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2023-07-13 2:08:47

#044 わたしはロランス (Laurence anyways)

⚠️このエピソードは「わたしはロランス (Laurence anyways)」のネタバレが含まれています

💡今回はMarikoお休みです

【わたしはロランス (Laurence anyways) 考察トーク回】

苦しいほどに愛してる...それなのにすれ違ってしまう2人...
皆さんはパートナーといる時の自分が"スペシャル"だと思えますか? そして、相手も同じ様に感じていますか?

◆◆◆ Kanoの大大大好きな映画 | 作品情報 | Charlieはグザヴィエ・ドランが嫌い | 視線の重要性 | 口から蝶の伏線とAZの女性の考察 | 驚くほどバイアスがかかってない作品に感激 | ちょっと実話 | 何度観てもKanoボロ泣きのシーン | 上手にキレれる?? | スペイン人達の喧嘩 | 感情の可視化シーン | アスペクト比について | 二人にとって大切な季節"秋" | 音楽とビジュアルのS級のアート性 | 隠れドラン見つけた? | ドランとCharlieどっちが先に禿げるか | ニッポンじゃとプライドマンス? | 互いにとって"スペシャル"である事のすれ違い考察 | She/He/Ze | セクシャルマイノリティーが身近に感じられない日本 | おすすめの映画 ◆◆◆

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サマリー

映画『わたしはロランス』は、誕生日に自分が女性になりたいと告白してきた教師のロランスと、それを受け入れる恋人のフレッドとの物語です。2人は社会の偏見や困難に立ち向かいながら、お互いに特別な存在であり続けることを目指しています。『わたしはロランス』のエピソードでは、映画の要素や視線の重要性、伏線の使い方が取り上げられています。この映画は、セクシャルマイノリティのテーマを扱っている作品でありながら、そのメッセージ性やテーマ性を前面に押し出すことなく、普遍的な恋愛ドラマとして楽しむことができます。監督のグザビエ・ドランは自身も当事者でありながら、脚本を第三者の視点から描くことでバランスの取れた作品となっています。この映画は、トランスジェンダーの主人公であるロランスが家族や周りの人々との関係性に悩みながらも、自己を探求していく姿を描いた作品です。物語の中でフランス人監督は親子関係や社会の偏見などのテーマを通して人々の心理や暴力について考察しています。ドラン監督の映画『わたしはロランス』のエピソードについて話されました。ロランスとフレッドの関係やアスペクト比の意味などが詳しく説明されています。ロランスが秋の到来を感じ、音楽やファッション、シーンの演出など映画の魅力について語られます。さまざまなキーワードに焦点を当てたロランスの物語です。フレッドとロランスの関係性が進展するものの、お互いのスペシャルさの定義が違うことから、すれ違いが生じます。セクシャリティと性に関する話題が取り上げられています。ロランスとフレットの関係性や性別について考察され、日本の社会におけるセクシャリティの話し方にも触れられています。さらに、ウォン・カーウェイ監督の映画『ブエノスアイレス』の紹介もあります。ブエノスアイレスとウェス・アンダーソンの新作映画『アステロイドシティ』もご紹介いたします。

00:09
こんばんは。
こんばんは。
Wheel of Filmsは、同じ外語大出身の3人、
マリコ、カノ、チャーリーが少し大人になって、
全く違う境遇から、映画の紹介、感想、考察をしていく番組です。
番組を聞いて、次に見る映画や、あの映画の考察の参考にしてみてください。
今日の映画は、わたしはロランスです。
今回のエピソードは、作品のネタブレを含んでいます。
見ていない方は、作品を監修してから番組を配置をください。
そして、最近ね、いろいろコメントやら、
感想を送ってくれる方がSNSで増えましたけど、
いつも聞いてくださっている皆さん、ありがとうございます。
Wheel of Filmsでは、SNS各種、インスタグラム、ツイッター、フェイスブックやってますので、
いいねやコメント、フォロー、よろしくお願いします。
で、ハッシュタグWOFレビューで感想が書けるようになっているので、
こちらもよろしくお願いします。
Apple Podcastでお聞きの方は、レビューと感想を書けるようになってますので、
こちらも書いていただけると、とっても嬉しいです。
待ってます。よろしくお願いします。
今日もマリコはお休みで、チャーリーと2人でやってきます。
さて、今日はね、久々に私が大大大好きな映画ができるわ。
久々なの?
なんか、私がめっちゃ好きな映画は、マリコと3人の時にやりたい映画が多くて、
あー、なるほどね。
だからなんか、最近ずっとやってたのは、好き好き好きな映画だけど、
唸るほど好きな映画ちょっと最近できてないからさ。
で、なんかもうマリコちょっとしばらく帰って来なそうだから、もういいか、やっちゃえって言ってやってるのね。
そう、でも、この、今日このグザビエ・ドランっていう監督の、私はドランそうやるんだけど、
本当は、このドランの映画の中で私一番好きな作品がマミーっていう作品なんだよ。
おー、はいはい。
で、でもこれはどうしてもマリコと3人でやりたくて、
だからその次にめちゃめちゃ好きな作品ではあるんだけど、でもめっちゃ好き。
なるほどね。
うん。で、ちょっとマミーはまだ温存します、もうしばらく。
うん。
でも、劣らないほど大好きな。
2番目?2番目に好きなの?
そうだね、ドランの中では2番目だね、これが。
だけど今回また久々に、たぶんもう4回目か5回目ぐらい見たんだけど。
あ、そんなに見てんの?
うん。
でもまた評価上がったわ。
上がった?
この作品の。やっぱいいわって感じですよ。
なるほどね。
うん、だから今日はちょっと鼻息荒めでやっていこうと思って。
そうか。
うん。
チャーリーの感想聞くの楽しみですよ、今日は。
いやー、どっちに転ぶかね、俺の感想ね。
ねー、もう楽しみでしょうがないわ。
どっちだとしても楽しみでしょうがないわ。
おー、なるほど。
もしいい方に転んだら、「いいよねー」ってめっちゃ語りたいし、
否定されたら、「いや、ちょっと待って」っていう。
ちょっと待ってね、なるほどね。
ちょっと待ってをやろうと思う。
あー、そっかー。
あー、そっかー。
いやー、ねー、ちょっと軽出ししちゃうけど、
軽出ししていい?
いいよ。
軽出ししていい?
いいよ。
好きか嫌いか言ったら好きだったんでね、結構。
うんうんうん。
だからちょっと戦えないのが残念だなって思って。
あー、そっかー。
いや、でも多分また光るものがあるね、の票が入ってるんじゃないかなと思って、
今日は一応来た。
あー、そう。
まあいいや、じゃあ細かいとこはね、また。
そうだね、とりあえずさっさと作品紹介しようか。
うん、話そうよ。
作品紹介
うん。タイトルは私はロランスで、英台がロランス・エニュエイズですね。
うん。
で、制作年が2012年。ジャンルはラブロマンス。
作品時間がちょっと長めの168分ですね。
168分って3時間あるのか?
168分はそうだね、2時間48分。
うん、約3時間。そんな長かったんだね。
で、監督がグザビエ・ドラン。監督で、脚本もドランがやってますね。
うん。
で、他のドランの一番代表的な映画といったら、まあマミーだと思います。
あとは、ここ数年でちょっと話題になったのは高賀世界の終わりとか、
ドラン的結構問題作はトム・アット・ザ・ファームとか。
あー、はいはい。
ちなみにチャーリーはドラン作品見たことありました?
うんとね、そのマミーとトム・アット・ザ・ファームは見てるんだよね。
それしか見てない。
うーん、なるほど。いいですね。
で、キャストがいっぱい出てくるんだけど、
あんまり細かくどどサイトを調べても出てこなかったので、
今日は主に3人紹介します。
はいはい。
監督とキャストの紹介
はい、ロランス役のメルヴィル・プポーさんですね。
この人は、何の時だか忘れたけど、私がおすすめの映画でブローク・イングリッシュを紹介したことがあって、
めっちゃかっこいい白スーツで白ハットかぶって、エレベーターの前で手ついて出てくるシーンがかっこいいって話をしたことがあるんだけど、
あー、言ってたね。
その彼ですね、ロランスは。
はいはいはい。
はい、代表的な作品はおそらくブローク・イングリッシュとか、
あとサマー・オブ・ナインティー・ファイブとか、
それでも私は生きていくっていう最近上映してる映画ですね。
うん。
はい、で、フレット役がスザンヌ・クレマンさん。
彼女はドラン映画の常連ですね。
あ、そうなんだ。
なんかね、ドランは結構同じ俳優さんたちを自分の映画で使うんだよね。
だいたい決まった。
で、今回の映画も常連がいっぱい出てきてて、
そうなんだ。
っていう感じで、で、スザンヌ・クレマンはもう特によく出てくる。
あのマミーでもね、出てきたし、
あとは、このドランの一番最初の長編作品のマイ・マザーにも出ているし、
あとザ・ゲーム、セキュララの宴っていうちょっと話題になった映画知ってる?
知らない。ザ・ゲーム。
なんかいろんな国で、これどの国のやつが一番最初かわかんないんだけど、
いろんな国でリメイクされて、
これの韓国バージョンとかもあるし、たぶん英語バージョンもあるし、
なんか、エドワード・ノートンかなんかのザ・ゲームじゃないよね。
違う違う。
違うよね。
そう、なんかもっと軽い感じの映画だけど、
スマホをさ、夕食中に何組かのカップルで夕食とってるときに、
みんなでスマホ出し合おうよみたいな。
もう秘密なしねみたいな。
で、スマホが鳴ったら、
それ鳴った人のやつ全部みんなの前で見ようよみたいな。
みんな秘密なんてお互いパートナー同士でないだろうみたいなゲーム。
わかんない。
わかんないか。
なんかネットミックスとかでね、いろんな、これ韓国とかでもリメイクされてるし、
ちょっと話題になったやつ。
で、もう一人がジュリエンヌ、ロランスのお母さん役ですね。
この人がナタリー・バイさんで、
この人も割とドラの映画に出てくる。
代表的なのが、Catch Me If You Canとか、
あとは高賀世界の終わり、ドラとの映画ですね。
Catch Me If You Can、違うよね。
そうなの?
Catch Me If You Canもグザビエ・ドラなの?
うん、高賀世界の終わりがドラ。
このナタリー・バイさんがCatch Me If You Canに出てるらしい。
Catch Me If You Canの頃だってグザビエ・ドラんたぶん8歳とか。
ちなみにドランは、めっちゃちっちゃい頃から子役で出てきてるんだよね。
昨日、wikipediaで見た。
4歳って書いてあった、たしか。
4歳か。
そうそうそう。
なんか若いんだよね、まだ。
私たちとそんなに変わらなくて。
今何歳なの?
この映画も1898年生まれだった気がする。
だから私たちの5歳上かな?
6つ上じゃない?たぶん。
5、6個上か。
違う、89年生まれか。
34、5ぐらいか。
そうだね、そんぐらいですね。
で、受賞歴が第65回カンヌ国際映画祭のクイアパルム賞を受賞してます。
作品の評価と物語の概要
で、フィルマークスの評価4.0、高いですね。
高い。
で、露天トマトがトマトメーター84%オーディエンススコア79%で、そんなに差異なくそれなりの評価が高い感じですね。
で、あらすじ読みます。
30歳の誕生日、国語教師のロランスは恋人のフレッドにある秘密を打ち明ける。
僕は女になりたい、この体を間違えて生まれてきてしまったんだ。
それを聞いたフレッドはロランスを激しく非難する。
2人がこれまで気づいてきたもの、フレッドが愛したものが否定されたように思えたのだ。
しかし、ロランスを失うことを恐れたフレッドは、ロランス最大の理解者、支持者として一緒に生きていくことを決意する。
メイクをして、女性の服装で生活すべきだと促すも、モントリオールの田舎町で生活するのは困難がつきまとう。
あらゆる反対を押し切り、自分たちの迷いさえも振り切って、周囲の偏見や社会の拒否反応の中で、2人はお互いにとってスペシャルであり続けることができるのか。
というのがあらすじでございますね。
はい。
じゃあ話していこうか。
任せるよ、今日は。
さっきちょっと言ってくれたけど、好きは好きだったんだよね、この作品。
正直いいね。かなりよかった。
よかったー。ちょっとそれを期待してた。
かなりよかったね。でも正直かなりよかったって感じよ。
なんで正直がつくんだい?
俺だからグザビアドランの映画さ、これ初めて見たんだけど、3個か、たぶん3個しか見てないんだけど、映画はねたぶん正直好きなんだけど、どれも。
グザビアドランちょっと嫌いなんだよね。
なんで?そこを。
なんでなんで?普通に気になるわ。
なんでって言われるとね、大きく言うと、2つあるね、理由は。
どうぞ。1つ目から。
1個はまず女子受けがいいところだね。
気に食わないってことで。
女子受けがいいコンテンツがさ、昔から謎の苦手意識あるんだよね。
音楽とか映画とかさ、ファッションとかもそうだね。
女子受け良さそうだなって思っちゃうと、心から好きになれないみたいな気持ちあって。
たぶん女子受け狙ってる男がキモくて嫌いだから、自分がそうなりたくないって気持ちが育てると思うんだけどね。
それがまず1個かな。
じゃあ、ジュリエットからの手紙好きじゃないの、チャーリー。
ジュリエットからの手紙ってなんだっけ?
覚えてないんだ。大学時代にアマンナ・セイフリッドが出てる、女子受けいいんだけど、あの映画。
見たかな?わかんない。
大学時代に、ジュリエットからの手紙いいよねーとか、映画の話になって、あれ好きだよーみたいになると、
チャーリーが毎回、なんかあれ女子受けいいよなーみたいな、すごい言ってたんだよ、当時。
何その記憶が。
みんな女子いいって言うんだよ、みたいなことを言ってたんだよ。
てことは、あの中に女子受けいいよなー、だから俺は嫌いだけどが含まれてたのかなって今思った。
含んでたね、多分ね。
そうなんだ。
いやなんかね、俺もちょっと悪いなとは思ってるんだけど、女子受けいいコンテンツに対して。
ちょっとなんか、あれだよね、フェアじゃないんだけど。
無条件になって評価下がるんでしょ。
そうそうそう、そういう気持ち出ちゃうんだよね。
なるほどね。
それが理由1で、理由2は、グレートベイドラーさ、若くてさ、監督やっても俳優やっても才能あってさ、
おまけにイケメンでさ、金持ち、親も俳優、子役からずっとやってて。
親も俳優なんだ。
でも、さすがし、楽して生きてきたんだろうなーって思ったらさ、ゲイなんだよね。
彼自身がね。
なんかそれ聞くとさ、苦労もしてそうでさ、叩きづらいっていうかさ、叩くことすらさせてくれないっていうか。
映画の要素と視線の重要性
今打ちどころがないっていうか。
それもムカつくんだよね。
好きがなくてさ。
いないね、たしかにね。
だから、ネタミだよね、一言で言うと。
なるほど、よくわかりました。
女子ウケとネタミ。
なるほど。
だからちょっと映画は正直好きだけど、グレートベイドラー好きだすって俺は言わないね。
言いません。ムカつくから。
悔しいのね、じゃあ。
ムカつくんだよ。
だから正直なのね。
そうそうそう。
私はたぶん一番好きな監督かもしれない。
そうなの?
ムカつくわーこいつ。
今チャーリーが言ってくれた全ての要素を、
まずそもそもそういう要素知らなくても、作品見ただけでもうだって素晴らしいのに、
今チャーリーが言ってくれた要素も全部含めて、
え?みたいな、蓋開ければ開けるほど、これも?みたいな。
どういうこと?
もっと好きになる要素しかないじゃん。
俺の嫌いな映画ってこと?
そうそうそうそう。
私からしたらチャーリーがネタんでるところが、
え?顔もイケメンね。
いろいろクローンって。
確かにそうだな。
好きになる要素がめくればめくるほど顔が現れてくる。
女子受けがいい、カノンは女子だしね。
そうそうそうそう。
で、カノンはやっぱ、カノンからしても若くて才能あるイケメンの監督兼俳優なんて、
何のマイナス要素にもならないもんな。
ならない。
ならないよね。
うん、小3だよ小3。
よく考えてみたらそうだな。
俺褒めてたのか?今。
そうだよ。
知らずのうちに。
だってこの作品もさ、24歳の時にこれ作ってんだよ。
ね、ありえないよね。
24歳だよ。
サバ読んでない?本当は34とかじゃないの?
でも写真見たら分かるけど若いもんね、ちゃんと。
分かつくわ。
本当イケメンだしね。
あ、でもね、ちょっと待って。
昨日あのウィキペディアで、1個だけ俺飼ってるところ見つけたんでね。
グザビエドランに。
グザビエドラン身長169でした。
今絶対身長って言うじゃん。
確かドラン身長低いなーとか思って。
他はね、飼ってるところなかったね。
だよね。
身長、まあそういうことにしとこう。
ちゃん、いくつだっけ?
俺175だね。
身長169センチの芸能人調べたんだけど、
あの、宮坂出てきたわ、宮坂。
やなやつ。
雨上がり警視台。
やなやつ。
すごいね、そっちの才能。
それ見て、心が危ない危ないって思って。
人は見た目じゃないから。
見た目じゃないから。
いやほんとだよ、イケメンじゃないけど、イケメンも関係ないからね。
いくらイケメンでも。
身長169だから、宮坂と一緒だから。
ソートも撮れるから。
宮坂ですって言ったらもうぴったりの身長揃うからね、隣で。
宮坂ですって言ったら、ギザビエドラン。
やめよう。勝てないから。それだけじゃ勝てないから。
勝てないか。無理だな。
勝てないからやめよう。
無理だね。
負け犬の遠吠え感出てきちゃうからやめよう。
無理か。
これだけが希望だったんだけどな。
そうか。まあまあ、これに共感してる人は数少ないんじゃないかな。
いないだろうね。
みんなたぶん、まあチャーリー言わせとけと思ってる。
思ってるだろうね。
たぶん、そうだな、ちょっとぐらいいてほしいけどね。
でもその人たぶん、いたとしても身長169以下だったら、俺今敵に回してるから。
そうだね。
もうだいぶ狭いよ今。
厳しいね。
まあいいんですよ。
だからここから褒めていこうよ。
いい映画なんだから褒めていこう。
そうだね。
いやーもう、何から話したらいいかもわかんないけど、
何からいこっか。
言いすぎて。
いやまず、まあもちろん、なんだろう、題材もよかったし、
やっぱ音楽もものすごく、この映画に限らずドラマ映画はだいたいそうなんだけれども、
特にこの映画は音楽がものすごくよかったし、
カメラワークも本当によかったと思うし、
ジャケットでも有名なね、ファッションとか色の使い方も本当に素敵だったと思うし、
あとあの画面のさ、画角っていうのはサイズっていうの。
はいはい、アスペクト比だね。
そう、アスペクト比。
あれをちょっとさ、真っ近くに近づけがちなのも、ドラの特徴だし。
マミーもそうだったよね。
マミーの話はまた今度しよう。
言いたくなっちゃったけど。
マミーもそうなんだよ。
ちょっと言いたくなっちゃったけど、やめとこう。
やめとこうね。
とにかく、ひとつのアートとして完成されてた映画だなと、私は思っている。
そうだね。アート感って言ってたね。
そうね。
美術館ぽいよね、ちょっと。
そうなんだよ。
で、それもちゃんと意識されててさ、
いろいろ、なんかそういう、何?
画集みたいなのもたくさん見て参考にしたらしいんだよね。
これを少し渡って。
そうなんだよ。
だから、本当になんだろう、こう、色の使い方っていうかデザインとかがさ、すごく計算されて使われてて、
特にたぶん美術館ぽさが一番色濃かったのは、たぶん初日をお祝いする2人のディナーのときとかが顕著だったかなと思うんだけど、
あれとか、なんかクリムトとかピカソとか、そういう影響いろいろ受けてるらしいですよ。
あー、そうなんだ。
まあ、とにかく始めからも、素晴らしく良かったと思うんだ、私は。
まず1つ、視線が大事な映画だったじゃないですか、この映画。
そうね。
まず、一番最初に音楽流れながら、いろんな人がこっちを見てるみたいなさ、のがしばらく流れるじゃんね。
オープニングね。
最初なんだろうって思うけど、最終的にあれがさ、女としての感性されたロランスが街を歩いたときに、ロランスが感じている視線を、あれは演出してるわけだよね。
そう、あれも、あれが分かったとき、うわー、なるほどって思ったし、あの絶妙な、なんかただジロジロ見られるだけじゃなくって、いろんな人のいろんな感情が乗っかったの視線を、なんかこう疑似体験できるっていうのは、やっぱドランだからできる演出なんじゃないかなと思ったし、最終的にインタビューでさ、視線のことについて、あのロランスが言及するじゃないですか。
言っただね。
あのインタビュアーのおばちゃんが全然目を合わせなくて、さっきから全然目を合わせないじゃないって言って、そんなに視線が重要なの?って聞かれて、
いや、もちろんって言って、あのおばちゃんが視線をグッとこっちに合わせる、ね、演出があったりとかして。
あったね。
あの、ああいうみんなから見られる、どういう視線で見られるかっていうのを、私たちにも疑似体験をさせつつ、最終的に、なんで視線がどれだけ重要なのかっていうのを身をもって体感させられるみたいな、
あの伏線素晴らしいと、私は思っている。
そうだね。
だいぶ、いきなり細かいとこから話し始めるんだね。
いや、なんか、どっから言ったらいいか、なんかもう今日多すぎてさ、
なんかそんな感じがして、ちょっと今怖くなっちゃったよ。
怖くなっちゃった?
伏線の使い方
この密度で行くんだと思って。
この密度で。
いや、でも、
まあ、いいんじゃない?
でも、あの視線が大事だと思ったからさ、で、プラス一番最初に視線だったから、
まあ、そうだね。
伏線だね。
そうそうそうそう。
この映画、他にも結構さ、伏線が含まれていたじゃないですか。
そうだね。
今、一個伏線って言われて思いついたのは、
あれかな、またお気づきでしょうけど、
あの最後のシーンあったじゃん。
あれはなんか、あれ多分初めて出会った時の回想みたいな感じだよね。
そうだね、うんうん。
で、なんか針金のさ、蝶々みたいなのが私じゃん。
うん。
あの蝶々を見て、
あ、あの時口から出てった蝶々は、
そうなんだよ。
何その、ささやかないで。
耳元でさ、そうなんだよって。
鼻息、鼻息ちょっと。
どうするんだよ。
やめて、ちょっと。
気持ち悪いからさ。
予告したじゃん、今日はもう鼻息荒めで行くって、予告したから。
ましたけど、あれはもうそういうことでしょ?
そうなんだよ。
あの、あれだよね、フレッドとロランスが、
カフェでお別れの会話をする時の話だよね。
あー、そうそうそうだね。
うん、浮気しちゃって、フレッドがパーティーで会った、後の旦那と。
で、もう気持ちがなくなったの?って、
その男に恋してるの?ってフレッドが聞いた時に、
そうよって言って、
それを聞いたロランスは、
その人に恋してるってことはもう終わりじゃんね、言ったら。
どんなに説得しようと気持ちが、
あれが本当だったか嘘だったかは別として、
ってなったらもうさ、何も言う言葉がないから、
わかったっていうことで、あそこで別れを決心するわけだけど、
それのロランスの心の中の様子っていうかさ、
それを可視化した表現が、口の中がパカーって開いて、
蝶々がパタパタって飛び立つ、
飛び立って、その後にウィンクパチってするんだよね、ロランスが。
そう、私あのシーンもほんと好きなんだけど、
ちょっとびっくりするよね、あそこで。
そう、なんか急に、え?ってなるじゃんね、普通に1回目見てたら。
あれの前は、あんまりなかったよね、ああいう演出ね。
あっからなんかいろいろ出てくるようになったよね、なんかちょっと。
そうそうそうそう、感情の可視化みたいなところがね。
自称的な表現というか。
私も初めて見たときは、なんか大事な何かが別れたことによって、
ロランスの中が出てっちゃったんだろうな、ぐらい思ってたんだよ。
まあ、普通そうだよね、みんな。
でも、なんで蝶々なんだろうな、みたいな、たぶんみんな思うと思うんだよね、あそこで。
思うね。
でも、なんか忘れた頃に、一番最後に、出会いのシーンが出てきて、
蝶々の、針金作った蝶々を渡せるか、フレットに渡せるかどうか、20ドルかけてるんだってなって、
あれで蝶々を渡して、結局あれがきっかけになって、2人が出会った。
そうだね。
で、10ドルでガソリン入れて、10ドルでお茶しに行こうよって言って、
それに承諾したフレットに対して、パチってウインクをして始まるんだよね。
うまいね。
始まりも蝶で始まって、ウインクで開始されて、
で、2人の終わりだよね、も、ウインクで締めたわけだよね、ロランスが。
で、プラス彼の中の蝶、フレットだよね、がポコッと出ていくっていう伏線が張られてたという、
素晴らしい表現だよね。
うまいうまい。
そう、で、プラス、さらに、うわーって私がやられたって思ったポイントが、
インタビューのときにさ、ロランスがフレットのことを刺繍の中で、
AZの女性って多分表現してるんだよね。
うん。
で、あれは何か頭文字とかではなくて、
はいはい。
アルファベットがAからZで終わるじゃんね。
うん。
で、Aで始まってZで終わるじゃん、アルファベットで。
うん。
だからフレットのことを始まりと終わり、AとZっていうことで表現してるんだよね、あれは。
どういうことなんだ。
そう。
なるほど。
それで、うわーって、もう、なるほど、みたいな。
なるほどね。
フレットの象徴としてのAZ
フレットは始まりであり、終わりである女性だったっていうことを、AZで表現してるんだよね。
あー、なるほど、なるほど。
うん。
もうそれがわかったときは、なんか、わー、みたいな。
なるほどね。
せつな。
そうなんだよ。
はいはいはい。
はい。
ちょっとなんか、温度差感じるけど、大丈夫ですか?
いや、大丈夫だよ。温度差はあるけどね。
あるけど、さすがに。
さすがに。
うん。さすがにあるけど、まあ、俺もまあ、よかったよ。かなりよかったと思ったよ。
ほんとそういうのも、細かいところも含めて。
うん。
ね、やっぱクオリティ高いし、よく考えてできてるし。
ね。
ビジュアルもいいし。
まあ、なんか、クソビエドランスって、やっぱ気に食わないからさ。
うん。
見る前から、もちろん気に食わなかったんだけど、今回ね。
あー。
だから、見始めるときも、なんかもう、けっ、みたいな感じで、見始めたのよ。
見方間違ってますね。
そう。
完全に。
で、なんか、最初はさ、まあ、ちょっとまあ、さらっと、ちょっとこう、あー、なるほどね。
LGBTQ系の映画なのね、みたいなぐらいは、わかるじゃん。
うんうんうん。
だからもう、最初はもう、あー、はいはい、みたいなね。
で、なんかそう、20代のさ、すごい若いときに作ったとかもなんか聞いてたから、
あー、なんかもう、20歳そこそこのガキがなんか、社会への不満みたいなのを表現してさ、
なんか、僕らはこんなつらいんですよ、みたいな。大人なんて、社会なんて、間違ってるんですよ、みたいなのをなんか、
ぐらぐらぐらぐらいうやつかなーと思いきや、そんなんだろうなーと思ってたら、全然そんなことなかったね。
なんかもう、
そう、そうなんだよ。
なんかむしろさ、周りの人たちがさ、メインじゃん。
なんかその、ロランスがまあ、ビジュアル的にはやっぱその映画の中でさ、目立つけどさ、
その、お母さんとかね、あの、恋人なんだっけ、フレッドだっけ。
フレッド。
フレッドとかその辺とか、周りをメインに結構描いてるんでね。
で、そのメインとして描かれてるお母さんとか恋人とかも、反発するし、同時にこうなんか、分かり合おうともしてくるというか。
これを、非常にね、よく描いてると思うんでね。
で、グザビエ・ドランはさ、一当事者でもあるわけじゃん。
実際の生活でね。
ゲイだからさ、まったく同じではないけど、マイノリティっていう考え方で言ったら、ロランス側でしょ。
なのに、監督してこの映画使って、当事者でもあるグザビエ・ドランが、
なのに、これ以上ないってくらいフェアに、バイアスなく表現してると思うのよ。この題材に関して。
で、LGBTQの映画に関わらずさ、例えば人種問題の映画とか、社会問題の映画とかさ、そういうのって結構ありますけど、世の中。
ちょっとさ、思想強いのが伝わりすぎて、うーってなることない。
うん、わかる。それでちょっと手を出しづらくなることってあるよね。
そう、ぶっちゃけあるじゃん。なんかちょっと手を出しづらくもなるし、なんか見ても、なんかちょっとさ、
映画はもちろん、いいとこ悪いとこあるだろうけど、それ以前に作ってる側のさ、強いメッセージがガンガン来ちゃってさ、
作ってる側も、映画を作る目的としてね、そういうメッセージとか思想を世の中に伝えたいっていう目的があって、そういう場合は作ってるだろうから、
それはそうなるべくしてそうだったりみたいなとこもあるんだろうけど、
そういうやつをさ、あくまで映画としてね、題材に関わらず、純粋に映画の評価しようっていう目でさ、見ると、
個人的にはだけど、ちょっとそういうのって簡単にノイズになりかねないと思うのよ。そういう強すぎるメッセージとかってね。
場合によってはよ。全部が全部じゃないけど。
なんだけど、その点この映画はそのノイズっていうのはやっぱり一切感じなかったね。そのテーマはなりやすいと思うんだけど。
あくまでこのLGBTQのあれを題材として扱ってて、かつメッセージ性とかテーマ性もそこないままクオリティ高い映画作ってるよねって思ったから、
素直に感心したよね。24歳。素直に感心した。
もうなんかね、心の底からムカつくよね。こいつまじで。
すごいなんかそこが、チャーリーにとってグッとくるポイントであって、そこを理解して評価してもらえてるって、
まぁ私誰って感じだけど。って思ったら、なんか涙出てくるわ。
なんで?泣かないで。
いやなんかほんと、これさ、この作品自体もさっき言ったみたいに、カンヌでクイアパルムショーっていうLGBTQ枠で、
クイアってそういうことだよね。
そうそうそうそう。撮っているけれども、このクイアパルムショーを撮ったこと自体が彼にとってどういうふうに捉えてるのかは謎だけど、
今チャーリーが言ったように、この映画ってその、そういう何?セクシャルマイノリティみたいなところが前に出る、出がちというか、
それだけがこうさ、一人歩きしてとらわれがちだけど、実はそうじゃないっていうところがめちゃめちゃ重要なお話なんだよね。
私もそこがすごく重要だと思うし、そこにすごい自分を重ねるし、感動できる部分であったから、
そこをなんかチャーリーと共感できるとしたら、なんかすごい嬉しいわって思った。
なんかもうプンプンしたけどね、この映画に関しては。
LGBTQの映画だけど、LGBTQっぽさを出さないようにするんですよ、感は。
だから、わかりやすかったと言えばわかりやすかったけど、そこに関しては。
よくさ、そのLGBTQ系映画みたいな感じで紹介されたりくくられたりするけど、
それってセクシャルマイノリティじゃない人から見た場合だけの感想であって、
別にたまたまこの話でもさ、自分の恋人との問題になった部分っていうのが、
たまたま相手が間違った体で生まれてきたっていうことであったっていうだけであって、
これがもしかしたら、実は癌になっちゃったんだとかさ、
わかんないけど、別に誰にでもあり得ることだったかもしれないけど、
この2人に関してはたまたまこれだったっていうだけの話。
よく言うよね、彼のね。
確かに、燃える女の肖像のときもそんなような話したと思うんだけど。
俺見てないし聞いてないけど。
なんでだよ。
見る見る見る。
見て聞いてよ。
聞くし。
だから、私セクシャルマイノリティじゃないから、この話共感できませんっていうことじゃなくて、
たいただの1人の人間同士、2人の人間の恋愛ドラマであるとして、
見るのが楽しむ1つのスパイスだと私は思ってるし、
もしかしたら自分にもこういうことが起こり得るかもしれないしね、
自分のパートナーとか、家族とか。
まあそうだよね。
そこがやっぱりすごく重要であって、
別に、セクシャルマイノリティじゃない人からしたら、
これがセクシャルマイノリティ系の映画みたいに作られるのかもしれないけど、
当事者からしたらただのパートナーとの恋物語っていうただそれだけだから、
そこがすごい重要だと思うし、
誰でもこの題材で自分と重なる部分が、
そのテーマは違うとしてもあるはずと私は思っているって感じかな。
この内容は違えど、
パートナーとのすれ違いの中で、
私もこういうことあったな、それでこういう感じることあったなって思って、
見れたら楽しいんじゃないかなって思う作品ですかね、ドラン映画を。
なるほどね。
まあ俺はね、あんまりね、
共感しないし、しようとも思わないからさ、映画見てたり、
特にこういう恋愛系じゃん、映画とかね。
あ、ちょっと同じ気持ちになりたいなとか、
そういう気持ちもないし、
そうしたり感じることもないから、
その点は割と俺はね、
何でもフラットに見てるかなと思うね。
別にその、登場人物が男女である必要もさ、
俺も性的マイノリティでもないから、
普通に女が好きなんだけど、
かといって、やっぱ自分と同じね、
男と女とカップルの話を好んで見るかって言ったら、
別にそうでもないもんね。
ああ、もともとがね。
だから別に俺、
ゲイの映画で男と男でも、女と女でも、
良い意味でセクシャルマイノリティに焦点を当てない
今回みたいなケースでも、
別に、あれかな、それが理由で、
感想に差が出ることはないかな、
映画に関しては。
だから、この映画以外もそうだけど、
なんかセクシャルマイノリティというよりは、
ドランが描くこの人物像って、
大体社会のはみ出し者なんだよね。
っていうことが多い。
それをロランスも、この映画の中で言及しているし、
私たちは社会のはみ出し者でしょうっていうの。
確かに、なんだろう、
一般社会を基準としたら、
生きづらさを感じるような人たちが、
この映画でもたくさん出てきていた。
で、その人たちが、
交わった時に、どんな問題が起きるのか、
みたいな感じで、
私は捉えて見てたかなって感じ。
なるほどね。
で、それを表現するのが、
ドランはめちゃくちゃ上手い。
上手いね。
それはやっぱり、彼自身が経験してることもあるだろうし、
彼が焦点を当てる部分が繊細なんだろうし、
それがすごい活かされてるんだなって感じはするよね。
そうですね。
ちなみにだけど、この話の着想は、
自分の人生っていうよりも、
たまたま何かの撮影で話してた撮影スタッフみたいな、
女の人が、
実は自分のパートナーが女になりたいって言ってきたんだけど、
どうしようかみたいな話を、
実際に相談されたのがきっかけで、
この話を作ったらしい。
実話じゃん。
そう。
どこまで再現されてるかわかんないけど、
そういう意味もあって、
さっきチャーリーが言ってた、
自分が当事者なのに周りをよく描いてたっていうのは、
ドランが当事者としてそこまで脚本を書いてなかったんじゃないかな。
そういう話を第三者の人から聞いたっていうところもあって、
そこがうまく表現できてたのかなと思った。
でも、LGBTQかそうじゃないかのあれで言ったら、やっぱそうだね。
普遍的な感情を疑似体験できる作品
なんか、同じようで違うような気もするけど。
そうだね。
あとは本当に、
私は映画に共感とか、
特に共感までいかなくても、
映画に出てくる登場人物の感情を疑似体験するみたいなのが、すごく好きなタイプだから、
それに関しては、この映画は疑似体験できすぎて、
私、何回見てもこの映画、同じシーンでボロボロ泣くんですよ。
どこどこ?
まず一番最初にボロ泣きするのは、
フレッドとロランスが土曜のランチしてて、
定員のおばちゃんがコーヒー入れながら何回も何回も、
あなたどうなの?こうなの?って質問してきて、フレッドがブチギレるシーン。
あそこのときのフレッドの演技もやっぱ素晴らしいし、
特にここで涙が流れるっていう瞬間があるんだけど、
パートナーに、自分の彼に、カツラを買ったことあんの?ないでしょ?って言うところから、
まずボロボロ涙が出てきて、うーってなって、そのあとに、
ガイツするたびに、どこかで殴られてるんじゃないかって、
なんか怯えることだってあるなーって言った瞬間に、うーって泣く。
泣くんだ。
もうフレッドの気持ちを思ったら、今までの過程とかも全部見てるから、
それでしかも、あれが爆発する前にさ、ロランスにもさ、
その傷ちゃんと説明しなさいよってちょっとプリプリしながら聞いたりするじゃん。
あれもただ怒ってるんじゃなくて、そういうことかよフレッド!みたいな、
そんな気持ちであえて聞いてたのか?みたいな。
ってなっても、あそこでボロ泣き。
なるほど。
これは、まあそうだね、シーンは良かったけどさ、
なんか、あのシーンは特になんだけどさ、
フランスシーン、めっちゃ暴力振るじゃんって、
なんかものすごい壊すしさ、
すぐ押したり叩いたりするしさ、
ちょっと、あそこなんかもう引いちゃったよね。
うそー!
いや、まあシーンは良かったけど、
だってさ、あれ素手でさ、料理乗ってる皿バーンってさ、
原骨でバシャーンってやってさ、
ロランスの家族との関係性
その時点でやりすぎなのに、その後なんかコーヒーピックアップみたいなバーンって、
床にポン投げてさ、あんな迷惑かけて周りの人にさ、
まあ、あれが映画の演出なのか、
フランスではああいうこともあるのかはちょっと謎だけど、
いや、なんか前提的によ、
なんかさ、お母さんも手指みたいなの投げてたしさ、
まあ、あれは演出だと思うけどね。
まあ、確かに。微妙なとこだな、言われてみれば。
実際投げてないから。
まあ、あれぐらいでも溜まってたでしょうね。
あのシーンも私すごい好きよ。
そうだね。
お母さんはずっとさ、たぶん、ロランスに対して応援したい気持ちと、
受け入れるのに時間がかかってる気持ちと、
たぶんずっとグラグラしてたじゃんね。
だけど、あまりうまくいってない旦那が家にずっといて、
なんかそのロランスを応援したい、支えたいっていう気持ちを、
もう100%さ、その旦那がいるせいでさ、
そっちに傾けられなかったわけじゃん、お母さんはきっと。
そうね。
あの不機嫌な旦那のせいで。
だけど、まあ、フレッドと別れて、
あんな、もうびしょびしょでボロボロになって、
しくしく泣きながら、実家を訪ねてきた息子を見て、
あ、もういいわ、この旦那。ってなって、
もう今までの全部をぶっ壊す感じで、テレビバーンってやって、
もう息子のサポートに振り切るわけじゃんね、あのとき。
もう、ほんとなんか旦那、ほんとやだったんだろうなっていうのが、
伝わってきて。
テレビガシャンもしかしたら、ほんとやってなくて、
あの後も演出的に、そっち方面に行ったからね。
あの後どんな感じだったっけ?
なんかちょっとあの、PVみたいな感じにならなかった?
どんなシーンにつながるか、ちょっと今、ぱっと思い出せないな。
雪みたいなの、ふわーなってて、みたいな。
あー、そうだね、ドアからふわーって出てね。
そうそうそう。
まあ、ちょっと微妙なラインだ。
いや、でもそれにしてもよ、あの、ロランスもさ、
お母さんに電話出てもらえなかったとさ、
借りた電話とか、グシャグシャ。
なんかそんなスルーみたいな、人のものみたいな。
たしかに、あれは思ったわ。
しも、なんだっけ、なんとかベビーローズの。
せっかく貸してくれたのにさ、
あったばっかの人の電話さ、ボコボコに壊して。
ボコボコにしてたね。
しかもなんか、ロランスもさ、
あれちょっとよくわかんなかったけど、
結局さ、ボコられて顔、傷まみれになったけどさ、
先に手を出したの、あいつだしね、一応。
まあ、そうだね。
ちょっとなんか、ケンカ早いというか、
気象の荒さみたいなの、なんか全体的に感じるよね。
この人がとかだけじゃなくて。
でもやっぱ、きぜんとふるまってたけど、
もしさ、街を歩くたびに、
一番最初のオープニングみたいな視線をさ、
常に浴びてる。
いや、わかるよ。
とかで、それ以外にもきっと、
測り知れないストレスが常にたまってて、
ずっと糸がピンって張った状態なのかなと思ったら、
あれがトリガーになってしまったんだな、みたいな。
そうそう、わかるんだけどさ、
それちょっとやつ当たり要素も含んじゃってる。
完全に、時代とかもあるだろうし、
今の時代になったって、
そういうのに批判的な人はたくさんいるわけだし、
別に悪気もなく、そういうこと言う人だっているし、
ただ興味本位で言う人だっているしね、
あのおばちゃんみたいにさ。
それを思ったら、普通にやつ当たりはやつ当たりだよね。
そうそうそうそう。
だから、そういうとこも含めて、
これをマイノリティ・LGBTQ当事者の人の監督が描くんだ、
みたいなのも思うよね、やっぱり。
そっち側の人たちを悪く見させちゃうじゃん。
畑目を見てたらさ、逆切れみたいなもんじゃなくて、
おばちゃんが声かけてきたのもさ、
まあ確かにうざいっちゃうざいけどさ、
悪気ないのは明らかにしてさ、
あんな切れられるほどではないじゃん、どう考えても。
そこだけ切り取ったらね。
悪くおばちゃんが取り柄になったっていうだけだもんね。
だから、おばちゃんかわいそうだなっていうシーンじゃん、あれは。
そうだね。
そういうのを、こっち側の人たちがね、
人がね、やるんだ、みたいなの。
確かにな。
だって別にセクシャルマイノリティに関係なく、
なんかしらコンプレックスを抱えてて、
周りの人からしたら別になんともないけど、
自分は気にしてるんだ、みたいなところを、
ちくっとご飯食べてる時とかに指摘されちゃう、
みたいなことって誰にでもあるけど、
みんなまあ、暴力振るわないで我慢してるみたいな。
ちょっとやりすぎだよね、あれはね。
もしかしたら、現実の世界でできない分、
映画の中で、アートの世界で発想してるっていう可能性はあるかもしれないよね。
わかんないけどね。
フランスのことはわかんないですか。
もしかしたら、フランス人もだいぶ気性が荒いっていう可能性もあるけどね。
でもあれ、フランスっていうよりもあれだもんな。
カナダのモントリオールだからな。
あ、モントリオールってカナダなの?
そっか。
そうよ。
フランスなのかと思ってた、俺なんか。
多分フランス語圏だと思う。
あー、はいはいはい。
フランスでやってんのかと思ってた、俺ずっと。
フランスにも映画の中では多分行ってるけど、
でもドラン映画基本的にカナダだと思う。
ドラン自身がそうだから。
あー、はいはい。
そうそうそう。
カナダ人でフランス語圏の、確かケベックかな?の出身の人だよね。
あ、そうなんだ。
普通にみんなフランス語喋ってるから、てっきりフランスなのかと思ってたよ、もう。
いや、カナダだね。
モントリオールって確かに、モントリオールって言ってたよね。
言ってたけど、モントリオールどこか知らないから、フランスのどっかなのかなって思ってた。
だからフランス人っていうよりも、カナダ人が気性が荒い可能性があるってこと。
あー、やっぱアイスホッケーとかね。
知ってますからね、あそこね。
害虫駆除と家の問題
アイスホッケーってカナダ発祥なの?
いや、でもなんか、あの辺でよくやってんじゃないの?知らないけど。
めっちゃ適当だしね。
知らないけど、やってるでしょ?カナダって。
多分。
でも、メルヴィル・プポーは多分、ロランス役の人は多分フランス人だと思う、確か。
あー、そうなんだ。カナダ関係ないタイプのフランス人ね。
でも役柄だからな、わかんないけどな。
わかんないね、そこはね。
でも、私はなんか、日中でたとえば切れたくてもさ、うまくあそこまで切れられない人のほうが多分多いと思うんだけど、特に日本人は。
なんかこう、自分のああいう、うわーみたいな怒りの気持ちを、フレットとかみんなが代わりにやってくれた感があって、結構爽快な気分で見てたけどね、私は。
確かに。
なんか、自分もあそこまで切れた気分になれた。
おばちゃんに。
日本人ね、ちょっと切れ方下手だよね。
そもそもあんま切れないしさ、切れてもちょっとなんかさ、声震えちゃったりとかさ。
そうそうそうそう。
キモくなっちゃうこと多いよね、自分も含め。
ダサいじゃん、なんか。
そうそう、ダサくなっちゃうよね。
俺なんかあの、この家さ、スペイン人がさ、最大5人いたんだけど。
シェアルームね。
そうそう、シェアルーム。
ハウス。
ハウス。
あの、2人追い出されたのよ。
どうして?
なんかもともと、そいつらは1人18歳、もう1人は20歳になったばっかりみたいな、若くてさ。
スペイン人ってスペイン人同士で住むから、友達の友達みたいな感じでね、その親もスペイン人だから。
まあ来たんだけど、まあちょっと散らかしたりさ、片付けなかったりとか、いくら行っても聞かないみたいなのあったんだけど、
まあ友達の紹介だからみたいな感じでね、たぶん我慢してたのね。
で、外虫駆除みたいな、別に湧いてたわけじゃないんだけど、外虫が、予防みたいな感じで、
家全体に煙か何かたくのか知んないけど、バルシさんみたいなのたぶんやるから、
明日は一日開けといてくれみたいな、家をね。
で、夜の7時くらいまで終わらないから、それまでちょっと帰ってこないでねみたいなの言われてたの。
でも全部部屋やるから、共有部だけじゃなくて、個人の部屋もベッドルームもやるから、ちゃんとちょっと片付けて、
煙とかたくんだったら、服とかについちゃうかもしれないから、そういうのしまっといてねって言われてたの。
怒鳴り合いの大喧嘩
で、俺は分かったって言って、全部部屋ちょっと久しぶりにきれいに片付けて、鍵も開けて、置いていったんだけど、
そのスペンジ、男2人ね、金ないからさ、1つの部屋に2人でいたんだけど、
それ全く片付けないで、いつも通りのまま放置してたの。
靴も、その辺に泥まみれになって、なぎっぱなしみたいな。
で、極めつけはマリファナをめちゃめちゃ吸うんだけど、スペイン人は。
そいつらも吸ってて、家でもゴソゴソ吸ってたんだけど、
マリファナとかも部屋の床にバラバラってめっちゃ散らかったまんまに吸ってたのよ。
で、害虫駆除の業者が次の日来たんだけど、そいつらと一緒に、
親も鍵開けないといけないからさ、一緒に来て、ちょっと家に覗きに来ちゃったんだって。
で、その惨状を親が目の当たりにして、
こいつらちょっとアウトだわみたいな。
ちょっと何とかしといてって、
親っていうかサブレッティングしてるスペイン人の一人ね。
俺のハウスメンチのうちの一人に行ったんだけど。
で、俺はその日、害虫駆除で夜まで帰ってくるなんて言われてたから、
ちょっと出かけててさ、仕事の後。
で、家に帰ってきたんだけど、そしたらスペイン語でどなり合いが聞こえてきて、
で、ドア開けた瞬間に。
怖い、スペイン語のどなり合い。
うわ、まじかみたいな思って。
で、リビング行ったら、男4対女1なのね。
で、女1のほうが家管理してる人。
親なんだけど、
その女1対男4で立ってもう殴りかかるんじゃねえかってくらい、
大喧嘩をしてて、叫び合いしてて。
嫌でしょーみたいな。
おーって思って。
で、俺リビングに買い物した後だってから、冷蔵庫に野菜とか入れたかったんだけど、
あーちょっとこれは無理だと思って、
そそそーって言って自分の部屋帰ろうとしたんだけど、
あ、コーキー来たコーキーみたいな。
あー弱い、捕まった。
で、今ちょっとあの話しててみたいな。
こいつ部屋片付けなくてさ、
こうやって言われちゃったさみたいなのを言い始めたんだけど、
怒鳴り合いしてる最中だったから、
怒鳴り合いしながらその説明を俺にするみたいなのが始まって、
俺もあーあーみたいな感じで聞いてたんだけど、
で、俺来ちゃったもんだから、
途中からその怒鳴り合いも、一応その4対1の間でしてるんだけど、
お丁寧に俺にもわかるように、一回スペイン語で取られた後に英語で取られる。
俺別に頼んでないんだけど、
通訳入るみたい。
通訳一回自分でみんな言い直しみたいな流れができて、
英語めっちゃ下手だし、
まあみたいなのがあったんだけど、
まあ言いたかったのは、それ見てね、なんか俺ちょっと感心しちゃったもんね。
こんな、こうやって切れるんだね、みたいな。
みんなブチ切れてたんだね。
そう、特に女のほう。
女1人でさ、男1人でさ、もう大立ち回りしてたよ。
なんかもう一切ビビってなかった。
もうだって、たぶん勝てる要素なかったもんね、その男の子たち。
逆に出てったんだけど。
すごいね、それは感心するわ。
演技の感銘と感情の可視化
なんか、たどもしいって思うだろうね。
そうそうそう。
なるほどな。
でも、ああいうどなり合いの喧嘩みたいになったときにさ、
頭の回転が速くて、噛まずにブワーって言える人は、ほんとすごいなと思うよね。
なかなか見たことないよね。
私そういうとき、思考停止しちゃうタイプだからさ、
たいしたこと言えないんだよね。
視線ぐらい。
尋常じゃない視線を送るぐらいしかできないわ。
なんかちょっと、面白くなっちゃうんだよな。
中途半端だとさ。
そうそうそうそう。
で、途中でちょっと噛んだりしたのもね、その瞬間いろいろ崩れるからね。
なかなか難しいよね。
難しい。
フレッドも、ちゃんとあれ一発でいったんかね?
あのシーンを撮ったときってこと?
うん。
いや、どうだろうね。ランテイクかしてるかもしれないけど。
ね。
いや、あれ感心しちゃうよね、ほんと。
そうだね、感心するわ。
いや、なんかほんと感心もしつつ、
それによって、その人たちの気持ちを思ったら、うーうーってなってしまうよね。
泣いたんだ。
泣く。
もうボロボロ泣く。
そうか。
まあ、いいシーンではあったな。
いいシーンだったよね、あそこ。
で、しかも最後にロランスが、お礼言わせてって言うんだよ。
車に、タクシー乗るフレッドに対して。
にもかかわらず、でもフレッドはフレッドで、
ロランスに言えない、ちょっと隠してるところがあるから、
私は病気じゃないんだよって言って、
いろんな複雑な感情が混ざり合ってる、
ちょっとすれ違ってる2人みたいな、
あれを思うとまたさらに泣けてくる。
うん。
なんかロランスもちょっと引いてたよね。
引いてたかな?
引いてたっていうか、アチちゃんみたいな感じしたけど。
あ、ほんと?私にはなんか、
その前にさ、ロランスもバーでトリガーになって、
自分がキレてるじゃん、ボコボコになるって。
それをまさかこうさ、
別の人が自分の代わりにやってくれるみたいなところで、
はぁ、みたいなちょっとこう、
ちょっと心が軽くなる瞬間なのかなって私は捉えてた。
あ、まあ、そんな感じのもあったんだろうけど、
ちょっとなんか、ちょっとやばいなみたいな感じも感じたな、俺は。
まあ、予想以上にはキレてくれてたろうね。
うん。
そこまでキレてくれるんだ、みたいなのはあっただろうね。
マジキレだったな、マジで。
あの演技すごかったと思うわ。
そうだね。
白心の演技だったと思いますよ。
噛んでなかったし。
アスペクト比の利用と映像表現
あとは、さっきの感情の可視化みたいなところで言うと、
もう一つ印象的なシーンがあったと思うんですけど、
わかります?
感情の可視化、洪水ですか?
そう。
ロランスが完成させた詩集をフレッドのところに流走して、
それをフレッドが読んだときに、
フレッドの感情を水バシャーで表現したところね。
なんか、ああいうのがさ、なんか常に使われるんじゃなくて、
本当に感情の大事なところにだけ要所要所使うっていうのもすごいいいなと思ったし、
わかるわー、みたいな。
もし私がフレッドだったら、それになるわ、心の中、みたいな。
もう、いろんな防波堤がザーって崩れて、
涙がブワーって出る。
のをあれで表現するか、みたいな。
なんかすっきりもしつつ、いろんな開放感もありつつ、
込み上げる感情みたいな。
のをすごいよく表現してて、素晴らしいなと思いましたね。
よかったね、確かに。
俺はさ、かのにさ、こういうの嫌いなんじゃないかって、
勘違いされてんじゃないかって、常々思ってるんだけど、
そういうわけではないんだよね。
俺もだから、こんぐらいだったら、
こんぐらいだったらっていうか、このやり方だったら全然好きだよ。
いや、私、たぶんもう、
変化なくなった?
たぶんマグノリアの回とかから、徐々に徐々に。
まあいいよ、じゃあ。
なんか変な、いらんぶっこみ方してるやつは狙いすぎだなって、
なるときはあるけど。
なるほどね。
でもこの作品に関しては、その辺の不安はなかったわ、チャーリーに対して。
なんなら評価してもらえるかなって思ってた。
光るものがあるねって言ってもらえるかなって思ってました。
光るものはあるけど。
でも光るもの展だけじゃなくて、今回は総合展をもらえてると思うので、
普通によかったよ。
よかったと思いますよ。
あの防波堤からのピンクのレンガも、ローラーがあってよかったしね。
あれね。
そうなんだよな。
うわーって気づかなかった、あのピンクのレンガ。
この1年半気づかなかったみたいな感じもよかったしね。
もう1つ言えばあれだよね、ジャケットにも採用されてるけど、
一番代表的なあれで言うと、2人が1回駆け落ちみたいな感じになって、
何ノワールだっけ、いるなんちゃらノワールみたいな2人のずっと行きたかった。
あれでしょ、ノワールの島みたいなところでしょ。
そうそうそう、に行ったときのカラフルな洋服がね、宙を舞うシーンもいいですよね。
なんか、一瞬あのカラフルな服がなくなるシーンも、走って一瞬映るじゃないですか。
本当はあれだけど、2人の心の中はああなってるっていうのをさ、
上手く、あそこだけじゃなくて、一瞬何にもない現実の映像も見せるみたいなところが、
よりやってくれたなって感じがして、すごいですよね。
俺さ、もしご存知だったら教えてほしいんだけどさ、
ビジュアル的なね、演出の面で言ったらさ、
シーンごとであげればそうやって出てくると思うんだけどさ、
さっきも話してたけど、アスペクト比率がさ、
何体何点とか知らないけど、
ちょっとちっちゃめだよね。
横切れてるみたいな感じだったじゃない、左右。
あれはどういう意図なんですか。
昔読んだ気がするけど、何か意図があるんだけど、
私もちょっと忘れちゃったんだよね、あれに関しては。
もう何か、ちょっとオシャレでいいなとは思ったけど、
何か意味があるはずなんですけどね、あれも。
何かさ、マミーの時、マミーの話あんましたくないけどさ、
マミーは結構さ、分かりやすいじゃないけど、
そうだね、なんでアスペクト比にしてるのかっていうのが見たら分かるようになってるよね。
あんじゃん、そう。
だからちょっとそういうのやってくるのかなって思っちゃったんだけど、今回も。
何かいきなり、あれで始まったから。
でも別にその、種明かしみたいなところは別になかったし、
じゃあ何かどういうことなんだろうって普通に思った。
私もそこは不甲斐ないけど、ちょっと分かんないんですよね。
ポーズとかの問題なのかな。
多分。
結構、またあれ出るけど、シネマトグラフィーの話になるけどさ、
だいぶこだわってるように見えたし、あれかな、シンメトリーは別にできるか、横長でも。
そうだね。
何かそっちのほうが見栄えいいと思ったからなのかな。
何だろうね、でもなんかさ、分かんないけど、
なんかインスタグラム出てきた時もさ、
インスタっぽい、確かに。
そう、なんか今まではさ、写真撮ったらさ、横で撮るか縦に撮るかであれだけど、
あの長いアスペクト比が普通だったわけじゃん。
そうだね。
でもインスタの登場によってさ、あの真四角みたいなのが結構主流になってたし、
あれによってちょっとアート感というかさ、
ああ、確かに。
ただの写真ポストじゃなくなったじゃん。
確かに確かに。
なんかインスタをドランが意識してるっていうよりは、
なんか時代の流れ的にアスペクト比がなんかこう、移り変わるなんかがあったのかなとかは思うけどね。
秋の象徴とドラマの展開
かもね。
なんか美術的な、美術センス的な感じだけど。
美術的な、美術的なあれがたぶんあるんだと思います、あれは。
おそらくね。
まあ、ドランがあれ好きってだけかもしれないしね。
ちなみにさ、マミーはだからそうだったんだけど、
トムが農場へ行ったみたいなやつは俺は覚えてないんだけどあんまり。
どうだったか。
他の映画は?
トム、どうだったかな。
トムも、でも全体的に。
他にもあんのじゃん。
俺は3つしか見てないけど。
ドランの映画基本的に端っこ切れてたような気がするんだよな。
そうなんだ。
なんかあれにこだわりが確かあるんだよ、ドランの。
なるほどね。
でもちょっとその理由とか全部なってたかどうかちょっと私もちょっと把握しきれてないな。
なるほど。
でもなんかインタビューとか見たらなんかね、言ってた。
なんかしら。
ちょっとごめんなさい、覚えてないです。
好きだけどね。
いいよね。
その映画内で効果的に使ってきたらなお好きだね。
しかも今回はわかんないけどちょっと。
なんかあるのかもしれないけど、
そういうね、ちょっと面白い仕掛けみたいなのあったら。
エヴェブとかもやったしね。
ちょっと変えてみたりとか。
エヴェブあったっけ?
むちゃくちゃ変わってたよ、アスペクティ。
あ、そうだったっけ。
めちゃめちゃなんかもう。
やばい、気づいてない。
バチバチ変わってたね。
あ、ほんと。
なんかもう1個2個を使い分けるとかじゃなくて、
ブワーってなんかもう変わってた。
じゃあなんか、時代の流れ的になんかこの、
アスペクト比を変えるっていうのはちょっとなんかあるのかもしれないね。
まあなんか雰囲気出るしね。
やっぱり。
なんかあれだけでさ、
なんかこの、なんていうの、
映像1枚1枚がちょっとこう、
全部アートに切り取れるみたいなところあるよね。
あれあれ、インスタ映えね。
そう、インスタ映えするよね、やっぱね。
そうね。
ただ、
まああと、私がしみるなーって思ったポイントはもう1個、
あの、秋が重要ってところかな。
秋?
秋。気づきました?
秋って何?
春夏秋冬の秋。
あ、春夏秋冬の秋。
え、不審や。気づいてない気づいてない。
そう、なんかたまにね、あのカレンダーとかが映ったりとか、
で、あれがだいたい11月だったりとか、
あとその、それかファッションがさ、ドラム映画は。
今ちょっと思った。
そう、重要に使われ、効果的にね、使ってると思うんだけど、
なんかそのフレッドとロランスのなんか転機というか、
なんか出会ったり別れたり、
なんか仕事をクビになったりとか、
そういうちょっとおっきめの転機があるときって、
必ず秋なんですよ、2人の中では。
へー。
そう。
そうなの?
出会ったのも秋だし、別れたのも秋だし、
あのロランスが学校クビになったのも秋なんですよ。
あ、そうなの?
いいことも悪いことも。
そう、ドラマが起きるのは秋なんですよ。
へー。
あのインタビューしてるときも秋なんですよ。
なんで?
秋が来るときなんですよ。
その、別にたまたまだけれども、
秋に2人の中でそういう何かしらドラマが起こっていて、
なんかその、ちょろっと後ろでカレンダーでノーベンバーって書いてあったりとか、
あのロランスが学校クビになるとき、
ロランスがさ、秋の紅葉のセーター着てたりとかするじゃん。
そうそう、それ思い出した、秋って聞いて。
そう、ああいうので別にわざわざ説明はされないんだけど、
秋の到来
よくよく見てると、今季節がいつなんだなって、
一応秋なんだなってわかるような細工がちらほらされていて、
で、そのインタビューの最後にも、
あのインタビュアーの女の人が、
もう秋ね、コートがいるわって言って、
で、ロランスがそうね、秋が来たって言って終わるのよ。
あー確かに。
そう、秋が来たってことは、みたいな、
ロランスにとっては、秋っていうのは、
こういろいろ思うことがあるなーって思うと、
切なくなるようなさ、季節なのよ。
面白いよね。
そう、そういうとこも憎いですよね。
憎いですね。
また秋が来たか、みたいな気持ちに、
私たちもさせてくれる感じ。
なるほど。
そこも好きですね。
いいね。
なるほどね。
あとは、もうとにかく音楽ですね。
音楽良くなかったですか?
良かったね。
さっきスプレッドシートにもさ、書いてあったの、
チラッと見た気がしたんだけどさ、
なんかPVかなんかの、監督もやってるんでしょ?
グズビエトランって。
あーそうさ、あの、アデルって歌手いるじゃん。
あの人から直接オファーを受けて、
アデルのハローっていう曲のミュージックビデオも監督してたりとかして、
音楽と映像の魅力
確かに言われてみれば、そういうさ、ミュージックビデオとか、
CMとか、そういうのに採用されそうな映像の作り方してるよね、監督ってとても。
してるね。
ユニクロのCMかな?みたいなとこあったもんね。
確かに。
お話を楽しませるっていうのももちろんあるんだけど、
ほんとに目で見て楽しいところがすごくあるよね、ドラマって。
そうだね。
この映画さ、やるってなったときに、
私が部屋で見てたんだけど、
すっごい好きな映画だし、いい映画だからさ、
私のパートナーのエビちゃんにも見てほしいなーって言ってたんよ。
でもなんか今日こういうやつ見るんだーみたいな。
言ってもなんか結構興味なさそうな感じで、
今から私映画見るねーみたいな感じで、
ちょっとずつ一緒に見てほしいなーっていうメッセージを込めて、
でも興味なさそうだなーって思って、
じわじわやってたんだけど、結局全然なんかピンときてない感じだったから、
え?見たの?
結果見たんだけど、
いいもーんって思いながら見始めたんですよ。
部屋でゴロンってしながら。
でも結構さ、映像がカラフルだったりとかさ、
効果的に使われたりとかするからさ、
きっとエビちゃん好きだろうなと思ったのよ。
きっと気に入ってくれると思ったから、
誘いたいなと思ってたっていうか、誘ってたんだけど、
でも結果見始めても、なんかうーんって感じだったから、
一人で見ようって思って見てたんだけど、
横でちらちら多分この映像が目に入ってさ、
あれ?なんか面白そうだなって、多分その映像の使い方を思ってくれて、
それをきっかけで、結局一緒に見てくれたんですよ。
そう。
だからそういう意味でもやっぱこう、人を引きつける、
まあそうだね。
映像だけでね、あってよかったなって思ってます。
まあ結構、絵的に面白い音楽とかも含めてね、
シーンとか結構あったもんね、いっぱいね。
そう、なんか画角もよかったしね。
アングルってこと?
特徴的なシーンとキャラクター
そう、アングルもさ、なんか人物が真ん中に来ないで、
ちょっとなんかこう角の方に持ってきたりとかさ、
すごい引きであえてやって、
その2人が映ってるのがもう絵になるみたいなシーンとか、
いっぱいあったじゃないですか、結構。
ロランスのお母さんに打ち明けるときとか、
フレッドがお母さんと妹に相談するときとか、
ロランスがフレッドにカミングアウトしたときに、
2人でうなだれてるシーンとかさ、
まあいろんな面白い、何?画角っていうか、
カメラの位置というかを使って、
それもなんかこう切なさをすごい演出する、
いいポイントだったなと思ってます。
そうだね。
チャーリーは何言おうとしてた?
え?
なんか言おうとしなかった?
なんか言おうとしたっけ?
たぶん、いつ言おうとしたか覚えてないけど、
たぶんなんかそのTV、
絵が面白いよね、音楽がいいよね、みたいな話してるときに、
パーティーのシーンとかね、みたいなのを言おうと思ったぐらいかな。
フレッドが行ったパーティー。
フレッドが浮気しちゃうとこのパーティー。
あれもよかったよね。
しかも、気づきましたか?
あそこに一瞬だけドランが映るの。
気づいてますよ。
気づいてる?よかった。
あん中のドラン、一瞬でますからね。
なんかタバコ吸ってる人ね。
キスみたいなメイクして、一瞬だけ映る。
お気づきじゃない方はもう一回見てくださいね。
ムカつくわ。
ムカつく面してやがる。
かっこよかったよね。
かっこよかったね。
ザビエドラン、カノの嫌いなITのチャプター2にも出てるんでちょっと。
あ、そうそう。
見た?
いや、見てない。
見てないんだ。
IT見たほうがいいかな。
結構出てるの?
いや、仮面を出演レベルだけ。
でもセリフも結構あるし。
セリフあるんだ。
セリフもあるし。
これ別に内容のネタバレにはなんないから言ってもいいと思うんだけど、
ITってピエロが襲ってくるよ、子供たち襲うよみたいな。
1で一応ピエロ撃退して、2で27年後にピエロが帰ってくるのよ。
大人になった子供たちがまた戦うみたいな話なんだけど、
そのピエロが帰ってきたぞみたいな演出のときに、
クザ・ピエドランがゲイなんだけど、映画の中でね、
ボーイフレンドと一緒に歩いてたら、やからに絡まれて、ボコボコにされて、
確かに川に流されるんだよね。
ボーイフレンドのほうが、川流されちゃった、助けないとって思ってたら、向こう岸にピエロが立ってて、
クザ・ピエドランはピエロに食われて死ぬみたいな。
そんな感じだった。
ドラン。
確か。
ボコボコにされて、川に流されて、ピエロに食われる役だね。
悲しい役だね。
でもこれ結構シリアスらしくて、本当にあった事件が元になってるらしいんだよね。
昔の、まだその時代がさ、古いときにゲイカップルとかがあんまり多くなかったときに、
リンチされて殺されちゃった人みたいなのがいたんだって、それを元に作られてるストーリー。
で、クザ・ピエドランが、これ押して俺やりたいですわ、みたいな感じで出たっていう。
ピエロに食われるって知ってたかどうか分かんないけど。
いや、知ってただろ。
知ってただろ。
一応、そういう感じで出たらしい。
なるほどね。
そう、この作品では演じてはないけどさ、ほんとあの人、他の映画では結構主演とか自分でさ、
監督もやって、結婚もやって、主演もやって、みたいなのが多いけど、
うん。
演技させてもいいんだよね、この人。
ね、鋭いよな。
鋭いよな。
なんだろう。
ビジュアルも良くてね、主演でも全然、ね、いいビジュアルもしてるし、演技もできるし。
だってこの人、この映画もそうだけど、脚本と監督だけじゃなくて、衣装とか。
え、そうなの?
すげえ全部自分でやってる。編集まで全部自分でやってる。
めかつくなあ、マジで。
音楽とかも全部自分で選んでるし、ファッションも全部自分で選んでるし、編集までしてますから。
なんか、めっちゃ体臭臭いとかないかなあ、こいつ。
ほんと今のところ身長だけだからね。
剥げてほしい早く。もう30度でしょ。
別にいいじゃん、剥げてても。
いやまあ、彼女はいいけど、俺はでもそれ見ていいと思うからさ。
俺が髪があるうちは。だからあいつが先に剥げるか俺が剥げるかの勝負だよね。
まあ長い目でじゃあ、身守っときましょうか、髪の毛は。
絶対に絶対に負けない。
まあチャーリーふさふさだからね。
今のところはね、分かんないから。
ツルツルだしね。
でも俺らぐらいの歳になってくるとやっぱ、剥げてる友達出てくるじゃん。徐々に。
まあね、そうだね。
早い人はね。
分かんないよね。
そうだね。
え、この人が?みたいなのもあるからね。
確かにな。
まあまあ、剥げはいいんですよ。
剥げはいいの。
音楽の話しようよ。
いいですよ。
もうさ、最初っからいいんだけど、
あの試戦のオープニングから、
絶妙な音楽使ってると思うんだけど、
私が特に好きなのは、
あのロランス女装初日、
で、オースに入っていったとき。
なんか音楽がさ、ちゃんと登場人物の感情に完全に寄り添ってるじゃないですか。
歌詞もそうだし、音の雰囲気もそうだし、音の速さとか。
そうだね。
全部考えられて作られていて、
もうあのロランスが投稿してさ、
一瞬、教室が静まり返るけど、
あの女の子が手を挙げて、
うわ、なんて質問一発目にされるのかなってドキドキしてる中で、
8ページですか?って言うじゃん。
で、ロランスがそれを聞いて、似合ってして、
あの音楽がズンズンズンって始まって、
で、もう意気揚々とあの廊下を走って行ってさ、
またあのみんなの目線をこう奪っていくじゃないですか。
で、最終的にあの同僚にさ、
反乱か?って言われて、
いいえ陛下、革命ですって言うところも、
もしかに革命だな、反乱じゃないな、みたいな。
もう、あの一連の流れもすごいいいですよね。
そうだね。みんなおしゃれだよね。
おしゃれ。
モブとかもさ、
あ、そうだね。
ほんとにあんなおしゃれなのかな?
おしゃれだったのかなって思った、フランス人は。
カナダ人な。
あ、カナダ人か。ごめんごめん。
いや、ほんと多分、ああいう細かいファッションも多分手掛けてるんでしょうね、きっと。
かもね。
いや、ほんと。
あともう一個、私がもうめちゃめちゃ好きな音楽のシーンがあるんだけど、
あの、次なる恋人のシャルロットというシーン。
で、あのシャルロットが、フレットからの手紙を見て、家を出ていくシーンですね。
ああ、はいはいはい。
すごい、あのシャルロットの感情に寄り添った、ちょっと不協和音で、ザワザワして、
ついにこの時が来たか、みたいな、あのキロキロキロキロキロみたいな、すごい不協和音のさ、音楽が鳴るところが私はすごい好きで、
なんか、絶妙にあのシャルロットの、あの子はほとんどセリフもないし、
ないね。
なんかもう、こっちで察するしかない立場の女の子じゃんね。
うん。
だけども、あの音楽で、もう彼女のいろんな心境がさ、全部こう伝わってくるというか、
うん。
もうそれが最高によかったし、その後にローランスがバタンって閉めたので、
シャルロットが出てたのに気づいて、手紙をパッて開けた時のあの文字がジャーンって出てくるじゃん。
うん。
クレットの手紙の。
あれもなんかもう、
面白かったね。
次のチャプター始まったみたいな、感じがしたし、
確かに。
そう。
だから流れ良かったね。
良かったよね。
まあこれは私が勝手に思ってるだけかもしれないけど、また出しちゃうけど、
フレッドとロランスの関係性
ファニーゲームのオープニングとちょっと重なるとこがあるなーなんて。
ファニーゲームのオープニング?
覚えてない?
バンドは覚えてるけど。
あ、そう、あのバンドの日本のメタルバンドのさ、
ファニーゲームでバーンって出てくるだけじゃない?
バーンってファニーゲームって出てきて、
あのちょっとソワソワするメタルバンドの音楽がギュルギュルって流れるじゃん。
うん。
で、ちょっとなんかこう重なるなーとか思って見てた。
不協和音と画面にバーンって文字が出てくる感じ。
あー、なるほどね。
まあまあまあまあ、分かるうち分かる。
分かるうち分かる。
まあ見た人は、ああそこかーって感じだと思いますけど、
そうそう、その辺が印象的でしたね。
印象的なシーンはいっぱいあったね。
まあ、かなり良かったですよ。
私はロランス。
ね。
あの、一個気になるんだけどさ、
KANOはなんか俺が好きじゃない線を想定してたわけでしょ、一応。
うんうん。
その時はこう、なに、あの、どういう攻撃を想定してたの?
で、どう返す?想定だったら。
いや、なんだろう。
別にそこまで、その否定されるのをなんか、
ここがダメかなーとか、ここ指摘されるかなって思ってたっていうよりは、
どちらかといったら80%くらい多分気に入ってくれるだろうと思いながらやったんだけど、
ああ、そうなんだ。
うん。だから私が全く予測しない部分で、
ザ・セルの時みたいに、えーみたいな。
ザ・セル。
全く想像して、ザ・セルの時とかもまさか批判されるなんて思ってなくて、
収録行ったら、なんか思いのほか反応微妙だったみたいなさ、
ことがたまに起きるから、それが起きませんようにって思ってた。
ああ、なるほどね。
それは別に嫌いじゃないけどね。
そう、嫌いじゃないけど、なんかまあ、好きにも行き切らないみたいな、
って言われる可能性が、私は思いつかないけどあるのかな、みたいな。
ああ、なるほど。
でも来たとしても、帰り道にしてやるよっていう。
うん、熱弁したろって感じだった。
なるほどね。
それこそ、チャーリーは聞いてないと思うけど、
モユル女の肖像の時、
マリコから眠くなったって言われてたから、
すっかり私があれが好きで、こういうふうに見たら面白いんだっていうのを熱弁したんですよ。
なるほど。
そう、そしたら、ああ、みたいな、なるほど、みたいな。
説得できたんだ。
説得できたし、視聴回数もめっちゃ伸びてるし。
ね、すごいよね、あれね。
そうなんですよ。
だから、そのパターンで行こうって思ってた。
これも早く見なきゃ。
ちなみに、モユル女の肖像の時に、私がおすすめの映画でおすすめしたのが、この作品なんですけどね。
ああ、そうなんだ。
はい。
そうそう。
いつかちょっとマリコにも見てほしいんですけどね。
うん。
なるほどね。
そういえばね、
今月さ、なんかさ、プライドマンスみたいなやつって世界的にやってんの?
あ、そうなの?
なんかすごいやってんだけどさ、こっち。
あ、ほんと。あるかもね。
日本じゃと、あんまりなのかな。
日本じゃと。
俺なんか噛んだ、今。
日本だと、と日本じゃーが多分まずい。
日本じゃとって。
ジジイみたいになってた。
なんか昔話のおじいさんみたいになってたから今。
ごめん、ちょっと拾っちゃった。
日本じゃと、私はわからんが、あると思われるけど。
そうかい。
あるんじゃないかな。
そうかそうか。
多分世界的にあるんじゃない?
まあ、そうだよね。
で、なんか昨日ね、ちょうどダブリンでさ、なんかパレードみたいなのやってて。
みんな行ってたんだよね。
あ、そうなんだ。
プライドパレードみたいなのやってて。
今月なんかちょっと街も全体的にさ、なんかロゴが虹色のあれになってたりとか会社の。
したんだけど。
多分昨日がピークでそのパレードやって、みんなでなんかお祝いみたいなのしてたタイミングだったかな。
俺は寝過ごしてパレード見れなかったんだけど。また。
またね。
寝るかイチャイチャするかでパレード。
そうそうそうそう。
男子だからね。
そうそう。パレードないがしろにしがちだからね。
ないがしろにしがち系だからね。
だからまあ。
6月の24ってことかな。
ロランスの超越とフレッドのスペシャルさ
あ、それわかんない。
それがアイルランドのパレードの日がたまたまそれなのか。
それわかんないけど。
うんうんうん。
盛り上がってたんだね。
そう。
でも俺はもうそんなときに私エロランス見たからさ。
ちょっとタイミング良かったよね。
良かったです。それは。
それは全く意識しないで。プライドマンスとか。
全然してなかった。
してないんだ。普通にたまたま好きだから選んだだけ。
だからそろそろ大好き映画やりたいなって思っただけだったんだけど。
世界のプライドマンス波動に呼ばれたのかもしれないね。
かもしれないよな。
引き寄せられてたかも。
あともう一個語ってもいい?
いいよ。
2人がすれ違った理由みたいなところを。
すれ違った理由。
私的考察したいんだけどさ。
ずっとお互い愛してるのにすれ違い続けて、結局2人は一緒にならなかったじゃないですか。
そう。
で、最後2人で会ってバーでさ、話すシーンで、
フレッドが地上に降りてこないの?みたいなことを聞く。
で、ロランス的には、やっとの思いで飛び立ったのに、みたいな。
あなた何言ってるかは自分でわかってるの?みたいなことを言うじゃないですか。
言ってたね。
そう。で、あらすじにも書いてあったけど、
このお互いにとってスペシャルであること、みたいなのが2人の中のテーマだったと思うんだけど、
私的には、その2人のうまくいかなかった理由は、
そのスペシャルの定義が違ったんだろうなっていうふうに理解して、この映画を見てたんですよ。
そう、なんか、フレッドは地上に戻ってきてほしい。
でも、ロランスはやっと飛び立って、この超越した世界に行ったのに、
しかも、自分のああいう性を越えて、自分らしさを獲得していったわけじゃん、ロランスは。
で、飛び立ったのに、それを応援してくれない、喜んでくれないフレッドがどこかいて、
それで、すれ違ってしまったわけだけど、あの2人は。
そう、なんか、ロランスはどんどん自分を、自分自身がどういう人間なのかっていうのを理解してって、どんどんきれいになってったじゃんね。
うん、そうだね。
そう、で、ロランスは超越することがすごく、なんか重要なことだったんだろうけど、
私的には、たぶんロランスは超越しすぎたというかさ、ちょっと神の領域に行ってしまったというか、
なんかあそこまで行ったら、ちょっとさ、フレッドにとっては、ちょっと手の届かない存在みたいになってしまったのかなっていう気がして、
なるほどね。
なんかフレッドは、たぶん結構自己主張がさ、強いタイプの女の子だったと思うんだ。
うん、強いね。
で、結構たぶん見た目も大事だったと思うんだよね、フレッドにとっては。
フレッド自身のってこと?
そう。
ああいう、結構奇抜なファッションとかさ、奇抜な髪型、髪色をすることで、結構自分をこうさ、主張するところがある人だったんじゃないかなと、私は思ってて、これを見て。
そう、だけど、なんだろう、ロランス王と、これから晴天館をしたロランスと一緒に過ごしていくってことは、
なんかちょっとロランスの脇役じゃないけど、なんかロランスを支えていくみたいなポジションにこう、どうしても行き着いてしまう、みたいな、たぶん未来が見えていて、彼女には。
はいはい。
どんどんどんどんロランスが先に行ってしまう、それこそ地上から飛び立って、どんどんどんどん空高く行ってしまって、
ロランスはどんどん輝き続けられるかもしれないけど、ちょっとなんかフレッドはロランスと一緒にいることによって、自分が影の存在じゃないけどさ、自分が輝けなくなってしまうみたいなところを感じて、すごいギャップが苦しかったんじゃないかなと、私は思ってて、
なるほど。
そうそうそう。だから、ロランス、あ、じゃない、フレッドはたぶん地上に戻ってきてほしかったんだよね。
すれ違いと方向性の違い
でも、ロランスからしたら、すごい苦しい30年間を越えて、もう革命を起こしたわけだね。
うん。
で、自分を確立して、堂々とあの姿で街を歩いて、自分で本まで書いて、
うん。
で、だから、彼からしたら、見た目も関係ないし、2人の時間とか愛を大切にしてほしいって喧嘩した時に言ってたと思うんだけど、
うん。
フレッドは、なんか、そう、あの、妊娠してたことを忠誠なことを言ってあげるシーンで、
あー、あれね。
あなたの隣でちっぽけな存在でいたくない、おまけみたいな人生はごめんよって言ってるんだよね。
あ、言ってたっけ?
そう、言ってるんだよ。
あー。
だから、ロランスが、何が欲しいの?ってこう、あなたの欲しいものは何なの?って問いかけた時に、フレッドはたぶんそれ言えないんだよ。
うん。
言ってないんだよね。直接的なことは。
だけど、まあ、たぶん共駐としては、そんな気持ちだったんじゃないかと思って、
うーん、なるほどね。
そう、だから、まあ、どんなカップルでも、やっぱ同じ方向を向いてさ、その人と一緒にいると、お互いがスペシャルだなって思えるのが、一番健康的な関係性というかさ、
まあ、私はそう思ってるっていうだけだけど、
なんか、2人とも、ロランスと言うと、フレッドも自分のことがスペシャルって思えるし、
フレッドと言うと、ロランスも自分のことがスペシャルって思えるのが、理想的なんだけど、
たぶん、あのまま行くと、まあ、ロランスだけは、そりゃあ自分のことがスペシャルって思えるだろうけど、
じゃあ、私は?みたいなところがあったんだろうなと思って、
で、それを踏まえて、地上に降りてこないの?っていう、すごい切ない気持ちになるし、
あそこで、やっと2人は、あ、なんかお互いが目指してる方法が違うんだって、たぶん、
分かってしまったから、ご飯食べずに、お互い裏口から去ったんだな、みたいな、っていう考察なんだけど、
考察だね、いいんじゃない?
いいんじゃない?
それを思うと、もうなんか、全部見ててさ、その2人のすれ違いみたいなのが、また1から見直すと、
うわ、ここですれ違ったんだなとか、
何回も見てるからね、
そうそう、なんか、これが方向性違うんだなとか、
ここで、ロランスは、なんか自分の方向性見つけたんだな、
フレッドは逆にここでギャップ感じ始めたんだな、みたいなのが、
最初の2人が車の中でイチャイチャしてるシーンとか、見るだけで泣けてくるんだよね。
あー、まあ、結末を知ってるからね。
そう。
あー、そうだな。
みなさんにはどう映りました?って、ちょっと問いかけたいなって感じですね。
難しいよね。
だって、あれでしょ?
ただの、ただのっていうか、ただのゲイじゃないじゃん。
女になりたいけど、ゲイではない、みたいな感じなんだよね、多分ね。
どれに入るの?それ。
なんていうカテゴリーなの?それ。
えー、カテゴリー?
うん、なんかいまいっぱいあるじゃん、なんかLGBTQの時点であるし、なんかもっとあるでしょ?
なんとかなんとかとか。
セクシャリティと性に関する考察
えー、どうなんだろう。
まあ、でも、だから性の対象は普通に異性であって、
で、ゲイじゃないじゃん。
体だけが違う。
ゲイじゃないよ。
ミッツマングローブみたいな感じ?
ミッツマングローブは、恋愛の対象…
いや、なんかあれ、ミッツマングローブテレビで、
私は女装が好きなだけです、みたいなの言ってたんだよな、覚えてるんだよな。
えー、あ、そうなんだ。
女装、あくまで女装家です、みたいな。
あ、で、別に男が好きではないんだ。
そこまで言ってたかわかんないけど。
うーん、なるほどね。
まあ、だとしたら多分、
まあでも、女装と性転換はまた違うからな。
あ、そうか、性転換しちゃってるからね。
うん。
性転換したらトランスジェンダーか。
あ、そうだね、トランスジェンダーだね。
で、そのトランスジェンダーカテゴリーの、
男が好きなわけではないタイプ、みたいな感じなのか、多分。
そうだね。
多分、細分化したらそうやっていっぱい出てくるんだろうな。
うん。
でも、Cなんだね。
C?
C?
あの、あれは、代名詞はC派なのね、英語の。
あ、SHEのCね。
うん。
その、ロランスはってことだよね。
そうそうそう。
そうだね、最終的にはCになったね。
そう、これもいわゆる英語がいっぱいあるからね、結構。
どういうこと?
だから、その人によってさ、Cって呼んでほしい人と、
HEって呼んでほしい人と、
どっちでも呼んでほしくない人もいるんでね。
なんかZみたいなのあるよね。
そう、Zみたいな新しいの作っちゃう人もいれば。
Zみたいなね。
そう。
一番多分、アメリカまで、基本的にアメリカで起こってることだからさ、
わかんないけど、
こっちでも、一回なんか、まだどっちかわかんないみたいな人がいて、
会社でね、ZEIって使ってくださいって。
あ、そうだ、ZEIか。
ZEIって普通にあれよ、みんな使うZEI。
あ、彼らのZEI?
そうそうそう。
一人なのに、その人呼ぶときは、ZEIAって言わないといけないの。
はー、なるほど。
そうそうそう、みたいなのもあったよ。
なるほどなー。
なかなか難しいよね。
難しいね。
まあ、でもその人にとっては、呼び方っていうのがすごい重要なんだろうな、
そういう思いがある人にとっては。
それだけで、自分のアイデンティティに関わるんでしょうね。
まあ、そうしてほしいって言われたらするけどね、全然。
別にあの、めっちゃムカつくやつとかじゃなければ、いいよ。
嫌なやつ。
嫌な、ムカつくやつなんて性別なんて関係ないでしょ。
それめっちゃ差別じゃない?でも。
え?どういうこと?
ムカつくやつには呼んでほしくない呼び方で呼ぶとしたら、むっちゃ…
いや、むしろ差別じゃないでしょ。
そうなの?
男だろうと女だろうと、トランスジェンダーだとムカつくやつなんて嫌な思いさせてやるよ。
日本のセクシャリティにおける話し方
って、もう平等でしょ。そういうことであれが言ってんの。
あー、そう?
うん。
なるほどね。
ムカつくやつでも嫌な思いさせる人じゃないってことは、っていうなんか根本の話なんですけど。
まあまあまあ。
まあ、そうか。でもそういうこともあるんだな。
そうそう。
まあ、でも日本語だとね、あんま彼はとか彼女はっていう話し方しないからね。
あんまり違う感じないけど。
そうだね。
別に名前じゃんね。
そうそうそう。
誰々ちゃんはとか。
うん。あと知らないけどさ、言語によってはさ、なんか男性名詞とかさ、
あー、あるね。女性名詞。
女性名詞とかさ、なんかあるやつもあるじゃん。
で、なんか男、そのアクションしてる人が男なのか女なのかによってさ、その後の文変わってきたりとかもしたりするんでしょう、多分。
そういう言語もあるんか。
うん。どうするんだろうね、そういうのって。
むずいなあ。
むずいよね。
うーん。
キリはないんだろうけどさ、カテゴリーもただ単純に男、女、その中間だけでもないし、男7、女3とかさ、その内訳はいろいろあるわけじゃん。
うんうん。
だから難しいよね。
そうか、英語で過ごしてるとその辺もぶつかるんだね、今の社会だと。
そうそうそう。
なるほどなあ。
日本でだってなんか、いわゆるゲイとかさ、レズビアンとかさ、俺の会社もいろんな国籍の人がいるんだけど、いっぱいいるもん。
あ、ほんと。
いっぱいいる。だからさ、俺思うんだけどさ、もしかしたらさ、日本もだからいるんだろうなって思って、あまり周りに行ってないだけでさ。
うんうんうん、そうかもしれないね。
日本だから少ないってこともないだろうからね。
そうそうそう。だから、やっぱり言いづらいのかな、日本は。わかんないけど。
日本にいて、私が気をつけてる性に対する話し方といえば、
例えば、彼氏いるの?とか彼女いるの?っていう聞き方をしないようにしてる。
パートナーいるの?にしてるって感じかな。
英語も今そうなってきてるよね。
あ、そうなんだ。ボーイフレンド、ガールフレンドって聞かない。
パートナーが一番安全みたいな。
俺は言っちゃうけどさ、ボーイフレンド、ガールフレンドって。
でも、パートナーが今一番安全みたいな感じでよくみんな言ってるし、聞くよね。
英語でも普通に、恋人っていう意味で使うときのパートナーは普通にパートナーでいいの?
パートナーだね。
だから、マイパートナーみたいな感じで、彼氏の話したりとかね。
するからみんな。
環境も環境じゃなくて、周りにいるからさ。
俺の会社のチームみたいなのは、たぶん30数人なんだけど、
5、6人ぐらいはいるんじゃないかな。
そんぐらいの割合で、他のチームもたぶんもちろんいるし。
でももちろん、社会的に身近なコミュニティから、国単位で、地域単位とかで見たときでも、
やっぱり言いやすい環境にあるかどうかは、実際に耳にする率がたぶん変わってくるだろうな。
だってもう、いたはずだもんな。
だって、小学校、中学校、高校ってさ、何百人も会ってきてるわけじゃん、人に。
で、俺、大学もだけど、
俺たぶん、日本の日本人の友達で、ゲイだレズビアンだって公言してる人一人もいない気がするんだよね、たぶん。
みんな知らないけど、俺の周りにはいないな。
聞いたことないと思う、たぶん。
映画『ブエノスアイレス』の紹介
あ、ほんと。
いっぱいいる? かな?
いっぱいでもないけど、
何人ぐらいいるよ、だいたい。
え、でもほんと指で数えるぐらいかな。
だよね。
あと、一番日本にいてよく聞くセクシャリティで言ったら、バイセクシャルかな。
バイセクシャルだって聞くことは多いけど、
バイセクシャルか。
バイセクシャルも俺、知り合いだと、
まあ、そんな公言してるようなのはない気がすんな。
たぶん、覚えてないだけかもしれないけど。
まあね。
まあでも、すごい短かって言われたら、そうでもないな。
そう、あんまり短いじゃないんだよ。
ほんか、周りにいないからさ。
いるんだろうけど、誰も教えてくれないからさ。
そうだね。
あんまり詳しくないのもあるしな、さっきの女装と性転換が。
いや、そうそう。
二人目とかさ。
全く詳しくないね、正直。
そうね。
まあでも、これから日本も言いやすい社会になったらいいですね。
まあ、そうだね。
うん。
あれ?今、結婚できないんだっけ?
えっと、たぶんだけど、渋谷区だけパートナーシップみたいなのを確かにすることができる気がする。
ちょっと数年前の情報かもしれないけど。
日本はね。
はいはい。
でも、そんぐらいじゃない?
そうだよな。
俺さっきの、かなの考察聞いててさ、ロランスとフレットの、
すっごいリューチェル思い出しちゃったわ、リューチェル。
あ、なんか離婚したらしいね、あの人たち。
リューチェルが、みるみる女子みたいになって。
あー、たしかに。
そうそう、子供もいて、みたいな。
離婚したの?
なんか結構前に離婚したらしいよ、私も知らなかったんだけど。
なんかあそこがすごいことになってるみたいなのは、ちらほら聞くんだけどさ。
なるほどな、たしかにね。
だから。
YouTubeとかでたまになんか見るぐらいだったけど、
たしかにどんどん女の子の感じになってるよね。
リューチェルもなんか似たような感じなのかな?
対象は女性だけど、自分は女の子になりたいみたいな。
そうかもね。
そういう感じなのか。
そうなー。
まあ、おもしろいですね、そういうところも。
いろいろと知らないいろんな愛のかたちがありますね。
そうですね。
まあ、ちょっとほかにも細かい話はしたいんだけど、
結構時間も時間なので。
はいはい。
これといって、重要なあれがなければ、おすすめの映画に行こうと思いますけど、どうですか?
いいよ。
またね、いろいろドラム話はマミーのときにできたらいいかなと思ってます。
じゃあ、おすすめの映画にしましょうか。
はい。
どっちがいい?先と後。
じゃあ、私言おうかな。
いいよ、どっちでも。
私は、ウォン・カーウェイのブエノスアイレスを紹介しようかなと思う。
見たことある?
ない。
ないか。ウォン・カーウェイ見たことないんだっけ?
ウォン・カーウェイは1個だけあるんだよね。
何?
なんだっけ?
イン・ザ・ムード・オブ・ラブみたいなやつかな。
多分一番有名なんじゃないの?それが。
イン・ザ・ムード、それ英代じゃない?
英代だね。
あ、火曜年課ね。
火曜年課だっけ?
そうだね、これ有名だね。
一回何回の回でも、彼が作った英語の映画でマイ・ブルーベリーナイツを紹介した回があるんだけど。
その時も言ったんだけど、とにかく切な的な映画を作るウォン・カーウェイはいいんですよ、すごく。
この映画もマイ・ブルーベリーナイツすごい類似するというか、この監督の特徴がよく出た映画だと思うんだけど、
あらすじ的には、香港のゲイカップルがいて、
その2人がすごい愛し合ってるんだけど、何回も喧嘩別れしてはくっついて、喧嘩別れしてはくっついて、みたいなずっとだらだら続けてしまう2人の話なんだよね。
この2人がアルゼンチンに2人で旅をして、イグアスの滝っていうすごい有名な観光地みたいなところを見に行こうって言うんだけど、
そこにうまいこと喧嘩したり、お金なくなったりとかして、たどり着けず、それで別れたり、またくっついたり、みたいなずっと続けていくのをただただ見せられる映画なんですけど、
全体的には、とある2人の人生を切り取って、ただただ見せられてるって感じの、特にすごい緩急があるわけでもなく、すごい大きいドラマがあるっていうわけでもなく、
ずっと2人の人生をただただ端っこで見させてもらってるって感じで、もしかしたら人によってはちょっと飽きちゃうかも、みたいな感じが少しあるんだけれども、
でもこの映画の重要、この監督が作る映画の重要なところは、最後にものすごいメッセージ性をボンって落として終わるんですよ。
監督の作風と登場人物の学び
で、それを最後を見ると、うわー、なるほどなー、みたいな、今まで見せられてた人間ドラマというか、誰かの人生をなんで見せられてたかが、よくわかるみたいな作り方をする監督で。
なんか、ブルーベリーナイツの時も似たようなこと言ってたよな、確かな。
あれも、なんか、なんかこう淡々と、1人の女の子の失恋話を淡々と見せられてて、なんだろうなー、みたいな。
それで、それで、みたいな感じがちょっとあるんだけど、最後の最後に、そのマイブルーベリーナイツもそうだし、このブエノサイレスも、
主人公の人が、それを通して何を学んだか、みたいな、何を感じたか、みたいな、その人の気づきみたいなのを、ポンってメッセージとして置いてってくれるんだよね。
で、それを聞くと、うわーって、それまでの過程がじわーって、せつない、みたいな、しみる、みたいな、なる映画でして、
まあこれも、まあとっても切な的で、まあちょっと、これどうなるの?どうやって終わるの?みたいな感じで思うかもしれないけど、最後見ると、うわーってなる映画なんで、
ちょっと、あのー、この切な的な感じとか、この2人がすれ違って何度も会ったり、別れたりっていう繰り返す、ちょっとその辺の類似点も含め、なんで2人がこうすれ違い続けたのかとか、でもすれ違って最終的にどんなことをこの登場人物が学んだのか、みたいなところにすごい見応えが。
映像もすごい面白いしね、なんか、ドラウンほどすごいファッショナブルで、色使いも超計算されてて、とかっていうわけじゃないけど、視界的にもすごくこうキラキラした感じで、まあ面白いし、
トニー・レオンっていう、香港かな?の俳優さんがいるんだけど、
あーはいはいはいはい。
こいつももうイケメンなんだよ、トニー・レオンがまた。
覚えてるわ。
覚えてる?
そう、火曜年かもトニー・レオンなんだけど。
そうそうそう、火曜年か俺結構最近見たんだよ、初めて、数ヶ月ぐらい前に。
そう、トニー・レオンもね、いい顔してるんですよ、彼がまた。
トニー・レオン、うん。
で、このウォン・カーウェイの映画の常連なんだけれども、
ウェス・アンダーソンの新作映画「アステロイドシティ」の魅力
他にも出てるんだ。
そうそうそう、人気俳優だと思うんですけど、
うん。
向こうではね。
いいだよね。
ほんとこれもね、切ない、いい映画だし、
これもカンヌで、監督賞を受賞してる映画なんで、
こういうカンヌ系映画好きな人にはたぶんたまらないんじゃないかなっていう感じですかね。
そのイグアスの滝の映像とかも出てくるんだけど、
その映像もすごいきれいだし見ごたえあると思います。
はい。
はい、そんな感じです。
ここ、かしこも今、トニー・レオン調べてた。
撮影は。
トニー・レオンね、かっこいいんだよ。
レッドクリフに出てるらしい。
あー、はいはいはい。
どの部所かね。
ちょっとわかんないですけど。
あとあの、なんだっけ、ディパーテッドってさ、
あー、はいはい。
なんだっけ、シャイニングのあの俳優さん。
ジャック・ニコルソンかな。
ジャック・ニコルソンとディカプリオとかが出てて有名な映画あるじゃないですか。
あれって、トニー・レオンが主演のインファナル・アフェアっていう香港の映画のリメイク?
うん。
なんですよ。
見たことないんだよね、俺、そっちは。
インファナル・アフェアの方がどう考えてもいいよ。
っていうよね、彼女がね。
どう考えてもこっちの。私はね、こっちのが好き。
ディパーテッド自体もすごく人気あってさ、評価いいじゃん。
人気あるところじゃないでしょ。アカデミー賞取ってるからね。
そう、でも私からしたら、えーみたいな。
ずっとインファナル・アフェアの方がいいけどね。
原作だしね。見たことないけど。
トニー・レオンかっこいいしね。
まあまあまあまあ、そんな感じですよ。
チャーリー君は?
今日はね、また昨日見た映画シリーズなんだけど。
一昨日だっけ?何も言ってねえじゃん、まだ。
いや、もうだって私フィルマークスで見たもん。
チャーリーが上げてるの見て、うわーいいなーってコメント一応残したもん。
あ、ごめん、見てなかったわ。
まあいいや、昨日、一昨日だわ。一昨日公開開始だったかな、アイルランドで。
で、友達に誘われて見に行ったんだけど、
あのウェス・アンダーソンの新作ね、アステロイドシティってやつ。
いいなー。
グランド・ブタペストホテルとかの人だよね。
あ、そうですそうです。グランド・ブタペストホテルとかのウェス・アンダーソンの新作、アステロイドシティってやつで。
まあでも、日本でもそのうち公開してるでしょ。
9月に公開です、日本だと。
そうね、2ヶ月後くらい。
しかも、反友人やばいね、この映画。
そう、まあいつものことだよね。
俺グランド・ブタペスト以降のウェス・アンダーソンって映画見てなかったんだけどさ、
久しぶりに、その前は結構見てたんだけど、
なんかフレンチ・ディスパッチとかさ、週の出てたけど見てなくて、
久しぶりに見たんだけど、結構好きだったんだよね、これ。
なんか新作だからさ、新作どころか、まだ公開も日本だとされてないから、なるべくネタバレしたくないんだけど。
あらすじから言うと、アステロイドシティっていうトレーラーとかでさ、
いろいろな街があるんだけど、砂漠のところに。
そこでなんかサイエンスのイベントみたいなのが開かれるんだよ。
で、なんか才能がある発明家の子どもたちと、あとその家族がイベントに招待されて、
ちょっとね、泊りがけで何日かアステロイドシティで過ごすんだけど、
その間にいろいろ来ますよっていう話。
ウェス・アンダーソンっぽいね。
そうそうそう、もうぽいじゃん、めちゃめちゃ。
なんかYouTubeの広告でさ、見かけてさ、存在は知ってたんだけど、
それを見ただけでも、なんかもうカラフルでさ、シンメトリーでさ、
で、豪華キャストで、ウェス・アンダーソンっぽい映画だな、くらいしか思ってなかったんだけど、
で、行こうよって言われたから、いいよみたいな感じで行ったら、
ちょっと結構ね、面白いこと言えないんだけど、結構面白いことやってきてて、
その面白いことが、たまたま俺の好きな手法というか、
俺の好きな映画によくある多い手法みたいなのがあるのね。
映画の手法とおすすめ
ダーリン・カウフマンっていうね、監督兼脚本家みたいな人がいるんだけど、
エターナルサンシャインの脚本家って人だよね。
監督は違うんだけど、がよくやるんだけどさ、それみたいなの。
それをちょっと彷彿とさせるみたいなのがあって。
どれだろう、どれね。
たまたまなんだけど、アスペクト比いじるのもさ、ちょっとグザビエドランと似てるよね、たまたま。
あー、確かにな。
今日話してて、話せば話すほどちょっと共通点みたいなのがありたいなと思って、
ちょっと構造とかも凝っててさ、シンメトリーも好きじゃん。
色使いとかね。
色使いはウェス・アンダーソンはだいぶ奇想天外な方にも行きがちだけど、
そのアスペクト比いじりとか、シンメトリーの構図とか、似てるとこあんなとかちょっと思っちゃったり。
なるほど。
ウェス・アンダーソンもだいぶオシャレ重視だけどさ、
オシャレな見た目によらず、ちょっと意外と見てみるとだいぶひねくれてるから、
そうね、わかるわかる。私もそんな作品いっぱい見てるわけじゃないけど、
オシャレだけじゃないよね、ちゃんと。
そうそうそう。
オシャレトラップみたいなとこあるじゃん、ちょっと。
ある。
オシャレにだまされてさ、デートとかで見に行ったなんか、
オシャレトラップってそういうこと?
若いカップルとかがさ、思ってんのと違ったなって、変な空気になりそう。
いや、グランドブタフェストホテルとか、たぶんそんな感じじゃない。
それを見て、ざまあみやがれって言いたいよね。
たしかにな。ちょっとひねってくるからね。
そうそう。
恋いじりみたいなのすごいしてくるからね。
そうそうそう。あんまストレートじゃないね。話もなんか、
気象展開みたいな感じで言ったらちょっと、がっつりやるわけじゃなくて、ちょっとふわふわしてたり。
そうなんだよな。
最近のは登場人物も多いしさ、追いつくの大変だったりする場合もあると思うけど、
まあ、そうだね。ということで、若いカップルにおすすめの作品です。
映画館で公開されたらぜひね、デートで見に行ってください。
行こっかな。
カノはもう大丈夫、若くないから。
そうだね。こっち?こっち?
まあ、30歳になる前に見れると思うんで。
ギリギリ、エビちゃんと見に行ったらいいんじゃない?また。
そうだね。そうしてます。若い手で行きます。
若い手でね。
まあ、じゃあ今日は、ウェノスアイレスと、
ウェスアナソンじゃなくて、
アステロイドシティですね。
この2本、皆さんぜひ見てください。
今日はこの辺で終わりにしたいと思います。
はい。
お疲れ様でした。バイバイ。
ヤサコです。
バイバイ。
02:08:47

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