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2024-04-26 07:38

95.距離を詰めまくられたときのかかわり方ー心理士流の線引き術ー

接客中に個人的なことを聞かれた時って、こたえるかどうか迷って焦ったりすることありませんか?実はカウンセラーはその辺かなり厳しいルールがあって、そういう質問をうまく切り抜けながら、いい感じにカウンセリングを進めてく力が必要なんです。

今回はカウンセラー的な線引き術もお伝えしつつ、個人的なことをきかれて心の距離を詰められたときの対処について考えていければなーと思います。


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心理師わたるんの働くをカウンセリングするチャンネル。 今回は、距離を詰めまくられて困ったときの対処についてお話しします。
みなさん、今週も1週間お疲れ様でした。 公認心理師、臨床心理師のわたるんと申します。
このチャンネルでは、就職や復職などいろんな働くをサポートしてきたカウンセラーが、お仕事、ご家庭で役立つようなカウンセリングの豆知識や心理師のあれこれを簡単にお伝えしています。
今回はこんな話。答えたくないことを質問されたりして、自分の想定以上に人から距離を詰めてこられたら、自分じゃない何かのせいにして断って切り抜けよう、という内容です。
あの、突然なんですけど、心理師ってカウンセリングするとき、不要意に自分のことを話さないんですね。
例えば、年齢なんかはこちらから率先して言わないし、 住んでいる場所や家族構成とかも言うときは慎重になります。
これはカウンセリングの時間をカウンセラーじゃなくって、相談する方のことについて考える時間にするために設けているルールなんですね。
だからもし、おいくつなんですか?と聞かれた場合は、 あーあまり個人的な情報を言うとカウンセリングに良くないと言われてるんで言えないんですよ。
ところでどうして年齢が気になったんですか?と聞いたりとか、もう少しカジュアルな場面では、 あーそれは企業秘密でトップシークレットなんですよね。すいません。
みたいな感じで答えたりします。 これはですね、実はその辺についてグイグイ聞いてくる患者さんほど、特に線引きをしないといけないことなんです。
もしそこで自分の年齢や居住地、パートナーがいるかどうかについて答えたりすると、 患者さんにとってはその人がカウンセラーじゃなくって一人の人間として認識されてきます。
そうすると最悪、恋愛感情を持たれたりとかしてカウンセリングどころじゃなくなってくるんですね。 質問されたことにはいはいと答えることが相手のためになるわけじゃないんです。
この話なんですが、日常生活でも割とよく起こる話だし、特に接客業をしている方は馴染みのある話なんじゃないでしょうか。
お兄さんどこ住んでるの?とか、お姉さん彼氏いるの?とかでしょうかね。 そういう自分の個人的なことを聞かれて想定以上に相手から距離を詰められた時って、なんというか
うー近い!とびっくりして、それでどうその状況を切り抜けるか焦ったりしますよね。 特に4月から新社会人になった方は悩みやすいテーマなんじゃないでしょうか。
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こういう場面ってつまりは、自分が引いた心の線引きを相手が超えてこようとしているということと、
諸事情によりいい感じに断りたいんだけど、相手を傷つけずに断る方法が思いつかないという状況であるということだと思うんです。
そんで、そんな時どうしたらいいのかという結論の一つが冒頭でお話しした 自分じゃない何かのせいにして断って切り抜けるということなんです。
これは多分ですね、心理師以外の職種の方もクレーム対応の時とかに意識されているかもしれないんですが、
例えばお姉ちゃん彼氏いるの?って聞かれた時、自分が言いたくないから秘密です っていうよりは
個人情報は会社のルールで言えないことになっているんですよ、と伝えます。 自分ではなくて所属している会社の意向により自分の意思とは関係なく言えないことになっている
ということを伝えるんです。そうすることで、彼氏がいるかどうか言えない責任を自分ではなく所属しているところのせいにできるんです。
心理師はですね割とこれを多用します。 例えばカウンセリングでは個人対個人の対立構造になるのを防ぐために前もって
キャンセルポリシー、つまりはキャンセルした時とか遅刻した時とかのルールを割と厳密に設定します。
遅刻した時は15分まで待てるけど、それ以降は待てないし連絡なくキャンセルした時とかは料金が発生するよ
って具合ですね。 そうすることでカウンセラー個人の判断ではなくてもともとここで作られているルールのせい
ということにできます。 さっきのカウンセリングで年齢を聞かれた時にあまり個人的な情報を言うとカウンセリングに
良くないと言われてるんで言えないんですよと答えるのも同じ理由です。 まあ年齢いうことって本当にカウンセリングに良い効果をもたらすことが少ないのも
事実ではあるんですが、 自分の判断ではなくてカウンセリングというものがそういうルールなんですよ
と伝えてるんですね。 そうすることで相手はこの人から拒否されたと傷つく可能性が少なくなってお互いの
安心につながります。 じゃあこれを皆さんの仕事や日常生活に生かすとどうでしょうか。
接客業で彼氏いるのって聞かれた時はさっき言ったように私に彼氏がいるかどうかはこの 会社の財務状況よりトップシークレットなんですよねすいません
とかってなるでしょうか。 日常生活ではどうですかね
別にどうでもいい男の人から彼氏いるのって聞かれたらどう答えるんでしょうか。 いやすいませんこっちはちょっと思いつかないです。
僕がですね誰かから彼女いるのって聞かれたら 関東圏だけでも5億人くらいはいますねっていつも答えてるんですけれども
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女性だからあんまり下手なことって言えないですよね。 ごめんなさいちょっとこれアイデアください。日常生活の柔らかい断り方ってぶっちゃけ女性の方が
経験豊富な感じもするんですよね。偏見かな。 さて皆さん今回はいかがでしたでしょうか。
最後ちょっと歯切れ悪かったんですが今回は冒頭の通り 自分の想定以上に距離を詰めてこられたら自分じゃない何かのせいにして断って切り抜け
ようというお話でした。 今回は割と社会人フレッシャーの方向けな内容になっているかななんて思いながら収録して
ます。 多分社会人中堅の方やベテランの方人生経験豊富な方はですね
もっといろんな切り抜け方をご存知なんじゃないかなと思います。 もし私はこんな風に無理な要求とかを断ったよ、切り抜けたよとか
こんな白歯をこんな風に乗り切ったよとか体験談がありましたらお便りフォームまでいただけ たら嬉しいです。
もちろんその他コメントとか質問も募集してますし、番組のご感想ご評価もお待ちしてます。
では今回はここまで。おやすみなさい。ここまで聞いてくださってありがとうございました。 また来週をお楽しみに。
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