キングダムの魅力
キングダムって足立区のヤンキーが読む漫画だろ、とバカにしていた奴が、全巻購入して手のひらを返しまくっているぞ。ちょっと、覗いてみよう。
キングダムもいいですか?
あー、キングダムか。実は俺、読んでないんだよね、あんま。
あ、そうなんだ。あの、キングダムね、あの、全巻買ったんですよ、75巻。
すげえ。
で、まあ、嫁が読みたいって言って、こんな読みたいなら買えばいいじゃんって言って買って、もったいないから俺も読むっていう感じでね、今。
半分、30何巻ぐらいやったんだけど、マジで面白い。
あー、読んだ奴はみんな言うよ。
うん、バカにしてたんだよ。ワンピースみたいな奴だろ、みたいな。どんどん仲間が集まるんだろ、みたいな。
だけど、最初に言っとくけど、ネタバレするかもしれないです。
まあ、いいですけどね。
まあ、なんか、その、ビジネスマンこそ読めみたいな、あったじゃん。逆にもう読みたくないわけですよ、こっちとしては。
男臭い話なんだよ。でも、なんかやっぱこういう、王道で、主人公が成り上がっていく。それに感化されて、やっぱ仲間が増えていくのもそうだし、男の子が好きなパターンがこれでもかなんですよ。
だから、ちょっと北斗の拳、チックなところもあってさ。
殺伐として自然なパターン。
あと、なんか強いやつは、一般兵よりの10倍ぐらいでかく見えるとかいう描写とかも、北斗の拳だなって思うんだけど、相手の、あとは味方の武将もさ、それぞれに圧があって、それをマジでかっこいいと思える描写とか、過去偉大な6武将みたいな感じの人たちが、
主人公のシンっていうね、百姓上がりのさ、なんの代立もない奴が戦火を上げていってね、お、こいつやるじゃんって思われるんだけど、そのすげー人たちからこいつやるじゃんって思われる気持ちよさとかね、王道だけどやっぱそれって熱いんだなっていうのをまた改めてビシビシ感じさせてくれる。
ビジネスマンこそ嫁っていうのもすげーわかる。いわゆる管理職とか役員とかの、あの人たちにどう俺は立ち回っていくかみたいな気持ちとかと似てるわけだよね。それ社内の話だけど、キングダムと一緒でさ、他の国、他の競合の会社とかもさ、あって、そこにもまたどえりゃい武将がいるわけじゃん。
その感じとかね、でまたそこお互い認め合ったりさ、それって熱いわけじゃん。ホモソーシャルですよね。なんかそういう男の認め合ったりバチバチにやりあって、ボイスラブですよね。
見てないけど、なんかいいなっていうさ、大木将軍とその副将の唐っていうね、またなんか目がずっと目がかっぺらいってさ、馬で走ってるときにファルファルファルファルっていう謎の義音が出る、何この人っていう人なんだけど、でも大木将軍はネタバレですけど途中で打ち死にしちゃう。
で、唐をどうすんのかなって思ってたら、いや結構志々奮進の活躍をして、でそのときに相手の将に切りかかるときに、いや私はその大木将軍を誰よりも大木将軍の隣にいた男だみたいなことを言って、バサーッと相手の将軍を捨てるみたいな。かっけーってなるわけじゃん。なんか熱えーっていう。
そういうのの連続で僕は泣いちゃうところがあったんですけど、新国っていうのはね、主人公たちのいる国でさ、すごい窮地に立たされて、その新国攻め込まれてね、もう最後の関門みたいなところでさ、向こうの兵力4万とか、もうこっちは数千しかいないと。でもここを抜かれたらもう終わりなんだっていうところで、首都に攻め込まれるっていう最後の関門で、王様直々に出てきてさ、
そこの一般市民を兵士にして戦う。市民は3万ぐらいいてね。っていうので撃を飛ばすんですけど、そこでもう市民たちが、わーみたいになるわけ。王様が来てくれて、俺たちのこと必要だと言ってくれてね、ここで抜かれたらもう国そのものがないんだって。やるしかねえんだ、みたいなね。わーみたいな、そういうシーンがあるんですけど。
もうちょっと感動しちゃってさ、王様がちゃんとその王様全として、民の四季をあげるっていう構図がもうさ、すごいって。で、それを見た主人公もさ、やっぱりこいつは王様の器なんだっていう、なんかまたそこで認める感じも美しくてさ、そこのBLもまたね。
見てないんだけど、見れるなっていう。ノイズをちょっと入れちゃいました、すいません。ただもう本当に感動したわけ、そこの劇とかね。今のこの深刻があるのも、ご先祖たちの何万の犠牲があってのものだとね。お前たちも犠牲になれみたいな話なんだけど。でもすごい胸を打たれる演説だったわけだよ。
読者の視点
あーすげーなって、そういうことが描けるこの作品もすごいし、なんだろう俺、なんかね、そういう現代にヒトラーとか出てきたら割と乗っちゃう人なのかなって思えるぐらい感動させられちゃってですね。
まあ乗るのはいいんじゃねーか。
いやー作品の力、愛国心みたいなさ、熱くなっちゃってさ。すごい作品ですよ。
まあ君に言われなくても知ってるんだけど。
ね、日本中知ってるわけだね。
日本中知ってるんだよ。
たけし君は意外にもキングダムにあんまりハマってないっぽい。
申し訳ないところとしてはね、僕は実はそこまでハマってないっていうのがあって。
ちょっと読んでは見た?かじっては見た?
かじってはいるし、なんだかんだちょこちょこ連載の方は見てるんだけど。
見てるけど、あんまり入り込めないんだ。
君はネタバレをしますって言ったけど、俺君に対してネタバレを持ってるからさ。
持ってる。先をね、まだ言ってるからね。最新、連載を。
あいつ死ぬぜ、的なやつを。
あーやめてくれ。やめてくれ。今はなるべく嫁と話ししないようにしてるんだから。
前回読んだの?
もう読み終わっててさ、やめろよみたいな。
ふざけんなみたいな感じになってるから。
口聞いてやらないんだよ。
いやー、また老兵がさ、また退場していくのもまたいいわけだよね。
主人公にさ、大将軍になれよみたいな感じでさ、託していくのも暑かったりさ。
意外と俺、王道に触れてこなかったせいか、堂々に今やられてるっていう。
いいなーとか思っちゃってる。
いいんじゃないですか。全然悪いことじゃないと思いますけど。
あの道をさ、ひた走ってたからさ、意外とそんなので涙ぐんでさ、ぐすぐす言いながら読んじゃってさ。
キングダム読んでてね、思ったのは読者のレベルとして、
アザチクのヤンキーと変わらないような読み方をしていて、ちょっと恥ずかしくなるというかね、純粋に読んじゃってるからさ。
いいってことじゃん。
本当にさ、物語の構図として次々と強大な敵が現れては、それを視線をかいくぐって勝利を収め、きっちり毎回論交交渉があって、
100人体とかね、300人体、1000人体、どの大将軍に近づいていく主人公みたいな成長みたいなさ。
そういうのの、でまた強大な敵が現れて、みたいなパターンではあるんだけど、
本当にね、今読み終わったと30巻ぐらいって、最初に、ソの国が攻めてきましたとかね、
ソは超大国だから厄介だなみたいな、でも今後はこの将軍を当てて防衛しようみたいな感じで、
これいつものパターンだな、新しい国が現れたんだなと思ったんだけど、今度はギが攻めてきましたとかね。
長が攻めてきました。要するに7大国あるっていう中で、新めがけて6大国が連合軍で攻めてきたっていう、
そこの話だったんですよ。マジで絶望しましてね。読んでて。終わった、みたいな。
もうダメだっていう。75巻まで俺買ったのに、30巻ぐらいにして諦めたんだよね。
どんだけ純粋に読んでんだよっていう話なんだけど。もうダメでしょっていう。無理だわ、これはっていう。
そういうどっぷり純粋に読んでて、読み方が足立区のヤンキーと変わらないんですよね。
純粋に読めて嬉しいっていうのと恥ずかしいっていう感じかな、キングダムに関して。
あとこれも足立区のヤンキーと多分変わらない感想なんだけど、
結構キングダムって戦を描くのは当たり前なんだけど、人形とか、あとはここが要なんだとかね、戦術とか、
そういうのを結構描いてくれるところもあって、軍師かっけえなってなるっていうね。
それも足立区のヤンキーとあんま変わらない感想しか出てこないなっていうね。
本当に楽しんで読んでるんでネタバレやめてくださいねっていう気持ちですね。
ただ、小平君の盛大なネタバレはもう喰らってんだよね、実は。
始皇帝と足立区のヤンキー
歴史上ってことでしょ?
そうそう。
そりゃそうだけど、そりゃそうなんだよ。
紀元前221年、秦の始皇帝が中国統一。
結果どうなったかっていうのは知ってるはずなんだけど。
知ってるはずなんですけど、いや、俺は30巻で滅ぶと思ったっていうのが今の偽らざる本音?
本当に今そういう意味で君の言うところの足立区のヤンキーと同じ読み方になってる。
やべーっつって。もう無理だって。
もう無理っしょ。
俺たちだけでも降参しようみたいな。
そのくせ、王様が市民よ立ち上がれって言ったらうわーってなるっていうね。
すげー単純な読み方してるんだよね。
知ってるはずなんですよ。
知ってますよ。水沢で言うなっていう話で。知ってますよ、それは。
知ってるはずなんですよ。
高校1年で知る話ですよ。
高校1年。世界史…
世界史の序盤で知るやつじゃん。
序盤で知る話なのに、結果だけは。
おー、ハラハラドキドキですね。
リアルタイムでこんなドキドキしてれば成功じゃないですかね。
キングダムの世界に入り込んでるんですね、どっぷり。
ちなみにちょっと話それるんだけど、
赤羽にね、大将軍って名前の二郎系のラーメン屋ができてまして。
大将軍。
大将軍って名前。
勢いやよしですね。
店員さんが東南アジアとか中国とかその辺りの人たちなんだけど、
一体この中の誰がキングダムを好きなのかなっていうぐらい、
あっちこっちに手書きのキングダムのキャラクターが、
イラストが貼られてて、
店内での携帯電話のご使用をお控えくださいとか。
ちょっと著作権的にグレーな感じ。
手書きだから。
手書きだからね。ファンアートだからね。
とか、食べられる量を注文してくださいとか。
書いてあることは割と普通のことなんだね。
っていうのをキャラクターの口調で。
でかね、大将軍って名前が付くだけあってね、
大喜が好きらしくて。
大喜将軍はいつまでも。
コココココって言いながらね。
最高じゃん。
だけど、この店員の中には誰が好きなんだろうなと思いました。
それっぽい人はいないっていうね。
王宣将軍の戦略
っていうお店がありました。ちょっとごめんね。
あとはね、
あたちくのヤンキーの歓声とはちょっと違うところで感動したんだけど、
六国攻めてきたっていう時に、
割と重要な場所を任せていた王宣将軍っていうのがね、
なんか不気味なやつなんですよね。
無表情で。
仮面かぶって。
仮面かぶって、何考えてるかわかんねえっていうね。
しかもなんか、あいつは自分が王様になりたいから愛国心がないと。
で、絶対に負ける戦はしないんだと。
勝てる戦しかしない。
だからすぐ退却しちゃって、
その重要な関門の裏を取られてしまうようなシチュエーションになったと。
もうそれも結構絶望的なシーンでさ、
またそこでもう終わったっつってさ、
ずっと諦めてんだけど俺もね。
今度こそ本当に終わったとか。
言ったらそこに王宣将軍が最初からそのつもりで、
そこで叩くつもりで待ち構えていたと。
一万の兵で。
大感動しましてね。
かっけーっつって。
あの、見くびってた。
俺が、本当に俺が王宣将軍を見くびってたことを詫びたいと。
ただちょっとね、あまりにもそこの対連合軍編がね、
盛り上がりすぎて、
ちょっと一休憩入れてるところだね。
先が読めない。
疲れすぎて。
あの中でも最後のやつは、
なんか6日ぐらい寝ないで戦っててさ、
そんな話だったんだけど、
俺もなんか今燃え尽きててさ、
しばらく読みたくないなっていう感じ。
てかさ、さっきからさ、
言ってるこのバタチクのヤンキーって何?
イマジナリー存在だけど。
俺の仮想的だけど。
仲良く喋ったこともないけど。
この感じだと仲良く喋れるんだよなと思いながらね。
もういいじゃん、純粋な読者ですって。
厚い千切りをかわせそうな気がするんだけど、
本当にね、誰にも死んでほしくないんですよ。
だから内輪の情報いらないんで。
裏切りとかね。
裏切りとかいらないんで。
そうですか。
またほら、若手のさ、あいつ誰?
オウホンとかさ、モーテンとかのね、
あの若手たちもいいからさ、
死んでほしくないんですよね、本当に。
戦国の話なのにね、
死んでほしくないというのが。
それはエゴだよ。
いかに散るかが花なわけですから。
いや、それ恐ろしくてね、ちょっと読み進められないんですよね。
はいはいはい。
ということでした。
まだ半分なんでね。