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2024-03-15 09:09

89.カウンセラーの仕事をしてみたい方へ

日本の心理師/士、カウンセラー業界のややこしい現状と、そんな中でどんな風に心理の勉強や仕事を初めていけば良いのかについてお話ししてます。カウンセラーの仕事に興味がある方はぜひ。 関連エピソード:39.臨床心理士ってなにものなの?

https://open.spotify.com/episode/77WGuSmPiXTH7zXZOJc7Pq?si=yfQSqPv9QZGrkzjOw3dgAw

40.臨床心理士のおサイフ事情

https://open.spotify.com/episode/6INMTF27a4qAyqAqrXomXZ?si=OKMkDHjVRpy-ZsQU8P1SRw

42.いいカウンセラーに出会うには?①

https://open.spotify.com/episode/32vWudiKnGBIuKoxDPhFz4?si=1xjNlPCgQTqij1jGv78oPQ

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心理師わたるんの働くをカウンセリングするチャンネル。 今回はカウンセラー業界の現状と、そんな中でカウンセラーの仕事をするにはどうすればいいのかについてお話しします。
みなさん今週も1週間お疲れ様でした。 公認心理師臨床心理師のわたるんと申します。
このチャンネルでは、就職や復職などいろんな働くをサポートしてきたカウンセラーが、お仕事、ご家庭で役立つようなカウンセリングの豆知識や心理師のあれこれを簡単にお伝えしています。
突然ですが、カウンセラーの仕事に興味があるよ。 ちょっとカウンセラーになってみたいなという方はいますでしょうか。
20代の方でもいいですし、それ以上の方でももちろん大丈夫です。 今回はちょっと番外編と言いますか、今の日本のカウンセラー業界の現状と、カウンセラーの仕事をするにはどうすればいいかというのについてお話ししようと思います。
実はですね、カウンセラー業界心理職の業界のことについては今まで何回かお話ししてるんです。 そのエピソードではですね、給料が安いよとか
非常勤の求人ばかりで安定しないよとか、なんとかかんとかカウンセラーとか似たような資格がたくさんあってよくわかんないよとか、絶対良くなるとか言ってるカウンセラーのカウンセリングは受けない方がいいよとか、ネガティブな話をたくさんしてきてます。
まあもちろんやりがいがあるので今この仕事をしているわけなんですけれども、あの気になる方はいつものようにリンクを概要欄に貼りますので聞いてみてください。
ちょっと前の回なのでクオリティ良くないかもしれませんがご容赦ください。 ほんでまずは業界のことですね。これはまずカウンセラーの資格のことについてお話ししないといけません。
今の日本の心理職の資格について簡単にお伝えすると、今まで一番信用のあった資格が臨床心理士という資格で、これは民間の資格になります。
それで2017年に公認心理士という国家資格ができていて、これは日本では初の心理職の国家資格なんですね。
それでちょっと前までその過渡期と言いますか、臨床心理士だけじゃなくて広く大臣支援をしてきた人がその実績から公認心理士の受験資格をもらえる期間だったんですが、
そこで、ろくに経験のないこの人がなんで公認心理士とっているんだ、国家資格としての質が落ちるんじゃないのか、とか、逆になんでこの人は公認心理士の受験資格がないんだ、といった議論が主に旧ツイッターでされていました。
とまぁこんな感じで公認心理士は人で言うとまだ小学生になるかならないかみたいな資格なので、ちょっとまだ不透明な感じなんですね。
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まあ時間が経てばその立場は固まっていくかとは思うんですけれども。 なのでちょっと雑にまとめますが、ガチのカウンセラーは臨床心理士と公認心理士の2つの資格を保有していることが多いんです。
でも中には臨床心理士だけ持っている超ベテランの方もいたりします。 それでカウンセラー系の資格は民間資格だったら本当にたくさんあるんです。
〜カウンセラーとか〜セラピストとか〜療法師とかですね。 この辺は通信講座で簡単に取れるものも多かったりするので、もしその資格だけ持っている方のカウンセリングを受ける場合は、少し気をつけてその方のプロフィールを見た方がいいかもしれません。
公認心理士と臨床心理士は大学や大学院でちゃんとした勉強と訓練をして、初めて実験資格をもらえるので、そういった点ではまだ信用に足る人が多いと思います。
とはいえですね、正直なところ臨床心理士と公認心理士を持っててもしょうもない人はいるわけで、 まああのやぶ医者がいることと一緒ですよね。
そして逆に資格を持っていなくてもすごいカウンセラーはいると思うので、 臨床心理士と公認心理士を持っている人は安心だよ、持ってない人はダメだよとは言えないし、個人的にも言いたくない気持ちがあります。
臨床心理士と公認心理士を持っている人は安心だよ、持ってない人はダメだよと個人的に言いたくない理由をもう少し詳しく説明すると、
例えばカウンセラーに向いている人が一度社会人になって、やっぱりカウンセラーやってみたいなって思った時に、
公認心理士や臨床心理士の資格を取るにはハードルが高いから、まずは簡単に取れる資格を取ってからカウンセリングやってみようとなって、
その後も恐ろしい数の臨床人跡を積みながらスキルを磨いている方がいる可能性が高いなと思っているし、ちょっとそれっぽい方をちらほら見かけるからなんですね。
これですね、医者や弁護士とかに話を置き換えるととんでもないことをしているように思えるんですが、カウンセリングの世界ではこういうことがよく起こっています。
これは誰が悪いっていうのではなくて、もう仕組みの問題というしかないかなと思います。
それで次は、そんな中でどう仕事を始めていけばいいかですね。 そんな状況を踏まえて、今の日本でカウンセリングを仕事にしてみたいなという方がどんなふうにカウンセラーになればいいのかというと、
大きく2通り方法があるなと思っています。 それは一つ目は、公認心理士臨床心理士の資格を取るために大学や大学院に入る、
入り直すというやり方と、二つ目は、無資格で実績を積んでカウンセリングに似た対人支援の仕事をする、です。
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一つ目は、まあ単純に学費を貯めて勉強し直すということですね。 これは僕の大学院の同期でもいました。
当時20,30代の方や50代の方もいましたね。 今の時代ではもう成功法なキャリアンプランだったりするのかなぁなんて思います。
二つ目はですね、無資格だといわゆる1対1のカウンセリングは難しいかもしれないけど、でも精神的な問題を抱えた人を支える仕事って割とできたりするんです。
例えば精神科病院の事務とか、不登校支援の塾講師とか家庭教師とかがそれに当たります。
そこから対人支援の世界に入って実績を積んでということは十分に可能だと思います。
肩書上の社会的信用とか給与面については度外視ですが、 こちらも実際にそういった方を見たことがあります。
僕は前に引きこもり兄との支援をする機関にいたんですが、そこの上司がですね、無資格なのに恐ろしいサポートスキルを持っていて、
これはこの人じゃないとできない支援だなぁとびっくりしたことがあります。 この経験はですね、僕の資格がある人がすごいみたいな
堅い価値観を綺麗に取っ払ってくれました。 というわけで今回2つカウンセラーの仕事をしていくルートを簡単に説明したんですが、
これは皆さん一人一人の年齢やカウンセリングや対人支援の仕事の中でもやりたいこと、サポートしたい人のイメージ、
例えば年齢や特徴、不登校なのか仕事をしている人なのかとか、そういう将来像によって変わってきます。
カウンセラーといってもいろんな領域でいろんなことをしてますし、やりたいことは一人一人違いますもんね。
それで個人的にはですね、2つ目のルートを通るにしても、できれば公認心理士か臨床心理士の資格をどっちかとってほしいなと思うんですね。
なんでかというと、そうした方がゆくゆく心理の仕事をしてて信用できる人はみんな公認心理士か臨床心理士の資格を持っているという社会になれるかもしれないからです。
そうすることでもっと信用できる資格が日本にできると、今よりももっといろんな人がちゃんとした心のサポートを安心した形で受けられるようになるかもしれないなぁと思っているんです。
ちょっと話がそれましたが、心理の仕事、もし興味があったらいろいろ調べてみて、やってみたいことの入り口を見つけてみてくださいね。
もし現役の心理師に聞いてみたいことがありましたら、お便りフォームまでお気軽にご連絡ください。
では今回はここまで。おやすみなさい。ここまで聞いてくださってありがとうございました。また来週をお楽しみに。
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