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サルー!ハッパーリー!ダザーハオ!
こんにちは、WanderZINE- 気ままびとへようこそ。ホストのpocoです。
Hello and welcome to WanderZINE. I'm your host, poco.
私は、日常の小さな発見や旅が好きで、
日本語でエッセイを書いたり、写真を撮ったりして、
ジーンと呼ばれる小さな自作の出版物を作っています。
この番組は、そうした私の自意に出てくる日本語の表現をもとに、
いろいろな言葉にもゆるーく触れてみようという実験ラボみたいな場です。
This podcast is a little experimental lab,
where I casually explore different languages and cultures.
旅気分を味わいたくて、チャットGPTにも手伝ってもらって、
他言語にも気楽に触れています。
間違いもあると思いますが、
友達の雑談を聞くみたいな大らかな気持ちで楽しんでもらえたら、
ぜひチャンネル登録してくださいね。
また次の動画でお会いしましょう!
To capture a bit of that travel spirit,
I explore different languages with some help from Chat GPT.
I'll probably make some mistakes,
but I hope you can just enjoy it,
like listening to a friend chatting away.
短歌翻訳の挑戦
さて今回は、エピソード005に続いて、
短歌翻訳ラボの第2弾をやってみたいと思います。
Today, following Episode 005,
I'd like to try another session of the Tanka Translation Lab.
短歌翻訳ラボは、日本のタンカという詩を
チャットGPTに相談しながら英語に訳してみるチャレンジです。
Tanka Translation Lab is a little challenge where I work with Chat GPT
to see how a Japanese tanka poem can be translated into English.
Tanka is a traditional Japanese short poem,
just 31 sounds to capture a moment.
The ones I write are more like modern tanka,
現代タンカ in today's language but still in that form.
Translating tanka isn't simple,
but that's why I wanted to give it a try
just to see how close I can get step by step.
さて今回は、去年発行したジーン
そこでの日常 写真とタンカと旅とつぶやき
から一種を選んでみました。
This time, I've chosen one tanka from the zine I published last year
titled Everyday Life There
Photos, Tankas, Travels and Whispers.
それではまず、日本語でタンカを読んでみます。
Here's the tanka. Let me read it first in Japanese.
もういない犬がいたあのテラスまで もう一度足跡を探しに
はい、というわけで、
まずは、チャットGPTにシンプルに英訳してとお願いしたとき、こんな感じになりました。
First, here's a simple version I asked Chat GPT to translate.
To the terrace, where my dog, now gone, once was.
I go once more, searching for the footprints left behind.
翻訳のブラッシュアップ
意味もなんとなく伝わるし、雰囲気もなんとなく伝わるし、悪くはないような気がしますよね。
個人的には、日本語でわざわざ、もういない犬がいたっていう
普通は使わないような言い回しがあるから、その面白さとか
あと日本語では最後、なんだっけ
もう一度足跡を探しに、そう、探しにって止めてて語尾を曖昧にして
余韻を持たせているので、その感じとか、そんなあたりがもうちょっと表現できたらなとこれを見たときに思いました。
ということで、その辺をChat GPTに相談しつつブラッシュアップしていきました。
一つ目のポイントなんですけど、さっきちょっと言った、もういない犬がいたみたいな対比の表現についてなんですけど、
これを英語でどう再現するかみたいなところをチャッピーに相談しました。
でね、この部分をチャッピーに相談したら、いくつか代言を出してくれたんですけど、
これを英語でどう再現するかみたいなところをチャッピーに相談しました。
でね、この部分をチャッピーに相談したら、いくつか代言を出してくれたんですけど、
その中でも対比を強調するバージョンみたいな感じで提案してもらったのがこんな感じのものでした。
ちょっと読みますね。
このonce were, no moreで、いた、もういないを英語で対比してみましたみたいな感じにしてるみたいです。
これ見た時に、このonce were, no moreって音的にも結構こうするというか、そんな感じがあったので、いいなって思いました。
そう、それはちょっとそんな感じで置いておきつつ、2つ目のポイントもかぶせて相談してみたんですね。
で、2つ目のポイントが、さっきの余韻、最後の探しにっていうニュアンスというか、余韻に関するところです。
日本語ではね、最後の部分は、もう一度足跡を探しにで止めてて、つまりはっきり探しに行くとか、探しに行きたいとか、探しに行こうとか言い切ってない、あえて言い切ってないというのがあって、
そこはちょっと何だろう、読者さんの想像に委ねたいような気持ちがありました。
そう、その辺りを英語でどう表すかっていうのを、またチャッピーに相談してて、いろいろ出してくれたんですよね。
例えば、I long to return、なんか待ち焦がれるみたいな、強い絶望を表す感じとか、I wish I could returnは、まあ行けたらいいのになーみたいな柔らかい感じとか、あとはdreaming of returning、dreaming、夢見るみたいな、行けるわけじゃないけど夢見るみたいに思い描くみたいなのとか、いろいろ提案してくれたんですけど、
その中で個人的には、最後のdreaming of returningという表現がいいかなと思いました。
ちょっとふわっとさせたいというか、夢見心地な感じが雰囲気に合うかなと思ったんですよね。
で、それをもとに更新してもらったバージョンがこちらです。
さっきのdreaming of returningっていう語尾がINGで続く響きが重なってくるから、そこで言葉のリズム感が出るのがいいなぁと思いました。
そう、はい。一方で、これが次のというか最後のポイントなんですけど、皆さんお気づきでしょうか。
あのね、最初のシンプル訳にはあったmy dogっていう表現が、いつの間にか何の断りもなく消えててyouになってるんですよね。
そう、でも犬っていうのはこの中で名言をしたいので、最後にそこをチャッピーに相談して調整してもらいました。
ただね、モデルになった犬は、実際にはホームステイ先の地域のコミュニティドッグみたいな犬で、my dogって表現していいのかは結構迷いがあったので、その辺もうだうだと相談してみて、
チャッピー曰く、a dogだとただの犬に聞こえちゃう。the dogだと読み手が知っている特定の犬のように響く。
my dogは自然で親密さが出るけど事実とは異なるよねみたいな話をいろいろしてて、迷ったんですけど最終的には死としての音の響きを優先したいなと思ってmy dogっていうちょっと親しい個人的な感情が出るフレーズを使うことにしました。
はい、それでは元の日本語の短歌と英語の完成版を続けてどうぞ。
dreaming of returning to search again for your fading steps
そう、これをね、表示してもらった時に、にゃーそっかーって気づきました。
さっき、dogっていう言葉がいきなり消えたって言ってたんですけど、それは多分、
dogっていうのをyouに変えることでyou once were, no moreってyou wereになるからwereとmoreの音の響きが出てきたと思うので、
多分その音の響きを出すためにもしかしたらチャッピーはyou once were, no moreって言いたいがために
dogを決してあえてyouにしたのかなーと推測したりしました。
だからね、my dogにしたらwereは使えないからworseになっちゃったんだけど、
まあ、口に出した時も流れは悪くないなと思ったので、今回はこちらで完成としたいと思います。
But if I were you, I'd be happy.
So, how was it? どうだったでしょうか?
Yes, it was great!
So, how was it?
Yes, it was great!
So, how was it?
Yes, it was great!
So, how was it?
いやー、やっぱり日本語のタンカのリズム感そのままにっていうわけにはもちろんいきませんけど、
タンカの余韻を追求
最初のシンプル訳よりはこのタンカの世界観とか余韻に近づけたんじゃないかなーと個人的には思いました。
But then, I feel this final one gets closer to the atmosphere and the jingling mood of the original.
今回は事実と響きのどちらを取るかとか、余韻を違う言語でどう残すかとかを検討したことが面白かったです。
What I found most interesting was weighing fact against sound and finding ways to leave that same sense of pause and aftertaste in another language.
今回のタンカが収められている字音、そこでの日常、写真とタンカと旅とつぶやきですけど、
これも次回の文学振り間に基幹として持っていく予定です。
By the way, this tanka is included in my theme, everyday life there, photos, tankas, travels, and whispers,
which I'll also be bringing to the next literary flea market as part of my backlist.
写真とタンカを組み合わせた表現では、またちょっと違った世界を感じてもらえるかなと思います。
今回のイッシュがどんな写真と組み合わせられているものなのかもぜひ見てみてください。
With photos alongside the tanka, the zine shows another layer of the world.
I'd love for you to see which photos this particular poem was paired with.
エピソードの締め
それでは、きょうも聞いてくださり、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう。
Thanks so much for listening today.
See you next time.
And goodbye.
フィルミリンギ
ナハダン