1. PODCAST「WALKS(さ迷う)」by WORKSHOP VO
  2. 「WALKS(さ迷う)No.1(板橋..
2022-08-05 48:06

「WALKS(さ迷う)No.1(板橋諒さんと散歩)」

一般社団法人WORKSHOP VOがお届けするPODCAST「WALKS(さ迷う)」。毎回、代表理事小山田和正が、誰かと散歩しながら収録しております。1回目は、青森県野辺地町の自遊木民族珈琲の板橋諒さんと一緒に、板橋さんが現在お世話をしている森の中を散歩しながら、いろいろお話をしてみました。僕らの死生観やいのちの話など、とても心に残るお話になりました。

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散歩しながら喋ってみるというPODCASTを始めたいと思います。
1回目が自由木民族コーヒーの板橋諒さんと一緒に散歩しながら喋ってみようと思います。
じゃあ、今日はここはどこですか?
今はコーヒー屋の活動とは別で、山盛りの仕事をしようかと思っている場所なんですけど、まだ正式名称とか決めてないんですけど、
今僕が入っている山というか森というか、普段から施行している場所に板橋さんに来ていただいて、この山の中を散歩しながら何か思い浮かんだことを喋っていこうかなと思っています。
じゃあ、よろしくお願いします。
僕が山に入るきっかけというか、
大山田さんがあのちんとぼで来た時に、その時に僕は山に何かあるという話をしていたんですよ。
そのキャッチの仕方自体は間違っていなくて、
その時の発言の真意としては、薪を自給したいというのが最初の目的だったんですよ。
今まではどこかをもらいに行ったりとかして、うちで薪もやっていたんですけど、できればやっぱり、うちも先祖の山がこの辺にありましたし、
でもやっぱり何もわからないんですよね。いきなり。
こういう空間に対峙したところで、どれを切っていいのかとか、チェーンソーの扱いにしろわからなかったんですけど、
ちょうどその取材の撮影している時に、青森県で林業の塾があるという情報が本当に流れてきて、
それに参加したんですけど、それが本当に最初のきっかけと、
あとこの場所側も先輩が持っているというのが確定していたのがあったので、これちょっと本当に勉強したいなと思って、
薪のきっかけをやったんですよ。
でもやっぱり林業もすごくいろんなタイプといろんな立地があるわけですよね。
ここだったら紅葉樹がメインなんですけど、もうちょっと行ったら針葉樹、杉だけのエリアがあったりするんですけど、
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やっぱり全然扱い方が違うわけですよ。
木の扱い方?
木の扱い方とサイクル。ここのサイクルがそもそも。
もちろん習いに行った林業塾というのが僕のベースにあるんですけど、
やっぱりそっちで教わったのがだいたい針葉樹の扱い方がメインだったんですよね。
杉をどう切るかとか、どう運び出すかとか。
でも僕が教わりたかったのはこっちの話。紅葉樹の世界の話。
その塾の中で日本で2チームしか紅葉樹しか扱ってないチームがあったんですよ。
それが北海道の人と岩手の久野平の人。
たまたま本当に全く僕知らなかったんですけど、久野平の人が岩手の林業塾の担当だったんですよ。
それで青森の林業塾から岩手に担当見に行きましょうっていうのがきっかけで、
僕の今の師匠というか、久野平山族というチームがあるんですけど、
その人たちに出会ったのが本当に大きくて。
へー、久野平山族。
久野平山族。
いくつか後で動画とかリンク渡しますけど、
もちろん木の切り方とかこういう扱い方はもちろんすごい出てくるんですけど、
この人たちが大事にしているのがやっぱり哲学。
哲学思想が一番ベースになっている話をしてくれて。
それは興味ありますね。
例えばですけど、ここも完璧な人が入ってない森ではないんですよ。
やっぱりその先輩の先祖さんとかが使ってた証として、
こっちにあるんですけど、
ここで昔炭焼いてたんですよ、多分。
おっきい穴が。
炭を焼いてた。
炭を中に木入れて、どっかで火つけて、
酸素を全部閉じるんですよ、蓋して。
木の中にある酸素だけ燃やして炭化させるっていう昔のやり方。
それで多分炭作ってたんですよ。
でもそれ聞かない限りは、僕この穴が何なのか全く分からないじゃないですか。
本当におっきいですもんね。
ここで多分何かしら営みをやってた証というか。
このエリア以外、やっぱり色々あるんですけど、山というか木生えてるところ。
だいたいもう新陸名の人たちの管理官に置かれてるというか、持ち主さんが。
だいたいそういうとこは紅葉樹切っちゃって、杉とか植林して。
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それを定期的に切って、搬出してお金に変えて、
手待ちんで新陸名の人がお金いただくって形になってるんですよ。
それが今の林業のネックになってるんですよ。
木の価値が低すぎる。
逆に新陸名さんとかのかかった経費とかで赤字になっちゃう。
それから放置する。
なるほど。
っていう仕組みになってるはずなんですよ。
僕が衝撃受けたのは、まず山生えるんだったら、
山のリズム聴けるようにならないともうアウトだよって。
リズム。
もともとその人も、トップの人は映画の脚本家とかやってる人だったんですけど、
多分ミュージシャンもやってて。
山盛りの仕事はこういうパッてした景色あるじゃないですか。
絶対なんかリズムがあるんですよ。
へー。
多分僕も未だにはわかんないですけど。
それを壊したらアウトです。
例えばビートみたいなやつがあるじゃないですか。
それを止めたら崩れる。
へー。
っていうのも多分科学的に理想されてる話なんですけど、
木ってこの上に生えてる分、めちゃくちゃ重いじゃないですか。
本体自体、質量が。
でも支えてる分、支えてるこの下に、また下に生えてるじゃないですか。
地中に埋まってるところが。
で、支えてるんで、
なんて言ったらいいのかな。
やっぱ大事なのは、面に見えない下。
もちろん光合成とかして、日の光とか、ビルとか、風を受けるとかで変化しますけど、
この人たちが生き生きとするには、土の中の状況がちゃんと適切にいってないと、うまく育てないじゃないですか。
リズムイコール、土の中の状況をちゃんとこしらえるっていうのが、本来の山盛りの仕事。
ただ切るだけじゃなくて、今これまだ僕手入れし始めてる段階ですけど、
ちゃんとやれば、本当にもっと成長スピードが速くなるとか、木肌の艶とか、葉っぱの付け方とか、やっぱ変わるんですって。
そのリズムってどういうこと?命のリズムみたいな感じ?
教わったのが、山は死生の宿図だって言われてます。
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死生?
死生の宿図。
死生っていうの?
死生観の。
死生生きるの宿図。
ここに生えている水奈良の木があるとするじゃないですか。
毎年、やっぱりこう種付けて、死生を残すためのやつをやるんですけど。
これですね。
これ水奈良の赤ちゃんですけど。
でもやっぱ雪が深いとか、例えば動物にペッてやられちゃうとか、間違って踏んじゃうとか。
そしたらやっぱりこの子たちの命が終わっちゃうんですよ。
それは冬とかに限らず、いつでも死が訪れるじゃないですか。生まれたのに。
その生き死にが毎日起こっている現場というか。
それを崩したら全部死んじゃうんですよ。
だから僕自身、やっぱり命の主者は選択しなきゃいけないわけですよ。
山掘りの仕事というか。
どれを切ってどれを生かすかということですね。
それが多分リズムというか、解釈すると。
それがうまくいけば、もっとグルーヴも増してくるんですよ。きっとね。
例えばですけど、この笹って、別に生物としてはもちろん悪者じゃないんですけど。
やっぱり他の植物とかの成長を阻害する物質を出すんですって。地下で。
っていうんだったら、ぱっと見てこれをどうするかは、僕がその山のこの人たちとこの空間とアクセスした上で、
じゃあこれをちょっとデリートするみたいな。
いったら逆にこの下草に生えてくる子たちが、やっぱり生き生きとして、
プラスアルファはお母さんとか母女みたいな人たちも生き生きとすると思うんですよね。
えー面白い。
その究極というか、やっぱりそれを昔の人は分かってたんですよ。
っていう話があって。
やっぱり日本語って結構面白くて。
木って広角じゃないですか。
次に来るのが林。木二つで。
森って木三つじゃないですか。
これってやっぱりすごいまとえてるんですよ。
この違いって何か分かったりします?
いやー。分かんないですね。
木はこの単体じゃないですか。人間のその認識で当てはめた感じ。
で、こっちに来ると分かるんですけど。
すげー、井口。
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うわ、キノコ。
で、こっちに来ると杉林なんですよ。
表現の仕方としては。
これが、子供がいないんですよ。
えー面白い。
杉の子供がいないんですよ。
なるほど。
厳密に言えるかもしれないですけど、林って子供いないんですよ。
って考えると、森は子供いるんです。
なるほど。
で、もう一個究極。
仙台の森の都って森って書くじゃないですか。
これが多分僕の中では一番上級の森。
木と土って書くじゃないですか。
これが木と土が一体となってる様なんですって。
へー。
森の都の一番これじゃないじゃないですか。
土と木がちゃんと一体になった空間。
僕が目指すのはここっす。
はいはいはい。
木に土ね。
なるほど。
うーん。
言ってしまえば観光栽培。
一般的な農協さんとかで扱ってる畑とかって同じことじゃないですか。
やっぱり人間の欲というか、これ植えたいから植えた。
でもそれと引き換えに多分何かしら、ここでもともと培ってきた何か自然のリズムが狂っちゃって、こうやって大きくならないですし。
ちゃんと管理してないとやっぱり大きくならないですし。
これも多分植えて30,40年経ってると思うんですけど、やっぱり大きくなれないんですよ。
へー。
これが本当にじゃあ、うちら人間が責任取れるかどうか。
で、今今日ちょうど雨降って土砂災害とかあったんですけど、
だから杉とかって深くならないんですって。
だから一気に水が来ちゃうと、全部流れちゃうんですよ。
それがやっぱり近年とか土砂災害とかで流れてきて被害があったりとかするじゃないですか。
でも本来なかったはずなんですよ。きっと。
だからそれは人間の欲で、このシステムというか、ここを知らない人たちがやっぱり何か犠牲にして欲のままやっちゃって、結局失敗回収が来るみたいな。
っていう理論だとは思うんですけど、きっとね。
リズムを壊してるって感じなんですね。
これも多分3,40年はこっちの工業所の方も手入れされてないと思うんで、
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それをバッチリやった空間が久野家山族の社長の森なんですけど、もうえげつなく美しいですよ。
空気感全然違います。
もちろん日の影とか日当たりによっても多分感じ方変わるじゃないですか。互換というか。
それがやっぱりどっちかというとお寺とか神社に行った気分になるんですよ。
なんかそうじゃないですか。お寺とか神社の境内のいいとか、だいたいちゃんと手入れしてるじゃないですか。
で、そこにもやっぱり昔の歴史の話とか文化が交差するんですよ。
例えばですけど、比叡山のお寺さん。
で、昔、多分お客さんで会ってるかどうかちょっと僕はわからないですけど聞いた話だと、
やっぱ出家した人は1年間とか2年間最初裏山を世話してくださいって言われるんですって。
そこからそのこのお湯作業、山綺麗にするとかしたら初めて人に説法できるって状況になるんですって。
だから今それがなくなってるんで、そのお寺さんの旧神力というか、それもなくなってるんじゃないっていう話もあって。
多分昔の人は本当よくわかってたというか、多分五感をちゃんと使ってたと思うんですよ。
なんか現代の人でもやっぱ山入ってるとか、サーフィンやってる海の人とか、畑をちゃんとやってる人とかって、やっぱ上手いじゃないですか。
話し方にしても、何かを人に悟すとか。
っていうのは何かそこじゃないかなって僕は思うんですけど、五感をちゃんと日々使って、
こういう目に見えない大事なことをちゃんとアクセスして、学んだことを人にちゃんと還元できるというか。
こういうところも昔の道なんですけど、こういうところってやっぱ崩れないんですって。
その集大成なのが熊野古道って言ってました。
1000年以上経っても一切崩れてない人が作った道。
あれはパーフェクトらしいです、やっぱり。
ちゃんと石も組んで。
僕はまだ全然わかんないですけど、山入ってる人たちからすると、
バッと入って始めた山でも、何とか山の棚わかるかみたいな話をしてるんですって。
例えばこういう山が仮になったとしても、絶対こういう綺麗な三角形じゃないですか。
絶対どこかしらこういう平らなとこってやっぱ崩れないんですって。
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ここに対してどう道つけるかみたいな。
今の化学的な道具とかを機械に入れるためだけに作った道って、やっぱ効率しか考えないんですよ。
こっちの山の人の気持ちも考えなくて。
それ聞いたら、去年とかも冬、雪積もってる中、僕やっぱり来たくなっちゃって。
雪の中ずっと一人で歩いてましたよ。
おそらくですけど、異常気象だったり、自然災害みたいなのは水害多いじゃないですか。
山って大体、その区の辺の人も言ってたんですけど、
山と関わってない人間まずいないでしょって。日本人だったら。
その理由としては、水飲んでるでしょって。
はい、そうですね。
水飲んでる時点でやっぱ山と繋がってる。結局水とどっかで繋がってる。
その結局山との繋がりというか、歴史的なあれですよ。
こんな簡単な山があったとしますよ。
ザックバラに高いとこ、低いとこ、一番低いとこ。
で、日本中の大体昔からの集落の土地の理由として、山の下にすぐ多島旗。
その下に集落。その下に海。
っていう構図じゃないですか。昔の集落というか。
もちろんずれてるとこももちろんあるんですけど、これ結ぶのがやっぱ川ですよね。
一つのラインとして。
で、この川こそ一番水が大事の話なんですけど。
昔はこの山の端っこは絶対切るなって言われてたんですって。
ここに植わってるのがやっぱ紅葉樹なんですよ。
で、大体桜、奈良、松、栗、ご飯で半の木なんですけど。
これだけじゃないですけど、大体これが埋まってるんですって。
って言うとここも大体そうなんですよ。桜の木、水菜の木、松。松はこれですよね。
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ほんとだ。
切っちゃったら、さっきの話の沿途線上で、この川が崩れると全部崩れちゃうんですよ。
今の人たちの植林の仕方はちょっとわかんないですけど、この谷部分に杉、昔の人が植えてたんですよ。
っていうのもちゃんと意味があって、
この人たちがやっぱり緻密にこの下でいろんな根の角度とか入って、地盤もグッと固めてくれてるし、
水はけがやっぱいいんですよ。隙間もいい空間もあって。だから染み込んでいくんですね。
で、あと葉っぱつけるじゃないですか。葉っぱって大体分解されるじゃないですか、毎年。
それと微生物が分解してくれて養分になるじゃないですか。
それが乗っかったエキスが雨水とかになって落ちてくるんですよ。
っていったら、ここの杉の養分になる川ですね。
でもそれよりも有り余る養分がある山だとしたら、川に乗っかってここに行くんですよ。
ってなると、やっぱ山合いの米とか畑っていい作物昔できてたじゃないですか。
山の養分だけで全然大きくなれるってことで、肥料とかいらないんですよ、昔のやり方すれば。
肥料と農薬か。
それでも有り余る養分が入った水を、うちらが初めて健全な井戸とか湧き水としていただくことができる。
集落でトイレとかもちゃんといい仕組みやってたじゃないですか。
っていうと汚さず海まで行くんですよ。
っていったらここにも養分乗っかるじゃないですか。
ってことで魚が集まってくるわけですよ。
例えば八戸とか南三陸、宮城の世界三大漁場と言われたらしいんですけど、
魚が集まる理由としては、やっぱ上がこういう仕組みじゃないですか。
って言ってまだ綺麗なまま飴が乗っかってきて、この繰り返しですよね。
今多分みんな一生懸命SDGsだとかっていう形でやってますけど、
もうここはここしか考えてないじゃないですか、この分野というか。
そっかそっか、狭いんですね。
これ自体、やっぱり僕一本のラインで繋がるのは水なんですよ。
ってことは、僕が今やろうとしているこの山のエリアで水をどうちゃんと流してあげるかによって、
多分絶大な影響力が来るじゃないですか、下の方。
そうですね。
それやったら多分人も変わるんですよ。水飲んでると、いい水乗っかると多分。
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これを昔の人はよく本図なしって言うじゃないですか。
で、イコールおめえバカだなみたいな方言じゃないですか。
こんな簡単なことではないんですって、本当は。
本図っていうのが、自然のことわりを指すんですって、方言として。
自然のことわりを知らない人。
そう、あんた自然のこと知らないんだねっていうのが、本当の本図なしだよってどうしたって。
すごいバカ以上っすね。
そうそうそうそう。
なるほどなぁ。
ってなると、もうなんか簡単に巻きほしくて山に入ったんですけど、
でもなんか繋がったじゃないですか。僕の活動と。
もちろん畑とかも一生懸命やろうとしたんですけど、やっぱりどうしても他の隣の人たちが農薬やるとか、そういう影響力があるじゃないですか。
だったらやっぱりこっちからやった方がいい。
なんかこういうところで話をしたら、やっぱり理解できるじゃないですか。理屈として。
そんな科学的な話をしてるわけでもないですし。
だからこういう場所で何かそういう話をして、今のキャンプとか家営とかそういう人たちに対してちゃんと話したいなっていう。
なるほど。
でもただこういう真面目な話だけしてもいいんですけど、やっぱこの場所で一泊二日とか三日ぐらいいたら、多分なんか感覚変わるじゃないですか。
この集落だけの生活とか都市みたいな生活をしている人たちの感覚がここで多分互換で開くんですよ。
これ開くってことは多分もう風も浴びるし、温度も変わるし、湿度も変わるし、じゃあうちら今どうするみたいな対応ができるようになるじゃないですか。
これが多分ないのが現代社会ですよね。
そうですね。
それを何か開かせたいなっていう。僕自身開いてるかどうかわかんないですけど。
だから何かこう、これがお金に変えるとか何かというもちろん考えもありましたけど、そんなことを言います。
僕が山に入って、いろいろ教わらないことには何も始まらないじゃないですか。
こっちは今こう登ってきたとこは全く手に入れてないとこです。
ここ入ってないですね。
多少歩きづらいんですけど、この辺の人たちも言ってたんですけど、なんかこうパッと見やっぱ笹が多いじゃないですか、足元。
ありますね。
今のは雨降ったやつもあるんですけど、やっぱり湿度もちょっと高いし。
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で、こういう場所に対してじゃあどうするかみたいな。何をまず最初にやったらいいのかみたいな。
木も優劣というか、もちろん競争あるんですって。
例えば桜と奈良の木と松があったとしますよね。
行ったらやっぱ桜が弱いんですって。優劣として。
でも奈良と松の木あったら松の木の方が大きくなるんですって。
っていうその順番もあるんで、切るとしたらどれを活かすか、いただくかみたいな。
っていうとやっぱり一本切るだけで空気感全然変わるんですよね。
で、もちろんこれが倒れたことによってここに火が差し込むじゃないですか。
できたらまた次の子たちの番になる。
で、究極の理想は三層になるのが理想なんですって。
この葉っぱ広げるじゃないですか、高校生の人たち。
一番上のおじいちゃんたちみたいな人たちが一番最初に雨を受け止めてくれる。
やっぱうちらもそうじゃないですか。雨を直でずっと浴びてると辛いじゃないですか。
それをおじいちゃんたちが受け止めて、次の息子たち。
で、一番最後カバーするのは子どもたち。
なるほど。
三層あれば順番順番にサイクルが出来上がる。
おじいちゃんたちが倒れたとしても、次は親の世代がパッパッパって行って空を探るんですって。
だから直接地面に雨を落とすのが一番NGって言ってました。
それはそうですよね。
畑とかもそうなんですけど、雨がパーンって当たって土が跳ね返るじゃないですか。
土の中に分解者の人たちの菌がいるわけですよ。
ここについたとしたら、ここから分解始まってますよね。
で、それをもちろん100%カバーできないじゃないですか。
それを防ぐ方法として僕が教わったのは、こういう風塘木というか枝とか落ちるじゃないですか。
これで地面をカバーしてあげるんですって。
で、これボサっていう言い方らしいんですけど。
これはこの辺の人たちが見出したわけじゃなくて、日光かどこかの天皇家の別荘の手入れしている人たちがいて、その人たちがやっぱりやってたんですって。
っていうと、えらい美しいものになってる。
これもいつか分解されるじゃないですか。
いつかは自然の栄養分に変わりますし、無駄がないんですよね。
こういう絡んでる子たちもちゃんとケアできるし。
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20〜30年ここは人が入ってない空間だとするじゃないですか。
例え話ですけど、30年間ひこもりの友達の家。
人の家に行った時に、まず何するっていう。
例えばゴミだらけとか、ずっと閉めきっている室内。
体温も入ってない室内。
窓を開ける。
ですよね。
ってなると、やっぱり空気入れ替える必要もあるじゃないですか。
ってことは、多分笹だったりとか足元の風が遮られてるじゃないですか。
そこから始めたんですって、僕の辺の人たちも。
感覚として。それを股間使って、うちらが今でき得る状況を、
例え話にしたら何かわかるじゃないですか。
って言ったら、やっぱり木の肌つやが変わってきたんですって。
その空間自体が。
もちろん笹には悪いですけど。
風ね。
よく木が三股に生えている木を神様の木みたいな言い方をしたりするんですけど、
あれもただただスピリチュアリズムみたいな話じゃなくて、
やっぱり風をちゃんと避けてくれるんですって。風をけ。三股になると。
だから大切な木だっていうことなんですね。
やっと意味がわかりましたね。
冬前とかに、岩手県北の山盛りの人たちの話らしいですけど、
雪降る前に、例えば、これ黒餅とかですけど、
冬生えてみて初めてわかったんですけど、みんなやっぱり雪でこうなっちゃうんですよ。
って言うと、春起き上がったとしてもちょっと斜めに生えたりとかするわけですよね。
それを防ぐために、たぶんちょっと下ネタですけど、
自分のいつも通り細いやつは冬前に切っちゃう。
そこまで相当なかったんで。
立派な木にするために、やっぱりそういう作業もするんですって。
って言うと、やっぱ謝めることになるじゃないですか。
だからちゃんとこうやるとか、お幹やるとか。
っていうのがすごい大事って言ってました。
なんでそこ大事なんですかね。
やっぱりこの形に対してもじゃないですか、気持ち的に。
だって雪の上、雪馬ってこんなだったら苦しくないですか。
生きてるのに、生き埋めみたいな感覚。
33:01
だったらやっぱり楽にしてあげた方がいいかもしれないじゃないですか。
だからなんかすごいいろんなエッセンスが詰まってるというか。
いや本当そうっすね。
今行ったエリアは、この辺の木をちゃんといただいたやつで、
小屋何個も建てたいなって思ってて。
一人と一人専用の。
ちゃんとこもれるというか。
その中の一つ、ちゃんと僕がコーヒー出せるような小屋にしたくて。
もちろんなんか山のというか、キャンプブームで
なんか牧をくべる人が増えてるとは思うんですけど、
肥料が伸びたりとか。
でもその牧がどっからどういう風に来てるかとか。
こういうとこで切って持って行ってるのは確かじゃないですか。
あまりにもお金のことが価値にある山盛りの人だったら、
全部ハゲ山にする可能性ももちろんあるんですよ。
行ったら何か多分起こるですよ。
そういうキャンプブームももちろん悪いことはないですけど、
本当にこういう落ちてる枝とかでも別にいいわけじゃないですか。
ガンガン燃やすとかじゃなくて、本当に大事に使う。
焚き火も本来は一晩日の入りから次の日の出までの役目ですから。
本来はガンガン食えてゴーゴー燃やすっていうのは、
本当に大事な時にやるべきであって。
自分が一晩過ごすためだったら、この辺の枝とかを拾ってやったら、
自分の本当に必要な身の丈にあった自然からいただくものって分かってくるじゃないですか。
それも多分山に来て一泊するんだったら、
感覚としては養われるかなとも思います。
この辺がこの森の中で結構大きめな。
もともと生えてる。
太いですね。
大きいですね。
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多分いろんなデータが入ってると思うんですけど、この人たちに。
一個ちょっとだけ欲を出すとすれば、
ここから学んだエッセンスとかを街に降りて、何か表現したくなるじゃないですか。
といった時に、僕が今考えているのが、やっぱり木はメディアだと思うんですよ。
多分いろんな情報を蓄積してるじゃないですか。
これだって樹齢何年かわかんないですよ。多分3桁はいってると思うんですけど。
それっていう視点で見たら、
わかんないですけど、木を模倣したクリスタルみたいなやつに昔の写真とかをパッパッパって付けて、
今の現代的なメディアとぶつけようかなみたいな。
芸術としての方法としてはする。
っていう何かいい説もあり。
昔木は水晶でできてたっていう説もあるんですよ。
水晶?
本当にセンジェル火神じゃないかですけど、
アメリカとかで、デビルズタワーってメサとかビュートとか言われてる大地があるんですよ。
岩でできてるっていう。
バックトゥーザフューチャーとかの背景になったりしてるんですけど。
ああ、わかるわかる。
それを細かく見ると、今の科学の説明だと隆起してできたっていう話らしいんですけど、
この構造を見たら、やっぱり六角形の構造でできてるんですって。
細かくミクロで見たら。
この構造が植物なんですって。
植物とかの繊維とかを細かく見ると全部ハニカムでできてる。
だから昔はアメリカのどこかにあるんですよ。水晶化してる木の化石。
ただひょっとしたら、宇宙話ですけど、そのクリスタルを取りに地球に誰かが来て、これを全部切っちゃった。
だから北欧神話とかあって、イブドラシルとか生命の木というか、ある話あるじゃないですか。
39:00
ジャックと豆の木とか。
恐ろしく100キロとかのジャイアントの木があって、ここで人が生活してたとか。
っていうのの残骸だっていう見方をしてる人見て。
でもこういう木のものって、前も喋ったかもしれないですけど、世代を超えれるじゃないですか。
家しかり、木の家具しかり。
ってことはメディアじゃないですか。そのデータを後世に伝えるというか。
だから僕が今ここで山の調査して対処したやつの結果が出るのは僕が死んだ後ですよね。
それって一番の人間の役目というか、やっぱり幸せになるために生きてきてて。
僕自身が今幸せ。もちろん何かありますけど、結局幸せですよ。毎日。
それで満たされているんだったら、やっぱり誰かの幸せをやりたくなるじゃないですか。
そういった場合、ここを使うのがうちの娘なのか誰かわかりませんけど、ちゃんと木があれば生きれるんですよ。
寒くてこの北国だったら、とりあえず冬の暖として使えるじゃないですか。
ちゃんと適切にやっているんだったら、多分今よりももっといい木が育つ。
ダンでもちろん使ってもいいですし、岩手の奥の辺の人たちのところには高級家具メーカーとかの人も買い付けに来るんですって。
やっぱ職人ってそういう扱う職業じゃないですか。これをどういう風に形をこしらえて作るか。
そういったら一本40万円で買いますとかっていう世界なんですね。
そういうのって言うに100年ぐらいは時間を超えられることになるじゃないですか。ちゃんと保管すれば。
だから未来を作る仕事みたいな。
だからちょっとすごいテリトリーとしては、死を選択しなきゃいけない仕事と未来を作るみたいな相反することがここで僕は学べるかなというか。
でも今みたいな3つの軸をできる空間で何かするっていうのはここ以外あんまりできないんじゃないかなとか。
もちろん海とかでもできるかもしれないですけど畑とかでもね。
でも100年200年の差が出る行為ってなかなかできないじゃないですか。
いやー本当そうっすね。
夏になって全然来れてないですけど忙しくなっちゃって。
できれば1年ここでちゃんと過ごしてみたいなって気持ちはもちろんあるんですけど。
42:02
時間の感覚ですよね。
前も何か言ったかもしれないですけどやっぱり時間じゃないですか。
こちらの切り売りしているお金でやり取りしているのは。
そうっすよね。
でこれもこれでまあもちろんいいんですけど杉林。
いいんですけど多分もうちょっと間引いた方がそれぞれ気持ちよく生きれるかなとか。
なんかこう満員電車ってやっぱストレスじゃないですか。
人がいっぱいいすぎるとか。
多分木村あきのりさんも結局山に入って林檎の理論というか入って学んだんで。
やっぱ山だと思うんですよね。学ぶとしたら。
そうですよね。確かに栗の木でしたかな。
結局なんかそれが木村さんの話だとやっぱり自殺しようと思って行ったみたいな話じゃないですか。
それってまさしくこの山とのリズムのアクセスの仕方だと思うんですよ。
結論言ってしまえばこの辺の人に教わったんですけど。
とりあえず死に近づいた方がいろんなことが見えてくるじゃないですか。僕らって多分。
で明日死ぬって分かってて例えば新しい車買うかってならないじゃないですか。
だったら家族と飯食うとか本当に大事な時間として使うはずじゃないですか。
でもそれを死んだらアウトですよ。
だからその死に近づきながらここで過ごすって言ったらやっぱ汗かくしかないんですよ。
もうくたくたになるまで枝拾ったりとかしたらやっぱなんか見えてくるんですよ。
それって結局なんだろうな。本当に樽を知るってことが多分その行いとしては多分。
うわぁ、こんだけしか自分できないんだみたいなさ。
って言うともっとシンプルになるじゃないですか。
樽を知るってことも多分ここでは学べると思います。
もちろん機械化とかでも楽してもいいんですけど、やっぱそれと引き換えに何かを物工しますよ。きっと。
話を聞いたら僕やっぱそんな薪欲しいけど全然切れない。
どれ切っていいかまだ分からないですよね。このパッて見た空間で。
45:03
最後にじゃあここが、なんかここの斜面自体が僕の理想像に近いんですよ。
こっちは本当に多分手入れしてないんですけど、なんかこの一番でっかい木があって、
中くらいの次の順番待ってる子がいて、下に若い子たちがいる。
ああ、山荘なんですね。
で、全く多分手入れしないです。
これがもうただの順番待ちでどんどんサイクルが回ってるというか。
ここまで来たら多分本当に綺麗ですよ。
式折々の感じ方が変わってきますし。
ここまですると多分水もちゃんと綺麗に、だってここ全然抜かってないじゃないですか。
本当だ。
で、全部多分地下に行って、それがいつかどっかで湧き出る。
なるほど。
地下水脈って話ももちろんやっぱあって、おそらく地下沢川とかそっちに川があるんですけど、
そっちの地下で流れ込んでるか、そのまま地下で海で流れてるかわかんないですけど、
結局ここで何かやったことが野辺寺の海まで行くんですよ。
だからもうなんかコーヒー屋っていう範疇超えてるんですけど。
本当だ。
これで3分の1も行ってないですかね。
面白い話です。ありがとうございます。
こちらこそ。
素晴らしいですね、いつもながら。
で、だいたい一周。
一周しましたね。
ありがとうございます。
こちらこそ。
いやーいい話でしたね。
面白い。
っていうのを去年の間に。
一年間でね。
本当に一年間の話してもよかったんですけどね。
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