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一番最初の会社は、そうやって僕が外の景色を見たくなっちゃって、飛び出して行った。
そこは、さっきモリウスさんが言ったみたいに、ものすごく条件いい会社だったの。
時間はもう定時定時だし、残業代は15分から出るし、仕事もそんな難しいことはない。
めちゃくちゃええやんか。
めっちゃ楽ちんだった。
うん。
けど、それこそ仕事内容としては、そこまで山もなければ谷もない。
めちゃくちゃええやん。なんなんそれ。
感じだったのよ。給料もいいしね。
めっちゃええやん。なんで辞めた?
あのね、なんか、すごい、俺このままじゃダメになるなってなったのよ。
えー。
ほんまに手前見そうですけど、その会社で俺が一番できたの。プログラマーとして。
てことは、俺これ以上伸びへんなってなったの。
あー、まあそうか。
目指すものがないから、ここに。
プログラマーとして見たときってことね。会社としてじゃなくて。
じゃなくて、俺個人の能力として。
で、その仕事でそんな尖ったようなものが入ってくるっていう業態というか、やり方ではなかったんで。
もう基本的には手堅いもの、いつもと同じものを作って、いつもと同じ収入を得て、回していくっていう感じだったから。
なんか、なんだろうな、俺が、なんていうんだろう、プログラマーっていう業界から置いていかれてるみたいな感じが出たのよ、自分の中で。
そういう意味では、シュロクマさんの言うような、今の会社に不満がありっていうのを抱えたの。
あー、なるほどね。なかなか贅沢な不満だけどね。
そう、だってもう俺よりできる人入れてくださいっていうことになっちゃうやんか、そうしたら。
なんで、そこを出て、違う会社に行ったんですよ。
でもそこは、なんだろうな、真逆。
え、何社行ったの?1、2、3、4。
え、そうやったっけ?今は独立したのを入れた5社目ってこと?
そうです。
あ、そんなに行ったっけ?
そう。だから、今2社目を出たでしょ?
で、3社目は、だから俺はその時、飢えてたのよ、技術に。
もっともっと俺を使ってくれみたいな感じだったのよ。
だから、確かに給料下がったんですよ、その時。
3社目でね。
そう、転職して。で、下がって、結構下がったのよ。
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で、結構下がって入って、でも全然家帰れないみたいな。
えー、真逆なんだよ、ほんまに真逆。
そう、もう24時間会社電気ついてるみたいなとこ。
行って、みんな机の下に潜って寝るみたいな。
えー、怖っ。
なって行って、そこに、そこはね、俺1年持たんかったのかな、8ヶ月いたのよ。
で、1個プロジェクトのメインプログラマーみたいなところに、
俺、もう入って1週間くらいで据えられて、
で、もう全然知らん人と知らんプロジェクトを、もう三沢さんこれ作ってくださいみたいなんで、
いろいろ調べながら人と話しながらで作って、8ヶ月でなんとか作り上げて、
で、もう完成したのはね、クリスマス前くらいやったんですよ。
で、もうこれで終わりだって言って、もう最後の徹夜でやってて、
夜、会社のちょっと広い休憩室みたいなところがあるんですけど、
そこのソファーで寝たのね、僕。
めちゃくちゃ寒いのよ。真冬のビルで。空調つけててもそこびえするんだよね。
で、自分の体がガタガタ震えて目覚めたの。
もう止めらんないのに震えを。全身がガタガタ震えて、
それでもう目覚めてガタガタするから寝られへんってなって、
で、その時に俺ここにいたら死ぬなと思って。
これはもう無理だ。辞めるしかないと思って、
で、最後の会社に入って、それが実は5社って言ったけど、
要はあれは出戻ったんですよ。
2社目に戻ったってこと?
そう。2社目を飛び出して8ヶ月間違う会社にいて、
すいませんって言って帰ってきたの。
もう帰りなさいと。
で、そこに戻ってから4年くらいいたんですよ。
で、なんで最終的に独立したのかっていうことなんですけど、
もうだから僕は酸いも甘いも経験したんで、もうこの会社は素晴らしいと思ってね。
こんなに自由にして時間も安定してて収入も約束されてる会社を辞めるなんてとんでもなかったと言っておったんですけど、
最終的にここから先は多分枠立ちですごい昔に喋ったかもしれないんですけど、
僕がすごい頑張って仕事をして、お客さんと仲良くなって、
三田村さんにやってほしいんですって指名をもらえるようになっても、
その会社が評価されるんですね、当然。僕が所属している会社。
それがなんか僕は嫌になったんだよね。
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僕が頑張ってるんだけど評価されるのって当然社長だなっていう。
なんでその時に僕が悩んだのが、俺はこの会社好きなんかなっていう。
社長が評価されてるっていうことに俺は喜べるんだろうかっていうところ。
この会社がそれによって大きくなっていってみたいなところのために俺は人生を捧げることができるんだろうかと思って。
それができないなってなって独立したんですよ、僕は。
俺、同僚がいたことないんですよ。
最初の会社も同期って僕一人。
周り全員先輩だったし、転職した先も転職役は僕一人で行くやん。
そりゃそうだね。
だから僕一人でしょ。
だから同僚っていうのが僕いたことないんですよ。
すごいなそれ、なかなかやで。
先輩しかいない。
一緒に仕事をする先輩方でもいいですし、後輩とか。
人間関係をね。
どうです?
でも大事やけど、社風。
会社内に流れてる雰囲気とか、会社の中での善悪の判断基準みたいなものっていうのは入ってからじゃないとわかんない。
あまりに大きい会社に行ったらそこって多分あんまり障壁にならへん気がするんですよ。
もう薄れてるでしょ。
いろんな人もいるだろうし、入ってからどうしても会わないとかだったら異動願いとかを出せるかもしれないし。
中小企業とかに入っちゃうと、村社会ですからほとんど。
一番大きい派閥に嫌われたらもう仕事できないみたいなところがあるから、そういうところ行くんやったら同僚っていうのはすごい大事なんだろうけど、事前に確認が取れないんでね。
そこですよね。
出戻った会社で嫌だなって思ってた時に、そこはちっちゃい会社やったんで、社長と直接僕は話せる機会があったりして。
その時に会社のことを、今こういう現場がこういう風になってる仕組みって直せないんですか?みたいな話をしてた時があって。
前言ったらワンマン社長の会社なんだけど、ちょっと怖い感じなんだけど、話していくと実は全然奥さんに頭上がらへんみたいなところがわかったりとか。
すごい人間味あるんやなみたいなところはあったりしたんで。
それがモイルさんみたいに出てからわかってしまうともうどうしようもない。
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せっかく今の会社に在籍してるので、そこの会社の理念だったりとか、考え方だったりとか。
あとは自分が不満に思ってることをもう変えようがないのかみたいなところを模索してもいいんじゃないかなと思いますし。
いやもうそんなんする気ないんですよこの会社に。僕興味ないんですよ。やったら転職していいと思います。
僕みたいに後になって良かったんだなって思うタイミングが来たとしても、それはそれで割り切るしかないんで、それはある程度の覚悟を持った上でっていうのはあるんでしょうけども。
やりたいことやったらって思います。応援したい気持ちです。
ぜひうまくいってほしいなと思いますよね。