00:01
お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
今日も団塊ジュニア女子30代の頃の続きになります。結局ですね、我々が30代だった頃っていうのは、半分の人はね、もうほとんど専業主婦になって、
家庭に入って、家事と育児に専念していた人が半分いて、残りの半分は一応キャリア女性になるんですけれども、このキャリア女性にもですね、すごいグラデーションがあったということをね、ちょっと前回もお話少ししました。
だから、本当に一流企業で、そこそこいいお給料をもらっていたとしても、中でやっている仕事はね、それほど男性たちほどやりがいがあったり、重要な役目を与えてもらえなかった人、もしくは私のようにね、ものすごく忙しくて、やりがいのある仕事をしつつも、別にでもやりがい搾取的な雇用環境で働いていた人、
残りはですね、一応働いているんだけれども、ここはね、本当にグラデーションがありますよね。
結構ね、私が周りで多かったのはね、非正規って言うんですかね、契約社員で働いていた人、あと派遣ですよね。
派遣に登録して、1年契約でね、1年更新で仕事をあちこち行くみたいなね、そういった人もすごく多かったですね。これはね、正社員で入ってしまうと、何かとね、やっぱり女性にとってはね、男性にとっても一緒なんですけれどもね、やっぱり転勤させられたりとか、
あと責任を負わされたりとか、いろいろリスクがあるっていうことでね、この当時は派遣で働くっていうのはね、すごく主流でしたよね。
また、いつ結婚して、家事、育児にシフトを切らなきゃいけないかっていうのもあって、今はね、とりあえずテンポラリーで働くのには派遣が適してるんじゃないかということでね、
派遣という働き方をする人は多かったですね。今はちょっとわかんないですけどね。今は多分でも正社員で働くのが主流なんじゃないですかね。
やっぱり色々選べるのであれば、正社員で働くっていう道をね、ほとんどの人が望んでると思うんですよね。
私たちの頃はね、もう自分たちが望んで、むしろ正社員を望まないというような感じだったんですよね。
これはだから、やっぱりいずれは結婚して、お母さんになりたいっていうね、ここがやっぱり最終ゴールだと思っている人が多かったっていうことの現れだったような気がしますね。
03:04
それと、あとはですね、私たちの世代のもう一つの特徴は、結婚がそれほどいいものじゃないというね、だから半数以上の人は相変わらずやっぱりその条件のいいね、男性を見つけて結婚すると。
で、お母さんになるっていうことがゴールにしている人は、もちろん圧倒多数で多かった反面ですね、やっぱりね、自分たちの親がね、それほど仲のいい夫婦じゃないっていう家庭はね、めちゃくちゃ多かったはずなんですよね。
で、そういうね、自分の両親みたいな結婚はしたくないとかね、あとこのすごい小うるさい両親に教育虐待を受けてた人もすごい多いんですよ。
私たちの世代はね、本当に人数も多かったから、すごい競争も激しくて、女性もね、男性と変わらず、いい高校、いい大学に行けっていうね、親からのプレッシャーはすごくあった世代なんですよね。
だから、ここでね、親にすごい管理されてたんでね、もう一人になりたいっていうね、気楽になりたいっていう願望もね、一方であったような気がするんですよね。
で、私たちの世代よりちょっと前の世代ですね、5歳、6歳上になるのかな?に、坂井潤子さんという作家が、「負け犬の遠吠え」っていうね、すごい大ヒットするエッセイを書いてるんですよね。
これは本当に、「負け犬の遠吠え」っていうね、自略で独身の女性でね、仕事してるんだけれど、結婚も子供も産まない女性のことを、「負け犬の遠吠え」とわざとね、自略で言っているんですけれど、実際はね、坂井潤子さんを象徴するようにね、
すごい高級というか、すごい仕事をできて、坂井潤子さんはもちろんフリーの作家になるわけなんですけれども、でもすごい成功している女性たちなんですよね、一方でね。
で、そういう成功している女性が家庭に縛られずに、自分の給料は全部自分で好きなように使えるというね、そういった層も一定数生まれてるんですよね。
ただ、こんなにね、景気が良かった時代の世代なんでね、坂井潤子さんたちはね、ここからまあ4歳、5歳、6歳下の我々の世代の時にはもう景気が悪くなっているので、こんなにね、いい給料をもらって、悠々自適のシングルみたいな人は結構減ってるはずなんですよね。
なので、バリキャリーでね、独身、昔独身貴族っていうね、そんな言葉もありましたよね。
で、私のね、もう一人すごい、かなりね、管理職まで上り詰めて大手企業でね、結構頑張って働いている友達がいますけれども、彼女なんかももう独身でキャリア女性だとね、それはすごいいじめられてますね、男の人たちからね、お前はいいよねと。
06:16
別に養う家族がいるわけでもないし、独身っていうのは気楽で、結局その親に助けてもらってるんだろうというようなね、ひどいいじめを受けてましたね。だから、なんて言うんでしょうね、そのキャリア女性の中にグラデーションがあって、
前回は大手企業でそこそこいい給料をもらいつつ、彼女が家族を養いながら、若い夫とね、家事、育児を協力してもらいながら、自分が今までだったら男性が担っていた役割ですよね、家族を扶養するという役割を女性の方が受け持つっていうね、
あの人生で、その当時の価値観からいけばね、かなり進歩的というか、変わった生き方とされていた、生き方をした結果ね、今となっては勝ち組だと私は評価してるんですけれど、でもこんな人はね、本当に稀で、独身でずっと仕事してるんだけれども、
非正規とか派遣とかそういった働き方をしている人たち、あとはずっと地味にね、一つの会社で働いているんだけれども、別に特に出世するわけでもね、責任を伴う仕事をさせてもらうわけでもなく、淡々とただ働いているという人が一定数いて、私みたいにやりがいはあるけれども、本当にブラックな環境で仕事しているという層とね、
まあいろいろあるんですけれど、まあ何て言うんですかね、やっぱり何かをね、得れば何かを得られていないっていうね、まあそういう感じですよね。
あとね、もう一つすごく大きなことを思い出しました。このS建設で働いている知人の話を前回しましたけれど、彼女のね、やっぱり信奉的だったもう一つの点が、年下の男性と結婚したことなんですよ。
で、この年下の男性って今も当たり前になりましたけど、私たちが若かった頃は、全然マイナーだったんですね、この選択肢は。もう全然ね、本当に少なかったですね。
もう何て言うんですかね、当然自分よりも収入が高い男の人と結婚するっていうことがもう当たり前だったんでね、そうなるとやっぱり年下ってのはありえない選択になるわけですよね。
もう男性が経済の担い手になるわけなんで、養ってもらうということはですよ、そんな自分よりも年下の男の人っていうのは全く見外になってたんで、あの当時年下の人とね、1歳でもね、すごい年下だねっていう印象でした。
09:16
たまに年下と付き合ってたりね、結婚したりした人とかがいたんですけど、それはね、すごいキーな目で見られるようなね、そういう時代だったんですよ、私たちがまた30代の頃はね。
それが徐々に中年になってくると当たり前になってきて、逆にね、そういう自分たちが中年になった頃に余ってる男性は年下になってくるんでね、なのでようやくハードルが下がってきて、若い男の人でもね、OKになってきたんですけれど、
でも私のね、友達とかでもまだまだ年下はやっぱりどうしてもね、恋愛対象とか結婚対象として見れないっていうね、あの女性たちはね、一定数いまだにいますね、自分がもうおばちゃんになってても、自分よりも年上の男の人がいいっていう人は一定数いるんでね、だからやっぱりあの相変わらず年長の男性のニーズはやっぱりね、あるんですよ。
話を戻すとね、あのだからこういう感じで、そのなんでね、こんなにその不倫がね、私たちの世代は不倫がすごく多かったのかと、それもその今みたいにライトなね、あの背触れの延長線上にあるような不倫じゃなくて、本当に泥沼の不倫でね、あのあわよくば奥さんからね、この男を奪って、自分がその新しい妻のザニーみたいなね、その真剣恋愛みたいなね、あの不倫が多かったんですけれど、
これはね、もう一重に自分と同世代の男の人たちが、その余ってるね、男の人たちっていうのはすごい、あのある意味一人でいてリア充な、そのサブカルでね、もうすっかり満足しきっている、あの結婚願望も恋愛願望もない同世代の男性が多かった。
そしてその会社で働いている分にはね、この同じ段階ジュニアの男性たちっていうのはもう正規のね、あの正社員としても雇ってもらえてなかったんで、まあその女性たちがね、働いている自分たちの司会圏内に同世代の男の人たちがいなかったという、その2つの理由で、まあ同世代同士のカップリングっていうのがね、失敗してるんですよね。
だから早々に結婚願望がある男女が早い段階でね、あの会社とかでね、あの出会ってさっさと結婚していて、あのそういうね、あの適齢期での結婚とか出産のレールに乗ってた人たち以外はね、そういう感じで、まあうまくいかなかったんですよね。
あの別に、あの何度も言うように結婚とそのね、あのお父さんお母さんになる人生がいいと言ってるわけじゃないんですけれども、私たちの世代はね、そのなんかこう、あのそんな意識高くね、あの自分たちで、いやもうね、あの独身で私はもう仕事に生きるわとかね、あの子供の、子供はもうあえて作らないとか、あとそのたとえ結婚してもね、夫婦別姓でお互いそれぞれちゃんと自立した人間として、
12:17
ね、あの生きるわみたいなね、そんな意識がね、あの意識高くね、あの選択した人生だったわけじゃなくて、たまたまあの気がついたら、あの独身のままね、中年のおじさんおばさんになってましたとかね、気づいたらまあその根気を逃してたとか、子供をね、産むタイミングを逃してましたみたいな人すごく多いんですよね。
たまたまなったという感じなんですよ。だからあの今のね、あの3、40代の人見てるともっと計画的なあの感じがしますよね。ちゃんといついつまでには絶対結婚したいとかね、あの何歳までには子供をね、一人二人産んどきたいとかね、すごく計画的で、私たちのね、行き当たりばったりなあの人生観のあの世代とはね、全然そこがあのまず決定的に違うなという気はしますね。
で、流れ流されてね、あの適当に生きてきたんだけれども、慌ててね、今になってね、このままじゃまずいと、それこそその中村さんが言ってるみたいにね、男性はもうこのままだと67歳で死にますよとかね、そういったあのね渋い現実をね、突きつけられて慌てて婚活したりとか、女性も一緒ですよ。
今まで適当に生きてきたけど、やっぱさすがにこのままね、あの一人で死んでいくのは寂しいなとかって言って、40代後半とか50代になってね、慌てて婚活する人も一定数いるという感じなんでね。
で、今からでも全然遅くないのでね、子供さえ諦めれば、10年以降になってからね、あのいいパートナーと巡り合って、あの幸せな結婚したりとかっていうのは、これはこれでいいことなのでね。
まあでも、あの本当にね、子供をいらないっていうね、明確な意思を持ってね、子供を作らなかったり、結婚を今までしなかったっていう人はね、すごい少ないですね。これだけは間違いなく言えるし、私自身もそうですよ。
あのあのまま、私は結構最初の結婚は早かったんで、あのまま普通に結婚してね、あのずっとね専業主婦でいる気は全くなくて、むしろ仕事したかったんですけれど、あまりにもね、やっぱり時代が悪くて望むようなね就職ができなかったんで、先に結婚したっていうだけだったんですけれど。
先に結婚した結果、そのうまくいかなくなって離婚しちゃって、そこからも頑張って仕事見つけるっていう風にちょっと順番が変わっちゃったんですよね。で、子供はね、欲しかったんですよね、ずっとね。だけどたまたま最初の結婚がしくじった後、そこからバリバリ仕事するようになったんで、まあその子供を産むようなチャンスがなかったっていうことはありますね。
15:05
ですけど、私の時代はね、もう子供産んじゃったらアウトでしたからね。やっぱりこれは必然的に、まあ仕事を選んだということになると思いますね、私の場合はね。とてもじゃないけど、子供を産み育てて両立できるような仕事でも環境でもなかったんでね。
はい、まあそんな感じで、まあ私たちの世代は、だからまあこういうふうに両極端に降りやすい世代だったということなんですよ。
まあそれに比べるとね、今の30代の人たちはすごく選択もいろいろできるし、なおかつ私たちの世代のような行き当たりばったりではなくて、非常に計画的に人生をプランニングしている人が多いなという印象ではあるんですけれど、一方でね、すごく迷いも多いし、
選択ができるからといって、個人的な幸せ度とか満足度が向上してないのかなっていう印象もあるのがね、なんでなんだろうなっていうことですよね。
ここに関してはね、私もよくはわからないんですけれど、過去の欧米とか、今現在の韓国とかをね、ちょっと見るとなんとなく思うんですけれど、日本もひどい男尊女卑なんですけれど、100年前のね、例えば欧米とか、今の韓国とかの方がやっぱりもっと日本よりもひどい男尊女卑で、
そこで命がけでね、やっぱり社会運動というかね、して女性の権利を獲得してきている国、そして今の韓国は、別に社会運動までにはなってないにせよ、多くの映画とか小説とかを見てるとね、日本よりも遥かにね、すごい強いプロテストみたいなものを感じますよね。
なのでね、そこまで激しく出てないというかね、中途半端に女性がある意味守られてもきてるんでね、なんとなくこの女性の社会意識とか、そういったものを伴わないまま、その体制だけがね、徐々に女性にとってね、やりやすい体制になってきてるっていうこともね、あるのかなと思ったり、
あとはるき先生が最近の配信で言っておられた教育の失敗という部分もありますよね。やっぱりその個々のね、人間の精神的、教育的、知的レベルが追いついてないまま、なんとなく社会自体はね、女性がいろんな選択ができるような体制になってきてるということもね、
18:04
そこのアンバランスっていうんですかね、自分たちが意識が高くなって成熟してね、精神的に成熟して勝ち取った末に、今のいろんな選択肢があるということではないんですよね。順番が違うということで、なんとなくそこの溝が埋まらないまま、女性たちが今あるのかなとかね、ちょっとすごくうまく言いにくいんですけれど、
私たちもふんわり生きてきたんですけれど、結局いろいろ、私たちが生きてた頃よりも、その仕事と家庭を両立しやすい社会になっている反面、これを自分たちが明確に望んで勝ち取ってきた権利でもなかったりするんで、
なんとなくね、ぼんやりと相変わらずずっと、ぼんやりしているのはね、私たちの世代も今の世代も変わってないんだけれど、生き方がね、選択肢が増えた分、迷いも多くなっているのかなとかね、でも私は何も偉そうなこと言えないんですけれど、自分より若い世代の人が自分が味わったような苦労はしない社会になってほしいなという気持ちでね、ずっと仕事はしてきたっていうのはあるんですよね。
でも悲しいことにですね、現実は同じ会社の30代ワーママから嫌われていじめられているという現実があったりするんですけれど、というわけで、ちょっと思いもかけず長いシリーズになったんですけれども、これからの10年後、20年後、30年後の女性たちがすごい楽しみではあります。
はい、というわけでね、終わります。ごきげんよう。