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2025-11-14 12:46

#37.なんでやらないといけないことを先延ばしにしてしまうのか?中編:あなたの先延ばしタイプは?

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前回『なんでやらないといけないことを先延ばしにしてしまうのか?前編:「回避行動」について』の続きもの。先延ばしのタイプ別紹介です。「やらなきゃいけないこと」を、どんな風に先延ばしているかのヒントになれれば!


参考書籍:「先延ばしグセ、やめられました!書いてみるとうまくいく」

https://www.amazon.co.jp/%E5%85%88%E5%BB%B6%E3%81%B0%E3%81%97%E3%82%B0%E3%82%BB%E3%80%81%E3%82%84%E3%82%81%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%EF%BC%81-%E6%9B%B8%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%BF%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%81%86%E3%81%BE%E3%81%8F%E3%81%84%E3%81%8F-%E4%B8%AD%E5%B3%B6%E7%BE%8E%E9%88%B4/dp/4479761659



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サマリー

ポッドキャストのエピソードでは、先延ばしの心理的理由とその影響について探ります。特に、さまざまな先延ばしタイプが行動に与える影響や、それぞれの特徴について詳しく解説します。このエピソードでは、先延ばしのタイプについて深く掘り下げ、ゾウタイプとミツバチタイプに特に注目しています。リスナーは自分自身の先延ばしの傾向を振り返り、自分に最も近いタイプを考えることが求められます。

先延ばしの心理
わたるんのカウンセラジオ
みなさん、今週も1週間お疲れ様でした。公認心理師臨床心理師のわたるんと申します。
このポートキャスト番組カウンセラジオでは、病院勤務の元気カウンセラーが日々のちょっとしたお困り事をお聞きして解決策を考えたり、
明日から使える誰かに話せるような心理学カウンセリングの豆知識をゆるっとお伝えしたりしています。
というわけで、配信が1週間遅れてしまったもとい僕がこのポッドキャストを先延ばしにしてしまったんですけれども、
すいません。今回は続きもの、シャープ36なんでやらないといけないことを先延ばしにしてしまうのかの中編になります。
前回は、やらないといけないことを先延ばしにしてしまう現象がなんで起きるのかというのを、回避行動という言葉で解説をしてきました。
今回はその中編、じゃあその回避行動を含めた先延ばし現象、実際にどんな風に起こっているのかをタイプ別に分けられていたので、その解説をしようと思います。
では、カウンセラージオを始めていきましょう。はい、ではまずですね、前回の投票結果の発表からいこうと思います。
前回ですね、この回避行動のメカニズムを説明したときに、じゃあこの回避行動、皆さんにも心当たりありますかという投票を募ったんですね。
結果はですね、なんと11票いただいていて、全員の方が今心当たりあるとお答えいただきました。
いやーパーフェクトです。やりましたね。ありがとうございます。いや、めでたいわけではないんですけれども。
あの、もちろん僕も今心当たりありまくります。同志ですね。では皆さん少なくとも12人の同志と一緒にこの先延ばしシリーズをお聞き下さればと思います。
で、前回のおさらいをさらっとすると、やらないといけないことを先延ばしにするのは、そのやらないといけないことそのものでなくて、
やらないといけないことをイメージしたときに湧き起こるネガティブな感情を避けているんですよ、というお話をしました。
まずここをもう少し詳しく説明すると、そのネガティブな感情というのは単純に面倒くさいなぁという考えの他にも、
6つの先延ばしタイプ
このタスクは完璧にやらなきゃと考えてプレッシャーを感じてしまうケースや、
ギリギリでいつも生きていたいんだよなぁといつかのヒット曲よろしく、計画的に物事を進めること自体への回避というケースなんかもあります。
そしてそういったネガティブな感情をどう対処するかもまた人それぞれで、
例えば、今はSNSで情報収集するのが大事だからと言い訳して他のことに集中しちゃうタイプもいれば、
まあこういう見通しで何とかなるでしょうと若干現実を甘く見通してしまうこともあるし、
あとはそういうネガティブな感情や焦りを感じなくしちゃったりとか、そもそも直感的に見通しが立たないなんてこともあったりします。
今回参考にさせていただいた書籍、「さきのまし癖やめられました。書いてみるとうまくいく。」では、そういった現象をわかりやすく6つのタイプに分けています。
その6つとは、めんどくさがりで飽きっぽい怠け者タイプ、ギリギリスリル依存のチータータイプ、
他のことに夢中になりがちな犬タイプ、なぜか焦れない小腹タイプ、まとまった時間が取れず忙しいミツバチタイプ、
いつかいいタイミングでのゾータイプ、だそうです。 じゃあそれぞれ簡単に説明しますので、皆さんどのタイプに近いか考えてみましょう。
まず一つ目、めんどくさがりで飽きっぽい怠け者タイプは、なかなかやる気そのものが出ないケースのようです。
例えば日々の掃除や料理、ごみ出しには全くもってやる気が起こらないけど、でもギャンブルとか非日常のイベントには
がぜんやる気が出る。 そういうやる気が出る時と出ない時の差が激しいタイプのようなんです。
新しい刺激を求める傾向があるので、逆にルーティン的なもの、義務的なものには必要最低限のやる気すら出ない、
そんなタイプなんだそうですね。 まあなんというか気持ちはわかる気もしますよね。
ルーティンって決して楽しいものではないことが多いから、なんとなく先延ばしにしちゃうけど、でもそれがやっぱり過剰だと生活が立ち行かなくなりますよね。
多分部屋とか散らかっちゃうし、毎日のタスクも遅れてしまいそうです。 そんな言ってしまうとシンプルにつまらないものはつまらないからやりづらい。
楽しいものは楽しくできる、みたいな方が怠け者タイプになるのかなと思います。 そして2つ目、ギリギリスリル依存のチータータイプは、お尻に火がつかないと頑張れない人だそうです。
さっきのあれですね。 ギリギリでいつも生きていたいってやつですね。
今まで期限ギリギリになった時にものすごいスピードで作業を行なして、なんとか間に合わせられてきたという経験を積んできただけに、
まあ俺はギリギリになって輝くから、みたいな感じで、妙な自信を持った結果、期限間近に俺流スタートダッシュを切っちゃうタイプってことですね。
これは数年がかりでチャレンジするようなタスクには不向きと書かれています。 確かにそうですよね。さすがに受験勉強とかはコツコツやんないとどうにもならないですもんね。
ただ、個人的にはちょっとこういう生き方に憧れちゃう部分もありますね。 ちょっとかっこいいですよね。
3つ目。他のことに夢中になりがちな犬タイプは、先延ばしているタスク以外のことを最もらしい理由をつけて始めてしまうタイプなんだそうです。
やんなきゃいけないことがあって、パソコンを立ち上げるけど、別に今やる必要のないメールのチェックとか、デスクトップの整理とかを始めちゃうって感じなんだそうです。
これ個人的にはめっちゃわかるんですがどうでしょう。 いざやるぞーってなるときに、いやでもこの準備も必要だなーとか、
あ、でも先にこれやっといた方がいいかなーみたいな感じで、全然優先順位の低いことをやっちゃうんですよね。
これはわかりやすい現実逃避で、それこそ先延ばしタスクから生じる不安とかを避けるためにやっているんだよーと書かれています。
4つ目。なぜか焦れない小腹タイプは、本当にギリギリになっても焦れない、危機感を持てないタイプなんだそうです。
このタイプは、経験が浅いためにそのギリギリがどのぐらいやばいかっていうのを実感できない燃焼者と、
今まで締め切りを踏み倒してきたけど生き延びることができた経験を積んできた強者とで分かれるそうです。
個人的には正直強者の感覚っていうのはまだよくわかってないんですけれども、燃焼者のそのギリギリの現実味がピンとこないっていうのはなんとなく経験したことがあるかなーと感じています。
スケジュール感って可視化してみたり経験してみたりしないと確かにどのくらいやばいかってわかんないですよね。
むしろ周囲がその様子を見て焦っちゃうようなタイプなのかもしれませんね。
忙しさと先延ばし
5つ目、まとまった時間が取れず忙しい三橋タイプは、例えば転職活動したいんだけど忙しくてできないんですよね、と忙しさを理由に先延ばしをするタイプです。
ただその忙しさっていうのは、本当に忙しいっていう部分の他にやらなきゃいけないタスクのゴールが壮大すぎるっていうことが背景に隠れているそうです。
この本では隠れた完璧主義と書かれています。
つまり、転職活動一つをとっても、今日中にいい求人を見つけて履歴書を書いて応募して面談して採用してもらう、みたいな壮大だったりクオリティの高い計画だったりには合わないスケジュール感を意識的にしろ無意識的にしろイメージしちゃってるっていうことが多いってことかなと思います。
忙しいことを理由に先延ばしにしてるけど、実はタスクを小分けにできていないことの方ができない理由としては大きそうということですね。
最後、いつかいいタイミングでのぞうタイプは、「まあやるのは今じゃないかな。やる気が起きたときに気長にやりましょうか。なんとかなるっしょ。」と現実的な見通しを考えるのをストップして、自分にとって都合のいい未来を想像して不安を和らげてしまうタイプなんだそうです。
ちなみにこれを認知的回避とも言うそうです。
つまり本当に、「なんとかなるっしょ。」と言ってるわけでもなくて、現実を見たくないために、「なんとかなるっしょ。」って自分に言い聞かせている感じですね。
本当はやらなきゃいけないっていう気持ちがどこかにある分、「なんとかなるっしょ。」とは裏腹に気持ち的にはしんどいことが多いようです。
これもちょっと個人的には気持ちは分からなくもないんですけれども、皆さんどうでしょうか。
さて、というわけで6つのタイプですね。皆さんどれが一番近かったでしょうか。
と言っても分かりやすさを重視して分けられていると思うので、たぶん誰しも多少はいずれの要素も持っているものなんじゃないかなとも思います。
なので、自分はミツバチとゾウだなとか、ハイブリッドな感じの方も多いんじゃないかな。どうでしょう。
ちなみに僕は犬とミツバチのハイブリッドかなと思っています。
ちょっと忙しい中でやんなきゃいけないことを小分けにできなくて、プラスそこに着手するまでに枝端の部分に時間をかけちゃうんですよね。
これは改めないとなって思っています。
そんな感じで今回は皆さんも先延ばしのタイプに沿ってご自身の普段のことを振り返っていただければと思います。
次回への案内
では本題はこのくらいにしましょう。
はい、というわけで今回は中編先延ばしのタイプ分けでした。いかがでしたでしょうか。
なんというか、あ、これ私だーみたいな感じでぐさっと刺さった方も結構いらっしゃるんじゃないかなと思うんですが、
あの、大丈夫です。このエピソードを再生してくださっているであろう方の中で、少なくとも僕含め12名の方は何かしらのタイプに当てはまってぐさっと来ていると思うので、
ここでめげずにこれからも一緒に先延ばし対策をやっていきましょう。
で、前編中編とお話ししてきましたが、このエピソードで書籍のすべてをお話しできているわけではないので、
先延ばしの問題意識を持たれている方はぜひ書籍を手に取って読んでいただけるといいかなと思います。
先延ばし癖やめられました。書いてみるとうまくいく中島美須先生の書籍です。
そして次回はやっとこさ後編、このシリーズの最終回ですね。
先延ばしの対処法どうするかについてかいつまんでお話しできればと思います。楽しみにしていてくださいね。
ではもしよければこのエピソードがいいなと思ったら番組のフォローや星5評価をしていただけると嬉しいです。
皆様の応援がいつも力になっています。ありがとうございます。
また有料のお悩み相談や無料のお便りも受け付けています。
こんな話題を取り上げてほしいとか心理師渡りに講演とかやってほしいみたいなご要望がもしあれば無料のメッセージフォームまでお願いします。
有料のお便りについてはちょっと個人的な悩みを聞いてほしいという場合にお使いくださればと思います。
お便り会として返信させていただきますね。
詳しくはリットリンクをご覧ください。リットリンクは概要欄とXの固定ポストからアクセスすることができます。見てみてくださいね。
では今回はここまで。おやすみなさい。
ここまで聞いてくださってありがとうございました。また次回をお楽しみに。
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