ったシーン?
私は印象に残ったっていうか、石岡さんだっけ?
デザイナーの人。
らしいなってすごい思ったのが、
最後のキャサリンの世界に入った時の
鳥が出てくるシーンと桜があるところと
1:33:02
カールを殺す直前の方?
エドワードじゃなくて。
あのシーンは何も考えてなくても綺麗だなって思ったし。
なんか話してる時にさ、枠みたいなのがこの画面に。
ピロピロって出てる。
あれもちなみに引用なんだよ。
あ、そうなんだ。
そうなの?
ちょっと名前忘れちゃったけど、
ああいう感じの絵を描く画家さんがいて、
それの引用で確かに検索したらああいう絵だった。
そうなんだ。
全部元ネタがあるんだな。
そうなの。
あれはでもやっぱさすがのマリコでも綺麗って思ってくれたんだ。
思ったし、あのシーンで白雪姫似てるなって思ったら
あったって感じ。
ああ、なるほど。
同じ監督だった、同じデザイナーだったっていう感じだった。
なるほど、なるほど。
うん。
あそこもいいよね。
なんかあの会話もなんか、
あのキラキラの中でここに残っていいとかいう感じもすごい好きだった私は。
あ、そうなんだ。
って思ったら、
いいシーンだったと思うけど。
いいシーンだよね。
最初あの可愛い子供の頃のカールだったのにさ、
パッて切り替わったらあのほほえみデブに変わってる。
ほほえみデブ最終形態みたいな感じ。
そうそう。
フワーって、あの綺麗な枠の中にほほえみデブがフワーって。
ほほえみデブっていうさ、その呼び方がさ、パンチが強すぎてさ。
ぜひフルメタルジャケット見て。
公式だからね。
2人が言うたびに笑う。
私がつけたんじゃないから。
そうだよね。
公式だから。
ああ、面白い。
フルメタルジャケットファンにもおすすめできる映画なんじゃないかな。
私もそう思うよ。
だってほほえみデブの最終形態みたいでしょ。
そうそう。
なんかさ、ほほえみデブの時はさ、もうちょっと可愛かったじゃん。
最初はね。
最後はちょっと可愛いとは言えないけど、
でもなんか可愛いらしさがあるからさ、
あれはさ、あの映画がさ、ギャップで成り立ってるじゃん。
まあね。
だけどさ、カールスターガーになったほほえみデブなんかもうさ、
本当にもっとデブになってたしさ、
もう言えないで。
もっとデブになったし、なんかあの血色がない感じがさ。
最初誰か分からなかったわ。
髪生えてる時。
でももっと最終形態あるんだよ、ほほえみデブの。
え?
何?何言ってんの?
何言ってんの?
何言ってんの?
彼の一番最近出てたデアデビルっていうシリーズがさ、
マーベルに出ててさ、もっとでかいよ。
もっとでかいの?
だから。
デブ担当になっちゃったの?
なんかね、すごいね、あのギャングの一番トップ、
1:36:03
デアデビル、カタカナでデアデビルで出てくると思うんだけど。
デアデビルってなんか前、デアフレックかなんかやってたよね、昔。
昔もやってたと思うよ。
それはあんま面白くなかったんだよ、確か。
残念ながら、昔ならね。
どれ見たら分かるんだろう?
今送るね。
送って。
ステルもそうだし、フルメタルジャケットもすごい古い映画だからね。
もう20年以上前の映画たちだから。
昔はカール役の人をデアデビルで認識して、
その後、実はジェラシックパークにもいたんだな、からの逆に登ってったから、
デアデビル見てた人にはぜひこの細いカールを見てほしい。
今送ってもらったけど、これなんて検索したら出ますか?
最終形態。
デアデビルのキングピン。
キングピン。
皆さんちょっと検索してみてください。
ウィルソン・フィスクかな?
あれフィスクじゃなかったっけ?
ウィルソン・フィクスって出てるね。
フィクスってあるのか。
なんか跡形もないね、最終形態。
でかくなってんの。
でかいし、ふけたし。
そうかな。
でーふけてるよー。
なんかハゲのデブだから俺の中でずっと。
丸口しか言ってない。
だってそうじゃん。どう見ても。
まあ特徴を言ったらそうなんだけど。
今日カールボロボロに言われてるね。
ほほえみデブから始まり。
ハゲのデブはひどい。
そうじゃん。
でもハゲのデブじゃん。
ずっと。
まあそうなんだけど。
でもだってカールはハゲじゃないよ。
まあね。
ふさふさだったよ。
現実世界ではね。
そうそう、あの綺麗なところにほほえみデブがファってなったとき、うわってなって。
その嫌悪感がまたなんか良かった。
でも結構弱かったよね。
何が?
ほほえみデブ最終形態。
マイクを振ってくれたやつ?
違う違う。
ザ・セルの方で。
ザ・セルの方で?
キャサリンの世界だったからね。
ジェニファー・ロペスの世界の方に乗り込んできたと思ったら。
弱いって、そういう弱いね。
インパクトの話じゃなくて。
ボコボコにされて。
そうだね。
手も足も出ずに死んでったからね。
結構簡単に死んだね、確かに。
マイワールド、マイルールで住んでたもんね。
なんかその辺のルールも俺なんかよくわからなかったんだよね。
あそこは私もちょっとよくわからなかった。
考察しようって気にもあんまりなかったなあそこは。
なんかそう、死んだら負けなの?みたいなさ。
いや、負けっていうか、多分だからカールはもう現実の世界でも、
1:39:04
自分でも多分もうさ、生きてるのつらかったんじゃないの?おそらく。
まあそうね、なんか捕まりたい願望みたいなのがあるとかね。
あったし、だからあの少年のカールがさ、
僕を助けてって言ってたけど、助けてイコール殺してって意味だったじゃん?
うん。
だから多分キャサリンは、
彼がどれだけいろんな思いを抱えてるかっていうのを、
その精神世界に入ったら、
分かったから彼の気持ちを汲んで殺してあげたってことでしょ、多分。
で、殺したら死ぬんだみたいなとこや。
あーそうそう、私もそれ思った。
意識の中で殺したら現実でも死ぬんだ、多分あれ死んだってことだよね。
うん。
私もそこはちょっと、あーそういうシステムなんだとは思った。
そう、かと思えばさ、逆の時はさ、超引きずり出されてもさ、
いきなり違うシーンに変わって何事もなかったみたいな。
It's not realで住んでたもんね。
そう、あとジェニファー・ロペスがさ、
持ってかれちゃうじゃん、こいつの世界に。
うん。
それのなんか、なんで持ってかれたのかみたいなのもさ。
まあ確かに、そう言われれば設定ちょっと甘いかも。
そう、みたいなところがまあ、そうかな、思ったとこかな。
いつ何がきっかけ、その現実と意識の中がわかんなくなって、
ああなっちゃったのか確かに微妙なところだったわ。
ルールがね、ちょっとよくわかんなかった。
まあ確かに。
ってまあ夢だからね。
まあまあ、意識の中だからこう、死裏滅裂でもこうっていうのもあるけど、
まあちょっとずるい気もするけどね。
そう。
映画としては、そう言っちゃったら。
インセプションが悪い。
いやまあね、インセプションは出来すぎてるからな。
でもさ、カールのさ、世界に引きずり込まれちゃった時の、
ジェニファー・ロペスとカールの衣装っていうかさ、
キャラクター私すごい好きだったんだよな。
よかったね。
よかったよね。
あの超ぐるぐる刑罰みたいのもなんかよかったし。
よかったのかな。
よかったね。
え、なんかあそこのグロさがなんかいいじゃん。
なんかそういう発想なんだみたいな。
超にょきにょきって出してぐるぐるしてオルゴール鳴らすってやばくない?
確かに。
どういう発想なんだみたいな。
シュールだね。
そうシュールだよね。
シュールだね。
ほら、シュールなんだよ。
そうそうそう。
まあ言い出したらね、キリがないんだけどね、ほんとに。
なんかあれもこれもなんだけど。
でも私は設定の細かさは確かに言われてみれば思い返せばってとこはあるけど、
全体の流れとしてストーリーとしてちゃんと回収されてたのが私は優秀だなと思った。
優秀ってか、俺は別に回収されないやつはされないやつで、
そういうのも好きっちゃ好きなんだけど、
1:42:03
思いも寄らず、ちゃんと定まれたから物語が。
意外だったよね。
だから珍しいなって思った。
そうそうそうそう、なんかちゃんと回収するんだみたいな。
この手のやつにしては珍しいなって思った。
だからね、こんな美術に時間と、多分だけど時間とお金をかけてこだわりを持ってやってるのに、
こんだけ演出にも脚本にも力を入れて撮れるの、この人すげえなって思ったんだよね。
最後はさ、コマって日本語でなんて言うんだっけ?
渾水状態?
渾水状態になった男の子の治療にもちょっと希望が見えてきたっていう風に捉えてよかった。
そうだね。
逆に自分の世界に呼ぶ方を開発したっていうことだよね。
ずっと相手のところに入り続けるだけだと、結局だから道が見えなかったし、
だけどそれしか、なんていうの?いろいろリスクを考えて許されてなかったけど、
強行突破でやったら、そっちで一発でいろいろ解決したっていうところから、
研究の糸口みたいなのも可能性が広がったっていうお話だよね。
たぶんあれも成功するんだろうな、みたいな。
きっとエドワードも助かるんだろう、今後っていう感じだったから、それもよかったよね。
すっきりまとまってたと思うわ。
そうだね。
ちなみに今思い出したんだけどさ、またほほえみデブの話しちゃうんだけど。
また?
ほほえみデブの奥さんが、この映画を見た後、しばらくほほえみデブのことを拒否して一緒に寝続けなかったらしい。
つらい。
この役を見ても怖すぎて、っていうのを言いたかった。
かわいそうに。
かわいそうだよね。
仕事でやってるのに。
それだけ演技できたってことじゃんね。
頑張ってたね。熱演してたね。
でも確かにフルメタルジャケットもやって、こんな役もやった人の奥さんってどんな気持ちなんだろうね。
確かに。
怖くない。
実際どんな人なのか気になるね。
わかんなくなっちゃいそうだよね。
喧嘩してこいつに怒鳴られたら泣くわ。
泣くよね。
確かに。
フルメタルジャケット見た後にこいつに怒鳴られたらさ。
なんかいろいろ考えちゃうよね。
一旦落ち着こうって。
一旦落ち着こうって。
そう。なるよね。
どうする?だってさ、まりこ旦那が仕事でこの役やってたら、家帰ってきて、まりただいまーみたいな。
1:45:03
私たぶん映画見れないかも。
そっち?
そっちか。
まほうみデブはこれで以上とさせていただきます。
キリがないからね。
このデブはもう。
ひどい。ひどい。
ちなみにさ、ちょっと関係ないけど気になってたのがさ、
なんかチャーリーはさ、前コンタクトの回でも話したけどさ、目に見えるものしか信じない派じゃん。
心理学って信じるのかなってちょっと気になったんだよね。この映画を見て。
心理学ね。
これね。
まあ、信じてるやつと、かなり怪しいと思ってるやつがあるって感じ。
いろいろあるじゃん。心理学って言ってもさ。
全然知らないけど俺、心理学。
例えば、事実としてね。事実として、心に問題を何かしら抱えちゃう人っていっぱいいるわけじゃん。
鬱だったりとかストレスだったりとか、なんでもいいんだけど。
そういう人たちを、頭いい心理学者の人たちが観察して研究して、
例えば分類分けかなんかしてさ、この人はこういう心の病気、こういう心の病気みたいな分類分けして、
それぞれ有効な対処法とか治療法とかを考えてきたわけでしょ、今まで。
それはもう学問じゃん。
そういう。だから治療的な心理学、心の病気を治す感じの心理学は信じてる。
それ以外の心理学ってなんだ。
そういうのが必要な人がいて、それに対して有効な治療法として心理学が使われるっていうのは、もちろん信じてる。
俺がちょっとこれはうさんくせえなって思っちゃうのは、
それが気になる。
例えばさ、病気の人だけじゃなくてもみんなに当てはまる心理学とかで、
例えばよくさ、嘘をつくときは右上を見るとかさ、
なんかメンタリズム的なこと?
そうそうそう、そういうやつ。
あれはうさんくさいというか、まずうさんくさいし、だいぶ精度が低いんじゃないかなって思う。
あの醍醐がやってるみたいなやつだよね。
そう、メンタリスト醍醐とかさ。
あと、なんだろう、催眠術とかもそうかな、ぶっちゃけ。
あー、なるほどね。
1:48:01
催眠術って心理学なの?
催眠術は心理学だよ。
そうなんだ。
催眠療法っていう治療法として。
療法のほうはまだわかるよ。
あれはいいんですけど。
自己暗示じゃなくて、人にかける暗示が懐疑的ってことか。
そうそうそう。
あなたはこれから眠くなるみたいな。
いわゆるね。
あれはちょっとなんかどうなのって思うね。
確かに。
なるほど。
なんか聞く人もいるんでしょうけどって感じ。
いったいどれだけの人がどれだけ聞くのかみたいなね。
確かにさ、なんかよくバラエティとかでもさ、そういう催眠術師みたいな人出てきてさ、
じゃあ手をグーにしてくださいって言って、
私が今からパチンって指を鳴らしたら、この手が開かなくなりますとかってあるじゃん。
そうそうそう、そういうやつ。
あれは確かに私も、開かないです、みたいになってるけど、
マジでわかんないじゃん、テレビの世界って、何でもできるから。
あれは確かに言ってることわかるけど、
でも信じてるところもあるんだよな、私。
なんかね、全くの嘘ってわけではないと思うんだよね。
なんか経緯があってそういうのがたぶんできたわけで、
なんか研究とかしてるのか知りませんけど。
だから俺が言ってんのは、制度の問題。
制度がたぶん実情的っていうのは低すぎると思うんだよね、そういうやつ。だいたい。
なるほど。
その病気の人の治療法ってやつがさ、まず病気の人だけっていう時点で的が絞れてるし、
しかもさらに分類分けして、その分類ごとに対処法があるわけでしょ、たぶん。
だから的がすごい絞れてるんだよ、ある意味。
なるほど。
で、その一方、対処法がさ、誰であってもいい、健康な人でも、心がちょっと病んでる人でも、
なんか日本人でもアメリカ人でも何でもいいさ、
催眠術とか、右向いたら嘘つくとか、
例えば右向いたら嘘つくも、たぶん何かしら理由があって、そういうこと言う人がいるんだろうけどさ、
これは何?例えば男と女でも一緒なの?とか、アメリカ人でも日本人でも一緒なの?とか、
子供は?大人は?とかさ。
なるほど。
そういうの全体がさ、どんどん生まれてきちゃうじゃん。
なるほどね。
全体が多ければ多いほど、制度っていうのが俺的には落ちると思うから。
確かに。
だから、そういった意味で信用してない。
なるほど。
でも心理学全体を別に否定するわけじゃないっていうことね。
全体ではないよ。
例えば全員に当てはまるやつでもさ、プラシーボ効果とか、だって心理学だよね。
あんなのってさ、誰だって経験したことあるでしょ、たぶん。
1:51:01
俺だってあるし、実際に経験してるから、俺は信じてるよ、もちろん。疑いはないよね。
なるほど。
だから、
自分が経験してるかどうかが結構基準になってくるってことか。
それはでかいね。
なるほどね。
催眠術とかも経験したことないっていうのがでかいかもしれない。
なるほど。
だから、あれだもんね、宇宙人も今来いってやったんだもんね。
うん、そう。
そうだよね。
でもそれで来たことないから信じてないんだもんね、お化けとか。
来なかった。
来なかったんだもんね。
うん。
ちなみにさ、まりこ、コンタクトの回いなかったけどさ、どっち派なの?
見えるものしか信じないのか、見えないものも信じるのか。
基本的な脳みそはチャーリーに近いかな。
ふたりのも聞いたけど。
うんうんうん。
ただ、願望っていうのはあって、
いやー、なんかもうちょっと見えたらいいのに、感じ取れたらいいのにとか、
思ったりするんだけど、
いやー、むずかしいね。
まじで、ちょっと目に見えるもの。
チャーリーとほぼ一緒だね。
そうだね。
気が合いそうだね。
じゃあ、目に見えないもの見たことあるっていう人の存在自体は否定してないってこと?
うん。
その人が、いや嘘だよ、みたいなとは思わないってこと?
化け見たなんて嘘嘘、みたいなさ。
思わないよ。
あ、そうなんだ。
いや、俺は嘘くせえって思うけど、
人によるけどね。
まあまあまあね。
かといって、証拠もないしなって感じ。
クソって感じ。
言ってたね。
うん。
じゃあ、まりこ的には心理学はどうなの?
うん。
信じる?
心理学は信じてるかな?
催眠術とかさっきチャーリーが言ってたのも含め?
催眠術はさっき心理学なの?って聞いちゃったぐらい、心理学に入るって知らなかったんだけど、
その睡眠療法とか誘導っていうのは確かに使ってるし、眠れないときとかね。
療法としては確かにね、チャーリーが言ってた通り、信じるし使えてるなと思うんだけど、
はい、寝なさい、パッって言ってガクンって寝るかって言ったら、信じない。
確かに。
信じらんないよね、あれね。
そうだね。
だからさ、
チャーリーがさ、自分が体験したことは余計わかるって言ってたじゃん、さっき。
それをベースにして信じるか信じないかジャッジするじゃんね。
他のがさ、マリコはさ、マリコ主体で常に考えてるもんねって言うじゃん。
そうだっけ、今ピンときてないの。
私の物の見方が常に私の経験ベースだって。
1:54:00
あー、はいはいはい、そうだね。
言われるんだけど、私も私の経験ベースの物事を基本、私の経験っていうフィルターを通して見てるから。
マリコは、例えばその共感っていうところで、その話に共感できるかどうかは自分が体験したかどうかでしか話さないから、私が多分そう言ったんだよね。
そう、っていうところもちょっとチャーリーと被るなと思って。
なるほど。
物の見方がね、話し方は置いといて。
だからチャーリー派かな。
なるほどね。
私はさ、気になった、なんでこれを聞いたかって言うと、心理学の勉強を最近してるのね。授業を取って。
で、私は、前も言ったけど、見えないものを信じてる派だからさ、の人だから、2人とはまたちょっと違うんだけど、
でもその心理学ってまたそういうさ、ちょっとスピリチュアルとは全然別じゃん。学問だし。
私からしたら、科学がベースにあるものだからさ、心理学って。
だからこそ、でもその科学だけじゃなくって、そういうちょっとスピリチュアルチックな要素も勉強しててわかったんだけど、やっぱ入ってくるんだよね。
で、その心理学をいろいろ勉強してみてわかったのは、そのちょうど間な気がしてるの。
なんかその見えないものと見えるもの、それぞれ信じる人の間にあるのが、なんか心理学な気がしてて、
なんかそのスピリチュアルを信じる人にも、科学を信じる人にも、なんかその架け橋になるのが心理学なのかなって感じたのよ、勉強してみて。
なるほどね。
心理学を使えば、今私はもちろん科学も信じてるけど、スピリチュアル的な、目に見えないものを信じる人間として話すと、
心理学を使えば、なんか科学を信じる人と分かり合えるのかなって思ったんだけど、どうなのかなって思ったの、それを。
うーん。
うーん、まあ俺は、心理学っていろいろありすぎて、困るなって感じ。
うーん、なるほど。
なんか、心理学を信じるとも言えないし、信じないとも言えないしって感じで、一個一個かな。
幅が広いからね。
そう。
例えばなんかさ、全然、じゃあ、うーん、ちょっと実際のあれは分かんないけど、さっき言ったさ、プラシーボ効果とかさ、
うーん。
なんか例えば、プラシーボ効果っていう言葉はさ、結局科学で証明されたから、そういう言葉ができたわけじゃん。
うーん。
認識されてるわけだよね、そのプラシーボ効果っていうものとして。
うーん。
それ、言葉がない、分かってないときはさ、なんか分かんないけど、例えば、ただの水なのに、それでお酒と思って飲んだら酔っ払ったとかさ。
うーん。
それってなんか、その事象だけ見てると別にさ、なんて目に見えないものじゃん。
うーん。
だけど、それが科学的にこうやって、こうやって、こうやって証明されてて、なんか、科学の言葉を使うとプラシーボ効果っていう名前もあるんだよって言った瞬間に、
1:57:09
そういう、なんか、科学側の人は、ああ、なるほどって納得できるのかなって思ったのよ。
うーん。
意味分かる?
うーん。
うーん。
科学で証明されてるんだよ、科学とか心理学の世界ではこういう風にそれを呼ぶんだよって言われたら信じるものなのかなっていう疑問。
まあ、多分俺的にはね、認識できるかできないかが一番でかいと思うんだけどね。
認識できるかできないか。
だから、まあ、経験、自分で経験したことがあるかないかっていうのがね。
じゃあ、科学で証明されてるかどうかは関係ないってことか。
うん。だってさ、別に証明されてなくてもさ、ああ、なんかあの、今言ってたみたいなさ、酒だと思って飲んでたけど、水だと思って、
酒だと思って飲んでたけど、実際は水だけど酔っ払っちゃったっていう。
酔っ払っちゃってたんだよね、みたいなの。
俺もそれあるわ、みたいなの、絶対なるじゃん。
自分でも経験してるし、周りの人間がでも経験してるし。
そしたら、多分、相当なんかこう、セオリーでもない限りは疑う余地ってないよね、普通は。
なるほど。
うん。
それがなんか本当であれ、嘘であれ、信じるしかないでしょ。
なるほどね。
うん。
まあ、じゃあ学問になってるからといってっていう感じか。
そうね。
そうなんだ。
まりこは?
私はどうだろうな。
今、リアルに何かを、そうやって聞かれてるわけじゃないから。
じゃあ、例えば、お化けが見える見えない問題が科学で証明されたとしたら、
こういう、なんかわかんない、周波数がなんちゃらで、みたいな。
全部、条件調べたら、こういうことで、こういう条件がそろったら、こういうときには、本当にお化けは見えます。
で、科学で証明されて、その事象のことをなんちゃらって言いますって言われたら、信じる?
ああ、私信じちゃうね、きっと。
ああ、そうなんだ。
まあ、じゃあ人によるのか。
なんかさ、逆に私が話す側だったときの体験なんだけど、
うん。
どういう内容だったか忘れちゃったんだけど、
ヨガとかさ、ちょっとスピリチュアルな世界じゃん。
で、そのアイルベイダーとかヨガの話をしてたときに、
私の父親が全く話を聞いてくれなかったのね。
スピリチュアルな世界だから。
うん、まりこのお父さんは、科学派なのね。
そう、で、しかも、ざっくり言うと、仕事も医療系なの。
だから、ザ科学人間なのね。理系だし。
2:00:03
で、そのアイルベイダーとかヨガとかスピリチュアルとかって言ってたときは、
全然、うーんって感じだったくせに、
でも、これこの心理学のこの教授が研究しててさっていう言い方に変えたら、
ああ、そうって変わったんだよね。
なんてわかりやすいっていう。
だから、そうやって信じる人もやっぱりいると思う。
なるほど。
じゃあ、架け橋になりうると思っていいのね。
うん、架け橋になりうると思う。
なるほど、よかった。それが知れて。
まあ、なんだろうな、俺はもう心理学とか、内容にかかわらず、
具体例っていうのは、やっぱりその信長性をあげるのにさ、
うーん、なるほど。
大きく作用すると思うんだね。何事にも。
うんうんうん。
心理学者のなんとかさんがこういうことを言ってましたよっていうのは具体例じゃん。
うんうん。
でも、本当にそんな人いるのとか、詳細はどうなのとか、疑問は生まれるけど、
でも、やっぱりその具体的な例が一個やっぱり出てくると、
お、なんか本当っぽいなって誰でもなるんじゃないかなって思うけどね、俺は。
なるほどね。
なるほどね。
でも、それを言い始めたらさ、私どんなに説明されてもあんまり納得できていない話があってさ、
うん、何?
あの、なんかさ、マリア様のさ、奇跡のなんか、
うんうん、ファティマの予言。
マリア様が見えたみたいな、そう、ファティマとか聞いたことある?チャーリー。
ない。
なんかメキシコとか日本の秋田とかで起きてるんだけど、
秋田の件で言えば、なんかその、秋田にあるカトリック教会の、
マリア様が泣いてたとかね。
黒い涙流してたみたいなやつ?
そう、なんか何件もあるの。
マリア様の像が泣いてた、黒い涙流してたやつもあるし、普通に泣いてたやつもあるし、
空にマリア様が現れて、何千人にも話しかけて、みんな聞いてたから、みんな証人だっていうやつとかね。
いろいろあるんだけど、それは科学的証拠があるやつもあるの。
なんかその強い光が出て、その光で焼けちゃったその時の、
跡が涙みたいに見えるみたいな?
じゃなくて、実際にその光で写ったマリア様の影が残ってる証拠とか。
結構、見えちゃったじゃなくて、本当にみんな見えてたんだっていう証拠もあるんだけど、
そこまで証拠があっても、
うーん、本当か?って思っちゃう。
なるほど。
2:03:00
だから、証拠があがっても、具体例があっても、
科学的に説明されてても、うーん、っていうものもある。
なるほど。
あと何百人も見てる、何千人も見てるって言われても、
うーん、ってなってる。
なるほど。
もう、それはあれだね、多分信仰とかの方にまた繋がってくるんじゃないかなと思うんだよね。
まあね。
だから、ちょっとその事件は知らないからさ、分かんないけど、
マリア様なんかを何百人だか何千人だか見たってところまでは、
まあ、本当なんじゃないかなって思うんだけど、
たまたま光の加減が奇跡的にその後だけなんじゃないの?みたいな風に俺は思っちゃうよね。
その裏にそれが神様からのサインだとか言われると、
ちょっとそこまでは信じられないわけ。
みたいな感じなんじゃないかなって思うけど。
なるほどね。
私、今の話を聞いて思ったのは、
自分でこんな話題をふりかけといて、こんなこと言うのもなんだけど、
結局それを自分がそのトピックに関してね、信じたいと思ってるかどうかな気がしてきちゃった。
あ、そうそうそうそう。それ強いと思うよ。
すごいなんか自問自答して解決しちゃった気分なんだけどさ。
それよくダニエルに言われる、旦那に言われる。
なんかまあ信じたいと思ってるかっていうのもそうだし、
あとそのトピックに興味があるかっていうところもって思ったな、今。
なんか別に私そういうなんか見えに見えないものも信じるけど、
なんかそのマリア像が泣いてたみたいな話、別に嘘だとも思ってないけど、
なんかいや絶対本当でしょーみたいな、あるよあるよっていう感情っていうよりは、
まあまあそういうこともあるでしょう、ぐらいな感じで今聞いちゃったから、
そのマリア様の銅像が泣いたことに関して、
私がそのトピックにどれだけ興味があるかっていうのと、
別に信じたいって思ってるかどうかみたいなところが今デカいなって思っちゃった、聞いてて。
それは多いにあると思うわ。
信じたい信じたくない問題は絶対あると思う。
信じたいって思ってたら科学的だろうがスピリチュアル的だろうが、
必死にそれを証明するものを自分が追い求めるわけじゃんね。
そう。
となると別に心理学だろうが何だろうが架け橋ではねえなって今思っちゃったな。
あー難しい。難しいわ。
難しいね。
難しいね。
架け橋にもなり得るけど、
信じたいと思ってなかったらもう無理だからね。
ちょっとディープだわ。
そうだね。
ちょっとこれはここまでにします。
2:06:02
映画の魅力はたっぷり話せたので、
まだまだ話そうと思えばいっぱいありますけどもちろん。
今日はおすすめの映画で終わりにしたいと思います。
了解です。
まりたんは今日もお休みでいいのかな?
いやまさかこの映画から思いつかないよ。
チャーリーはなんかありますか?
俺一個あるんだけど、
すげえかぶりそうな予感してかぶったら悪いからかの先にいっていいよ。
いや大丈夫100%かぶんないからいって。
ほんと?
うん。100%かぶんない。
じゃあかぶんないと思うから言うわ。
かぶったらめっちゃ笑う。
実は俺同じ監督のやつで一個だけね、見たことあるやつがあったんだよ。
調べるまで気づかなかったんだけど。
それはさっき言った落下の王国。
まじで?落下の王国見てたの?
そうなの。で、たぶんかのはちょっと知ってるからそのリアクションなんだろうけど。
ちょっとっていうか私落下の王国大好きだよ。
え、見たの?
見た見た。落下の王国を見てこの監督を知って、他の映画も見たいって思ってザ・セルを見たの。
どうやって見たの?落下の王国。
DVD借りて見た。
あ、そんなとこあったんだ。
うん。
落下の王国って2年ぐらい前に俺テレビで見たの。
え、テレビでやってたの?あれ。
そう、話題になったの。
へー、そうなんだ。
2年ぐらい前に話題になってテレビでやるってなって。
で、それで見たの。知らなかったんだけどそれまで。
で、マリコ何の話してるのって感じだと思うけど、この映画すげえ今激レア映画みたいな感じになってて。
ブルーレイとかも全部廃盤になっちゃってて。
そうなの?
そう、買おうとすると値段が2万とか3万とかするらしいのよ。
そうだったんだ。
そう、だからどこで借りたのか知んないけど、それめちゃくちゃラッキーあったとしたら、そのDVD屋さんあるってことが。
そうなんだ。
確かにもともとその辺に全然あるものじゃないっていうのは認識してたけど、そんな廃盤になるまでレアになってたんだ。
そう、だからなんで廃盤になったのか知らないけど、もうだから作ってないんだよね。
だからプレミアみたいな感じの値段が上がっちゃってて。
で、そういうプレミアの映画がまさかの地上波でやるっていうのが、2年前くらい、2年か3年くらい前の年末に話題になったのよ、日本で。
そうだった。
そう、で、ネットニュースとかになってて、それで気になって録画してみたの、実家で。
で、ちょっと会議的だったんだよね、これも関しても見るまでは。
2:09:00
なんかまたスピリチュアルっぽいやつだよって思って。
そういうのもちょっと好きなんだけど、ちょっとそういうの危ないじゃん。
言ってることはわかる。
だからそんなに期待してなくて、でもなんかすげえなんかみんなとんでもない作品だぞとか言ったから、ちょっとこれなんか過大評価されてそうだなと思って。
その起承価値によって、フォアグラみたいな感じでさ、その起承価値の方になんか引っ張られてる感がしてたんだけど、見たらめちゃめちゃめちゃめちゃ良かった。
いや、半端なく良かった。
でしょ。
で、同じ監督の作品なんだけど、こっちは気持ち悪くないよね、全然。
そう。
こっちをお勧めした方が良かったのか、もしかして。
見れないからこれ、普通は。
あ、そっかそっかそっか。
これ、俺セルより数段好きだね、ぶっちゃけ。
なるほど。
で、まああらすじを説明すると、半身不遂のスタントマンがいるのね。仕事で、仕事中に事故って半身不遂になっちゃったの。下半身。
で、もう絶望で自殺したいみたいな感じ。で、病院に入院してるんだけど、その入院してる病院で腕折っちゃった入院してる少女に出会うのよ。
で、少女が入院中暇だから男に絡んできて、流れるスタントマンの男が少女に向けておとぎ話を、作り話なんだけど、し始めるのね。
基本的にその話。
で、男が即興で作ってるこのおとぎ話を少女がそれを聞いてて、その少女がその映像を映画で映像として見せてくれるのね。
で、それがねすごい綺麗なんだよ。
なんかもう、なんかちょっと似てるのはザ・セルのさ、最初と最後のなんとかくんの。
サバック。
そう。
エドワードのサバックの世界ね。
そう、あれの雰囲気がちょっと似てる。
そうだね。
多分東欧とか中東あたりで撮影したやつで、調べたんだけど、何十カ国も世界旅して、ロケハンして、綺麗なところを。
12区くらい持ってんだよね。
忘れたけど、撮ってるらしくて。
で、その映像美っていうのがすごい売りで作られたやつなんだけど、これまたちょっとセルと似てて、意外と話もしっかりしてんだよ。
意外とってかめちゃめちゃしっかりしてると思う。
めちゃめちゃしっかりしてるし、すごいよくできてる。
で、男がする作り話は結構割と単純なのよ。
2:12:02
悪い領主がいて、それをやっつける正義のグループがいて、そのリーダーがスタントマン自身みたいな。
で、これこれこうやって悪いやつを倒していくんですよみたいな話をしていくんだけど、
スタントマン自身は未来がないからさ、自殺願望があるわけよ。
だからこう話を女の子のためにしてあげるんだけど、ちょっと疲れたりとか一息ついたりしたら、
じゃあ一旦ここでやめようって。女の子はえーってなるね。続き聞きたいってなるけど、
じゃあ続きが聞きたかったら薬の部屋に忍び込んで睡眠薬盗んできてよとか。
それ持ってきてくれたら続き話してあげるみたいな感じで。
自殺の手伝いさせようとするのね、その少女に話を出しに。
でもその話自体もすげえ即興の作り話だから、
その男の感情とか体調がストーリーに反映されちゃうのね。
だから睡眠薬飲みながら話してたら、
睡眠薬飲んで眠くなってるこの感じがストーリーに反映されて。
いろいろあって死に損なっちゃったら、
もどかしい絶望感みたいなやつがストーリーに反映されてるみたいな感じがするの。
ちょっとね、言葉じゃ使いづらいんだけど。
そうだね、難しいよ、これ説明すんの。
で、女の子がね、かわいいんだよね。
かわいいんだよね。めっちゃ言いたかった。
美少女じゃないんだけど、愛嬌があって。
そう、愛らしいんだよね。
無邪気でかわいいのよ。
で、俺がすごいこの映画のよくできてるっていう思う部分は、
映像がすごい美しいっていうのはもちろんなんだけど、
この男の話という話ね、これ作り話だから、
ストーリー自体もすげえチンプなのよ。
中身は全然ないし、感情とか体調とか反映されてるっていうのはあるんだけど、
全然素人が作ったみたいな話なんだけど、
もう少女にとっては大冒険の話なわけ。
少女は聞いててワクワクしちゃっててね。
で、なんか悪いことが起こって、
誰かの登場人物のいいやつが怪我しちゃったりとか、死んじゃったりとかしたら、
本当に少女悲しくなっちゃうの。
かわいいよね。
そう。
で、敵の大ボスと戦いみたいになって、
ヒーローのほうが負けちゃうみたいな風になったら、
もう負けないで負けないでみたいな。
頑張れ頑張れみたいな。
頑張れ頑張れみたいになるんだよ、少女のほうが。
で、それと見てる側が同じ気持ちになれるの。
少女に感情移入できるからさ。
それがチンプなストーリーに対して、
少女の気持ちでワクワクしながらそこも見れるっていうか、
2:15:04
っていう部分があって。
で、それだけじゃなくて、
作り話と同時並行で、現実世界でもストーリーが進んでいくのね。
自殺した男は結局最後どうなるのかとか、
女の子との関係はどうなるのかとか、
っていうのが同時進行してて、
それも上手くできてるわけ。
だからこの映画として、
このストーリーテリングがしっかり成り立ってるのね。
だから最初に言ったけど、
すげえ最初は過大評価かなって自信あんきになってたけど、
見たら最高だったっていう話。
いや、チャーリーがまさかこれを見てて、
しかも好きって言うなんて思わなかったわ。
うん。落下の王国。
いや、落下の王国。
実は私、セルよりも落下の王国の方が好きなんだけど。
あ、そうなの?
うん。
より断然好きだね、こっちの方が。
あ、ほんと。
いやなんか、2人に見てもらうとしたら、
受け入れられやすいのはザ・セルなのかなと思って。
いや、頭おかしいでしょ、それ。
その考え、頭おかしいよマジで。
あれ?
あれー?
いや、これこそ俺なんだろうな、
誰にでも楽しめると思うけどね。
あと、ザ・セルがアマゾンプライムで見れるようになってたからっていうのはあるけどね。
ああ、まあそりゃそうだね。
日本だとこれすごい入手困難な作品になっちゃってるから。
そう、さっき調べたんだけど、
オランダでブルーレイないかなって探したら5ユーロで売ってた、普通に。
え?
なにそれ。
字幕があるかないかなんだろうな。
日本語字幕版が値段上がってるんだろうね、廃盤になって。
なるほどね。
だからこんなにいい絵がなんで廃盤になっちゃったんだろうなって思うわ。
なんでだろうね。
事情わかんないけど。
でもそのプレミアがついてるから高評価されてるって絵かじゃなくて、
俺もほんと見た上で言うけど、間違いなくめちゃくちゃいい絵がこれは。
素晴らしいね。
だからもし見る機会があったら。
でも結構話題になったから、
俺の予想ではなんかどっかがさ、
アマゾンプライムだかネットフリックスだか知んないけど、
どっかがなんか配信で開始するんじゃないかなと思うんだよね。
重要あるからさ。
それ気になってる人はちょっと気長に待って、
我慢できない人は2万円でブルーレイ買ってもらって。
いやでも正直2万円払う価値あると思う。
まあそうだね。
でも見たことないものに2万円ってなかなか。
まあまあそうか。
見た上では。
ペントナトもさ、オーディエンススコアこっち85だよ。
だからこっちのほうが一般系いいんじゃない?
いや当たり前だよ。
当たり前当たり前。
はーい。
2:18:02
そうか。いやでも私はどっちも好きだけどね、撮っても。
でもなんか、まあもちろんちょっとジャンルっていうかさ、
全然またちょっと違う。
同じ監督で映像日っていうところだったり、
そのちょっとさ、想像の中の世界とか意識の中の世界のシーンと、
現実の世界が同時進行するみたいなところ。
で、この映画の作り方としては類似やっぱりしてるんだけど、
似てるね。
うん。世界観はまたちょっと違うから、それぞれ良い。
うん。
そうか、でもオススメするけど見れないんでしょ?この映画。
見れないんで。
俺は見たよっていう自慢だと思って聞いてもらえれば。
ひどい。ひどい。ひどいわー。ひどい。
しかも結構気になっちゃったっていう。
俺本当にこれね、誇張抜きで人生トップ10ぐらいには入れてもいいかもしれない。
うん。
マジで。ぐらい良かった。
いやこれはね、本当お話もいいし、
そのなんだろう、なんか想像の中の世界をああいう可視化してるのがやっぱ素晴らしいなと思うし、
想像の世界だからこそああいう世界観になるっていうか、
このセルもそうだけどカラフルだったり、変なものが急に出てきたりとか。
うん。
さあ、なんだろう、それこそなんかさ、子供の頭の中ってこういう感じなのかなみたいな。
うん。
っていうのが映像として表現されてるのが素晴らしい映画だよね、これは。
素晴らしいね。
うん。美しいんだよね。
あれとちょっと似てんな。あの、ネバーエンディングストーリーって知ってる?
うん。
見たことない。
そう。それ好きなら多分好きだと思うよ。
ああ、そう。
てかなんかちょっと設定がさ、若干似てんじゃん。
そうなんだ。私見てないか分かんないけど。
ネバーエンディングストーリーをリピートしまくって育ったのが私。
うん。
え、じゃあ、うわー見れないんだ。
好きだと思うよ。
ネバーエンディングストーリーとかさ、なんだっけ、ベッドタイムストーリーみたいなやつなかったっけ?
なんか。
うーん、なんかあったね。あったあった。
ベッドタイムストーリーが本当になっちゃうやつ。
うーん。
てかちょっとノリ似てっかな。
なるほど。なるほどね。
なるほど。見やすそうだね。
めちゃくちゃ見やすい。
いや、でもなんかさ、結構ゆっくり時間が流れる感じの映画だから、マリコそんなにかなって私は思ったんだよね、落下の王国は。
長くなかった気がするけど、長かったけどね。
いやいやいや、映画の時間自体が長いんじゃなくて、なんかマリコずっしりどっしり映画家系苦手って言ってたからさ、
うん。
割とこう、なんだろう、テンポがいいっていうよりは、こうじっくりさ、あの映像日とか、2人の女の子とスタントマンの感じをこうさ、じっくり楽しむ。
2:21:00
テンポいい。テンポもいいと思ったけどね、俺は。
あ、ほんと?
この映画。
いや、私から、私的にはすごいテンポいいやつだけど、なんかそういうのが苦手な人からしたらテンポいいって捉えられないのかなと思って、ちょっとオススメできないなと思ったんだよね、マリコには。
いや。
そんなことないかな。
全然テンポ、なんかその、だれる瞬間もないし。
うん。
そうだね、だれはしないね。
うん。
テンポが全然悪くないと思うよ。
あ、その2人がオススメしてるって気になるわ。
ね。
これはほんとに美しいよ。お話も美しいし映像も美しい。
うん。
でも見れないんでしょ?
見れない。
私の家の近くのツタヤには置いてるんだけど。
あ、待って、アメリカのDVD見てくるわ。
あ、いいじゃん。
あ、そうして?
うん。
セリフもね、そんなにないんだよね。
そうそうそう。そうだね。
で、なんか女の子の英語も下手くそ。
女の子がネイティブじゃないんだよ、英語は。
そう。
それがまたかわいいんだよね、あの歯抜けの口でさ。
そうそうそうそう。
二言の英語を頑張って喋ってる感じがまたかわいいんだよね。
そう。で、男の人も女の子に向けて英語で物語を話してるから、
字幕とか多分なくても全然見れるぐらいだと思う。
そうだね。
なるほど。
うん。
なんか、落下の王国っていうタイトルがさ、いいよね。
うん。
なるほど。
大おすすめですね。この映画。
いやー、そうだね。私もおすすめするわ、これは。
気になっちゃった。
2万円払ってください。
そうだね。
いや、見た人ならわかると思うけど、私は見た上で2万円だったら払ってもいいなって思っちゃうわ。
そうなんだ。
うん。そんぐらい価値のある映画ではあるよ。
アメリカのアマゾンで買ってください。
そうだね。
それか、カノンチの近くのスパイアで借りてください。
うちに泊まりに来たら見れます。
そうなんだ。
ほんとだ、メルカリでも高い。
いくらいくら?
一番安くて、8888円。
ほう。
一番高くて、21900円。
うん。
8000円なら。
平均9000円とか1万円。
なるほど。
ちょっとなんか値段下がってる感じするな。
ほんと?
なんか俺が話題になってたときもっと高かったんだよね。
なるほどね。テレビでやってたときは一番話題になったんじゃない?たぶん。
そっから2年たってるから。
たぶん話題になったから、え、じゃあこれそんな高く売れるの?って出品するやつが増えたのかもね。
そうだね。
もしかして。
あり得るあり得る。
それでもまだ高いけどね。
まあ、普通に考えたら高いよ。
レア映画だけど、めちゃくちゃ面白いんで見てください。
そうだね。
はい。
はーい。
じゃあ私のおすすめを話そうかな。
2:24:00
ちなみに、なんで100%かぶらないって言ったかっていうと、
今日は映画じゃなくて、ちょっと本を紹介しようと思ったからです。
なるほど。
それはかぶらないね。
たぶんみんな知ってるんだけど、意外と読んだことがない人も多いんじゃないかと思うので、
この機会に改めて、より多くの人に読んでもらいたいので、紹介します。
はい。
星の王子さまです。
いいね。
はい。
星の王子さま、私大好きなんだけど、
みんなも聞いたことはあると思うし、表紙とかは見たことあるんじゃないかなと思うんだけど、
ちなみに、一応映画化もされてます。アニメーションで。
で、その映画を見たけど、映画は別にそんなよくなかったので、本読んでくださいって感じなんだけど。
星の王子さまって、フランスの絵本、絵本っていうか自動書って言われてるんだけど、小説とかではなくて、
で、この本のテーマとして有名な言葉があるんだけど、
本当に大切なことは目に見えないっていうのが、大きなテーマなんですよ。
で、なんでこの本をセルの時に紹介したいかっていうと、
さっきからしきりに言ってる、美しさの矛盾っていうか、
恐怖の中にある美しさみたいのを学ぶことができる本なんですよ、この本は。
なるほどね。
で、それを初めて理解できたのが、この本なのね、私、その感覚が。
この本のあらすじというか、紹介すると、
サンテグジュペリっていう作者がいるんだけど、
この人が書いたフランスの自動書で、
この子供が体験する大人への失望感みたいのをテーマに書いていて、
で、僕が主人公なのね。
モデルは自分自身、サンテグジュペリ自身なんだけど、
主人公の僕が王子様に出会って、
過ごした10日間の物語が書かれてるんだけど、
サハラ砂漠にね、それこそ不時着するの。
この飛行機の操縦士である僕は。
で、周囲には何もないし、水とかも1週間分ぐらいしかないし、
飛行機が壊れちゃって、どうしようってなって、
その飛行機を1人サハラ砂漠のど真ん中で修理をするのね。
で、その修理してるときに、
なんか、おもむろに1人の少年と出会うの。
で、その少年が小惑星から来た王子様なのね。
それが星野王子様なの。
そう。で、その王子様は別の小惑星にもともと住んでるんだけど、
2:27:05
とある理由があって、地球にやってきて、
地球にやってくるまでに、別の惑星に6つ訪れてるのね。
で、最終的にたどり着いたのが地球なの。
で、そこでたまたまその僕に出会うのね。
で、その僕はその王子様に出会って、
なんで王子様がこの地球に来たかっていう話から始まり、
そっから、自分の住んでた小惑星を出て、
6つの星を訪れたときのお話を王子様が聞かせてくれるの。
で、そのお話が、その本のお話なんだけど、
その王子様はB612っていう星に住んでるのね。
で、そこで一生懸命育ててた一輪のバラがあるの。
で、そのバラと喧嘩しちゃって、
そのバラに言われたことで、傷ついた王子様は、
ちょっと拗ねて、その星を出てきちゃうのね。
それが、自分の星を出た理由なんだけど、
ちょっと拗ねて、自分のB612を去った後に、
6つ星を訪れるんだけど、
その訪れた星々に、いろんな人が住んでるわけ。
いろんな人というか、それぞれ象徴する人が住んでるんだけど、
一つ目に訪れた星にいるのは、王様が一人いて、
権力ばっかり誇示して、威張ってばっかりいる王様がいる星。
で、二つ目が、うぬぼれや、人によく思われたい、
称賛されたい、みたいな人がいる星。
で、三つ目が、ノンベイ、ノンダクレーの自暴自棄の男の人が住んでる星。
で、次が実業家で、お金の計算ばっかりしてる星、人がいる星。
で、その後が、点灯符、外の街灯の明かりをつけたり消したりして、
自分の果たさなきゃいけない任務にばっかり夢中になって、
それだけで一日が終わっちゃう、みたいな人がいる星。
で、最後に訪れたのが、地理学者がいて、
知識はあるけど、いろんな地理の知識、ここにはこういう山があって、
ここにはこういうところがあって、星がこうこうあってっていう知識ばっかりあるけど、
現場に一回も行ったことのないっていう地理学者がいる星、みたいな感じで、
それぞれ星を象徴する大人がいるのよ。
で、その星々で王子様は、大人たちといろいろお話をするんだけど、
それが皮肉にも、この地球上でよくいる、そういう大人の汚いところとか、
すごい恥ずかしいところとかを象徴している人ばっかりを描いてて、
すごい皮肉めいたお話なのね。
2:30:00
で、王子様は子供の視点として、そういう威張っている人とか、うぬぼれている人とかを見て感想を言っていくのよ。
それが、子供の見てる世界視点として描かれているんだけど、
最終的にその全部の星もあるんだけど、どの星もなんかつまんないなーってなって、最終的に地球に来るのね。
で、地球に来て、修理している僕に出会うんだけど、その後にキツネと出会うのね。地球で。
で、その出会ったキツネとの交流で、王子様はものすごい人生にとって大切なことを学ぶっていうお話で、
その王子様が学んだことって一体何だったんだろうっていうのが、この本のあらすじになるんだけど。
それが目に見えないものがどうのってやつじゃなくて、違うの?
あ、そうそう、それだけじゃなくて、いっぱいメッセージが詰められてるんだけど、
本当に大切なことは目に見えないっていうことなんだけど、本当に大切なことってどういうこと?なんで目に見えないの?みたいなことが書かれてるんだよね。
それをキツネが最終的に教えてくれるっていうか、キツネとの出会いで王子様が気づくんだよね、それに。
なるほど。
で、なんで私がさっき言った恐怖の中の美しさみたいなのにこれが関連してるかっていうと、
この本の中には、本当に大切なことは目に見えないとかを含め、いっぱい名言が書かれてるんだけど、
いろんな大人が聞くとちょっとグサッとくるようなことがいっぱい書かれてるんだけど、
その中に、砂漠が美しく見えるのは、どこかに井戸が隠されているからだっていう言葉があるの。
それを聞いたときに、私すごいはぁーってなったのね。
これを聞いて、たぶん分かる人と分からない人がいると思うんだけど、
私も最初聞いたときは全然意味が分かんなかったんだけど、
なんで井戸隠されてるから砂漠美しいと思うの意味分かんないって感じだったんだけど、
その意味があるときふと分かったときが、すごい嬉しい気持ちになって、
すごいこのまた星野王子様の魅力を知ることができたのよ。
それ本読んだだけじゃ分かんないの?その意味。
分かる人もいると思うし、分かんない人もいると思う。
しっかり説明されてるわけではないんだ。
そう、全部この本当に大切なことは目に見えないっていうのも、
直接的にそれはなぜかというとこういうことだからだよって説明されてるわけじゃなくて、
その本を読む、この本を読む人がどんな感情で読んでるかとか、
どういう、実際の人生においてどんな段階にいるかとか、
読む人によってこの本の感想が三者三様で全然変わってくるっていうのがこの本の特徴なのね。
2:33:07
なるほど。
そう、なんか受け取り方はその人次第だし、
多分読む年齢とか、読んだ時の環境とかによって全然この本の感想が変わってくると思うの。
なんか自動書って言われてるけど、
これはなんか大人が読んでも難しい、むしろ大人が読むから難しいみたいな、
すごく深い哲学的な自動書なのよ。
なるほどね。
子供の頃はみんな知ってたはずのこと、
だけど大人になっていつの間にか忘れてしまった大切なことみたいのが、
ギューって凝縮されてる本で、
それを、この本を読んで、
もう一回みんなに感じてほしいなっていうのがあるので、
読む時によって、あの頃は全然意味わかんなかったけど、
もしかしたら今はわかるかもしれないし、
っていうのがあるから、
すごい読んでて、何度読んでも発見があるし、
感動できるし、
っていう意味で、
ぜひこの本を読んでほしいですっていう話です。
パチパチパチパチパチパチ。
はい。
いや、読んだことないね。
みにくんあんの?
ある。
ちっちゃい頃読んで、意味わかんないって思って返して、
1年ぐらい前かな、
子供を産んでから読んで、
感動した、泣いた。
で、また何年か後に絶対読もうと思ってる。
そうそう、なんかいろんなターニングポイントで何回も読みたくなる本なんだよね。
面白いね。
多分、チャーリーの奥さんとか好きなんじゃないかな。
あー、確かに。
知ってるそうだけどね、知ってそう。
なんか言ってた、話した気がするわ。
そうそう、ちなみにこの本は、
120、え?
102カ国語に翻訳されてて、
世界でもベストセラーになった本なんだけど、
もちろん日本語にも翻訳されていて、
私は日本語と英語とどっちも読んだんだけど、
いつかフランス語、
元々の文章で読める日が来たらいいなーって思ってる作品ですね。
そうか。
ものすごい良いお話だけど、
まあ難しいんだけど、
私が、
歯体験じゃないけど、
この砂漠が美しいのは、
どこかに井戸が隠されているからだっていうので、
いつかみんなにも体験してほしいなーって思う作品です。
2:36:00
したいな。
したいけど、できるかな。
なんか、その視点でこのザ・セルを、
その感覚で見てほしいなーって思うんだよね。
いやー、2はちょっと毒々しいな。
えー。
ちなみに、星野王子さんは毒々しくないです。
全く。
全然関係ないんだけどさ、
ちょっとだけ関係あるんだけどさ、
この前、星野王子さんがニューヨークへ行くっていう映画さ、
あるね。
見たのよ。
エディ・マフィーのやつ。
2人とも見たことある?
あるよ。
見てない。
初めて見て、
エディ・マフィーだ面白いみたいな感じで見てたんだけど、
ほんと最近ね、1ヶ月ぐらい前。
なんか、エディ・マフィーお父さんに怒られてるシーンみたいなのがあって、
お前もう何やってんだよ、お前21歳にもらってって言われてて、
お前待ってって。
エディ・マフィー、この見た目で21歳の役なの?って。
おじさんじゃんだって、エディ・マフィーの見た目。
ヒゲ生えてさ。
お前21歳なわけないだろって実年齢調べたら、
当時エディ・マフィー26歳だったのね。
俺だから調べてみて、
ついにエディ・マフィーより年上になっちゃったかって思って、
ショック受けたっていう話。
ほんとだね。
エディ・マフィーっておじさんじゃん。
まあまあ、確かに。
若々しい時は知らないかも、確かに。
俺そのおじさんより年上になっちゃったんだって。
なるほどね、星の王子様っていうところで共通だったのね。
ってだけです。
ちなみにさ、星の王子様っていうタイトルがついてるのは、
星がタイトルにつくのは日本だけなんだって、この作品。
そうなんだ。
もともとのフランス語はル・プティ・プリンスみたいな感じで、
英語だとザ・リトル・プリンスになるんだよね。
小さな王子様みたいな。
だけど、星のってつけてるのは日本特有の訳し方らしい。
でもかわいいよね、星の王子様って。
すごくいい翻訳だなって思う。
でもすごくいろんなメッセージが隠されてて、
すごい短い本なんだけど、ちっちゃい。
この短いお話の中にものすごい壮大なメッセージがたくさん含まれてて、
ぜひ一生に1回は読んでほしい。
ちなみにYouTubeで最近ちょっと朗読とかもアップロードされてるから、
2:39:05
本読むのが苦手な人はそれを聞くのもありかなと思います。
いや、一生に最低2回だな。
そうだね。2回以上は本当は読んでほしいけど。
しかも時間を空けて。
そうだね。
いつか響く日が来る、この本を読んで。
短いならね、何回も読みやすいかもね。
短いよ、すごい短い。
すごい短いし、挿絵がたくさん入ってるからさ。
あ、絵もあるんだ。
その絵がけっこう有名なんだよね。特徴的な絵でさ。
見たことある気がする。
そうそう、みんな一度は見たことあると思う。
ちなみにさっきバラと喧嘩してみたいな話してたんだけど、
一応バラはサンティック・ジュペリの奥さんがモデルになってるって言ってた。
一応彼の実体験みたいなところをベースに書いてるんだよね。
実際にサンティック・ジュペリはパイロットで、サハラ砂漠に不時着したことがあるんだって。
で、3日後に自力で生還したっていう経験があって、それを元にこの話を書いてるらしい。
まじか。
それは知らなかったわ。
なので、2回読んでください。
ほんと短いから。
そうだね、2回。
サクッと。
最低2回ね。
飛行機とか乗るときにさ、空港にある本屋とかにも絶対売ってると思うんで、
飛行機の間とかにサクッと読んでもらえたりとかしたらいいな。
それいいね。ちょうどよさそう。
1フライトで読みきれる感じのね。
そうそうそうそう、そんぐらいの量ですよ。
いろんな名言、どこがその人に響くかはその人次第なので、
ぜひ読んでみてください。
はい。
以上。
はい。
今日はここまで。
中の王国と星の王子様、見て読んでね。
はい。
終わり。
はーい。
02:41:24

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