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心理師わたるんの働くをカウンセリングするチャンネルです。今回の要約、ご自身がどんな時に反芻しがちかを知ることが、ぐるぐるネガティブ思考に対処する方法の一つです。
みなさん1週間お疲れ様でした。公認心理師・臨床心理師のわたるんと申します。
このチャンネルでは、みなさんの週末のお時間を少ーしだけいただいて、就職や復職など働くを支えてきた心理師である僕が、主に社会人の方々に役立つようなカウンセリングの豆知識や心理師のあれこれなどについてお伝えしていきます。
みなさんのお仕事や対人関係などなど、いつもの生活を少しでも楽にしたり、カウンセリング・メンタルケアをより身近に感じていただいたり、緩めな時間を一緒に過ごせたりできれば嬉しいなぁと思っています。
よろしくお願いします。今回のテーマは、「ぐるぐるネガティブ思考・反芻はいつ出てくる?」ということで、前回に続いて反芻についてもう少し掘り下げようと思います。
ご自身がいつネガティブ思考・反芻にとらわれているかがわかれば、不毛なネガティブ時間を減らすことができます。
というわけでみなさん、前回の繰り返しになりますが、まずこの反芻というのは、いくら考えても問題解決にならないぐるぐるネガティブ思考のことを言います。
ふと仕事でミスをしたことを思い出して、そこから、あの時もああしていれば、上司の評価はまた下がっただろうな、明日どういう顔で職場に行けばいいんだろう、といった感じで、どんどんネガティブな思考が芋づる式に出てきてしまうことをイメージしていただければと思います。
で、この反芻思考はあまり意味がないので、反芻してたらすぐ切り替えちゃいましょうという話もしたんですが、
一方で自分が反芻していることを自覚するのは難しいとも言いました。 じゃあどうすればいいんでしょうか。
その対処の方法の一つとして、自分が反芻しているタイミングを知るというのがあります。 詳しく説明するとですね、まずたとえ反芻のプロみたいな人がこの世の中にいたとしても、
四六時中反芻しているわけではないんですね。 仕事でバタバタしている時、人と話している時、子供と夢中で遊んでいる時などなど、
脳みそが反芻する余地がない時は当然反芻することができません。 逆を言うと、ちょっと暇な時というか反芻する余地のある時に人は反芻するわけですね。
例えば帰りの電車の中とかシャワー浴びている時とか、とこに着いた瞬間とかでしょうか。 人によって反芻するタイミングは違っています。
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ちなみに僕は洗い物している時がダントツです。 皆さんはどうでしょう。このように決まった生活習慣の中で反芻するタイミングはある程度決まっていることが多いんですね。
で、そこを見つけることができれば、そのタイミング、その時間を反芻しないようにすれば、少し1日のトータルの気分も上がっていくということになります。
例えば僕の場合は洗い物をしている時に少し気分が上がる音楽をかけるようにしました。 あの個人的にはですね、遊戯王っていうアニメの主人公が必ず勝つBGMとかは最高でしたね。
なんか何もしてないのに勝った感じがしました。 こんな感じで、なんか自分にカウンセリング的なケアをするときは、まず自分のことを一歩深く知ることが大事だったりします。
割と日常をルーティンでこなしていると、自分がその時に何を感じているのか、何がしんどいのかってスルーしがちになっちゃうんですよね。
この自分のことを知るということの第一歩として、これも前回の繰り返しですが、第7回、自分のしんどさに早めに気づくセリフモニタリングについてという回も上げているので、もし良ければ聞いてみてくださいね。
そして自分にとって良くない習慣、今回のような反芻しがちなタイミングを見つけることができたら、それを気分が良くなる習慣に変えてみることをやってみましょう。
皆さん今回はいかがでしたでしょうか。 今回の話も少しでも皆さんの生活に役立てていただいて、トータル1日の気分が少しでも上向いてもらえれば嬉しいです。
では今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。