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こんにちは、採用の仕事をして13年、営業のマネージャーをしている、ワーキングマザーのわかまろと申します。
今日は、お正月休みに読んだ、あなたには帰る家がある、という本を読んでですね、女性の働き方の変遷と、今後のアラサー・アラフォー世代が果たすべき枠割り、みたいなものについて考えてみたので、お話をさせていただきたいなと思っております。
今、時代の過渡期、女性もですし、ワークママさんもそうですし、ワークパパさんもですね、時代の過渡期で、結構いろんな変化があると思うんですが、そこから私たちが果たすべき役割もあるよな、みたいなことをこの小説を元に思いましたので、ご興味のある方はお付き合いいただけると幸いです。
あなたには帰る家があると聞いて、ピンと来たと同時にあれれれと思われた方も多いのではないかなと思います。
これはですね、同じタイトルで、2018年にTBSでドラマ化されているんですよね。
それが結構有名なドラマだったので、ご存知の方も多いんじゃないかなと思います。
主演が中谷美希さんで、たまきひろしさん、木村大さん、ゆうすけサンタマリアさんという豪華メンバーがキャストでですね、見たことがあるよっていう風にピンと来られた方もいらっしゃるんじゃないかなと思います。
ただ先ほど、あれれと思われる方もいらっしゃるのではとお話ししましたが、この作品のですね、自体のメインテーマっていうのは不倫なんですよね。
ドラマ自体はですね、私は1,2回くらいしか見てないので、あまりちゃんとガッツリ見てたわけではないんですけど、木村大さんがですね、結構怖いとか、なんかそんな感じで私の周りでは結構話題になってました。
ちょっとここからは少しあらすじを簡単にお話をします。
ちょっとネタバレも含みますので、ちょっと嫌だよっていう方はここで聞くのをストップしていただければと思います。
ざっとしたあらすじとしては、2組の夫婦がいるんですね。
中谷美希さんと玉城いろしさんが夫婦。
木村大さんとゆうすけさんとマリアさんが夫婦という2組のご夫婦がいます。
中谷美希さんはもともと専業主婦だったんだけれども、働きたいと言って外に出ていくんですけど、そこからちょっと夫とギクシャクしていくんですね。
木村大さんは専業主婦で、うまくやっていそうなんだけれども、ある秘密を抱えていると。
玉城いろしさんがですね、住宅メーカーの営業で、ゆうすけさんとマリアさんと木村大さんご夫妻のところに営業に来るんですけども、そこで木村大さんと不倫関係に陥ってしまうっていう話です。
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なので、女性の働き方とかキャリア問題とか、そんなの扱ってたっけなと思われる方もいらっしゃるかなと思うんですよね。
私が今回読んだのがこれの原作でして、全く同じタイトルで、あなたには帰り家があるというタイトルで小説が出ています。
山本文夫さんという方が書かれて小説が出ています。
この小説がですね、1994年なので、今から約30年近く前に出版をされているんですよね。
この話の本筋は不倫なんですけれども、サブテーマですかね、として女性の働き方、働き方についての多様性だったり、苦しみみたいなところが描かれてまして、
ここが30年前の女性たちがどう働いてたかっていうのは、結構ありありと分かる部分があります。
その前に、約30年前、1994年がどんな時代だったのか、女性のキャリア働き方的にどんな時代だったのかと言えるかというと、
まずですね、育児休業法というのが成立したのが1992年なので、この小説が書かれたのは、その育児休業法が成立したばかり2年後の年になります。
1997年、この小説が書かれた3年後に、男女雇用機会均等法と労働法というのが改正というのをされまして、そこで募集だったり採用だったり、配置とか昇進とか教育などにおける差別的な取扱いを禁止というのが出ていますので、
まだまだこの小説が書かれた1994年当時というのは、差別的な扱いというか、性別によって結構差がつけられていた時代だったんじゃないかなというふうに推測ができます。
この小説の中でですね、働く女性というのが数人出てくるんですよね。
例えば、ドラマでは中谷美希さんが演じていた主人公が、途中から私は専業主婦ではなくて働きたいと言って仕事を探し出して、そこに出てくる会社の人とか上司とか、
あとはその主人公のお母さんとかですね、出てきたりするんですけども、あとはドラマでは玉城寛さんが演じていたその主人公の夫の後輩ですね、若い女性が営業で出てくるんですけども、
ドラマでは高橋みやりじゅんさんが演じていらっしゃいましたが、職場に出てくる後輩の若い女性だったりとか、いろんな女性が出てくるんですよね。
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今の時代からすると結構違和感のある場面というのがいくつかその小説の中では出てきまして、その場面というのをちょっと3つご紹介したいなと思います。
まず一つ目は、主人公の夫、不倫をしてしまう夫の上司、会社の上司がですね、役割分担、家庭での役割分担というのは大事だよなというのをすごい言うという場面なんですね。
男は稼いでお金を持ってくると、女は家事をして家を守る。そんな役割分担でうまくいってるんだから、それを崩さなくてもいいのになっていうのをすごい怖高に言うんですよね。
今の時代であればあまり考えづらいというか、結構古いこと言ってるなって思われると思うんですけど、多分結構当時はですね、それが当たり前の認識だったんだなっていうのを思いました。
主人公夫婦も妻側が我儘をやろうとして、仕事と家庭の両立をしようとするんですけども、男側がですね、全然一切何もやろうとしないんですね、家事など。
君が働きたいと言ってるんだから働けばいいけども、俺の方が収入も高いし何もやる気はないよと言ってやろうとしてないんですよね。
両立に妻側の仕事とか地位っていうのを低く見てるっていう場面があって、結構これが印象的でした。
2つ目はですね、ことぶき代謝が当たり前だと思われてるっていう場面があるんですね。
主人公も結婚期に仕事を退職していますし、主人公の夫の後輩、ドラマだと高橋芽林純さんが演じていらっしゃった若手の女性がですね、仕事を辞めたいっていう場面があるんですね。
そんな場面に女性の上司がですね、女なんて適当に働いてことぶき代謝すればいいと思ってるんでしょう、みたいな。
女は仕事に責任感なくていいよな、みたいなことを言われて、これだから女はダメだ、男の担当がいいって言われるよ、みたいなことを結構平気で言われるんですよね。
その平気で言われた挙句に不倫に誘われるっていう、仕事感から存在までとにかくめちゃくちゃ職場での女性が舐められてるなっていう感じの場面があって、そこがすごく印象的でした。
3つ目に印象的だったのが、稼げる女性の職業っていうのがすごく限定されてるっていうことなんですよね。
主人公は収入を得たいと思って探し始めるんですけども、まともに夫と対等に収入を得られそうなものが生命保険のセイリスレディーくらいしか見つからなかった。
主人公の母は看護師なんですよね。
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なので当時の時代廃棄を察するに、看護師の仕事とか、保険の、今はセイリスレディーって言わないですけども、外交員のお仕事くらいしか女性に認められた仕事、収入をたくさん得るっていうのを認められた仕事ってなかったんじゃないかなというふうに思います。
その保険、生命保険の営業で働き始めた時も、なんでそんなに稼がないといけないの?何か事情があるの?離婚するの?みたいなことも聞かれてですね、これも結構今と違うなというふうに思いました。
主人公の夫、住宅メーカーに勤めている夫の後輩の若手の女性も、女性で営業をやってるんですけども、お客さんから女性で営業なんて珍しいね、事務じゃないのあなたみたいなことを平気で言われたりしてるんですよね。
女性方が稼ごうと思ったら看護師かセールスレディーか、営業の若手女子っていうのもすぐことぶき退社すると思われているなというところがあって、今はほぼ他にも選択肢があるのに、結構これもこの時代ならではなのかなというふうに思いました。
この30年前の内容を読んでいて、印象に残ったところ、私が印象に残ったところを3つ挙げたのですが、皆さんはどう思われましたでしょうか。
この30年前から比べると、今では男女平等は当たり前に認知されていますし、キャリア志向の女性の相互職が増えていますよね。
企業ごとにグラデーションは結構ありつつも、育休自体も当たり前になっているので、子どもがいながら働くのは当たり前になりつつあるかなと思います。
ただ、女性管理職比率が低かったりとか、家事分担が女性に偏りがちだったりとか、進歩したなというところもある反面、30年前と全然変わっていないじゃんということも結構あるよなというふうに私は思いました。
この小説の書かれた30年前に20代を過ごした人たちというのは、今は会社の経営者や役員になっていて、会社の法律というか会社のやり方を決めているという場合もありますので、結構アップデートされていないケースも結構あるんじゃないかなというふうに思っています。
なので、若手たち、私たちアラサー時代、アラサーや20代の皆さんの意識というのは、男女共に変わってきていて、それを受け入れる社会の箱というのは変わりつつあるけれども、なかなか30年経ってもなかなか変わっていかない部分というのがあるんだなというのを、この小説を読んでて思いました。
そこから私たちアラサーラフォー世代の果たすべき役割みたいなところについて思いを馳せたんですけども、本当にやっぱりカトッキーだと思うんですよね。
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この30年間で変わってないことが多いようにも見えつつも、先輩のようにワーママの皆さんがいろいろ戦ってきてくれて、後輩のワーママである私たちは比較的働きやすくなってきているというか、
復職も当たり前になってきていたりとか、働きやすくなってきたりするわけです。今後は男性の家庭進出というのが求められてきていて、今後男性も先代の先輩ワーママたちのように苦しい思いをすることが結構あるんじゃないかなと思うんですけども、
私たち女性側も引き続き会社を休むのが言いづらかったりとか、いろいろ両立で苦しむこともあると思いますが、こんな仕事の両立って当たり前のことだと思いますので、そんなことで苦しい思いをするなんていうのは私たちの代でできる限り割にして、
先輩の後輩のワーパパさん、ワーママさんは仲間と働きやすくできる時代っていうのが作れたらいいよなーなんていうふうに思ったりしました。
ということで、今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。皆さんは今日のお話どう思われましたでしょうか。
ここからは余談なんですけれども、このあなたには帰る家があるというのは、もともと不倫の話なんですよね。
不倫ってされたことある方いらっしゃいますかと言って、なんかありますっていうのはあまり言いづらいかなと思うんですけども、
私がですね、20代の頃は周りにですね、結構不倫をしている友達がいたんですよね。
割といたというか、友達の5分の1ぐらい?ちょっとイメージしづらいと思うんですが、
割と既婚者の男性と不倫をしている20代の友達っていうのが結構いた記憶があります。
私自身はですね、不倫の体験っていうのはないんですけども、なんか不倫を誘われたことがあって、
もう馬鹿にするなと思って、結構今でも嫌な思い出なんですけど、そんなことがあったりします。
ただ30代後半になった今、周りの人で不倫してるっていう人ってあんまり聞いたことがないんですよね。
多分年代的にそろそろ何か言いづらいと思っているっていう可能性もありますし、
不倫ができるってことは多分相当暇なんだと思うんですよ。
なので多分私たちが20代の頃にの友達が付き合ってた既婚の男性たちっていうのは結構家庭内で役割も待たずに暇だったんじゃないかなって思ってます。
多分私の周りはですね、今男性も女性も共に結構今家事も育児も仕事もやってる人が多いので、そんな暇ないだろうなーなんていうふうに思ってたりしました。
ということで最後は何の話っていう感じですが、今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。また次回も聞いていただけると幸いです。