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2022-09-09 05:47

11.誰かがしんどい時にどう寄り添うか

要約:近くにいる誰かがしんどそうな時は、「ちゃんと見ているよ、気にかけてるよ」というメッセージを伝えられると良い感じです。

近しい人がしんどそうであればあるほど、「何とかしてあげなきゃ」と思うし、場合によっては思いばかりが先行してどうすればいいのかわからないこともあるかと思います。大事なのはそこで何か解決策を提案したり、逆に距離を取ったりすることではなく、「心配してるよ、ちゃんと見てるよ」というメッセージを伝えることと思います。

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心理師わたるんの働くをカウンセリングするチャンネルです。 今回の予約、近くの誰かがしんどそうな時はちゃんと見ているよというメッセージを伝えられるといい感じです。
みなさん1週間お疲れ様でした。公認心理師臨床心理師のわたるんと申します。 このチャンネルでは皆さんの週末のお時間を少しだけいただいて、就職や復職など
働くを支えてきた心理師である僕が、主に社会人の方々に役立つような カウンセリングの豆知識や心理師のあれこれなどについてお伝えしていきます。
みなさんのお仕事や対人関係などなど、いつもの生活を少しでも楽にしたり、 カウンセリング・メンタルケアをより身近に感じていただいたり、緩めな時間を一緒に過ごせたりできれば嬉しいなぁと思っています。
よろしくお願いします。 というわけで今回は誰かがしんどい時にどう寄り添うかというお話をしようと思います。
というのも厚生労働省では9月の10日から16日を自殺予防週間と定めていて、いろんな取り組みをしてるんですね。
僕もそれにのっとろうと思っていろいろ考えたんですが、ご自身の心の健康を守ることも大事なんですけど、
僕としては周りの人の心の健康を守れる人がもっと増えてほしいなぁと思ったし、
あとしんどそうな人にどんな言葉かけしようかって迷うことも日常的にかなりよくあることだと思ったので、
今回は皆さんがケアする側に回った時にどうするかというお話をしようと思いました。
このテーマも本当にいろいろと言いたいことがあるんですけど、一つに絞るとしたら冒頭の要約部分になるかなと思います。
しんどそうな人にはちゃんと見てるよ、もう少し言うとちゃんと心配してるよっていうメッセージを伝えつつ、
側にいてあげることが大事ってところかなぁといつも思っています。
じゃあですね皆さん、近くにいる人、例えば家族とか仲の良い同僚とかがいつもと様子が違う、少し元気がないなぁと思った時、どうしてますでしょうか。
なんとなく遠まきに見るという人もいれば、ひとまず話しかけてみるという人、
なるべくいつも通り関わるようにしてるよという人などなどスタンスはいろいろかと思いますし、その人との距離感によっても違ってきますよね。
じゃあ自分がその人を元気づけてあげたいなぁと思った時はどう声掛けをしましょう。
そうですね、うつ病の人に頑張れは禁句と言われるようになって久しいんですけれども、
やっちゃいけないことはわかるんだけれども、じゃあどうすればいいのかって思われる方もいるんじゃないかなと思います。
その回答がですね、ちゃんと見ているようメッセージなんですね。
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ちなみにこれは僕が勝手に使っている言葉なんですけれども。
どういうことかというと、そうですね、落ち込んでいる同僚の人がいたら、そっとお疲れ様って言ってお菓子をお裾分けしてあげたりとか、
へこんで帰ってきた家族の人がいたら、ひとまず部屋を温かくしてねぎらいの言葉をかけてあげたりとかでしょうか。
そこでの反応を見つつ、良かったら話聞かせてというといい感じなんじゃないかなと思います。
お察しの通りこれは僕がいつもやっている手口というか手段なんですけれども。
でもですね、このスタンス、しっかり見てるよ、しっかり気にかけてるよというメッセージが態度として相手に伝われば、
たとえその時は無理でも少しずつ相手も自分のことを話してくれるようになるものです。
話をしてくれたら何かアドバイスをしたい気持ちをグッと抑えて、しっかり耳を傾けてあげましょう。
そして重い話題であればあるほど話すことを躊躇するものですから、聞いたら話してくれてありがとうと伝えることも大事ですね。
話を聞いてもらうというだけでだいぶ人の気持ちは楽になると思います。
この仕事をしててよく思うんですけれども、本当に人に話すっていう作業は予想以上に疲れますが、予想以上に心が軽くなるもんなんだなぁと思います。
改めて考えると不思議ですよね。
話を戻しますが、話を聞いた後はどうしたらいいでしょうか。
これは無責任かもしれませんが、それこそ命に関わる重大な悩みでない限り、あまり聞いた人が解決しすぎないことをお勧めします。
解決してあげねばぁと構えると、それはそれで聞く人がしんどいですし、悩みはあくまでその人の悩みなので、こちらが肩代わりするとキリがなくなってしまいますからね。
その人が解決できることを信じつつ、何か手伝えることがあれば言ってね、というくらいがいいかもしれません。
あくまでその人の力を信じるというのは、人と関わる上でも大事なスタンスだと思います。
みなさん今回はいかがでしたでしょうか。ほんのちょっとのお話ですが、みなさんの持っている周りの人への優しさがうまく伝わるといいなぁと思っています。
もっとこのテーマについて調べたいという方は、「守ろうよ心」で検索してみてください。厚労省のページがヒットします。
では今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。
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