暗室ラジオ、始まりました。
暗室作業中のお友は、ラジオってことで、本日も何かしながらお聞きください。
はいはいはいはいはいはい。
梅雨本番、めちゃめちゃジメジメしてるんですけど、一応助手付きかけてて、なんとなく快適には過ごせてますね。
エアコンの助手付きと、助手室専用助手付きで、二段構えでやってます。
台風もね、二個いっぺんに来たりして、地震もめちゃめちゃ来てますよね。
こんな大変な感じなんですが、今日もよろしくお願いいたします。
今日はですね、まずお知らせを2つ。
お知らせと言ってもですね、大したもんではないんですけれども、
連載が復活したっていうのと、あとちょっとジンをね、一つ作ったというか、発売したので、そのお知らせ。
で、そのジンの流れから、ジンについてちょっと話そうと思います。
はい、それではよろしくお願いいたします。
連載が復活いたしました。
連載というのは何の連載かというとですね、東洋経済オンラインというウェブメディアがあるんですけれども、
そこでですね、2020年、6年前ですね、6年前で止まっていた連載がありまして、
これはですね、元地下アイドルのひめのさんという、ひめのたまさんという方と一緒にやってるんですけれども、
その6年前で一回更新が途絶えちゃったんですよ。いろいろとあって。
でですね、先日私が新宿のガンガクアローで個展をやった際に、なんとそのひめのさんが来てくださったんですよ。
でなんやかんやと話してるというか、もう割と早い段階で、この連載またちょっとやりませんかみたいな話になって、
めちゃめちゃ6年ぶりに会って久々の彼女からそういうのが出てきたのでびっくりして、
やりましょう、やりましょうと言って、という経済の方に行きまして、当時の担当者の方はもうおられなかったんですけれども、
今の担当の方に繋いでもらってですね、それで一応お話をして、とりあえず復活という感じで、今回6年ぶりに更新されました。
そんな感じなんで、よかったら見てください。
一応個展の時のイメージビジュアルの部屋をメインに。
ああそうそう、この連載がなんなのかっていう話をしなきゃいけないんだ。
これはですね、タイトルがですね、「夢める女子の生体」っていうので、私が出している、出しているというかもう10年前とかになっちゃうんですけど、写真集2冊ばかり出していて、これ何回か話したと思うんですけど、
その写真集っていうのが、女の子とその女の子の部屋、しかもオタク属性のマニアックな女の子の部屋っていう感じですね。
で、その部屋に住んでいる子たちがどういう生活をしていて、どういった目標があるのかみたいな、そういうのを取材するっていう、一応部屋ありきっていう感じなんですけど、そういう連載です。
これ面白いのがですね、6年間放置状態というか、連載が止まってたわけじゃないですか。
そうするとですね、この東洋経済というか、世の中もえらい変わって、コロナ以降ということですよね。
世の中も変わりまして、東洋経済オンラインも変わりまして。
なんと、このですね、連載にね、部屋が絡んでいる連載がいくつかありまして、6年前はね、我々だけだったんですよ。
部屋から人の生活というか、どういう人間かっていうのを見ていくっていうような連載は。
ところが今、ゴミ屋敷の連載があったり、ちなみにうちが出しているのはゴミ屋敷ではありません。よく言われるんですけど。
ゴミ屋敷の連載があったり、部屋の中からの連載もあったりで、やっぱり部屋って結構、なんだろうな、分かりやすいコンテンツなのかな。
私ね、部屋を撮っておきながら部屋の面白さっていうのはあんまり分かってないんですよね。
でも、部屋自体は結構撮ってたりとかしてて、それこそ学生の時に、アウフォトっていう雑誌があったんですけど、
これ、米原さんっていう編集者で写真家の方がおられるんですけど、チェキで有名ですね。チェキの写真家で有名ですね、米原さん。
その米原さんが25年くらい前かな、もっと前か、それこそ30年くらい前かに出していた雑誌で、アウトオブフォトグラファーズでアウフォトって言うんですけど、
その時アウトオブフォトグラファーズだからな、写真家ではない写真家たちというか、
その当時とても写真ブームっていうのがありまして、女の子写真ブームっていうのが正解なのかもしれないですけど、
なんでもかんでも撮ってみせるみたいな、いろんなスタイルの写真があるよっていうのを多分言いたかったのではないかなって思います。
僕はあんまりそこらへん深く考えずに、写真掲載してくれるんなら送ってみようっていうことで、いつも投稿写真雑誌ですよ。
今なんてね、ウェブがあるから自分で発信することができるんですけど、当時なんて写真どこで見せたらいいんだって話ですよ、マジで。
ここ結構重要で、本当に写真を見せるってなると、雑誌に投稿して見てもらうか、写真展やるか、その二択ぐらいしかなかったんで。
あと、公募だ。公募に出して、公募で賞を取らないと自分の写真は見てもらえないっていう、なんかそういう感じでしたね。
今それ考えると、本当に自分の写真見てもらうのお手軽になったんですね。
お手軽になった反面、ものすごい数の中から入る。
でもそれは一緒か、結局は。
いっぱいたくさん写真があっても、バズるバズらないもあるだろうし、いい写真がバズるとは限らないし。
そんなコーナーで、その当時はそういう投稿できるものとか募集かかってたら、割と速攻送ってた感じで、
その会うほどには割とね、毎月、各月だったかな、期間次だったかな、毎回乗って計算させてもらってたんですよ。
で、その中で部屋の写真を募集してるコーナーもあって、自分の実質をパノラマじゃないけど、
パノラマって言っても、その当時はフィルムなんで、1点から左から右へ1枚ずつ撮っていって、それを繋ぎ合わせて送ったりしてましたね。
それが掲載されたりして、それが自分の部屋の、部屋の写真の一番最初だったかもしれないしね、それがね、自分の。
そんなこともありました。
で、はい、なんだっけ、あ、そうそう、その連載ね。話飛んだな、ちょっとわかんなくなっちゃった。
まあそういう感じなんですよ。ちょっと話わかんなくなっちゃったんで、とりあえずその東洋経済の連載よかったら見てください。
ひめのたま、東京を夢見る女子の生態っていう感じです。よろしくお願いします。
次、これ今日のメインですね。
ジンについてなんですけど、そのみりんさんのジンを作ったっていうことで、ちょっとジンの話を少ししてみようかなと思います。
この、なんでジンを作るかっていう話ですよ。
最近ね、ジン流行ってるんですけど、僕ジンを作り始めたのっていうのは、だいたい何年?2012?
違う違う違う、そんな新しくない。
本当、2006年とか7年とかそこら辺かな。
それまでも四日晩写真集みたいなの作ってたんですけど、いわゆる薄っぺらい、そういうような写真集は作ってなかったですね。
薄っぺらいというか、ハンドメイドで量産化できるっていうようなの作ってませんでしたね。
ジンって流行ってるけど、ジンっていうものが一体どういうものかわかんないっていうのがあるという人もいると思うので、ちょっとだけ説明というか調べたのを説明しますね。
もともと、僕はちょっと間違った認識で最初ジンの制作をしてたんですけど、間違った認識っていうのは、もともとジンっていうのがスケーターの文化だと思ってたんですよ。
自分たちの活動を広めようと思って、コピーしたのをホッチキスで止めて、それを配ったみたいな、そういうスケーターの文化だと思ってたんですよ、ジンっていうのは。
それでかっけえなと思って、僕スケートボード昔やってたんで、今はもうやると怪我したら怖いんでやってないんですけどさすがに。
やりたいんだけどやる場所がないんですよね結局。
それを置いといて、かっけえなと思って、それでやり始めたっていうのはあるかもしれません。
ジンを作り始めてしばらく経つと、なんだろうな、この印刷通販みたいなのも安くできるようになってきてて、東京アートブックフェアとか出だした頃に、
わりとしっかりした写真集、しまうまとかもありますからね、そういうところでしっかりした印刷物を出してジンって販売してるっていうのがあって、
私はそれはジンじゃないって勝手に思ってたんですよ。
なぜかというと、そのスケーターたちがコピーしたやつを白黒でコピーしたやつをホッチキスで止めて、ハンドメイドで売ってたみたいな、配ってたみたいな、そういうのがあったから、
これはやっぱり自家製にこだわるしかないだろうと思って、ずっと自分家のプリンターで出してたんですよ。
もう何百冊作ったかわかんないです。千冊はないと思うけど、千冊作ってるかな?それはないな。
でも結構な数作ったぞ。それずっとやってたんですけど、本当に印刷通販が安くなってきてて、最近。
なので、最近ではそういう変なこだわりを捨てて、印刷通販とかで作ってます。
中栃の写真集をジンとして。そっちのほうがコストも、時間もそうだな。時間もかからないし、コストもかからないっていう。
全体的にコスパが良くなったっていうことですね。最近まだ値上がりしてるからね。ちょっとどうなるかわからんけど。
ジンの起源っていうのが、スケーターじゃなくて実はSFファンによるファンジンっていうのが1930年代になって、それだったんですよ。
ファンのジンね。愛好家の雑誌っていうことで。それを聞いたときに、スケーターの文化じゃねえやんと思って。
それで変なこだわりを捨てたっていうことですね。
ただ1970年代以降になると、コピー機の革命っていうことで、パンクキッズたちがハサミとノリでコラージュして、コンビニのコピー機で大量に複製したっていう。
そういう歴史があるらしいです。ここでもスケーターは出てこないけど、パンクとスケーターって結構相性が良かったからな。
僕の高校の時の友達とかもパンク効いてる子はスケーター、スケーターやってる子はパンク効いてましたからね。ハードコアとか。
そんな感じですね。ジンっていうのは。ファンジンですよ。SFから始まったんですよ。
そんなジンなんですけど、なんでそのジンを作るのだったかっていうのは、俺さっき言ったっけこれ?
今から説明だな。写真って1枚で見せるの結構ハードル高いじゃないですか。
例えば山岳写真とかだと、行ける人が限られてるところに行って、それを撮ったらめちゃめちゃ貴重で、おーすげーってなるんですよ。
有名な人誰だったっけ?
石川直樹さんだ。石川直樹さんの写真はマジすげーっす。
1回だけ、まだ有名になる前、有名になりかけた時、1回取材させてもらったことあるんだけど撮影で。
今みたいになると思わんかったわ。すごい冒険化ですよね。
だから人が行かないところに行って撮ってくるっていうね。それがあるから1枚でもめちゃめちゃ説得力あるんですよ。
で、自分のやってる写真って、本当に近所を撮ったりとか、山に、卑怯に行くほどじゃないけど、女の子の部屋は卑怯だと思っていて、なかなか立ち入れないらしいんですよ。
僕はたまたま運良くいろんなとこ行けたんですけど、ちょっとそういうのがあって、そういうので言うと、部屋の写真は1枚でも結構説得力あるかなっていう感じはしますね。
で、その1枚で、石川直樹さんとか、山岳写真とか、アンセロハダウンスとかね、ロバートメープルソープとかね、それこそこの間の関本さんみたいなね、
あのすげえ写真1枚で主張というか表現するっていうのは、自分にはなかなか難しいなと思ってですね。
それで束にして見せるっていうのがいいのかなと。それで人と差別化できればと思ったんですよ。
同じ写真を例えば10枚選んで、10人に渡すと多分組み方ってばらつきが出るんですよね。
そのばらつきが各々の個性というかスタイルっていう感じだと思っていて、それ考えたらやっぱり束で見せる方がいいなって思って、それでやってるって感じです。
でね、画家がですね、前から言ったと思うんですけど、画家が絵を描くように写真を撮っていきたいみたいな、そういうスタンスなんですけど、
画家がですね、筆を使って、一筆一筆使って描くじゃないですか。キャンバスの上にタッチで。それが多分個性とか、色使いとかもそうなんですけど、それが個性とかその人のスタイルだと思うんですけど、
その写真1枚1枚が一筆一筆みたいな、そういうイメージで組んでますね。
写真で自分のスタイルを出すっていうのがなかなかやっぱり難しいなと思っていて、それで組写真で束でやるっていう。束って言っても多ければいいっていう感じじゃないんで、
一番難しいのはね、8枚とか12枚とかそこら辺でめちゃめちゃかっこいいのが作れればいいんですけど、最近どんどん増えてきてて、20ページとか30ページとかになっちゃってますね。
写真っていうのは割と絞り込みっていうのが大事で、この絞れるか絞れないかっていうのがその後の写真家としての運命を決めるみたいなところがあるんじゃないかって僕は思ってますね。
だから100点あって100点見せるんじゃなくて、そっから4点。これなかなかほんと難しいんで。
出版。写真集の出版っていうもののハードルがやっぱりめちゃめちゃ上がってきてて、僕はほんとたまたま最後のめちゃめちゃ運がいいタイミングに出したんじゃないかなと思ってます。
出版不況出版不況って言われてて、コンビニの雑誌売り場とかもないじゃないですか。本屋さんも全然なくなってきてるし、写真集も一冊一冊が作品っていう感じになってきてる気がしますね。
写真集出すのハードル高いって言ったんですけども、ちょっと聞いた話によると商用の写真集出版というのも出版社と作家が接班して出すケースもあるっぽくて、それは商用出版なんだけど商用出版って言えるのかみたいなのはありますね。
詐欺まがいのそういうことではなくて、どうしても出したい人が出版社と接班するって、そういうことなんですかねっていうのを聞いたことがあります。
でもそれだったら、小ロットでいいんでジン作った方が利があるというか、希少性も出るし、それこそ自分に興味のある人が買ってくれるんだったら、インスタグラムとかで発表して買ってもらう。通販っていう手があるんで。
そこで見てもらうっていうのがいいんじゃないですかね。ただねやっぱり書店に並んで知らない人に見てもらえるとか、出版することによって本当にいろいろな人が宣伝してくれたりしたんで、それが結構大きいですね。
それがあるからこんなのんきなことを言ってられるのかもしれないです。
ジンね、作ってみたらいいんじゃないですかね皆さん。
一枚一枚で、一点で説得力のある写真を生み出している写真家の人たちも結局シリーズっていうことでやるので、最終的には束になるんですよ。
なのでやっぱり組写真作るっていうのはめっちゃ大事やなとは思ってますね。
だからぜひ皆さんやってみよう!
組写真で写真を作ってみたらいいと思います。
組写真苦手とか難しいと思っている人は、あんまり難しいことを考えずに、気に入った写真が何点かあったら、その中から2点取り出して、2枚1組をまず作ってみると。
で、その2枚1組ができたら、もう一つ2枚1組を作ると。
そしたらその2枚1組が2点あるので、その2点を並べて組み替えていくみたいな、そういう作業の連続ですね。
写真の面白さっていうのは、四角メディア全般そうかもしれないんですけど、隣り合わせる写真によって見え方が全然変わってくるっていう、そういうのがあるんですよね。
これナトリー・ヨーノスケさんの写真論的な本にも書いてあったんですけど、写真って並び結構重要で、
隣にどういう写真があるかで、写真の内容がガラッと変わっちゃったりするんですよね。
だからそういう面白さもあるので、ジンっていうのは面白いなって気はします。
常に写真が、見開きで1点っていうのもあるけど、流れでどうしても見るじゃないですか。流れって真ん中から見る人もいるからね、俺みたいに。
でも隣同士っていうのは出てくるので、めくってもそうだし、見開きでもそうだし。
僕がジン作ってて、編集がちょっとやりやすいなと思ったのはやっぱり見開きですね。
見開きで2点で1つっていうやり方。中平拓真さんとかもそういう編集の仕方をされてたと思います。
とりあえず2枚1組っていうのを大量生産して、それを順に組んでいく。そういうのの繰り返しですね。
あとは漫画とかアニメとか映画とか、そういうものの構成。
あれもずっと流れじゃないですか。いわゆるストリームっていうのかな。タイムラインっていうか。
左から右みたいな。上から下みたいな。そういう流れがあるんで、そういうのを参考にしたりしてますね。
だから写真集はあんまり俺参考にしてないかもしれないな。なんとなく。
写真集で編集を参考にしたのは、本間さんの編集を結構参考にしたな。
スリープっていう8ページかなのジンが高石屋ラリーっていうところから出てまして。
高石屋ラリーから出てたのかな。多分そうだと思う。それ展覧会見に行ったんで。
それがものすごく良くて、8ページなのにめちゃめちゃかっこいいんですよ。
それとか、本間さん東京スナイパーっていうSMの金箔の写真集があるんですけど。
それも枚数めちゃめちゃ少ないんだけどかっこよくて。
本当に枚数少なくかっこよく見せるっていう写真集を今思い出しました。
枚数少ないジン作るかやっぱり。
買う人はちょっとマニアックすぎて物足らんと思うかもしれないけど、物足らんぐらいがちょうどいいんよな。
あと海外だと僕好きなのが溶岩テラーとか、ボルフガングティルマンスとかそこら辺なので。
ティルマンスは割と編集参考にしたかな。テラーもしたな。
もちろん荒木さんもそうだね。
でも荒木さんはめちゃめちゃ写真が多いんで。
センチメンタルな冬の旅とか、あそこら辺はものすごく編集参考にしたかもしれないです。
あと冬絵とか、東京なんちゃら。
色々あるんだけど、初期の荒木作品はものすごく編集参考にしたな。
あとロバートフランクとかもだな。ロバートフランクもめちゃめちゃ編集参考にした気がする。
もうなんか忘れちゃったけど。
でも一番参考にしたのは本間さんです。
本間さんの少ない点数でかっこよく見せるみたいな。
そんな感じですわ。