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2024-03-22 08:16

90.年度替わりで追い込まれている方へ

年度替わりとか環境が大きく変わるときってとてもストレスがかかるんです。そういう時に人はどんな思考をするのか、どんな対処をすると良いのかについて話してます。ちょっと最近しんどいという方にぜひ!

関連エピソード:25.「全ては自分のせいだ…」しんどくなりやすい考え方3「自己関連付け」について
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心理師わたるんの働くをカウンセリングするチャンネル。今回は、環境が大きく変わる時の人の心の反応や対処についてお話しします。
みなさん、今週も1週間お疲れ様でした。公認心理師・臨床心理師のわたるんと申します。
このチャンネルでは、就職や復職などいろんな働くをサポートしてきたカウンセラーが、お仕事、ご家庭で役立つようなカウンセリングの豆知識や
心理師のあれこれを簡単にお伝えしています。 今回はこんな話。
背景や先行きが曖昧になりやすい年度替わりのような時期は、いろんな感情が出てきて忙しいから、自分をいたわる時間をより多く作りましょう。
という内容です。 このエピソードを収録しているのが3月の下旬で、僕の職場では来年度の人事や細かい担当業務の発表がやっとこさ
共有されたところなんです。 僕も来年度はこの業務を担当するのか、まあまあだなぁとか
この人と一緒にやるのか、やったーとか、いろんなことで一騎一遊しているところです。 皆さんはどうでしょう?僕と同じように次の配置を知ったばっかりだったり、他には転職や退職で
すでに有給消化で仕事から離れている方もいらっしゃるかもしれませんね。 そしてその中には不本意な形で違う仕事を任されたり、仕事自体から退かざるを得なかった方もいるんじゃないでしょうか。
そういう時ってやっぱり職場に対してムカついたりとか、成果を出せなかったことを悔やんだりとか、いろんな感情が出てきますよね。
そしてその中には、こんな事態を招いてしまったのは自分のせいじゃないか、自分の能力不足のせいじゃないか、と自分を責めるような感情もあるんじゃないかなと思います。
どうでしょう? ストレスがかかるような出来事があった時、そしてその出来事が誰のどの要素か原因かわからない時ってありますよね。
例えばさっき言ったみたいに不本意な人事が自分に言い渡された時とかです。 女子からこれはこれこれこういう事情でこういう配置になりましたとか、説明があれば別なんですけれども、
そういう説明がなくって理由が不透明な時って、割とその人事が自分のせいなんじゃないかと関連づけ勝ちなんです。
そして結果的に自分ではどうにもできないことを自分のせいにしていたりとか、 本当は自分のせいじゃないかもしれない部分を自分のせいにしたりすることが多いんです。
例えば不本意な人事が言い渡された時は、その人事が本当は人員配置上仕方なくそうせざるを得なくって、その人事を言い渡された人が悪いわけではなかったとか、
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長期的な視点でその人のスキルアップを考えた時にその配置の方がベタだと上司が考えたとか、そういう可能性だってあるのにもうほぼ100%
あの時の自分のミスが響いたんだとか、この業務は実は自分の働きがうまく評価されてなかったんだと決めつけてしまうことがあります。
割とみんなそうなんですが、特に真面目な人ほどそうなります。 あと、やっぱり今の年度変わりの時期のように物事の背景や先行きが不透明な時ほど極端な結論をしがちです。
ちなみにこれ、だいぶ前のエピソードで自己関連付けという用語を交えて同じようなことを説明したんです。
簡単に説明すると、なんか悪いことが起こった時にそれは自分のせいなんじゃないかと思ってしまうことですね。
自己関連付けなんて用語があるくらいですから、人間だらしもそういうことが起こるということですね。
そういう時はやっぱりなるべく冷静に物事を見れるように、一旦その出来事から距離を置いたり、誰かに相談したりすることがベターです。
そうすることでどこまでが自分の責任っぽいのか、本当に自分でどうにかできる範疇の出来事だったのかというのがわかってきます。
ただ、さっき言った人事の例だと少し事情が複雑なんですね。
そうなると人の反応も少し複雑な感じになってきます。
例えばですね、この人事になったのは自分が力不足だからだと極端に解釈してしまう以外にも、
こんな人事にしたあの上司が許せない、あの上司はやっぱりダメな人だと極端に周りを責めてしまう方向に行っちゃうことも当然あるんです。
そうなんです。事情が複雑だと、特に職場のような人間関係が複雑なところだと、自分だけじゃなくて他人を過剰に責めてしまうこともあるんですね。
まあ、それが悪いというわけではないですし、割と皆さん抱きやすい感情なんじゃないかなと思います。
そしてもう少し言うと、他人を責めている人の中には、例えば、上司をこんなに憎んでいる自分はダメな人間だと、
他人を責める自分を責めちゃう人も中にはいるんじゃないかなと思います。
どうでしょう?もしですね、そういう方がいたら、あの大丈夫です。僕がこんな風に話題に上げるくらいありふれていることなので、みんな一緒なんです。
はい、僕もそうです。話を戻していくと、自分を過剰に責めるのと他人を過剰に責めるのって、
表の出方が違うから全然違う性質のものと思われがちだと思うんですけど、
実は自分の不満や怒りのエネルギーがどこに向くかが違うだけで、本質的には同じだったりすることもあるんです。
それで、物事を極端に解釈すればするほど、その消費エネルギーはでかくなるわけなので、やっぱりどういう方向に怒りとかエネルギーが向かおうと疲れやすくなるっていうのは変わらないんですね。
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こんな感じでストレスフルな出来事に直面した時は、どんな感情が出てきてもおかしくないんです。
だって何が起こっているのかわからないんですから、混乱して当然ですよね。
地震とか最近本当に多いですけど、そういう緊急事態に何も心が動かないっていう人は多分いないように、
自分の職場でのポジションのような基盤としているものが揺るがされたら、当然気持ちも揺れるわけです。
そして、その感情や出来事で揺れ動いた心をどうにかするには、自分で自分をいたわるようなストレス対処、セルフケアが大事になってくるんですね。
この年度変わりの時期はいろんなことが変わってバタバタすると思います。
なのでいつも以上に少し自分をいたわる時間、少しぼーっとする時間を作るとか、いつもより美味しいスイーツを買って帰るとか、
気持ち高めのコスメを買っちゃうとか、ひたすらゲームに没頭する時間を作るとか、そういう時間を作ってみてください。
体力的に疲れたら休むのと一緒です。そこに後ろめたさを感じる必要はありません。休みましょう。
さて、皆さん今回はいかがでしたでしょうか。
今回は年度変わりが心に及ぼす影響やその反応と対処みたいなことをお話ししました。
本当に精神的な基盤としての日常が変わるっていうのは思っている以上にストレスがかかるものなんです。
なので気を張り続けて疲れが一気にこないように日頃からよく寝て自分のための時間を作ってあげてくださいね。
いつも本当にお疲れ様です。
それでは今回はここまで。おやすみなさい。
ここまで聞いてくださってありがとうございました。また来週をお楽しみに。
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