ミームの紹介
ミームってあるじゃないですか。 ミームを知ってる状態で、
その元にたどり着くと嬉しいというやつがあるじゃないですか。 おいしんぼでね。今、おいしんぼで一番
広まってるミームといえば何か、ま、たけしくんもご存知だとは思うんですが、 峡谷満太郎さんという方がいらっしゃいましてね。
これのおいしんぼのですね、鮎のふるさとというお話があるんですけれども、 これがですね、まあ僕文庫版を今10冊ぐらい、なぜかね、一巻から買ってしまって。
おいしんぼ果てしねえぞ。おいしんぼはまだ先が長いけど、 まあまあ初期だけ読めればいいかなくらいの感じで、とりあえず10冊。
その中にですね、あのついにあの有名なミームと遭遇しましてね。 まあまあカイツマンで言うと
峡谷満太郎さんというですね、美食家の方がいまして、 その方にね入院されてて、回帰祝いで、なぜかああいう料理を山岡さんと
カイバラユーザンで料理対決して食べてもらうっていうエピソードなんですよ。 まあそれでまあまあね山岡さんもいろんな川、全国の川に行って、今どこのあゆがうまいかなみたいなので、
それこそ究極の料理として、あゆの塩焼きをですね出すんですよ。 まあカイバラユーザンも同じく出すんですよ。
でまあ他の審査の人たちはまあ美味しい美味しいとね、周りの人は食べてるんですけども、 峡谷さんも先に山岡さんが食べて、その後カイバラユーザン、
あゆを食べて、そこで峡谷満太郎さんは涙を流すわけですね。 なんちゅうもんを食わせてくれたんやと。こんなうまいあゆは食べたことない。
何十年か前に食べた記憶がある。うまい、ほんまにうまいと。 これに比べたら山岡さんのあゆはカスやと。
これが素晴らしいと言いたいがために、 他のものをけなして言うみたいな。
そういうミームとして、山岡さんのあゆはカスやと。
という一コマがですね、よく使われるわけです。 普通に褒めればいいのに、みたいな。
峡谷満太郎のエピソード
そういう面白ミームで、峡谷満太郎さん、そっちの方で先に出会ってたんですけど、 ついにそのあゆのふるさとというエピソードで原作でぶち当たりまして、
よかったわけですよ、それで。 なんだろう、ぱっと見ただけだと、どんなカスなものを食わせたんだ、山岡さんはと。
思うんだけど、いやいや今言ったように山岡さんはいろんなところをリサーチして、 今この時期最高のあゆで腕に寄りをかけて、技術、技巧を凝らして、うまいあゆを出したわけですよ。
対する貝原勇山は何をしたかというと、峡谷満太郎さんの故郷、 四万十川のあゆをやって、懐かしさで、なんか少年時代の気持ちがブワッときて、
感動させたと、料理とはこうでなくてはいけないみたいな、そういう話だったんで、 山岡さんのあゆはカスでもなんでもないということは弁明しておきたいですね。
貝原勇山さんの、この故郷の味を思い出させてくれる、あゆは最高やと、
と言えばよかっただけなんだけど、なんでこんな言い方しちゃったんだろうなっていうのがわかったっていうね。
ひどい話だよな。
なんか、なんでそんなこと言うんだろうっていうのが、読み返して、そういうことで言ったのかっていうのが一切ないっていうね。
峡谷満太郎さんのカッサだけが浮き彫りになるというですね。
なんかね、ごめん、これね、コラかもしんないんだけど、同じようなやつで、ヒロインの人いるじゃないですか。
いますね。
その人が同じようなやつで、山岡さんのに比べるとまるで豚の餌だわみたいなことを言ってるっていうのがあって。
どうなんだろうね。この作者だから、やっぱりそういう言い回しが染み付いてる可能性もあるし。
あるし、これはコラだったり、僕の記憶違いな可能性はあるんだけど。
あるね。山岡さんのあゆはカスをコラージュした、インスパイアされた、誰かが作ったものかもしれないし。
みんなすげえ失礼なこと言うじゃんって思ってた。
本当にだよ。
今週だったかな、朝のニュースで見たけど、どっかの新潟県か、どっかの市議か知事かの人で、
なんかまあ兵庫県出身の人なんだけど、
いやもうあの、新潟の米はうまいですよっていうのを言いたいがために、
いやもう地元兵庫の米はもうまずくて食えないみたいなことを言ってる人が話題になってて、
いるんだみたいな。しかもこんな後陣で。リアル峡谷満太郎さんがいらっしゃってですね。
峡谷さんと違うのは、たぶんだけど、ちょっとあえてくんで言うと、相手を褒めるときに身内を腐すっていうオタクのお子さんいう種ですよね、うちの子なんてみたいな話。
それが規模がでかくなっちゃったバージョン。もう兵庫が身内だから。
身内を下げて、ここを立てたいんだと。
新潟を立てるために。
規模広すぎるから。
ダメなんだけど。
ダメはダメだよ。
感覚としてはどっちかというと。
まあわかると。
峡谷さんよりじゃないよっていう話。
対する峡谷満太郎さんは、目の前に腕によりをかけて愛を焼いてくれた山岡さんをないがしろにするところか。
意味もなく。
意味もなく傷つけ。
傷つけ方ですけど、新潟の人は感覚としては身内を下げることして相手を立てるっていう。
よろしくはないですけれども。
よろしくはないですけど。
感覚は違うんじゃないかなと。
どちらが真の人間のカスかはわかると。
強調するんだけど。
僕はこのミームをちょっと間違えて覚えてて、山岡藩のあゆはカスやと言ってると思ったのね。
原点は山岡さんのあゆはカスや。
山岡藩ではないわけですよ。
藩ではない。
作中ずっと山岡藩って呼んでるのね。
山岡藩って親しみが込められてる感じがするし、関西の冗談のノリみたいな楽しいノリみたいなのも感じるわけじゃん。
ここで急に改まって山岡さんのあゆはカスやというこの知りやすさ。
ガチ。
ガチでもう山岡さんを一歩遠ざけてまでカスだと言ってるという。
ガチカスっていう。
本当にカスだと思ったという、虚穀さんの本当ヤバさが出てるなと思って。
この微妙な言い換えは意図してやったのだとしたら創作力というかね。
人間が描けてるというか。
むしろなぜそこまでしてカスと言わせたいんだろうみたいな恐ろしさすら感じる山岡藩のあゆはカスやではないですよと。
ちなみに結構ね、おいしん坊は面白いらしいので是非全巻集めてほしいんですよ。
全巻は辛いけど、でも初期のエピソード一話一話結構面白いですね。
ミームと言えば山岡さんミームも俺は好きだから。
山岡さんミームはなんだろう?
コピペかな?入院しているおばあちゃんに孫が一生懸命手作りで作ったクッキーを渡して、
おばあちゃんがおいしいよおいしいよって言ってるところに山岡さんが登場して、
そんなものをおいしいって言ってるなんてあんたも程度が知れるなと。
明日には私が最高のクッキーをネックしますよって。
ニザとくんじゃねえぞこの野郎ってなるパターンじゃん。
いいコッテを見たときに、山岡さんやってることそうだよな、これだよなって。
そうなんだよな、本当に親父に似てもらうがないってなりそうだね。
やれやれこんなものがうまいなんて言うなんてっていう。
コピペでよかった。
違うじゃんっていう。
それがラジオじゃんっていう。
あれ面白いね。
そのコピペがね、俺大好きで。
自分の信じた道に邁進するがあまり。
周りが見えなくなるというね。
状況ってもんなんだろうって。
人間の機微がわからなくなるっていうね。
これ意味が分からん。山岡さんのクッキーに比べたらまるで豚のり巣だわみたいなことを。
嘘か本当かだから、おじいちゃんになってからね、海原ゆずさんが出れたっていう話もあるし。
そこまでも見たい気はするけどね。
そこは見たいって思う。
何年をかけてそこにたどり着くのかわかんないけど。
孫ができててれでれっていう。
そっかそっか。時間進むからね、おいしん坊は。
しまいには福島に行って鼻血が出たりするらしいけど。
何やってんだよっていう。
変な思想に染まるって言うとあれだけど。
出さないで欲しいやつも出てくる。
欲しいよなーっていう。