ManaのWebクリエイターカフェ。
WebデザイナーでWebクリエイターBOXを運営しているManaです。
この番組では、Webコンテンツ制作で役立つ知識やノウハウ、キャリアのお話をしていきます。
今回のテーマは、伝統工芸とWeb制作、です。
伝統工芸とITとかWeb制作って結構対極にあるような職業に思えるんですが、
その2つを掛け持つ方に今日はお越しいただきました。
それでは、今回のゲストをご紹介します。
金次修復師でWebデザイナーエンジニアのりえさんです。
りえさん、簡単に自己紹介お願いします。
はい、こんにちは。金次の工芸師、そしてWebデザイナーエンジニアの御社、りえです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
いろんな職業を掛け持っているような形になっているんですけど、
いろいろ聞きたいことが山ほどありますので、まずはそのキャリアについて聞いていきたいと思います。
はい。
そもそも、そういえば、知り合ったきっかけっていうのが、おそらくヤットさんつながりでしたよね。
このポッドキャストの番組でも、第3回でゲストに来ていただいたヤットさんという方がね、大阪にいらっしゃる方いらっしゃるんですが、
その方を通じて、一緒にお食事に行った、お食事というか飲み会というか、広島に来ていただいてたんですね、それが確か。
そうですね、じゃけいさん。
そうだ、じゃけいさんもだ。そのあたりでワイワイして、こんにちはって言ってたんですね。
ネットの状態ではね、みなさんね、よく仲良くはしてるんですけどね。
そうですよね。
それはいわゆるオフ会ですね。
そうですね。10歳になったのがそれで、その前からは、みなさんね、ネット上で、かつてのツイッターとかでね、知り合った感じではありましたけど、
10歳になったのが広島で、けっこう前なんですけどね、それがはじめましてでした。
で、今もずっとウェブデザイナー、エンジニアされてるっていうことなんですが、
一番最初にウェブ業界に興味を持ったのって、どういったきっかけがあったか覚えてますか?
そうですね、すごくいにしえのお話にはなるんですけど。
まだ、HTMLとかで、Macがまだ8.1とかですよね。
ですので、特に何かオーサリングとかもなく、
自分の中で、ずっとバイトで行ってた麻雀の役を、
19歳の時に、麻雀の役をしっかり出てくるCGI作ったら絶対楽しいよねって。
探したけどもちろんなかったので、自分で。
で、自分で卒業制作にでもしようかなと思ってやってたんですけど、
卒業制作に行く前に、もう夏休みにはできちゃったので、それを公開して。
でも、公開とかしたり、けっこう仲良くなれた人は多かったです。
掲示板ももちろん設置いたしました。
カウンターがある時代ですね。
そうですね。切り板とかね。
切り板とかあった時代。
それがきっかけでした。
そこからは、これが今言ってる伝統工芸なんですけど、家のことをちょっと継ぎつつ、
でも、どうしても10歳ぐらいからデザイナーになりたいっていう漠然と思っていたので、
もう、その時にはグラフィックの方に行きました。そこからは行った。
そうなんですね。
今でもありますね。スマートとかっていう雑誌。
あれのエディトリアルをやっていました。
で、その後は教科書とか、全然違うんですけど、教科書とか、小学校、中学校の子たちが使う教科書。
それに伴った、反映されたドリルってありますよね。
そういった固い感じのを作っていました。
すごいいい使い方できてますよね。
ありがとうございます。
これだけじゃなくて、実際には金継ぎする作業自体にも、その周りの雑務って多いじゃないですか。
例えばお客さんの見積もりとか。
管理とかありますもんね。
そういうのも、ちゃんとGPTにたくさん勉強させて、だいぶ楽になりました。
たしかに、その使い方がわかってると使いこなせて、どんどんどんどん楽になっていきますもんね。
そうですね。なので、あとはアナログな部分をどう。
人間がね、どう作業していくか。
効率よくやっていくか。じゃないと24時間足りないんで。
そうですよね。
今、金継ぎ師のお話に出てきたんですが、これが家業だったってことです?
そうですね。家業としては、蝶金ってご存知ですか?
蝶金。
蝶金っていって、ワックスとか利用して、ジェリーの金台を作ったりするんですけれども、
もともとはそれを家業で継いでいたんですけれども、
年に結構数回、金継ながりで金継ぎの作業が来るんですね。
本当は全然違う分野です。
来るので、やらなきゃいけないので、
母に教えてもらって、できるようになったんですけれども、
どうしても仕上がりが雑なんですよね。
そうなんですね。
うちの母も、昔、覚えたまんまのアップデートされてない状態だったので、
私、出身、石川県なんですけれど、
同級生に、うるしぬりついた子も福祉に行っちゃったりするので、
やっぱり、そういう地域なんですかね。
そうですね。九谷駅の鎌本になってる子もいます。
すごいすごい。鎌本、えー。
同級生にいらっしゃるのは、ユニクロのTシャツにもなったの、
上手いものの方とかもいらっしゃる。
えー、すご。
じゃあ、けっこう当たり前というか、身近な分野なんですかね。
そうですね。加害優先とか、バイトでやるっていう感じなんですよ。
そうですね。
えー、すごい。
じゃあ、別に、金継ぎしますってなっても、
特に違和感なく始められた感じなんですか。
そうですね。はい。うるしぬりついた子に、
夏に同窓会あったときに、
なりげなく聞いたら、
そんなラフに教えてもらって、
で、それで、
まあ、その彼女は家業自体、家自体を閉鎖させたから、
もうないんですけれども、
で、そこからもう一人、別の先生に指示して、
で、さらに今の先生ですね、指示して、
で言って、今3人目の先生に指示して、
で、そこからもう一人、別の先生に指示して、
で、さらに今の先生ですね、指示して、
で言って、今3人目の師匠で。
へー。あ、やっぱ師匠と弟子の感じなんですね。
そういう世界は。
あ、そうです。はい。
やっぱそうなるんですね。
やっぱりそうです。
突然、自分で俺やるぜ、みたいなんじゃないんですね。
はい。でも、私の師匠めちゃくちゃ優しいんで、本当に。
なんか、伝統芸能とか伝統工芸って、
すごい厳しい始終関係があるように思うんですけど、
そうでもないんですか?
1人目は同級生なんで、なんともなかったんですけど、
2件目のところは、とても厳しかったです。
あー、やっぱあるんですね。
はい。で、3件目の今の師匠のところは、めちゃくちゃゆるいです。
人によるんですね、やっぱり。
そうですね。
体験もできるんで、まなさんもぜひよかったです。
ぜひぜひ、やってみたいです。
あの、師匠のところ行くのいいですよ。
山中温泉なんですよ。
おー、すごい。
香川温泉郷の。
で、その工房みたいなのがあってってことです?
はい。で、外国人の人とかにも好評で、
5日間とかの短期合宿とかもあるんですよ。
はいはいはい。すごい面白そう。
うん。で、先生そういうのもやってて。
だから、まあ、簡単な筋継ぎの、そんな大きくないものだったら、
そこで短期で一気に覚えられて、
で、午後からは、その香川温泉郷を自分で探索したり。
探索して。絶対面白いじゃないですか。
そうなんですよ。
で、そのグラフィックとかウェブとかもされてて、電動工芸もされててってことなんですけど、
2つそういった分野をやってみて、なんか共通点っていうのはありますか?
そうですね。本当にアナログの端っことデジタルの端っこにいる人間って、
自分で自分のことを自己紹介しているんですけど。
そうですよね。まさにその通り。
はい。これが一番わかりやすいキャッチフレーズかなと思って、自分でつけたんですけれども、
たぶん、なかなか日本全国でも、この2つを共通してお話しできるっていうのは、
もう自分しかいないって思うぐらい。
共通点はありそうで、ないですね。
ないんですね。
ちょっといきなり。でも、今からお話ししていくんですけれども、
大事なところがすごくあって、
共通点っていうよりかは、どちらかというと、
お互いの人間の様が全然みんな違うので、
例えばよく言われる、絶対外全員じゃないですけれども、
石川県の中では、伝統工芸に携わっているいろんな人たち、
私は和島塗りなんですけど、それ以外にも、
久谷焼、金沢塗り、山中塗り、それから多摩多和氏、香川雄善、
たくさんあるんですけれども、石川県って。
みなさん共通しているのが、どうしてもIT限界点がLINEっていう。
確かに、そんなイメージありますね。
そうなんですよ。もう本当に、ウェブサイトっていう言葉も、
もうポカーンという感じで、
ひたすらホームページ、ホームページって言ってて。
で、だいたいホームページビルダまだ出てきます。
あるんですね。動くんですね。
動いてますね。本当にオーサリングソフトだけのために使ってるけど、まだ出てきます。
これを使ってて、次どうしていいか分かんない。
サーバーっていうのがあるらしい、みたいな。そんな感じですかね。
理解しないですね、サーバー。
そこまで言ってなかった。そっかそっかそっか。そうなりますよね。
そういうところで、理解が止まっている人たちが、極端に多いです。
で、その逆で、ITの私たちは、伝統工芸って、同じね、デザインとか美術とか、一緒というカテゴリーの中には、私たち多分同じなんですよね。
なんですけど、私たちは分かんないですよね。伝統工芸って、ちんぷんかんぷんですよね。
そうですね。もうそれでひとくくりにしてしまったり。
そうそう、お互い様なんですよね。確定支援国とか出すときは、カテゴリー一緒なんですよね。
そうですね。
職業の登録のときとかね。そんな感じで、一緒なんですけど、全然違う。
で、なので私は、共通点ってよりかは、お互いの架け橋をしている役目ですね。
なるほど。絶対必要ですよね、そういう人が。
必ずいると思っています。
なんでそんなことをしているかって言ったら、2つあって、1つが、本当にびっくりするぐらい、伝統工芸の担い手っていうのは、テレビでフォーカスされているのは、本当の一部の中の一部でいないんです。
で、もう1つが、それを架け橋することによって、実はお互いのお互いとても興味はあるんですよね、かなり。
ITの営業さんが、バリバリ伝統工芸の人たちに営業しに行くと、皆さん怖がるんですよね。
すごい高いお金取られるんじゃないかと思って。
わかんないから、余計そう思いますもんね。
そうなんですよ。なんだけど、伝統工芸師の私が行くと、皆さん逆で向こうからたくさん行くたびに、私は勉強しに行ったり、お話ししに行ったりしているのに、もう向こうからのITの質問のほうが。
質問責めになります。
だいたいなります。
なので、お互いのお互いは絶対歩み寄りたいな、でも何か昔からよくある職人さんありがちの、俺の背中を見て学べできない。
そんなイメージあります。
大きな壁が確かにあります。
あるので、私はそれを貫通できる人間だったので。
壁を貫通して来てますもんね。
そうです。行ったり来たりしているので。
そっかそっかそっか。
なので、少しずつ、くた煮焼きとか、まじまぬり中心に少しずつ壁は壊しているし、ITの人たちにも二代手になってくれる人いるかもしれないしと思って。
そうですよね。
興味ある人はめちゃくちゃ多いので、やっぱり衣装とかには携わっている人たちが多いので、属性はすごくあってて。
なるほど、なるほど。
そういうのに興味があるんだよっていう人がいたら、体験とかをおすすめしたりするんですね、まず。
そうですよね。まず自分に合うかはないかっていうのがとてもあると思うので。
なるほど、なるほど。
合ってる人の方が多いような気はするんですけど。
日本人の気質的に向いてそうですもんね、みなさん。
そうですね、はい。
真面目に小さい仕事も丁寧にやるような、そんな人が多いイメージはありますね。
はい。
私、ずっと漠然と20ぐらいの時から、必ず2つの仕事をできるようにしようってずっと考えていました。
それはなぜ?
自分の中でいわゆるセカンドキャリアですね。
なるほど、それを20ぐらいから考えてたってことです?
はい、私は考えていました。
そうなんですね。
というのは、元の仕事である貯金の仕事が、本当にその時、20年前、アジアの方で簡単に3D印刷家とかでコピーできるようになったんです。
そうですよね。
なので、すごく一気に値段も落ちちゃって、なのに金属の値段は上がっちゃったんで、すごくやりづらくなってたんですよ、その時は。
で、今はダイヨーダイヤモンドっていうのが開発されたので、とても安価にダイヤモンドが使えるようになったんですよ。
なんですけど、20年前はまだそういうのなかったので、ダイヤモンドはとてもあるだけっていう貴重なものだったんですね。
で、その時に、もう母と、いや、これもう縮小していくよねって。
なりますよね。
で、これはこれで覚えていきなさいって言われて。
で、もう一つ自分がずっとやってる、そのグラフィックだっけ?って、向こうわかんないんで、だっけ?とか言われて。
それはしっかり、また別に、これがあるからとかじゃなくて、考えて勉強していきなさいって、何気なく言われた。
でも、そう言ってもらえると、そうですよね。
両方やってみようかなっていう気になれますよね、そう言われたら。
そうですね。で、それでやってました。
でも、20年前は、やっぱりITの方で、グラフィックデザインでも、ウェブの方でも、伝統工芸って言っても、最初はやっぱり、なんかみなさんけげんな顔して、それやってて意味あんの?みたいなのはっきり言われちゃったりもしました。
なので、そこ結構若かったので、ショック受けてて。
でも、やっててよかったなって、今思えるわけですもんね。
今は、はい。もう、やっててよかったどころか、
どころか、やってないと思う。
やるしかなかったっていうぐらいの。
そうなんですね。
で、そうやって2つのお仕事を掛け持ってるって形なんですが、今住んでるところも、2つ掛け持ってるとお伺いしてるんですが、今どちらにお住まいなんでしょう?
はい、今ここは、東京港区なんですけど、いわゆるここアトリエです。
はいはい、あと石川と行き来してる感じなんです?
そうなんです。石川県のほうは、古民家で住んでいます。金沢市っていうところですね。
はいはい、住んでるってことは、月に何回ぐらい行ったり来たりするんです?
そうですね、しばパークホテルっての曜日が、固定で必ず決まっているので、しょっちゅう帰れるわけではないんですよ。ほぼ毎週あるので。
しばパークホテルってところで、教えてらっしゃるんですよね?
はい、そうです。
その仕事もあり、
ビューラーで決まっていて、この先、半年とか1年先まで決まっているので、
なので、簡単には帰れないので、第5週まであるときとかっていうのは、2週間、次までにちょっと余裕があるので、そういうときとかに金沢にいます。
金沢にいるときも、でもお仕事はされてるわけですよね?
そうですね、工房のほうは、1月の地震のほうですべて、こなごなに壊れてしまって、潰れてしまったので、工房はもう片付けて、もう閉めました。
向こうのほうに同期してあるiMacのほうも同じく地震で、真っ二つに変形して、大変なことになってしまった。
それに関しては、帰るたびにちょっと重いんですけど、MacBookを持って帰ってっていう。
なるほど、仕事の中心は東京とか都会でして、お休みのときはちょっと離れたところでゆっくりしてっていう、
二拠点の生活に憧れている方も結構いらっしゃると思うんですけど、どういったところに工夫が必要とかありますか?
そうですね。まずは、二拠点っていっても、50-50っていうのはちょっと難しいので、かなりそれは、自分のやらなきゃいけないこと、すごく増えるので、
7-3とか、7-2とか、メインのとこはいると思います。
どっちをメインにするかっていう感じで考えていくと。
そうです。で、さらにここでしかできないこと、二拠点目でしかできないこと、一拠点目でしかできないことっていうのを、ちゃんと書き出してもいいし、把握できてれば。
じゃないと、行く意味ないので、わざわざそこに。
そうですよね。なんか人里離れたところで、MacBookカタカタしてコードを書いてますってだけだったら、別に行く意味ないよねってなりますよね。
そのとこでもいいんで。
うん、どこでもいいよね。なりますもんね。
何のためにそこに行くのかっていうのを、明確にしてから決めましょうって感じですかね。
はい。で、私の場合は、意外と金沢のときは勤途業してないっていう。
そうなんですか。慣れされてるんですか?
基本的にMacBook持っても、ひたすら作業だったり、デザインだったり。
あと金沢にもお客さんいらっしゃるので、そのときは打ち合わせして、観光協会のほうもまだお仕事ずっと続けているので。
観光協会に携わってるんですか?
そうですね。滋賀県、観光たくさんあるので、観光協会はもちろんたくさんあるんですけれども。
今はちょっと停止してるんですけれど、昔、すずの観光協会も何年もお世話になっていたので。
そうだったんですね。
本当になんか、石川県少しでも治ったら、みんなで旅行行きたいですね。
アテンドしたいです。
私も行きたいです。金沢駅ってすごいきれいですよね。なんかかっこいいモニュメントみたいな駅がありますよね。
はい。つづみ門って言います。
つづみ門って言うんですね。
あれね、ぜひ見たいなって思いつつ、今に至ります。
まだ行けないですね。
ぜひそれこそ、こういうときも利用ができるんですよね。私の場合はなんですけど、
私の家、先ほどコミンカって言いました。14LLDKなんです。
14LLDK。
ちょっと意味がわからないと思うんですけれども。
すごい。
なので、みなさんでちょっと泊まりに。
合宿もできるし。
どうぞどうぞ。コロナ時のときは割と開発合宿とかに来られる方もたくさんいらっしゃいました。
興味ある方はぜひ、直接リエさんに問い合わせても大丈夫そうですか?
特にホームページないんで。
Xとかでね。
XとかインスタグラムでDMくださればいいですよみたいな感じ。
概要欄には載せておきますので、興味ある方はね。
最後にリエさん、今後挑戦していきたいことって何かありますか?