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2024-04-05 09:20

92.新年度に入ってネガティブ思考が止まらない方へ

環境が変わったばかりの時期はぐるぐるネガティブ思考(反芻)を起こしやすいから、色んなストレス対処を試してみよう、という話です。反芻って概念を知っていると、反芻している時に反芻しているって気づけるし、それが意味のないことだってわかると気も楽になります。こんな時期だからこそ、何かに一生懸命になった分、しっかり自分をいたわる時間を作ってくださると嬉しいなと思います。お互い無理せず行きましょう。


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心理師わたるんの働くをカウンセリングするチャンネル。 今回は改めて、ぐるぐるネガティブ思考半数の対策についてお伝えしていきます。
みなさん、今週も1週間お疲れ様でした。 公認心理師・臨床心理師のわたるんと申します。
このチャンネルでは、就職や復職などいろんな働くをサポートしてきたカウンセラーが、お仕事、ご家庭で役立つようなカウンセリングの豆知識や心理師のあれこれを簡単にお伝えしています。
今回はこんな話。ぐるぐるネガティブ思考半数にとらわれないように、いろんなストレス対処法を試してみましょう、という内容です。
このポッドキャストなんですけれども、お便りフォーム以外にもXだとか、このエピソード自体につけられているコメント欄からもいろいろとご感想やコメントをいただくことがあるんですが、
そのエピソードごとのコメント欄で何回かコメントをくださっているMさんという方から、 侵入思考や反復思考や脅迫観念について教えてほしいです、というコメントをいただいたんですね。
Mさんいつもコメントありがとうございます。励みになります。 それで、上げていただいたものはそれぞれ別個の概念なので、今回は年度変わりの時期に陥りやすい反復思考、
すなわち半数思考と呼ばれるものについて、解説と対策をお伝えしていこうと思います。 実は以前も半数については解説しているんですが、かなり前のエピソードになるんで、また改めてお話しし
つつ、前のエピソードとはまた違った切り口で話していこうと思います。 それじゃあ皆さん改めて半数思考という言葉を聞いたことがありますでしょうか。
半数思考、もしくは半数というのは、 いくら考えても問題解決にならないぐるぐるネガティブ思考のことを言います。
例えば、ふと仕事でミスをしたときのことを思い出して、そこから、 あの時もああしていればよかった。上司の評価はまた下がったんだろうな。
明日どういう顔で職場に行けばいいんだろう。もうダメだ。 といった感じで、どんどんネガティブな思考が芋づる式に出てきてしまう。
そんなことをイメージしていただければと思います。 皆さん今まで1回は経験したことあるんじゃないかなと思います。
そういう時って、例えばさっきのミスしてしまったという出来事から、 その出来事とは関係のない過去の失敗も思い出されてきて、
なんだか自分は本当にどうしようもないダメ人間のように思っちゃうんですよね。 それで余計に周りの人はそこまで気にしてないだろうに、
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なぜだかこんな僕はダメだから周りからすごい嫌われてるだろうな、 という感じで考えてしまいがちなんです。
この反数。 時期や人によってはすぐに切り替えられることもあると思うんですが、年度変わりの時期は切り替えられないことの方が多くなります。
なぜかというと環境が変わることでストレスがかかりやすくなるからですね。 例えば新しい職場では勝手がわからないことが多いので、何が正解かわからないことが普段より圧倒的に増えてるはずなんです。
そうするとさっきみたいに自分のミスというかミスなのかもわからないレベルでの不安要素が出てくると、
必要以上にぐるぐる自分を責めちゃうことも多くなりますし、 もしくは先行きの不安なことを考えてはぐるぐるネガティブな未来を考えちゃうこともあると思います。
どうでしょうか。特に進学したり社会人一人目になった時はこんな感じになりやすいんじゃないかなと思います。
これはもちろんその人個人が悪いわけではないです。 新しい環境に身を置きやすい年度変わりの時期はストレスがかかりやすいというのはみんなそうですし、
この反数というのも反数という言葉があるくらいですから、多少反数をしてしまうこと自体は自然な反応なんですね。
ただ反数をしていても問題解決にはつながらないですし、反数を繰り返すことでご自身がしんどくなることはよくないことです。
反数していたらいち早く反数から脱出するのがいいです。 反省とは違って意味のない時間なので。
ただ反数の怖いところはですね、中途半端な気分転換をしていても反数がなくならないことがあるということなんです。
例えばテレビを見ていたりスマホのゲームをしていても、ちょっと前にあった仕事のミスや嫌いな同僚のことが頭から離れなくて、
なんとなくテレビやゲームに集中できないといったことは、実は反数の典型例なんです。
皆さんなんとなく気がそぞろな感じでテレビやスマホを見てて、実は無意識に明日の憂鬱な仕事のことばかり考えてた、なんてことは最近ありませんでしたか?
これですね、反数あるあるですし、そして気分転換がうまく気分転換になってない典型例でもあるんです。
じゃあそういう時どうすればいいのか、こういう反数をどんな風に対処すればいいのかというと、まずは自分が反数していることをいち早く自覚してあげることが一つです。
これは自分がいつどんな時に反数を起こしやすいかという自分の傾向を知っておいてあげるといいかもしれません。
例えば僕だったら仕事が終わって帰る時の電車の中がダントツに反数しまくってます。
あのその時間は仕事が終わって疲れているしお腹も空いてるしで、ちょっと心身ともにダウン気味だから気持ちもネガティブになりがちなんですよね。
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皆さんはどうでしょうか?反数しやすい時間ありますか?
反数しやすいタイミングがわかったら、その時にできる自分にとって良さそうな対処をなるべくたくさん持っておきます。
これはですね、例えばスマホをなんとなく見る、でも反数の重さによってはうまくいく時といかない時があると思うので、いろんな対処を知っておくと柔軟に対応しやすいということなんですよね。
僕の場合はスマホを見るだけだと気分が変わらないことが多いので音楽を聞いてます。
音楽を聞いて目をつぶったり外の景色を見ていると、まあしばらくしたら気持ちが落ち着くことが多いですね。
あとあまりに疲れている時は甘いものを食べてから帰ったりしてます。
やりすぎて太ったことがあるので最近は控えてますけれども。
ほんでこういういわゆるストレス対処法って、ストレスの最中にいる時に対処法の種類を増やすっていうことって難しいと思うんですね。
なのでもう一つ反数対策のアドバイスをすると、日頃からいろんな活動を試しながら自分にとって良いと思う時間や活動を見つけておくのが理想的ですよ。
ということです。 そうですね対処法というと具体的にはいろいろありますが、
読書や映画、ゲーム、お風呂とか一人で行えるものは色々と思いつきそうですし、でもそういった活動がハードルが高そうならば反数をしている時でもちょっとでも気分が変わりそうな行動、
例えばお茶を入れるとか、カーテンを開けるとか、アロマをたくとか、深呼吸するとか、そういう比較的簡単なものでもいいと思います。
あと運動はやっぱり良いみたいですね。散歩やジョギング、他いろんなスポーツ、まあ僕あんまり運動はしてないので大きな声でお勧めはできないんですけれども良いらしいです。
他は最近はマインドフルネスとか瞑想なんていうのも有名になってきてますよね。 こんな風に少し余裕のある時にいつもと違う活動に触れてみるのも大事なストレス対処だったりします。
気になる活動がもしあったら試してみてくださいね。 さて皆さん今回はいかがでしたでしょうか。
今回の話をまとめると環境が変わったばかりの時期は反数を起こしやすいからいろんなストレス対処を試してみようということですね。
特に反数って概念を知っていると反数している時に反数してるって気づけるし、それが意味のないことだってわかると気も楽になります。
そうですね。こんな時期だからこそ何かに一生懸命になった分しっかり自分を痛まぬ時間を作ってくださると嬉しいなと思います。
お互い無理せずいきましょう。では今回はここまで。ここまで聞いてくださってありがとうございました。
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また来週をお楽しみに。
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